JP2007195946A - 切り出し部と挿入部を有するパネルグリップ - Google Patents

Abstract

【課題】衝突の衝撃を緩和し、らせん巻きポリウレタンフェルトグリップのような粘着性の感触のグリップを提供する。その上、多様な色つきパネルと挿入部の利用、ゴルフクラブシャフトへの簡単な装着、様々なグリップ分野において様々な材料への置換を可能にする。
【解決手段】ゴルフクラブのシャフトで使用するグリップであって、該グリップは
弾力性のあるアンダーリスティングスリーブ、及び
外表面を画定しかつ切り出し部に外接する第一の部分と、該切り出し部の内部に配置されかつ外表面を含む挿入部とを含む外表面を含むパネルを含んでなり、該第一の部分の外表面と該挿入部の外表面が該パネルの外表面を構成し、かつ、
該パネルの外表面が該グリップの外表面を画定するように、該パネルが該アンダーリスティングスリーブに取付けられているグリップ。
【選択図】図１

Description

本発明はシャフトの改良グリップに関する。特に、本発明はゴルフクラブのシャフトの改良グリップに関する。

出願人は、ゴルフクラブ使用者の筋肉や腕関節への衝突衝撃をうまく減らし、またプレーヤーの手とグリップの間の粘着感も提供する、弾力性のあるグリップを既に開発した。例えば、１９９８年８月２５日に出願人に付与された米国特許第５，７９７，８１３号、２００５年１月１８日に出願人に付与された米国特許第６，８４３，７３２号、および２００５年２月２２日に出願人に付与された米国特許第６，８５７，９７１号を参照のこと。

米国特許第６，２４４，９７５号明細書 米国特許第６，６２７，０２７号明細書 米国特許第６，６９５，７１３号明細書 米国特許第６，８４３，７３２号明細書 米国特許第６，８５７，９７１号明細書

初期のグリップは、ゴルフクラブのシャフトに滑らせかつ接着させるアンダーリスティングスリーブのまわりにらせん状に巻かれるポリウレタン−フェルト帯を利用した。この帯の側部は、重なり合う部分が熱をかけて押し込んで窪ませた補強端で形成されている。このようなグリップが衝突衝撃を十分減らすことが証明されている一方で、この製造は大きな労働力を要し、特にこの帯は特定の圧力パラメータ内でアンダーリスティングスリーブのまわりを手作業で巻かなければならなかった。加えて、アンダーリスティングスリーブのまわりをらせん状に巻かれる帯の隣接する側方端を正確に並べることは困難である。これらの巻きグリップは巻きプロセスの間にねじられる可能性があり、装飾的デザインの表現が限定され、配色も限定される。

出願人の米国特許第６，８５７，９７１号は、現行のらせん状巻きグリップの前述の短所の２つを克服しようとするものであり、その上このようなグリップによって得られる衝撃に対する抵抗性を提供し、同様に粘着性を提供する。具体的には、この発明はアンダーリスティングスリーブの外部形状に対応した構造を有するシングルのポリウレタン−フェルトパネルから構造的に一体のグリップを形成することを開示する。このデザインはねじれの問題を排除する一方で、今日の現代ゴルフ界ではたいへん人気のある複数色の配合設計への対応が限られる。

出願人の米国特許第６，８４３，７３２号は、前述の短所を克服しようとするものであり、その上さらにもとから別個の２層のパネルを複数組込むことにより粘着性を提供する。このようなデザインは、米国特許第６，８４３，７３２号の示唆に基づいて創られたグリップが、シングルパネルグリップや旧式のらせん状巻きグリップでは不可能であった複数色の組合せに対応できるようにする。

このようなグリップが衝突衝撃をうまく減らすことを証明し続ける一方、グリップは装飾的デザインの表現が限定され、配色も限定される。

本発明のゴルフクラブグリップの実施態様は、現行のらせん状巻きグリップおよびシングルパネルグリップの前述の短所を克服し、さらにこのようなグリップによって得られる衝撃に対する同等の抵抗性を提供し、同様に粘着性も提供する。望ましくは、少なくとも１つのシートと切り出し部と挿入部から、構造的に一体のグリップが形成される。

一実施態様はゴルフクラブのシャフトで使用するグリップであり、このグリップは好ましくは弾力性のあるアンダーリスティングスリーブと外表面を有するパネルを含み、第一の部分が外表面を画定しかつ切り出し部に外接し、そしてその切り出し部の内部に挿入部が配置される。この挿入部は外表面を含む。このパネルの外表面は第一の部分の外表面および挿入部の外表面を含む。このパネルの外表面がこのグリップの外表面を画定するように、このパネルはアンダーリスティングスリーブに取り付けられる。

ある実施態様では、この挿入部とこのパネルそれぞれが異なるジュロメーター硬度の材料または配色を含む。

ある実施態様では、このパネルがトップ側部、ボトム側部、第一の実質的に垂直な側部および第二の実質的に垂直な側部を含む。第一と第二の側部が接合されて実質的に垂直な継ぎ目を形成するように、このパネルは好ましくはアンダーリスティングスリーブのまわりに巻かれる。要求はされないが、この第一と第二の垂直な側部は削られ（スカイブされ）てもよい。ある実施態様では、この側部がお互いに平行に削られる。他の実施態様では、この側部がお互いに非平行に削られる。この削られた側部はお互いに隣接してもよくかつ／またはお互いに重なり合ってもよい。このパネルは外表面に摩擦を大きくした模様を含んでもよい。このパネルの部分間の交差部は１以上の接着剤を含んでもよい。

他の実施態様はゴルフクラブのシャフトで使用するグリップであり、このグリップは好ましくは弾力性のあるアンダーリスティングスリーブと、切り出し部とこの切り出し部に隣接する挿入部を有するパネルを含む。このパネルはまた、好ましくは少なくとも切り出し部と挿入部の間の交差部に沿った窪んだ溝を含む。このパネルは好ましくはアンダーリスティングスリーブに取り付けられる。ある実施態様では、この溝は溶かされ、そしてポリウレタンの付着物を含んでもよい。

他の実施態様はゴルフクラブのシャフトで使用するグリップを生産する方法であり、次のステップを含む：弾力性のあるアンダーリスティングスリーブを提供する；外表面を含むシートを提供する；このシート内に切り出し部を形成し、このシートがこの切り出し部に外接する第一の部分を含むようにする；外表面を含む挿入部を提供する；この切り出し部の内部でこの挿入部の位置をあわせる；このシートをこのアンダーリスティングスリーブに取り付け、このシートの外表面がこのグリップの外表面の一部を画定するようにする；この挿入部をこのアンダーリスティングスリーブに取り付け、この挿入部の外表面がこのグリップの外表面一部を画定するようにする。この方法はまた、このシートとこの挿入部を接合してパネルを形成することと、このパネルをこのアンダーリスティングスリーブに取り付けてこのシートとこの挿入部をこのアンダーリスティングスリーブに取り付けることを含む。

さらに他の実施態様はゴルフクラブのシャフトで使用するグリップを生産する方法であり、次のステップを含む：弾力性のあるアンダーリスティングスリーブを提供する；シートを提供する；このシート内に切り出し部を形成する；挿入部を提供する；この挿入部の位置をあわせて、この切り出し部に隣接するようにする；少なくともこの切り出し部とこの挿入部の間の交差部の一部に沿った窪んだ溝を形成する；このシートをこのアンダーリスティングスリーブに取り付ける；そしてこの挿入部をこのアンダーリスティングスリーブに取り付ける。この方法はまた、このシートとこの挿入部を接合してパネルを形成することと、このパネルをこのアンダーリスティングスリーブに取り付けてこのシートとこの挿入部をこのアンダーリスティングスリーブに取り付けることを含む。

他の実施態様はゴルフクラブのシャフトで使用するグリップを生産する方法であり、次のステップを含む：弾力性のあるアンダーリスティングスリーブを提供する；第一の裏地シートを提供する；第二のシートを提供する；この第二シート内に切り出し部を形成する；挿入部を提供する；この第一裏地シートの上にこの第二シートとこの挿入部を配列する；この切り出し部とこの挿入部の間の交差部に沿って、この第二シートとこの挿入部を接合して、パネルを画定する；この裏地シートを取り外す；そしてこのパネルをこのアンダーリスティングスリーブに取り付ける。

他の実施態様は他の衝撃を伝える器具で使用するグリップおよびそのグリップを生産する方法を含む。このグリップは、限定はされないが、例えばテニスラケット、ポロクラブ、ホッケースティック、バドミントンラケット、金槌等を含む。さらにこのようなグリップは使用者の手で掴まれるハンドル部での使用にも適用でき、ここで述べられた発明の特徴は有用かつ有益である。このグリップは、限定はされないが、例えば自転車グリップ、歩行杖、ウェークボードやウォータースキー等で使用される牽引ロープのハンドル、および他のタイプのハンドルを含む。

本発明の実施態様は、特定の圧力パラメータ内でアンダーリスティングスリーブのまわりにらせん状に帯を巻くという重労働を排除するので、現行のらせん状巻きグリップよりかなり低いコストで生産されることが可能である。加えて、実施態様はそれが製造中、あるいはアンダーリスティングスリーブに接着された後のどちらにおいても、ねじれを生じない。出願人の新しいグリップは従来の金型成形されたゴム製グリップに似た外観を望ましく有しており、プロゴルファーやハンディキャップの少ないアマチュアを引きつけるほどであり、また装飾的デザインを適用する範囲の拡大も提供する。さらに、本発明の実施態様はまた複数色の組合せにも対応することができ、ゆえにゴルファーおよび好きなスポーツをするときにスクールカラーを表示したい大学プログラムを引きつける。本発明の実施態様は簡単に導入できる。さらに、本発明の実施態様は我々が多様な材料を多様なグリップ範囲に設置することを可能にする。例えば、１以上の異なる材料を使用者の手とグリップの間でより接触することが予測される箇所、例えば手のひらのグリップと接触する部分やグリップと接触する指のはらの部分のような箇所、に使用することもできる。材料の選択はグリップの多様なパラメータ、例えば粘着感および／または耐久性、を調整するようになされてもよい。

図面類を参照すると、本発明の実施態様であるパネルグリップＧがゴルフクラブＣのシャフトＳＣに取り付けられることが、図４７において示されている。図４８では、本発明の実施態様であるパターグリップＰＧがパターＰＣのシャフトＳＰに取り付けられることが、示されている。ここで残りの図面を参照すると、グリップは挿入部に連結してパネルを形成するシートを有し、その後このパネルは従来構造の弾力性のあるアンダーリスティングスリーブに巻かれ、連結される。本出願全体にわたって、トップという用語はクラブヘッドと反対の、クラブの底端部にもっとも近いところを言及するように使用する。すなわち、ゴルファーがクラブをスイングやストロークしているときにゴルファーに最も近い端部のことである。同様に、ボトムという用語はクラブの太い方の端から最も遠いところを定義するように使用する。

グリップＧは好ましくはパネルＰ（図１３）とアンダーリスティングスリーブＵ（図２０）を含む。図１に示すように、パネルＰは第一シート２と１以上の挿入部（３２，３４，３６，３８，４０）を含む。図示される実施態様では、シート２の第一の部分は切り出し部１２に外接する。シート２の第二の部分は第一の側方の切り出し１４を画定する。シート２の第三の部分は第二の側方の切り出し１６を画定する。シート２の第四の部分はトップ側の切り出し１８を画定する。最後に、図示される実施態様では、シート２の第五の部分はボトム側の切り出し２０を画定する。このシートは、シートの各部分を含み、外表面を画定する。

挿入部３２，３４，３６，３８，４０はそれぞれに切り出し１２，１４，１６，１８，２０に対応した形状とされる。各々の挿入部は外表面を画定する。グリップの外表面はシートの外表面と挿入部の外表面を望ましく含む。刻み目５６と５８は完成したパネルＰの中線を画定する。他の出願や発行済特許で（例えば２００５年１月１８日に公開された米国特許第６，８４３，７３２号）で説明されるように、これらの刻み目、あるいは他の芯出しのための印、はアンダーリスティングスリーブＵの上でパネルＰを配列するために使用される。

図１４を参照すると、パネルＰは好ましくは偏対称なシートと切り出し部の配列を含んでいる。対称的な配列とは、芯出しの刻み目５６と５８を通る描線がパネルＰを２つの等しい、対称な、半分ずつに分けるように、シートと切り出し部が配列されていることである。図示される偏対称な配列では、片側は反対側よりもさらに延びている。図１では、シート２の左側と挿入部３４，３８と４０は左側にさらに延びている。米国特許第６，８４３，７３２号でより詳しく述べられているように、この偏りは平行に削られあるいは切断された側方部に対応するのに有用である。パネルＰの左側を削ると、グリップ外表面を画定するパネル部は、望ましくは、一般に対称的になる。

パネルＰは第一シート２と１以上の挿入部３２，３４，３６，３８，４０と連結することにより形成される。図示される実施態様では、シート２と挿入部３２，３４，３６，３８，４０は、嵌め合うように接触させると、その組み合わせが実質的にパネルＰを形成するような形状とされる。このパネルＰは好ましくは、一般にアンダーリスティング スリーブＵの外表面範囲に対応したサイズにされる。別の実施態様では、一般にアンダーリスティング スリーブＵの外表面範囲に対応したＰを最終的に形成するように、このシートと挿入部は互いに連結され、その後打ち抜き（ダイカット）されるか、さもなければさらなる取り扱いをうける。このような挿入部の形成およびそこで使用される多様な材料は、米国特許出願第１１／１７２，７７０（２００５年７月１日出願）でより詳しく開示されている。

図１はシート２とこれに対応する挿入部３２，３４，３６，３８，４０を図示する。シート２は好ましくは切り出し部１２,１４，１６，１８，２０を含む。シート２は好ましくは大きなシート材料（図示しない）からカットされ、スライスされ、そしてまたは別法により取り除かれて、分離される。シート２はまた当業者に公知の慣行に応じて形成されてもよい。切り出し部１２,１４，１６，１８，２０は好ましくは同様の手段で形成される。

同様に、挿入部３２，３４，３６，３８，４０は好ましくは大きなシート材料から取り除かれ、分離される。シート２と挿入部３２，３４，３６，３８，４０は、有利なように、１以上の異なる特性を持つ材料を含み、そして１以上のそれらの特性の利点を最大にするように配置してもよい。例えば、使用中にグリップの摩耗が増大する箇所があるかもしれない。切り出し部は戦略的に摩耗の増大する範囲に配置されてもよく、対応する挿入部がこの範囲に配置されてもよい。これらの挿入部は強度、耐久度またはジュロメーター硬度を増加した材料を含んでよく、これによりグリップのこの範囲に与えられる力を吸収するためにより適したものにできる。当業者であれば上記の内容から分かるように、これらの挿入部は異なるレベルの粘着性を有してもよく、そしてこの挿入部は粘着性に基づいて選択されてもよい。

また異なる色の範囲を含むことも望ましいかもしれない。そのような場合、切り出し部が形成され、対応した形状の挿入部がこれらの箇所に異なる色で使用されてもよい。図１３で図示されるように、パネルＰは摩擦を大きくする模様を１以上含んでもよい。シート２あるいは挿入部３２，３４，３６，３８，４０は、パネルＰを形成する前にこれらの摩擦を大きくする模様を１以上含んでもよく、あるいはパネルＰが形成された後にこれらの模様を含むように取り扱われてもよい。前者の場合、大きなシートから構成部品がカットされる時にこの模様は形成されてもよく、あるいは別の段階で模様が形成されてもよい。これらの異なる色は同等の物理的特性を有する切り出し部で使用されてもよく、および／または、同等の物理的特性を有する切り出し部が同じ色を共有してもよい。

またパネルＰは好ましくは多重層を含む。図３を参照すると、一実施態様では、パネルＰは、内側強度層４と外側触覚層６を含んでいる、シート２および挿入部３２，３４，３６，３８，４０を含む。好ましくは、外側触覚層６はポリウレタンを含む。ポリウレタン以外の材料を使用し、そしてさらにいくつかの長所を得ることができる。特に、他の高分子化合物が外側の層を創るために使用され、そしていくつかの長所を得ることができる。さらに、ここで開示される発明から逸脱することなく、外側触覚層６の外表面に、防水コーティングのような付加材料が与えられてもよい。内側強度層４は好ましくはフェルトを含む。代わりの本発明の実施態様は、フェルトの代わりにまたはそれと共に、他の布または織物の層を使用してもよい。別の実施態様では、この内側強度層４が高分子、より好ましくはエチルビニルアセテート（ＥＶＡ）を含んでもよい。

この内側強度層４の外表面は、好ましくは外側触覚層６の内表面に結合される。本開示の目的に対して、「結合」の定義は広い意味を有するよう意図され、一般に理解される「結合、接着、固定、取付、縫付、連結、糊付」の定義も含んでいる。ポリウレタンが外側層６に使用されると、このようなポリウレタンは好ましくは凝固され、気孔を画定する（図示されない）。このポリウレタンは凝固され内側強度層４に直接結合されてもよく、あるいはまず中間層に凝固し（図示されない）、それから内側強度層４に取り付けられてもよい。このようなプロセスは例えば米国特許出願１１／１７２，７７０でより詳しく説明されている。

図６、７を参照すると、シート２と挿入部３２，３４，３６，３８，４０は、好ましくは裏地シート６０の上に配列される。裏地シート６０は好ましくは接着剤６１を被覆したプラスチックである。この使用される接着剤６１は好ましくはシートと挿入物の相対的な位置を維持するのに十分強固である。しかしながらそれは好ましくは、パネルＰをアンダーリスティングスリーブＵに結合する前に取り外せる。ある実施態様では、図１６に示されるように、シートと挿入物が接合された後に、裏地シート６０が取り外される。かわりに、裏地シートが、グリップに留まることを意図した材料の薄い層を含んでもよい。例えば、フェルトの薄いシートまたは他の強度材料が使用され、永久にシート２と挿入部３２，３４，３６，３８，４０の背面に接合されるかまたは結合されてもよい。

図６で示されるように、シート２と挿入部３２，３４，３６，３８，４０は好ましくは裏地シート６０の上に配列される。図７〜９で示されるように、シートと挿入部は好ましくは、各々の側方部が互いに接触して交差部６２を形成するように、裏地シート６０によって所定の位置が保たれている。これらの交差部６２は、挿入部の側方部をシートの側方部と結合するまたは接合するための、１以上の接着剤を含んでいてもよい。複数層のパネルが望まれ、かつ内側層がフェルトを含む場合、化学式トルエン（Ｃ_６Ｈ_５ＣＨ_３）、エチルアセテート（Ｃ_４Ｈ_８Ｏ_２）、メチルエチルケトン（Ｃ_４Ｈ_８Ｏ）およびアセトン（Ｃ_３Ｈ_６Ｏ）を含む接着剤が、フェルトの層の間で、少なくとも交差部の一部に沿って使用される。ポリウレタン製の外側層が使用される場合、このポリウレタン層の間の、少なくとも交差部の一部に沿う接着剤はポリウレタン付着物であってもよい。

図１０〜１４で示されるように、金型Ｍが好ましくは使用され、パネルＰの外表面上に摩擦を大きくする模様を形成する。このような摩擦を大きくする模様の一例を図１２に示す。図１５に詳細に示されるように、また金型Ｍは、シート２と挿入部３２，３４，３６，３８，４０の間の交差部６２の一部または全縁に沿って、溝６４を形成する。この金型Ｍは好ましくは熱を利用して、パネルＰの外表面の一部を溶かす。ポリウレタンが使用される場合、ポリウレタンが挿入部の外表面とシートの外表面を接合し、単一のパネルＰを形成するように、この熱が好ましくはポリウレタンを交差部６２に沿って溶かす。

他の特許、例えば米国特許第６，８４３，７３２号、で説明されるように、付加的なポリウレタン付着物は交差部６２に沿って配置されてもよい。溝６４がパネルＰに、あるいは交差部６２の外表面の一部または全縁に沿って形成される場合、この付加的な付着物は溝６４の一部または全体に配置されてもよい。先に開示したように、このグリップの表面が十分滑らかになるように、この付着物はバフ研磨されてもよいし、さもなければ平滑化されてもよい。もうひとつの方法として、この付着物は平滑化しなくてもよい。

シート２と挿入部３２，３４，３６，３８，４０が接合され、パネルＰを形成すると、図１６に示されるように裏地シート６０は取り外されてもよい。図１７〜４８は、パネルＰの更なる取り扱い、およびグリップＧまたはパターグリップＰＧを形成するようにそれぞれアンダーリスティングＵまたはパターアンダーリスティングＰＵへの適用を示す。

１以上の挿入部でらせん状巻きグリップを形成するために、同様の方法を採用してもよい。加えて、１以上の挿入部が切り出し部の内部に配置されてもよい。このような実施態様では、２以上の挿入部がそのように配置されてもよく、例えば切り出し部１２に挿入部３２を置き換えてもよい。

図１７〜１９に示されるように、パネルＰの側方部が好ましくは削られる。図１７、１８より第一および第二の側方部の削りは互いに平行になされることに注意すべきである。このような削り方を有利に利用して、図２９〜３１に示されるように、長手方向に削った第一および第二の側方部が実質的に長手方向に重なり合う交差部を形成してもよい。もうひとつの方法として、図１９に示されるように、パネルＰのトップ側とボトム側を削るのと同じ方法で、パネルＰの第一および第二の側方部が非平行に削られてもよい。非平行な長手方向の側方端部ゆえに、実質的な長手方向の交差部はこの端部を重ね合わせることによって形成されてもよい。もうひとつの方法として、この交差部は縫い合わされてもよいし、あるいは接合されてもよい。

一般にパネルＰの外表面はグリップＧを使用する人の手と直接に接触する。しかしながら、当業者であれば分かるように、パネルＰに付加的なコーティング層が含まれていてもよい。本発明の実施態様となるグリップの外表面も、この表面を保護し、そこに粘着性を付加し、そこの耐久性を増すために、ブラシ、ノズル、スプレー、あるいは同等の方法でポリウレタンおよび／または他の材料（示されない）の薄い層を、全体的にまたは部分的に、被覆してもよい。切り出し部と挿入部によって創られるパネルＰの外表面の模様の一部または全部が目に見える状態を保つために、この付加的なコーティング層は好ましくは透明、または半透明である。パネルＰの部分がこの付加的なコーティング層を通じて観測可能であるかぎり、この付加的なコーティング層は幾分か不透明であってもよい。付加的なコーティング層がグリップの外表面上に含まれている場合、この層は、当業者に公知の摩擦を大きくする模様で、さらに大きくしてもよい。この付加的なコーティング層は、先に形成されたグリップＧに組み込まれてもよく、あるいはアンダーリスティングスリーブＵに取り付ける前のパネルＰに適用されてもよい。この付加的なコーティング層が使用される場合、使用者の手はグリップの外表面よりむしろこの付加的なコーティング層と直接に接触する。しかしながら、この付加的なコーティング層が含まれる時であっても、パネルＰの外表面がグリップの外表面とみなされる。

このゴルフクラブの実施態様は前述された現行の巻きグリップやシングルパネルグリップを超えた長所を提供する。加えて、このようなグリップは、プロゴルファーやハンディキャップの少ないゴルファーに親しまれる、金型成形された、ワンピースのグリップの外観を有する。このようなゴルファーの一部は伝統的でない巻きクラブグリップを使うことを嫌がるが、彼らはこれらの実施態様を構造的に一体のグリップでプレイすることは厭わない。なぜならこのようなグリップは巻きグリップの衝撃吸収性、粘着性を提供するからである。さらに、多くの個人ゴルファー、高校、大学およびプロチームは、快適性、耐久性あるいはエンボス塗装による粘着性を犠牲にせずに、ゴルフグリップにチームカラーを加えることにより得られる仲間意識や統一を好む。これらの実施態様はゴルフクラブやパターのグリップに複数色を適用させることもでき、チームおよび個人がかつてなかった方法で彼らの精神や情熱を表現することを可能にする。

当然のことながら、前述は本発明の原理を説明したものにすぎず、多様な変更、改変、組合せは、本発明の範囲および精神を逸脱することなく、当業者により可能である。

本発明のさらなる対象、特徴、利点は本発明の実施態様を解説する付随する図とともに前述の詳細な記述によって明らかにされる。

図類の全体にわたって、図示された実施態様の同様の特徴、要素、部品、部分を示すために、類似の参照番号や文字が一般に使用される。さらに、この主たる発明は、図類に関連して詳述され、図示された実施態様との関係でそのように詳述されている。添付の請求項で定義される主たる発明の真の範囲と精神を逸脱することなく、記載された実施態様に対して変化と変更が可能であることが意図されている。
一実施態様による、パネルグリップで使用される第一シートと挿入部の正面、背面図である。 図１の指示線２−２に沿った垂直断面図である。 図２で指示された囲み範囲３の拡大図である。 一実施態様による、パネルグリップで使用される裏地シートの前面図である。 図４の指示線５−５に沿った垂直断面図である。 一実施態様による、裏地シートと連結される第一シートと挿入部の斜視図である。 一実施態様による、パネルの斜視図である。 図７の指示線８−８に沿った垂直断面図である。 図８で指示された囲み範囲９の拡大図である。 一実施態様による、パネルグリップのパネル構成部の形成に利用できる金型を示す垂直断面図である。 図１０で指示された囲み範囲１１の拡大図である。 図１０および１１で示される金型で形成しうる模様の拡大図である。 一実施態様による、パネルグリップのパネル構成部の前面図である。 図１３で指示された囲み範囲１４の拡大図である。 図１４の指示線１５−１５に沿った垂直断面図である。 一実施態様による工程中の、パネルグリップのパネル構成部の垂直断面図である。 パネル構成部の第一の長手方向の側面が一実施態様により削られているところ示す側面図である。 パネル構成部の第二の長手方向の側面が一実施態様により第一の側面に対して平行に削られているところを示す側面図である。 実施態様であるパネル構成部のトップおよびボトムが互いに非平行に削られているところを示す側面図である。 一実施態様による、パネルグリップのアンダーリスティングスリーブ構成部前面図である。 図２０の指示線２１−２１に沿った垂直断面図である。 図２１で指示された囲み範囲２２の拡大図である。 図２１で指示された囲み範囲２３の拡大図である。 一実施態様によるパネルグリップのパネル構成部に適用される接着剤を示す背面図である。 一実施態様によるアンダーリスティングスリーブの外装に適用される接着剤を示す前面図である。 一実施態様によるアンダーリスティングスリーブに連結されるパネル構成部を示す背面図である。 一実施態様によるアンダーリスティングスリーブに連結されるパネル構成部の別の工程を示す背面図である。 一実施態様によるアンダーリスティングスリーブに結びつけられるパネル構成部の背面図である。 図２６の指示線２９−２９に沿った断面図である。 図２７の指示線３０−３０に沿った断面図である。 図２８の指示線３１−３１に沿った断面図である。 図２８で指示された囲み範囲３２の拡大図である。 図２８で指示された囲み範囲３３の拡大図である。 一実施態様による、パネルグリップの形成に利用できる金型を示す水平方向の側面図である。 図３４の指示線３５−３５に沿った垂直断面図である。 図３５で指示された囲み範囲３６の拡大図である。 一実施態様によるパネルグリップの前面図である。 一実施態様によるパネルグリップの側面図である。 一実施態様による、パネルグリップのアンダーリスティングスリーブ構成部の正面側の斜視図である。 図３９で示されるアンダーリスティングスリーブの側面図である。 図３９の指示線４１−４１に沿った断面図である。 図４０の指示線４２−４２に沿った垂直断面図である。 図４０の指示線４３−４３に沿った垂直断面図である。 一実施態様によるグリップの正面側の斜視図である。 図４４に示されるグリップの背面図である。 図４４の指示線４６−４６に沿った断面図である。 一実施態様による、パネルグリップを備えたゴルフクラブの斜視図である。 一実施態様による、パネルグリップを備えたゴルフクラブの斜視図である。

Claims (52)

1. ゴルフクラブのシャフトで使用するグリップであって、該グリップは
   弾力性のあるアンダーリスティングスリーブ、及び
   外表面を画定しかつ切り出し部に外接する第一の部分と、該切り出し部の内部に配置されかつ外表面を含む挿入部とを含む外表面を含むパネルを含んでなり、該第一の部分の外表面と該挿入部の外表面が該パネルの外表面を構成し、かつ、
   該パネルの外表面が該グリップの外表面を画定するように、該パネルが該アンダーリスティングスリーブに取付けられているグリップ。
2. 請求項１に記載されたグリップであって、該挿入部と該第一の部分が異なるジュロメーター硬度の材料を含んでなるグリップ。
3. 請求項１に記載されたグリップであって、該挿入部と該第一の部分が異なる配色を含んでなるグリップ。
4. 請求項１に記載されたグリップであって、該パネルがさらにトップ側部、ボトム側部、第一の実質的に垂直な側部および第二の実質的に垂直な側部を含み、該第一と第二の側部が接合されて実質的に垂直な継ぎ目を形成するように、該パネルが該アンダーリスティングスリーブのまわりに巻かれているグリップ。
5. 請求項１に記載されたグリップであって、さらに該切り出し部と該挿入部の間に接着剤の付着物を含んでなるグリップ。
6. 請求項１に記載されたグリップであって、さらに該切り出し部と該挿入部の間に少なくとも２つの異なる接着剤の付着物を含んでなるグリップ。
7. 請求項１に記載されたグリップであって、該パネルが該アンダーリスティングスリーブに接着されているグリップ。
8. 請求項１に記載されたグリップであって、該グリップの外表面がさらに摩擦を大きくする模様を含んでなるグリップ。
9. 外表面を含みかつゴルフクラブのシャフトで使用するグリップの生産方法であって、該方法は次の工程、すなわち：
   弾力性のあるアンダーリスティングスリーブを提供する；
   外表面を含むシートを提供する；
   該シート内に切り出し部を形成し、該シートが該切り出し部に外接する第一の部分を含むようにする；
   外表面を含む挿入部を提供する；
   該切り出し部の内部で該挿入部の位置をあわせる；
   該シートの外表面が該グリップの外表面の一部を画定するように、該シートを該アンダーリスティングスリーブに取り付ける；
   該挿入部の外表面が該グリップの外表面の一部を画定するように、該挿入部を該アンダーリスティングスリーブに取り付けることを含んでなる方法。
10. 請求項９に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該シートと該挿入部を接合してパネルを形成すること、そして
    該パネルを該アンダーリスティングスリーブに取り付けて、それによって該シートと該挿入部を該アンダーリスティングスリーブに取り付けることを含んでなる方法。
11. 請求項９に記載された方法であって、シートと挿入部を提供する該工程がさらに異なるジュロメーター硬度の材料を含むシートと挿入部を提供することを含んでなる方法。
12. 請求項９に記載された方法であって、シートと挿入部を提供する該工程がさらに異なる配色を含むシートと挿入部を提供することを含んでなる方法。
13. 請求項９に記載された方法であって、該シートがさらにトップ側部、ボトム側部、第一の実質的に垂直な側部および第二の実質的に垂直な側部を含み、該方法がさらに次の工程、すなわち：
    該第一と第二の側部が接合されて実質的に垂直な継ぎ目を形成するように、該シートを該アンダーリスティングスリーブのまわりに巻くことを含んでなる方法。
14. 請求項１３に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該継ぎ目に沿って、該垂直側部を接着することを含んでなる方法。
15. 請求項９に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該切り出し部と該挿入部の間に接着剤を提供することを含んでなる方法。
16. 請求項９に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該切り出し部と該挿入部の間に第一の接着剤を提供すること、そして
    該切り出し部と該挿入部の間に第二の接着剤を提供することを含んでなる方法。
17. 請求項９に記載された方法であって、該シートと挿入部をアンダーリスティングスリーブに取り付ける工程がさらに、該シートと該挿入部を該スリーブに接着することを含んでなる方法。
18. 請求項９に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該グリップの外表面に摩擦を大きくする模様を形成することを含んでなる方法。
19. ゴルフクラブのシャフトで使用するグリップであって、該グリップは
    弾力性のあるアンダーリスティングスリーブ、及び
    切り出し部を画定する第一の部分と、該切り出し部に隣接する挿入部と、少なくとも該切り出し部と該挿入部の間の交差部の一部に沿った窪んだ溝とを含むパネルを含み、そして
    該パネルが該アンダーリスティングスリーブに取り付けられているグリップ。
20. 請求項１９に記載されたグリップであって、該溝が溶かされたグリップ。
21. 請求項１９に記載されたグリップであって、該溝がさらにポリウレタンの付着物を含んでなるグリップ。
22. 請求項１９に記載されたグリップであって、該挿入部と該第一の部分が異なるジュロメーター硬度の材料を含んでなるグリップ。
23. 請求項１９に記載されたグリップであって、該挿入部と該第一の部分が異なる配色を含んでなるグリップ。
24. 請求項１９に記載されたグリップであって、該パネルがさらにトップ側部、ボトム側部、第一の実質的に垂直な側部および第二の実質的に垂直な側部を含み、該第一と第二の側部が接合されて実質的に垂直な継ぎ目を形成するように、該パネルが該アンダーリスティングスリーブのまわりに巻かれているグリップ。
25. 請求項２４に記載されたグリップであって、該継ぎ目がさらに溝を含んでなるグリップ。
26. 請求項２５に記載されたグリップであって、該継ぎ目に沿った溝がさらにポリウレタンの付着物を含んでなるグリップ。
27. 請求項２４に記載されたグリップであって、該垂直な側部が接着剤によって接合されているグリップ。
28. 請求項１９に記載されたグリップであって、さらに該切り出し部と該挿入部の間に接着剤の付着物を含んでなるグリップ。
29. 請求項１９に記載されたグリップであって、さらに該切り出し部と該挿入部の間に少なくとも２つの異なる接着剤の付着物を含んでなるグリップ。
30. 請求項１９に記載されたグリップであって、該パネルが該アンダーリスティングスリーブに接着されているグリップ。
31. 請求項１９に記載されたグリップであって、該グリップがさらに摩擦を大きくする模様を含む外表面を含んでなるグリップ。
32. ゴルフクラブのシャフトで使用するグリップの生産方法であって、該方法は次の工程、すなわち：
    弾力性のあるアンダーリスティングスリーブを提供する；
    シートを提供する；
    該シート内に切り出し部を形成する；
    挿入部を提供する；
    該挿入部の位置をあわせて、該切り出し部に隣接するようにする；
    少なくとも該切り出し部と該挿入部の間の交差部の一部に沿った窪んだ溝を形成する；
    該シートを該アンダーリスティングスリーブに取り付ける；そして
    該挿入部を該アンダーリスティングスリーブに取り付けることを含んでなる方法。
33. 請求項３２に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該シートと該挿入部を接合してパネルを形成すること、そして
    該パネルを該アンダーリスティングスリーブに取り付けて、それによって該シートと該挿入部を該アンダーリスティングスリーブに取り付けることを含んでなる方法。
34. 請求項３２に記載された方法であって、該溝を形成する工程がさらに熱を利用して該シートと該挿入部の一部を溶かすことを含んでなる方法。
35. 請求項３２に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    少なくとも該溝部分に沿ってポリウレタンの付着物を提供することを含んでなる方法。
36. 請求項３２に記載された方法であって、シートと挿入部を提供する該工程がさらに異なるジュロメーター硬度の材料を含むシートと挿入部を提供することを含んでなる方法。
37. 請求項３２に記載された方法であって、シートと挿入部を提供する該工程がさらに異なる配色を含むシートと挿入部を提供することを含んでなる方法。
38. 請求項３２に記載された方法であって、該シートがさらにトップ側部、ボトム側部、第一の実質的に垂直な側部および第二の実質的に垂直な側部を含み、該方法がさらに次の工程、すなわち：
    該第一と第二の側部が接合されて実質的に垂直な継ぎ目を形成するように、該シートを該アンダーリスティングスリーブのまわりに巻くことを含んでなる方法。
39. 請求項３８に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該継ぎ目に沿って、該垂直側部を接着することを含んでなる方法。
40. 請求項３２に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該切り出し部と該挿入部の間に接着剤を提供することを含んでなる方法。
41. 請求項３２に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該切り出し部と該挿入部の間に第一の接着剤を提供すること、そして
    該切り出し部と該挿入部の間に第二の接着剤を提供することを含んでなる方法。
42. 請求項３２に記載された方法であって、該シートと挿入部をアンダーリスティングスリーブに取り付ける工程がさらに、該シートと該挿入部を該スリーブに接着することを含んでなる方法。
43. 請求項３２に記載された方法であって、該グリップがさらに外表面を含み、そして該方法がさらに次の工程、すなわち：
    該グリップの外表面に摩擦を大きくする模様を形成することを含んでなる方法。
44. ゴルフクラブのシャフトで使用するグリップの生産方法であって、該方法は次の工程、すなわち：
    アンダーリスティングスリーブを提供する；
    第一の裏地シートを提供する；
    第二のシートを提供する；
    該第二シート内に切り出し部を形成する；
    挿入部を提供する；
    該第一裏地シートの上に該第二シートと該挿入部を配列する；
    該切り出し部と該挿入部の間の交差部に沿って、該第二シートと該挿入部を接合して、パネルを画定する；
    該第一裏地シートを取り外す；そして
    該パネルを該アンダーリスティングスリーブに取り付けることを含んでなる方法。
45. 請求項４４に記載された方法であって、第二のシートと挿入部を提供する該工程がさらに異なるジュロメーター硬度の材料を含むシートと挿入部を提供することを含んでなる方法。
46. 請求項４４に記載された方法であって、第二のシートと挿入部を提供する該工程がさらに異なる配色を含むシートと挿入部を提供することを含んでなる方法。
47. 請求項４４に記載された方法であって、該パネルがさらにトップ側部、ボトム側部、第一の実質的に垂直な側部および第二の実質的に垂直な側部を含み、該方法がさらに次の工程、すなわち：
    該第一と第二の側部が接合されて実質的に垂直な継ぎ目を形成するように、該パネルを該アンダーリスティングスリーブのまわりに巻くことを含んでなる方法。
48. 請求項４７に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該継ぎ目に沿って、該垂直側部を接着することを含んでなる方法。
49. 請求項４４に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該切り出し部と該挿入部の間に接着剤を提供することを含んでなる方法。
50. 請求項４４に記載された方法であって、さらに次の工程、すなわち：
    該切り出し部と該挿入部の間に第一の接着剤を提供すること、そして
    該切り出し部と該挿入部の間に第二の接着剤を提供することを含んでなる方法。
51. 請求項４４に記載された方法であって、該パネルをアンダーリスティングスリーブに取り付ける工程がさらに、該パネルを該スリーブに接着することを含んでなる方法。
52. 請求項４４に記載された方法であって、該グリップがさらに外表面を含み、そして該方法がさらに次の工程、すなわち：
    該グリップの外表面に摩擦を大きくする模様を形成することを含んでなる方法。

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