JP2007161597A - 毛髪洗浄料 - Google Patents
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Abstract
【課題】仕上がりの感触に非常に優れる毛髪洗浄料を提供する。
【解決手段】(A)下記一般式(1)で示される反応性シリコーン系ブロック共重合体、(B)ガラクトマンナンの水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性ガラクトマンナン、及び(C)N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤を配合した毛髪洗浄料。カチオン変性ガラクトマンナンは、カチオン変性ローカストビーンガム及び/又はカチオン変性フェヌクリークガムであることが好適である。
【選択図】 なし
【解決手段】(A)下記一般式(1)で示される反応性シリコーン系ブロック共重合体、(B)ガラクトマンナンの水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性ガラクトマンナン、及び(C)N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤を配合した毛髪洗浄料。カチオン変性ガラクトマンナンは、カチオン変性ローカストビーンガム及び/又はカチオン変性フェヌクリークガムであることが好適である。
【選択図】 なし
Description
本発明は毛髪洗浄料、特に仕上がりの感触の改善に関する。
現在、シャンプーには、洗髪時あるいは洗髪後の毛髪の縺れを防ぎ、柔軟性や滑らかさなどのコンディショニング特性を与えるためにコンディショニング剤が配合されている。
例えば、特許文献1〜2には、コンディショニング剤として、特定の反応性シリコーン系ブロック共重合体を配合すること、この反応性シリコーン系ブロック共重合体を配合した毛髪洗浄料は起泡性、洗浄性、滑らかさ、櫛通り、ボリューム感、バルキー感、しっとり感などが良好であることが記載されている。
しかしながら、その仕上がりの感触については完全なものとは言えず、さらなる改良が望まれていた。
特開平9−151119号公報
特開2002−179535号公報
例えば、特許文献1〜2には、コンディショニング剤として、特定の反応性シリコーン系ブロック共重合体を配合すること、この反応性シリコーン系ブロック共重合体を配合した毛髪洗浄料は起泡性、洗浄性、滑らかさ、櫛通り、ボリューム感、バルキー感、しっとり感などが良好であることが記載されている。
しかしながら、その仕上がりの感触については完全なものとは言えず、さらなる改良が望まれていた。
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、その目的は、優れた使用感、特に仕上がりの感触に非常に優れる毛髪洗浄料を提供することである。
前記課題を達成するために、本発明者等が鋭意検討を行った結果、毛髪洗浄料において反応性シリコーン系ブロック共重合体とカチオン変性ガラクトマンナンとを併用すると、毛髪に重厚感のあるベルベットのような特異的な感触の仕上がりが得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明にかかる毛髪洗浄料は、下記成分(A)〜(C)を含むことを特徴とする。
すなわち、本発明にかかる毛髪洗浄料は、下記成分(A)〜(C)を含むことを特徴とする。
(A)下記一般式(1)で示される反応性シリコーン系ブロック共重合体。
[式(1)中、R1は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基である。
Xは式−R3Z(R3は直接単結合又は炭素原子数1〜20の2価炭化水素基である。Zはアミノ基含有基、アンモニウム基含有基、またはエポキシ基含有基である)で示される反応性官能基である。
R2はR1またはXで定義された何れかの基を表す。
nは2〜4の整数である。
aは少なくとも2の整数であり、bは少なくとも1の整数であり、cは少なくとも4の整数であり、dは少なくとも2の整数である。
Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子に、そして酸素原子によってポリオキシアルキレンブロックに結合している2価の有機基を表す。
シロキサンブロックの平均分子量は約250〜約10,000であり、各ポリオキシアルキレンブロックの平均分子量は約200〜約10,000であり、シロキサンブロックは共重合体の約25〜約95質量%を構成し、ブロック共重合体は少なくとも約1,000の平均分子量を有する。]
(B)ガラクトマンナンの水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性ガラクトマンナン。
(C)N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤。
Xは式−R3Z(R3は直接単結合又は炭素原子数1〜20の2価炭化水素基である。Zはアミノ基含有基、アンモニウム基含有基、またはエポキシ基含有基である)で示される反応性官能基である。
R2はR1またはXで定義された何れかの基を表す。
nは2〜4の整数である。
aは少なくとも2の整数であり、bは少なくとも1の整数であり、cは少なくとも4の整数であり、dは少なくとも2の整数である。
Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子に、そして酸素原子によってポリオキシアルキレンブロックに結合している2価の有機基を表す。
シロキサンブロックの平均分子量は約250〜約10,000であり、各ポリオキシアルキレンブロックの平均分子量は約200〜約10,000であり、シロキサンブロックは共重合体の約25〜約95質量%を構成し、ブロック共重合体は少なくとも約1,000の平均分子量を有する。]
(B)ガラクトマンナンの水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性ガラクトマンナン。
(C)N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤。
本発明の毛髪洗浄料において、(B)のカチオン変性ガラクトマンナンが、カチオン変性ローカストビーンガム及び/又はカチオン変性フェヌクリークガムであることが好適である。
また、(C)のN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤が、N−アシル−N−メチルタウリンタウリン塩又はN−アシル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリン塩であることが好適である。
また、(C)のN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤が、N−アシル−N−メチルタウリンタウリン塩又はN−アシル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリン塩であることが好適である。
本発明によれば、特定の反応性シリコーン系ブロック共重合体と特定のカチオン変性ガラクトマンナンとを毛髪洗浄料に配合することにより、仕上がりの毛髪に重厚感のあるベルベット様の感触を付与することができる。
<反応性シリコーン系ブロック共重合体>
成分(A)の反応性シリコーン系ブロック共重合体は、前記一般式(1)で示される。
式(1)において、R1は互いに独立して脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基である。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、ドデシル基、フェニル基、フェネチル基等が挙げられるが、メチル基、エチル基およびフェニル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。
成分(A)の反応性シリコーン系ブロック共重合体は、前記一般式(1)で示される。
式(1)において、R1は互いに独立して脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基である。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、ドデシル基、フェニル基、フェネチル基等が挙げられるが、メチル基、エチル基およびフェニル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。
X基において、R3は直接結合または炭素原子数1〜20の2価炭化水素基である。このような2価炭化水素基としては、例えば、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH(CH3)CH2−、−(CH2)4−、−(CH2)6−、−(CH2)8−、−CH2CH2C6H4−、−(CH2)12−、−(CH2)16−が挙げられる。好ましくはプロピレン基である。
また、X基のZはアミノ基含有基、アンモニウム基含有基またはエポキシ基含有基を表す。X基の具体例としては、例えば、
また、X基のZはアミノ基含有基、アンモニウム基含有基またはエポキシ基含有基を表す。X基の具体例としては、例えば、
X基としては、−(CH2)3NH2、−(CH2)3NH(CH2)2NH2、−(CH2 )3N(CH3)2、−(CH2)3N(CH3)(CH2)2N(CH3)2等のアミノ基含有基や−(CH2)3N+(CH3)3Cl−等のアンモニウム基含有基であることが効果の点で好ましい。
式(1)において、Yは2価の有機基であり、その一方の結合端は炭素−珪素により隣接珪素原子に結合し、他方の結合端は酸素原子によりポリオキシアルキレンブロックに結合している。
Yで表される2価の有機基の例は、−R4−,−R4−CO−,−R4−NHCO−,−R4−NHCONHR5−NHCO−または−R4−OOCNH−R5−NHCO−(式中、R4は2価のアルキレン基、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基等であり、R5は2価のアルキレン基、例えばR4として例示した基または2価のアリレン基、例えば、−C6H4−,−C6H4−C6H4−,−C6H4−CH2−C6H4−,−C6H4−CH(CH3)−C6H4−などである。)である。基Yとして、好ましくは−CH2CH2−,−CH2CH2CH2−,−CH2CH(CH3)CH2−,−CH2CH2CH2CH2−,−(CH2)2CO−,−(CH2)3NHCO−,−(CH2)3NHCONHC6H4NHCO−または−(CH2)3OOCNHC6H4NHCO−であり、特に好ましい基Yは2価のアルキレン基(−CH2CH2−,−CH2CH2CH2−,−CH2CH(CH3)CH2−等)であるが、−CH2CH(CH3)CH2−が最も好ましい。
Yで表される2価の有機基の例は、−R4−,−R4−CO−,−R4−NHCO−,−R4−NHCONHR5−NHCO−または−R4−OOCNH−R5−NHCO−(式中、R4は2価のアルキレン基、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基等であり、R5は2価のアルキレン基、例えばR4として例示した基または2価のアリレン基、例えば、−C6H4−,−C6H4−C6H4−,−C6H4−CH2−C6H4−,−C6H4−CH(CH3)−C6H4−などである。)である。基Yとして、好ましくは−CH2CH2−,−CH2CH2CH2−,−CH2CH(CH3)CH2−,−CH2CH2CH2CH2−,−(CH2)2CO−,−(CH2)3NHCO−,−(CH2)3NHCONHC6H4NHCO−または−(CH2)3OOCNHC6H4NHCO−であり、特に好ましい基Yは2価のアルキレン基(−CH2CH2−,−CH2CH2CH2−,−CH2CH(CH3)CH2−等)であるが、−CH2CH(CH3)CH2−が最も好ましい。
式(1)において、nは2〜4の整数であるが、好ましくは2〜3、さらに好ましくは2である。ポリオキシアルキレンブロックは、1種のみのオキシアルキレン基からなっていてもよいし、2種以上のオキシアルキレン基を含んでいてもよい。
反応性シリコーン系ブロック共重合体は、公知の方法を用いて製造することができ、例えば特開平5−310944号公報に記載された方法などを用いることができる。また、SILSTYLEシリーズ(東レ・ダウコーニング)が使用でき、さらに(ビスイソブチルPEG−14/アモジメチコン)コポリマーが好適に使用できる。
本発明においては、反応性シリコーン系ブロック共重合体の1種以上を用いることができる。
本発明においては、反応性シリコーン系ブロック共重合体の1種以上を用いることができる。
反応性シリコーン系ブロック共重合体の配合量は特に制限されないが、毛髪化粧料中0.01〜10質量%、さらには0.01〜5質量%、特に0.01〜2質量%が好ましい。少なすぎると効果が十分発揮されず、多すぎてもそれに見合った効果の増大は見込めず、かえって感触に悪影響を及ぼすことがある。
<カチオン変性ガラクトマンナン>
成分(B)のカチオン変性ガラクトマンナンは、ガラクトマンナンに含まれる水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたものである。第4級窒素含有基としては、下記一般式(2)で示される基が好適である。
成分(B)のカチオン変性ガラクトマンナンは、ガラクトマンナンに含まれる水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたものである。第4級窒素含有基としては、下記一般式(2)で示される基が好適である。
式(2)の第4級窒素含有基におけるR1、R2及びR3はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基であり、なかでもメチル基が好ましい。また、X−は1価の陰イオンである。この陰イオンX−の具体例としては、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メチル硫酸、エチル硫酸等が挙げられる。
前記第4級窒素含有基のガラクトマンナンへの導入は、従来公知の方法に従って行うことができる。例えば、ガラクトマンナンにグリシジルトリアルキルアンモニウム塩、3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウム塩等を反応させることによって製造することができる。
本発明におけるカチオン変性ガラクトマンナンのカチオン化反応によって導入される窒素の含有率は特に限定されないが、0.2〜3.0質量%であることが好ましい。窒素含有率が0.2質量%未満であると毛髪への吸着性が弱くなりコンディショニング効果が不充分になる等本発明の効果が充分認められない。また窒素含有率が3.0質量%を越えても効果の向上はみられない。
本発明で用いられるカチオン変性ガラクトマンナンを構成するガラクトマンナンとしては、ローカストビーンガム、フェヌクリークガム等が挙げられる。ガラクトマンナンは1種または2種以上が任意に選択されて用いられる。本発明においては、ガラクトマンナンが、ローカストビーンガム及び/又はフェヌクリークガムであることが好ましい。
本発明に係るローカストビーンガムは、マンノースを構成単位とする主鎖にガラクトース単位が側鎖として構成され、マンノースとガラクトースの組成比が4対1の非イオン性多糖類であり、Caratonia Silicaと呼ばれる多年草の豆科植物から得られる天然水溶性ガムである。
本発明に係るフェヌクリークガムは、マンノースを構成単位とする主鎖にガラクトース単位が側鎖として構成され、マンノースとガラクトースの組成比が1対1の非イオン性多糖類であり、1年草の豆科植物から得られる天然水溶性ガムである。
本発明のカチオン変性ガラクトマンナンは、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えば、カチナールCLB−100、カチナールCF−100(以上、東邦化学製)等が挙げられる。
カチオン変性ガラクトマンナンを前記反応性シリコーン系ブロック共重合体と併用することにより、洗髪後の毛髪に重厚感のあるベルベットのような感触を特異的に付与することができる。また、すすぎ時の滑らかさや仕上がりの滑らかさ、まとまり、ぱさつきのなさなどにおいても優れた効果を発揮する。
カチオン変性ガラクトマンナンの含有量は、毛髪洗浄料全量中0.01〜2質量%が好ましい。配合量が少なすぎると本発明の効果が充分発揮されない場合があり、過剰に配合しても必要とされる効果の増強は望めない。さらに好ましい含有量は毛髪洗浄料全量中0.1〜1質量%である。
本発明の毛髪洗浄料には、通常毛髪洗浄料に使用されるコンディショニングポリマーを発明の効果を損なわない程度に配合することができる。これらのコンディショニングポリマーのうち、塩化ジアリルジメチルアンモニウムとアクリルアミドとのコポリマー(商品名:マーコート550(ナルコ社製))、またはこれらを含むターポリマー(商品名:マーコート3331(ナルコ社製))、塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムとを含むコポリマーまたはターポリマー(商品名:マーコート2001(ナルコ社製))を用いた場合には、特に仕上がりの髪のベルベット感に優れる。
カチオン変性ガラクトマンナンの含有量は、毛髪洗浄料全量中0.01〜2質量%が好ましい。配合量が少なすぎると本発明の効果が充分発揮されない場合があり、過剰に配合しても必要とされる効果の増強は望めない。さらに好ましい含有量は毛髪洗浄料全量中0.1〜1質量%である。
本発明の毛髪洗浄料には、通常毛髪洗浄料に使用されるコンディショニングポリマーを発明の効果を損なわない程度に配合することができる。これらのコンディショニングポリマーのうち、塩化ジアリルジメチルアンモニウムとアクリルアミドとのコポリマー(商品名:マーコート550(ナルコ社製))、またはこれらを含むターポリマー(商品名:マーコート3331(ナルコ社製))、塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムとを含むコポリマーまたはターポリマー(商品名:マーコート2001(ナルコ社製))を用いた場合には、特に仕上がりの髪のベルベット感に優れる。
<N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤>
毛髪洗浄料においては、仕上がり感のみならず、洗髪時の泡立ちのよさ、泡質、泡切れの良さ、すすぎ時のなめらかさなどが要求される。
本発明の毛髪洗浄料において、界面活性剤としてN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤を用いると、仕上がり感を損なうことなく、泡立ちのよさ、泡質、泡切れの良さ、すすぎ時のなめらかさなどの効果に優れた毛髪洗浄料とすることができる。
N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤(以下、AMT型活性剤という)としては、下記一般式(3)で示されるものが好適に使用できる。
毛髪洗浄料においては、仕上がり感のみならず、洗髪時の泡立ちのよさ、泡質、泡切れの良さ、すすぎ時のなめらかさなどが要求される。
本発明の毛髪洗浄料において、界面活性剤としてN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤を用いると、仕上がり感を損なうことなく、泡立ちのよさ、泡質、泡切れの良さ、すすぎ時のなめらかさなどの効果に優れた毛髪洗浄料とすることができる。
N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤(以下、AMT型活性剤という)としては、下記一般式(3)で示されるものが好適に使用できる。
前記一般式(3)中、R4COは脂肪族アシル基であり、炭素数8〜28の脂肪族アシル基が好ましい。炭素数が7以下であると皮膚に対して刺激が強くでてくるようになり、起泡性も低下してくる傾向がある。また、炭素数が29以上では起泡性が低下する傾向がある。さらに好ましい脂肪族アシル基の炭素数は12〜18である。脂肪族アシル基を構成する脂肪族炭化水素は飽和でも不飽和でも、また直鎖状でも分岐状でも構わない。脂肪族アシル基の具体例としては、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、ヤシ油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基、牛脂脂肪酸残基等が挙げられる。
また、前記一般式(3)中、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム、塩基性アミノ酸、タウリン塩、N−メチルタウリン塩であり、これらのうちで、特に、タウリン塩、メチルタウリン塩が好ましい。タウリン塩、N−メチルタウリン塩の塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム等が挙げられる。前記アルカリ金属の例としてはナトリウム、カリウム等、アルカリ土類金属の例としては1/2カルシウム、1/2マグネシウム等、有機アンモニウムの例としてはトリエタノールアンモニウム等、塩基性アミノ酸の例としてはリジン、アルギニン等がそれぞれ挙げられる。
AMT型活性剤の具体例としては、N−ラウロイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウリントリエタノールアミン、N−ラウロイル−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ミリストイル−N−メチルタウリンカリウム、N−ミリストイル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−パルミトイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−オレオイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンマグネシウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリントリエタノールアンモニウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリンリジン、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリンマグネシウム、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−牛脂脂肪酸−N−メチルタウリンナトリウム等が挙げられる。なお、アシル基が油脂由来の脂肪酸のアシル体の場合で、油脂脂肪酸の名称によってアシル体を表す場合、単に油脂脂肪酸の表示でアシル体を示した。例えば、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリン塩の「N−ヤシ油脂肪酸」は、Nにヤシ油脂肪酸由来のアシル基がついたものを表す。すなわち、「N−ココイル」を意味する。本発明における以降についても同様である。
AMT型活性剤の具体例の中では、N−ラウロイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウムが好ましい。AMT型活性剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。
AMT型活性剤の含有量は、毛髪洗浄料全量中0.1〜30質量%が好ましい。配合量が少なすぎると本発明の効果が充分発揮されない場合があり、過剰に配合しても必要とされる効果の増強は望めない。さらに好ましいAMT型活性剤の含有量は1〜20質量%である。
なお、本発明においては、毛髪洗浄料に通常使用される界面活性剤を本発明の効果を損なわない範囲で配合することもできる。
アニオン界面活性剤の具体的な例としては、例えば、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、高級脂肪酸塩、アルキルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルイセチオン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩等が挙げられる。
アニオン界面活性剤の具体的な例としては、例えば、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、高級脂肪酸塩、アルキルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルイセチオン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩等が挙げられる。
非イオン界面活性剤の具体的な例としては、例えば、アルカノールアミド、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレングリコール、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル、ソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、テトラポリオキシアルキレンエチレンジアミン縮合物類、ポリオキシアルキレンエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンひまし油誘導体、ポリオキシアルキレン硬化ひまし油誘導体、アルキルポリグルコシド等が挙げられる。
両性界面活性剤の具体的な例としては、例えば、アルキルイミダゾリニウムベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミノカルボン酸、アルキルスルホベタイン、アルキルアミンオキシド、アルキルカルボキシベタイン、アルキルベタイン等が挙げられる。
本発明の毛髪洗浄料には、前記必須成分に加えてシリコーンエマルジョンを配合することができる。本発明におけるシリコーンエマルジョンは、水不溶性のシリコーンオイルの液滴粒子が分散液滴として水中に存在するエマルジョンある。
シリコーンエマルジョンの配合により、重厚感のあるベルベット様の感触を損なわずに、さらさら感を付与することができる。また、泡切れの早さが一段と優れたものとすることができる。
シリコーンエマルジョンの配合により、重厚感のあるベルベット様の感触を損なわずに、さらさら感を付与することができる。また、泡切れの早さが一段と優れたものとすることができる。
前記シリコーンエマルジョン中のシリコーンオイルとしては特に限定されず、具体的にはメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。本発明においては不揮発性のシリコーンオイルが好ましく、メチルポリシロキサンが特に好ましい。シリコーンエマルジョンは、1種または2種以上から任意に選択されて配合することができる。
本発明のシリコーンエマルジョンは、シリコーンエマルジョンとして市販されているので市販品を用いることができ、効率的である。市販品の例としては、例えば、ジメチルシリコーンエマルジョンBY22−007(ジメチルポリシロキサン50質量%含有)、同BY22−009(超微粒子化メチルポリシロキサン20質量%含有)、同BY22−029(高重合メチルポリシロキサン50質量%含有)、同BY22−019(高重合メチルポリシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサン50質量%含有)、同BY22−034(高重合メチルポリシロキサン及びメチルポリシロキサン50質量%含有)、同BY22−020(高重合メチルポリシロキサン及び軽質流動イソパラフィン50質量%含有)(以上、東レ・ダウコーニング株式会社製)等が挙げられる。
シリコーンエマルジョンの配合量は、特に限定されないが、洗浄料組成物全量中シリコーンオイル量として0.0005〜5質量%が好ましい。さらに好ましくは洗浄料組成物全量中0.25〜2.5質量%である。
本発明の毛髪洗浄料には、上記成分の他に、通常毛髪洗浄料に用いられる他の成分を必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。配合可能な他の成分としては、例えば、油分、パール化剤、保湿剤、多価アルコール、高分子系粘度調整剤、アミノ酸類(グルタミン酸、アルギニン等)、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、水等が挙げられる。
油分の具体的な例としては、例えば、スクワラン、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、ラノリン、流動パラフィン、セタノール、ステアリルアルコール等が挙げられる。パール化剤としては、ジステアリン酸エチレングリコール、スチレンポリマー等が挙げられる。
保湿剤の具体的な例としては、例えば、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等が挙げられる。
高分子系粘度調整剤の具体的な例としては、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
本発明の毛髪洗浄料は、常法により製造され、ペースト状、ゲル状、液状、固形状、ムース状等の剤型とすることができる。
本発明の毛髪洗浄料は、常法により製造され、ペースト状、ゲル状、液状、固形状、ムース状等の剤型とすることができる。
以下、具体例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。配合量は、特に指定のない限り質量%である。また、本発明で用いた評価方法は次の通りである。
20名の専門パネラーにより使用テストを行い、洗浄時の泡立ちについて評価した。また、洗浄料をすすぎ流し自然乾燥した後の仕上がりについても評価した。判定基準は以下の通りである。
20名の専門パネラーにより使用テストを行い、洗浄時の泡立ちについて評価した。また、洗浄料をすすぎ流し自然乾燥した後の仕上がりについても評価した。判定基準は以下の通りである。
(泡立ち)
◎:20名中17名以上が、良好であると回答。
○:20名中13〜16名が、良好であると回答。
△:20名中8〜12名が、良好であると回答。
×:20名中7名以下が、良好であると回答。
◎:20名中17名以上が、良好であると回答。
○:20名中13〜16名が、良好であると回答。
△:20名中8〜12名が、良好であると回答。
×:20名中7名以下が、良好であると回答。
(仕上がり感)
◎:20名中17名以上が、滑らかで重厚感のあるベルベット様感触が感じられると回答。
○:20名中13〜16名が、滑らかで重厚感のあるベルベット様感触が感じられると回答。
△:20名中8〜12名が、滑らかで重厚感のあるベルベット様感触が感じられると回答。
×:20名中7名以下が、滑らかで重厚感のあるベルベット様感触が感じられると回答。
◎:20名中17名以上が、滑らかで重厚感のあるベルベット様感触が感じられると回答。
○:20名中13〜16名が、滑らかで重厚感のあるベルベット様感触が感じられると回答。
△:20名中8〜12名が、滑らかで重厚感のあるベルベット様感触が感じられると回答。
×:20名中7名以下が、滑らかで重厚感のあるベルベット様感触が感じられると回答。
*反応性シリコーン系ブロック共重合体1:
R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=14、
共重合体の平均分子量=約3,100、
シロキサンブロックの平均分子量=約2,500
a:b=100:0.9
*カチオン変性ローカストビーンガム:カチナールCLB−100(東邦化学製)
*カチオン変性フェヌクリークガム:カチナールCF−100(東邦化学製)
R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=14、
共重合体の平均分子量=約3,100、
シロキサンブロックの平均分子量=約2,500
a:b=100:0.9
*カチオン変性ローカストビーンガム:カチナールCLB−100(東邦化学製)
*カチオン変性フェヌクリークガム:カチナールCF−100(東邦化学製)
(調製方法)
ジプロピレングリコール中にカチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して、界面活性剤、油剤を順次投入して常温まで冷却した。
ジプロピレングリコール中にカチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して、界面活性剤、油剤を順次投入して常温まで冷却した。
表1のように、反応性シリコーン系ブロック共重合体とカチオン変性ガラクトマンナンとを併用した場合(試料5〜6)には、仕上がりにおいて重厚感のあるベルベット様の感触が得られた。このような仕上がり感は、カチオン変性ガラクトマンナンのみの場合(試料3〜4)では得られず、反応性シリコーン系ブロック共重合体のみの場合(試料2)でも低いものであった。
*シリコーンエマルション:BY22−007(東レ・ダウコーニング株式会社、ジメチルポリシロキサン50質量%含有O/Wエマルション)
表2のように、反応性シリコーン系ブロック共重合体の代わりに、ポリオキシアルキレン基を持たないアミノ変性シリコーン(試料8、試料12)や、アミノ基などの反応性官能基を持たないポリエーテル変性シリコーン(試料9、試料13)、あるいはシリコーンエマルション(試料10、試料14)などを用いても、本発明に特徴的な滑らかで重厚感のあるベルベット様感触は得られなかった。
また、反応性シリコーン系ブロック共重合体を用いた場合の方がアミノ変性シリコーンやポリエーテル変性シリコーン、シリコーンエマルションなどを用いた場合に比べて泡立ちが良かった。
また、反応性シリコーン系ブロック共重合体を用いた場合の方がアミノ変性シリコーンやポリエーテル変性シリコーン、シリコーンエマルションなどを用いた場合に比べて泡立ちが良かった。
*カチオン化セルロース:ポリマーJR−400(ユニオンカーバイト社製)
*カチオン化ポテトスターチ:センサマーCI−50(ナルコ社製)
*塩化ジメチルジアリル・アクリルアミド共重合体:マーコート2200(ナルコ社製)
*カチオン化ポテトスターチ:センサマーCI−50(ナルコ社製)
*塩化ジメチルジアリル・アクリルアミド共重合体:マーコート2200(ナルコ社製)
表3のように、カチオン化セルロースやカチオン化ポテトスターチなどの他のカチオン化多糖類(試料17〜18)やカチオン性ポリマー(試料19)を用いた場合には、本発明に特徴的な滑らかで且つ重厚感のあるベルベット様感触は低かった。また、泡立ちにも劣るものであった。
以上のことから、特定の反応性シリコーン系ブロック共重合体とカチオン変性ガラクトマンナンとが特異的に作用して、優れた泡立ちと、重厚感のあるベルベット様の仕上がり感とが発揮されるものと考えられる。
また、試料20〜23のように塩化ジメチルジアリル・アクリルアミド共重合体を併用した場合には、泡立ちやベルベット様感触の向上が認められた。
以上のことから、特定の反応性シリコーン系ブロック共重合体とカチオン変性ガラクトマンナンとが特異的に作用して、優れた泡立ちと、重厚感のあるベルベット様の仕上がり感とが発揮されるものと考えられる。
また、試料20〜23のように塩化ジメチルジアリル・アクリルアミド共重合体を併用した場合には、泡立ちやベルベット様感触の向上が認められた。
表4のように、界面活性剤としてN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤の代わりに他の界面活性剤を用いた場合(試料27〜29)には、仕上がりの感触が損なわれる傾向があった。また、泡立ちにおいても劣るものがあった。
従って、本発明においては、界面活性剤としてN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤を用いることが好適である。N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤を用いると、泡立ちばかりでなく、クリーミーな泡質で、泡切れやすすぎ時の滑らかさにおいても非常に良好であったが、特に、N−アシル−N−メチルタウリンタウリン塩又はN−アシル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリン塩ではこれら効果がより高いものであった。
従って、本発明においては、界面活性剤としてN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤を用いることが好適である。N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤を用いると、泡立ちばかりでなく、クリーミーな泡質で、泡切れやすすぎ時の滑らかさにおいても非常に良好であったが、特に、N−アシル−N−メチルタウリンタウリン塩又はN−アシル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリン塩ではこれら効果がより高いものであった。
以下、本発明にかかる毛髪洗浄料の処方例を示す。
処方例1
反応性シリコーン系ブロック共重合体2 0.5 質量%
(R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=14、
共重合体の平均分子量=約3,100、
シロキサンブロックの平均分子量=約2,500
a:b=100:1.2)
カチオン変性ローカストビーンガム 0.6
(カチナールCLB−100)
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.0
ジプロピレングリコール 3.0
ラウロアンホ酢酸Na 4.0
N−ココイル−N−メチルタウリンタウリンNa 11.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.7
オレイン酸モノグリセリド 1.5
シリコーンエマルジョン 1.5
(BY22−009、東レ・ダウコーニング)
トウツバキ種子油 0.01
ヒドロキシエチルウレア 0.1
ポリクオタニウム−61 0.1
グルタミン酸 0.1
クエン酸 0.3
乳酸ナトリウム 0.1
安息香酸Na 0.25
アルギニン 0.1
香料 適量
EDTA−2Na・2H20 0.05
イオン交換水 残余
(調製方法)
ジプロピレングリコール中にカチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始してEDTA、アルギニン、安息香酸Na、ヒドロキシエチルウレアを溶解した。その後、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
処方例1
反応性シリコーン系ブロック共重合体2 0.5 質量%
(R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=14、
共重合体の平均分子量=約3,100、
シロキサンブロックの平均分子量=約2,500
a:b=100:1.2)
カチオン変性ローカストビーンガム 0.6
(カチナールCLB−100)
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.0
ジプロピレングリコール 3.0
ラウロアンホ酢酸Na 4.0
N−ココイル−N−メチルタウリンタウリンNa 11.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.7
オレイン酸モノグリセリド 1.5
シリコーンエマルジョン 1.5
(BY22−009、東レ・ダウコーニング)
トウツバキ種子油 0.01
ヒドロキシエチルウレア 0.1
ポリクオタニウム−61 0.1
グルタミン酸 0.1
クエン酸 0.3
乳酸ナトリウム 0.1
安息香酸Na 0.25
アルギニン 0.1
香料 適量
EDTA−2Na・2H20 0.05
イオン交換水 残余
(調製方法)
ジプロピレングリコール中にカチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始してEDTA、アルギニン、安息香酸Na、ヒドロキシエチルウレアを溶解した。その後、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
処方例2
反応性シリコーン系ブロック共重合体3 0.5 質量%
(R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=15、
共重合体の平均分子量=約6,600、
シロキサンブロックの平均分子量=約5,900
a:b=100:0.5)
カチオン変性ローカストビーンガム 0.3
(カチナールCLB−100)
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.0
グリセリン 6.0
ラウロアンホ酢酸Na 4.0
N−ラウロイル−N−メチルタウリンNa 11.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.7
オレイン酸モノグリセリド 1.5
オリーブ油 0.005
加水分解コムギプロテイン・加水分解コムギタンパク液 0.1
クエン酸 0.6
クエン酸三ナトリウム 0.2
安息香酸Na 0.25
香料 適量
イオン交換水 残余
(調製方法)
処方例1と同様に、カチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して水溶性成分を溶解し、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
反応性シリコーン系ブロック共重合体3 0.5 質量%
(R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=15、
共重合体の平均分子量=約6,600、
シロキサンブロックの平均分子量=約5,900
a:b=100:0.5)
カチオン変性ローカストビーンガム 0.3
(カチナールCLB−100)
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.0
グリセリン 6.0
ラウロアンホ酢酸Na 4.0
N−ラウロイル−N−メチルタウリンNa 11.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.7
オレイン酸モノグリセリド 1.5
オリーブ油 0.005
加水分解コムギプロテイン・加水分解コムギタンパク液 0.1
クエン酸 0.6
クエン酸三ナトリウム 0.2
安息香酸Na 0.25
香料 適量
イオン交換水 残余
(調製方法)
処方例1と同様に、カチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して水溶性成分を溶解し、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
処方例3
反応性シリコーン系ブロック共重合体4 1.0 質量%
(R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=16、
共重合体の平均分子量=約6,600、
シロキサンブロックの平均分子量=約5,900
a:b=100:0.8)
カチオン変性ローカストビーンガム 0.3
(カチナールCLB−100)
カチオン化セルロース 0.1
(ユーケアポリマーJR−400)
ソルビット液(ソルビット70%) 6.0
ラウリン酸モノエタノールアマイド 2.6
ココカミドプロピルベタイン 4.0
N−ココイル−N−メチルタウリンNa 8.0
N−メチルタウリンNa 0.5
ジステアリン酸エチレングリコール 2.8
シリコーンエマルション 1.5
(BY22−009、東レ・ダウコーニング社製)
ポリクオタニウム−7液(マーコート550、ナルコ社製) 1.0
ツバキ油 0.001
クエン酸 0.4
安息香酸Na 0.4
フェノキシエタノール 0.2
香料 適量
イオン交換水 残余
(調製方法)
処方例1と同様に、カチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して水溶性成分を溶解し、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
反応性シリコーン系ブロック共重合体4 1.0 質量%
(R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=16、
共重合体の平均分子量=約6,600、
シロキサンブロックの平均分子量=約5,900
a:b=100:0.8)
カチオン変性ローカストビーンガム 0.3
(カチナールCLB−100)
カチオン化セルロース 0.1
(ユーケアポリマーJR−400)
ソルビット液(ソルビット70%) 6.0
ラウリン酸モノエタノールアマイド 2.6
ココカミドプロピルベタイン 4.0
N−ココイル−N−メチルタウリンNa 8.0
N−メチルタウリンNa 0.5
ジステアリン酸エチレングリコール 2.8
シリコーンエマルション 1.5
(BY22−009、東レ・ダウコーニング社製)
ポリクオタニウム−7液(マーコート550、ナルコ社製) 1.0
ツバキ油 0.001
クエン酸 0.4
安息香酸Na 0.4
フェノキシエタノール 0.2
香料 適量
イオン交換水 残余
(調製方法)
処方例1と同様に、カチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して水溶性成分を溶解し、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
処方例4
反応性シリコーン系ブロック共重合体5 0.4 質量%
(R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=16、
共重合体の平均分子量=約3,500、
シロキサンブロックの平均分子量=約2,800
a:b=100:0.8)
カチオン変性フェヌクリークガム 0.7
(カチナールCF−100)
ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルNa 1.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 0.6
ラウリン酸プロピレングリコール 2.1
ラウリルジメチル酢酸ベタイン 9.0
N−ラウリル−N−メチルタウリンNa 8.0
N−ココイルグルタミン酸ジカリウム 0.5
ポリクオタニウム−61 0.01
ポリクオタニウム−47 0.5
トウツバキ種子油 0.05
ジステアリン酸エチレングリコール 2.7
オレイン酸モノグリセリド 1.0
グルタミン酸 0.1
乳酸 0.1
クエン酸三ナトリウム 0.2
安息香酸Na 0.3
シリコーンエマルション(BY22−007) 1.5
香料 適量
イオン交換水 残余
(調製方法)
処方例1と同様に、カチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して水溶性成分を溶解し、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
反応性シリコーン系ブロック共重合体5 0.4 質量%
(R1=R2=CH3、X=C3H6NHC2H4NH2、
Y=CH2CH(CH3)CH2、n=2、c=16、
共重合体の平均分子量=約3,500、
シロキサンブロックの平均分子量=約2,800
a:b=100:0.8)
カチオン変性フェヌクリークガム 0.7
(カチナールCF−100)
ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルNa 1.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 0.6
ラウリン酸プロピレングリコール 2.1
ラウリルジメチル酢酸ベタイン 9.0
N−ラウリル−N−メチルタウリンNa 8.0
N−ココイルグルタミン酸ジカリウム 0.5
ポリクオタニウム−61 0.01
ポリクオタニウム−47 0.5
トウツバキ種子油 0.05
ジステアリン酸エチレングリコール 2.7
オレイン酸モノグリセリド 1.0
グルタミン酸 0.1
乳酸 0.1
クエン酸三ナトリウム 0.2
安息香酸Na 0.3
シリコーンエマルション(BY22−007) 1.5
香料 適量
イオン交換水 残余
(調製方法)
処方例1と同様に、カチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して水溶性成分を溶解し、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
処方例5
反応性シリコーン系ブロック共重合体1 1.5 質量%
カチオン変性フェヌクリークガム 0.3
(カチナールCF−100)
カチオン変性ローカストビーンガム 0.2
(カチナールCLB−100)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0
ラウロアンホ酢酸Na 3.0
POE(2)ラウリルエーテル硫酸Na 4.5
ラウリン酸プロピレングリコール 2.1
N−ココイル−N−メチルタウリンNa 6.0
タウリン 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5
オレイン酸モノグリセリド 0.1
ステアリルアルコール 1.0
シリコーンエマルション 1.5
(BY22−019、東レ・ダウコーニング)
クエン酸 0.4
安息香酸Na 0.3
フェノキシエタノール 0.1
香料 適量
EDTA−2Na・2H20 0.05
イオン交換水 残余
(調製方法)
処方例1と同様に、カチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して水溶性成分を溶解し、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
反応性シリコーン系ブロック共重合体1 1.5 質量%
カチオン変性フェヌクリークガム 0.3
(カチナールCF−100)
カチオン変性ローカストビーンガム 0.2
(カチナールCLB−100)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0
ラウロアンホ酢酸Na 3.0
POE(2)ラウリルエーテル硫酸Na 4.5
ラウリン酸プロピレングリコール 2.1
N−ココイル−N−メチルタウリンNa 6.0
タウリン 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5
オレイン酸モノグリセリド 0.1
ステアリルアルコール 1.0
シリコーンエマルション 1.5
(BY22−019、東レ・ダウコーニング)
クエン酸 0.4
安息香酸Na 0.3
フェノキシエタノール 0.1
香料 適量
EDTA−2Na・2H20 0.05
イオン交換水 残余
(調製方法)
処方例1と同様に、カチオン変性ガラクトマンナンガムを分散した液を、攪拌されているイオン交換水中に投入してガムを充分に水和させた。その後加熱を開始して水溶性成分を溶解し、界面活性剤、油剤、香料を順次投入して常温まで冷却した。
Claims (3)
- 下記成分(A)〜(C)を含むことを特徴とする毛髪洗浄料。
(A)下記一般式(1)で示される反応性シリコーン系ブロック共重合体。
Xは式−R3Z(R3は直接単結合又は炭素原子数1〜20の2価炭化水素基である。Zはアミノ基含有基、アンモニウム基含有基、またはエポキシ基含有基である)で示される反応性官能基である。
R2はR1またはXで定義された何れかの基を表す。
nは2〜4の整数である。
aは少なくとも2の整数であり、bは少なくとも1の整数であり、cは少なくとも4の整数であり、dは少なくとも2の整数である。
Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子に、そして酸素原子によってポリオキシアルキレンブロックに結合している2価の有機基を表す。
シロキサンブロックの平均分子量は約250〜約10,000であり、各ポリオキシアルキレンブロックの平均分子量は約200〜約10,000であり、シロキサンブロックは共重合体の約25〜約95質量%を構成し、ブロック共重合体は少なくとも約1,000の平均分子量を有する。]
(B)ガラクトマンナンの水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性ガラクトマンナン。
(C)N−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤。 - 請求項1記載の毛髪洗浄料において、(B)のカチオン変性ガラクトマンナンが、カチオン変性ローカストビーンガム及び/又はカチオン変性フェヌクリークガムであることを特徴とする毛髪洗浄料。
- 請求項1又は2記載の毛髪洗浄料において、(C)のN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤が、N−アシル−N−メチルタウリンタウリン塩又はN−アシル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリン塩であることを特徴とする毛髪洗浄料。
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