JP2007157811A - 巻回形電気二重層コンデンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】分極性電極層表面での電気化学反応を抑制して特性劣化の少ない高信頼性の巻回形電気二重層コンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】分極性電極層を両面に形成した集電体の一部を露出させて陽極・陰極リード線8,9を接続した陽極電極2と陰極電極3の間にセパレータ4を介在させて巻回したコンデンサ素子1と、このコンデンサ素子1を駆動用電解液と共に収納した金属ケースと、この金属ケースの開口部を封止した開口部材とを備え、上記コンデンサ素子1の陽極電極2の巻き終わりから少なくとも一周分を陰極電極3を巻回することにより、コンデンサ素子1の最外周部に陰極電極3に形成された分極性電極層どうしがセパレータ4を介して対向する部分を設けた構成により、特性劣化の少ない高信頼性の巻回形電気二重層コンデンサを提供することができる。
【選択図】図1
【解決手段】分極性電極層を両面に形成した集電体の一部を露出させて陽極・陰極リード線8,9を接続した陽極電極2と陰極電極3の間にセパレータ4を介在させて巻回したコンデンサ素子1と、このコンデンサ素子1を駆動用電解液と共に収納した金属ケースと、この金属ケースの開口部を封止した開口部材とを備え、上記コンデンサ素子1の陽極電極2の巻き終わりから少なくとも一周分を陰極電極3を巻回することにより、コンデンサ素子1の最外周部に陰極電極3に形成された分極性電極層どうしがセパレータ4を介して対向する部分を設けた構成により、特性劣化の少ない高信頼性の巻回形電気二重層コンデンサを提供することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は各種電子機器に使用される巻回形電気二重層コンデンサに関するものである。
図4(a)、(b)はこの種の従来の巻回形電気二重層コンデンサの構成を示した分解斜視図と同コンデンサに使用されるコンデンサ素子の構成を示した展開斜視図であり、図4において、31はコンデンサ素子を示し、このコンデンサ素子31は陽極電極34と陰極電極35をその間にセパレータ36を介在させた状態で巻回することにより構成されているものである。
また、上記陽極電極34と陰極電極35は、金属箔からなる集電体(図示せず)の両面に分極性電極層(図示せず)を夫々形成することにより構成されたものであり、さらに、陽極電極34と陰極電極35には陽極リード線32と陰極リード線33が夫々接続されているものである。
そして、このように構成されたコンデンサ素子31は、図示しない駆動用電解液を含浸させた後に有底円筒状の金属ケース38内に挿入し、陽極リード線32と陰極リード線33が挿通する孔を有したゴム製の封口部材37を金属ケース38の開口部に配設した後、金属ケース38の開口部の外周を内側に絞り加工して封止を行っているものである。
また、上記陽極電極34と陰極電極35に形成された分極性電極層は、活性炭粉末と導電性付与剤であるカーボンブラック、バインダーとしてポリテトラフルオロエチレン、カルボキシメチルセルロース(以下、CMCと略す)の水溶性バインダーを混合して混練機で充分に混練してペーストを作製し、このペーストをアルミニウム箔からなる集電体の表裏面に塗布、乾燥することにより形成したものであり、陽極電極34ならびに陰極電極35共に、略同じ寸法に形成されたものである。
また、陽極リード線32と陰極リード線33は、集電体であるアルミニウム箔との接続を良好にするために、接続部分は分極性電極層が部分的に除去されて、集電体であるアルミニウム箔を露出させているものである。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開平10−270293号公報
特開平9−17695号公報
しかしながら上記従来の巻回形電気二重層コンデンサでは、陽極電極34の容量と陰極電極35の容量を同じ容量に設計しているため、電気二重層コンデンサに電圧を印加した際、陽極電極34と陰極電極35は自然電位より同じ幅だけ分極されることになり、これにより、各電極の分極性電極層の表面で電気化学反応が起きてガス発生や抵抗増加、及び容量減少等の特性劣化が発生するという課題を有したものであった。
また、陽極電極34と陰極電極35とをセパレータ36を介在させて巻回した際に、陽極電極34が陰極電極35よりも少し長くなり、陽極電極34がはみ出すことがあり、このように陽極電極34がはみ出した状態で長時間使用すると、陰極電極35の先端と陽極電極34の間で駆動用電解液が化学反応を起こして電解質アニオンのBF4 -、PF6 -等が陽極側に引き寄せられ、その周辺部が酸性となってセパレータ36を劣化させてしまい、特性劣化が生じるという問題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決し、分極性電極層の表面での電気化学反応を抑制して特性劣化の少ない高性能の巻回形電気二重層コンデンサを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、金属箔からなる集電体の両面に分極性電極層を形成すると共にリード線を接続した陽極電極と、この陽極電極と同様に形成された陰極電極とを、その間にセパレータを介在させて巻回することにより構成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を駆動用電解液と共に収容した有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開口部を封止した開口部材からなる巻回形電気二重層コンデンサにおいて、上記コンデンサ素子を構成する陽極電極に形成された分極性電極層の巻き終わり部分から少なくとも一周分を陰極電極に形成された分極性電極層を巻回することにより、コンデンサ素子の最外周面に、陰極電極に形成された分極性電極層どうしがセパレータを介して対向する部分を設けた構成にしたものである。
以上のように本発明による巻回形電気二重層コンデンサは、コンデンサ素子の陽極電極に形成された分極性電極層の巻き終わり部分から少なくとも一周分を陰極電極に形成された分極性電極層を巻回することにより、コンデンサ素子の最外周面に、陰極電極に形成された分極性電極層どうしがセパレータを介して対向する部分を設けた構成により、駆動用電解液や各電極を構成する集電体等の部材が電気化学反応を起こさない電気化学的に安定な領域に分極性電極層の電位を設定することが可能になり、また、陽極電極の表面に電解質アニオンであるBF4 -、PF6 -等が集中して酸性になることが無いためにセパレータの劣化が無く、これにより、電気化学反応によって生じるガス発生、抵抗増加や容量減少も無くなり、特性劣化の少ない高信頼性の巻回形電気二重層コンデンサを実現することができるという効果が得られるものである。
(実施の形態)
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に全請求項に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に全請求項に記載の発明について説明する。
図1は本発明の一実施の形態による巻回形電気二重層コンデンサに使用されるコンデンサ素子の構成を示した展開斜視図であり、図1において、1はコンデンサ素子を示し、このコンデンサ素子1は陽極電極2と陰極電極3をその間にセパレータ4を介在させた状態で巻回することにより構成されているものである。
また、上記陽極電極2と陰極電極3は、後述する金属箔からなる集電体5の両面に分極性電極層6または7を夫々形成することにより構成されたものであり、さらに、陽極電極2と陰極電極3には陽極リード線8と陰極リード線9が夫々接続されており、この陽極リード線8と陰極リード線9の接続は、図2(a)、(b)にその詳細を示すように、陽極電極2に形成された分極性電極層6(陰極電極3に形成された分極性電極層7も同じ)の一部を除去して集電体5を露出させ、この露出させた部分に陽極リード線8を冷間圧接、超音波溶接等で接続するようにしたものである。
さらに、上記陽極電極2に形成された分極性電極層6の巻き終わりから1周分を陰極電極3に形成された分極性電極層7が巻回するように構成している(図1においては、陰極電極3を陽極電極2よりもL1だけ長くすることにより、最外周面は陰極電極3に形成された分極性電極層7どうしがセパレータ4を介して対向することになる)ものである。
そして、このように構成されたコンデンサ素子1は、陽極リード線8と陰極リード線9を図示しないゴム製の封口部材に設けられた孔に挿通して封口部材を装着し、図示しない駆動用電解液を含浸させた後に図示しない有底円筒状の金属ケース内に挿入すると共に上記封口部材を金属ケースの開口部に配設し、この金属ケースの開口部に横絞り加工とカーリング加工を施すことによって上記封口部材を介して封止を行っているものである。
また、上記陽極電極2と陰極電極3に夫々形成された分極性電極層6,7を構成する活性炭粉末としては、木粉系、ヤシガラ系、フェノール樹脂系、石油コークス系、石炭コークス系、ピッチ系の原料を賦活したものが用いられる。
また、駆動用電解液の溶媒としては、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、エチレンカーボネート、スルホラン、アセトニトリル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートまたはメチルエチルカーボネートのいずれか1種もしくは2種以上の混合物が用いられる。また、電解質カチオンとしては、第四級アンモニウム、第四級ホスホニウム、イミダゾリウム塩が使用され、一方、電解質アニオンとしては、BF4 -、PF6 -、ClO4 -、CF3SO3 -またはN(CF3SO2)2 -が用いられる。
このように、コンデンサ素子1の陽極電極2に形成された分極性電極層6の巻き終わり部分から少なくとも1周分を陰極電極3に形成された分極性電極層7を巻回することにより、コンデンサ素子1の最外周面に、陰極電極3に形成された分極性電極層7どうしがセパレータ4を介して対向する部分を設けた構成により、駆動用電解液や各電極2,3を構成する集電体5等の部材が電気化学反応を起こさない電気化学的に安定な領域に分極性電極6,7の電位を設定することが可能になり、これにより、電気化学反応が起きることによるガス発生、抵抗増加や容量減少もなくなるため、特性劣化の少ない高信頼性の巻回形電気二重層コンデンサを得ることができるようになるものである。
また、陽極電極2に接続された陽極リード線8の表面に分極性電極層6を形成した構成にすることにより、駆動用電解液の化学反応により電解質アニオンであるBF4 -、PF6 -等が集中して酸性になることがないため、セパレータ4の劣化を防ぐことができるようになるものである。
以下、具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
金属箔からなる集電体として、厚さ30μmの高純度アルミニウム箔(AL:99.99%以上)を使用し、塩酸系のエッチング液中で電解エッチングしてアルミニウム箔の表面を粗面化した。
金属箔からなる集電体として、厚さ30μmの高純度アルミニウム箔(AL:99.99%以上)を使用し、塩酸系のエッチング液中で電解エッチングしてアルミニウム箔の表面を粗面化した。
次に、このアルミニウム箔の両面に分極性電極層を形成した。この分極性電極層の形成は、平均粒径5μmのフェノール樹脂系活性炭粉末と、導電性付与剤として平均粒径0.05μmのカーボンブラック、CMCを溶解した水溶性バインダー溶液を10:2:1の重量比に混合して混練機で充分に混練した後、メタノールと水の分散溶媒を少しずつ加え、更に混練して所定の粘度のペーストを作製した。続いて、このペーストをアルミニウム箔の表面に塗布して、100℃の大気中で1時間乾燥して分極性電極層を形成した。
次に、この分極性電極層が形成されたアルミニウム箔を、陽極電極として40×475mm、陰極電極として40×535mmの寸法に切断することにより、陽極電極と陰極電極を夫々作製した。
次に、陽極電極ならびに陰極電極に陽極リード線と陰極リード線を夫々接続した。この各リード線の接続は、アルミニウム箔の表面に形成された分極性電極層の一部を取り除き、この取り除いた部分に各リード線を冷間圧接により接合した。
続いて、上記陽極電極と陰極電極の間に厚さ35μmのセパレータを介在させた状態でこれらを巻回する。このとき、陰極電極は陽極電極よりも60nm長く設定しているために、陽極電極の巻き終わり部分(56.52mm)から少なくとも1周分を陰極電極を巻回することによって陰極電極に形成された分極性電極層どうしがセパレータを介して対向する部分を有したコンデンサ素子(巻き径:φ18mm)を得た。
次に、このコンデンサ素子に駆動用電解液を含浸させた。この駆動用電解液はプロピレンカーボネートに4エチルアンモニウム4フッ化ホウ素を溶解したものを用いた。
続いて、このコンデンサ素子を有底円筒状のアルミニウム製の金属ケース内に挿入し、この金属ケースの開口部をゴム製の封口部材を用いて封止することにより、本実施の形態による巻回形電気二重層コンデンサを作製した(コンデンサ寸法:φ20×45mm)。
(実施例2)
上記実施例1において、陽極電極ならびに陰極電極を図3に示すように配置し、陽極電極の幅W1(40mm)に対して陰極電極の幅W2を44mmにした以外は実施例1と同様にして巻回形電気二重層コンデンサを作製した。
上記実施例1において、陽極電極ならびに陰極電極を図3に示すように配置し、陽極電極の幅W1(40mm)に対して陰極電極の幅W2を44mmにした以外は実施例1と同様にして巻回形電気二重層コンデンサを作製した。
(実施例3)
上記実施例1において、陽極電極に接続された陽極リード線の表面に分極性電極層を形成し、陽極リード線が露出しないようにした以外は実施例1と同様にして巻回形電気二重層コンデンサを作製した。
上記実施例1において、陽極電極に接続された陽極リード線の表面に分極性電極層を形成し、陽極リード線が露出しないようにした以外は実施例1と同様にして巻回形電気二重層コンデンサを作製した。
(比較例1)
上記実施例1において、陰極電極の寸法を30×495mm(陽極電極よりも20mm長くなっているが、陽極電極と陰極電極の間にセパレータが介在するため、陽極電極と陰極電極の巻き終わりは略同じになる)にした以外は実施例1と同様にして巻回形電気二重層コンデンサを作製した。
上記実施例1において、陰極電極の寸法を30×495mm(陽極電極よりも20mm長くなっているが、陽極電極と陰極電極の間にセパレータが介在するため、陽極電極と陰極電極の巻き終わりは略同じになる)にした以外は実施例1と同様にして巻回形電気二重層コンデンサを作製した。
このようにして得られた本発明の実施例1〜3及び比較例1の巻回形電気二重層コンデンサについて、初期特性(容量、直流コンデンサ抵抗(以下、DCRと略す))と、85℃で2.3V印加したときの特性劣化試験を行った結果を(表1)に示す。なお、試験数は20個で行い、その平均値を記載した。また、上記DCRは充電した後に放電させ、その開始の0.5〜2.0sec間の傾きを算出したものである。
(表1)から明らかなように、本発明による巻回形電気二重層コンデンサは、比較例1に比べて容量変化が少なく、特性劣化試験によるΔC、ΔDCR、製品ふくれを大幅に改
善することができることが分かるものである。
善することができることが分かるものである。
このように本発明による巻回形電気二重層コンデンサは、コンデンサ素子の陽極電極に形成された分極性電極層の巻き終わり部分から少なくとも1周分を陰極電極に形成された分極性電極層を巻回することにより、コンデンサ素子の最外周面に、陰極電極に形成された分極性電極層どうしがセパレータを介して対向する部分を設けた構成により、駆動用電解液や各電極を構成する集電体等の部材が電気化学反応を起こさない電気化学的に安定な領域に分極性電極層の電位を設定することが可能になり、また、陽極電極の表面に電解質アニオンであるBF4 -、PF6 -等が集中して酸性になることが無いためにセパレータの劣化が無く、これにより、電気化学反応によって生じるガス発生、抵抗増加や容量減少も無くなり、特性劣化の少ない高信頼性の巻回形電気二重層コンデンサを実現することができるという効果が得られるものである。
本発明による巻回形電気二重層コンデンサは、分極性電極層の特性劣化が少なく信頼性に優れるという効果を有し、特に車載用の電子機器回路用等として有用である。
1 コンデンサ素子
2 陽極電極
3 陰極電極
4 セパレータ
5 集電体
6,7 分極性電極層
8 陽極リード線
9 陰極リード線
2 陽極電極
3 陰極電極
4 セパレータ
5 集電体
6,7 分極性電極層
8 陽極リード線
9 陰極リード線
Claims (4)
- 金属箔からなる集電体の両面に分極性電極層を形成すると共にリード線を接続した陽極電極と、この陽極電極と同様に形成された陰極電極とを、その間にセパレータを介在させて巻回することにより構成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を駆動用電解液と共に収容した有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開口部を封止した開口部材からなる巻回形電気二重層コンデンサにおいて、上記コンデンサ素子を構成する陽極電極に形成された分極性電極層の巻き終わり部分から少なくとも一周分を陰極電極に形成された分極性電極層を巻回することにより、コンデンサ素子の最外周面に、陰極電極に形成された分極性電極層どうしがセパレータを介して対向する部分を設けた巻回形電気二重層コンデンサ。
- コンデンサ素子を構成する陰極電極の分極性電極層の幅を陽極電極の分極性電極層の幅より広くした請求項1に記載の巻回形電気二重層コンデンサ。
- 分極性電極層の一部に集電体の露出部を設け、この集電体の露出部にリード線を接続した請求項1または2に記載の巻回形電気二重層コンデンサ。
- 少なくとも陽極電極に接続されたリード線の表面に分極性電極層を形成した請求項3に記載の巻回形電気二重層コンデンサ。
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