JP2007140182A - 情報表示用パネル - Google Patents
情報表示用パネル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007140182A JP2007140182A JP2005334341A JP2005334341A JP2007140182A JP 2007140182 A JP2007140182 A JP 2007140182A JP 2005334341 A JP2005334341 A JP 2005334341A JP 2005334341 A JP2005334341 A JP 2005334341A JP 2007140182 A JP2007140182 A JP 2007140182A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display medium
- display
- information
- display panel
- information display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも一方が透明な2枚の基板間の隔壁で仕切られた複数のセル内気中空間に封入した光学的反射率および帯電特性の異なる2色の表示媒体に、外部から電界を付与して2色の表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルであって、表示媒体と接する側の基板表面上に導電性金属酸化物または導電性高分子材料からなる導電性部材を、表示媒体と接するように設けた。
【選択図】図1
Description
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図7に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
本発明に表示媒体として例えば用いる粉流体とは、先に述べたように、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。この粉流体は、特にエアロゾル状態とすることができ、本発明の情報表示用パネルでは、気体中に固体状の物質が分散質として比較的安定に浮遊する状態で表示媒体として用いられる。
粒子には、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な表示媒体移動が可能となる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行うことができる。
この空隙部分とは、図1〜図6において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、表示媒体3の占有部分、隔壁4(隔壁を設けた場合)の占有部分、カラーフィルターの部分(カラーフィルターを基板の内側に設けた場合)、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
対向する基板間の空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動の支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
図1に示す白黒2色の表示媒体を封入した構成の情報表示用パネルを、ITOからなる導電性部材12をガラス基板1、2の各々の最外表面に設けて作製した。外部電界式表示書き換え装置で100回の書き換えを実施したが、いずれも確実に書き換えることができた。書き換え情報は、パネルの表裏でちょうどポジ・ネガの関係で表示され、パネル両面で観察することができた。
図1に示す白黒2色の表示媒体を封入した構成の情報表示用パネルを、ITOからなる導電性部材12をPET基板1、2の各々の最外表面に設けて作製した。外部電界式表示書き換え装置で100回の書き換えを実施したが、いずれも確実に書き換えることができた。書き換え情報は、パネルの表裏でちょうどポジ・ネガの関係で表示され、パネル両面で観察することができた。
図8に示す構成の情報表示用パネルを、ガラス基板51、52にITOからなる導電性部材12を設けずに作製した。外部電界式表示書き換え装置で100回の書き換えを実施したところ、書き換え不良が2回発生した。
図8に示す構成の情報表示用パネルを、PET基板51、52にITOからなる導電性部材12を設けずに作製した。外部電界式表示書き換え装置で100回の書き換えを実施したところ、書き換え不良が5回発生した。
3 表示媒体(粒子群、粉流体)
3W 白色表示媒体
3Wa 白色表示媒体用粒子
3B 黒色表示媒体
3Ba 黒色表示媒体用粒子
4 隔壁
5、6 電極
11 セル
12 導電性部材
13 絶縁性層
14R、14G、14B カラーフィルター
Claims (3)
- 少なくとも一方が透明な2枚の基板間の隔壁で仕切られた複数のセル内気中空間に封入した光学的反射率および帯電特性の異なる2色の表示媒体に、外部から電界を付与して2色の表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルであって、表示媒体と接する側の基板表面上に導電性金属酸化物または導電性高分子材料からなる導電性部材を、表示媒体と接するように設けたことを特徴とする情報表示用パネル。
- 表示面側に設ける導電性部材を透明導電性部材とすることを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネル。
- 表示媒体として白色表示媒体と黒色表示媒体を用いるとともに、隔壁で仕切られた気中空間からなるセルに対応して三原色のカラーフィルターを配置し、1画素を3セルから構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005334341A JP2007140182A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | 情報表示用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005334341A JP2007140182A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | 情報表示用パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007140182A true JP2007140182A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38203112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005334341A Pending JP2007140182A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | 情報表示用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007140182A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003330047A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-19 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置及びその製造方法、並びに電子機器 |
JP2004309619A (ja) * | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Canon Inc | 表示媒体、表示データ書き込み装置及びそれらを用いた画像表示方法 |
JP2004317648A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Canon Inc | 表示データ消去書き込み装置及びそれを用いた画像表示方法 |
JP2004317550A (ja) * | 2003-04-11 | 2004-11-11 | Canon Inc | 表示データ書き込み装置及びそれを用いた画像表示方法 |
WO2005015892A2 (ja) * | 2003-08-07 | 2005-02-17 | Bridgestone Corp | 画像表示装置、画像表示用パネルの製造方法及び画像表示用パネル |
JP2005091442A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Bridgestone Corp | 画像表示装置及びその製造方法 |
-
2005
- 2005-11-18 JP JP2005334341A patent/JP2007140182A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003330047A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-19 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置及びその製造方法、並びに電子機器 |
JP2004309619A (ja) * | 2003-04-03 | 2004-11-04 | Canon Inc | 表示媒体、表示データ書き込み装置及びそれらを用いた画像表示方法 |
JP2004317550A (ja) * | 2003-04-11 | 2004-11-11 | Canon Inc | 表示データ書き込み装置及びそれを用いた画像表示方法 |
JP2004317648A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Canon Inc | 表示データ消去書き込み装置及びそれを用いた画像表示方法 |
WO2005015892A2 (ja) * | 2003-08-07 | 2005-02-17 | Bridgestone Corp | 画像表示装置、画像表示用パネルの製造方法及び画像表示用パネル |
JP2005091442A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Bridgestone Corp | 画像表示装置及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008076848A (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP2007140129A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP5078263B2 (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007122026A (ja) | 情報表示用パネルおよびその製造方法 | |
JP2007156444A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP4993963B2 (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2009103886A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2008058474A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007193182A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2008076659A (ja) | 情報表示用パネルの駆動方法 | |
JP2007156445A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP5019762B2 (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2006330213A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007322805A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007164122A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP4624080B2 (ja) | 情報表示用パネル | |
JP4657677B2 (ja) | 情報表示用パネルおよび情報表示装置 | |
JP4799139B2 (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007140182A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007140157A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007164150A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007322784A (ja) | 情報表示用パネルおよびその製造方法 | |
JP2007140366A (ja) | 情報表示装置 | |
JP2008052035A (ja) | 情報表示用パネルの製造方法 | |
JP2007086475A (ja) | マザー基板構造およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110905 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120228 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120626 |