[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2007032326A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007032326A
JP2007032326A JP2005213647A JP2005213647A JP2007032326A JP 2007032326 A JP2007032326 A JP 2007032326A JP 2005213647 A JP2005213647 A JP 2005213647A JP 2005213647 A JP2005213647 A JP 2005213647A JP 2007032326 A JP2007032326 A JP 2007032326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
fuel
internal combustion
fuel injection
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005213647A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Tawara
竜也 田原
Takeshi Watanabe
剛 渡辺
Yoshiyuki Shogenji
良行 正源寺
Takuya Ikoma
卓也 生駒
Bunichi Sato
文一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005213647A priority Critical patent/JP2007032326A/ja
Publication of JP2007032326A publication Critical patent/JP2007032326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】 機関冷間時における筒内燃料噴射時期を適切に設定して、燃焼性および排気性状の改善を図る。
【解決手段】 エンジン低温時(エンジン水温Teg≦基準温度Tth)には、筒内燃料噴射開始タイミングを示すDI開始角θは、機関冷却水温および負荷率に応じて決定される。DI開始角θは、冷却水温が低いほど燃料が霧化され難くなって燃焼性が悪化する点を考慮して、冷却水温が低くなるのに応じて相対的に進角側に設定される。さらに、エンジン負荷が高いほど燃料噴射量が多くなるため、この状態でピストン頂面が筒内噴射用インジェクタ110により近い時点での燃料噴射を行なうとピストン頂面への付着燃料が増加する点を考慮して、DI開始角θは、エンジン負荷率が高くなるのに応じて相対的に遅角側に設定される。
【選択図】 図10

Description

この発明は、内燃機関の制御装置に関し、より特定的には、筒内に燃料噴射するための筒内噴射用インジェクタを少なくとも有する内燃機関における、均質燃焼運転時の燃料噴射制御に関する。
エンジンの燃焼室に直接燃料を噴射する筒内直接噴射式火花点火エンジンの制御装置として、均質燃焼運転時において燃料噴霧がガス流動を受けてピストン冠面に押付けられるのを防止すべく、燃料噴射を燃料噴霧がガス流動を受けてピストン冠面に押付けられる期間の前後で2回に分けて行なう技術が開示されている(たとえば特許文献1)。これにより、エンジンの運転条件が低回転高負荷域にあるときにスモークの発生を防止するという効果が得られる。
また、筒内噴射用インジェクタと、吸気ポートに燃料噴射する吸気通路噴射用インジェクタとの両方を備えた内燃機関の構成が知られている。このような内燃機関を均質燃焼運転する際に、筒内噴射用インジェクタが高温に維持されることを好適に抑制するために、吸気通路噴射用インジェクタに加えて筒内噴射用インジェクタからも燃料噴射を併せて行なう構成が開示されている(たとえば特許文献2)。
特許文献2では、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射時期は、燃料と空気とのミキシングが良好に行なわれて混合気の好適な均質化が図られるように、機関回転速度および目標燃料噴射量に応じて電子制御される点が開示される。特に、機関回転速度が速く、かつ目標燃料噴射量が多い運転領域では、比較的早い時期と圧縮行程末期といった2つの燃料噴射時期が算出される点が開示されている。特許文献2では、実験などにより求められた、機関回転速度および目標燃料噴射量と、混合気の好適な均質化が図られる燃料噴射時期との関係に基づいて、燃料噴射時期が設定される。
特開2002−130025号公報 特開2002−364409号公報
一般的に、筒内噴射用インジェクタにより気筒内に直接燃料噴射を行なう場合には、機関冷間時は気筒内における燃料の霧化が促進され難いため、燃焼性の悪化や噴射燃料の機関内への付着という問題点が発生する。特に、ピストン頂面に付着した燃料は、その後の機関燃焼時に徐々に霧化され、不完全燃焼して気筒内から排出されるようになる。その結果、黒煙の発生や未燃成分の増大等、排気性状の悪化を招くこととなる。
したがって、内燃機関の低温時には、このような点を考慮して、エンジン条件に応じて適切な燃料噴射時期の調整を行なうことが好ましい。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、内燃機関の低温時における筒内燃料噴射時期を適切に設定して、燃焼性および排気性状の改善を図ることである。
この発明による内燃機関の制御装置は、筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段を少なくとも有する内燃機関を制御する。制御装置は、温度検知手段と、噴射時期制御手段とを備える。温度検知手段は、内燃機関の温度(代表的には、内燃機関の冷却水温により)を検知する。噴射時期制御手段は、内燃機関の状態に基づいて、第1の燃料噴射手段からの噴射開始タイミングを制御する。特に、噴射時期制御手段は、開始タイミング設定手段を含む。この開始タイミング設定手段は、温度検知手段によって検知された温度が所定の基準温度以下である場合に、内燃機関の温度および負荷に応じて噴射開始タイミングを設定する。
上記内燃機関の制御装置によれば、機関冷間時における筒内燃料噴射の燃料噴射時期は、内燃機関の温度(たとえば冷却水温)および負荷に応じて調整される。機関冷間時に筒内燃料噴射の燃料噴射時期を相対的に進角化させると、燃料噴射から点火までの期間がより確保されて燃焼性を改善できる一方で、ピストン頂面がインジェクタにより近い時点での燃料噴射となるために燃料付着の増加によって排気性状が悪化する可能性が高くなるため、燃焼性悪化に影響の大きい機関冷間域での内燃機関の温度(たとえば冷却水温)および燃料噴射量の増大に影響の大きい内燃機関の負荷に応じて燃料噴射時期を調整するができる。これにより、機関冷間時の燃焼性および排気性状について、一方を悪化させることなくバランス良く改善できる。
好ましくは、この発明による内燃機関の制御装置では、開始タイミング設定手段は、内燃機関の温度(たとえば冷却水温)が低くなるのに応じて、噴射開始タイミングを相対的に進角させる。
上記内燃機関の制御装置によれば、内燃機関の温度が低いほど筒内噴射された燃料が霧化され難くなり燃焼性が悪化する点を考慮して、内燃機関の温度が低くなるのに応じて筒内燃料噴射の燃料噴射時期を相対的に進角させて燃料噴射から点火までの期間を確保することができる。これにより、混合気の均質性を向上させて燃焼性を改善できる。
また好ましくは、この発明による内燃機関の制御装置では、開始タイミング設定手段は、内燃機関の負荷が高くなるのに応じて、噴射開始タイミングを相対的に遅角させる。
上記内燃機関の制御装置によれば、負荷が高いほど燃料噴射量が多くなるため、この状態でピストン頂面がインジェクタにより近い時点での筒内燃料噴射を行なうとピストン頂面への付着燃料が増加する点を考慮して、内燃機関の負荷が高くなるのに応じて筒内燃料噴射の燃料噴射時期を相対的に遅角させることができる。これにより、ピストンへの燃料付着増加を防止して排気性状の悪化を防止できる。
さらに好ましくは、内燃機関は、吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段をさらに有する。制御装置は、燃料噴射制御手段をさらに備え、燃料噴射制御手段は、内燃機関の状態に基づいて、内燃機関での全燃料噴射量および、第1および第2の燃料噴射手段の間での燃料噴射量の分担比率を制御する。特に、燃料噴射制御手段は、内燃機関の運転領域の一部において、内燃機関の負荷が高くなるのに応じて第2の燃料噴射手段による分担比率を増加させる領域を有する。
上記内燃機関の制御装置によれば、第1および第2の燃料噴射手段を有する内燃機関において、高負荷領域で第2の燃料噴射手段(吸気通路噴射用インジェクタ)からの燃料噴射を増大させるため、分担設定比率の設定面から混合気の均質性を向上させて燃焼性を改善できる。これにより、燃焼性改善のために筒内燃料噴射時期を進角化させる必要性が小さくなるので、排気性状を重視して、高負荷域への移行に伴い筒内燃料噴射時期を相対的に遅角させることができる。
この発明による内燃機関の制御装置によれば、筒内燃料噴射時期を内燃機関の状態に基づいて適切に制御することにより、機関冷間時における燃焼性および排気性状の改善を図ることができる。
以下においてこの発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一または相当部分には同一符号を付してその詳細な説明は原則的に繰返さないものとする。
図1に、この発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるエンジンECU(Electronic Control Unit)で制御されるエンジンシステムの概略構成図を示す。なお、図1には、エンジンとして直列4気筒ガソリンエンジンを示すが、この発明はこのようなエンジンに限定されるものではない。
図1に示すように、エンジン(内燃機関)10は、4つの気筒112を備え、各気筒112はそれぞれ対応するインテークマニホールド20を介して共通のサージタンク30に接続されている。サージタンク30は、吸気ダクト40を介してエアクリーナ50に接続され、吸気ダクト40内にはエアフローメータ42が配置されるとともに、電動モータ60によって駆動されるスロットルバルブ70が配置されている。このスロットルバルブ70は、アクセルペダル100とは独立してエンジンECU300の出力信号に基づいてその開度が制御される。一方、各気筒112は共通のエキゾーストマニホールド80に連結され、このエキゾーストマニホールド80は三元触媒コンバータ90に連結されている。
各気筒112に対しては、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタ110と、吸気ポートまたは/および吸気通路内に向けて燃料を噴射するための吸気通路噴射用インジェクタ120とがそれぞれ設けられている。これらインジェクタ110、120はエンジンECU300の出力信号に基づいてそれぞれ制御される。
図2には、図1に示された4つ気筒112のうちの1つを代表として示したエンジンの構成図である。
図2を参照して、エンジン10は、シリンダブロック101と、シリンダブロック101の上部に連結されるシリンダヘッド102とを備えるシリンダ111と、シリンダ111内を往復動するピストン103とを有して構成される。このピストン103は、エンジン10の出力軸であるクランクシャフト104に、クランクアーム105およびコンロッド106を介して連結される。コンロッド106は、ピストン103の往復運動をクランクシャフト104の回転に変換する。シリンダ111内においては、シリンダブロック101およびシリンダヘッド102の内壁とピストンの頂面とによって混合気を燃焼するための燃焼室107が区画形成されている。
シリンダヘッド102には、この燃焼室107に突出する態様で混合気に点火を行なう点火プラグ114と、燃焼室107に燃料を噴射供給する筒内噴射用インジェクタ110とが配設されている。さらに、吸気通路噴射用インジェクタ120は、インテークマニホールド、すなわち吸気通路20と燃焼室107との連通部分である吸気ポート22または/および吸気通路20に燃料を噴射供給するように配設されている。
吸気通路20および/または吸気ポート22に噴射された燃料を含む混合気は、吸気弁24の開弁期間に燃焼室107内へ導かれる。点火プラグ114による点火により燃料が燃焼された後の排気は、排気弁84の開弁期間に排気通路(エキゾーストマニホールド)80を介して三元触媒コンバータ90(図1)へ送られる。
なお、本実施の形態においては、2つのインジェクタが別個に設けられた内燃機関について説明するが、この発明はこのような内燃機関に限定されない。たとえば、筒内噴射機能と吸気通路噴射機能とを併せ持つような1個のインジェクタを有する内燃機関であってもよい。
再び図1を参照して、各筒内噴射用インジェクタ110は共通の燃料分配管130に接続されている。この燃料分配管130は、燃料分配管130に向けて流通可能な逆止弁140を介して、機関駆動式の高圧燃料ポンプ150に接続されている。高圧燃料ポンプ150の吐出側は電磁スピル弁152を介して高圧燃料ポンプ150の吸入側に連結されており、この電磁スピル弁152の開度が小さいときほど、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130内に供給される燃料量が増大され、電磁スピル弁152が全開にされると、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130への燃料供給が停止されるように構成されている。なお、電磁スピル弁152はエンジンECU300の出力信号に基づいて制御される。
一方、各吸気通路噴射用インジェクタ120は、共通する低圧側の燃料分配管160に接続されており、燃料分配管160および高圧燃料ポンプ150は共通の燃料圧レギュレータ170を介して、電動モータ駆動式の低圧燃料ポンプ180に接続されている。さらに、低圧燃料ポンプ180は燃料フィルタ190を介して燃料タンク200に接続されている。燃料圧レギュレータ170は低圧燃料ポンプ180から吐出された燃料の燃料圧が予め定められた設定燃料圧よりも高くなると、低圧燃料ポンプ180から吐出された燃料の一部を燃料タンク200に戻すように構成されている。したがって吸気通路噴射用インジェクタ120に供給されている燃料圧および高圧燃料ポンプ150に供給されている燃料圧が上記設定燃料圧よりも高くなるのを阻止している。
エンジンECU300は、デジタルコンピュータから構成され、双方向性バス310を介して相互に接続されたROM(Read Only Memory)320、RAM(Random Access Memory)330、CPU(Central Processing Unit)340、入力ポート350および出力ポート360を備えている。
エアフローメータ42は吸入空気量に比例した出力電圧を発生し、このエアフローメータ42の出力電圧はA/D変換器370を介して入力ポート350に入力される。エンジン10には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生する水温センサ380が取付けられ、この水温センサ380の出力電圧は、A/D変換器390を介して入力ポート350に入力される。
燃料分配管130には燃料分配管130内の燃料圧に比例した出力電圧を発生する燃料圧センサ400が取付けられ、この燃料圧センサ400の出力電圧は、A/D変換器410を介して入力ポート350に入力される。三元触媒コンバータ90上流のエキゾーストマニホールド80には、排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する空燃比センサ420が取付けられ、この空燃比センサ420の出力電圧は、A/D変換器430を介して入力ポート350に入力される。
本実施の形態に係るエンジンシステムにおける空燃比センサ420は、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比に比例した出力電圧を発生する全域空燃比センサ(リニア空燃比センサ)である。なお、空燃比センサ420としては、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかをオン−オフ的に検出するO2センサを用いてもよい。
アクセルペダル100は、アクセルペダル100の踏込み量に比例した出力電圧を発生するアクセル開度センサ440に接続され、アクセル開度センサ440の出力電圧は、A/D変換器450を介して入力ポート350に入力される。また、入力ポート350には、機関回転数を表わす出力パルスを発生する回転数センサ460が接続されている。エンジンECU300のROM320には、上述のアクセル開度センサ440および回転数センサ460により得られる機関負荷率および機関回転数に基づき、運転状態に対応させて設定されている燃料噴射量の値や機関冷却水温に基づく補正値などが予めマップ化されて記憶されている。
エンジンECU300は、所定プログラムの実行により各センサからの信号に基づいて、エンジンシステムの全体動作を制御するための各種制御信号を生成する。これらの制御信号は、出力ポート360および駆動回路470を介して、エンジンシステムを構成する機器・回路群へ送出される。
図1に示したエンジンシステムでは、このような特性の異なる2種類のインジェクタを以下に説明するようにエンジン10の回転数と負荷率で使い分けることにより、エンジン10が通常運転状態である場合には主に均質燃焼が行なわれるようにしている。
一方、エンジン10が、アイドル時の触媒暖機時を始めとする非通常運転状態であるときには成層燃焼が行なわれる。
均質燃焼運転時には、上記のように算出された全燃料噴射量に対する、筒内噴射用インジェクタ110および吸気通路噴射用インジェクタ120の間での燃料噴射量分担比率は、以下に説明するように制御される。
図3および図4は、図1に示したエンジンシステムにおける、均質燃焼運転時における筒内噴射用インジェクタ110と、吸気通路噴射用インジェクタ120との燃料噴射量分担比率(噴分け比率)の設定マップの第1の例を説明する図である。
図3および図4を参照して、エンジン10の運転状態に対応させた情報である、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120との噴き分け比率(以下、DI比率rとも記載する。)を表わすマップについて説明する。これらのマップは、エンジンECU300のROM320に記憶される。図3は、エンジン10の温間用マップであって、図4は、エンジン10の冷間用マップである。
図3および図4に示すように、これらのマップは、エンジン(内燃機関)10の回転数を横軸にして、負荷率を縦軸にして、筒内噴射用インジェクタ110の分担比率がDI比率rとして百分率で示されている。
図3および図4に示すように、エンジン10の回転数と負荷率とに定まる運転領域ごとに、DI比率rが設定されている。「DI比率r=100%」とは、筒内噴射用インジェクタ110からのみ燃料噴射が行なわれる領域であることを意味し、「DI比率r=0%」とは、吸気通路噴射用インジェクタ120からのみ燃料噴射が行なわれる領域であることを意味する。「DI比率r≠0%」、「DI比率r≠100%」および「0%<DI比率r<100%」とは、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120とで燃料噴射が分担して行なわれる領域であることを意味する。
なお、概略的には、筒内噴射用インジェクタ110は、出力性能の上昇に寄与し、吸気通路噴射用インジェクタ120は、混合気の均一性に寄与する。このような特性の異なる2種類のインジェクタを、エンジン10の回転数と負荷率とで使い分けることにより、エンジン10が通常運転状態である場合には、均質燃焼が行なわれるようにしている。
さらに、これらの図3および図4に示すように、温間時のマップと冷間時のマップとに分けて、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120のDI分担率rを規定した。エンジン10の温度が異なると、筒内噴射用インジェクタ110および吸気通路噴射用インジェクタ120の制御領域が異なるように設定されたマップを用いて、エンジン10の温度を検知して、エンジン10の温度が予め定められた温度しきい値以上であると図3の温間時のマップを選択して、そうではないと図4に示す冷間時のマップを選択する。それぞれ選択されたマップに基づいて、エンジン10の回転数と負荷率とに基づいて、筒内噴射用インジェクタ110および/または吸気通路噴射用インジェクタ120を制御する。
図3および図4に設定されるエンジン10の回転数と負荷率について説明する。図3のNE(1)は2500〜2700rpmに設定され、KL(1)は30〜50%、KL(2)は60〜90%に設定されている。また、図4のNE(3)は2900〜3100rpmに設定されている。すなわち、NE(1)<NE(3)である。その他、図3のNE(2)や、図4のKL(3)、KL(4)も適宜設定されている。
図3および図4を比較すると、図3に示す温間用マップのNE(1)よりも図4に示す冷間用マップのNE(3)の方が高い。これは、エンジン10の温度が低いほど、吸気通路噴射用インジェクタ120の制御領域が高いエンジン回転数の領域まで拡大されるということを示す。すなわち、エンジン10が冷えている状態であるので、(たとえ、筒内噴射用インジェクタ110から燃料を噴射しなくても)筒内噴射用インジェクタ110の噴口にデポジットが堆積しにくい。このため、吸気通路噴射用インジェクタ120を使って燃料を噴射する領域を拡大するように設定され、均質性を向上させることができる。
図3および図4を比較すると、エンジン10の回転数が、温間用マップにおいてはNE(1)以上の領域において、冷間用マップにおいてはNE(3)以上の領域において、「
DI比率r=100%」である。また、負荷率が、温間用マップにおいてはKL(2)以上の領域において、冷間用マップにおいてはKL(4)以上の領域において、「DI比率r=100%」である。これは、予め定められた高エンジン回転数領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されること、予め定められた高エンジン負荷領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されるということを示す。すなわち、高回転領域や高負荷領域においては、筒内噴射用インジェクタ110のみで燃料を噴射しても、エンジン10の回転数や負荷が高く吸気量が多いので筒内噴射用インジェクタ110のみでも混合気を均質化しやすいためである。このようにすると、筒内噴射用インジェクタ110から噴射された燃料は燃焼室内で気化潜熱を伴い(燃焼室から熱を奪い)気化される。これにより、圧縮端での混合気の温度が下がる。これにより対ノッキング性能が向上する。また、燃焼室の温度が下がるので、吸入効率が向上し高出力が見込める。
図3に示す温間マップでは、負荷率KL(1)以下では、筒内噴射用インジェクタ110のみが用いられる。これは、エンジン10の温度が高いときであって、予め定められた低負荷領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されるということを示す。温間時においてはエンジン10が暖まった状態であるので、筒内噴射用インジェクタ110の噴口にデポジットが堆積しやすい。しかしながら、筒内噴射用インジェクタ110を使って燃料を噴射することにより噴口温度を低下させることができるので、デポジットの堆積を回避することも考えられ、また、筒内噴射用インジェクタの最小燃料噴射量を確保して、筒内噴射用インジェクタ110を閉塞させないことも考えられる。このため、この領域では、筒内噴射用インジェクタ110を用いた燃料噴射を行なっている。
図3および図4を比較すると、図4の冷間用マップにのみ「DI比率r=0%」の領域が存在する。これは、エンジン10の温度が低いときであって、予め定められた低負荷領域(KL(3)以下)では吸気通路噴射用インジェクタ120のみが使用されるということを示す。これはエンジン10が冷えていてエンジン10の負荷が低く吸気量も低いため燃料が霧化しにくい。このような領域においては筒内噴射用インジェクタ110による燃料噴射では良好な燃焼が困難であるため、また、特に低負荷および低回転数の領域では筒内噴射用インジェクタ110を用いた高出力を必要としないため、筒内噴射用インジェクタ110を用いないで、吸気通路噴射用インジェクタ120のみを用いる。
また、通常運転時以外の場合、エンジン10がアイドル時の触媒暖機時の場合(非通常運転状態であるとき)、成層燃焼を行なうように筒内噴射用インジェクタ110が制御される。このような触媒暖機運転中にのみ成層燃焼させることで、触媒暖機を促進させ、排気エミッションの向上を図る。
図5および図6には、図1に示したエンジンシステムにおけるDI比率rの設定マップの第2の例が示される。
図5(温間時)および図6(冷間時)に示された設定マップは、図3および図4に示された設定マップと比較して、低回転数領域の高負荷領域におけるDI比率設定が異なる。
エンジン10では、低回転数領域の高負荷領域においては、筒内噴射用インジェクタ110から噴射された燃料により形成される混合気のミキシングが良好ではなく、燃焼室内の混合気が不均質で燃焼が不安定になる傾向を有する。このため、このような問題が発生しない高回転数領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタの噴射比率を増大させるようにしている。また、このような問題が発生する高負荷領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタ110の噴射比率を減少させるようにしている。これらのDI比率rの変化を図5および図6に十字の矢印で示す。
このようにすると、燃焼が不安定であることに起因するエンジンの出力トルクの変動を抑制することができる。なお、これらのことは、予め定められた低回転数領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタ110の噴射比率を減少させることや、予め定められた低負荷領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタ110の噴射比率を増大させることと、略等価であることを確認的に記載する。また、このような領域(図5および図6で十字の矢印が記載された領域)以外の領域であって筒内噴射用インジェクタ110のみで燃料を噴射している領域(高回転側、低負荷側)においては、筒内噴射用インジェクタ110のみでも混合気を均質化しやすい。このようにすると、筒内噴射用インジェクタ110から噴射された燃料は燃焼室内で気化潜熱を伴い(燃焼室から熱を奪い)気化される。これにより、圧縮端での混合気の温度が下がる。これにより対ノッキング性能が向上する。また、燃焼室の温度が下がるので、吸入効率が向上し高出力が見込める。
なお、図3〜図6を用いて説明したこのエンジン10において、均質燃焼は筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを基本的には吸気行程とすることにより、成層燃焼は筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを圧縮行程とすることにより実現できる。すなわち、筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを圧縮行程とすることで、点火プラグ周りにリッチ混合気が偏在させることにより燃焼室全体としてはリーンな混合気に着火する成層燃焼を実現することができる。また、筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射タイミングを吸気行程としても点火プラグ周りにリッチ混合気を偏在させることができれば、吸気行程噴射であっても成層燃焼を実現できる。
また、ここでいう成層燃焼には、成層燃焼と以下に示す弱成層燃焼の双方を含むものである。弱成層燃焼とは、吸気通路噴射用インジェクタ120を吸気行程で燃料噴射して燃焼室全体にリーンで均質な混合気を生成して、さらに筒内噴射用インジェクタ110を圧縮行程で燃料噴射して点火プラグ周りにリッチな混合気を生成して、燃焼状態の向上を図るものである。このような弱成層燃焼は触媒暖気時に好ましい。これは、以下の理由による。すなわち、触媒暖気時には高温の燃焼ガスを触媒に到達させるために点火時期を大幅に遅角させ、かつ良好な燃焼状態(アイドル状態)を維持する必要がある。また、ある程度の燃料量を供給する必要がある。これを成層燃焼で行なおうとしても燃料量が少ないという問題があり、これを均質燃焼で行なおうとしても良好な燃焼を維持するために遅角量が成層燃焼に比べて小さいという問題がある。このような観点から、上述した弱成層燃焼を触媒暖気時に用いることが好ましいが、成層燃焼および弱成層燃焼のいずれであっても構わない。
次に、この発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置による燃料噴射時期制御を説明する。まず、図7を用いて各インジェクタからの燃料噴射時期について説明する。
図7を参照して、吸気弁24(図2)の開弁期間500および排気弁84(図2)の開弁期間510は、バルブタイミング制御によって設定される。一般的に、吸気弁開弁期間500は、上死点(TDC)よりも先に開始され、下死点(BDC)よりも遅れて終了される。同様に、排気弁開弁期間510は、下死点(BDC)に先立って開始され、上死点(TDC)よりも遅れて終了される。このため、上死点(TDC)を挟んで、吸気弁24および排気弁84の両方が開弁されるオーバラップ期間515が設けられる。
一般的に、吸気弁開弁期間500および排気弁開弁期間510は、周知のバルブタイミング可変制御機構により、主に運転状態に応じた適切なオーバラップ期間515が設けられるように、逐次制御される。
吸気通路噴射用インジェクタ120からの燃料噴射時期(以下、「PFI噴射時期」とも称する)520は、吸気弁開弁期間500に合せて吸気行程に設けられる。同様に、均質燃焼運転時には、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射時期(以下、「DI噴射時期」とも称する)530も、均質燃焼運転のため基本的には吸気行程に設けられる。
なお、筒内噴射用インジェクタ110および吸気通路噴射用インジェクタ120からの燃料噴射量は、インジェクタの開弁期間に比例するので、PFI噴射時期520およびDI噴射時期530の長さは、DI比率に従って各インジェクタによって分担される燃料噴射量に応じてそれぞれ決まる。したがって、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射時期は、DI噴射開始タイミング550(以下、DI噴射開始タイミング550の位相θをDI開始角θとも称する)の設定により制御される。
図8には、本発明の実施の形態に従う内燃機関の制御装置によるDI噴射時期の設定を説明するフローチャートが示される。
図8を参照して、エンジンECU300は、ステップS100により、水温センサ380によって検知される機関冷却水温および、エンジン10の回転数・負荷率に代表されるエンジン状態を示す諸量を取得する。
エンジンECU300は、ステップS110では、エンジン10が燃焼状態の悪化が懸念される低温領域であるかどうかを判定する。具体的には、ステップS100で取得された機関冷却水温を基準温度Tthと比較することによって、ステップS110での判定は実行される。基準温度Tthは、筒内での燃料霧化状況に依存した燃焼性を実験的に確認することによって決定できる。なお、ステップS110での基準温度Tthは、図3〜図6に示したDI比率マップの選択におけるエンジンの冷間時/温間時を区別するための温度しきい値とは、基本的に独立の値とされる。ただし、エンジンの特性によっては、両者を共通の値としても良い。
エンジン非低温時(ステップS110におけるYES判定時)には、エンジンECU300は、ステップS120により、図9に示したDI開始角マップに従って、DI噴射開始タイミング550を決定する。
図9を参照して、エンジン非低温時におけるDI開始角θは、エンジンの回転数および負荷率に応じて決定される。すなわち、横軸をエンジン回転数、縦軸をエンジン負荷率とする二次元平面上の各点でのDI開始角θ(1,1)〜θ(m,n)を予め設定したマップを、ステップS100で取得したエンジン回転数および負荷率に基づいて参照することにより、今回のDI開始角θ、すなわちDI噴射開始タイミング550が決定される。
エンジン非低温時には、燃料霧化促進の低下による燃焼悪化や、ピストンへの燃料付着による排気性状悪化の問題が発生し難いので、運転状態に応じた適切なエンジン出力を得る点を重視してDI噴射時期は設定される。たとえば、運転状態に応じたバルブタイミング可変制御により、吸気弁24(図2)の開弁期間が主にエンジン負荷および回転数に従って制御されるのに連動させて、DI噴射開始タイミング550は適切に設定される。
再び図8を参照して、エンジン低温時(ステップS110におけるNO判定時)には、エンジンECU300は、ステップS130により、図10に示したDI開始角マップに従って、DI噴射開始タイミング550を決定する。
図10を参照して、エンジン低温時におけるDI開始角θは、機関冷却水温および負荷率に応じて決定される。すなわち、横軸を冷却水温、縦軸をエンジン負荷率とする二次元平面上の各点でのDI開始角θ(1,1)〜θ(k,l)を予め設定したマップを、ステップS100で取得した機関冷却水温およびエンジン負荷率に基づいて参照することにより、今回のDI開始角θ、すなわちDI噴射開始タイミング550が決定される。
図10のマップの横軸方向については、冷却水温が低いほど燃料が霧化され難くなって燃焼性が悪化する点を考慮して、DI開始角θは、冷却水温が低くなるのに応じて、相対的に進角側に設定される。これにより、DI噴射時期を相対的に進角させて、燃料噴射から点火までの期間を確保することにより、混合気の均質性を向上させて燃焼性を改善できる。
また、図10のマップの縦軸方向については、エンジン負荷が高いほど燃料噴射量が多くなるため、この状態でピストン頂面が筒内噴射用インジェクタ110により近い時点での燃料噴射を行なうとピストン頂面への付着燃料が増加する点を考慮して、DI開始角θを設定する。すなわち、DI開始角θは、エンジン負荷率が高くなるのに応じて、相対的に遅角側に設定される。これにより、DI噴射時期を相対的に遅角させることにより、燃料噴射量そのものが多い高負荷時におけるピストンへの燃料付着増加を防止して、排気性状の悪化を防止できる。
なお、図6に示したDI比率マップ(冷間時)を用いて燃料噴射分担比率を制御する場合には、高負荷領域へ移行するに伴い筒内噴射用インジェクタ110の噴射比率を減少させる、すなわち、吸気通路噴射用インジェクタ120からの燃料噴射を増大させるため、DI比率設定の面から混合気の均質性を向上させて燃焼性を改善できる。これにより、燃焼性改善のためにDI噴射時期を進角化させる必要性が小さくなるので、排気性状を重視して、高負荷域への移行に伴いDI噴射時期を相対的にさらに遅角させることができる。
このように、本実施の形態従うDI噴射時期設定によれば、燃焼性悪化に影響の大きい機関冷間域での冷却水温および燃料噴射量の増大に影響の大きい内燃機関の負荷の両者に応じて燃料噴射時期を調整することにより、燃焼性および排気性状について一方を悪化させることなくバランス良く改善できる。
なお、本実施の形態では、各気筒に筒内噴射用インジェクタ110および吸気通路噴射用インジェクタ120を有するエンジンを例示したが、筒内噴射用インジェクタ110のみを有するエンジンの燃料噴射時期についても、本願発明に従って設定することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置により制御されるエンジンシステムの概略構成図である。 図1に示したエンジンの構成を説明する図である。 図1に示したエンジンシステムにおける、均質燃焼運転時のDI比率設定マップ(機関温間時)の第1の例を説明する図である。 図1に示したエンジンシステムにおける、均質燃焼運転時のDI比率設定マップ(機関冷間時)の第1の例を説明する図である。 図1に示したエンジンシステムにおける、均質燃焼運転時のDI比率設定マップ(機関温間時)の第2の例を説明する図である。 図1に示したエンジンシステムにおける、均質燃焼運転時のDI比率設定マップ(機関冷間時)の第2の例を説明する図である。 各インジェクタからの燃料噴射時期について説明する概念図である。 本発明の実施の形態に従う内燃機関の制御装置によるDI噴射時期の設定を説明するフローチャートである。 機関非冷間時におけるDI開始角の設定マップを説明する概念図である。 機関冷間時におけるDI開始角の設定マップを説明する概念図である。
符号の説明
10 エンジン、20 インテークマニホールド(吸気通路)、22 吸気ポート、24 吸気弁、30 サージタンク、40 吸気ダクト、42 エアフローメータ、50 エアクリーナ、60 電動モータ、70 スロットルバルブ、80 エキゾーストマニホールド、84 排気弁、90 三元触媒コンバータ、100 アクセルペダル、101 シリンダブロック、102 シリンダヘッド、103 ピストン、104 クランクシャフト、105 クランクアーム、106 コンロッド、107 燃焼室、110 筒内噴射用インジェクタ、111 シリンダ、112 気筒、114 点火プラグ、120 吸気通路噴射用インジェクタ、130,160 燃料分配管、140 逆止弁、150 高圧燃料ポンプ、152 電磁スピル弁、170 燃料圧レギュレータ、180 低圧燃料ポンプ、190 燃料フィルタ、200 燃料タンク、300 エンジンECU、380 水温センサ、400 燃料圧センサ、420 空燃比センサ、440 アクセル開度センサ、460 回転数センサ、500 吸気弁開弁期間、510 排気弁開弁期間、515 オーバラップ期間、550 筒内噴射開始タイミング、r DI比率、Tth 基準温度、θ DI開始角。

Claims (4)

  1. 筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段を少なくとも有する内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の温度を検知する温度検知手段と、
    前記内燃機関の状態に基づいて、前記第1の燃料噴射手段からの噴射開始タイミングを制御する噴射時期制御手段とを備え、
    前記噴射時期制御手段は、前記温度検知手段によって検知された温度が所定の基準温度以下である場合に、前記温度および前記内燃機関の負荷に応じて前記噴射開始タイミングを設定する開始タイミング設定手段を含む、内燃機関の制御装置。
  2. 前記開始タイミング設定手段は、前記内燃機関の温度が低くなるのに応じて、前記噴射開始タイミングを相対的に進角させる、請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記開始タイミング設定手段は、前記内燃機関の負荷が高くなるのに応じて、前記噴射開始タイミングを相対的に遅角させる、請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記内燃機関は、吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段をさらに有し、
    前記制御装置は、
    前記内燃機関の状態に基づいて、前記内燃機関での全燃料噴射量および、前記第1および第2の燃料噴射手段の間での燃料噴射量の分担比率を制御する燃料噴射制御手段をさらに備え、
    前記燃料噴射制御手段は、前記内燃機関の運転領域の一部において、前記内燃機関の負荷が高くなるのに応じて前記第2の燃料噴射手段による分担比率を増加させる領域を有する、請求項3記載の内燃機関の制御装置。
JP2005213647A 2005-07-25 2005-07-25 内燃機関の制御装置 Pending JP2007032326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005213647A JP2007032326A (ja) 2005-07-25 2005-07-25 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005213647A JP2007032326A (ja) 2005-07-25 2005-07-25 内燃機関の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007032326A true JP2007032326A (ja) 2007-02-08

Family

ID=37791880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005213647A Pending JP2007032326A (ja) 2005-07-25 2005-07-25 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007032326A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287482A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Hitachi Ltd 火花点火式内燃機関の制御装置
EP2339158A2 (en) 2009-12-25 2011-06-29 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Control apparatus for direct injection type internal combustion engine
US7983832B2 (en) 2007-02-28 2011-07-19 Hitachi, Ltd. Control method of direct injection engine, controller for implementing the control method, and control circuit device used for the controller
WO2012131996A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射装置
WO2014103439A1 (ja) 2012-12-25 2014-07-03 ヤンマー株式会社 エンジン
WO2016158018A1 (ja) * 2015-03-30 2016-10-06 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
JP2023065991A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013428A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Mitsubishi Motors Corp 筒内噴射型内燃機関
JP2003193894A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Mazda Motor Corp エンジンの燃料噴射タイミング制御装置
JP2005113745A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料供給装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013428A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Mitsubishi Motors Corp 筒内噴射型内燃機関
JP2003193894A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Mazda Motor Corp エンジンの燃料噴射タイミング制御装置
JP2005113745A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料供給装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7983832B2 (en) 2007-02-28 2011-07-19 Hitachi, Ltd. Control method of direct injection engine, controller for implementing the control method, and control circuit device used for the controller
JP2009287482A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Hitachi Ltd 火花点火式内燃機関の制御装置
EP2339158A2 (en) 2009-12-25 2011-06-29 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Control apparatus for direct injection type internal combustion engine
US8720412B2 (en) 2009-12-25 2014-05-13 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Control apparatus for direct injection type internal combustion engine
JP5780294B2 (ja) * 2011-03-31 2015-09-16 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射装置
WO2012131996A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射装置
CN103459825A (zh) * 2011-03-31 2013-12-18 丰田自动车株式会社 燃料喷射装置
US9915213B2 (en) 2012-12-25 2018-03-13 Yanmar Co., Ltd. Engine
US9644567B2 (en) 2012-12-25 2017-05-09 Yanmar Co., Ltd. Engine
WO2014103439A1 (ja) 2012-12-25 2014-07-03 ヤンマー株式会社 エンジン
WO2016158018A1 (ja) * 2015-03-30 2016-10-06 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
JP2016188597A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
CN107429618A (zh) * 2015-03-30 2017-12-01 三菱自动车工业株式会社 引擎控制装置
US10393057B2 (en) 2015-03-30 2019-08-27 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Engine control device
CN107429618B (zh) * 2015-03-30 2021-06-22 三菱自动车工业株式会社 引擎控制装置
JP2023065991A (ja) * 2021-10-28 2023-05-15 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7198031B2 (en) Control device of internal combustion engine
US7412821B2 (en) Control apparatus for internal combustion engine
US7270112B2 (en) Control apparatus for internal combustion engine and engine system
JP4487735B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US20060207241A1 (en) Control apparatus for internal combustion engine
US20060207556A1 (en) Control apparatus for internal combustion engine
JP4356595B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4466337B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4449706B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4453524B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4470773B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4462079B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2006100840A1 (en) Control apparatus for internal combustion engine
JP2006194098A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2007032326A (ja) 内燃機関の制御装置
CN1989327B (zh) 控制内燃机中点火正时的方法
JP4513613B2 (ja) 内燃機関の異常判定装置
JP4742633B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006258023A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006258020A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006144629A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006118482A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006291876A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080422

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100129

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100202

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20100401

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02