JP2007031581A - ゴム組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ゴム組成物に関し、更に詳しくは耐摩耗性や補強性を損なうことなくウェットスキッド性能や転がり抵抗が改良されたゴム組成物並びにそれを用いた空気入りタイヤに関する。
ゴム組成物にシリカを配合することによりウェットスキッド性能を向上させ、転がり抵抗を低くする技術が従来から知られており、実用化されていることは周知の通りである。近年、ウェットスキッド性能や転がり抵抗を更に改良すべく、例えば極性フィラー配合によって同様な効果を得る試みがなされている。しかし補強性の低い極性粒子(例えばクレー、カオリナイトなど)の配合によってウェットスキッド性能の改良は得られるようであるが、そのような極性フィラーを配合するとは摩耗性能が大幅に悪化するという問題がある(例えば特許文献1〜3参照)。
従って、本発明の目的は、耐摩耗性や補強性を損なうことなく、ゴム組成物のウェットスキッド性能や転がり抵抗を改良することにある。
本発明に従えば、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)を含むジエン系ゴム、シリカ、平均粒子サイズが1〜100μmの珪酸カルシウム粉体、硫黄含有シランカップリング剤並びに式(I):
(式中、R1は水素原子又は基中に1個若しくはそれ以上の酸素原子又は窒素原子を含んでいてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を示し、R2は炭素数1〜3のアルキレン基を示し、R3〜R5は、それぞれ独立に、炭素数1〜8の炭化水素基を示す)で表されるアミノシラン化合物を含んでなり、ジエン系ゴム100重量部に対し、前記珪酸カルシウム粉体の配合量が5〜35重量部であって、珪酸カルシウム粉体とシリカとの合計量が20〜120重量部であり、前記硫黄含有シランカップリング剤とアミノシラン化合物の合計量がシリカ及び珪酸カルシウム粉体との合計量の1〜15重量%であるゴム組成物並びにそれを用いた空気入りタイヤが提供される。
本発明によれば、ゴム組成物にウォラストナイトなどの珪酸カルシウム粉体、硫黄含有シランカップリング剤及びアミノシラン化合物を配合することにより耐摩耗性や補強性の低下を抑制しつつ、ペイン効果を低く(即ちシリカの分散性が向上し)、低温tanδを高く、高温tanδを低くすることが可能となった。このゴム組成物は、タイヤトレッド部用ゴム組成物として用いてタイヤを製造することによって、耐摩耗性や補強性の低下をきたすことなく、ウェットスキッドと低転がり抵抗とを両立させることができる。
本発明者らは前記課題を解決すべく研究を進めた結果、ウォラストナイトのような珪酸カルシウム粉体をゴム組成物に配合することによって優れたウェットスキッド性能や低転がり抵抗性能の改良は可能であるが、耐摩耗性の面で未だ改良の余地がある点に鑑み、SBRを主体とするジエン系ゴムに、シリカ、珪酸カルシウム粉体(ウォラストナイト)、硫黄含有シランカップリング剤及び前記式(I)のアミノシラン化合物を組合せることにより耐摩耗性や補強性を損なうことなく、ウェットスキッド性能及び転がり抵抗性を改良することに成功した。
本発明によれば、ゴム成分としてスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)を含むジエン系ゴム100重量部に対し、シリカ、平均粒子サイズが1〜100μm、好ましくは2〜50μmの珪酸カルシウム粉体を5〜35重量部、好ましくは5〜20重量部でシリカとの合計量で20〜120重量部、好ましくは40〜100重量部配合し、更に、硫黄含有シランカップリング剤と前記式(I)で表されるアミノシラン化合物をそれらの合計量が珪酸カルシウム粉体とシリカの合計量の1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%配合する。ここで硫黄含有シランカップリング剤(A)とアミノシラン化合物(B)との配合比(重量比)は下記関係を満足することが好ましい。
0.05<B/(A+B)<0.5
0.05<B/(A+B)<0.5
前記式(I)の化合物において、R1は水素原子又は基中に1個もしくはそれ以上の酸素原子又は窒素原子を含んでいる炭素数1〜20の炭化水素基、例えば以下のものがあげられる、
1)(CH3O)2Si(CH3)C3H6NHC2H4NH2(N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン)、
2)(CH3O)3SiC3H6NHC2H4NH2(N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)、
3)(C2H5O)3SiC3H6NHC2H4NH2(N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン)、
4)(CH3O)3SiC3H6NH2(γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)、
5)(C2H5O)3SiC3H6NH2(γ−アミノプロピルトリエトキシシラン)、
6)(CH3O)3SiC3H6NHC6H5(N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)、R2は炭素数1〜3のアルキレン基であり、R3〜R5は、それぞれ独立に、炭素数1〜8の炭化水素基を示す。
1)(CH3O)2Si(CH3)C3H6NHC2H4NH2(N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン)、
2)(CH3O)3SiC3H6NHC2H4NH2(N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)、
3)(C2H5O)3SiC3H6NHC2H4NH2(N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン)、
4)(CH3O)3SiC3H6NH2(γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)、
5)(C2H5O)3SiC3H6NH2(γ−アミノプロピルトリエトキシシラン)、
6)(CH3O)3SiC3H6NHC6H5(N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)、R2は炭素数1〜3のアルキレン基であり、R3〜R5は、それぞれ独立に、炭素数1〜8の炭化水素基を示す。
式(I)のアミノシラン化合物は公知の化合物であり、具体的には例えば信越化学(株)よりKBM603(N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルメトキシシラン1級アミン)、KBE903(3−アミノプロピルエトキシシラン1級アミン)、KBM573(N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン2級アミン)などとして市販されており、本発明においてもこれらを使用することができる。
本発明において使用するSBR以外のジエン系ゴムとしては、例えば天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴムなどをあげることができ、本発明においてはゴム成分の30重量%以上がSBRであり、且つSBRとBRを合わせたゴムの比率が全ゴム量に対して60重量%以上であることが好ましい。
本発明において使用するシリカはタイヤ用などに使用する任意のシリカを用いることができ、例えば天然シリカ、合成シリカ、特に乾式シリカ、湿式シリカなどを用いることができる。
本発明において使用する珪酸カルシウム粉体としては例えばウォラストナイトを使用することができる。ウォラストナイト(Wollastonite)(珪灰石)は化学式CaSiO3で示される珪酸塩鉱物であり、天然鉱物として産出されるウォラストナイトは、石灰石と花崗岩の接触部で変成作用を受けて発達した鉱物で、色はガラス光沢のある白色、帯灰色、帯褐色を呈し、結晶形態は針状、塊状をなしている。主成分はSiO2とCaOをほぼ等量含有し、微量成分としてAl2O3,Fe2O3等を含有しており、天然に産出される低温型(β型)と合成の高温型(α型)がある。なお、ウォラストナイトは、例えばNYCO(株)や巴工業(株)より各種グレードが市販されており、本発明においてはこれらの市販品のうち、平均粒子サイズが1〜100μmのものを使用する。ウォラストナイトは通常、乾式法で粉砕されるが、乾式法では平均粒子サイズを1μm未満にすることができない。平均粒子サイズが大き過ぎると補強性及び耐摩耗性が低下するので好ましくない。その他の珪酸塩鉱物としては珪酸基が孤立しているネソ珪酸塩、2個連結したソロ珪酸塩、リング状のサイクロ珪酸塩、チェーン状のイノ珪酸塩、ミート状のフィロ珪酸塩、網状のテクト珪酸塩などがあげられる。前記平均粒径D50及びアスペクト比のものを使用することができる。
本発明において使用する硫黄含有シランカップリング剤はタイヤ用その他のゴム組成物にシリカと共に配合される任意のシランカップリング剤のうち硫黄原子を含有するもので、例えばビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリメトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィドなどのスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシランなどのメルカプト系、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどのビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランなどのグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシランなどのニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリエトキシシランなどのクロロ系、3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシランなどをあげることができ、これらはデグッサ社より市販のSi69、Si75やGE東芝シリコーンズ社より市販のNXTなどを用いることができる。
前述の如く、本発明のゴム組成物に使用される珪酸カルシウム粉体の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し5〜35重量部で、シリカとの合計量で20〜120重量部である。この配合量が少ないとウェットスキッド性能及び低転がり抵抗性が低下するので好ましくなく、また多いと補強性及び耐摩耗性が低下するので好ましくない。
前述の如く、本発明のゴム組成物に配合される硫黄含有シランカップリング剤とアミノシラン化合物の配合量はその合計量がシリカ及び珪酸カルシウム粉体の合計量の1〜15重量%であることが必要であり、この配合量が少ないと補強性及び耐摩耗性が低下するので好ましくなく、逆に多いとスコーチを起こしてしまうので好ましくない。
本発明に係るゴム組成物には、前記した成分に加えて、カーボンブラックなどのその他の補強剤(フィラー)、加硫又は架橋剤、加硫又は架橋促進剤、各種オイル、老化防止剤、可塑剤などのタイヤ用、その他のゴム組成物用に一般的に配合されている各種添加剤を配合することができ、かかる添加剤は一般的な方法で混練して組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないことはいうまでもない。
標準例、実施例1〜8及び比較例1〜3
サンプルの調製
表I及び表IIに示す配合において、加硫促進剤と硫黄を除く成分を3リットルの密閉型ミキサーで5分間混練し、145±5℃に達したときに放出してマスターバッチを得た。このマスターバッチに加硫促進剤と硫黄をオープンロールで混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を用いて以下に示す試験法で未加硫物性を評価した。結果は表I及びIIに示す。
サンプルの調製
表I及び表IIに示す配合において、加硫促進剤と硫黄を除く成分を3リットルの密閉型ミキサーで5分間混練し、145±5℃に達したときに放出してマスターバッチを得た。このマスターバッチに加硫促進剤と硫黄をオープンロールで混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を用いて以下に示す試験法で未加硫物性を評価した。結果は表I及びIIに示す。
次に得られたゴム組成物を15×15×0.2cmの金型中で160℃で30分間加硫して加硫ゴムシートを調製し、以下に示す試験法で加硫ゴムの物性を測定した。結果は表I及び表IIに示す。
ゴム物性評価試験法
ムーニースコーチ:JIS K−6300に準拠して測定し、標準例の値を100として指数表示した。この値が大きいほど加工性に優れている。
ムーニースコーチ:JIS K−6300に準拠して測定し、標準例の値を100として指数表示した。この値が大きいほど加工性に優れている。
補強性(M300/M100):JIS K−6251に準拠して300%モジュラス及び100%モジュラスを測定し、その比(M300/M100)の値を標準例の値を100として指数表示した。この値が大きいほど補強性に優れていることを表す。
tanδ(0℃)(ウェットスキッド性能)及びtanδ(60℃)(転がり抵抗):東洋精機製作所製粘弾性スペクトロメーターを用いて周波数20Hz、初期歪10%、振幅±2%の条件で0℃及び60℃のtanδを測定し、標準例の値を100として指数表示した。tanδ(0℃)の値が大きいほどウェットスキッド性能に優れ、tanδ(60℃)の値が小さいほど転がり抵抗に優れていることを示す。
耐摩耗性:ランボーン摩耗試験機にて、温度20℃、負荷荷重2.45N、スリップ率20%、試験時間5分の条件でランボーン摩耗量を測定した。この値を標準例の値を100として指数表示した。この値が大きいほど耐摩耗性に優れることを表す。
表I及び表II脚注
SBR:Nipol9528R(日本ゼオン(株)製)
BR:NipolBR1220(日本ゼオン(株)製)
シリカ:165GR(ローディア(株)製)
ウォラストナイト:NYAD1250(NYCO(株)製)
シランカップリング剤:Si69(デグッサ社製)
HAF:ショウブラックN339(昭和キャボット(株)製)
6C:SANTOFLEX 6PPD(FLEXSYS社製)
RD:VULKANOX HS/LG(バイエル社製)
亜鉛華:銀嶺(東邦亜鉛(株)製)
ステアリン酸:ビーズステアリン酸(日本油脂(株)製)
プロセスオイル:X−140(ジャパンエナジー(株)製)
加硫促進剤1:ノクセラーNS−P(大内新興化学工業(株)製)
加硫促進剤2:サンセラーD−G(住友化学(株)製)
硫黄:油処理硫黄(細井化学工業(株)製)
アミノシラン−1:N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルメトキシシラン1級アミン(信越化学(株)製KBM603)
アミノシラン−2:3−アミノプロピルエトキシシラン1級アミン(信越化学(株)製KBE903)
アミノシラン−3:N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン2級アミン(信越化学(株)製KBM573)
SBR:Nipol9528R(日本ゼオン(株)製)
BR:NipolBR1220(日本ゼオン(株)製)
シリカ:165GR(ローディア(株)製)
ウォラストナイト:NYAD1250(NYCO(株)製)
シランカップリング剤:Si69(デグッサ社製)
HAF:ショウブラックN339(昭和キャボット(株)製)
6C:SANTOFLEX 6PPD(FLEXSYS社製)
RD:VULKANOX HS/LG(バイエル社製)
亜鉛華:銀嶺(東邦亜鉛(株)製)
ステアリン酸:ビーズステアリン酸(日本油脂(株)製)
プロセスオイル:X−140(ジャパンエナジー(株)製)
加硫促進剤1:ノクセラーNS−P(大内新興化学工業(株)製)
加硫促進剤2:サンセラーD−G(住友化学(株)製)
硫黄:油処理硫黄(細井化学工業(株)製)
アミノシラン−1:N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルメトキシシラン1級アミン(信越化学(株)製KBM603)
アミノシラン−2:3−アミノプロピルエトキシシラン1級アミン(信越化学(株)製KBE903)
アミノシラン−3:N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン2級アミン(信越化学(株)製KBM573)
以上の通り、本発明に従えば、ゴム組成物にシリカ、ウォラストナイトなどの珪酸カルシウム粉体、硫黄含有シランカップリング剤及びアミノシラン化合物を配合することにより耐摩耗性や補強性の低下を抑制しつつ、ペイン効果を低減して(即ちシリカの分散が向上して)、低温tanδを高く、高温tanδを低くすることが可能となった。このゴム組成物は、タイヤトレッド部用ゴム組成物として用いてタイヤを製造することによって、耐摩耗性や補強性の低下をきたすことなく、ウェットスキッドと低転がり抵抗とを両立させることができるので、空気入りタイヤ、特にキャップトレッド用ゴム組成物として有用である。
Claims (3)
- スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)を含むジエン系ゴム、シリカ、平均粒子サイズが1〜100μmの珪酸カルシウム粉体、硫黄含有シランカップリング剤並びに式(I):
- 前記硫黄含有シランカップリング剤(A)と前記アミノシラン化合物(B)との配合比(重量基準)が下記の関係:
0.05<B/(A+B)<0.5
を満たす請求項1に記載のゴム組成物。 - 請求項1又は2に記載のゴム組成物を用いた空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005217448A JP2007031581A (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | ゴム組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007031581A true JP2007031581A (ja) | 2007-02-08 |
Family
ID=37791212
Family Applications (1)
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- 2005-07-27 JP JP2005217448A patent/JP2007031581A/ja active Pending
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