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JP2007005443A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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JP2007005443A JP2005181810A JP2005181810A JP2007005443A JP 2007005443 A JP2007005443 A JP 2007005443A JP 2005181810 A JP2005181810 A JP 2005181810A JP 2005181810 A JP2005181810 A JP 2005181810A JP 2007005443 A JP2007005443 A JP 2007005443A
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裕孝 西沢
Junichiro Osako
潤一郎 大迫
Tamaki Wada
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Michiaki Sugiyama
道昭 杉山
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Abstract

【課題】 マルチチップパッケージの製造コストを低減する。
【解決手段】 マルチチップパッケージ(MCP1)の樹脂パッケージ2には、フラッシュメモリチップ1Mとコントローラチップ1Cとが封止されている。樹脂パッケージ2の対向する2つの長辺のそれぞれの中央部は、その両端部よりも樹脂パッケージ2の中心側に後退している。コントローラチップ1Cに接続されたアウターリード6oのうち、樹脂パッケージ2の2つの長辺に沿って配置されたアウターリード6oは、樹脂パッケージ2の上記中央部から外方に引き出され、それらの先端は、上記両端部よりも樹脂パッケージ2の中心側に位置している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、互いに異なる集積回路が形成された複数の半導体チップを搭載したマルチチップパッケージに適用して有効な技術に関するものである。
携帯電話機を始めとする各種携帯情報端末機器のデータ記憶媒体として、複数のフラッシュメモリチップを内蔵したメモリカードや、フラッシュメモリチップとその動作を制御するインタフェースコントローラとを内蔵したメモリカードが使用されている。
特開2004−13738号公報(特許文献1)には、安価な材料を用いて製造コストの低減を図ったメモリカードが開示されている。この公報に開示されたメモリカードは、合成樹脂からなる薄い板状のキャップと、このキャップの内部に装着された封止部とで構成されている。封止部内部には、金属製のリードフレームと、このリードフレームの一部(リード)の上に搭載された3個の半導体チップ(2個のメモリチップと1個のコントローラチップ)が封止されている。これらのチップは、Auワイヤを介してリードと電気的に接続されており、封止部の裏面には、リードフレームと一体に形成された接続端子が露出している。
特開2004−13738号公報
近年、携帯情報端末機器の多機能化に伴って、メモリカードの種類やサイズも増加の一途を辿っている。特に、メモリチップとコントローラチップとを組み合わせたメモリカードのように、異種チップを混載したメモリカードの場合は、パッケージサイズが同一であっても外部接続端子の数が品種毎に異なっている。
そのため、メモリカードが良品であるか不良品であるかを判定するための電気テストを行う際、品種毎に異なるテストソケットを用意しなければならず、これがメモリカードの製造コストを引き上げる一因となっている。
本発明の目的は、異種チップを混載したマルチチップパッケージの製造コストを低減する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の半導体装置は、リードフレームに設けられた複数のインナーリードと、前記リードフレームの一面に実装され、ワイヤを介して前記複数のインナーリードの一部と電気的に接続された第1の半導体チップと、前記リードフレームを介して、または直接に前記第1の半導体チップの一面に実装され、ワイヤを介して前記複数のインナーリードの他部と電気的に接続された第2の半導体チップとが樹脂パッケージに封止され、前記第1の半導体チップと前記第2の半導体チップとは、互いに異なる集積回路が形成され、前記樹脂パッケージは、互いに対向する第1および第2の辺と、互いに対向する第3および第4の辺とを有し、前記第1および第2の辺は、それぞれの中央部が両端部よりも前記樹脂パッケージの中心側に後退し、前記第1の半導体チップと電気的に接続された前記一部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第3および第4の辺の少なくとも一方から外方に引き出されてアウターリードを構成し、前記第2の半導体チップと電気的に接続された前記他部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの少なくとも前記第1および第2の辺のそれぞれの前記中央部から外方に引き出されてアウターリードを構成し、前記中央部から外方に突出した前記アウターリードのそれぞれの先端は、前記両端部よりも前記樹脂パッケージの中心側に位置しているものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
品種の異なるマルチチップパッケージの電気テストを共通のテストソケットを使って行うことが可能となるので、マルチチップパッケージの製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態の半導体装置は、例えば携帯電話などに装着して使用する小型メモリカード用マルチチップパッケージである。図1は、本実施の形態のマルチチップパッケージの外観を示す平面図、図2および図3は、図1に示すマルチチップパッケージの内部構造を示す図であり、図2は小型メモリカード用マルチチップパッケージの上面側から見た平面図、図3は小型メモリカード用マルチチップパッケージの下面側から見た平面図、図4は、図1のA−A線に沿った断面図、図5は、図1のB−B線に沿った断面図である。
マルチチップパッケージ(MCP1)は、電気的に消去および書き込み可能な不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)が形成された第1の半導体チップ(以下、フラッシュメモリチップという)1Mと、このフラッシュメモリチップ1Mに対するメモリインタフェース動作を制御するインタフェースコントローラが形成された第2の半導体チップ(以下、コントローラチップという)1Cとが長方形の樹脂パッケージ2に封止されたSOP(Small-Outline Package)構造を有している。フラッシュメモリチップ1Mは、32メガバイト(Megabyte)〜16ギガバイト(Gigabyte)の記憶容量を有するチップであり、本実施の形態では、1ギガバイトの記憶容量を有しているチップを例示している。
フラッシュメモリチップ1Mは、半導体基板(長方形の単結晶シリコン)上に半導体素子が形成されたチップであり、その主面(集積回路形成面)を下方に向けた状態で樹脂パッケージ2に封止されている。図3に示すように、フラッシュメモリチップ1Mの主面には、一対の短辺の一方に沿って複数(例えば24個)のボンディングパッド3が一列に配置されている。なお、図3では説明を簡略化するために、ボンディングパッド3の数を実際の数よりも少なく示している。ボンディングパッド3が配置された短辺の近傍には、複数本のインナーリード5iが配置されており、それぞれのインナーリード5iとそれに対応するボンディングパッド3とが、Auワイヤ7によって電気的に接続されている。また、それぞれのインナーリード5iの他端側は、樹脂パッケージ2の一対の短辺の一方から外方に引き出されてアウターリード5oを構成している。すなわち、アウターリード5oは、フラッシュメモリチップ1Mの外部接続端子として機能している。アウターリード5oの数は、例えば24本である。また、上記の樹脂パッケージ2は、例えばオルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂またはビフェニール型エポキシ樹脂などのような熱硬化性樹脂からなり、フラッシュメモリチップ1Mおよびコントローラチップ1Cを良好に封止することを大きな目的の1つとして有している。
一方、コントローラチップ1Cは、フラッシュメモリチップ1Mよりも小型で、半導体基板(略正方形の単結晶シリコン)上に半導体素子が形成されたチップであり、その主面(集積回路形成面)を上方に向けた状態でフラッシュメモリチップ1Mの上面に搭載されている。フラッシュメモリチップ1Mの上面には、接着シートとして、両面に接着剤が塗布されたダイアタッチフィルム(Die Attach Film)8が貼り付けてあり、コントローラチップ1Cは、このダイアタッチフィルム8を介してフラッシュメモリチップ1Mの上面に接着されている。
図2に示すように、コントローラチップ1Cの主面には、4つの辺に沿って複数(例えば64個)のボンディングパッド4が一列に配置されている。なお、図2では説明を簡略化するために、ボンディングパッド4の数を実際の数よりも少なく示している。また、コントローラチップ1Cの各辺の近傍には、複数本のインナーリード6iが配置されており、それぞれのインナーリード6iとそれに対応するボンディングパッド4とが、Auワイヤ7によって電気的に接続されている。これらのインナーリード6iは、前述したダイアタッチフィルム8を介してフラッシュメモリチップ1Mの上面に接着されている。
上記インナーリード6iの他端側は、樹脂パッケージ2の3辺(1つの短辺と2つの長辺)から外方に引き出されてアウターリード6oを構成している。すなわち、アウターリード6oは、コントローラチップ1Cの外部接続端子として機能している。
また、マルチチップパッケージMCP1の2つの長辺側のインナーリード6iのうちの一部は、長辺側の他のインナーリード6iの長さよりも長いものが存在する。この一部のインナーリード6iはマルチチップパッケージMCP1の中央部に配置されており、コントローラチップ1Cの4辺のうち、フラッシュメモリチップ1Mに電気的に接続されるインナーリード5iおよびアウターリード5oが配置されている側の1辺に沿うように配置され、コントローラチップ1Cの主面のボンディングパッド4と電気的に接続されている。この一部のインナーリード6iの長さはマルチチップパッケージMCP1の短辺の長さの半分よりも長くなるように、フラッシュメモリチップ1Mの短辺の長さの半分よりも長くなるように、または、コントローラチップ1Cの1辺の長さよりも長くなるように形成されているものも存在する。このように、この一部のインナーリード6iの長さを他のインナーリード6iの長さよりも長くすることで、コントローラチップ1Cの4辺に配置されたボンディングパッド4とワイヤ接続することが可能となる。
また、本実施の形態におけるこの一部のインナーリード6iの配置位置は、フラッシュメモリチップ1Mに電気的に接続されるアウターリード5oおよびインナーリード5i、後述に説明するダミーのインナーリード6di、前述の一部のインナーリード6i、コントローラチップ1C、マルチチップパッケージMCP1の短辺側のインナーリード6iおよびアウターリード6oとなるように配置されている。
また、これらのアウターリード6oのうち、樹脂パッケージ2の短辺から引き出されたアウターリード6oの数は、樹脂パッケージ2のもう一方の短辺から引き出された前記アウターリード5oの数と同じ(例えば24本)である。また、樹脂パッケージ2の2つの長辺から外方に引き出されたアウターリード6oの数は、コントローラチップ1Cのボンディングパッド4の数を64個とした場合、64−24=40個である。また、例えば電源(Vcc)端子を構成する複数のボンディングパッド4を1本のアウターリード5oに接続したり、GND端子を構成する複数のボンディングパッド4を1本のアウターリード5oに接続したりすることによって、2つの長辺から外方に引き出されるアウターリード5oの数を40本よりも少なくすることが可能である。
本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)は、樹脂パッケージ2の対向する2つの長辺のそれぞれの中央部がその両端部よりも樹脂パッケージ2の中心側に後退している。そして、樹脂パッケージ2の2つの長辺に沿って配置された上記複数本のアウターリード6oは、樹脂パッケージ2の上記中央部から外方に引き出され、それらの先端は、上記両端部よりも樹脂パッケージ2の中心側に位置している。すなわち、図5に示すように、樹脂パッケージ2の長辺の中央部から外方に引き出されたアウターリード6oの先端は、樹脂パッケージ2の長辺の両端部よりも長さα(αは正数)だけ樹脂パッケージ2の内側に後退している。アウターリード5o、6oは、マルチチップパッケージ(MCP1)を小型メモリカードの配線基板に半田実装するために、ガルウィング状に曲げ加工されている。そのため、長さαを大きくするとアウターリード5oの長さが短くなって曲げ加工が困難になる。また、アウターリード5oの長さが短くなると、配線基板の電極と接触する面積も小さくなり、アウターリード5oと電極との接続信頼性が低下する。従って、長さαは、加工誤差の許容範囲内で出来るだけ0に近づけることが望ましい。
上記樹脂パッケージ2は、例えば長辺=15.4mm、短辺=12.0mm、厚さ=0.62mmのエポキシ樹脂からなる。フラッシュメモリチップ1Mの厚さは、例えば0.08mm、コントローラチップ1Cの厚さは、例えば0.08〜0.16mmである。インナーリード5i、6iおよびアウターリード5o、6oは、例えば厚さ0.1mmの42アロイや銅からなる。
図2に示すように、樹脂パッケージ2の長辺の中央部から外方に引き出されたアウターリード6oは、コントローラチップ1Cに接続されていないダミーのアウターリード6doを含んでいる。ダミーのアウターリード6doは、樹脂パッケージ2の内部に配置されたダミーのインナーリード6diと一体に構成されている。このダミーのインナーリード6diは、前述のフラッシュメモリチップ1Mおよびコントローラチップ1Cとは電気的に接続しないリードであり、従って、アウターリード6doも外部端子としては機能しない。これらのインナーリード6diおよびアウターリード6doは、樹脂パッケージ2に覆われて形成されており、アウターリード6doが外部から電圧を供給されることがないような構成になっている。
ダミーのインナーリード6diは、厚さが極めて薄い(例えば0.08mm)フラッシュメモリチップ1Mの平坦度を確保し、樹脂パッケージ2をモールド成形する際にフラッシュメモリチップ1Mが変形するのを防ぐために、前述したダイアタッチフィルム8を介してフラッシュメモリチップ1Mの上面に接着されている。また、コントローラチップ1Cとその周囲に配置されたインナーリード6iも、ダミーのインナーリード6diと共にフラッシュメモリチップ1Mの平坦度を確保する機能を有している。従って、ダミーのインナーリード6diは、フラッシュメモリチップ1Mの上面のうち、コントローラチップ1Cおよびインナーリード6iが配置されていない領域を覆うように配置される。
本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)を組み立てるには、まず、前述したフラッシュメモリチップ1Mおよびコントローラチップ1Cと、図6に示すリードフレームLFとを用意する。リードフレームLFは、前述したインナーリード5i、6iおよびアウターリード5o、6o(ダミーのインナーリード6diおよびアウターリード6doを含む)とそれらを支持する枠体9とで構成されている。ただしアウターリード6doやインナーリード6diは絶縁性のダイボンドフィルムや接着剤の絶縁特性を生かして、必要に応じて電源のグランドや電源(Vcc)等の電位を与えることも可能である。図6は、リードフレームLFの一部(パッケージ2個分)を示したもので、実際のリードフレームLFは、例えば8個のパッケージを同時に成形できる多連構造を有している。
フラッシュメモリチップ1Mは、周知の製造方法でフラッシュメモリを形成したシリコンウエハの裏面を研磨してその厚さを0.08mmまで薄くした後、このシリコンウエハをダイシングすることによって得られる。また、コントローラチップ1Cは、周知の製造方法でインタフェースコントローラを形成したシリコンウエハの裏面を研磨してその厚さを0.08〜0.16mmまで薄くした後、このシリコンウエハをダイシングすることによって得られる。フラッシュメモリが形成されたシリコンウエハをダイシングする際には、その裏面に前述したダイアタッチフィルム8とダイシングテープとを貼り付けておく。このようにすると、裏面にダイアタッチフィルム8が貼り付けられたコントローラチップ1Cが得られるので、フラッシュメモリチップ1MをリードフレームLFに搭載する際に接着剤を塗布する手間が不要となる。また必要に応じてチップ厚さを0.08mm以下の薄さに研磨する場合も同様である。
次に、図7に示すように、フラッシュメモリチップ1Mの裏面のダイアタッチフィルム8にインナーリード6iおよびダミーのインナーリード6diを貼り付けることによって、フラッシュメモリチップ1MをリードフレームLFの所定位置に固定した後、ダイアタッチフィルム8の所定位置にコントローラチップ1Cを貼り付ける。続いて、リードフレームLFを加熱し、ダイアタッチフィルム8に塗布された接着剤を熱硬化させることによって、フラッシュメモリチップ1Mとコントローラチップ1CとをリードフレームLFに同時に搭載する。
フラッシュメモリチップ1Mとコントローラチップ1CをリードフレームLFに搭載する他の方法として、例えば周知の接着剤を使ってフラッシュメモリチップ1MをリードフレームLFに貼り付けた後、コントローラチップ1Cをフラッシュメモリチップ1Mに貼り付ける方法がある。また、予めインナーリード6iに貼り付けておいた接着テープを利用してフラッシュメモリチップ1MをリードフレームLFに貼り付けた後、周知の接着剤を使ってコントローラチップ1Cをフラッシュメモリチップ1Mに貼り付ける方法もある。しかし、前述したダイアタッチフィルム8を利用する方法は、これらの方法に比べて簡便であることから、マルチチップパッケージ(MCP1)の製造コストを低減するのに有効である。
次に、フラッシュメモリチップ1Mのボンディングパッド3とインナーリード5iとをAuワイヤ7で接続し、コントローラチップ1Cのボンディングパッド4とインナーリード6iとをAuワイヤ7で接続した後、リードフレームLFをモールド金型に装着し、フラッシュメモリチップ1M、コントローラチップ1C、インナーリード5i、6iおよびAuワイヤ7を樹脂パッケージ2に封止する。続いて、樹脂パッケージ2の外部に露出したリードフレームLFのタイバー領域などの不要部分を切断、除去した後、アウターリード5o、6oをガルウィング状に曲げ加工することにより、前記図1〜図5に示すマルチチップパッケージ(MCP1)が得られる。
なお、フラッシュメモリチップ1Mに接続されるインナーリード5iと、コントローラチップ1Cに接続されるインナーリード6iのうち、共通の機能を有するもの(例えばGND端子)は、共通のインナーリードで構成することもできる。このようにすると、樹脂パッケージ2の2つの長辺から外方に引き出すアウターリード6oの数を少なくすることができるので、リードフレームLFの設計が容易になる。
このように、本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)は、フラッシュメモリチップ1Mとコントローラチップ1Cを安価な材料であるリードフレームLFに搭載して樹脂パッケージ2で封止しているので、フラッシュメモリチップ1Mとコントローラチップ1Cを配線基板に実装するマルチチップパッケージに比べて材料費が安価で済む利点がある。
次に、上記の方法で製造されたマルチチップパッケージ(MCP1)が良品であるか不良品であるかを判定するための電気テストを行う。この電気テストは、テスタに接続されたテストソケットにマルチチップパッケージ(MCP1)を装着した状態で行う。
マルチチップパッケージ(MCP1)の電気テストを行う際は、例えば図8および図9に示すような別種のマルチチップパッケージ(MCP2)の電気テストを行う際に使用するテストソケットと同一のテストソケットを使用する。
マルチチップパッケージ(MCP2)は、2個のフラッシュメモリチップ1Mを樹脂パッケージ2に封止したSOP構造を有している。樹脂パッケージ2の寸法は、本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)と同一である。また、2個のフラッシュメモリチップ1Mは、いずれも本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)で使用しているフラッシュメモリチップ1Mと同一のものであり、その一方は、その主面を下に向けた状態でダイパッド部10の下面に接着され、もう一方は、その主面を上に向けた状態でダイパッド部10の上面に接着されている。
一方のフラッシュメモリチップ1Mの主面に形成されたボンディングパッド3とその近傍に配置されたインナーリード5iは、Auワイヤ7によって電気的に接続されている。インナーリード5iの他端側は、樹脂パッケージ2の一対の短辺の一方から外方に引き出されてアウターリード5oを構成している。また、もう一方のフラッシュメモリチップ1Mの主面に形成されたボンディングパッド3とその近傍に配置されたインナーリード5iは、Auワイヤ7によって電気的に接続されている。インナーリード5iの他端側は、樹脂パッケージ2の一対の短辺の他方から外方に引き出されてアウターリード5oを構成している。樹脂パッケージ2の一対の短辺から引き出されたアウターリード5oの数は、本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)と同一(例えば24本+24本)である。
図10は、上記マルチチップパッケージ(MCP2)の電気テストを行う際に使用するテストソケットの要部断面図である。テストソケット20は、樹脂製のソケット本体21と、マルチチップパッケージ(MCP2)を収容するキャリア22とを備えている。ソケット本体21の内部には、マルチチップパッケージ(MCP2)のアウターリード5oと同数の端子23が埋め込まれており、それぞれの端子23の一端は、キャリア22の底部に露出している。また、それぞれの端子23の他端は図示しないテスタに接続され、所定のテスト信号が供給されるようになっている。
電気テストを行う際には、ピンセットなどを使ってマルチチップパッケージ(MCP2)をキャリア22内に収容する。すると、アウターリード5oのそれぞれが対応する端子23と接触するので、プッシャー24の下端をアウターリード5oに押しつけてアウターリード5oを端子23に密着、固定する。そして、テスタから端子23を通じてそれぞれのフラッシュメモリチップ1Mにテスト信号を供給し、電気テストを行う。
一方、本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)を上記テストソケット20のキャリア22内に収容すると、フラッシュメモリチップ1Mに接続されたアウターリード5oのそれぞれが対応する端子23と接触する。また、コントローラチップ1Cに接続されたアウターリード6oのうち、樹脂パッケージ2の短辺から引き出されたアウターリード6oのそれぞれが対応する端子23と接触する。前述したように、樹脂パッケージ2の2つの長辺から外方に引き出されたアウターリード6oの先端は、長辺の両端部よりも樹脂パッケージ2の中心側に位置しているので、マルチチップパッケージ(MCP1)をテストソケット20のキャリア22内に収容する際にこれらのアウターリード6oが妨げとなることはない。そこで、フラッシュメモリチップ1Mに接続されたアウターリード5oと接触している端子23のみにテスト信号を供給し、フラッシュメモリチップ1Mの良、不良を判定する。一方、コントローラチップ1Cの良、不良は、コントローラチップ1Cに接続されたアウターリード6oに接触する端子を備えた別のテストソケットを用いた電気テストによって判定する。
このように、本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)の電気テストを行う際には、コントローラチップ1Cの良、不良を判定するためのテストソケットのみを新たに作成するだけでよく、フラッシュメモリチップ1Mの良、不良を判定するためのテストソケット20は、別種のマルチチップパッケージ(MCP2)の電気テストを行う際に使用するものをそのまま使用する。これにより、テストソケットの作成費用を低減することができるので、マルチチップパッケージ(MCP1)の製造コストを低減することができる。
また、本実施の形態のマルチチップパッケージ(MCP1)を搬送する際には、別種のマルチチップパッケージ(MCP2)用に作成した搬送トレイが利用可能であることから、搬送トレイの作成費用も低減することができる。
また、同一の樹脂パッケージ2に封止されたフラッシュメモリチップ1Mの良、不良とコントローラチップ1Cの良、不良を別個に判定することにより、フラッシュメモリチップ1Mとコントローラチップ1Cのいずれか一方が良品と判定されたマルチチップパッケージ(MCP1)の再生利用が可能となる。すなわち、フラッシュメモリチップ1Mのみが良品であるマルチチップパッケージ(MCP1)と、コントローラチップ1Cのみが良品であるマルチチップパッケージ(MCP1)と組み合わせて使用することにより、1個のマルチチップパッケージ(MCP1)と同等の機能を持つ製品が得られる。
図11は上記のマルチチップパッケージ(MCP1)を配線基板31の上面に搭載した図である。このマルチチップパッケージ(MCP1)は、続く図13〜図15に記載されるキャップ(樹脂封止体)33によって覆われることによって、図16に示すようなメモリカード30aを構成する。このメモリカード30aの外形寸法は、例えば長辺が24mm程度、短辺が18mm程度、厚さが1.4mm程度である。この寸法は、マルチメディアカード協会で規格化された寸法であり、このメモリカード30aはリデューストサイズMMC(Reduced Size MMC:以下、RSMMCという)と呼称される。メモリカード30aは、上記の外形寸法であれば、例えば携帯電話やデジタル・カメラ等のような小型の電子装置に使用可能であるが、金属製のアダプタ(補助器具)34等を装着することにより、携帯型パーソナルコンピュータ等のような相対的に大型の電子装置にも使用可能な構造になっている。また、配線基板31上には、必要に応じてチップコンデンサ素子やチップ抵抗素子などの受動素子32を設けることができる。
図12は、配線基板31の裏面を示した図であり、外部端子C1〜C7が設けられている。これら外部端子C1〜C7は、それぞれRSV(リザーブ)、CMD、Vss1(第1接地端子)、Vdd(電源端子)、CLK(クロック端子)、Vss2(第2接地端子)、DAT(データ端子)として機能する端子である。また、マルチチップパッケージ(MCP1)内に形成されているフラッシュメモリチップ1Mおよびコントローラチップ1Cの信号端子は、配線基板31上に形成された配線(図示せず)によって、上記の外部端子C1〜C7と電気的に接続されている。
図13は、配線基板31の上面とマルチチップパッケージ(MCP1)とを覆うキャップ(樹脂封止体)33を示した図である。キャップ33には、図16で示したアダプタ34と接続するための部分である嵌合部35aと爪引っ掛け部35bが設けられている。キャップ33は、例えば軽量化、加工容易性および柔軟性を図る観点から、ポリカーボネート、ABS樹脂(acrylonitrile butadiene styrene resin)、PBT(ポリブチレンテレフタレート:polybutylene terephthalate)、PPE(Poly Phenylen Ether:ポリフェニレンエーテル)、ナイロン、LCP(液晶ポリマ:liquid crystal polymer)、PET(ポリエチレンテレフタレート:polyethylen terephtalate)またはこれらの混合物等のような熱可塑性樹脂からなる。
図14は、図13のX−X線に沿った断面図、図15は、配線基板31上に搭載されたマルチチップパッケージ(MCP1)をキャップ33の溝36内に接着材(図示せず)を介して搭載した状態を示す断面図である。
図17は、前記図11および図12で示した配線基板31に搭載されたマルチチップパッケージ(MCP1)を、別のタイプのキャップ(樹脂封止体)37で覆った場合のメモリカード30bを示した図、図18は、図17のY−Y線に沿った断面図である。このメモリカード30bの外形寸法は、例えば長辺が32mm程度、短辺が24mm程度、厚さが1.4mm程度である。この寸法は、マルチメディアカード協会で規格化されたマルチメディアカード(MMC)と同一寸法である。
図19は、配線基板31上に搭載されたマルチチップパッケージ(MCP1)をキャップ37の溝36内に接着材(図示せず)を介して搭載した状態を示す断面図である。溝36は、上述のメモリカード30aのキャップ33に設けられた溝と同様であり、この溝36内に、図11の配線基板31上に搭載されたマルチチップパッケージ(MCP1)が収められる形状である。図20は、メモリカード30bの裏面を示す外観図である。
図21〜図24は、前記図11および図12で示した配線基板31に搭載されたマルチチップパッケージ(MCP1)を、SDカード協会で規格化されているSDカードの寸法を適用したメモリカード30cを示した図である。その外形寸法は、例えば長辺が32mm、幅が24mm、厚さが2.1mmである。メモリカード30cの外観形状は、第1および第2のケース38a、38bにより形成されている。
図21〜図23に示すように、インデックス用の面取り部CF1は、規格化されているもので、メモリカード30cを所望の電子装置に装着する際の装着方向を認識し易くし、またメモリカードが逆向きにコネクタに挿入されることを防止する等の機能を有している。また、ケース38a、38bの両長辺の一部には、メモリカード30cの短方向に窪むような溝39a、39bが形成されている。片側の長辺の溝39aからはスイッチ40の表出部40aが露出されている。このスイッチ40は、データ書き込みの可否を切り換えるスイッチである。スイッチ40の表出部40aは、メモリカード30cの長手方向に移動可能になっている。ここでは、電子装置がスイッチ40の表出部40aの位置を光学的または機械的に読み取り、読み取った表出部40aの位置に応じてデータ書き込みの可否を自動的に判断するタイプのスイッチが例示されている。一方、ケース38a、38bのもう片側の長辺の溝39bは、メモリカード30cを所望の電子装置から不用意に抜けてしまう事を防止するラッチ機構を実現するための溝である。
メモリカード30cの裏面側の第2のケース38bの前面側近傍には、例えば平面矩形状の複数の開口部41がメモリカード30cの前面側の短辺に沿って一列に所定の間隔毎に開口形成されている(図23)。上記開口部41からは、外部接続端子C1〜C9が露出されている。ここでは9個の外部接続端子C1〜C9が露出された状態が例示されている。図22の最も右端の開口部41からは2つの外部接続端子C8およびC9が露出されている。
図24は、図21〜図23のメモリカード30cの分解斜視図を示している。このメモリカード30cは、第1のケース38a、第2のケース38b、スイッチ40および配線基板31に搭載されたマルチチップパッケージ(MCP1)を有しており、そのスイッチ40および配線基板31に搭載されたマルチチップパッケージ(MCP1)が、ケース38a、38bによって挟まれるように保持される構成を有している。
(実施の形態2)
図25は、本実施の形態のマルチチップパッケージの内部構造を示す平面図である。例えば図25に示すように、フラッシュメモリチップ1Mの上面にダイパッド部10aを配置し、このダイパッド部10a上にコントローラチップ1Cを接着してもよい。この場合、ダイパッド部10aは、薄いフラッシュメモリチップ1Mの平坦度を確保するのに有効である。また、図26に示すように、枠状のダイパッド部10bの内側にコントローラチップ1Cを配置し、フラッシュメモリチップ1Mの裏面にコントローラチップ1Cを直接、またはダイアタッチフィルム8を介して接着してもよい。
上記のようなダイパッド部10a、10bを使用することで、チップサイズが大きく厚さの薄いフラッシュメモリをモールド金型内で樹脂成形するときに、樹脂流動中の圧力でチップのたわみや曲がりの変形を抑制することができる。
(実施の形態3)
前記実施の形態で使用したフラッシュメモリチップ1Mは、一対の短辺の一方にボンディングパッド3が配置されていたが、一対の短辺のそれぞれにボンディングパッド3が配置されたフラッシュメモリチップを使用してもよい。この場合、フラッシュメモリチップ1Mの外部接続端子として機能するアウターリード5oは、樹脂パッケージ2の2つの長辺から外方に引き出され、コントローラチップ1Cの外部接続端子として機能するアウターリード6oは、樹脂パッケージ2の2つの長辺から外方に引き出される。このとき、フラッシュメモリ1Mでボンディングワイヤ接続していない未使用の短辺側のリードはコントローラへの接続に使用することもできる。特にI/O数の多いx16ビットバスのフラッシュメモリには有効であり、フラッシュメモリの高速動作に効果がある。
また、本実施の形態では、コントローラチップ1Cの外部接続端子(アウターリード6o)を樹脂パッケージ2の2つの長辺から外方に引き出すように配置したが、前記実施の形態1の図2と同様に、樹脂パッケージ2の3つの長辺、または4つの長辺から引き出すように配置することも勿論可能である。
(実施の形態4)
図27は、本実施の形態のマルチチップパッケージの内部構造を示す平面図である。前記実施の形態3ではフラッシュメモリチップ1Mを1個搭載した例を示したが、本実施の形態においては、図27に示すように、2個のフラッシュメモリチップ1M、1Mと1個のコントローラチップ1Cとを樹脂パッケージ2に封止したマルチチップパッケージに適用することもできる。
この場合、一方のフラッシュメモリチップ1Mの外部接続端子として機能するアウターリード5oは、樹脂パッケージ2の一方の短辺から外方に引き出され、もう一方フラッシュメモリチップ1Mの外部接続端子として機能するアウターリード5oは、樹脂パッケージ2のもう一方の短辺から外方に引き出される。また、コントローラチップ1Cの外部接続端子として機能するアウターリード6oは、樹脂パッケージ2の2つの長辺から外方に引き出される。
いずれの場合も、樹脂パッケージ2の対向する2つの長辺のそれぞれの中央部は、その両端部よりも樹脂パッケージ2の中心側に後退させる。そして、樹脂パッケージ2の2つの長辺にから外方に引き出されたアウターリード6oの先端は、上記両端部よりも樹脂パッケージ2の中心側に位置させる。
このように、2つのフラッシュメモリチップ1M、1Mを搭載した場合は、メモリ容量の2倍化を可能にできるだけでなく、コントローラの制御方式を各フラッシュメモリに対してインターリーブ動作で高速化も可能になる。また、本実施の形態の構成を、前述の実施の形態2または3と組み合わせて使用することも勿論可能であり、同様の効果を得ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発
明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることは言うまでもない。
例えば、電気的に消去および書き込み可能な不揮発性メモリが形成された第1の半導体チップとしてフラッシュメモリチップ1Mを例示したが、このような不揮発性メモリとしては、EEPROM(Electrically Erasable Programable Read Only Memory)、相変化メモリまたは強誘電体メモリ等を代わりに例示することもできる。
本発明は、異種チップを混載したマルチチップパッケージに適用することができる。
本発明の一実施の形態であるマルチチップパッケージの外観を示す平面図である。 図1に示すマルチチップパッケージの内部構造を示す上面側平面図である。 図1に示すマルチチップパッケージの内部構造を示す下面側平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 本発明の一実施の形態であるマルチチップパッケージの製造に用いるリードフレームの要部平面図である。 本発明の一実施の形態であるマルチチップパッケージの製造工程を示すリードフレームの要部平面図である。 本発明と異なるマルチチップパッケージの内部構造を示す平面図である。 本発明と異なるマルチチップパッケージの断面図である。 マルチチップパッケージの電気テストを行う際に使用するテストソケットの要部断面図である。 本発明のマルチチップパッケージを配線基板上に搭載した斜視図である。 本発明のマルチチップパッケージが搭載された配線基板の裏面を示す斜視図である。 本発明のマルチチップパッケージを覆うキャップを示す斜視図である。 図13のX−X線に沿った断面図である。 RSMMCに適用した場合のメモリカードの断面図である。 RSMMCに適用した場合のメモリカードの斜視図である。 本発明のマルチチップパッケージを覆うキャップを示す斜視図である。 図17のY−Y線に沿った断面図である。 MMCに適用した場合のメモリカードの断面図である。 MMCに適用した場合のメモリカードの斜視図である。 SDカードに適用した場合のメモリカードの上面を示す斜視図である。 SDカードに適用した場合のメモリカードの裏面を示す斜視図である。 図22の開口部を拡大した要部斜視図である。 SDカードに適用した場合のメモリカードの分解斜視図である。 本発明の他の実施の形態であるマルチチップパッケージの内部構造を示す平面図である。 本発明の他の実施の形態であるマルチチップパッケージの内部構造を示す平面図である。 本発明の他の実施の形態であるマルチチップパッケージの内部構造を示す平面図である。
符号の説明
1M フラッシュメモリチップ(第1の半導体チップ)
1C コントローラチップ(第2の半導体チップ)
2 樹脂パッケージ
3、4 ボンディングパッド
5i、6i インナーリード
5o、6o アウターリード
6di ダミーのインナーリード
6do ダミーのアウターリード
7 Auワイヤ
8 ダイアタッチフィルム
9 枠体
10、10a、10b ダイパッド部
20 テストソケット
21 ソケット本体
22 キャリア
23 端子
24 プッシャー
CF1 面取り部
LF リードフレーム
MCP1、MCP2 マルチチップパッケージ
30a、30b、30c メモリカード
31 配線基板
32 受動素子
33 キャップ
34 アダプタ
35 接合部
35a 嵌合部
35b 爪引っ掛け部
36 溝
37 キャップ
38a、38b ケース
39a、39b 溝
40 スイッチ
40a 表出部
41 開口部

Claims (11)

  1. リードフレームに設けられた複数のインナーリードと、
    前記リードフレームの一面に実装され、ワイヤを介して前記複数のインナーリードの一部と電気的に接続された第1の半導体チップと、
    前記リードフレームを介して、または直接に前記第1の半導体チップの一面に実装され、ワイヤを介して前記複数のインナーリードの他部と電気的に接続された第2の半導体チップとが樹脂パッケージに封止され、
    前記第1の半導体チップと前記第2の半導体チップとは、互いに異なる集積回路が形成され、
    前記樹脂パッケージは、互いに対向する第1および第2の辺と、互いに対向する第3および第4の辺とを有し、前記第1および第2の辺は、それぞれの中央部が両端部よりも前記樹脂パッケージの中心側に後退し、
    前記第1の半導体チップと電気的に接続された前記一部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第3および第4の辺の少なくとも一方から外方に引き出されてアウターリードを構成し、
    前記第2の半導体チップと電気的に接続された前記他部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの少なくとも前記第1および第2の辺のそれぞれの前記中央部から外方に引き出されてアウターリードを構成し、
    前記中央部から外方に突出した前記アウターリードのそれぞれの先端は、前記両端部よりも前記樹脂パッケージの中心側に位置していることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の半導体チップに形成された前記集積回路は、主としてメモリ回路であり、前記第2の半導体チップに形成された前記集積回路は、主としてロジック回路であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記メモリ回路は、電気的に消去および書き込み可能な不揮発性メモリを含み、前記ロジック回路は、前記不揮発性メモリに対するメモリインタフェース動作を制御するインタフェースコントローラを含むことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記第1の半導体チップと電気的に接続された前記一部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第3の辺から外方に引き出されてアウターリードを構成し、
    前記第2の半導体チップと電気的に接続された前記他部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第1、第2および第4の辺から外方に引き出されてアウターリードを構成していることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記第1の半導体チップと電気的に接続された前記一部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第3および第4の辺から外方に引き出されてアウターリードを構成し、
    前記第2の半導体チップと電気的に接続された前記他部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第1および第2の辺から外方に引き出されてアウターリードを構成していることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記第2の半導体チップは、前記第1の半導体チップの裏面に形成された接着層を介して前記第1の半導体チップに実装されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記第1の半導体チップの裏面に接着され、前記第1および第2の半導体チップと電気的に接続されておらず、前記第1および第2の辺の少なくとも一方から外方に引き出された構造のアウターリードをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記樹脂パッケージに封止され、前記第1の半導体チップと同一の集積回路が形成された第3の半導体チップと、ワイヤを介して前記第3の半導体チップと電気的に接続されたインナーリードとをさらに有し、
    前記第1の半導体チップと電気的に接続された前記インナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第3の辺から外方に引き出されてアウターリードを構成し、
    前記第2の半導体チップと電気的に接続された前記インナーリードは、少なくとも前記樹脂パッケージの前記第1および第2の辺から外方に引き出されてアウターリードを構成し、
    前記第3の半導体チップと電気的に接続された前記インナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第4の辺から外方に引き出されてアウターリードを構成していることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  9. 前記第1の半導体チップの厚さは、前記リードフレームの厚さよりも同じ、または薄いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  10. リードフレームに設けられた複数のインナーリードと、
    前記リードフレームの一面に実装され、ワイヤを介して前記複数のインナーリードの一部と電気的に接続された第1の半導体チップと、
    前記リードフレームを介して、または直接に前記第1の半導体チップの一面に実装され、ワイヤを介して前記複数のインナーリードの他部と電気的に接続された第2の半導体チップとが樹脂パッケージに封止され、
    前記第1の半導体チップと前記第2の半導体チップとは、互いに異なる集積回路が形成され、
    前記樹脂パッケージは、互いに対向する第1および第2の辺と、互いに対向する第3および第4の辺とを有し、前記第1および第2の辺は、それぞれの中央部が両端部よりも前記樹脂パッケージの中心側に後退し、
    前記第1の半導体チップと電気的に接続された前記一部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの前記第3および第4の辺の少なくとも一方から外方に引き出されてアウターリードを構成し、
    前記第2の半導体チップと電気的に接続された前記他部のインナーリードは、前記樹脂パッケージの少なくとも前記第1および第2の辺のそれぞれの前記中央部から外方に引き出されてアウターリードを構成し、
    前記中央部から外方に突出した前記アウターリードのそれぞれの先端は、前記両端部よりも前記樹脂パッケージの中心側に位置している半導体装置の製造方法であって、
    前記樹脂パッケージの前記第3および第4の辺の少なくとも一方から外方に引き出された前記アウターリードと接触する端子を備えた第1のテスト手段を用いて前記第1の半導体チップの電気特性を検査する工程と、
    前記樹脂パッケージの少なくとも前記第1および第2の辺から外方に引き出された前記アウターリードと接触する端子を備えた第2のテスト手段を用いて前記第2の半導体チップの電気特性を検査する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1の半導体チップに形成された前記集積回路は、電気的に消去および書き込み可能な不揮発性メモリを含み、前記第2の半導体チップに形成された前記集積回路は、前記不揮発性メモリに対するメモリインタフェース動作を制御するインタフェースコントローラを含むことを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
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