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JP2007005215A - 燃料電池のシール構造 - Google Patents

燃料電池のシール構造 Download PDF

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Kenichi Toyoshima
剣一 豊島
Motokata Ishihara
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

【課題】ガスケットによるシール部の性能低下を防止する。
【解決手段】セパレータ11、12および膜電極接合体であるMEA55を含む複数の板状部材を積層し、積層した板状部材間の必要箇所にガスケット21〜23を介在させ、該ガスケットを、互いに対向する板状部材に圧接させることで、積層した板状部材間をシールする燃料電池のシール構造において、ガスケット21〜23と、該ガスケットが圧接する少なくとも一方の板状部材との間に接着剤41〜43を介在させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池のシール構造に関し、詳細には、セパレーターや膜電極接合体などの燃料電池構成部材間のシール構造に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池の単セルは、主として膜電極接合体(MEA:Membrane-Electorode Assembly)とセパレータの積層体から構成されている。単セルは、セパレータ−MEA−セパレータという積層構造を持っており、この単セルを複数積層させることで、燃料電池スタックを構成する。このように単セルを積層させたときにできるセパレータとセパレータとの間には、一般的に冷却用流路が設けられる。
MEAとセパレータとの間には、それぞれ、燃料ガス(水素等)と酸化ガス(酸素等、通常は空気)が供給される。また、単セルを積層した場合のセパレータとセパレータとの間には冷却水が供給される。従って、各ガスおよび冷却水が漏れないように、単セルの積層部材間、および、スタックを構成した場合の単セル間にはシールを施す必要がある。
特許文献1では、セパレータ−樹脂フレーム−MEA−樹脂フレーム−セパレータという積層構造をシールするために、セパレータと樹脂フレーム間、および、樹脂フレームとMEA間で接着を行っている。この場合、接着剤にガラスビーズ等を混入して、接着層の厚さ管理を行う例も示されている。
また、セパレータ間をシールする部材としてガスケットを設け、そのガスケットの積層方向下に位置する樹脂フレームを他部位より厚くすることにより、接着層を薄くして、樹脂フレームや接着層のクリープによるガスケットの面圧低下を防ぐ方法や、積層方向でガスケットと接着層が重ならないようにした構造により、接着層のクリープによるガスケットの面圧低下を防ぐ方法が提案されている。
特開2004−165125号公報(図6、図7、図10、図11)
ところで、特許文献1に記載された方法においても、樹脂フレームがクリープした場合のガスケットの面圧低下によるシール機能の低下をなくすことはできず、シール性に問題があった。また、通常は、スタック(積層)時にガスケットの面圧低下を考慮した締め付け荷重を加えるので、必要以上に部材を厚くしておく必要があり、その点から寸法が大きくなってしまい、重量を増加させる冗長性があった。さらに、ガスケット自体がクリープを起こして面圧低下を来たし、その結果、シール機能が低下することもあった。
本発明は、上記事情を考慮し、特にガスケットによるシール部の性能低下を防止できるようにした燃料電池のシール構造を提供することを目的とする。
本発明は、セパレータおよび膜電極接合体(MEA)を含む複数の板状部材を積層し、積層した板状部材間の必要箇所にガスケットを介在させ、該ガスケットを、互いに対向する板状部材に圧接させることで、積層した板状部材間をシールする燃料電池のシール構造において、前記ガスケットと、該ガスケットが圧接する少なくとも一方の板状部材との間に接着剤を介在させたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ガスケットと、該ガスケットが圧接する少なくとも一方の板状部材との間に接着剤を介在させたので、ガスケットのクリープによりシール部の面圧が低下した場合でも、接着剤に備わっているシール機能がそれを補うことにより、シール性能の低下を防ぐことができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1実施形態」
図1は第1実施形態の燃料電池スタックの一部分における断面構造を示している。
この燃料電池スタックは、いずれも板状部材であるセパレータ11、12と膜電極接合体であるMEA55を多数枚、所定の順番で積層し、積層した板状部材間、つまり、一方のセパレータ11とMEA55間、他方のセパレータ12とMEA55間、セパレータ11、12同士間の外周部にガスケット22、23、21をそれぞれ介在させ、各ガスケット22、23、21を、スタック組立による締結力によって、互いに対向するセパレータ11、12およびMEA55の表面に対し圧接させることで、積層したセパレータ11、12、MEA55の隣り合うもの同士間をシールしたものである。
ここで、セパレータ11−MEA55−セパレータ12の積層体が単セルを構成し、単セルの積層体が燃料電池スタックを構成している。
この燃料電池スタックにおいて特徴的なことは、ガスケット21、22、23と、これら各ガスケット21、22、23が圧接する少なくとも一方の板状部材であるセパレータ11、MEA55、セパレータ12との間に接着剤41、42、43を介在させたことである。接着剤41はガスケット22とMEA55を接着し、接着剤42はガスケット23とMEA55を接着し、接着剤43はガスケット21とセパレータ12を接着している。
酸化ガス側のセパレータ(以下、カソードセパレータという)11とMEA55の間には、ガスケット22と接着剤41でシールされた酸化ガス流路が確保され、燃料ガス側のセパレータ(以下、アノードセパレータという)12とMEA55の間には、ガスケット23と接着剤42でシールされた燃料ガス流路が確保され、隣接する単セルのカソードセパレータ11とアノードセパレータ12の間には、ガスケット21と接着剤43でシールされた冷却水流路が確保されている。
図2はMEA55の構成を示している。
積層方向において順に拡散層51A、触媒層(電極層)52A、電解質膜53、触媒層(電極層)52C、拡散層51Cを貼り合わせた部位が発電部50となり、シール部(ガスケット21〜23および接着剤41〜43)は、発電部50の外周に位置するシールキャリア54の位置に配置される。なお、発電部50とシールキャリア54は気密性を保って結合されている。
接着剤41、42、43の介在のさせ方としては、本実施形態では、ガスケット22、23、21の、板状部材(MEA55、セパレータ12)に対する圧接面に断面略コ字状をなす環状の切欠を設けておき、その切欠に接着剤41、42、43を収容する構造を採用している。しかしそれ以外に、ガスケット22、23、21と該ガスケット22、23、21の圧接する板状部材(MEA55、セパレータ12)の表面との間に、全面に亘って層状に接着剤41、42、43を介在させることも可能である。前者の切欠に接着剤を収容する場合は、接着剤を設けた部分を「接着部」と言うのが適切であり、後者の層状に介在させる場合は、接着剤を設けた部分を「接着層」と言うのが適切である。
図3は、接着剤40(41、42、43)の介在のさせ方の具体例を示している。
この図では、セパレータ11とMEA55の間に挿入するガスケット22(22A〜22E)と接着剤40の関係を代表例として示しているが、他のガスケット21、23の介在する部位についても同様である。
(a)の例では、ガスケット22AのMEA55と対向する面に環状の切欠22aを設けることで、ガスケット22Aの断面形状を凹形に形成しており、前記切欠22aに接着剤40を収容している。
(b)の例では、ガスケット22BのMEA55と対向する面に環状の切欠22bを設けることで、ガスケット22Bの断面形状をL字形に形成しており、前記切欠22bに接着剤40を収容している。
(c)の例では、ガスケット22CのMEA55と対向する面に環状の切欠22cを設けることで、ガスケット22Cの断面形状をT字形に形成しており、前記切欠22cに接着剤40を収容している。
(d)の例では、ガスケット22DのMEA55およびセパレータ11と対向する両面にそれぞれ環状の切欠22dを設けることで、ガスケット22Dの断面形状をH字形に形成しており、前記両面の切欠22dに接着剤40を収容している。
このように、切欠22a〜22dに接着剤40を収容することで、接着剤40が介在する側のガスケット22A〜22Dの面の一部(切欠22a〜22dを設けない部分)を、直接、MEA55やセパレータ11の面に圧接させている。また、ガスケット22A〜22Dは、MEA55の面方向の中央部に配された触媒層52A、52C(図2参照)の外周を取り囲むように配されており、触媒層側となるガスケット22A〜22Dの内周側にMEA55と直接圧接する部分が設けられ、それよりも外周側に、切欠22a〜22dを有する部分が設けられている。
図3(b)を例にとると、L字形断面に形成されたガスケット22Bの内周側が厚さ寸法H2の肉厚部分とされ、その外周側が、切欠22bを形成することで厚さ寸法H1の肉薄部分とされている。そして、肉薄部分に隣接する切欠22bに接着剤40を収容することで、肉厚部分をMEA55の表面に直接圧接させている。
(a)〜(d)の構成は、他のガスケット21、23に対しても同様に採用可能である。
また、図3の(e)の例では、ガスケット22Eに切欠を設けずに、ガスケット22EとMEA55の対向平面間に全面に亘って層状に接着剤40を介在させて、接着層44としている。
また、本実施形態では、ガスケット21〜23の硬度よりも接着剤41〜43の硬度が高くなるように、ガスケット21〜23と接着剤41〜43の材料の組み合わせを選定している。また、ガスケット21〜23のヤング率よりも接着剤41〜43のヤング率が大きくなるように、ガスケット21〜23と接着剤41〜43の材料組み合わせを選定している。
次に作用を説明する。
図4はガスケット22、23がクリープを起こして、面圧が低下した状態の単セルの断面を示している。
この図に示すように、ガスケット22、23が長い時間を経てクリープを起こし、MEA55から離れてMEA55との間に隙間101が生じた場合にも、接着剤41、42が、それ自身でシール機能を持っているので、依然として十分な気密性を保持することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ガスケット21〜23と、該ガスケット21〜23が圧接する少なくとも一方の板状部材(セパレータ11、12およびMEA55)との間に接着剤41〜43を介在させているので、ガスケット21〜23のクリープによりシール部の面圧が低下した場合でも、接着剤41〜43に備わっているシール機能がそれを補うことによって、シール性能の低下を防ぐことができる。
また、上述したように、ガスケット21〜23よりも接着剤41〜43の硬度を高く設定した場合は、ガスケット21〜23が変形した場合でも、接着剤41〜43の変形が起こり難くなる。従って、接着剤41〜43によってガスケット21〜23のシール機能の低下を補うことができ、シール部の性能低下を防止することができる。
また、上述したように、ガスケット21〜23よりも接着剤41〜43のヤング率を大きく設定した場合は、ガスケット21〜23の変形により、板状部材(セパレータ11、12およびMEA55)の積層体(セルやスタック)の変形を吸収することができる。また、ガスケット21〜23が変形した場合でも、接着剤41〜43の変形が起こり難くなるため、接着剤41〜43によってガスケット21〜43のシール機能の低下を補うことができ、シール部の性能低下を防止することができる。
また、図4(a)〜(d)のいずれかの構造を採用した場合は、ガスケット21〜23(22A〜22D)の板状部材(セパレータ11、12およびMEA55)に対向する面に環状の切欠22a〜22dを設け、その切欠22a〜22dに接着剤40(41〜43)を収容すると共に、切欠22a〜22dを設けない部分であるガスケット21〜23の一部を直接板状部材(セパレータ11、12およびMEA55)に圧接させたので、その直接圧接させた部分があることにより、板状部材(セパレータ11、12およびMEA55)の面方向における接着剤40(41〜43)の存在領域(接着剤の幅)を容易に管理することができる。
従って、シール機能を確保する上で不要となる部分に接着剤40(41〜43)が介在するのを防ぐことができ、板状部材(セパレータ11、12およびMEA55)の積層方向の寸法の冗長化を避けることができる。また、切欠22a〜22dの内面の面積の増加分だけ、接着剤40(41〜43)の接触面積の増加を図ることができる。その結果、接着剤40(41〜43)の界面剥離強度を高めることができ、いっそうシール性能の低下を防止することができる。
また、触媒層52A、52B側となるガスケット21〜23の内周側に板状部材(セパレータ11、12およびMEA55)と直接圧接する部分を設け、それよりも外周側に切欠22a〜22dを有する部分を設け、その切欠22a〜22dに接着剤40(41〜43)を収容したので、その板状部材と直接圧接する部分によって接着剤40が堰き止められ、前記触媒層52A、52Bが設けられる部位に当該接着剤40が流れるのを防止することができる。したがって、本実施形態によれば、触媒層52A、52Bに悪影響を及ぼすのを防止できる。
「第2実施形態」
図5は第2実施形態の燃料電池スタックの一部分における断面構造を示している。
この燃料電池スタックは、いずれも板状部材であるセパレータ61、62とMEA57を多数枚、所定の順番で積層し、積層した板状部材間、つまり、一方のセパレータ61とMEA57間、他方のセパレータ62とMEA57間、セパレータ61、62同士間の外周部にガスケット72、73、71をそれぞれ介在させ、各ガスケット72、73、71を、スタック組立による締結力によって、互いに対向するセパレータ61、62およびMEA57の表面に対し圧接させることで、積層したセパレータ61、62、MEA57の隣り合うもの同士間をシールしたものである。ここで、セパレータ61−MEA57−セパレータ62の積層体が単セルを構成し、単セルの積層体が燃料電池スタックを構成している。
この燃料電池スタックにおいて特徴的なことは、ガスケット71、72、73と、これら各ガスケット71、72、73が圧接する少なくとも一方の板状部材であるセパレータ61、MEA57、セパレータ62との間に接着剤91、92、93を介在させたこと、および、特にその中で、接着剤91、92を、MEA57に形成した環状の溝(後述)に収容しながら配置したことである。ここで、接着剤91はガスケット72とMEA57を接着し、接着剤92はガスケット73とMEA57を接着し、接着剤93はガスケット71とセパレータ62を接着している。
酸化ガス側のセパレータ(以下、カソードセパレータという)61とMEA57の間には、ガスケット72と接着剤91でシールされた酸化ガス流路が確保され、燃料ガス側のセパレータ(以下、アノードセパレータという)62とMEA57の間には、ガスケット73と接着剤92でシールされた燃料ガス流路が確保され、隣接する単セルのカソードセパレータ61とアノードセパレータ62の間には、ガスケット71と接着剤93でシールされた冷却水流路が確保されている。
図6はMEA57の構成を示している。
積層方向において順に拡散層51A、触媒層(電極層)52A、電解質膜53、触媒層(電極層)52C、拡散層51Cを貼り合わせた部位が発電部50となり、シール部(ガスケット71〜73および接着剤91〜93)は、発電部50の外周に位置するシールキャリア54の位置に配置される。シールキャリア54の両面のシール部を形成する位置には、前記接着剤91、92を収容するための環状の溝56を設けている。なお、発電部50とシールキャリア54は気密性を保って結合されている。
接着剤91、92の介在のさせ方としては、本実施形態では、前述したように基本的に、MEA57のシールキャリア54に環状の溝56が設け、その溝56に接着剤91、92を収容する構造を採用している。この場合も環状の溝56に接着剤91、92を収容するので、その接着剤91、92を設けた部分は「接着部」と言うのが適切である。
図7は、接着剤40(91、92)の介在のさせ方の具体例を示している。
この図では、他方のセパレータ62とMEA57の間に挿入するガスケット73(73AA〜73C)と接着剤40(91、92に相当)の関係を代表例として示しているが、ガスケット72側についても同様である。
(a)の例では、MEA57側の環状の溝56に対応させて、ガスケット73AのMEA55と対向する面にも断面コ字状をなす環状の溝73aを設けてあり、それにより、ガスケット73Aの断面形状が凹形になっている。そして、MEA57とガスケット73Aを合わせたときに合体する溝56、73aに接着剤40を収容している。
(b)の例では、ガスケット73B側には溝73を設けておらず、MEA57側の環状の溝56に接着剤40を収容している。
(c)の例では、MEA57側の環状の溝56に対応させて、ガスケット73AのMEA55と対向する面およびセパレータ62と対向する面に環状の溝73cをそれぞれ設けてあり、それにより、ガスケット73Cの断面形状がH字状になっている。そして、MEA57とガスケット73Cを合わせたときに合体する溝56、73cに接着剤40を収容し、さらに、ガスケット73Cにセパレータ62を合わせたときに閉じられるガスケット73C側の溝73cに接着剤40を収容している。
なお、隣接する単セルのセパレータ61、62間に介在されるガスケット71および接着剤93の構成は、前記第1実施形態と同様であるので、ここでは説明しない。
図8はガスケット72、73がクリープを起こして、面圧が低下した状態の単セルの断面を示している。
この図に示すように、ガスケット72、73が長い時間を経てクリープを起こし、MEA57から離れてMEA57との間に隙間102が生じた場合にも、接着剤91、92が、それ自身でシール機能を持っているので、依然として十分な気密性を保持することができる。
また、図7(a)〜(c)のいずれかの構造、つまり、ガスケット72、73(73A〜73C)と圧接するMEA57の面に環状の溝56を設け、その溝56に接着剤40を収容したことにより、シール機能を確保する上で不要となる部分に接着剤40が介在するのを防ぐことができ、単セルおよび燃料電池スタックの積層方向の寸法の冗長化を避けることができる。また、単なる平面同士の間に接着剤が層状に介在するのと違って、溝56に接着剤40が収容されているので、溝56の内面の面積の増加分だけ接着剤40の接触面積の増加を図ることができる。その結果、接着剤40の界面剥離強度を高めることができ、いっそうシール性能の低下を防止することができる。
第1実施形態の燃料電池スタックの要部断面図である。 図1のMEAの詳細断面図である。 (a)〜(e)は、第1実施形態における接着剤の設け方の具体例をそれぞれ示す部分図である。 同実施形態においてガスケットにクリープが生じたときの接着剤の作用の説明図である。 第2実施形態の燃料電池スタックの要部断面図である。 図5のMEAの詳細断面図である。 (a)〜(c)は、第2実施形態における接着剤の設け方の具体例をそれぞれ示す部分図である。 同実施形態においてガスケットにクリープが生じたときの接着剤の作用の説明図である。
符号の説明
11,12,61,62…セパレータ(板状部材)
55,57…MEA(板状部材)
52A,52C…触媒層
21,22,23,22A〜22E…ガスケット
22a〜22d…切欠
40,41,42,43…接着剤
56…溝
71,72,73,73A〜73C…ガスケット
73a〜73c…溝

Claims (8)

  1. セパレータおよび膜電極接合体を含む複数の板状部材を積層し、積層した板状部材間の必要箇所にガスケットを介在させ、該ガスケットを、互いに対向する板状部材に圧接させることで、積層した板状部材間をシールする燃料電池のシール構造において、
    前記ガスケットと、該ガスケットが圧接する少なくとも一方の板状部材との間に接着剤を介在させた
    ことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  2. 請求項1に記載の燃料電池のシール構造であって、
    前記ガスケットの硬度よりも前記接着剤の硬度を高くした
    ことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  3. 請求項1に記載の燃料電池のシール構造であって、
    前記ガスケットのヤング率より前記接着剤のヤング率を大きくした
    ことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  4. 少なくとも請求項1〜3の何れか一つに記載の燃料電池のシール構造であって、
    前記接着剤を介在させる側のガスケットの前記板状部材に対向する面に環状の切欠を設け、その切欠に前記接着剤を収容することで、接着剤が介在する側のガスケットの面の一部を直接前記板状部材に圧接させた
    ことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  5. 請求項4に記載の燃料電池のシール構造であって、
    前記ガスケットと圧接する前記板状部材の面方向の中央部に触媒層が設けられ、その触媒層の外周を取り囲むように前記ガスケットが配置されている場合に、その触媒層側となる前記ガスケットの内周側に前記板状部材と直接圧接する部分を設け、それよりも外周側に前記切欠を有する部分を設け、その切欠に接着剤を収容した
    ことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  6. 請求項1に記載の燃料電池のシール構造であって、
    前記ガスケットと圧接する前記板状部材の面に環状の溝を設け、その溝に前記接着剤を収容した
    ことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  7. 請求項6に記載の燃料電池のシール構造であって、
    前記板状部材の溝と向き合うように前記ガスケットの表面に溝を設け、これら両溝に前記接着剤を収容した
    ことを特徴とする燃料電池のシール構造。
  8. 請求項6または請求項7に記載の燃料電池のシール構造であって、
    前記ガスケットの両面に圧接する2枚の前記板状部材の、前記ガスケットと圧接する面に、前記環状の溝を設け、その溝に前記接着剤を収容した
    ことを特徴とする燃料電池のシール構造。
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