JP2007090001A - Mrスキャン方法およびmri装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パラレルイメージングにおいて、アーチファクトを低減し、血管内部の信号を増加させる。
【解決手段】校正データ収集用シーケンスCS1では、フリップ角αのRFパルスαとスライス勾配SSを印加し、位相エンコードパルスPEを印加する。そして、流れ補償パルス(ハッチング部分)を付加したリードパルスRDを印加しながら、MR信号eを受信する。
【効果】キャリブレーション・スキャンで、流れ補償を加えたシーケンスを用いるため、血流に起因するアーチファクトを低減できる。また、血管内部の信号が増加するため、校正データのSN比を向上できる。
【選択図】図3
【解決手段】校正データ収集用シーケンスCS1では、フリップ角αのRFパルスαとスライス勾配SSを印加し、位相エンコードパルスPEを印加する。そして、流れ補償パルス(ハッチング部分)を付加したリードパルスRDを印加しながら、MR信号eを受信する。
【効果】キャリブレーション・スキャンで、流れ補償を加えたシーケンスを用いるため、血流に起因するアーチファクトを低減できる。また、血管内部の信号が増加するため、校正データのSN比を向上できる。
【選択図】図3
Description
本発明は、MR(Magnetic Resonance)スキャン方法およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置に関し、さらに詳しくは、パラレルイメージングにおいて、アーチファクトを低減し、血管内部の信号を増加させうるMRスキャン方法およびMRI装置に関する。
従来、SENSEやASSETなどと呼ばれるパラレルイメージングの技術が知られている(例えば、特許文献1,非特許文献1参照。)。
他方、流れ補償パルスを付加したシーケンスが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
他方、流れ補償パルスを付加したシーケンスが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
従来、パラレルイメージングのシーケンスに流れ補償パルスを付加することは行われていない。
このため、血流によるアーチファクトが生じたり、血管内部の信号が弱くなる問題点がある。
そこで、本発明の目的は、パラレルイメージングにおいて、アーチファクトを低減し、血管内部の信号を増加させうるMRスキャン方法およびMRI装置を提供することにある。
このため、血流によるアーチファクトが生じたり、血管内部の信号が弱くなる問題点がある。
そこで、本発明の目的は、パラレルイメージングにおいて、アーチファクトを低減し、血管内部の信号を増加させうるMRスキャン方法およびMRI装置を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、パラレルイメージングのキャリブレーション・スキャンで、流れ補償パルスを付加したシーケンスを用いることを特徴とするMRスキャン方法を提供する。
キャリブレーション・スキャンで得た校正データにより求めた各コイルの感度マップs(coil)を順に並べた感度マトリクスSと、各コイルを用いたスキャン(位相エンコード方向に撮像視野を狭めたスキャン)で得た本データにより求めた複素数画像a(coil)を順に並べた画像マトリクスAとから、次式の複素数演算により合成画像Vが求められる。
V=(SHΨ-1S)-1SHΨ-1A
上式で、SHは、Sの随伴行列(conjugate transpose)である。Ψは、noise correlation matrix である。noise correlation matrix を使用しない場合は、Ψは、単位行列とする。この計算は、ピクセル毎に行われる。
なお、上式は、非特許文献1(Klaas P. Pruessmann et al.“SENSE:Sensitivity Encoding for Fast MRI”Magnetic Resonance in Medicine 42(1999) pp.952-962)に記載されている。
従来のキャリブレーション・スキャンでは、血流に起因する位相変化が感度マトリクスSにも画像マトリクスAにも含まれてしまうため、上式の複素数演算で両方の位相変化が加わってしまい、合成画像Vに位相が正しく反映されなくなり、アーチファクトを生じる。また、血管内部の信号が弱くなり、校正データのSN比が悪くなる。
そこで、上記第1の観点によるMRスキャン方法では、キャリブレーション・スキャンで、流れ補償パルスを付加したシーケンスを用いる。これにより、血流に起因する1次の位相変化が感度マトリクスSには含まれなくなる。よって、画像マトリクスAの位相だけが合成画像Vに反映される。つまり、合成画像Vに位相が正しく反映されるようになり、アーチファクトを低減できる。また、血管内部の信号が増加するため、校正データのSN比を向上できる。
キャリブレーション・スキャンで得た校正データにより求めた各コイルの感度マップs(coil)を順に並べた感度マトリクスSと、各コイルを用いたスキャン(位相エンコード方向に撮像視野を狭めたスキャン)で得た本データにより求めた複素数画像a(coil)を順に並べた画像マトリクスAとから、次式の複素数演算により合成画像Vが求められる。
V=(SHΨ-1S)-1SHΨ-1A
上式で、SHは、Sの随伴行列(conjugate transpose)である。Ψは、noise correlation matrix である。noise correlation matrix を使用しない場合は、Ψは、単位行列とする。この計算は、ピクセル毎に行われる。
なお、上式は、非特許文献1(Klaas P. Pruessmann et al.“SENSE:Sensitivity Encoding for Fast MRI”Magnetic Resonance in Medicine 42(1999) pp.952-962)に記載されている。
従来のキャリブレーション・スキャンでは、血流に起因する位相変化が感度マトリクスSにも画像マトリクスAにも含まれてしまうため、上式の複素数演算で両方の位相変化が加わってしまい、合成画像Vに位相が正しく反映されなくなり、アーチファクトを生じる。また、血管内部の信号が弱くなり、校正データのSN比が悪くなる。
そこで、上記第1の観点によるMRスキャン方法では、キャリブレーション・スキャンで、流れ補償パルスを付加したシーケンスを用いる。これにより、血流に起因する1次の位相変化が感度マトリクスSには含まれなくなる。よって、画像マトリクスAの位相だけが合成画像Vに反映される。つまり、合成画像Vに位相が正しく反映されるようになり、アーチファクトを低減できる。また、血管内部の信号が増加するため、校正データのSN比を向上できる。
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点によるMRスキャン方法において、前記シーケンスは、グラジエントエコー系シーケンスであることを特徴とするMRスキャン方法を提供する。
上記第2の観点によるMRスキャン方法では、グラジエントエコー系シーケンスを用いるため、スキャン時間を短縮できる。
上記第2の観点によるMRスキャン方法では、グラジエントエコー系シーケンスを用いるため、スキャン時間を短縮できる。
第3の観点では、本発明は、前記第1または前記第2の観点によるMRスキャン方法において、前記シーケンスのリード勾配に前記流れ補償パルスを付加することを特徴とするMRスキャン方法を提供する。
上記第3の観点によるMRスキャン方法では、リード勾配に流れ補償パルスを付加することにより、血流の影響を抑制できる。
上記第3の観点によるMRスキャン方法では、リード勾配に流れ補償パルスを付加することにより、血流の影響を抑制できる。
第4の観点では、本発明は、前記第1または前記第2の観点によるMRスキャン方法において、前記シーケンスのスライス勾配に前記流れ補償パルスを付加することを特徴とするMRスキャン方法を提供する。
上記第4の観点によるMRスキャン方法では、スライス勾配に流れ補償パルスを付加することにより、血流の影響を抑制できる。
上記第4の観点によるMRスキャン方法では、スライス勾配に流れ補償パルスを付加することにより、血流の影響を抑制できる。
第5の観点では、本発明は、複数のコイルと、流れ補償パルスを付加したシーケンスにより前記コイルの感度分布を表す校正データを収集する校正スキャン手段と、位相エンコード方向に撮像視野を狭めたスキャンを行って前記コイル毎の本データを収集する本スキャン手段と、前記校正データと前記コイル毎の本データを基に位相エンコード方向の折り返しを除去する演算を行い合成画像を生成する合成手段とを具備することを特徴とするMRI装置を提供する。
上記第5の観点によるMRI装置では、前記第1の観点によるMRスキャン方法を好適に実施できる。
上記第5の観点によるMRI装置では、前記第1の観点によるMRスキャン方法を好適に実施できる。
第6の観点では、本発明は、前記第5の観点によるMRI装置において、前記シーケンスは、グラジエントエコー系シーケンスであることを特徴とするMRI装置を提供する。
上記第6の観点によるMRI装置では、前記第2の観点によるMRスキャン方法を好適に実施できる。
上記第6の観点によるMRI装置では、前記第2の観点によるMRスキャン方法を好適に実施できる。
第7の観点では、本発明は、前記第5または前記第6の観点によるMRI装置において、前記シーケンスのリード勾配に前記流れ補償パルスを付加することを特徴とするMRI装置を提供する。
上記第7の観点によるMRI装置では、前記第3の観点によるMRスキャン方法を好適に実施できる。
上記第7の観点によるMRI装置では、前記第3の観点によるMRスキャン方法を好適に実施できる。
第8の観点では、本発明は、前記第1または前記第2の観点によるMRスキャン方法において、前記シーケンスのスライス勾配に前記流れ補償パルスを付加することを特徴とするMRI装置を提供する。
上記第8の観点によるMRI装置では、前記第4の観点によるMRスキャン方法を好適に実施できる。
上記第8の観点によるMRI装置では、前記第4の観点によるMRスキャン方法を好適に実施できる。
本発明のMRスキャン方法およびMRI装置によれば、合成画像Vに位相が正しく反映されるようになり、アーチファクトを低減できる。また、血管内部の信号が増加するため、校正データのSN比を向上できる。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1にかかるMRI装置100を示すブロック図である。
このMRI装置100において、マグネットアセンブリ101は、内部に被検体を挿入するための空間部分(ボア)を有し、この空間部分を取りまくようにして、被検体に一定の静磁場を印加する静磁場コイル101Cと、X軸,Y軸,Z軸の勾配磁場を発生するための勾配コイル101Gと、被検体内の原子核のスピンを励起するためのRFパルスを与える送信コイル101Tと、被検体からのMR信号を受信するためのボディコイル101(0)およびIチャンネルの受信コイル101(1),…,101(I)とが配置されている。
静磁場コイル101C,勾配コイル101G,送信コイル101Tは、それぞれ静磁場電源102,勾配コイル駆動回路103,RF電力増幅器104に接続されている。また、ボディコイル101(0),受信コイル101(1),…,101(I)は、それぞれ前置増幅器105(0),105(1),…,105(I)に接続されている。
なお、ボディコイル101(0)を送信コイル101Tとして使用する場合もある。
また、静磁場コイル101Cの代わりに永久磁石を用いてもよい。
このMRI装置100において、マグネットアセンブリ101は、内部に被検体を挿入するための空間部分(ボア)を有し、この空間部分を取りまくようにして、被検体に一定の静磁場を印加する静磁場コイル101Cと、X軸,Y軸,Z軸の勾配磁場を発生するための勾配コイル101Gと、被検体内の原子核のスピンを励起するためのRFパルスを与える送信コイル101Tと、被検体からのMR信号を受信するためのボディコイル101(0)およびIチャンネルの受信コイル101(1),…,101(I)とが配置されている。
静磁場コイル101C,勾配コイル101G,送信コイル101Tは、それぞれ静磁場電源102,勾配コイル駆動回路103,RF電力増幅器104に接続されている。また、ボディコイル101(0),受信コイル101(1),…,101(I)は、それぞれ前置増幅器105(0),105(1),…,105(I)に接続されている。
なお、ボディコイル101(0)を送信コイル101Tとして使用する場合もある。
また、静磁場コイル101Cの代わりに永久磁石を用いてもよい。
シーケンス記憶回路108は、計算機107からの指令に従い、記憶しているパルスシーケンスに基づいて勾配コイル駆動回路103を操作し、勾配コイル101Gから勾配磁場を発生させると共に、ゲート変調回路109を操作し、RF発振回路110の搬送波出力信号を所定タイミング・所定包絡線形状・所定位相のパルス状信号に変調し、それをRFパルスとしてRF電力増幅器104に加え、RF電力増幅器104でパワー増幅した後、送信コイル101Tに印加する。
セレクタ111は、ボディコイル101(0),受信コイル101(1),…,101(I)で受信され前置増幅器105(0),105(1),…,105(I)で増幅されたMR信号をm個のレシーバ112(1),112(2),…,112(m)に伝達する。これは、ボディコイル101(0),受信コイル101(1),…,101(I)とレシーバ112(1),112(2),…,112(m)の対応を可変にするためである。
レシーバ112(1),112(2),…,112(m)は、MR信号をデジタル信号に変換し、計算機107に入力する。
計算機107は、レシーバ112からデジタル信号を読み込み、処理を施して、MR画像を生成する。また、計算機107は、操作卓113から入力された情報を受け取るなどの全体的な制御を受け持つ。
表示装置106は、画像やメッセージを表示する。
表示装置106は、画像やメッセージを表示する。
図2は、MRスキャン処理を示すフロー図である。
ステップQ1では、流れ補償を加えたシーケンスにより被検体からのMR信号をボディコイル101(0),受信コイル101(1),…,101(I)で並列に受信して各コイルの校正データc(0),c(1),…,c(I)を収集する。
ステップQ1では、流れ補償を加えたシーケンスにより被検体からのMR信号をボディコイル101(0),受信コイル101(1),…,101(I)で並列に受信して各コイルの校正データc(0),c(1),…,c(I)を収集する。
図3は、実施例1に係る流れ補償を加えたシーケンスの例示図である。
この校正データ収集用シーケンスCS1では、フリップ角αのRFパルスαとスライス勾配SSを印加し、位相エンコードパルスPEを印加する。そして、流れ補償パルス(ハッチング部分)を付加したリードパルスRDを印加しながら、MR信号eを受信する。
なお、勾配コイル101GのX軸,Y軸,Z軸の組み合わせによりスライス軸,位相エンコード軸,リード軸が形成される。
この校正データ収集用シーケンスCS1では、フリップ角αのRFパルスαとスライス勾配SSを印加し、位相エンコードパルスPEを印加する。そして、流れ補償パルス(ハッチング部分)を付加したリードパルスRDを印加しながら、MR信号eを受信する。
なお、勾配コイル101GのX軸,Y軸,Z軸の組み合わせによりスライス軸,位相エンコード軸,リード軸が形成される。
図2に戻り、ステップQ2では、通常のシーケンスにより被検体からのMR信号を受信コイル101(1),…,101(I)で並列に受信して各コイルの本データh(1),…,h(I)を収集する。
そして、MRスキャン処理を終了する。
そして、MRスキャン処理を終了する。
この後、校正データc(0),c(1),…,c(I)と本データh(0),h(1),…,h(I)を基に、例えば次の手順により、合成画像Vを生成する。
(1)校正データc(0),c(1),…,c(I)から複素数画像C(0),C(1),…,C(I)を生成し、ボディコイル101(0)の複素数画像C(0)で受信コイル毎の複素数画像C(1),…,C(I)を割り算して各受信コイルの感度マップs(1),…,s(I)を求め、それら感度マップs(1)〜s(I)を順に並べて感度マトリクスSを得る。
(2)本データh(1),…,h(I)から複素数画像H(1),…,H(I)を生成し、それら複素数画像H(1),…,H(I)を順に並べて複素数画像マトリクスAを得る。
(3)感度マトリクスSと複素数画像マトリクスAから合成画像Vを得る。
V=(SHΨ-1S)-1SHΨ-1A
(1)校正データc(0),c(1),…,c(I)から複素数画像C(0),C(1),…,C(I)を生成し、ボディコイル101(0)の複素数画像C(0)で受信コイル毎の複素数画像C(1),…,C(I)を割り算して各受信コイルの感度マップs(1),…,s(I)を求め、それら感度マップs(1)〜s(I)を順に並べて感度マトリクスSを得る。
(2)本データh(1),…,h(I)から複素数画像H(1),…,H(I)を生成し、それら複素数画像H(1),…,H(I)を順に並べて複素数画像マトリクスAを得る。
(3)感度マトリクスSと複素数画像マトリクスAから合成画像Vを得る。
V=(SHΨ-1S)-1SHΨ-1A
実施例1のMRI装置100によれば、キャリブレーション・スキャンで、流れ補償を加えたシーケンスを用いるため、血流に起因する位相変化が感度マトリクスSには含まれなくなる。よって、複素数画像マトリクスAの位相だけが合成画像Vに反映される。つまり、合成画像Vに位相が正しく反映されるようになり、アーチファクトを低減できる。また、血管内部の信号が増加するため、校正データのSN比を向上できる。
図4は、実施例2に係る流れ補償を加えたシーケンスの例示図である。
この校正データ収集用シーケンスCS2では、フリップ角αのRFパルスαと流れ補償パルス(ハッチング部分)を付加したスライス勾配SSとを印加し、位相エンコードパルスPEを印加する。そして、リードパルスRDを印加しながら、MR信号eを受信する。
この校正データ収集用シーケンスCS2では、フリップ角αのRFパルスαと流れ補償パルス(ハッチング部分)を付加したスライス勾配SSとを印加し、位相エンコードパルスPEを印加する。そして、リードパルスRDを印加しながら、MR信号eを受信する。
ボディコイル101(0)は受信に用いず、受信コイル101(1),…,101(I)だけで校正データc(1),…,c(I)を得て、サム・オブ・スクエア法により、各コイルの感度マップs(1),…,s(I)を求めてもよい。
図3の校正データ収集用シーケンスCS1および図4の校正データ収集用シーケンスCS2はグラジエントエコー系シーケンスであるが、スピンエコー系シーケンスにより校正データc(0),c(1),…,c(I)を収集してもよい。
本データを収集するシーケンスに流れ補償パルスを付加してもよい。
本発明のMRスキャン方法及びMRI装置は、血管の断層像を撮影するのに利用できる。
100 MRI装置
107 計算機
101T 送信コイル
101(0) ボディコイル
101(1)〜101(I) 受信コイル
107 計算機
101T 送信コイル
101(0) ボディコイル
101(1)〜101(I) 受信コイル
Claims (8)
- パラレルイメージングのキャリブレーション・スキャンで、流れ補償パルスを付加したシーケンスを用いることを特徴とするMRスキャン方法。
- 請求項1に記載のMRスキャン方法において、前記シーケンスは、グラジエントエコー系シーケンスであることを特徴とするMRスキャン方法。
- 請求項1または請求項2に記載のMRスキャン方法において、前記シーケンスのリード勾配に前記流れ補償パルスを付加することを特徴とするMRスキャン方法。
- 請求項1または請求項2に記載のMRスキャン方法において、前記シーケンスのスライス勾配に前記流れ補償パルスを付加することを特徴とするMRスキャン方法。
- 複数のコイルと、流れ補償パルスを付加したシーケンスにより前記コイルの感度分布を表す校正データを収集する校正スキャン手段と、位相エンコード方向に撮像視野を狭めたスキャンを行って前記コイル毎の本データを収集する本スキャン手段と、前記校正データと前記コイル毎の本データを基に位相エンコード方向の折り返しを除去する演算を行い合成画像を生成する合成手段とを具備することを特徴とするMRI装置。
- 請求項5に記載のMRI装置において、前記シーケンスは、グラジエントエコー系シーケンスであることを特徴とするMRI装置。
- 請求項5または請求項6に記載のMRI装置において、前記シーケンスのリード勾配に前記流れ補償パルスを付加することを特徴とするMRI装置。
- 請求項1または請求項2に記載のMRスキャン方法において、前記シーケンスのスライス勾配に前記流れ補償パルスを付加することを特徴とするMRI装置。
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JP2005287002A JP2007090001A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | Mrスキャン方法およびmri装置 |
US11/534,140 US7486072B2 (en) | 2005-09-30 | 2006-09-21 | Parallel multiple coil MR scanning method and MRI apparatus with flow compensation in a calibration scan including a calibration of a coil sensitivity of each coil |
CNA2006101412860A CN1939213A (zh) | 2005-09-30 | 2006-09-30 | 磁共振扫描方法和磁共振成像设备 |
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