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JP2007087119A - 指示入力受付方法およびユーザインタフェース装置並びにプログラム - Google Patents

指示入力受付方法およびユーザインタフェース装置並びにプログラム Download PDF

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Yasuo Saito
保夫 齋藤
Kenichi Ishida
健一 石田
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Abstract

【課題】ユーザ操作機能の性能や操作性などの顧客満足度を改善する。
【解決手段】操作情報取得部810は、所定のジョブ実行時の所定の操作メニューに従ったユーザ操作を示す情報を取得し、この取得したユーザ操作を示す情報を操作履歴記憶部820に記憶しておく。操作性確認部840は、そのユーザ操作の操作性や満足度を示す操作性評価情報をユーザに問い合わせてジョブと対応付けて操作性評価情報記憶部850に記憶しておく。操作性評価情報解析部870は、所定のタイミングで操作性評価情報を操作性評価情報記憶部850から読み出して現時点の操作メニューの操作性や満足度を解析し、その解析結果を操作性改善処理部880に通知する。操作性改善処理部880は、操作性や満足度が改善されるように操作メニューを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえばプリンタ装置、ファクシミリ装置、あるいはそれらの機能を有する複合機など様々な装置に用いられる指示入力受付方法およびユーザインタフェース装置(指示入力装置)並びにプログラムに関する。
各種の装置を取り扱うためユーザは、その装置の操作パネルなどで操作を行なう。しかしながら、その操作方法が不明なこともしばしば起こる。このような場合の対処として、ヘルプ情報を提供するアシスト機能が知られている。
たとえば特許文献1には、システムの各状態における所要時間を計測し、この計測された所要時間とともにユーザの操作履歴を記録し、ヘルプ要求時に記録しておいた操作履歴から一連の状態系列を抽出し、この抽出された状態系列の各状態における所要時間と予め定められた標準所要時間を比較して、この比較結果に基づいてヘルプ情報をユーザに提供する仕組みが提案されている。
特開2000−231429号公報
しかしながら、特許文献1に記載の仕組みでは、利用者が操作に要した時間を手がかりに効率的なヘルプ情報を自動的に提供するものであり、長い操作が行なわれている場合でも、ヘルプ要求時にヘルプ情報の文脈を適切に推定し、ユーザの所望する情報を効率的に提供することができる効果が得られるものの、ヘルプ情報を自動的に提供してしまう弊害が発生し、その機能、性能、操作性などの顧客満足度が必ずしもよくないという問題がある。
たとえば、利用者は、実際には操作性がよいと感じているにも拘わらず、操作履歴によっては操作性が悪いと判断され、改悪されてしまう可能性がある。具体的には、操作中に別のことをしたため、ボタン押下間隔が長くなり、操作性が悪いと判断されてしまい、ヘルプが表示されるようになってしまう可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザ操作機能の性能や操作性などの顧客満足度を改善できる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係る仕組みにおいては、所定のジョブ実行時の所定の操作メニューに従ったユーザ操作を示す情報を取得し、この取得したユーザ操作を示す情報を所定の記憶媒体に記憶しておくとともに、そのユーザ操作の操作性や満足度を示す操作性評価情報をユーザに問い合わせてジョブと対応付けて所定の記憶媒体に記憶しておく。この後、所定のタイミングで操作性評価情報を読み出して現時点の操作メニューの操作性や満足度を解析し、操作性や満足度が改善されるように操作メニューを変更するようにした。
つまり、あるジョブを実行する際の操作が使い易かったのか否かの情報を順次記憶媒体に記憶しておくことで操作履歴を取っておく。そして、所定のタイミングでその操作履歴を読み出して、現時点の操作メニューの操作性や満足度を解析する。そして、必要であれば、つまり操作性や満足度が悪ければ、改善されるように操作メニューを変更するのである。
本発明によれば、操作履歴を取っておき、後にその操作履歴を読み出して現時点の操作メニューの操作性や満足度を解析して、操作性や満足度が改善されるように操作メニューを変更するようにしたので、ユーザ操作機能の操作性や満足度を改善できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<ユーザインタフェース制御機能>
図1は、ユーザインタフェース部を制御する制御機能部も含めた指示入力装置の一例であるユーザインタフェース装置の全体概要を示す図である。なお、ここでは、ユーザインタフェース部が複写機や印刷装置などの画像形成装置に設けられていて、ユーザインタフェース部を制御する制御機能部は、ユーザインタフェース部だけでなく、画像読取りを行なう画像読取部や画像出力を行なう画像出力部などの制御をも行なうものとして説明する。
全体概要としては、CPUや各種のメモリなどを備えたパーソナルコンピュータなどの一般的な情報処理装置と同様である。すなわち、本実施形態において、指示入力受付処理を行なう仕組みは、ハードウェア処理回路により構成することに限らず、その機能を実現するプログラムコードに基づき電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェア的に実現することも可能である。
よって、指示入力受付処理を、電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェアで実現するために好適なプログラムあるいはこのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体を発明として抽出することもできる。
電子計算機に一連の指示入力受付処理機能をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ(組込マイコンなど)、あるいは、CPU(Central Processing Unit )、論理回路、記憶装置などの機能を1つのチップ上に搭載して所望のシステムを実現するSOC(System On a Chip:システムオンチップ)、または、各種のプログラムをインストールすることで各種の機能を実行することが可能な汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
記録媒体は、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気などのエネルギの状態変化を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。
たとえば、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクFDを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc )を含む)、または半導体メモリなどよりなるパッケージメディア(可搬型の記憶媒体)により構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROMやハードディスクなどで構成されてもよい。
また、ソフトウェアを構成するプログラムは、記録媒体を介して提供されることに限らず、記録媒体を用いずに、有線あるいは無線などの通信網を介して提供されてもよい。
たとえば、指示入力受付処理機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、ハードウェア処理回路にて構成する場合と同様の効果は達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が指示入力受付処理機能を実現する。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することで、指示入力受付処理を行なう機能が実現されるだけでなく、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(Operating Systems ;基本ソフト)などが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理により指示入力受付処理を行なう機能が実現される場合であってもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって指示入力受付処理を行なう機能が実現される場合であってもよい。
電子計算機には、たとえば、複写アプリケーションやプリンタアプリケーション、ファクシミリ(FAX)アプリケーション、あるいは他のアプリケーション用の処理プログラムなど、従来の画像形成装置(たとえば印刷装置や複合機など)におけるものと同様のソフトウェアが組み込まれる。また、ネットワーク9を介して外部とのデータを送受信したりするための制御プログラムも組み込まれる。
このとき、ユーザインタフェース部940を制御する処理を行なう機能を実現するプログラムコードを記述したファイルとしてプログラムが提供されるが、この場合、一括のプログラムファイルとして提供されることに限らず、コンピュータで構成されるシステムのハードウェア構成に応じて、個別のプログラムモジュールとして提供されてもよい。たとえば、既存の複写装置制御ソフトやプリンタ制御ソフト(プリンタドライバ)に組み込まれるアドインソフトとして提供されてもよい。
たとえば図1は、CPUやメモリを利用してソフトウェア的に指示入力受付処理を行なう機能を持つユーザインタフェース装置を構成する、すなわちパーソナルコンピュータなどのコンピュータ(電子計算機)の機能を利用して指示入力受付処理をソフトウェア的に実現する場合のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
もちろん、このようなコンピュータを用いた構成に限らず、専用のハードウェアの組合せにより指示入力受付処理を行なう構成にすることもできる。ただし、ソフトウェアにより処理を実行させる仕組みとすることで、ハードウェアの変更を伴うことなく、処理手順などを容易に変更できる利点を享受できるようになる。
たとえば、ユーザインタフェース装置を構成するコンピュータシステム900は、コントローラー部901と、ハードディスク装置、フレキシブルディスク(FD)ドライブ、あるいはCD−ROM(Compact Disk ROM)ドライブ、半導体メモリコントローラなどの、所定の記憶媒体からデータを読み出したり記録したりするための記録・読取制御部902とを有する。
コントローラー部901は、CPU912、読出専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)913、随時書込みおよび読出しが可能であるとともに揮発性の記憶部の一例であるRAM(Random Access Memory)915、および不揮発性の記憶部の一例であるRAM(NVRAMと記述する)916を有している。
上記において“揮発性の記憶部”とは、装置の主電源がオフされた場合には、記憶内容を消滅してしまう形態の記憶部を意味する。一方、“不揮発性の記憶部”とは、装置の主電源がオフされた場合でも記憶内容を保持し続ける形態の記憶部を意味する。記憶内容を保持し続けることができるものであればよく、半導体製のメモリ素子自体が不揮発性を有するものに限らず、バックアップ電源を備えることで、揮発性のメモリ素子を“不揮発性”を呈するように構成するものであってもよい。また、半導体製のメモリ素子により構成することに限らず、磁気ディスクや光ディスクなどの媒体を利用して構成してもよい。たとえば、ハードディスク装置を不揮発性の記憶部として利用できる。
また、コンピュータシステム900は、ユーザインタフェースをなす機能部として、キーボード、マウス、ジョイスティック、ライトペンなどの計算機に用いられる入力機器あるいはタッチパネル付きの表示パネル部941aや操作キー部941bを具備した画像形成装置に備えられる操作パネル部941などを利用した指示入力部903を有する。また、操作時のガイダンス画面や処理結果などの所定の情報を表示パネル部941aや通常のCRTモニタあるいはLCD表示装置などにてユーザに提示する表示出力部904を有する。
指示入力部903、表示出力部904、および操作パネル部941で、ユーザインタフェース部940が構成されている。
また、コンピュータシステム900は、処理対象の画像を読み取る画像読取部(スキャナユニット)905と、画像処理端末6における処理済みの画像を所定の出力媒体(たとえば印刷用紙)に出力する画像形成部906と、各機能部との間のインタフェース機能をなすインタフェース部(IF部)909とを有する。
インタフェース部909としては、処理データ(画像データを含む)や制御データの転送経路であるシステムバス991の他、たとえば、画像読取部905とのインタフェース機能をなすスキャナIF部995、画像形成部906や他のプリンタとのインタフェース機能をなすプリンタIF部996、およびインターネットなどのネットワーク9との間の通信データの受け渡しを仲介する通信IF部999を有している。
画像読取部905は、画像入力端末の機能を備えており、たとえばCCD固体撮像素子の全幅アレイを使用して、読取位置へ送られた原稿に光を照射することで、原稿上の画像を読み取り、この読み取った画像を表す赤R、緑G、青Bのアナログビデオ信号をデジタル信号へ変換する。
画像形成部906は、たとえば画像読取部905にて得られた画像信号により表される画像を、電子写真式、感熱式、熱転写式、インクジェット式、あるいは同様な従来の画像形成処理を利用して、普通紙や感熱紙上に可視画像を形成する(印刷する)。
このため、画像形成部906は、たとえばイエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックKの2値化信号などの印刷出力用データを生成する画像処理部962と、画像処理端末6をデジタル印刷システムとして稼働させるためのラスタ出力スキャンベースのプリントエンジン964を備える。
このような構成において、CPU912は、システムバス991を介してシステム全体の制御を行なう。ROM913は、CPU912の制御プログラムなどを格納する。RAM915は、SRAM(Static Random Access Memory )などで構成され、プログラム制御変数や各種処理のためのデータなどを格納する。また、RAM915は、所定のアプリケーションプログラムによって取得した電子ドキュメント(文字データのみに限らず画像データを含んでよい)や自装置に備えられている画像読取部905で取得した画像データ、さらには外部から取得した電子データなどを一時的に格納する領域を含んでいる。
たとえば、指示入力受付に関わる一連の処理をコンピュータに実行させるプログラムは、CD−ROMなどの記録媒体を通じて配布される。あるいは、このプログラムは、CD−ROMではなくFDに格納されてもよい。また、MOドライブを設け、MOに前記プログラムを格納してもよく、またフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリカードなど、その他の記録媒体にプログラムを格納してもよい。さらに、他のサーバなどからインターネットなどのネットワーク9を経由してプログラムをダウンロードして取得したり、あるいは更新したりしてもよい。
なお、プログラムを提供するための記録媒体としては、FDやCD−ROMなどの他にも、DVDなどの光学記録媒体、MDなどの磁気記録媒体、PDなどの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアカードなどの半導体メモリを用いることができる。記録媒体の一例としてのFDやCD−ROMなどには、後で説明する画像処理端末6におけるアドレスリストの提示に関わる一連の処理の一部または全ての機能を格納することができる。
また、ハードディスク装置は、制御プログラムによる各種処理のためのデータを格納したり、画像読取部905で取得した画像データや外部から取得した印刷データなどを大量に一時的に格納したりする領域を含んでいる。また、ハードディスク装置、FDドライブ、あるいはCD−ROMドライブは、たとえば、CPU912にコンテンツ取得やアドレス取得あるいはアドレス設定などの処理をソフトウェアにて実行させるためのプログラムデータを登録するなどのために利用される。
なお指示入力受付処理の各機能部分の全ての処理をソフトウェアで行なうのではなく、これら機能部分の一部を専用のハードウェアにて行なう処理回路800を設けてもよい。
たとえば、処理回路800は、ユーザインタフェース部を制御する機能に関わる処理回路として、ユーザの操作情報を取得し、この取得した操作情報をハードディスク装置822などの記憶媒体を具備した操作履歴記憶部820に順次記憶させる操作情報取得部810を備える。
操作情報取得部810が取得した操作情報を操作履歴記憶部820に順次記憶させることで、操作履歴情報が操作履歴記憶部820に記憶されることになる。
また、処理回路800は、ユーザ操作の善し悪しを示す操作性や満足度をユーザに問い合わせてその情報(以下操作性評価情報ともいう)を取得し、この取得した操作性や満足度に関する操作性評価情報をハードディスク装置852などの記憶媒体を具備した操作性評価情報記憶部850に記憶させる操作性確認部840を備える。
また、処理回路800は、操作性評価情報記憶部850に記憶されている操作性評価情報を統計的に解析する操作性評価情報解析部870と、操作性評価情報解析部870の解析結果に基づいて、操作性を自動的に改善する操作性改善処理部880とを備えている。
ソフトウェアで行なう仕組みは、並列処理や連続処理に柔軟に対処し得るものの、その処理が複雑になるに連れ、処理時間が長くなるため、処理速度の低下が問題となる。これに対して、ハードウェア処理回路で行なうことで、高速化を図ったアクセラレータシステムを構築することができるようになる。アクセラレータシステムは、処理が複雑であっても、処理速度の低下を防ぐことができ、高いスループットを得ることができる。
<処理手順>
図4は、上記構成のユーザインタフェース装置をなすコンピュータシステム900における、ユーザインタフェース部940を制御する機能に関わる専用のハードウェア回路で構成された処理回路800の処理手順を説明するフローチャートである。
操作情報取得部810は、利用者がユーザインタフェース部940にて押下したキーの識別子や押下回数あるいは押下日時など、ユーザインタフェース部940の表示パネル部941aや操作キー部941bの一般的な操作に関する種々の情報(纏めて通常時操作情報ともいう)を取得し、その通常時操作情報を操作履歴記憶部820に記憶させる(S110)。
また、操作情報取得部810は、たとえば紙詰まりが発生した際の発生時刻や詳細内容、あるいは解決までの所要時間など、異常(トラブル)発生時の装置に対するユーザ操作とそれに関連した種々の情報(纏めて異常時操作情報ともいう)を取得し、その異常時操作情報を操作履歴記憶部820に記憶させる(S112)。
さらに操作情報取得部810は、トナーなどの記録剤や用紙など消耗品の補給を行なった際には、その補給に要した時間など、消耗品の補給に関するユーザ操作とそれに関連した種々の情報(纏めて消耗品補給情報ともいう)を取得し、その消耗品補給情報を操作履歴記憶部820に記憶させる(S114)。
操作性確認部840は、たとえば、ジョブ終了時などに、操作性の良し悪しや満足度に関しての問合せ画面(後述する図3を参照)を表示パネル部941aに表示し利用者に問い合わせ(S120)、制限時間内に回答があると、この操作性や満足度に関する操作性評価情報をジョブ情報と対応付けて操作性評価情報記憶部850に記憶させる(S122−YES,S124)。なお、好ましくは、操作性評価情報を利用者と対応付けて操作性評価情報記憶部850に記憶させるとなおよい。こうすることで、複数の人の特徴をも勘案して操作性評価情報を操作性改善に利用することができる。
ここで、操作性評価情報をジョブ情報と対応付けて操作性評価情報記憶部850に記憶させるのは、どのようなジョブの処理時に「操作性がよい」あるいは「操作性が悪い」、あるいは「満足であった」あるいは「不満であった」のかを特定できるようにするためである。
なお、操作性確認部840は、評価内容の悪い回答が得られた場合にのみ、その操作性評価情報をジョブ情報と対応付けて操作性評価情報記憶部850に記憶することで、操作性評価情報記憶部850に記憶されるデータ量を削減してもよい。本実施形態では、操作性評価情報記憶部850に記憶しておいた操作性評価情報を利用することで、操作性の改善を行なうことを目的としているので、評価内容の良い回答に関しては記憶しなくても不都合は生じない。
また、操作性確認部840は、たとえば10秒などの問合せ期限を設けて(S122)、利用者がその問合せ期限内に回答しない場合には、問い合わせを自動的にキャンセルするようにしてもよい(S122−NO,S126)。
あるいは、たとえば表示パネル部941aに表示する問合せ画面にキャンセルボタンを用意する、あるいは操作キー部941bにキャンセルボタンを用意するなどして構成された確認取消部を設けて、キャンセルボタン押下などで問い合わせを途中でキャンセルできるようにしてもよい(後述する図3(B)を参照)。
操作性評価情報解析部870は、たとえば次のジョブを開始するタイミングで(S130−YES)、操作性評価情報記憶部850に記憶されている操作性評価情報を読み出して、現在設定されている操作メニューの難易を解析し、その解析結果を操作性改善処理部880に通知する(S132)。
操作性改善処理部880は、操作性評価情報解析部870の解析結果に基づいて、操作性評価情報が好ましくない状態にあると、操作性を自動的に改善する(S134)。たとえば、予め操作の難易性として高度/中度/低度、あるいはさらに多段階に分別した複数の操作メニューを用意しておき、操作性評価情報解析部870の解析結果に基づいて、「操作性が悪い」あるいは「不満であった」という回答が多数得られていたときには、より操作性を簡易にする操作メニューに切り替える。これにより、タッチパネルなどの対話型の操作画面を持った複写機を含む画像形成装置において、その機能、性能、操作性などの満足度を改善することができる。
なお、操作性評価情報解析部870や操作性改善処理部880を設けずに、たとえば、次の保守/点検時や次の商品開発時などに、操作性評価情報記憶部850に記憶しておいた操作性評価情報を読み出して、操作性を改善するための情報として活用するようにしてもよい。
なお、操作性評価情報を利用者と対応付けて操作性評価情報記憶部850に記憶させておくと、複数の人の操作性評価情報を一緒くたにして解析するのではなく、人の属性(たとえば男女の別や年齢別など)で区別しながら操作性評価情報を統計的に解析することができるので、ユーザ属性に合わせて操作性を改善したユーザインタフェースを提供することも可能になる。
たとえば、1つの装置を多数の者が使用するので、一通りのユーザインタフェースを用意するだけでは、各人に適応したユーザインタフェースを提供することはできない可能性がある。たとえば、高度な機能を使おうとしたときに、複雑な操作メニューでも不都合のない者もいれば、複雑な操作メニューを好まず、その代りに簡単な操作メニューで十分な者もいる。
このような場合、当初設定した操作メニューでは「操作性が悪い」あるいは「不満であった」という回答が多数得られていたときには、より操作性を簡易にする操作メニューに切り替えることで、以降のジョブにおける操作性を改善することができる。
また、実際の利用者の、操作性や満足度に関する貴重な現場の情報が操作性評価情報記憶部850に記憶されるので、次のジョブに限らず、たとえば、次の保守/点検時や次の商品開発時などに、操作性評価情報記憶部850に記憶しておいた操作性評価情報を読み出して、操作性を改善するための情報として活用することができる。たとえば、カスタマーエンジニアの次期点検時に参照し、次期商品の開発や次回営業活動での提案につなげることができる。
<問合せ画面>
図3は、ステップS120にて、操作性の良し悪しや満足度に関して利用者に問い合わせるための問合せ画面の一例を示す図である。
ここで、図3(A)は、操作性の善し悪しを問い合わせる操作性確認画面の一例を示している。この操作性確認画面では、操作性が良かったのか、普通であったのか、それとも悪かったのかのユーザ入力を受け付けるための操作ボタンが表示されている。また、この例では、回答入力の制限時間をも表示しておくようにしている。
この操作性確認画面では、たとえばコピージョブ終了後に、コピーの操作全般に関するアンケートを行なう。そして、コピーの操作性が、「良かった」、「悪かった」、「普通」の3段階でアンケートに答えてもらうことができる。制限時間内に回答されない場合は、自動的に無回答となる。
また、図3(B)は、満足度を問い合わせる満足度確認画面の一例を示している。この満足度確認画面では、操作メニューが満足であったのか、普通であったのか、それとも不満であったのかのユーザ入力を受け付けるための操作ボタンが表示されている。また、この例では、取り消し(キャンセル)ボタンを表示して確認取消部を設けるようにして、取り消しボタン押下で問い合わせを途中でキャンセルできるようにしている。
この満足度確認画面でも、たとえばコピージョブ終了後に、コピー全般に関する満足度のアンケートを行なう。そして、コピーに、「満足」した、「不満」である、「普通」の3段階でアンケートに答えてもらう。取り消しボタンを押すと、無回答となる。
ユーザインタフェース装置の全体概要を示す図である。 ユーザインタフェース部を制御する機能に関わる処理手順を説明するフローチャートである。 ステップS120にて、操作性の良し悪しや満足度に関して利用者に問い合わせるための問合せ画面の一例を示す図である。
符号の説明
800…処理回路、810…操作情報取得部、820…操作履歴記憶部、822…ハードディスク装置、830…操作履歴記憶制御部、840…操作性確認部、850…操作性評価情報記憶部、852…ハードディスク装置、860…操作性確認情報記憶制御部、870…操作性評価情報解析部、880…操作性改善処理部、900…コンピュータシステム(ユーザインタフェース装置、画像形成装置)、903…指示入力部、904…表示出力部、940…ユーザインタフェース部、941…操作パネル部、941a…表示パネル部、941b…操作キー部

Claims (4)

  1. ユーザ操作を受け付ける指示入力受付方法であって、
    所定のジョブ実行時の所定の操作メニューに従ったユーザ操作を示す情報を取得し、この取得したユーザ操作を示す情報を所定の記憶媒体に記憶しておくとともに、そのユーザ操作の操作性や満足度を示す操作性評価情報をユーザに問い合わせて前記ジョブと対応付けて所定の記憶媒体に記憶しておき、
    所定のタイミングで前記操作性評価情報を読み出して現時点の操作メニューの操作性や満足度を解析し、前記操作性や満足度が改善されるように前記操作メニューを変更する
    ことを特徴とする指示入力受付方法。
  2. ユーザ操作を受け付けるユーザインタフェース装置であって、
    所定のジョブ実行時の所定の操作メニューに従ったユーザ操作を示す情報を取得し、この取得したユーザ操作を示す情報を所定の記憶媒体に記憶させる操作情報取得部と、
    そのユーザ操作の操作性や満足度を示す操作性評価情報をユーザに問い合わせて前記ジョブと対応付けて所定の記憶媒体に記憶させる操作性確認部と
    を備えたことを特徴とするユーザインタフェース装置。
  3. 所定のタイミングで前記記憶媒体に記憶されている前記操作性評価情報を読み出して現時点の操作メニューの操作性や満足度を解析する操作性評価情報解析部と、
    前記操作性評価情報解析部の解析結果に基づいて、前記操作性や満足度が改善されるように前記操作メニューを変更する操作性改善処理部と
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載のユーザインタフェース装置。
  4. ユーザ操作を受け付ける指示入力受付処理をコンピュータを用いて行なうためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    所定のジョブ実行時の所定の操作メニューに従ったユーザ操作を示す情報を取得し、この取得したユーザ操作を示す情報を所定の記憶媒体に記憶させる操作情報取得部と、
    そのユーザ操作の操作性や満足度を示す操作性評価情報をユーザに問い合わせて前記ジョブと対応付けて所定の記憶媒体に記憶させる操作性確認部と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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