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JP2007084309A - ダンボールケースの積み重ね方法およびその装置 - Google Patents

ダンボールケースの積み重ね方法およびその装置 Download PDF

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JP2007084309A JP2005277071A JP2005277071A JP2007084309A JP 2007084309 A JP2007084309 A JP 2007084309A JP 2005277071 A JP2005277071 A JP 2005277071A JP 2005277071 A JP2005277071 A JP 2005277071A JP 2007084309 A JP2007084309 A JP 2007084309A
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    • B65H2404/269Particular arrangement of belt, or belts other arrangements
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Abstract

【課題】 製函機側から送られたくる偏平状に折り畳まれたダンボールケースを所定枚数ずつ、効率よく連続的に一束状に積み重ねることができる方法と装置を提供する。
【解決手段】 製函機から搬送コンベア1上にダンボールケースaを一定間隔毎に連続的に供給すると共にこの搬送コンベア1から前方のホッパ2側に送り出し、該ホッパ2の上端開口部に配設している一次受け部材3上に数枚、受止させたのち、この一次受け部材3を開放して下方の二次受け部材4上に受止させると共にさらに数枚のダンボールケースaを一次受け部材3を通じて二次受け部材4上に連続供給して該二次受け部材4上で一束に相当する枚数の積載ダンボールケースAを形成し、この形成後、直ちに上記一次受け部材3を閉止して上記同様に数枚のダンボールケースaを受止すると共にその間に二次受け部材4を開放して積載ダンボールケースAを搬出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製函機によって製函され、糊付けされて偏平状に折り畳まれたダンボールケースを所定枚数ずつ一束状に積み重ねるダンボールケースの積み重ね方法とその装置に関するものである。
ダンボールシートにフラップ片形成用スリットと折目を設け、糊代部分に糊付けしたのち上記折目から偏平状に折り畳んで糊代部分を接合、接着してなるダンボールケースを自動的に製造する製函機が知られているが、ダンボールケースを市場に供給する際には、糊付けされて偏平状に折り畳まれたダンボールケースを所定枚数毎に一束状に積み重ねたのち、結束機で束ねた状態にする必要がある。
このため、例えば特許文献1に記載されているように、製函機側からの折り畳まれたダンボールケースをホッパ内に上方から順次投入して積み重ね状態で収納すると共に、このホッパの下端から一枚ずつ供給コンベア上に送り出し、該供給コンベアから高速ベルト上を介してこの高速ベルトよりも搬送速度が遅い搬送コンベア上に斜め下方から送り込むことにより、該搬送コンベア上で前後に隣接するダンボールケース同士が互いにその一部を重ね合わせた斜め積み状態にする。
このように所定枚数、例えば、10枚のダンボールケースが搬送コンベア上に送り込まれると、上記供給コンベア及び高速ベルトを一旦停止させ、搬送コンベア上の斜め積み状態のダンボールケースを搬送終端側に配設しているストッパに順次その先端面を当接させて先に当接させたダンボールケースの下面に次のダンボールケースを潜り込ませながらストッパの垂直面に沿って上方に積み上げる。こうして所定枚数のダンボールケースが一束状に積み重ねられると、ストッパを解放させ該積載ダンボールケースを結束機側に搬出している。一方、搬送コンベア上に所定枚数のダンボールケースが斜め積み状態に供給されたのち、所定時間経過すると再び、上記供給コンベアと高速ベルトを駆動して上記同様に所定枚数のダンボールケースを搬送コンベア上に供給する。
また、上記偏平状に折り畳まれたダンボールケースの別な積み重ね方法として、特許文献2に記載しているように、搬送コンベアによってダンボールケースを連続的に搬送し、その搬送終端部から下方の第1ホッパ内に設けている受け部材上に所定枚数、順次投入して積載したのち、搬送コンベアの搬送終端からのダンボールケースの供給方向を切り替え手段によって搬送コンベアの延長方向に配設している中継コンベア側に切り替え、搬送コンベアからのダンボールケースをこの中継コンベア上に移載し、該中継コンベアの搬送終端部から下方の第2ホッパ内に設けている受け部材上に所定枚数、順次投入して積載する方法が開発されている。
特開平9−328250号公報 特開2005−206257号公報
しかしながら、前者のダンボールケースの積み重ね方法では、ホッパ内に積み重ね状態で収納されているダンボールケースをホッパの下端から供給コンベアによって一枚宛、取り出す際に、糊が未乾燥であると糊代部分の接合部にズレが生じて不良品となる虞れがあり、さらに、供給コンベアから高速ベルトを介して搬送コンベア上に所定枚数のダンボールケースの供給が行われると、供給コンベアと高速ベルトを停止させ、その間、ホッパ側からのダンボールケースの供給が行われないので、ダンボールケースの積み重ね処理能率が低下することになる。
また、搬送コンベアの搬送終端側で斜め積み状態のダンボールケースの先端面をストッパにより順次、受止させて積み重ねる際に、先にストッパにその先端面を当接、受止させたダンボールケースの下面に次のダンボールケースの上面を摺接させながら潜り込ませて先のダンボールケースを持ち上げながら積み上げていくものであるから、積載枚数が多くなればなる程、さらには、ダンボールケースの重なり部分が少ない程、先行するダンボールケースの下面に該ダンボールケースを持ち上げながら後続するダンボールケースを送り込ませる際に大きな摩擦力が発生してダンボールケースの送り込みが困難となるばかりでなく、ベルトが短期間で摩損する虞れがあり、また、ダンボールケース同士に引っ掛かりが生じて円滑な積み重ねができなくなるといった問題点があった。
その上、積み重ねられた所定枚数のダンボールケースが搬出される間においてもストッパによる次のダンボールケースの積み重ね工程が停止することになり、処理能率が低下することになる。
近年、ダンボールケースの製函機の性能が一段と向上して一分間に300 〜400 枚のスピードで製函が可能となり、そのため、ダンボールケース間の搬送間隔は0.2 秒〜0.17秒となって、この極めて短時間の間に枚数のカウントや区切り等の作動を行わせる必要があるが、上記のようなダンボールケースの搬送や積み重ね工程を一旦停止する方法では、製函機による製函速度に対応させることができない。
一方、後者の積み重ね方法によれば、搬送コンベアを停止させることなく、製函機から供給される折り畳まれたダンボールケースを順次、搬送コンベアによって連続的に搬送し、この搬送コンベアから第1ホッパ側の受け部材上と、中継コンべアを介して第2ホッパ側の受け部材上とに交互に一束分に相当する所定枚数のダンボールケースを積載するものであるから、上記製函機による製函速度に対応させることができなくはないが、第1、第2ホッパの一方に一束分に相当する所定枚数のダンボールケースが供給されると、上記0.2 秒〜0.17秒という極めて短い時間内に切り替え手段を作動させなければならず、この作動が可能であってもダンボールケースがこの切り替え手段の先端から離れた時から上記短時間の間に次のダンボールケースが該切り替え手段の基端部に達した状態となって、このダンボールケースを切り替えた方向に送り込むことが困難となる場合が生じる。
さらに、搬送コンベアから切り替え手段を介して搬送コンベアの延長方向に中継コンベアを配設すると共に第1、第2ホッパやそれぞれのホッパ内に受け部材を設けているので、装置全体が大規模となって故障が発生し易くなるばかりでなく、広い設置面積を必要とし、その上、第1、第2ホッパ内の受け部材から一束分の積載ダンボールケースを順次、結束機側に搬出するための装置もそれぞれの受け部材に応じて必要とし、装置全体や動きが複雑化するといった問題点があった。
本発明はこのような問題点を全面的に解消することができるダンボールケースの積み重ね方法とその方法を実施するための装置を提供する。
本発明のダンボールケースの積み重ね方法は、ダンボールケースの積み重ね処理が連続自動的に且つ能率よく行えるようにするため、請求項1に記載したように、偏平状に折り畳まれたダンボールケースを搬送コンベアによって順次連続的に搬送してこの搬送コンベアの搬送終端から下方のホッパ内に一枚ずつ投下することによりこのホッパの上方部内に配設した開閉自在な一次受け部材上に受止させ、複数枚のダンボールケースが該一次受け部材上に積載されると、この一次受け部材を開放して積載ダンボールケースを下方の開閉自在な二次受け部材上に落下、受止させると共に上記搬送コンベアから投下される後続のダンボールケースを開放状態を保持している一次受け部材を通過させて二次受け部材上の上記積載ダンボールケース上に積み重ね、一束分に相当するダンボールケースの積載枚数に達すると、上記一次受け部材を閉じて再びこの一次受け手段上に搬送コンベアから連続的に供給される複数枚のダンボールケースを積載状態に受止すると共に上記二次受け部材を開放して該二次受け部材上の1束分の積載ダンボールケースを下方の昇降台上に移載させたのち二次受け部材を閉止し、この二次受け部材上に次の一束分のダンボールケースが上記同様にして積み重ねられる間に、昇降台を降下させて搬出手段の搬出面上に移載したのち、元の位置まで上昇させて次の一束分のダンボールケースの受け取りに待機させることを特徴とする。
さらに、上記ダンボールケースの積み重ね方法において、請求項2に係る発明は、一次受け部材の閉止時には搬送コンベアからのダンボールケース供給位置を高くして一次受け部材上にダンボールケースを供給し、一次受け部材の開放時には供給位置を低くすることを特徴とする。
請求項3に係る発明は上記ダンボールケースの積み重ね方法を実施するための装置であって、偏平状に折り畳まれたダンボールケースを搬送する搬送コンベアと、この搬送コンベアの搬送終端下方のホッパ上端部内に開閉自在に配設され、閉止状態で搬送コンベアから供給されるダンボールケースを積載状態で受止すると共に複数枚のダンボールケースの積載後に開放して該積載ダンボールケースを落下させる一次受け部材と、この一次受け部材の下方に開閉自在に配設されて閉止状態で一次受け部材からの上記積載ダンボールケースを受止し且つこの積載ダンボールケース上に上記搬送コンベアからの複数枚のダンボールケースを積み重ねて一束分の枚数のダンボールケースを受止したのち開放して該一束分のダンボールケースを落下させる二次受け部材と、この二次受け部材の下方に昇降自在の配設されて該二次受け部材から一束分の積載ダンボールケースを受け取ったのち降下する昇降台と、降下した昇降台上の積載ダンボールケースの搬出手段とから構成している。
このように構成した装置において、請求項4に係る発明は、上記搬送コンベアの少なくとも搬送終端部側を起伏自在に構成していることを特徴とし、請求項5に係る発明は、上記搬送コンベア搬送終端部にこの搬送コンベアの上面から上方に向かって起伏自在な区分けコンベアを配設していることを特徴とする。
また、し、請求項6に係る発明は、請求項1に記載の排出手段を搬出コンベアと、昇降台からこの搬出コンベア上に移載した一束のダンボールケースを押し出す押し出し部材とから構成していることを特徴とし、請求項7に係る発明は、排出テーブルと、昇降台からこの排出テーブル上に移載した一束のダンボールケースを押し出す押し出し部材とから構成していることを特徴とする。
本発明によれば、搬送コンベアによって連続的に搬送されてくるダンボールケースを搬送コンベアの搬送終端部から下方のホッパ内に落下させて該ホッパ上端部内に配設している一次受け部材上に一旦、受止させ、一束分のダンボールケースの枚数に達する前に、この一次受け部材を開放して該一次受け部材上に積載している複数枚のダンボールケースを下方の二次受け部材上に落下、受止させると共に一次受け部材の開放状態を保持させて上記搬送コンベアから投下される後続のダンボールケースをこの一次受け部材を通過させて二次受け部材上の上記積載ダンボールケース上に積み重ねるので、搬送コンベアから搬送されてくるダンボールケースを互いに摺接させることなく、従って、偏平状に折り畳まれたダンボールケースの接合部にズレを生じさせることなく、一次受け部材上から二次受け部材上に連続的に積み重ねていくことができると共に、二次受け部材上において一束分に相当する枚数のダンボールケースを確実且つ円滑に積載させることができる。
その上、一束分に相当するダンボールケースの積載枚数に達すると、上記一次受け部材を閉じて再びこの一次受け部材上に搬送コンベアから連続的に供給される複数枚のダンボールケースを積載状態に受止するので、この一次受け部材の下方の二次受け部材上に一束分に相当する枚数のダンボールケースが積載されているにもかかわらず、搬送コンベアからのダンボールケースの搬送を停止することなく連続的に搬送しながら、該一次受け部材上にダンボールケースを供給することができると共に、搬送コンベアからこの一次受け部材上にダンボールケースを供給している間に、二次受け部材に積載しているダンボールケースの糊の乾燥等の養生を行わせることができる。
この際、請求項2に記載したように、一次受け部材の閉止時、即ち、二次受け部材上に一束分のダンボールケースの最後のダンボールケースが投入された直後に、搬送コンベアにおけるダンボールケースの供給位置を高くするので、搬送コンベア側から一次受け部材に達するダンボールケースの供給時間を遅らせることができ、従って、この間に一次受け部材の閉止動作を確実に完了させることができてダンボールケースの高速積み重ね処理に対応させることができると共に、一次受け部材を搬送コンベアのダンボールケースの搬送終端部に突き合わせ状態に近接させ且つ該一次受け部材のダンボールケース受け面を搬送コンベアの搬送面の高さよりも一枚のダンボールケースを受け取ることができる僅かに低い位置に対向させた状態に配設して搬送コンベアから一次受け部材上に供給されるダンボールケースの滞空時間をできるだけ少なくしながら素早く供給することができ、そのため、搬送コンベアからダンボールケースを形崩れ等を生じさせることなく、殆ど搬送状態の姿勢のまま一次受け部材上に確実に供給することができる。
このようなダンボールケースの供給位置を高くする手段としては、請求項4に記載したように、搬送コンベアの少なくとも搬送終端部側を起伏自在に構成しておく手段や、請求項5に記載したように、搬送コンベア搬送終端部にこの搬送コンベアの上面から上方に向かって起伏自在な区分けコンベアを配設しておく等の手段を採用することができる。
さらに、本発明によれば、一次受け部材上に複数枚のダンボールケースを積載する一方、二次受け部材を開放して該二次受け部材上の1束分の積載ダンボールケースを下方の昇降台上に移載させるので、昇降台を二次受け部材に近接させた位置で待機させておくことによって二次受け部材から一束分の積載ダンボールケースを安定した積載姿勢でもって確実且つ迅速に昇降台上に移載させることができると共に移載後に二次受け部材を素早く閉止させて、一次受け部材側からのダンボールケースの受け取りを行うことができ、従って、一次受け部材や二次受け部材及び昇降台の作動に無駄を生じさせることなく、且つ、これらの手段を配設しているホッパの空間を有効に利用して、製函機により製造されるダンボールケースを能率よく所定枚数毎に積み重ね処理することができる。
また、二次受け部材上に次の一束分のダンボールケースが上記同様にして積み重ねられる間に、昇降台を降下させて搬出手段の搬出面上に移載するので、上記一次受け部材と二次受け部材とによってダンボールケースの積載作業を行っている間にこの搬出手段によって一束分のダンボールケースを結束機側等に円滑に送り出すことができる。このような搬出手段としては、請求項6に記載したように昇降台の降下によってこの昇降台から一束の積載ダンボールケースを受け取る搬出コンベアと、この搬出コンベア上に移載された積載のダンボールケースを押し出す押し出し部材とから構成しておくことによって、昇降台から積載ダンボールケースを該昇降台の降下によって搬出コンベア上に自動的に移載させることができると共に、押し出し部材によって積載ダンボールケースの積載歪み等を矯正しながら送り出すことができる。また、このような搬出手段としては請求項7に記載したように、搬出コンベアに代えて排出テーブルを採用し、この排出テーブル上に移載された積載ダンボールケースを押し出し部材によって適宜なコンベア上に送り出し、結束機側等に連続的に搬出するように構成しておいてもよい。
本発明の実施の形態を図面について説明すると、図1において、偏平状に折り畳まれたダンボールケースaの積み重ね装置は、上流側の製函機から送られてくるダンボールケースaを下流側に搬送する搬送コンベア1と、この搬送コンベア1の搬送終端から下流側の下方空間によって形成されたホッパ2と、ホッパ2の上端部内に上記搬送コンベア1の搬送終端部に対向させて開閉自在に配設されている一次受け部材3と、この一次受け部材3から下方に所定間隔存してホッパ2内に配設されている二次受け部材4と、二次受け部材4の下方空間部に昇降自在に配設されている昇降台5と、昇降台5上の積載ダンボールケースAを受け取って下流側に搬出する搬出手段6(図2に示す)とを備えてなる。
さらに、上記搬送コンベア1の搬送終端部にこの搬送コンベア1と並列状に搬送コンベア1の上面から上方に向かって起伏自在な区分けコンベア7を配設していると共に、搬送コンベア1の搬送終端の下方と搬送終端から下流側に向かって上記ホッパ2の開口幅間隔を存した前後位置とに垂直な規制板8、9をそれぞれ配設し、これらの規制板8、9間の空間部によってダンボールケースaを受け入れ可能な上記ホッパ2を形成している。
上記各部の構成をさらに詳しく説明すると、搬送コンベア1は、駆動プーリと従動プーリ間に無端状に水平に掛け渡された複数本の細幅のコンベア1aを搬送方向と直交する方向に一定間隔毎に順次並設してなり、これらの全てのコンベア1aの搬送面を一定の速度でもってホッパ2側に向かって移動させるように構成していると共に、この搬送コンベア1における隣接する全てのコンベア1a、1aの搬送終端部間に搬送コンベア1と同一方向に同一速度でもって走行する上記区分けコンベア7が配設されている。この区分けコンベア7の長さは搬送コンベア1よりも短く形成されていると共に駆動プーリと従動プーリ間に無端状に掛け渡されていて基端側(上流側)のプーリを支点として先端側が上下方向に起伏回動するように構成されてあり、伏した状態においてはその搬送面を搬送コンベア1の搬送面と面一状にしている。
一次受け部材3は、ダンボールケースaの搬送方向に長い一定幅を有する2枚の長方形状の水平板3a、3aをダンボールケースaの搬送方向と直交する方向、即ち、搬送コンベア1の幅方向にその上面でダンボールケースaの下面一側部と他側部とをそれぞれ受止可能な一定の間隔を存して並設してなるものである。そして、このように、水平板3a、3aがダンボールケースaの下面両側部を支持可能な間隔を存している時は閉状態であり、この状態から互いに離間する方向に外側方に移動する時は開状態となる。
さらに、一次受け部材3を構成しているこれらの水平板3a、3aは、上流側に向けているその先端を上記搬送コンベア1の搬送終端に突き合わせ状に近接させていると共に、ダンボールケースaの受け面であるこれらの水平板3a、3aの上面を搬送コンベア1の搬送面の高さよりもダンボールケースaの厚みの1〜2枚分に相当する僅かに低い高さ位置に設けて搬送コンベア1からダンボールケースaを素早く受け取ることができるように構成している。これらの水平板3a、3aの基端部側は搬送コンベア1とホッパ2の開口幅を介して対向している上記規制板9の両側部に切欠き形成した水平スリット10、10を挿通してその基端部を適宜な支持部材(図示せず)により搬送コンベア1の幅方向に開閉自在に支持されている。
また、水平板3a、3aの開閉手段としては、図示していないが流体圧シリンダを採用することができる。この場合、該流体圧シリンダのロッドを伸長させた際にロッドの先端と連結している水平板3a、3aを閉止する方向に移動させ、収縮させた時に水平板3a、3aを開放する方向に移動させるように構成すると共に、収縮動作はシリンダ内に圧力流体を供給することによって該シリンダ内に配設しているスプリングをピストンにより圧縮させながら行う一方、伸長動作は該圧力流体の圧力を開放することにより、スプリングの復元力で瞬時にロッドを伸長させることにより行うように構成している。
このような開閉手段としては、上記のような流体圧シリンダ以外に適宜な機構を採用しても水平板3a、3aを迅速に閉止する方向に作動させることができ、さらに、水平板3a、3aはダンボールケースaの下面両側部を支持している閉止状態においても互いに対向する長手方向の内側端面間が離間してあり、その状態から該水平板3aの内側端面がダンボールケースaの側端面から外側に僅かに離れた位置まで移動させるだけでダンボールケースaの支持を開放し、その位置から同じ距離だけ内側方に移動させるだけでダンボールケースaの下面両側部を支持し得るので、製函機側から搬送コンベア1によってダンボールケース間の搬送間隔が0.2 秒〜0.17秒という極めて短時間であってもそれ以下の短い時間で一対の水平板3a、3aからなる一次受け部材3を瞬時に閉止させることができる。
一方、上記二次受け部材4は、一次受け部材3から下方に一束の積載ダンボールケースAが収納可能な間隔を存して配設されている。この二次受け部材4は上記規制板8、9にそれぞれ複数本宛装着した流体圧シリンダ4aからなり、ホッパ2内に面している規制板8、9の対向面とは反対側に搬送コンベア1の幅方向に一定間隔毎にそれぞれ装着されていると共に、そのロッド4bを規制板8、9を貫通させてホッパ2内に出没させるように構成してあり、ホッパ2内に突出させた時に、これらのロッド4b列によって、上記一次受け部材3とは直角方向の積載ダンボールケースAの下面における前後部を受止させるようにしている。なお、下流側(前側)に配設している規制板9は、搬送コンベア1の排出端下方に固定状態で配設されている規制板8に対して接離する前後方向に移動可能にして、ホッパ2の前後方向の開口幅を調整可能としている。
上記昇降台5は、二次受け部材4から下方の空間部内において昇降自在に配設されている。この昇降台5は、上端面が水平な端面に形成されている複数枚の垂直板5aを搬送コンベア1の幅方向に所定間隔毎に並設してなり、これらの垂直板5aを油圧シリンダ等の流体圧シリンダ(図示せず)によって同時に一体的に上下方向に昇降させるように構成している。そして、この昇降台5は、一束の積載ダンボールケースAを受止する上記水平な上端面が二次受け部材4から下方に一束の積載ダンボールケースAを設けることができる間隔を存した高さ位置に達するまで上昇し、搬出手段6の搬出面から下方に没入する位置まで降下するように構成している。
搬出手段6は、搬出コンベア6a(図2において水平な直線で示している)と上記昇降台5からこの搬出コンベア6a上に移載した一束のダンボールケースを押し出す押し出し部材6bとからなり、搬出コンベア6aはホッパ2の開口下端、即ち、前後に対向している上記規制板8、9の下端間から下方に所定間隔を存した位置に前後方向に向けて水平状に配設した細幅のコンベアであって、上記昇降台5の各隣接する垂直板5a、5a間にこれらの細幅のコンベアをそれぞれ並列状に配設してなるものである。この搬出コンベア6aの搬送始端部は搬送コンベア1の搬送終端部の下方に位置し、搬送終端部側はホッパ2の下端から下流側に延出している。
また、押し出し部材6bは、その前端面をホッパ2の開口下端近傍部に達する高さを有し且つ下流側に向けた前端面を垂直な面に形成している複数枚の垂直板又は垂直枠からなり、これらの垂直板又は垂直枠の下端部を上記搬出コンベア6aと共に上記昇降台5の各隣接する垂直板5a、5a間に並列状に介在させている。そして、通常はこの押し出し部材6bを後退させてその垂直な前端面を搬送コンベア6aの搬送終端の下方から上流側に引っ込めた位置に待機させてあり、排出コンベア6a上に一束分の積載ダンボールケースAが載置された時に、ホッパ2の下方空間部に向かって移動して積載ダンボールケースAを押し出すように構成している。なお、この押し出し部材6bは油圧シリンダ等の適宜な流体圧シリンダによって作動させられる。
以上のように構成したダンボールケースの積み重ね装置の作用を述べると、フラップ片形成用スリットと折目を設けたダンボールシートを製函機に供給して該折目から折り曲げられ且つ糊付けされて偏平状に折り畳まれたダンボールケースaを製造し、この製函機側から搬送コンベア1上に一定の間隔を存して順次、連続的に送り込む。製函機においては偏平状に折り畳まれたダンボールケースaは一分間に300 〜400 枚のスピードでもって製造され、従って、搬送コンベア1上にはダンボールケースaは0.2 〜0.17秒の間隔毎に規則正しく搬入され、この搬入速度に応じた走行速度でもって搬送コンベア1を下流側に向かって運行させている。
ダンボールケースの積み重ね装置は、スタート時には図2に示すように、区分けコンベア7は搬送コンベア1の搬送面に対して上方に起立していてその搬送面を下流側に向かって上方に傾斜させてあり、ダンボールケースaの一次受け部材3及び二次受け部材4は閉止状態にしてダンボールケースaの受止に待機してあり、さらに、押し出し部材6bは後退させていると共に昇降台5は上昇位置で待機している。
搬送コンベア1によって下流側に搬送されるダンボールケースaが搬送終端部に達すると、図3、図4に示すにように、上方に傾斜している区分けコンベア7の搬送面に載せられて該区分けコンベア7の上傾端からこの区分けコンベア7の搬送速度によってホッパ2の上端開口部に配設されている一次受け部材3の上方に送り出され、その先端が前方に配設している規制板9に当接してこの規制板9に沿って落下し、一次受け部材3の両側の水平板3a、3a間上に受止される。図4には1枚目のダンボールケースa-1 が一次受け部材3上に受止され、2枚目のダンボールケースa-2 が区分けコンベア7上に達している状態を示している。なお、説明上、装置やダンボールケースaの大きさ、間隔等は概略的に図示している。
同様にしてダンボールケースaが順次、搬送コンベア1の搬送終端部から前方に向かって斜め上方に傾斜している区分けコンベア7上を通じて一次受け部材3上に順次送り込まれ、この一次受け部材3に一束分のダンボールケースの枚数の中間枚数、例えば、一束が10枚の積載ダンボールケースAからなる場合には5枚目のダンボールケースa-5 が図5に示すように供給されると、区分けコンベア7の伏動を開始させると共に一次受け部材3の水平板3a、3aを互いに離間する外側方に水平移動させて図6に示すようにダンボールケースaの支持を開放し、この一次受け部材3上に積み重ねられていた5枚のダンボールケースaを落下させて閉止中の下方の二次受け部材4の前後ロッド4b、4b列上間にそのまま受止させると共に、開放した一次受け部材3の水平板3a、3a間の空間部を通じて6枚目以降の複数枚のダンボールケースaを図7、図8に示すように二次受け部材4上の積み重ねているダンボールケース上に順次、積み重ねる。
この際、8枚目のダンボールケースa-8 が搬送コンベア1の搬送終端部側からホッパ2の上方部側に向かって供給される時には、区分けコンベア7が完全に下方に伏してその搬送面を水平状態になってあり、従って、搬送コンベア1の搬送力によって該ダンボールケースa-8 が二次受け部材4上に供給される。
そして、10枚目のダンボールケースa-10が搬送コンベア1側からホッパ2の上端開口部に向かって供給されると、図9に示すように、区分けコンベア7が瞬時に起立してその搬送面を先端(前端)に向かって上方に傾斜した状態となり、次の11枚目のダンボールケースa-11の供給に備えると共に、上記10枚目のダンボールケースa-10が、開放している一次受け部材3の水平板3a、3a間を通じて二次受け部材4上に積み重ねている9枚目のダンボールケースa-9 上に落下、積載すると同時に上記一次受け部材3の水平板3a、3aをダンボールケースaの下面両側部を受止可能な位置まで互いに接近する方向に瞬時に移動させることにより閉止状態にする(図10、図11参照)。
なお、搬送コンベア1からホッパ2側に供給されるダンボールケースaの枚数や二次受け部材4上に積載されるダンボールケースaの枚数は適宜な検出器(図示せず)によって検出するように構成してあり、二次受け部材4上に一束分の枚数(この実施例では10枚)が積載されたのを検出すると、上記のように一次受け部材3を瞬時に閉止させると共に区分けコンベア7を起立させる。
この場合、区分けコンベア7の起立する間に一次受け部材3を閉止させているが、区分けコンベア7が起立すると、この区分けコンベア7の搬送面が前端(先端)に向かうに従って斜め上方に傾斜しているので、上記10枚目のダンボールケースa-10に後続して搬送コンベア1により高速度で搬送されてくる11枚目のダンボールケースa-11がこの区分けコンベア7の傾斜搬送面から前方に向かって斜め上方に送り出されてホッパ2の上端開口部の上方から一次受け部材3上に緩やかな放物線を描くように供給、投下されるので、該一次受け部材3に受止されるまでの時間が、搬送コンベア1によって前方に向かって水平状に送り出されて一次受け部材3に受止されるまでの時間よりも長くなり、従って、この長くなった時間を利用して11枚目のダンボールケースa-11が一次受け部材3上に達するまでに該一次受け部材3を素早く閉止させるものである。図10は11枚目のダンボールケースa-11がこの区分けコンベア7の傾斜搬送面上に達した状態とその時の一次受け部材3の閉じ初め状態を示している。
こうして、二次受け部材4上に一束の数(10枚)の積載ダンボールケースAを受止させた状態で図11から図13に示すように、一次受け部材3上に11枚目のダンボールケースa-11とこれに後続する数枚のダンボールケースa-12〜a-14を順次搬送コンベア1から区分けコンベア7上を通じて供給、積載し、15枚目のダンボールケースa-15が区分けコンベア7上に達した時に二次受け部材4の前後流体圧シリンダ4a、4a列のロッド4b、4bを収縮させて前後規制板8、9からホッパ外に没入させることにより前後ロッド4b、4b間を開いて積載ダンボールケースAの受止を解き、二次受け部材4上の一束の積載ダンボールケースAを上昇位置で待機している昇降台5上にそのまま落下、移載させる。なお、この二次受け部材4が開放するまでの間、二次受け部材4上で一束の積載ダンボールケースAが糊の乾燥等の養生時間を得るものである。
二次受け部材4上からの一束の積載ダンボールケースAが昇降台5上に移載させられると、図14に示すように、直ちに二次受け部材4の前後流体圧シリンダ4a、4a列のロッド4b、4bが伸長して前後規制板8、9からホッパ内に突出し、次の一束の積載ダンボールケースAの受け取りに待機する一方、昇降台5は降下を開始する。そして、一次受け部材3上に15枚目のダンボールケースa-15が積載されて次の16枚目のダンボールケースa-16が区分けコンベア7から一次受け部材3上に供給される前に、図15に示すように一次受け部材3が瞬時に開放して該一次受け部材3上に積載されていた複数枚(図においては5枚)のダンボールケースa-11〜a-15を二次受け部材4上に落下、受止させると共に16枚目のダンボールケースa-16以降の数枚のダンボールケースa-17〜a-19を開放している一次受け部材3の水平板3a、3a間の空間部を通じて二次受け部材4上に受止されている複数枚のダンボールケース上に順次、積載する。
この際、16枚目のダンボールケースa-16が区分けコンベア7上から二次受け部材4上に供給されると、その間に昇降台5がその上端面を搬出手段6の停止中の搬出コンベア6aの搬出面から僅かに下方に没入した位置まで降下して該昇降台5上の積載ダンボールケースAを搬出コンベア6a上に移載させる一方、上記16枚目のダンボールケースa-16が区分けコンベア7上から二次受け部材4側に供給されたのち、区分けコンベア7が直ちにその搬送面が水平状となるまで伏動して後続するダンボールケースを搬送面が水平な搬送コンベア1の搬送終部部上から二次受け部材4に供給、投入する。なお、搬送コンベア1側から供給、投入されるダンボールケースaは、その先端を前側規制板9に当接させたのちこの規制板9に沿って落下し、一次受け部材3上や二次受け部材4上に供給される。
17枚目のダンボールケースa-17が図16に示すように、ホッパ2内を通じて二次受け部材4上に供給されると、排出手段6の押し出し部材6bが待機位置から前進を開始しており、その前端面を排出コンベア6a上に移載されている上記積載ダンボールケースAの背面に当接させてこの一束の積載ダンボールケースAの積載歪みを矯正し、その姿勢を整えた状態にして前方に押し進める。
さらに、図17、図18に示すように、18、19枚目のダンボールケースa-18、a-19が二次受け部材4上に供給されたのち、20枚目のダンボールケースa-20が区分けコンベア7上からホッパ2の上端開口部から開放している一次受け部材3を通じて二次受け部材4上に供給されると、図19に示すように、区分けコンベア7が瞬時に起立してその搬送面を先端(前端)に向かって上方に傾斜した状態となる一方、上記搬出手段6の搬出コンベア6a上の積載ダンボールケースAは押し出し部材6bによってホッパ2の開口下端から前方に押し出されると共にその押し出しに後続して昇降台5が上昇を開始する。
また、20枚目のダンボールケースa-20が二次受け部材4側に供給されたのち、図20に示すように一次受け部材3の水平板3a、3aが直ちにダンボールケースaの下面両側部を受止可能な位置まで移動した閉止状態となり、次の一束分の積載ダンボールケースAの最初のダンボールケースaである21枚目のダンボールケースa-11の受止に備えると共に、搬出手段6の押し出し部材6bが戻り始め、昇降台5が次の一束の積載ダンボールケースAを受け取り位置まで上昇する。なお、二次受け部材4上の積載ダンボールケースAはこの二次受け部材4で糊の乾燥等の養生を行う。
上記のように区分けコンベア7が起立すると、上述したようにこの区分けコンベア7から一次受け部材3上に達するダンボールケースaの供給時間が長くなるので、その間に一次受け部材3を素早く閉止させ、この状態にして図21〜図25に示すように、搬送コンベア1によって搬送されてくる数枚のダンボールケースa-21〜a-25を上記区分けコンベア7から一次受け部材3上に順次供給する一方、これらのダンボールケースaが一次受け部材3上に供給され始めると、二次受け部材4を開放させて二次受け部材4上に積載している一束分の積載ダンボールケースAを上昇位置で待機している昇降台5上に落とし込んで受止させる。さらに、数枚のダンボールケースaが一次受け部材3上に供給される間に搬出手段6の押し出し部材6bは元の待機位置まで戻ると共に、その後に昇降台5が降下を開始する。
25枚目のダンボールケースa-25が一次受け部材3上に供給されたのち、引き続いて次のダンボールケースa-26が搬送コンベア1上から区分けコンベア7を介して一次受け部材3上に供給される間に、図26に示すように、一次受け部材3の水平板3a、3a間を開いて該一次受け部材3上に積み重ねられている複数枚のダンボールケースa-21〜a-25を二次受け部材4上に落下、受止させると共に、引き続いて区分けコンベア7側から連続的に供給される上記次のダンボールケースa-26を開放している水平板3a、3a間を通じて該二次受け部材4上に受止されたダンボールケース上に積み重ねると共にさらに、次のダンボールケースa-27が区分けコンベア7側に供給されると、図27に示すように、この区分けコンベア7が伏動して水平状態となり、このダンボールケースa-27と共に後続する数枚のダンボールケースa-28〜a-30を図28、図29に示すように、一次受け部材3を通過させて二次受け部材4上の上記積み重ねダンボールケース上に積載させる。
一方、上記一次受け部材3が開放した時には、一束の積載ダンボールケースAを載置している昇降台5が搬出手段6の搬出コンベア6aよりも下方にまで降下してが載置している積載ダンボールケースAをこの搬出コンベア6a上に移載させたのち、押し出し部材6bが前進して積載ダンボールケースAの後端面に当接したのち、この積載ダンボールケースAを押し進め、図30に示すように、ホッパ2の開口下端から前方に押し出し、しかるのち、後退すると共に昇降台5は上昇を開始する。
二次受け部材4上に上記30枚目のダンボールケースa-30が供給されると、区分けコンベア7が再び起立すると共に図31に示すように一次受け部材3が閉止し、起立した区分けコンベア7によって連続的に供給される次の31枚目のダンボールケースa-31を一次受け部材3上に供給する一方、上記30枚目のダンボールケースa-30の供給によって3束目となった二次受け部材4上の積載ダンボールケースAがこの二次受け部材4上で糊の乾燥等の養生時間を得たのち、上記同様に、二次受け部材4を開放させて昇降台5上に移載させ、昇降台5を降下させて搬出手段6の搬出コンベア6a上に移載させ、押し出し部材6bによってホッパ2の開口下端から前方側に送りだされる。
なお、押し出し部材6bによって前方に押し出された一束の積載ダンボールケースAは、搬出コンベア6aを作動させることによって結束機(図示せず)側に順次、供給されるが、この搬出コンベア6aの搬送開端部をホッパ2の開口下端から前方側に設けておくと共にホッパ2の開口下端には固定した水平搬出テーブル(図示せず)を配設しておき、昇降台6の降下により積載ダンボールケースAをこの搬出テーブル上に移載させたのち、押し出し部材6bに搬出コンベア6a側に送り出し、該搬出コンベア6aによって結束機側に積載ダンボールケースAを搬出するように構成しておいてもよい。
以上のように、製函機側から偏平状に折り畳まれたダンボールケースaを搬送コンベア1によって一定間隔毎に順次連続的にホッパ2側に搬送する一方、この搬送途上において、まず、区分けコンベア7を傾斜状に起立させた状態で数枚のダンボールケースaを一次受け部材3上に供給して積み重ねる工程と、その間に下方に二次受け部材4上に先に積載された一束分の積載ダンボールケースAを該二次受け部材4の開放によって昇降台5上に移載させたのち、該昇降台5を降下させる一方、二次受け部材4を閉止させる工程と、上記一次受け部材3上に数枚のダンボールケースaが供給された後にこの一次受け部材3を開放して上記数枚のダンボールケースaを積み重ね状態で閉止している下方の二次受け部材4上に供給、受止させる工程と、引き続いて区分けコンベア7を水平状に伏動させて搬送コンベア1側から数枚のダンボールケースaを開放中の一次受け部材3を通過させて二次受け部材4のダンボールケースa上に積み重ねることにより次の一束分の積載ダンボールケースAを形成する工程と、この積載ダンボールケースAの形成工程中に降下した昇降台5上から積載ダンボールケースAを搬出手段6の搬出面に移載させ、押し出し部材6bを前進させてホッパ2の下端開口部から前方に搬出したのち、押し出し部材6bを元の位置まで後退させると共に昇降台5を上昇位置まで復帰させる工程と、二次受け部材4上に次の一束分の積載ダンボールケースAの形成後、一次受け部材3を閉止させると共に区分けコンベア7を上昇させて再び、この一次受け部材3上に数枚のダンボールケースaを供給する工程とを繰り返し行うことにより、搬送コンベア1によるダンボールケースaの搬送を中断することなく一束分の積載ダンボールケースAを順次、迅速に製造していくものである。
なお、上記実施の形態においては、区分けコンベア7を起伏自在にしているが、このような区分けコンベア7を設けることなく搬送コンベア1の少なくとも搬送終端部を起伏自在に構成しておいてもよい。
装置全体の斜視図。 その簡略側面図。 1枚目のダンボールケースを一次受け部材側に供給する状態の簡略側面図。 2枚目のダンボールケースを一次受け部材側に供給する状態の簡略側面図。 数枚のダンボールケースを一次受け部材上に積み重ねた状態の簡略側面図。 一次受け部材を開放して二次受け部材上に積み重ねた状態の簡略側面図。 区分けコンベアを伏動させて二次受け部材に供給している状態の簡略側面図。 二次受け部材上に一束分のダンボールケースが積載される直前の簡略側面図。 一束分のダンボールケースが積載される状態の簡略側面図。 積載された状態で次のダンボールケースを供給する状態の簡略側面図。 そのダンボールケースが一次受け部材上に供給された状態の簡略側面図。 数枚のダンボールケースが一次受け部材に積載された状態の簡略側面図。 二次受け部材を開放して積載ダンボールケースを昇降台上に移載させた状態の簡略側面図。 昇降台を降下させている状態の簡略側面図。 一次受け部材を開放してその上の数枚のダンボールケースを二次受け部材上に受止させると共に次のダンボールケースを連続的に供給している状態の簡略側面図。 区分けコンベアを伏動させた状態の簡略側面図。 二次受け部材上ダンボールケースを供給している状態の簡略側面図。 次の一束分の積載ダンボールケースが形成される直前の簡略側面図。 その一束分のダンボールケースが積載される状態の簡略側面図。 昇降台を上昇させると共に一次受け部材を閉止してダンボールケースを該一次受け部材に向かって供給している状態の簡略側面図。 二次受け部材を開放して積載ダンボールケースを昇降台上に移載させた状態の簡略側面図。 一次受け部材に数枚のダンボールケースを供給している状態の簡略側面図。 昇降台を降下させている状態の簡略側面図。 二次受け部材を閉止させた状態の簡略側面図。 一次受け部材に数枚のダンボールケースが供給された状態の簡略側面図。 一次受け部材を開放してその上の数枚のダンボールケースを二次受け部材上に受止させると共に次のダンボールケースを連続的に供給している状態の簡略側面図。 区分けコンベアを伏動させた状態の簡略側面図。 二次受け部材上ダンボールケースを供給している状態の簡略側面図。 次の一束分の積載ダンボールケースが形成される直前の簡略側面図。 その一束分のダンボールケースが積載される状態の簡略側面図。 さらに次の一束分の積載ダンボールケースの開始状態を示す簡略側面図。
符号の説明
A 積載ダンボールケース
a ダンボールケース
1 搬送コンベア
2 ホッパ
3 一次受け部材
4 二次受け部材
5 昇降台
6 搬出手段
7 区分けコンベア
8、9 規制板

Claims (7)

  1. 偏平状に折り畳まれたダンボールケースを搬送コンベアによって順次連続的に搬送してこの搬送コンベアの搬送終端から下方のホッパ内に一枚ずつ投下することによりこのホッパの上方部内に配設した開閉自在な一次受け部材上に受止させ、複数枚のダンボールケースが該一次受け部材上に積載されると、この一次受け部材を開放して積載ダンボールケースを下方の開閉自在な二次受け部材上に落下、受止させると共に上記搬送コンベアから投下される後続のダンボールケースを開放状態を保持している一次受け部材を通過させて二次受け部材上の上記積載ダンボールケース上に積み重ね、一束分に相当するダンボールケースの積載枚数に達すると、上記一次受け部材を閉じて再びこの一次受け部材上に搬送コンベアから連続的に供給される複数枚のダンボールケースを積載状態に受止すると共に上記二次受け部材を開放して該二次受け部材上の1束分の積載ダンボールケースを下方の昇降台上に移載させたのち二次受け部材を閉止し、この二次受け部材上に次の一束分のダンボールケースが上記同様にして積み重ねられる間に、昇降台を降下させて搬出手段の搬出面上に移載したのち、元の位置まで上昇させて次の一束分のダンボールケースの受け取りに待機させることを特徴とするダンボールケースの積み重ね方法。
  2. 一次受け部材の閉止時には搬送コンベアからのダンボールケース供給位置を高くして一次受け部材上にダンボールケースを供給し、一次受け部材の開放時には供給位置を低くすることを特徴とする請求項1に記載のダンボールケースの積み重ね方法。
  3. 偏平状に折り畳まれたダンボールケースを搬送する搬送コンベアと、この搬送コンベアの搬送終端下方のホッパ上端部内に開閉自在に配設され、閉止状態で搬送コンベアから供給されるダンボールケースを積載状態で受止すると共に複数枚のダンボールケースの積載後に開放して該積載ダンボールケースを落下させる一次受け部材と、この一次受け部材の下方に開閉自在に配設されて閉止状態で一次受け部材からの上記積載ダンボールケースを受止し且つこの積載ダンボールケース上に上記搬送コンベアからの複数枚のダンボールケースを積み重ねて一束分の枚数のダンボールケースを受止したのち開放して該一束分のダンボールケースを落下させる二次受け部材と、この二次受け部材の下方に昇降自在の配設されて該二次受け部材から一束分の積載ダンボールケースを受け取ったのち降下する昇降台と、降下した昇降台上の積載ダンボールケースの搬出手段とからなることを特徴とするダンボールケースの積み重ね装置。
  4. 搬送コンベアの少なくとも搬送終端部側を起伏自在に構成していることを特徴とする請求項3に記載のダンボールケースの積み重ね装置。
  5. 搬送コンベア搬送終端部にこの搬送コンベアの上面から上方に向かって起伏自在な区分けコンベアを配設していることを特徴とする請求項3に記載のダンボールケースの積み重ね装置。
  6. 搬出手段は搬出コンベアと、昇降台からこの排出テーブル上に移載した一束のダンボールケースを押し出す押し出し部材とからなることを特徴とする請求項3に記載のダンボールケースの積み重ね装置。
  7. 搬出手段は排出テーブルと、昇降台からこの排出テーブル上に移載した一束のダンボールケースを押し出す押し出し部材とからなることを特徴とする請求項3に記載のダンボールケースの積み重ね装置。
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