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JP2007073564A - アッシング装置 - Google Patents

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JP2007073564A JP2005255746A JP2005255746A JP2007073564A JP 2007073564 A JP2007073564 A JP 2007073564A JP 2005255746 A JP2005255746 A JP 2005255746A JP 2005255746 A JP2005255746 A JP 2005255746A JP 2007073564 A JP2007073564 A JP 2007073564A
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輝 小倉
Fukashi Harada
深志 原田
Tatsuro Kawabata
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Abstract

【課題】 アッシング装置に関し、スループットを低下させることなくSi掘られ欠陥の発生を抑制することが可能な新規な構成を提供する。
【解決手段】 アッシング処理を行うアッシング処理室1とアッシング処理室1にガス遮断機構3を介して連結する搬送室2とを備えるとともに、アッシング処理後の被処理基板6を大気に曝露することなく次の被処理基板のアッシング処理中に基板温度を130℃以下にする基板冷却機構を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明はアッシング装置に関するものであり、特に、P(燐)イオン注入マスクとして用いたレジストをアッシング除去する場合のSi掘られ欠陥の発生を抑制するための機構に特徴のあるアッシング装置に関するものである。
従来より半導体装置の製造工程、液晶パネルや有機ELパネルのアクティブ基板の製造工程等の電子デバイスの製造工程においては、ソース・ドレイン領域等を形成するためにイオン注入法が用いられており、その際のイオン注入マスクとしてはフォトレジストが用いられている。
イオン注入後にはこのフォトレジストマスクを剥離する必要があるが、近年、このフォトレジストマスクの剥離を剥離液を用いたウエット処理に代えて、O2 プラズマを用いたアッシング処理が採用されているので、ここで、図26及び図27を参照して従来のアッシング工程の一例を説明する(例えば、特許文献1参照)。
図26参照
まず、p型シリコン基板91に素子分離領域92を形成して素子形成領域を区画したのち、素子形成領域の一部にPをイオン注入してn型ウエル領域93を形成するとともに、他の素子形成領域にBをイオン注入してp型ウエル領域94を形成する。
次いで、熱酸化を施すことによってゲート絶縁膜95を形成したのち、全面に多結晶シリコン膜を形成しマスクパターンを利用してエッチングすることによってゲート電極96,97を形成する。
次いで、n型ウエル領域93をレジストマスク98で覆った状態でp型ウエル領域94にPイオン99をイオン注入することによってn型ソース・ドレイン領域100を形成する。
なお、このイオン注入に際して、レジストマスク98の表面にPイオンの注入に伴う変質層101が形成される。
次いで、O2 を主成分とし、N2 、H2 、及び、CF4 を添加したガスをプラスマ化したプラズマ中から陽イオン及び電子を除去して中性ラジカルとし、この中性ラジカル雰囲気102中でアッシング処理を行うことによって変質層101及びレジストマスク98を除去する。
なお、このアッシング処理工程において、処理速度を高めるために高温でアッシング処理を行った場合には、未変質のレジストが破裂(ポッピング)する現象を抑えるために、変質層101の除去工程を150℃の基板温度で行い、変質層101を除去したのちに、200℃の基板温度で未変質のレジストマスク98を除去する。
図27参照
次いで、被処理基板を大気中に取り出したのち、硫酸水溶液で洗浄処理してアッシング残渣を除去し、次いで、p型ウエル領域94をレジストマスク103で覆った状態でn型ウエル領域93にBイオン104をイオン注入することによってp型ソース・ドレイン領域105を形成する。
次いで、O2 を主成分とし、N2 、H2 、及び、CF4 を添加したガスをプラスマ化したプラズマ中から陽イオン及び電子を除去して中性ラジカル107とし、この中性ラジカル107雰囲気中でアッシング処理を行うことによって変質層106及びレジストマスク103を除去することによってCMOSトランジスタの基本部分が形成される。
なお、この場合も、ポッピング現象を抑制するために、変質層106の除去工程を150℃の基板温度で行い、変質層106を除去したのちに、200℃の基板温度で未変質のレジストマスク103を除去する。
一方、アッシング工程を一定の基板温度で行うために、基板温度を180℃にした状態で、変質層を1%のCF4 を含んだO2 プラズマ中でアッシング処理し、変質層を除去したのち、未変質のレジストマスクを5%のN2 を含んだO2 プラズマ中でアッシング処理を行うことも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
近年の半導体装置の高速化にともなって、駆動電流増加とリーク電流低減の両立を図るために相当回数の不純物注入を繰り返しているが、当然、イオン注入マスクとして使用されたレジストは剥離する必要があり、注入の回数が増えればその分のレジスト剥離回数も増加して製造時間の増加をもたらすことになる。
そこで、近年では、上述のようにレジスト剥離時の基板温度を150℃以上の高温として反応速度を高めて、一回当たりのレジスト剥離時間を短縮することが行われている。
また、ロードロック室を備えたアッシング装置等においては、高温処理した半導体ウェハをロードロック室を介して大気中に取り出した場合、アーム等の基板保持具と接触している部分と非接触部分との間で温度むらが発生し、大気中で急冷される際に熱変形が発生して半導体ウェハに反りが生じたり、或いは、熱応力が発生して配線に断線や短絡を発生させる虞がある。
そこで、ロードロック室に冷却機構を設けて、ロードロック室にウェハ載置ステージを設けて、ウェハ載置ステージ上に処理済みの半導体ウェハを載置することによって均一な熱分布とした状態で所定温度まで降温することが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
或いは、ロードロック室が大気圧になった時点でロードロック室を開放して処理済みの半導体ウェハを自然冷却すること或いは、ロードロック室を大気圧にする際に不活性ガスをロードロック室内に導入することによって処理済みの半導体ウェハを自然冷却することも提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平11−097421号公報 特開平05−275326号公報 特開平11−345771号公報 特開2001−319885号公報
しかし、本発明者は、鋭意研究の結果、5×1015cm-2の高濃度のPをイオン注入した後のアッシング工程において、シリコン基板におけるP注入領域やPが注入された多結晶シリコン層が不所望にエッチングされるSi掘られ現象が発生することを見い出した。
このようなSi掘られ欠陥は、配線層や拡散抵抗層の抵抗値の増加をもたらし、信号遅延の原因になったり、駆動電流の低下の原因となるという問題がある。
なお、Bをイオン注入した場合には、Pのイオン注入に比べてSi掘られ欠陥が全く発生しておらず、このような事情はAs等の他の不純物の場合にも同様で、Pに特有な現象であることが確認された。
Si掘られ欠陥の発生の原因は、高温(>130℃)時にアッシング処理後のウェハが大気(N2 /O2 /H2 O)中に曝露されると、露出したイオン注入領域のPと、大気中のOとHとが反応して燐酸(H3 PO4 )を発生させ、このH3 PO4 がSiを溶解するためとの結論に至った。
また、アッシングプラズマにより表面に残留したFとHとが反応してHFを発生させて、イオン注入領域の表面に形成されている2nm以下の自然酸化膜を溶かしてイオン注入領域を露出させ、上記の反応をより促進することも発見した。
なお、Si掘られ欠陥の発生をなくすためには、アッシング処理後のウェハを充分降温してから大気中に取り出せば良いが、そうすると、アッシング処理工程のスループットを高めるために高温で処理しているので、充分降温させた場合には降温のために時間がかかることになり、全体のスループットは寧ろ低下するという問題がある。
このような事情は上述の特許文献3或いは特許文献4に記載された冷却機構付ロードロック室を備えたアッシング装置の場合も同様であり、ロードロック室でアッシング処理済のウェハを冷却したのち大気中に取り出すことによってSi掘られ欠陥は発生することはないが、冷却のために時間がかかるため、全体のスループットは寧ろ低下する。
そこで、本発明者は、Pのイオン注入後のアッシング工程に起因するH3 PO4 の発生によるSi掘られ欠陥の発生をスループットを低下させることなく抑制する方法を提案している(特願2005−210353参照)。
具体的には、アッシング処理した基板をアッシング処理室から取り出す際の基板の温度をスループットを低下させることなく130℃以下に降温することによって、H3 PO4 の発生によるSi掘られ欠陥を回避するものである。
しかし、上記の提案は、基本的には既存のアッシング装置を前提としたものであり、必ずしも使い勝手の良いものではなかった。
したがって、本発明は、スループットを低下させることなくSi掘られ欠陥の発生を抑制することが可能な新規な構成のアッシング装置を提供することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、アッシング装置において、アッシング処理を行うアッシング処理室1とアッシング処理室1にガス遮断機構3を介して連結する搬送室2とを備えるとともに、アッシング処理後の被処理基板6を大気に曝露することなく次の被処理基板のアッシング処理中に基板温度を130℃以下にする基板冷却機構を備えたことを特徴とする。
このように、アッシング処理後の被処理基板6を大気に曝露することなく次の被処理基板のアッシング処理中に基板温度を130℃以下にする基板冷却機構を設けることによって、H3 PO4 の発生によるSi掘られ欠陥を回避することができる。
また、この降温工程は、次の被処理基板のアッシング処理中に行うので、スループットが低下することがない。
この場合の基板冷却機構として、搬送室2内に備えられた3個以上の搬送アーム7で構成しても良く、3個以上の搬送アーム7の内の1個にアッシング処理後の被処理基板6を次の被処理基板のアッシング処理中に保持し続ければ良い。
或いは、基板冷却機構として、搬送室2に連結するとともに被処理基板6を載置する載置ステージ8を備えた待機室4を用いても良く、次の被処理基板のアッシング処理中にアッシング処理後の被処理基板6を載置ステージ8に載置した状態で待機すれば良い。
この場合、待機室4はガス遮断機構5を介することなく搬送室2に直結しても良く、それによって、構成が簡素化される。
或いは、待機室4はガス遮断機構5を介して搬送室2に連接するとともに、待機室4に冷却ガスを導入する冷却ガス導入機構を設けるようにしても良く、それによって、次の被処理基板のアッシング処理中にアッシング処理後の被処理基板6を確実に130℃以下にすることができる。
また、待機室4に保護皮膜、例えば、フォトレジスト或いはフォトレジストから感光剤を除いた有機被膜の塗布機構を設けても良く、それによって、次の被処理基板のアッシング処理中にアッシング処理後の被処理基板6を確実に130℃以下にすることができる。 なお、フォトレジスト或いはフォトレジストから感光剤を除いた有機被膜は、アッシング処理後に行う洗浄工程において容易に剥離することができる。
また、載置ステージ8に公転機構を設けても良く、被処理基板6を公転させることによって気体を吹きつけた場合と同等の効果を得ることができるので、次の被処理基板のアッシング処理中にアッシング処理後の被処理基板6を確実に130℃以下にすることができる。
或いは、載置ステージ8に冷却機構を設けても良く、載置ステージ8を冷却することによって、その上に載置するアッシング処理後の被処理基板6を降温することができる。
また、基板冷却機構として、被処理基板6との接触平板部の面積を被処理基板6の底面積の少なくとも3/4以上と接触する大きさとした搬送アーム7を用いても良く、搬送アーム7で保持するアッシング処理後の被処理基板6を降温することができる。
また、基板冷却機構として、被処理基板6を搬送する搬送アーム7に設けた搬送アーム冷却機構を用いても良く、搬送アーム7を冷却することによって、搬送アーム7で保持するアッシング処理後の被処理基板6を降温することができる。
また、基板冷却機構として、被処理基板6を搬送する搬送アーム7に設けた被処理基板6を冷却する送風機構を用いても良く、搬送アーム7で保持するアッシング処理後の被処理基板6に送風することによって、降温することができる。
また、搬送室2を、搬入用搬送室と搬出用搬送室とで構成しても良く、それによって、アッシング処理室1において被処理基板6をバッチ処理することが可能になりスループットが向上する。
また、アッシング処理室1におけるアッシング処理が、燐のイオン注入に伴うアッシング工程と燐以外の不純物のイオン注入に伴うアッシング工程とを判別し、基板冷却機構を作動させるか否かを決定する制御機構を設けても良く、それによって、基板冷却機構の作動を燐のイオン注入に伴うアッシング工程に限定することができるので、全体の製造工程のスループットを向上することができる。
本発明においては、アッシング処理後の被処理基板を大気に曝露することなく次の被処理基板のアッシング処理中に基板温度を130℃以下にする基板冷却機構を備えているので、スループットを低下することなくSi掘られ欠陥の発生を低減することができ、製造歩留りの向上が可能になる。
本発明は、アッシング処理を行うアッシング処理室とアッシング処理室にガス遮断機構を介して連結する搬送室とを備えるとともに、アッシング処理後の被処理基板を大気に曝露することなく次の被処理基板のアッシング処理中に基板温度を130℃以下にする基板冷却機構を備えたものである。
この場合の基板冷却機構としては、搬送室内に備えられた3個以上の搬送アームで構成しても良いし、或いは、搬送室に連結するとともに被処理基板を載置する載置ステージを備えた待機室を用いるものである。
また、被処理基板との接触平板部の面積を被処理基板の底面積の少なくとも3/4以上と接触する大きさとした搬送アーム、或いは、被処理基板を搬送する搬送アームに設けた搬送アーム冷却機構または搬送アームに設けた被処理基板を冷却する送風機構を単独で或いは上記の各構成と併せて採用するものである。
次に、図2乃至図5を参照して、本発明の実施例1のアッシング装置を説明する。
図2参照
図2は、本発明の実施例1のアッシング装置の概念的構成図であり、反応チャンバー10、反応チャンバー10とゲートバルブ19を介して接続される搬送室30、搬送室30とゲートバルブ41を介して接続される放置室40から構成され、搬送室30には、ウェハキャリア50に収容された不純物のイオン注入の終了した被処理基板52の出し入れを行うゲートバルブ51が設けられている。
図3参照
図3は、本発明の実施例1のアッシング装置を構成する反応チャンバーの概略的構成図であり、反応チャンバー10は、シャワー板13によって分離されたアッシング処理室11とプラズマ発生室12を備えるとともに、プラズマ発生室12上には石英製のマイクロ波透過窓14を介してマイクロ波導入室15が設けられており、このマイクロ波導入室15にはオートチューナ17を備えたマイクロ波導波管16を介してマグネトロン18に接続されている。
また、アッシング処理室11には、ウェハの出し入れを行うゲートバルブ19及び排気口20が設けられているとともに、内部にヒータ22を格納したステージ21が設置されており、このステージ21にはステージ21から突出するピン23が設けられており、このピン23によって被処理基板52をステージ21から浮かせた状態で保持する。
また、プラズマ発生室12にはガス導入管25に接続するガス導入口24が設けられており、分岐管26a〜26d及びマスフローコントローラ27a〜27dを介して、ガス供給源28a〜28dに接続されている。
このアッシング用の反応チャンバー10においては、マスフローコントローラ27a〜27d、分岐管26a〜26d、ガス導入管25、及び、ガス導入口24を介してガス供給源28a〜28dからプラズマ発生室12に導入されたO2 を主成分とするO2 /N2 /H2 /CF4 混合ガスは、マグネトロン18で発生されてマイクロ波導波管16を介してマイクロ波導入室15に導入され、マイクロ波透過窓14を透過したマイクロ波によってプラズマ化される。
発生した酸素プラズマを主成分とするプラズマ29の内の陽イオンと電子を接地されたシャワー板13によって捕捉し、中性ラジカル(中性活性種)のみをシャワー板13に設けた孔からアッシング処理室11に導入し、中性ラジカルにより被処理基板52上に設けられたレジストマスクをアッシングにより除去する。
図4参照
図4は、搬送室内に設けられる2段式の搬送アームの概略的平面図であり、搬送室30には回転板31に伸縮部35を介して取り付けられた2段式の搬送アーム321 ,322 が収容されており、この搬送アーム321 ,322 はウェハ保持部331 ,332 及び支持部341 ,342 から構成されている。
図5参照
図5は、放置室40の概念的構成図であり、放置室40にはステージ42が設けられており、このステージ42にはステージ42から突出するピン43が設けられているとともに、天井にはガス吹出管44が設けられており、このガス吹出管44から冷却ガス45が吹き出し、ステージ42上に載置しアッシング処理後の被処理基板52を冷却する。
なお、この場合の冷却ガス45としては、N2 ガス或いは、水分を徹底除去し、さらにNH3 、SOx 、有機ガス等のガス状汚染物質を除去したクリーンな超低露点空気(CDA:Clean Dry Air)を用いる。
次に、図6乃至図8を参照して、本発明の実施例1のアッシング装置を用いたアッシング処理のシーケンスを説明する。
図6参照
まず、ステップ1において、ゲートバルブ51を開いて搬送室30を大気圧として、搬送アーム321 を用いてウェハキャリア50から被処理基板521 を搬入する。
次いで、ステップ2において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、搬送アーム321 を回転させて被処理基板521 を反応チャンバー10内のステージ21上に載置する。
次いで、ステップ3において、ゲートバルブ19を閉じてアッシング処理を行っている最中に、ゲートバルブ51を開いて搬送室30を大気圧として、搬送アーム321 を用いてウェハキャリア50から次の被処理基板522 を搬入する。
この時のアッシング処理を説明すると、例えば、O2 ガスを955sccm、N2 ガスを485sccm、H2 ガスを15sccm、及び、CF4 ガスを45sccm導入して、プラズマ発生室12の圧力を1Torrに調整した状態で、1000Wのマイクロ波を導入することによってプラズマを発生させ、このプラズマ中の中性ラジカルをアッシング処理室11に導入して、例えば、250℃に加熱したステージ21により被処理基板521 を150℃程度に加熱した状態でアッシング処理を行うことによって変質層及びレジストマスク(図示を省略)を除去する。
図7参照
次いで、ステップ4において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、搬送アーム322 を用いて被処理基板521 を取り出すとともに、搬送アーム321 を用いて次の被処理基板522 をステージ21上に載置する。
次いで、ステップ5において、ゲートバルブ19を閉じて被処理基板522 のアッシング処理を行っている最中に、ゲートバルブ41を開いて、搬送アーム322 を用いて被処理基板521 を放置室40のステージ42に設けたピン43上に載置したのち、ピン43を降下させたステージ42と接触するようにする。
なお、冷却ガス45が常に吹き出した状態であるので、搬送室30の冷却ガス雰囲気となる。
次いで、ステップ6において、被処理基板522 のアッシング処理を行っている最中に、ゲートバルブ41を閉じるとともに、ゲートバルブ51を開いて、搬送アーム321 を用いて次の被処理基板523 を搬送室30内に搬入する。
図8参照
次いで、ステップ7において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、搬送アーム322 を用いて被処理基板522 を取り出すとともに、搬送アーム321 を用いて次の被処理基板523 をステージ21上に載置する。
このステップ5〜ステップ7の間、放置室40のステージ42上に載置された被処理基板521 には冷却ガス45が吹きつけられるので、130℃以下の温度まで十分冷却される。
次いで、ステップ8において、ゲートバルブ19を閉じて被処理基板523 のアッシング処理を行っている最中に、ゲートバルブ41を開いて、ピン43を上昇させ、搬送アーム321 を用いて被処理基板521 を搬送室30内に取り出すとともに、搬送アーム322 を用いて放置室40のステージ42上に被処理基板522 を載置する。
次いで、ステップ9において、被処理基板523 のアッシング処理を行っている最中に、ゲートバルブ41を閉じるとともに、ゲートバルブ51を開いて、搬送アーム321 を用いて被処理基板521 をウェハキャリア50に収容するとともに、搬送アーム322 を用いて次の被処理基板524 を搬送室30内に搬入することによって、最初の被処理基板521 のアッシング処理工程が終了する。
このシーケンスを全ての被処理基板の処理が終了するまで繰り返すことによって、全体のアッシング処理工程が終了する。
なお、最初の被処理基板521 については、3番目の被処理基板523 からみたウェハキャリア50中でのステップ4及びステップ5の状態、及び、アッシング処理中のステップ8の状態がないため9ステップであるが、3番目以降の被処理基板については全体で12ステップとなる。
また、ウェハキャリア50に収容されたアッシング処理終了後の被処理基板52は、硫酸水溶液で洗浄処理して、アッシング残渣を除去する。
この本発明の実施例1においては、アッシング処理済みの被処理基板は、次の被処理基板のアッシング処理中に放置室において大気にさらされることなく130℃以下に冷却されたのち大気中に取り出しているので、Si掘られ欠陥が発生することがない。
また、この冷却工程は、次の被処理基板のアッシング処理中に行っているので、冷却のための時間を別に設ける必要はないので、スループットが低下することはない。
次に、図9を参照して、本発明の実施例2のアッシング装置を説明する。
図9参照
図9は、本発明の実施例2のアッシング装置の概念的構成図であり、反応チャンバー10、反応チャンバー10とゲートバルブ19を介して接続される搬送室30、搬送室30とゲートバルブを介さないで直結する放置室40から構成され、搬送室30には、ウェハキャリア50に収容された不純物のイオン注入の終了した被処理基板52の出し入れを行うゲートバルブ51が設けられている。
この実施例8においては、放置室40がゲートバルブを介さないで搬送室に直結するとともに、天井にガス吹出管を備えていない点で上記の実施例1のアッシング装置と相違するものである。
次に、図10乃至図12を参照して、本発明の実施例2のアッシング装置を用いたアッシング処理のシーケンスを説明する。
図10参照
まず、ステップ1において、搬送室30をN2 ガスを満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム321 を用いてウェハキャリア50から被処理基板521 を搬入する。
次いで、ステップ2において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、搬送アーム321 を回転させて被処理基板521 を反応チャンバー10内のステージ21上に載置する。
次いで、ステップ3において、ゲートバルブ19を閉じてアッシング処理を行っている最中に、搬送室30をN2 ガスを満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム321 を用いてウェハキャリア50から次の被処理基板522 を搬入する。
図11参照
次いで、ステップ4において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、搬送アーム322 を用いて被処理基板521 を取り出すとともに、搬送アーム321 を用いて次の被処理基板522 をステージ21上に載置する。
次いで、ステップ5において、ゲートバルブ19を閉じて被処理基板522 のアッシング処理中に、搬送アーム322 を用いて被処理基板521 を放置室40のステージ42上に載置する。
次いで、ステップ6において、被処理基板522 のアッシング処理の終了間際に、搬送室30をN2 ガスで満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム321 を用いて次の被処理基板523 を搬送室30内に搬入する。
図12参照
次いで、ステップ7において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、搬送アーム322 を用いて被処理基板522 を取り出すとともに、搬送アーム321 を用いて次の被処理基板523 をステージ21上に載置する。
次いで、ステップ8において、ゲートバルブ19を閉じて被処理基板523 のアッシング処理を行っている最中に、搬送アーム321 を用いて被処理基板521 を搬送室30内に取り出すとともに、搬送アーム322 を用いて放置室40のステージ42上に被処理基板522 を載置する。
次いで、ステップ9において、被処理基板523 のアッシング処理の終了間際に、搬送室30をN2 ガスで満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム321 を用いて被処理基板521 をウェハキャリア50に収容するとともに、搬送アーム322 を用いて次の被処理基板524 を搬送室30内に搬入することによって、最初の被処理基板521 のアッシング処理工程が終了する。
このシーケンスを全ての被処理基板の処理が終了するまで繰り返すことによって、全体のアッシング処理工程が終了する。
この場合も、最初の被処理基板521 については、9ステップであるが、3番目以降の被処理基板については全体で12ステップとなる。
この本発明の実施例2においては、アッシング処理済みの被処理基板は、次の被処理基板のアッシング処理の終了間際まで放置室において熱源に接触しない低温の載置ステージ上で冷却されて130℃以下に冷却されたのち大気中に取り出しているので、Si掘られ欠陥が発生することがない。
また、被処理基板を冷却するために特別の待機時間を必要としないので、スループットが低下することがない。
なお、ステップ6或いはステップ7において、放置室の大気圧のN2 ガスで満たされているので、水分を含む大気に直接曝されることがない。
次に、図13を参照して本発明の実施例3のアッシング装置を説明するが、この実施例3のアッシング装置は、放置室に備えたステージに冷却機構を設けた以外は、上記の実施例1と全く同様であるので、放置室の構成のみ説明する。
図13参照
図13は、本発明の実施例2の放置室40の概念的構成図であり、放置室40にはステージ42が設けられており、このステージ42にはステージ42から突出するピン43が設けられているとともに、ステージ42の内部には冷媒を循環させる冷媒循環パイプ46が設けられており、ステージ42上に載置しアッシング処理後の被処理基板52を冷却する。
また、天井にはガス吹出管44が設けられており、このガス吹出管44からN2 ガス或いはCDAからなる冷却ガス45が吹き出すが、この場合の吹き出し量は上記の実施例1より少なくても良い。
この本発明の実施例2においては、ステージ42の内部には冷媒循環パイプ46を設けているので、被処理基板52をより速やかに130℃以下に降温することができる。
次に、図14を参照して本発明の実施例4のアッシング装置を説明するが、この実施例4のアッシング装置は、放置室に有機溶剤滴下機構を設けた以外は、上記の実施例1と全く同様であるので、放置室の構成のみ説明する。
図14参照
図14は、本発明の実施例4の放置室40の概念的構成図であり、放置室40にはステージ42が設けられており、このステージ42にはステージ42から突出するピン43が設けられているとともに、天井にはガス吹出管44と有機溶剤滴下機構47が設けられている。
上述のステップ6及びステップ7において、ステージ42を回転させながら有機溶剤滴下機構47から、アッシング処理後の洗浄工程において除去が容易な有機溶剤48を滴下して、被処理基板52上に有機保護皮膜49を形成するものである。
なお、この場合の有機溶剤としては、イオン注入マスクに用いたフォトレジストや、フォトレジストから感光剤を除いた有機溶剤を用いれば良い。
この本発明の実施例4においては、被処理基板52の表面に有機保護皮膜49を塗布しているので、この塗布工程において、被処理基板52が降温されるとともに、被処理基板52を大気中に取り出した時に、被処理基板52の表面が大気に曝露されることがないので、仮に、被処理基板52が130℃以上であってもSi掘られ欠陥が発生することがない。
次に、図15及び図16を参照して本発明の実施例5のアッシング装置を説明するが、この実施例5のアッシング装置は、放置室に備えたステージに傾斜公転機構を設けた以外は、上記の実施例1と全く同様であるので、放置室の構成のみ説明する。
図15参照
図15は、本発明の実施例5の放置室60の概念的構成図であり、放置室60には回転軸61に支持軸62を介して取り付けられたステージ63が設けられており、このステージ63にはステージ63から突出するピン64が設けられているとともに、真空チャック機構(図示を省略)が設けられている。
また、天井にはガス吹出管65が設けられており、このガス吹出管65からN2 ガス或いはCDAからなる冷却ガス66が吹き出すが、この場合の吹き出し量は上記の実施例1より少なくても良い。
図16参照
上述のステップ6及びステップ7において、被処理基板52を載置したのちピン64を下ろすとともに、真空チャック機構で被処理基板52をステージ63上に固定したのち、支持軸62を回転させることによって、ステージ63を傾斜させ、ステージ63を傾斜させた状態で回転軸61を回転させることによって、被処理基板52を同時に回転させて、冷却ガス66に対する相対速度を高めて降温を速やかに行う。
この本発明の実施例5においては、被処理基板52を傾斜公転させているので、被処理基板52を130℃以下に降温することが容易になる。
なお、傾斜角及び公転速度は任意であり、使用環境及びアッシング処理時間に応じて被処理基板52が130℃以下になる条件を選択すれば良い。
次に、図17及び図18を参照して本発明の実施例6のアッシング装置を説明する。
図17参照
図17は、本発明の実施例6のアッシング装置の概念的構成図であり、反応チャンバー10、反応チャンバー10とゲートバルブ19を介して接続される搬送室30から構成され、搬送室30には、ウェハキャリア50に収容された不純物のイオン注入の終了した被処理基板52の出し入れを行うゲートバルブ51が設けられている。
なお、反応チャンバー10の構成は上記の実施例1と全く同様である。
図18参照
図18は、搬送室30内に設けられた2段式の搬送アーム361 ,362 の概念的平面図であり、ここでは搬送アーム361 のみを示す。
この搬送アーム361 の先端部のウェハ保持部371 は、通常のアームより大型にしており、被処理基板52とは被処理基板52の底面積の3/4以上の面積で接触することになるので、ウェハ保持部371 との非接触部、即ち、ピン回避スリット部391 においても基板温度が低下して130℃以下となる。
次に、図19を参照して、本発明の実施例6のアッシング装置を用いたシーケンスを説明する。
図19参照
まず、ステップ1において、搬送室30をN2 ガスで満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム361 を用いてウェハキャリア50から被処理基板521 を搬入する。
次いで、ステップ2において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、搬送アーム361 を回転させて被処理基板521 を反応チャンバー10内のステージ21上に載置する。
次いで、ステップ3において、ゲートバルブ19を閉じてアッシング処理を行っている最中に、搬送室30をN2 ガスで満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム361 を用いてウェハキャリア50から次の被処理基板522 を搬入する。
次いで、ステップ4において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、搬送アーム362 を用いて被処理基板521 を取り出すとともに、搬送アーム361 を用いて次の被処理基板522 をステージ21上に載置する。
次いで、ステップ5において、ゲートバルブ19を閉じて被処理基板522 のアッシング処理を行い、アッシング処理終了間際に、搬送室30をN2 ガスで満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム322 を用いて被処理基板521 をウェハキャリア50に収容するとともに、搬送アーム322 を用いて次の被処理基板523 を搬送室30内に搬入することによって、最初の被処理基板521 のアッシング処理工程が終了する。
このシーケンスを全ての被処理基板の処理が終了するまで繰り返すことによって、全体のアッシング処理工程が終了する。
この場合、ステップ5のアッシング処理時間の内の殆どの時間、アッシング処理後の被処理基板521 は接触面積の大きな搬送アーム362 上に保持されているので、130℃以下の温度まで十分冷却される。
このように、本発明の実施例6においては、搬送室における搬送アームの形状を変更しただけであり、放置室を設けていないので、装置構成は従来と実質的に同じ大きさにすることができる。
また、冷却時間は、次の被処理基板のアッシング処理時間だけであるので、冷却のための特別の待機時間を要することなく、基板温度を130℃以下にすることができるので、スループットが低下することがない。
次に、図20を参照して本発明の実施例7のアッシング装置を説明するが、搬送アームの構成が異なるだけで、他の構成は上記の実施例5と全く同様であるので、搬送アームの構成のみ説明する。
図20参照
図20の上図は、搬送室30内に設けられた2段式の搬送アーム531 ,532 の概略的断面図であり、また、下図はその平面図であり、ここでは搬送アーム531 のみを示す。
この搬送アーム531 の先端部のウェハ保持部541 の内部に冷媒循環流路551 を形成するとともに、支持部561 の内部にも冷媒循環流路571 を設けたものである。
この場合、ステップ5のアッシング処理時間の内の殆どの時間、アッシング処理後の被処理基板521 は接触面積の大きな搬送アーム532 上に保持されるとともに、内部を循環する冷媒によって冷却されるので、130℃以下の温度まで十分冷却される。
このように、本発明の実施例7においては、搬送室における搬送アームの形状を変更するとともに冷却機構を設けただけであり、放置室を設けていないので、装置構成は従来と実質的に同じ大きさにすることができる。
また、冷却時間は、次の被処理基板のアッシング処理時間だけであるので、冷却のための特別の待機時間を要することなく、基板温度を130℃以下にすることができるので、スループットが低下することがない。
次に、図21を参照して本発明の実施例8のアッシング装置を説明するが、搬送アームの構成が異なるだけで、他の構成は上記の実施例5と全く同様であるので、搬送アームの構成のみ説明する。
図21参照
図21の上図は、搬送室30内に設けられた2段式の搬送アーム711 ,712 の概略的断面図であり、また、下図はその平面図であり、ここでは搬送アーム711 のみを示す。
この搬送アーム711 の先端部のウェハ保持部721 の内部にガス流路731 を形成するとともに、4つのガス吹出用突起部741 〜771 を設け、また、支持部781 の内部にもガス流路791 を設けたものである。
この場合も、図19に示したシーケンスのステップ5において、アッシング処理が終了した被処理基板521 を取り出した段階で、ガス吹出用突起部741 〜771 から冷却ガス80を吹き出して被処理基板521 に吹きつけ、被処理基板521 を130℃以下に冷却する。
なお、この場合も冷却ガス80としては、N2 ガス或いはCDAを用いる。
このように、本発明の実施例8においては、搬送室における従来の搬送アーム32にガス吹き出し機構を設けただけであり、放置室を設けていないので、装置構成は従来と実質的に同じ大きさにすることができる。
また、冷却時間は、次の被処理基板のアッシング処理時間だけであるので、冷却のための特別の待機時間を要することなく、基板温度を130℃以下にすることができるので、スループットが低下することがない。
次に、図22及び図23を参照して、本発明の実施例9のアッシング装置を説明する。 図22参照
図22は、本発明の実施例9のアッシング装置の概念的構成図であり、反応チャンバー10、反応チャンバー10とゲートバルブ19を介して接続される搬送室30から構成され、搬送室30には、ウェハキャリア50に収容された不純物のイオン注入の終了した被処理基板52の出し入れを行うゲートバルブ51が設けられている。
なお、反応チャンバー10の構成は上記の実施例1と全く同様である。
図23参照
図23は、本発明の実施例9のアッシング装置内に設けられた搬送アームの概略的構成図であり、搬送室30には回転円盤81に取り付けられた3つの搬送アーム821 〜823 が収容されており、この搬送アーム821 〜823 はそれぞれウェハ保持部831 〜833 、支持部841 〜843 及び伸縮部851 〜853 及びから構成されている。
次に、図24及び図25を参照して、本発明の実施例9のアッシング装置を用いたアッシング処理のシーケンスを説明する。
図24参照
まず、ステップ1において、搬送室30をN2 ガスを満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム821 を用いてウェハキャリア50から被処理基板521 を搬入する。
次いで、ステップ2において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、回転円盤81を180°回転させたのち被処理基板521 をステージ21上に載置する。
次いで、ステップ3において、ゲートバルブ19を閉じてアッシング処理を行っている最中に、搬送室30をN2 ガスで満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、回転円盤81を300°回転させたのち、搬送アーム822 を用いてウェハキャリア50から次の被処理基板522 を搬入する。
次いで、ステップ4において、ゲートバルブ51を閉じて搬送室30を真空状態としたのち、ゲートバルブ19を開き、回転円盤81を60°回転させたのち搬送アーム821 を用いて被処理基板521 を搬送室30に取り出し、次いで、回転円盤81を120°回転させたのち、搬送アーム822 用いて次の被処理基板522 をステージ21上に載置する。
図25参照
次いで、ステップ5において、アッシング処理終了間際に、搬送室30をN2 ガスで満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、回転円盤81を300°回転させたのち搬送アーム823 を用いて次の被処理基板523 をウェハキャリア50からを搬入する。
次いで、ステップ6において、ゲートバルブ19を開き、回転円盤81を60°回転させたのち搬送アーム822 を用いて被処理基板522 を搬送室30に取り出し、次いで、回転円盤81を120°回転させたのち、搬送アーム823 用いて次の被処理基板523 をステージ21上に載置する。
次いで、ステップ7において、回転円盤81を300°回転させたのち、アッシング処理終了間際に、搬送室30をN2 ガスで満たして大気圧とした状態でゲートバルブ51を開いて、搬送アーム821 を用いて被処理基板521 をウェハキャリア50に取り出すとともに、同じ搬送アーム821 を用いて次の被処理基板524 を搬送室30内に搬入することによって、被処理基板521 のアッシング処理工程が完了する。
このシーケンスを全ての被処理基板の処理が終了するまで繰り返すことによって、全体のアッシング処理工程が終了する。
なお、最初の被処理基板521 については7ステップであるが、2番目以降の被処理基板についてはウェハキャリアでの待機時にステップ2に相当するステップが加わるので全体で8ステップとなる。
この本発明の実施例9においても、ステップ5のアッシング処理時間中、アッシング処理後の被処理基板521 はN2 ガス中にあり水分を含んだ大気に直接曝されることがないので、ステップ7までの間に、130℃以下の温度まで降温することが可能である。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載した条件・構成に限られるものではなく、各種の変更が可能であり、例えば、上記の各実施例においては、Pのイオン注入に伴うアッシング工程を中性ラジカル雰囲気中で行っているが、中性ラジカル雰囲気に限られるものではなく、発生したままのプラズマ雰囲気中で行っても良いものである。
また、上記の実施例2においても、放置室に配置するステージに実施例3と同様のステージ冷却機構を設けても良いものであり、それによって、より確実に被処理基板を130℃以下に降温することができる。
また、上記の実施例2及び実施例9においても、上記実施例6乃至8に記載した大型アーム或いは冷却機構付アームを用いても良いものであり、それによって、より確実に被処理基板を130℃以下に降温することができる。
さらには、上記実施例1においても、実施例3乃至実施例5に記載した放置室の構成と、上記実施例6乃至8に記載した搬送アームの構成を単独に或いは適宜組み合わせて採用しても良いものである。
また、上記の各実施例においては、枚葉式アッシング装置として説明しているが、バッチ式アッシング装置にも適用されるものであり、その場合には、搬送室を、搬入用搬送室と搬出用搬送室とで構成すれば良く、搬出用搬送室側の構成として、上記の実施例1乃至実施例8の構成を採用すれば良い。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) アッシング処理を行うアッシング処理室1と前記アッシング処理室1にガス遮断機構3を介して連結する搬送室2とを備えるとともに、アッシング処理後の被処理基板6を大気に曝露することなく次の被処理基板のアッシング処理中に基板温度を130℃以下にする基板冷却機構を備えたことを特徴とするアッシング装置。
(付記2) 上記基板冷却機構が、上記搬送室2内に備えられた3個以上の搬送アーム7であることを特徴とする付記1記載のアッシング装置。
(付記3) 上記基板冷却機構が、上記搬送室2に連結するとともに、上記被処理基板6を載置する載置ステージ8を備えた待機室4であることを特徴とする付記1記載のアッシング装置。
(付記4) 上記待機室4をガス遮断機構5を介することなく上記搬送室2に直結したことを特徴とする付記3記載のアッシング装置。
(付記5) 上記待機室4をガス遮断機構5を介して上記搬送室2に連接するとともに、前記待機室4に冷却ガスを導入する冷却ガス導入機構を設けたことを特徴とする付記3記載のアッシング装置。
(付記6) 上記待機室4に保護皮膜の塗布機構を設けたことを特徴とする付記5記載のアッシング装置。
(付記7) 上記載置ステージ8に公転機構を設けたことを特徴とする付記3乃至5のいずれか1に記載のアッシング装置。
(付記8) 上記載置ステージ8に冷却機構を設けたことを特徴とする付記3乃至7のいずれか1に記載のアッシング装置。
(付記9) 上記基板冷却機構が、上記被処理基板6との接触平板部の面積を、前記被処理基板6の底面積の少なくとも3/4以上と接触する大きさとした搬送アーム7であることを特徴とする付記1乃至8のいずれか1に記載のアッシング装置。
(付記10) 上記基板冷却機構が、上記被処理基板6を搬送する搬送アーム7に設けた搬送アーム7冷却機構であることを特徴とする付記1乃至9のいずれか1に記載のアッシング装置。
(付記11) 上記基板冷却機構が、上記被処理基板6を搬送する搬送アーム7に設けた、前記被処理基板6を冷却する送風機構であることを特徴とする付記1乃至9のいずれか1に記載のアッシング装置。
(付記12) 上記搬送室2が、搬入用搬送室と搬出用搬送室とからなり、上記アッシング処理室1において上記被処理基板6をバッチ処理することを特徴とする付記1記載のアッシング装置。
(付記13) 上記アッシング処理室1におけるアッシング処理が、燐のイオン注入に伴うアッシング工程と燐以外の不純物のイオン注入に伴うアッシング工程とを判別し、上記基板冷却機構を作動させるか否かを決定する制御機構を設けたことを特徴とする付記1乃至12のいずれか1に記載のアッシング装置。
本発明の活用例としては、半導体装置の製造工程におけるPのイオン注入に伴うアッシング工程が典型的なものであるが、半導体装置の製造工程に限られるものではなく、液晶パネルや有機ELパネルのアクティブ基板等の他の電子デバイスの製造工程にも適用されるものであり、その場合のPイオン注入対象は、多結晶シリコン或いはアモルファスシリコンになる場合もある。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1のアッシング装置の概念的構成図である。 本発明の実施例1のアッシング装置を構成する反応チャンバーの概略的構成図である。 本発明の実施例1の搬送室内に設けられた2段式の搬送アームの概略的平面図である。 本発明の実施例1の放置室の概念的構成図である。 本発明の実施例1のアッシング装置を用いたアッシング処理の途中までのシーケンスの説明図である。 本発明の実施例1のアッシング装置を用いたアッシング処理の図6以降の途中までのシーケンスの説明図である。 本発明の実施例1のアッシング装置を用いたアッシング処理の図7以降のシーケンスの説明図である。 本発明の実施例2のアッシング装置の概念的構成図である。 本発明の実施例2のアッシング装置を用いたアッシング処理の途中までのシーケンスの説明図である。 本発明の実施例2のアッシング装置を用いたアッシング処理の図10以降の途中までのシーケンスの説明図である。 本発明の実施例2のアッシング装置を用いたアッシング処理の図11以降のシーケンスの説明図である。 本発明の実施例3の放置室の概念的構成図である。 本発明の実施例4の放置室の概念的構成図である。 本発明の実施例5の放置室の概念的構成図である。 本発明の実施例5におけるステージ公転状態の説明図である。 本発明の実施例6のアッシング装置の概念的構成図である。 本発明の実施例6の搬送室内に設けられた2段式の搬送アームの概略的平面図である。 本発明の実施例6のアッシング装置を用いたアッシング処理のシーケンスの説明図である。 本発明の実施例7の搬送室内に設けられた2段式の搬送アームの概略的構成図である。 本発明の実施例8の搬送室内に設けられた2段式の搬送アームの概略的構成図である。 本発明の実施例9のアッシング装置の概念的構成図である。 本発明の実施例9の搬送室内に設けられた搬送アームの概略的構成図である。 本発明の実施例9のアッシング装置を用いたアッシング処理の途中までのシーケンスの説明図である。 本発明の実施例9のアッシング装置を用いたアッシング処理の図24以降のシーケンスの説明図である。 従来のアッシング工程の途中までの説明図である。 従来のアッシング工程の図26以降の説明図である。
符号の説明
1 アッシング処理室
2 搬送室
3 ガス遮断機構
4 待機室
5 ガス遮断機構
6 被処理基板
7 搬送アーム
8 載置ステージ
10 反応チャンバー
11 アッシング処理室
12 プラズマ発生室
13 シャワー板
14 マイクロ波透過窓
15 マイクロ波導入室
16 マイクロ波導波管
17 オートチューナ
18 マグネトロン
19 ゲートバルブ
20 排気口
21 ステージ
22 ヒータ
23 ピン
24 ガス導入口
25 ガス導入管
26a〜26d 分岐管
27a〜27d マスフローコントローラ
28a〜28d ガス供給源
29 プラズマ
30 搬送室
31 回転板
321 ,322 搬送アーム
331 ウェハ保持部
341 支持部
35 伸縮部
361 ,362 搬送アーム
371 ウェハ保持部
381 支持部
391 ピン回避スリット部
40 放置室
41 ゲートバルブ
42 ステージ
43 ピン
44 ガス吹出管
45 冷却ガス
46 冷媒循環パイプ
47 有機溶剤滴下機構
48 有機溶剤
49 有機保護皮膜
50 ウェハキャリア
51 ゲートバルブ
52 被処理基板
521 〜524 被処理基板
531 搬送アーム
541 ウェハ保持部
551 冷媒循環流路
561 支持部
571 冷媒循環流路
581 ピン回避スリット部
60 放置室
61 回転軸
62 支持軸
63 ステージ
64 ピン
65 ガス吹出管
66 冷却ガス
711 搬送アーム
721 ウェハ保持部
731 ガス流路
741 〜771 ガス吹出用突起部
781 支持部
791 ガス流路
80 冷却ガス
81 回転円盤
821 〜823 搬送アーム
831 〜833 ウェハ保持部
841 〜843 支持部
851 〜853 伸縮部
91 p型シリコン基板
92 素子分離領域
93 n型ウエル領域
94 p型ウエル領域
95 ゲート絶縁膜
96 ゲート電極
97 ゲート電極
98 レジストマスク
99 Pイオン
100 n型ソース・ドレイン領域
101 変質層
102 中性ラジカル
103 レジストマスク
104 Bイオン
105 p型ソース・ドレイン領域
106 変質層
107 中性ラジカル

Claims (5)

  1. アッシング処理を行うアッシング処理室と前記アッシング処理室にガス遮断機構を介して連結する搬送室とを備えるとともに、アッシング処理後の被処理基板を大気に曝露することなく次の被処理基板のアッシング処理工程中に基板温度を130℃以下にする基板冷却機構を備えたことを特徴とするアッシング装置。
  2. 上記基板冷却機構が、上記搬送室内に備えられた3個以上の搬送アームであることを特徴とする請求項1記載のアッシング装置。
  3. 上記基板冷却機構が、上記搬送室に連結するとともに、上記被処理基板を載置する載置ステージを備えた待機室であることを特徴とする請求項1記載のアッシング装置。
  4. 上記基板冷却機構が、上記被処理基板との接触平板部の面積を、前記被処理基板の底面積の少なくとも3/4以上と接触する大きさとした搬送アームであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアッシング装置。
  5. 上記基板冷却機構が、上記被処理基板を搬送する搬送アームに設けた、前記被処理基板を冷却する送風機構であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアッシング装置。
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