JP2007069753A - タイヤホイール組立体及びランフラット用支持体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 耐久性を維持しながら軽量化を図ることを可能にしたタイヤホイール組立体及びランフラット用支持体を提供する。
【解決手段】 空気入りタイヤ2の空洞部に、リム1の周囲に配置される一対の弾性リング5と、これら弾性リング5,5間に跨がる環状シェル4とから構成されると共に、環状シェル4の軸方向中央位置Eの両側に径方向外側に向かって膨出しつつ周方向に延在する2列の膨出部4a,4aを設けたランフラット用支持体3を挿入したタイヤホイール組立体において、環状シェル4の軸方向中央位置Eから各膨出部4aの頂点までの距離Wに対して、環状シェル4の軸方向中央位置Eから距離Wの10%〜65%の範囲を加工対象領域Xとし、環状シェル4に対して加工対象領域Xにおいて選択的に軽量化加工を施す。
【選択図】 図2
【解決手段】 空気入りタイヤ2の空洞部に、リム1の周囲に配置される一対の弾性リング5と、これら弾性リング5,5間に跨がる環状シェル4とから構成されると共に、環状シェル4の軸方向中央位置Eの両側に径方向外側に向かって膨出しつつ周方向に延在する2列の膨出部4a,4aを設けたランフラット用支持体3を挿入したタイヤホイール組立体において、環状シェル4の軸方向中央位置Eから各膨出部4aの頂点までの距離Wに対して、環状シェル4の軸方向中央位置Eから距離Wの10%〜65%の範囲を加工対象領域Xとし、環状シェル4に対して加工対象領域Xにおいて選択的に軽量化加工を施す。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ランフラット走行を可能にするタイヤホイール組立体及びそれに用いるランフラット用支持体に関し、さらに詳しくは、軽量化と耐久性との両立を可能にしたタイヤホイール組立体及びランフラット用支持体に関する。
車両の走行中に空気入りタイヤがパンクした場合でも、ある程度の緊急走行を可能にするための技術が市場の要請から多数提案されている。これら多数の提案のうち、空気入りタイヤの空洞部においてリム上に中子を装着し、パンクしたタイヤを中子によって支持することでランフラット走行を可能にしたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
このランフラット用支持体は、一対の弾性リングと、これら弾性リング間に跨がる環状シェルとから構成され、その弾性リングを介してリム上に搭載されるようになっている。上記ランフラット用支持体によれば、既存のホイールやリムに何ら特別の改造を加えることなく、そのまま使用できるため、市場に混乱をもたらすことなく受入れ可能であるという利点を有している。
ところで、上記ランフラット用支持体においては、リム組み時に与えられる外力に耐え、更にはランフラット走行時の荷重を支持するために、環状シェルに所定の強力を付与することが要求されている。しかしながら、環状シェルに大きな強力を与えた場合、その重量が大きくなるという問題がある。
このような問題に鑑みて、ランフラット用支持体の耐久性を保ちつつ軽量化を図るために、環状シェルの全域にわたって複数の補強リブを配設したり、或いは、環状シェルの全域にわたって複数の貫通孔を設けることが提案されている(例えば、特許文献4及び特許文献5参照)。しかしながら、補強リブや貫通孔を環状シェルの全域にわたって設けた場合、軽量化と耐久性とを必ずしも十分に満足することができないのが現状である。
特表2001−519279号公報
特開2001−163020号公報
特開平10−297226号公報
特開2004−149013号公報
特開2004−51088号公報
本発明の目的は、耐久性を維持しながら軽量化を図ることを可能にしたタイヤホイール組立体及びランフラット用支持体を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のタイヤホイール組立体は、空気入りタイヤの空洞部に、リムの周囲に配置される一対の弾性リングと、これら弾性リング間に跨がる環状シェルとから構成されると共に、該環状シェルの軸方向中央位置の両側に径方向外側に向かって膨出しつつ周方向に延在する2列の膨出部を設けたランフラット用支持体を挿入したタイヤホイール組立体において、前記環状シェルの軸方向中央位置から各膨出部の頂点までの距離Wに対して、前記環状シェルの軸方向中央位置から前記距離Wの10%〜65%の範囲を加工対象領域とし、前記環状シェルに対して該加工対象領域において選択的に軽量化加工を施したことを特徴とするものである。
また、本発明のランフラット用支持体は、リムの周囲に配置される一対の弾性リングと、これら弾性リング間に跨がる環状シェルとから構成されると共に、該環状シェルの軸方向中央位置の両側に径方向外側に向かって膨出しつつ周方向に延在する2列の膨出部を設けたランフラット用支持体において、前記環状シェルの軸方向中央位置から各膨出部の頂点までの距離Wに対して、前記環状シェルの軸方向中央位置から前記距離Wの10%〜65%の範囲を加工対象領域とし、前記環状シェルに対して該加工対象領域において選択的に軽量化加工を施したことを特徴とするものである。
本発明において、ランフラット用支持体は空気入りタイヤとの間に一定距離を保つように外径が空気入りタイヤのトレッド部の内径よりも小さく形成され、かつ内径が空気入りタイヤのビード部の内径と略同一寸法に形成される。このランフラット用支持体は、空気入りタイヤの空洞部に挿入された状態で空気入りタイヤと共にホイールのリムに組み付けられ、タイヤホイール組立体を構成する。タイヤホイール組立体が車両に装着されて走行中に空気入りタイヤがパンクすると、そのパンクして潰れたタイヤがランフラット用支持体によって支持された状態になるので、ランフラット走行が可能になる。
このようなランフラット用支持体においては、重量を最小限に抑えながら、リム組み時に与えられる外力に耐え、更にはランフラット走行時の荷重を支持するために、環状シェルに対して必要最小限の強力を付与することが望まれる。
そこで、本発明者は、環状シェルの軸方向中央位置の両側に径方向外側に向かって膨出しつつ周方向に延在する2列の膨出部を設けたランフラット用支持体について、リム組み時及びランフラット走行時において環状シェルに生じる応力について詳細に解析したところ、環状シェルの軸方向中央位置から各膨出部の頂点までの特定の領域では応力の分布が極めて少ないことを知見し、本発明に至ったのである。
即ち、本発明では、環状シェルの軸方向中央位置から各膨出部の頂点までの距離Wに対して、環状シェルの軸方向中央位置から距離Wの10%〜65%の範囲を加工対象領域とし、環状シェルに対して該加工対象領域において選択的に軽量化加工を施すことにより、耐久性を十分に維持しながら軽量化を図ることが可能になる。
軽量化加工とは、構成材料の使用量を局部的に削減する加工を意味する。この軽量化加工として、環状シェルの加工対象領域を他の領域よりも薄くすることが可能である。この場合、環状シェルの前記加工対象領域の厚さを他の領域の厚さの75%〜90%にすることが好ましい。また、応力集中を回避するために、軽量化加工による環状シェルの厚さの減少割合は10%/mm以下にすることが好ましい。更に、軽量化加工として、環状シェルの加工対象領域に複数の貫通孔を設けたり、環状シェルの加工対象領域に複数のディンプルを設けることも可能である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなるタイヤホイール組立体(車輪)の要部を示す子午線断面図であり、1はホイールのリム、2は空気入りタイヤ、3はランフラット用支持体である。これらリム1、空気入りタイヤ2、ランフラット用支持体3は、図示しないホイール回転軸を中心として環状に形成されている。つまり、ランフラット用支持体3は、空気入りタイヤ2とホイールのリム1との間に形成される空洞部に挿入されている。
図1は本発明の実施形態からなるタイヤホイール組立体(車輪)の要部を示す子午線断面図であり、1はホイールのリム、2は空気入りタイヤ、3はランフラット用支持体である。これらリム1、空気入りタイヤ2、ランフラット用支持体3は、図示しないホイール回転軸を中心として環状に形成されている。つまり、ランフラット用支持体3は、空気入りタイヤ2とホイールのリム1との間に形成される空洞部に挿入されている。
空気入りタイヤ2は、トレッド部21と、一対のサイドウォール部22,22と、一対のビード部23,23とを備えている。一対のビード部23,23間にはカーカス層24が装架されている。また、トレッド部21におけるカーカス層24の外周側には2層のベルト層25が埋設されている。これらベルト層25は、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。更に、ベルト層25の外周側には、有機繊維コードをタイヤ周方向に巻回してなるベルトカバー層26が埋設されている。
ランフラット用支持体3は、環状シェル4と弾性リング5とを主要部として構成されている。このランフラット用支持体3は、通常走行時には空気入りタイヤ2の内面から離間しているが、パンク時には潰れた空気入りタイヤ2を内側から支持するものである。
環状シェル4は、その軸方向中央位置E(タイヤ赤道線)の両側に径方向外側に向かって膨出しつつ周方向に延在する2列の膨出部4a,4aを備えると共に、これら膨出部4a,4aに沿って延在する脚部4b,4bを備えた開脚構造になっている。これら膨出部4a及び脚部4bを含む環状シェル4は、子午線断面において、滑らかな曲線からなる輪郭を形成している。このように環状シェル4に2列の膨出部4aを設けることにより、タイヤ内面に対する接触箇所を2つ以上に分散させ、タイヤ内面に与える局部摩耗を低減するため、ランフラット走行の持続距離を延長することができる。
上記環状シェル4は、厚さ0.5〜5.0mmの薄肉であり、パンクした空気入りタイヤ2を介して車両重量を支えるために高剛性の材料から構成されている。その構成材料には、金属や樹脂などを使用することができる。このうち金属としては、スチール、アルミニウムなどを例示することができる。一方、樹脂としては、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂のいずれでも良い。熱可塑性樹脂としては、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ABSなどを挙げることができ、また熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などを挙げることができる。樹脂は単独で使用しても良いが、補強繊維を配合して繊維強化樹脂として使用しても良い。
弾性リング5は、環状シェル4の脚部4b,4bにそれぞれ取り付けられ、左右のリムシート上に当接しつつ環状シェル4を支持するようになっている。この弾性リング5は、パンクした空気入りタイヤ2から環状シェル4が受ける衝撃や振動を緩和するほか、リムシートに対する滑りを防止して環状シェル4を安定的に支持するものである。
弾性リング5の構成材料としては、ゴム又は樹脂を使用することができ、特にゴムが好ましい。ゴムとしては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、水素化NBR、水素化SBR、エチレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、ブチルゴム(IIR)、アクリルゴム(ACM)、クロロプレンゴム(CR)、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどを挙げることができる。勿論、これらゴムには、充填剤、加硫剤、加硫促進剤、軟化剤、老化防止剤などの添加剤を適宜配合することができる。そして、ゴム組成物の配合に基づいて所望の弾性率を得ることができる。
このように構成されるタイヤホイール組立体では、走行中に空気入りタイヤ2がパンクすると、潰れた空気入りタイヤ2がランフラット用支持体3によって支持された状態になるので、ランフラット走行が可能になる。
図2は上記ランフラット用支持体を構成する環状シェルを示すものである。図2に示すように、環状シェル4の軸方向中央位置Eから各膨出部4aの頂点までの軸方向の距離をWとしたとき、環状シェル4の軸方向中央位置Eから距離Wの10%〜65%の範囲が加工対象領域Xである。この加工対象領域Xにおいて、環状シェル4に対して選択的に軽量化加工が施されている。加工箇所は、加工対象領域Xの全面でも良いし、部分的でも良い。
図3は軽量化加工として薄化加工を施した環状シェルを示すものである。図3に示すように、環状シェル4の加工対象領域Xの肉厚t1は他の領域の厚さt2よりも薄くなっている。環状シェル4の厚さを変化させる加工方法として、薄い部分を成形する際は材料を径方向外側へ拡張するような張り出し加工を採用し、それ以外の部分を成形する際は材料を周囲から寄せ集めるような曲げ加工を採用することができる。
このように環状シェル4の加工対象領域Xを他の領域よりも薄くすることにより、軽量かつ十分な強力を有するランフラット用支持体3の環状シェル4を得ることが可能になる。加工対象領域Xはリム組み時及びランフラット走行時において環状シェルに生じる応力の分布が極めて少ない領域であるが、これ以外の領域に軽量化加工を施すと耐久性が不十分になる恐れがある。
環状シェル4の加工対象領域Xの厚さt1は他の領域の厚さt2の75%〜90%にすると良い。これにより、耐久性と軽量化とを両立させることができる。環状シェル4の加工対象領域Xの厚さt1が他の領域の厚さt2の75%未満であると当該部位を起点とする破壊を生じ易くなり、逆に90%を超えると軽量化が不十分になる。また、軽量化加工による環状シェル4の厚さの減少割合は10%/mm以下にすると良い。つまり、環状シェル4の厚さを厚い部分から薄い部分へ向けて漸減させることで、急激な肉厚変化による応力集中を回避することができる。
図4は軽量化加工としてパンチング加工を施した環状シェルを示すものである。図4において、環状シェル4の加工対象領域Xには複数の貫通孔41が形成されている。このように環状シェル4の加工対象領域Xだけに貫通孔41を設けることにより、耐久性を十分に維持しながら軽量化を図ることが可能になる。なお、加工対象領域Xの面積に対する貫通孔41の開口面積の総和の比率は10%〜25%にすると良い。これにより、耐久性と軽量化とを両立させることができる。
図5は軽量化加工としてディンプル加工を施した環状シェルを示すものである。図5において、環状シェル4の加工対象領域Xには複数のディンプル42が形成されている。このように環状シェル4の加工対象領域Xだけにディンプル42を設けることにより、耐久性を十分に維持しながら軽量化を図ることが可能になる。なお、加工対象領域Xの面積に対するディンプル42の開口面積の総和の比率は10%〜75%にすると良い。これにより、耐久性と軽量化とを両立させることができる。
タイヤサイズが205/55R16の空気入りタイヤと、リムサイズが16×6 1/2JJのホイールとのタイヤホイール組立体(実施例1〜3)において、厚さ1.2mmのスチール板から環状シェルを加工し、その環状シェルの脚部にそれぞれ弾性リングを取り付けてランフラット用支持体を製作し、そのランフラット用支持体を空気入りタイヤの空洞部に挿入した。
実施例1〜3において、環状シェルの軸方向中央位置から各膨出部の頂点までの距離Wに対して、環状シェルの軸方向中央位置から距離Wの10%〜65%の範囲を加工対象領域とし、環状シェルに対して該加工対象領域内で選択的に軽量化加工を施した。つまり、実施例1では環状シェルの加工対象領域の厚さを0.9mmとして他の領域よりも薄くした(薄化加工)。実施例2では環状シェルの加工対象領域に複数の貫通孔を設けた(パンチング加工)。実施例3では環状シェルの加工対象領域に複数のディンプルを設けた(ディンプル加工)。
また、比較のため、環状シェルに軽量化加工を施していないランフラット用支持体を製作し、そのランフラット用支持体を用いたこと以外は、実施例1〜3と同一構造のタイヤホイール組立体(従来例)を得た。
上記4種類のタイヤホイール組立体について、下記の測定方法により、耐久性と質量を評価し、その結果を表1に示した。
耐久性:
各タイヤホイール組立体をバルブコアを抜いた空気圧0kPaの状態で後輪駆動車の前輪右側に装着し、楕円形の周回コースを90km/hの速度で反時計廻りに走行し、テストドライバーが異常振動を感じ、走行を中止するまでの距離を測定した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐久性が優れていることを意味する。
各タイヤホイール組立体をバルブコアを抜いた空気圧0kPaの状態で後輪駆動車の前輪右側に装着し、楕円形の周回コースを90km/hの速度で反時計廻りに走行し、テストドライバーが異常振動を感じ、走行を中止するまでの距離を測定した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐久性が優れていることを意味する。
質量:
各タイヤホイール組立体について、環状シェルの質量を測定した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほど軽量であることを意味する。
各タイヤホイール組立体について、環状シェルの質量を測定した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほど軽量であることを意味する。
この表1に示すように、実施例1〜3のタイヤホイール組立体は、従来例との対比において、良好な耐久性を維持しながら軽量化を図ることができた。
1 ホイールのリム
2 空気入りタイヤ
3 ランフラット用支持体
4 環状シェル
4a 膨出部
4b 脚部
5 弾性リング
41 貫通孔
42 ディンプル
2 空気入りタイヤ
3 ランフラット用支持体
4 環状シェル
4a 膨出部
4b 脚部
5 弾性リング
41 貫通孔
42 ディンプル
Claims (12)
- 空気入りタイヤの空洞部に、リムの周囲に配置される一対の弾性リングと、これら弾性リング間に跨がる環状シェルとから構成されると共に、該環状シェルの軸方向中央位置の両側に径方向外側に向かって膨出しつつ周方向に延在する2列の膨出部を設けたランフラット用支持体を挿入したタイヤホイール組立体において、前記環状シェルの軸方向中央位置から各膨出部の頂点までの距離Wに対して、前記環状シェルの軸方向中央位置から前記距離Wの10%〜65%の範囲を加工対象領域とし、前記環状シェルに対して該加工対象領域において選択的に軽量化加工を施したタイヤホイール組立体。
- 前記軽量化加工として、前記環状シェルの前記加工対象領域を他の領域よりも薄くした請求項1に記載のタイヤホイール組立体。
- 前記環状シェルの前記加工対象領域の厚さを他の領域の厚さの75%〜90%にした請求項2に記載のタイヤホイール組立体。
- 前記軽量化加工による前記環状シェルの厚さの減少割合を10%/mm以下にした請求項2又は請求項3に記載のタイヤホイール組立体。
- 前記軽量化加工として、前記環状シェルの前記加工対象領域に複数の貫通孔を設けた請求項1に記載のタイヤホイール組立体。
- 前記軽量化加工として、前記環状シェルの前記加工対象領域に複数のディンプルを設けた請求項1に記載のタイヤホイール組立体。
- リムの周囲に配置される一対の弾性リングと、これら弾性リング間に跨がる環状シェルとから構成されると共に、該環状シェルの軸方向中央位置の両側に径方向外側に向かって膨出しつつ周方向に延在する2列の膨出部を設けたランフラット用支持体において、前記環状シェルの軸方向中央位置から各膨出部の頂点までの距離Wに対して、前記環状シェルの軸方向中央位置から前記距離Wの10%〜65%の範囲を加工対象領域とし、前記環状シェルに対して該加工対象領域において選択的に軽量化加工を施したランフラット用支持体。
- 前記軽量化加工として、前記環状シェルの前記加工対象領域を他の領域よりも薄くした請求項7に記載のランフラット用支持体。
- 前記環状シェルの前記加工対象領域の厚さを他の領域の厚さの75%〜90%にした請求項8に記載のランフラット用支持体。
- 前記軽量化加工による前記環状シェルの厚さの減少割合を10%/mm以下にした請求項8又は請求項9に記載のランフラット用支持体。
- 前記軽量化加工として、前記環状シェルの前記加工対象領域に複数の貫通孔を設けた請求項7に記載のランフラット用支持体。
- 前記軽量化加工として、前記環状シェルの前記加工対象領域に複数のディンプルを設けた請求項7に記載のランフラット用支持体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005259236A JP2007069753A (ja) | 2005-09-07 | 2005-09-07 | タイヤホイール組立体及びランフラット用支持体 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2005259236A Pending JP2007069753A (ja) | 2005-09-07 | 2005-09-07 | タイヤホイール組立体及びランフラット用支持体 |
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2005
- 2005-09-07 JP JP2005259236A patent/JP2007069753A/ja active Pending
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