JP2007064997A - 頭部搭載型画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像表示ユニット1を使用者の眼球51の近傍に配置させるために、使用者の頭部99に着装される帽体100に一端が固定される支持部500を備える頭部搭載型画像表示装置であって、支持部500は、第一アーム21と第二アーム22の2部分に分割され、第一アーム21と帽体100との間は第一連結部11により連結され、第一アーム21と第二アーム22との間は第二連結部12により連結され、第二アーム22と画像表示ユニット1との間は第三連結部13により連結され、第一連結部11、第二連結部12、及び、第三連結部13は、各々少なくとも回転1自由度の回動手段を有する。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明の実施の形態1の頭部搭載型画像表示装置を帽体に固定して使用する場合の全体の概観を示した斜視図である。
図1において、帽体100は、画像表示ユニットを支持可能な強度を有して、使用者99が頭部に被るように装着する帽体を示し、例えば、ヘルメットである。画像表示ユニット1は、例えば、略箱形状であり、使用者99の側の面には、眼球51に向けて画像を投写する表示窓109を有する。支持部500は、その一端に設けられたベース101により帽体100の下縁部近傍に固定され、画像表示ユニット1を垂下させ、使用者99の眼球51の近傍である眼前に配置させる。ベース101を帽体100の下縁部近傍に固定する方法は、画像表示ユニット1及び支持部500の重量を使用者の頭部99が動作状態でも良好に支持できるという条件を満足すれば、例えば、接着剤、両面テープ、ネジ止め等の任意の固定方法を用いることができる。
図2は、図1の頭部搭載型画像表示装置における第一連結部を第一アームの一部と共に分解して示した斜視図である。
図2において、ベース101は、断面が略コの字形状に形成されたブロック部材であり、略コの字形状(断面)の対向する2辺に対応する2面には、貫通孔であるネジ穴101bと、内周面にネジ溝が形成されたネジ穴101aが、同心となるように設けられている。
シャフト201は、大径部2001と、小径部2002、及び、ネジ部201aにより構成される。
図3は、図1の頭部搭載型画像表示装置における第二連結部を第一アームの一部と共に分解して示した斜視図である。
尚、第三連結部13の構成は、第二連結部12と同様な、例えばボールジョイントからなる構成であるので、第二連結部12についての下記説明中の各部材を示す符号を読み替えることで、第三連結部13の構成についての詳細な説明は省略する。
図1の全体の概観図に示したように、本実施の形態1の頭部搭載型画像表示装置を使用する場合には、画像表示ユニット1の表示窓109を、眼球51の直前に配置させる必要がある。ところが、人間の頭部99における眼球51の位置には個人差があり、ヘルメット100の下縁部に装着されたベース11と眼球51の相対的な位置は、個人によってばらつきがある。頭部搭載型画像表示装置は、一般的に、標準的な体形、標準的な顔のサイズを基準として、その体形や顔サイズの場合に最適になるように設計される。しかし、実際の使用時には、使用者の体形や顔サイズが標準体型や標準的な顔サイズからばらついているため、使用者は、画像表示ユニット1の画像表示位置を適切な位置に調整しなければ、鮮明な画像を得ることができないことになる。
図4(a)、(b)は、図1の画像表示ユニット1を、眼球(顔)からの距離(離れる方向:X方向)に位置調整する場合の動作前後の状態を示した側面図である。
以下に図4(a)、(b)を用いて、画像表示ユニット1の眼球からの距離を調節、つまり、図中矢印X方向に位置調整する場合の支持部500の動作について説明する。
図5は、図1の画像表示ユニット1を、顔の左右方向(Y方向)に位置調節する場合の動作前後の状態を示した側面図である。
以下に図5(a)、(b)を用いて、画像表示ユニット1を顔の左右方向の位置調節、つまり、図中矢印Y方向に位置調節する場合の支持部500の動作について説明する。
図6は、図1の画像表示ユニット1を、顔の上下方向(Z方向)に位置調節する場合の動作前後の状態を示した側面図である。
以下に図6(a)、(b)を用いて、画像表示ユニット1を顔の上下方向に位置調節、つまり、図中矢印Z方向に位置調節する場合の支持部500の動作について説明する。
図7は、図1の画像表示ユニット1を、視線方向に対して角度調節する場合の概観を示した斜視図である。また、図8は、図1の画像表示ユニット1を、視線方向に対して一致させた場合の概観を示した上面図である。
以下に図7及び図8を用いて、画像表示ユニット1を視線方向に対して角度調節する場合の支持部500の動作について説明する。
図9は、図1の画像表示ユニット1を、収納させた状態の概観を示した正面図である。
以下に図9を用いて、帽体100の下縁部近傍に固定されたベース101の近傍に、画像表示ユニット1を収納する場合の支持部500の動作について説明する。
Claims (4)
- 画像表示ユニットを使用者の眼球の近傍に配置させるために、前記使用者の頭部に着装される帽体に一端が固定される支持部を備える頭部搭載型画像表示装置であって、
前記支持部は、第一アームと第二アームの2部分に分割され、
前記第一アームと前記帽体の間は第一連結部により連結され、
前記第一アームと前記第二アームとの間は第二連結部により連結され、
前記第二アームと前記画像表示ユニットとの間は第三連結部により連結され、
前記第一連結部、第二連結部、及び、第三連結部は、各々少なくとも回転1自由度の回動手段を有する
ことを特徴とする頭部搭載型画像表示装置。 - 前記第一連結部、第二連結部、及び、第三連結部のうち、任意の2つの連結部の回動手段が、回転3自由度の自在ジョイントであり、
残りの1つの連結部の回動手段が、回転1自由度の回動支軸である
ことを特徴とする請求項1に記載の頭部搭載型画像表示装置。 - 前記第二連結部、及び、第三連結部の回動手段が、回転3自由度の自在ジョイントであり、
前記第一連結部の回動手段が、回転1自由度の回動支軸である
ことを特徴とする請求項2に記載の頭部搭載型画像表示装置。 - 前記支持部は、第一アームの長辺の長さ寸法をL1とし、第二アームの長辺の長さ寸法をL2とし、画像表示ユニットの高さ方向の長さ寸法をL3としたとき、L1≒L2+L3の関係に構成される
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の頭部搭載型画像表示装置。
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