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JP2007061413A - ミストサウナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ミストサウナ運転開始時の浴室温度に対するミスト噴霧温度の調整を行なうことにより、快適で且つ安心してミストサウナ浴を楽しむことができる入浴環境を短時間で得られるようにしたミストサウナ装置を提供すること。
【解決手段】 浴室温度を検知する浴室温度センサと、浴室温度を設定温度に調整する手段と、ミスト噴霧温度を調整する手段とを備えると共に、ミストサウナ運転開始時に前記浴室温度センサで検知される浴室温度が所定温度以下の場合のみ、通常の室温制御に用いるミスト噴霧の温度範囲より高温のミスト噴霧を行なうホットダッシュ運転モードを実行する制御部4を備えたミストサウナ装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば家庭内の浴室に設置され、ミストを発生させるためのミストサウナ装置に関するものである。
従来、健康増進や、肉体的精神的な疲労緩和等として、ミストサウナ浴が非常に効果的であるが、このミストサウナ浴を、家庭の浴室内において気軽に楽しむことができるように、浴室に設置するだけで浴室をミストサウナ室として利用することができるミストサウナ装置が特許文献1により周知である。
従来では、ミスト噴霧が熱くて不快感を感じたり或いはやけどをしないようにするため、ミスト噴霧温度の上限温度を制限していた。このため、特に冬の寒い季節では浴室を温めるのに時間がかかり、入浴準備時間が長くなるという問題がある。
なお、高温のミスト噴霧を可能として、入浴前にリモコン操作で高温のミスト噴霧を行なうことにより、急速に浴室温度を上げ、その後、リモコン操作でミスト噴霧温度を下げてから、浴室に入るような使い方も考えられるが、操作が煩わしい上に、使い方を間違えやすく、安全性に欠ける点で採用できないものである。
このため、快適で且つ安心してミストサウナ浴を楽しむことができる入浴環境を短時間で得るためには、特にミストサウナ運転開始時の浴室温度に対するミスト噴霧温度の調整がきわめて重要な課題となる。
特開2003−334230号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、ミストサウナ運転開始時の浴室温度に対するミスト噴霧温度の調整を行なうことにより、快適で且つ安心してミストサウナ浴を楽しむことができる入浴環境を短時間で得られるようにしたミストサウナ装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、給水路からの水を加熱手段により加熱してミスト噴霧手段から浴室10内にミスト状に噴霧するようにしたミストサウナ装置において、浴室温度を検知する浴室温度センサと、浴室温度を設定温度に調整する手段と、ミスト噴霧温度を調整する手段とを備えると共に、ミストサウナ運転開始時に前記浴室温度センサで検知される浴室温度が所定温度以下の場合のみ、通常の室温制御に用いるミスト噴霧の温度範囲より高温のミスト噴霧を行なうホットダッシュ運転モードを実行する制御部4を備えてなることを特徴としている。
このような構成とすることで、制御部4はミストサウナ運転開始時に浴室温度が所定温度よりも低い場合のみホットダッシュ運転モードを実行するので、特に冬の寒い季節でも浴室10をスピーディに温めることができ、入浴準備時間を短くでき、また、浴室温度が設定温度よりも高い場合はホットダッシュ運転モードは行なわないので、人体にかかるミストや水滴の温度が高くなることがなく、従って、入浴者が熱さや不快感を感じたり、やけどの心配がなくなると共に、リモコン操作でミスト噴霧温度を上げたり、下げたりする必要がないため、操作性に優れ且つ安全性を十分に確保できるようになる。
また、前記制御部4は、浴室温度が設定温度に達した時点、或いは所定時間が経過した時点のいずれかでホットダッシュ運転モードを終了させることを特徴とするのが好ましく、この場合、より確実に、入浴者が熱さや不快感を感じないようにすることができる。
また、前記ミスト噴霧温度を調整する手段は、熱源機6からの温水を一次側水路に循環させて二次側水路を通過する水を温水にする液々熱交換器11と、一次側水路への温水量を調整することで二次側水路からミストノズルに供給される温水温度を高温とすることができる水比例弁14とを備えており、前記浴室温度を設定温度に調整する手段として、前記ミスト噴霧温度を調整する手段と、熱源機6からの温水を空調用熱交換器33に供給し、循環ファン22により吸い込んだ浴室10内の空気を空調用熱交換器33により加熱して浴室10内に温風として吹き出す暖房機本体1とを備えており、ミストサウナ運転開始後にミスト噴霧温度を調整すると共に浴室10内への温風の吹き出しを調整することで、浴室温度を設定温度に調整することを特徴とするのが好ましく、この場合、温風とミスト噴霧とを併用したミストサウナに対して有効となり、しかも浴室10を温風にて加熱するので、少量の高温ミストでも、浴室温度を効率良く高めることが可能となる。
また、前記ホットダッシュ運転モードを実行する時の浴室温度が約15℃以下であり且つミスト噴霧温度が約70℃であり、通常の室温制御に用いるミスト噴霧温度の範囲が約65℃以下の温度領域であることを特徴とするのが好ましく、この場合、ホットダッシュ運転モードにより15℃以下の寒い浴室10を約70℃の高温ミストでよりスピーディに温めることができ、浴室温度が高くなった後は65℃以下の低温ミストに切り替わることで、入浴者は安心して快適にミストサウナ浴を楽しむことができる。
本発明に係るミストサウナ装置は、入浴者に熱さや不快感を感じさせることがなく、やけどの心配がないように、ミストサウナ運転開始時の浴室温度に対するミスト噴霧温度の調整を行なうので、快適で且つ安心してミストサウナ浴を楽しむことができる入浴環境を短時間で得ることができると共に、リモコン操作でミスト噴霧温度を上げたり、下げたりする必要がないため、操作性に優れ且つ安全性を十分に確保できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例のミストサウナ装置25は、図2に示すように、浴室10の天井部に設置されている。浴室10の外部には給湯機能付き熱源機6が設置され、浴室10内部の壁にはワイヤレスの浴室リモコン19が設置され、さらに脱衣室の壁には脱衣室リモコン35が設置されている。
浴室リモコン19には、例えば運転モード、温度、風量、風向き、入浴時間のそれぞれの表示部、及び、ミストサウナ運転開始を指令するミストサウナスイッチ、ミスト強弱を切り替えるミスト強弱スイッチ、目標となる設定温度(例えば38℃〜46℃)を設定する温度設定スイッチ、暖房スイッチ、涼風スイッチ、風向スイッチ、停止スイッチ、入浴時間をカウントするスタート/ストップスイッチ、リセットスイッチ等が設けられている。なお脱衣室リモコン35にも同様な操作部が設けられる。これにより脱衣室リモコン35で入浴前運転の操作を行ない、浴室リモコン19で入浴中運転の調整を行なえるようになる。
前記ミストサウナ装置25は、図1に示すように、浴室10内に温風Nを供給する暖房機本体1と、温水をミストMにして噴霧するミスト噴霧ユニット2と、暖房機本体1とミスト噴霧ユニット2とを制御する制御部4(図10)とを備えている。本例では暖房機本体1を収納する暖房機本体ボックス1aと、ミストユニットボックス3とに分離され、暖房機本体ボックス1aの上にミストユニットボックス3を搭載した状態で互いに結合されている。
前記暖房乾燥機ボックス1a内には、循環ファン22と、循環ファン22にて循環通風路5に通風される空気を加熱する空調用熱交換器33と、浴室温度センサを構成する浴室サーミスタ16とが配置されている。本例では空調用熱交換器33の熱交換効率を高めるために、縦型熱交換部33aと横型熱交換部33bとに分割して隣接配置されていると共に、温水循環路7の往路7aが2つの熱交換部33a、33bの入側にそれぞれ接続され、各熱交換部33a、33bの出側が2つの温水循環路7の復路7bにそれぞれ接続されている。また温水循環路7の往路7aは熱源機6の温水吐出側の温水供給側継手20に接続されており、温水循環路7の復路7bは熱源機6の回収側の温水戻り側継手21に接続されている。
ここで、前記温水循環路7の往路7aには、温水循環路7を開閉する熱動弁8と、温水温度を検知する温水サーミスタ9とが配置されている。温水サーミスタ9で検知される温水温度は、空調用熱交換器33及び後述する液々熱交換器11を加熱する温水の温度であり、この温度に応じて後述のように循環ファン22のON動作、ミスト電磁弁15の開閉動作が行なわれる。ここで循環ファン22は、例えば水平軸心周りで回転して、空気の吸引と排気とをともに回転軸芯と直交する方向に沿って行うクロスフローファンにて構成され、回転軸芯方向のほぼ全幅にわたる広い範囲にわたって空調用熱交換器33を通して浴室10内の空気を吸引し、空調用熱交換器33にて加熱された空気を温風吹き出し口32から浴室10に吹き出すように通風作用するように構成されている。なお換気用ファン31は、例えば縦軸芯周りで回転して、ファンケースの下方側から空気を吸引して、暖房機本体ボックス1aの横一側面に形成した排出口を通して排気ダクト38(図2)に向けて空気を通風させるように構成されている。
一方、ミスト噴霧ユニット2は、給水継手26を介して水道管36(図2)に接続される給水路12を開閉する給水電磁弁17と、給水路12から供給される水を熱源機6からの温水により加熱するための液々熱交換器11と、この液々熱交換器11で加熱された水をミスト状に噴霧する複数(例えば2つ)のミストノズル13(13a,13b)と、各ミストノズル13を個別に開閉制御する一対のミスト電磁弁15と、ミスト噴霧温度を検知するミスト温サーミスタ30とを備えている。図1の例では液々熱交換器11がミストユニットボックス3内に配置され、ミストノズル13とミスト電磁弁15とが暖房機本体ボックス1a内に配置されている。なおミストノズル13a,13bのミスト噴出量は例えば0.5リットル/minとされ、強運転は両方で噴出させ、弱運転は片方で噴出させる仕様となっている。
ここで、液々熱交換器11は例えば複数の波板状の伝熱プレートを間隔をあけて積層配置したプレート式熱交換器で構成されている。液々熱交換器11の一次側水路は給水路12と連通し、二次側水路は温水分岐循環路23と連通している。温水分岐循環路23の上流には、温水の供給量を変更調整自在とする水比例弁14を介して、前記熱動弁8よりも手前側の温水循環路7の往路7aに接続され、温水分岐循環路23の他端は前記温水循環路7の復路7bに接続されている。
また、給水路12の液々熱交換器11とミスト電磁弁15との間には、排水路24の一端が接続されている。排水路24の他端は排水電磁弁18を介して排水継手27、排水管37(図2)に接続されている。排水路24は、例えば、ミストサウナ運転開始前に、ミスト電磁弁15を閉じた状態で開かれるものであり、この排水路24を通って液々熱交換器11や給水路12内に溜まっている水を外部に排水できるようになる。なお排水路24は排水電磁弁18に設けたバキュームブレーカー(図示せず)を介して大気流入路29に連通しており、排水時に排水路24内を大気圧状態とすることで、排水電磁弁18から排水された汚れた水が排水路24内への逆流を防いでいる。
前記浴室サーミスタ16、温水サーミスタ9、ミスト温サーミスタ30からの各検知信号は、マイクロコンピュータにより実現される制御部4(図10)に送られる。制御部4は、ミストサウナ運転、涼風運転、暖房運転等の各種動作を行なう。
ミストサウナ運転における制御部の制御動作を、図4〜図8のフローチャート、及び図9のタイムチャートに示す。なお、図9のt1はミストサウナスイッチがON操作された時であり、t2は温水温度が60℃となったとき、t3〜t7はそれぞれ浴室温度(浴室サーミスタで検知された温度)を示し、t3は24℃以上、t4は42℃、t5は42℃以上、t6は48℃、t7は45℃以下であり、t8はタイマーカウントアップ又は停止スイッチONである。
先ず、浴室リモコン19又は脱衣室リモコン35で浴室温度を好みの温度に設定する。例えば38℃、40℃、42℃、44℃、46℃の範囲で設定する。図9は浴室温度を42℃に設定した場合を示す。
ミストサウナスイッチがON操作されると(図9のt1)、ミストサウナ運転の開始が指令され、リモコンのミストサウナ運転モードランプが点灯し、熱源機6を作動させ、熱動弁8と水比例弁14を開弁させ、温風吹き出し口32のルーバーを開く(ステップN1、N2、N3)。このとき前回のミストサウナ運転から1時間以上経過し且つミスト温サーミスタが40℃以下を検出したときは、排水電磁弁18及び給水電磁弁17が開き、パージ運転を約30秒間行なう(ステップN4〜N11)。
その後、温水サーミスタ検出温度が60℃以上となると(図9のt2)、循環ファン22を回転させる(ステップN15〜N17)。これにより、浴室10への温風Nの吹き出しが行なわれる。つまり、循環ファン22の作動により浴室10内の空気が吸気グリルのフィルター部を通り、暖房機本体1に吸い込まれ、空調用熱交換器33を通り温風Nとなり、温風吹き出し口32から浴室10内に吹き出される。
その後、浴室サーミスタ検出温度が24℃以上になると(図9のt3)、排水電磁弁18を閉じ、給水電磁弁17とミスト電磁弁15とが開いてミストの噴霧を開始する(ステップN12、N13a、N13b、N14)。またこれと並行してミスト温度設定を含む室温制御が行なわれる(ステップN22〜N26)。
ここにおいて、ミストサウナ運転開始時に浴室サーミスタ検出温度が15℃以下である場合のみ、ミスト噴霧設定が70℃に設定されてホットダッシュ運転モードを実行する(ステップN18、N19、N20)。ホットダッシュ運転モードとは70℃の高温ミストを浴室10内に噴霧するモードである。
その後、浴室サーミスタ検出温度が41℃[設定温度T1(42℃)−1℃]になると(図9のt4)、ホットダッシュ運転モードを終了する(ステップN22)。つまり浴室サーミスタ16からの値を読み取り、浴室サーミスタ検出温度が設定温度T1に到達した時点でホットダッシュ運転モードを自動的に終了させる。なお安全管理を徹底するために、ホットダッシュ運転開始から30分以内に浴室サーミスタ検出温度が設定温度T1に達しない場合は、30分経過した時点でホットダッシュ運転モードを自動的に終了させる(ステップN21)。
前記ホットダッシュ運転モードが終了すると、通常の室温制御におけるミスト噴霧の温度範囲(65℃〜45℃)でミストサウナ運転を実行する。本例のミストサウナ運転では、ミスト噴霧の温度範囲を例えば65℃〜45℃の範囲で段階的に調整可能とする。これにより、身体を暖め、多量の発汗を促し、疲労やストレスを解消し、爽快感を得、さらには血流促進、代謝亢進、場合によっては体重減少にも役立つ効果が得られるものである。
このミストサウナ運転は、浴室サーミスタ検出温度に応じて循環ファン22の単位時間あたりの回転数を制御することで浴室温度を一定温度に制御するが、仮りに循環ファン22の回転数を変化させても浴室サーミスタ検出温度が上昇していく場合は、水比例弁14の開度を調節してミスト噴霧温度を段階的に変化させる。つまり、浴室温度が設定温度T1に達した後は、循環ファン22の風量レベルを変化させることで、循環ファン22による浴室温度の制御を行なう(図9のt5〜t8、ステップN23)。
一般的に、循環ファン22の風量レベルを小さくしていくと、暖房出力は減少するが、吹き出し温度が上昇するため温風Nの熱が浴室10内の天井付近にこもるようになる。そして、浴室サーミスタ16は天井付近の温度を検知しているので、天井付近と入浴者のいる浴室10下方付近の温度差を考慮して、設定温度より高い温度で風量レベルを段階的に絞り暖房出力を下げることで、入浴者のいる浴室10下方付近の温度を結果的に設定温度にすることができる。そこで本例では温度偏差K(=浴室温度−設定温度)が−1〜+2の段階で、図11(a)に示すように温度偏差Kに応じて循環ファン22の風量レベルを最大風量A1から最小風量A5までの5段階(A1>A2>A3>A4>A5)で変化させる(ステップN23)。具体的には温度偏差Kが0のときは風量レベルをA2からA3に1段階下げ、温度偏差Kが+1のときはA3からA4に1段階下げる。温度偏差Kが+2のときは、A4からA5に一段階下げる。最終的にA5の段階まで下げた状態で温度偏差Kが+5になったときは熱動弁8を全閉状態にして空調用熱交換器33の加熱を停止するが、この加熱停止状態でも循環ファン22はA5の微風量で回転している。
また前記のように循環ファン22の風量レベルを小さくしても、温度偏差Kが大きくなっていく場合(本例では、+3〜+4の段階)は、図11(b)に示すように、水比例弁14の開度を絞ることで、ミスト噴霧温度を例えば10℃きざみで3段階[(B1(65℃)>B2(55℃)>B3(45℃)]で変化させる。具体的には、ミスト温サーミスタ30からの温度レベルを見て、ミスト噴霧温度が目標レベルとなるように水比例弁14の開度を調整する。例えば温度偏差Kが+3のときは水比例弁14の開度を絞ってミスト噴霧温度(ミスト噴出温度)をB1からB2に1段階下げ(ステップN23)、温度偏差Kが+4のときは同様にしてミスト噴霧温度をB2からB3に1段階下げる。さらに温度偏差Kが大きくなっても、B3(45℃)のミスト噴霧は行なわれている。このように循環ファン22の回転数制御とミスト噴霧温度の段階的制御により、浴室10の温度の上がり過ぎ或いは下がり過ぎを極力防止できるようになる。
その後、タイマー時間が終了したとき(或いは停止スイッチを押したとき)は、ミストサウナ運転が終了する(図9のt8、ステップN29)。このとき、ミストサウナ運転モードランプが消灯し、熱源機6を停止させ、給水電磁弁17、熱動弁8、水比例弁14をそれぞれ閉弁させる(ステップN30)。
なおタイマー時間が終了して運転が停止したとき(図9のt8)は、排水電磁弁18が約0.5秒間開いて排水パージを行なう(ステップN31〜N33)。さらに温水温度が60以下になるまで、約2分間、圧抜き制御を行なう(ステップN34、N35)。最後に、循環ファン22を止め、ルーバーを閉じる(ステップN36)。
しかして、ミストサウナ運転開始時に浴室サーミスタ検出温度が低い場合のみ70℃の高温ミストを噴霧するホットダッシュ運転モードを実行することにより、特に冬の寒い季節でも浴室10をスピーディに温めることができ、入浴準備時間を短くできる。またホットダッシュ運転中に浴室10に人が入った場合でも、浴室温度が低いために浴室10内の空気にミストの熱を奪われてしまい、人体にかかるミストや水滴の温度が高くなることがなく、入浴者が熱さで不快感を感じたりする心配がない。その後、浴室温度が高くなったときはホットダッシュ運転モードが終了して本来のミストサウナ運転となり、65℃以下の低温ミストに切り替わるので、やはり人体にかかるミストや水滴の温度が高くならず、不快感を感じることがなく、特にお年寄りにとって安心してミストサウナ浴を楽しめるようになる。つまり、ミストサウナ運転開始時にホットダッシュ運転モードを実行するかどうかを浴室サーミスタ検出温度により決定するものであるから、入浴者に熱さや不快感を感じさせることがなく、やけどの心配がないように、ミストサウナ運転開始時の浴室温度に対するミスト噴霧温度の調整を行なうので、快適で且つ安心してミストサウナ浴を楽しむことができる入浴環境を短時間で得ることができるものであり、そのうえリモコン操作でミスト噴霧温度を上げたり、下げたりする必要がないため、操作性に優れ且つ安全性を十分に確保できるものである。
また、ホットダッシュ運転モード中に温風Nを供給することで、特に冬場のようにミストサウナ運転開始時の浴室温度はかなり低くなっている場合でも、70℃の高温ミストと温風とを利用して、浴室温度を急速に高めることができ、快適なミストサウナ空間が短時間で得られるようになる。従って、温風Nとミスト噴霧とを併用したミストサウナに対して有効となり、しかも浴室10を温風Nにて加熱するので、少量ミストでも、浴室温度を効率良く高めることができる利点がある。
また本例ではホットダッシュ運転モード終了後の通常の室温制御において、浴室サーミスタ検出温度に応じて循環ファン22の風量レベルを段階的に調節する方法と、ミスト噴霧温度を段階的に調節する方法とを採用しているので、ミストサウナ浴の途中で浴室温度が高くなり過ぎたり、低くなり過ぎたりするのを極力防止でき、ミストサウナ浴が一層快適になる利点もある。
本発明のミストサウナ装置は、浴室10内に浴槽と仕切られたシャワーユニットへのミスト噴霧、或いは浴室10とは独立したサウナ室へのミスト噴霧にも広く適用可能である。
本発明の一実施形態に用いるミストサウナ装置の概略構成図である。 同上のミストサウナ装置の設置例を説明する斜視図である。 同上のミストサウナ装置のミストサウナ運転状態を説明する概略構成図である。 同上の制御部の制御動作を説明するフローチャートである。 同上の制御部の制御動作を説明するフローチャートである。 同上の制御部の制御動作を説明するフローチャートである。 同上の制御部の制御動作を説明するフローチャートである。 同上の制御部の制御動作を説明するフローチャートである。 同上のタイムチャートである。 同上の制御部に関するブロック図である。 (a)(b)は同上の通常の室温制御時における循環ファンの回転数制御とミスト噴霧温度制御とを、温度偏差(設定温度−浴室サーミスタ検出温度)に基づいて行なう場合の一例を示すグラフである。
符号の説明
4 制御部
6 熱源機
10 浴室
11 液々熱交換器
14 水比例弁
25 ミストサウナ装置

Claims (4)

  1. 給水路からの水を加熱手段により加熱してミスト噴霧手段から浴室内にミスト状に噴霧するようにしたミストサウナ装置において、浴室温度を検知する浴室温度センサと、浴室温度を設定温度に調整する手段と、ミスト噴霧温度を調整する手段とを備えると共に、ミストサウナ運転開始時に前記浴室温度センサで検知される浴室温度が所定温度以下の場合のみ、通常の室温制御に用いるミスト噴霧の温度範囲より高温のミスト噴霧を行なうホットダッシュ運転モードを実行する制御部を備えてなることを特徴とするミストサウナ装置。
  2. 前記制御部は、浴室温度が設定温度に達した時点、或いは所定時間が経過した時点のいずれかでホットダッシュ運転モードを終了させることを特徴とする請求項1記載のミストサウナ装置。
  3. 前記ミスト噴霧温度を調整する手段は、熱源機からの温水を一次側水路に循環させて二次側水路を通過する水を温水にする液々熱交換器と、一次側水路への温水量を調整することで二次側水路からミストノズルに供給される温水温度を高温とすることができる水比例弁とを備えており、前記浴室温度を設定温度に調整する手段として、前記ミスト噴霧温度を調整する手段と、熱源機からの温水を空調用熱交換器に供給し、循環ファンにより吸い込んだ浴室内の空気を空調用熱交換器により加熱して浴室内に温風として吹き出す暖房機本体とを備えており、ミストサウナ運転時にミスト噴霧温度を調整すると共に浴室内への温風の吹き出しを調整することで、浴室温度を設定温度に調整することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のミストサウナ装置。
  4. 前記ホットダッシュ運転モードを実行する時の浴室温度が約15℃以下であり且つミスト噴霧温度が約70℃であり、通常の室温制御に用いるミスト噴霧温度の範囲が約65℃以下の温度領域であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のミストサウナ装置。
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