JP2007061292A - 玩具用衣料 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別な道具がなくても容易に布体に変形を加えたり、加えた変形を元に戻したりすることができ、人形に着用させるのに最適であるとともに、ユーザーが安心して人形遊びを楽しむことができる玩具用衣料を提案すること。
【解決手段】人形に着用させる玩具用衣料1であって、この玩具用衣料1を構成する布体2の縦糸2a及び横糸2bの何れか一方又は両方を形状保持繊維で構成し、上記玩具用衣料1に圧力を加えることにより玩具用衣料1を変形させたり、復元させたりすることができるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】人形に着用させる玩具用衣料1であって、この玩具用衣料1を構成する布体2の縦糸2a及び横糸2bの何れか一方又は両方を形状保持繊維で構成し、上記玩具用衣料1に圧力を加えることにより玩具用衣料1を変形させたり、復元させたりすることができるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、玩具用衣料、詳しくは人形に着用させた衣料に加えた変化が保持される玩具用衣料に関するものである。
従来、形状を維持させることができる衣料に用いる織物として、その繊維に形状記憶合金からなる線材を用いたものが提案されているが、線材は金属材料であることから伸縮性及び柔軟性に欠けた織物になるという問題があるため、形状記憶合金からなる線材をコイル状にした形状記憶合金コイルを用いた織物が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−286849号公報
本発明が解決しようとする問題点は、上述の織物は、線材をコイル状にしたことにより従来の形状記憶合金織物よりも伸縮性及び柔軟性のある衣服を作成することができるが、形状を変えるためには変態温度で加熱する必要があり、例えばこの織物を人形の衣料に適用した場合、加熱装置が必要になり簡単に形状を変えて人形遊びをすることができない点であり、金属の線材を用いることにより線材が織物の表面から飛び出して人形遊びをしているユーザーの指に刺さるなどのトラブルが発生する恐れがある点であった。
本発明は、上記問題点を解決し、特別な道具がなくても容易に布体に変形を加えたり、加えた変形を元に戻したりすることができ、人形に着用させるのに最適であるとともに、ユーザーが安全して人形遊びを楽しむことができる玩具用衣料を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明に係る玩具用衣料は、人形に着用させる玩具用衣料であって、該玩具用衣料を構成する布体の縦糸及び横糸の何れか一方又は両方を形状保持繊維で構成したことを特徴とする。
なお、前記玩具用衣料にエンボス付加装置でエンボスを形成し、布体にエンボスで模様を形成してもよい。
請求項1の発明によれば、人形に着用させた玩具用衣料を交換することなく同一の玩具用衣料でありながら、異なった印象をユーザーに与えることができ、新しい発想の玩具用衣料を提供することができる。
図1(a)は本発明に係る玩具用衣料1を適用した人形Aを示し、この人形に着用させる玩具用衣料1は、その布体2が図2に示すように、縦糸2a及び横糸2bの何れか一方又は両方が形状保持繊維で構成されたもので、圧力を加えて変形を加えればその圧力を取り除いた後もその変形が持続させることができるようになっているものである。
本発明では、上記形状保持繊維として三井化学のテクノロート(商品名)を使用した。
上記玩具用衣料1は、図1(a)に示すように、布体2でスカート3やマフラー4を形成したもので、ユーザーが手、指を使ってスカート3、マフラー4を曲げたり、引いたりして変形させ、図1(b)に示すように、スカート3とマフラー4とが風にたなびいている状態を作り出したものである。
この玩具用衣料1(スカート3、マフラー4)に加えた変形は、圧力を加えて新たな変形を与えるまでは持続し、元の状態に戻す方向に圧力を加えて変形させれば、特別な道具を用いることなく容易に元の状態に戻すことができる。
一方、手、指に代えて道具を用いて玩具用衣料1を変形させてもよい。この道具はエンボス付加装置5で、図3(a)に示すように、中央から折り曲げられるように中央に肉薄部6を設けた板状部材で構成され、一方の板部材には所定の形状(例えば、ハート型)の開口部又は凹部で構成されたメス型7が形成され、他方の板部材には上記メス型7に嵌合する凸部で構成されたオス型8が形成されたもので、中央から板部材同士が折り重なるように曲げると、メス型7にオス型8を嵌め合わせることができるようになっているものである。
上記エンボス付加装置5を用いて、玩具用衣料1にエンボスを形成する場合について説明する。
図4(a)に示すように、スカート3のすその部分の裏側にエンボス付加装置5のオス型8を、表側にエンボス付加装置5のメス型7を対応させ、板部材5aに、板部材5bを圧着させることにより、オス型8が布体2をメス型7に押し込んで変形させると形状保持繊維がその形状を保持するのでスカート3にハート状のエンボス9を形成することができる。同様にスカート3の周囲に順番にエンボス9を形成することにより、図4(b)に示すように、スカート3のすそ周りにハート型のエンボス9を並べて形成することができ、オリジナリティのある玩具用衣料を作り上げることができる。
このスカート3に形成したエンボス9は、布体2の両面から親指と人差し指とで圧力を加えれば、エンボス9を消滅させることができ、特別な道具を用いることなく容易に元の状態に戻すことができる。
なお、上記エンボス付加装置5に形成したメス型7、オス型8は星型やクローバなど一見して識別することができる形状のものであれば、ハートの形状に限定されるものではない。
また、図5(a)に示すように、玩具用のハンカチを模して形成された布体2をくしゃくしゃに丸めるなどの方法で予めシワを形成しておき、図5(b)に示すように、アイロンを模して形成した押し付け玩具10を布体2に押し付けてシワを伸ばし、あたかもアイロンをかけたようにしてシワを伸ばすようにしてもよい。この押し付け玩具は底面がフラットになっているだけでよく、加熱装置などの特別な機能を必要としないものであり、幼児にも安心して使用することができる。
1 玩具用衣料
2 布体
3 スカート
4 マフラー
5 エンボス付加装置
9 エンボス
2 布体
3 スカート
4 マフラー
5 エンボス付加装置
9 エンボス
Claims (2)
- 人形に着用させる玩具用衣料であって、該玩具用衣料を構成する布体の縦糸及び横糸の何れか一方又は両方を形状保持繊維で構成したことを特徴とする玩具用衣料。
- 前記玩具用衣料にエンボス付加装置でエンボスを形成した、請求項1記載の玩具用衣料。
Priority Applications (1)
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JP2005249867A JP2007061292A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 玩具用衣料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005249867A JP2007061292A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 玩具用衣料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007061292A true JP2007061292A (ja) | 2007-03-15 |
Family
ID=37924192
Family Applications (1)
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JP2005249867A Pending JP2007061292A (ja) | 2005-08-30 | 2005-08-30 | 玩具用衣料 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007061292A (ja) |
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-
2005
- 2005-08-30 JP JP2005249867A patent/JP2007061292A/ja active Pending
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