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JP2007059381A - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子 Download PDF

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JP2007059381A
JP2007059381A JP2006173173A JP2006173173A JP2007059381A JP 2007059381 A JP2007059381 A JP 2007059381A JP 2006173173 A JP2006173173 A JP 2006173173A JP 2006173173 A JP2006173173 A JP 2006173173A JP 2007059381 A JP2007059381 A JP 2007059381A
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韋安▲棋▼
Han-Ping Shieh
謝漢萍
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Chunghwa Picture Tubes Ltd
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Abstract

【課題】本発明はより高い外部結合効率を有する有機エレクトロルミネッセンス素子を提供する。
【解決手段】有機エレクトロルミネッセンス素子200は基板210と、金属電極層220と、有機発光層230と、透明電極層240と、保護層250と、レンズ260とを備える。金属電極層220は基板210に配置され、有機発光層230は金属電極層220に配置されている。透明電極層240は有機発光層230に配置され、保護層250は透明電極層240に配置され、且つレンズ260は保護層250に配置されている。さらに、レンズ260は上面262と、該上面262と相対する底面264と、上面262と底面264との間に連結する複数の結合面とを有する。これら複数の結合面は不連続面を形成する。また、これら複数の結合面は傾斜面であり、且つ底面264により近い結合面と底面264との間の角度がより大きい。
【選択図】図2

Description

本発明は、ルミネッセンス素子に関するものである。特に有機エレクトロルミネッセンス素子に関するものである。
図1は従来のトップエミッション(top-emission)有機エレクトロルミネッセンス素子の断面図を模式的に示す。図1を参照すると、従来の有機エレクトロルミネッセンス素子100は下端基板110と、金属陽極120と、有機発光層130と、透明陰極層140と、上端基板150とからなる。金属陽極120は下端基板110に配置され、有機発光層130は金属陽極120に配置され、且つ透明陰極層140は上端基板150と有機発光層130との間に配置されている。金属電極層120と透明電極層140との間にバイアス電圧が印加されるとき、電子が透明電極層140から有機発光層130に伝送される。一方、正孔が金属電極層120から有機発光層130に伝送される。この時、有機発光層130において電子と正孔の再結合現象が発生し、それに応じて、励起子が生成されて発光効果を与える。
上述のように、有機発光層130から放射された光132はあらゆる方向に導かれるにもかかわらず、下方へ散乱する光132は金属陽極120により反射されるので、従って、従来の有機エレクトロルミネッセンス素子100はトップエミッションタイプとなっている。しかし、上端基板150の屈折率は空気の屈折率より大きいため、全反射角より大きい入射角で上端基板150から空気中に照射するとき、光は全反射により喪失し、上端基板150において導波モードになる。従って、有機発光層130から放射された光132の一部は上端基板150から結合されることができないので、有機エレクトロルミネッセンス素子の結合効率に影響を与えるという不都合がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的はより高い外部結合効率を有するトップエミッション有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することである。
本発明のほかの目的は、より高い外部結合効率を有するボトムエミッション(bottom-emission) 有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することである。
上記した課題を解決するために、本発明は有機エレクトロルミネッセンス素子を提供する。該素子は基板と、金属電極層と、有機発光層と、透明電極層と、保護層とレンズとを備える。金属電極層は基板に配置され、有機発光層は金属電極層に配置され且つ光を放射するのに適している。透明電極層は有機発光層に配置され、保護層は透明電極層に配置され、且つレンズは保護層に配置されている。さらに、該レンズは上面と底面と複数の結合面とを有しており、前記上面と底面とは互いに相対し、前記複数の結合面は前記上面と底面との間に連結され且つ不連続面を形成する。これら複数の結合面は傾斜面であり、底面により近い結合面と前記底面との間の角度がより大きい。
上述の有機発光素子において、例えば、有機発光層と透明電極層とが連結される接合部分の輪郭は長方形であるにもかかわらず、前記レンズの上面及び底面の輪郭は円形であり、且つ各結合面の前記底面と平行な断面の輪郭は円形である。さらに、前記レンズの底面と直交し前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な断面において、前記有機発光層から放射される光の上面及び各結合面における入射角は、例えば前記レンズと空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しい。
上述の有機発光素子において、例えば、有機発光層と透明電極層とが連結される接合部分の輪郭は長方形であり、前記レンズの上面及び底面の輪郭は長方形であり、且つ各結合面の前記底面と平行な断面の輪郭は長方形である。さらに、前記レンズの底面と直交し、前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な断面において、前記有機発光層から放射される光の上面及び各結合面における入射角は、例えば前記レンズと空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しい。
上述の有機発光素子において、例えば、前記レンズの材料は透明材料である。また、前記透明材料は、例えば、ポリカーボネート(PC)またはポリメチルメタクリレート(PMMA)である。
上述の有機発光素子は、前記金属電極層と有機発光層との間にまたは前記透明電極層と有機発光層との間に配置される正孔輸送層をさらに有することができる。
上述の有機発光素子は、前記透明電極層と有機発光層との間にまたは前記金属電極層と有機発光層との間に配置される電子輸送層をさらに有することができる。
本発明は有機エレクトロルミネッセンス素子を更に提供する。該素子は基板と、透明電極層と、有機発光層と、金属電極層とレンズとを備える。透明電極層は基板の第1表面に配置され、有機発光層は該透明電極層に配置され且つ光を放射するのに適している。前記金属電極層は有機発光層に配置され、且つ前記レンズは基板の第2表面に配置されている。基板の第1表面と第2表面とは相対している。さらに、該レンズは上面と底面と複数の結合面とを有しており、前記上面と底面とは互いに相対し、前記複数の結合面は前記上面と底面との間に連結される。これら複数の結合面は不連続面を形成し、且つこれらの結合面は傾斜面である。また、底面により近い結合面と前記底面との間の角度がより大きい。
上述の有機発光素子において、例えば、有機発光層と透明電極層とが連結される接合部分の輪郭は長方形であり、前記レンズの上面及び底面の輪郭は円形であり、且つ各結合面の前記底面と平行な断面の輪郭は円形である。さらに、前記レンズの底面と直交し、前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な断面において、前記有機発光層から放射される光の上面及び各結合面における入射角は、例えば前記レンズと空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しい。
上述の有機発光素子において、例えば、有機発光層と透明電極層とが連結される接合部分の輪郭は長方形であり、前記レンズの上面及び底面の輪郭は長方形であり、且つ各結合面の前記底面と平行な断面の輪郭は長方形である。さらに、前記レンズの底面と直交し、前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な断面において、前記有機発光層から放射される光の上面及び各結合面における入射角は、例えば前記レンズと空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しい。
上述の有機発光素子において、例えば、前記レンズの材料は透明材料である。また、前記透明材料は、例えば、ポリカーボネート(PC)またはポリメチルメタクリレート(PMMA)である。
上述の有機発光素子は、前記金属電極層と有機発光層との間にまたは前記透明電極層と有機発光層との間に配置される正孔輸送層をさらに有してもよい。
上述の有機発光素子は、前記透明電極層と有機発光層との間にまたは前記金属電極層と有機発光層との間に配置される電子輸送層をさらに有してもよい。
本発明により提供される有機発光素子において、有機発光層から放射された光の大部分が前記レンズの上面と結合面において全反射されることがないため、すなわち、光の大部分がレンズの上面と結合面を透過できるため、本発明による有機発光素子はより高い結合効率を有することが可能である。
以下、本発明を図1乃至図6に示した実施例に沿って詳細に説明する。なお、添付した図面は本発明のさらなる理解を得るために用いられ、本明細書に組み入れられ且つ明細書の一部分を構成する。図面は本発明の実施例を図解し、記述とともに本発明の原理を説明する役割を果たす。
図2は本発明の実施例1による有機エレクトロルミネッセンス素子の断面図を模式的に示している。図2を参照すると、本実施例の有機エレクトロルミネッセンス素子200は、基板210と、金属電極層220と、有機発光層230と、透明電極層240と、保護層250と、レンズ260とを備える。金属電極層220は、基板210に配置され、有機発光層230は金属電極層220に配置され且つ光232を放射するのに適している。透明電極層240は有機発光層230に配置され、保護層250は透明電極層240に配置され、且つレンズ260は保護層250に配置されている。さらに、レンズ260は、上面262と底面264と複数の結合面(例えば結合面265、266と267)とを有しており、上面262と底面264とは互いに相対し、複数の結合面は上面262と底面264との間に連結され且つ不連続面を形成する。結合面265、266及び267は傾斜面であり、底面264により近い結合面と底面264との間の角度は最も大きい。すなわち、結合面267と底面264との間の角度は、結合面266と底面264との間の角度より大きいと共に、結合面266と底面264との間の角度は結合面265と底面264との間の角度より大きい。
上述の有機エレクトロルミネッセンス素子200において、基板210の材料は、例えばガラスである。透明電極層240の材料は、例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)、酸化インジウム・酸化亜鉛(IZO、indium zinc oxide)、あるいは他の透明導体材料である。さらに、レンズ260の材料は、例えば透明材料であり、例えばポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などである。選択された保護層250の材料は高い透明度を有することができる。また、例えば金属電極層220は陽極であり、また透明電極層240は陰極である。
本実施例において、金属電極層220と透明電極層240との間にバイアス電圧が印加される時、電子は透明電極層240から有機発光層230に伝送される。一方、正孔は金属電極層220から有機発光層230に伝送される。この時、有機発光層230において電子と正孔の再結合現象が発生し、それに応じて、励起子が生成されて発光効果を与える。また、有機発光層230から放射された光232があらゆる方向に導かれるが、下方へ散乱する光232は金属電極220により反射されるので、従って、本実施例による有機エレクトロルミネッセンス素子200はトップエミッションタイプである。
図3は本発明の実施例1におけるレンズの上面図を模式的に示す。図2と図3を参照すると、本実施例において、レンズ260の上面262と底面264の輪郭、及び結合面265、266と267の底面264と平行な複数の断面の輪郭は円形とすることが可能であり、あるいは有機発光層230と透明電極層240とが連結される接合部分の輪郭と類似した輪郭とすることも可能である。例えば、有機発光層230と透明電極層240とが連結される接合部分の輪郭は長方形である場合、例えば、レンズ260の上面262及び底面264の輪郭、及び結合面265、266と267の底面264と平行な複数の断面の輪郭は長方形である(図3を参照)。さらに、レンズ260の底面264の接合部分のサイズは、例えば、有機発光層230と透明電極層240とが連結される接合部分の輪郭のサイズに等しい。また、図2に示しているレンズ260の断面は図3の線I-I’に沿った断面である。該断面はレンズ260の底面264と直交し、前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行である。
以下、レンズ260の形状の設計原理を説明する。図4A〜4Cを参照すると、図2に示しているレンズの形状の設計方法が模式的に示されている。本実施例において、レンズ260の形状の決定は以下のステップにより実施されることが可能である。すなわち、まず、上面262の幅を算定し、その次、各結合面265の傾斜角度及び最高点から最低点までの最短距離を算出する。ここで、有機発光層230、金属電極層220及び透明電極層240の厚さが保護層250の厚さより遥かに薄いため、有機発光層230と透明電極層240との間における光232の屈折は計算に入れていない。更に、説明の都合上、保護層250及びレンズ260の屈折率が等しいであると、有機発光層230は保護層250の底面と密接に接しているとする。なお、この有機発光層230の輪郭は辺長が2wの長方形である。
次に、レンズ260の上面262の最大幅を決定する方法を説明する。図4Aを参照すると、軸50は有機発光層230の中心を通る。レンズ260と空気の間の全反射角θ0=sin-1(1/n)は、スネルの法則(Snell's Law)により算出されることが可能である。ここで、nは保護層250とレンズ260の反射指数である。次に、その位置で有機発光層230の点Aから放射される光232の上面262における入射角度が該全反射角θ0に等しい位置(すなわち点D)を探り出すステップを実施する。更に、a=Htanθ0-wと上面262の最大幅2aの値が式tanθ0=(a+w)/H(ここで、Hがレンズ260と保護層250の厚さの和である)により算出される。すなわち、上面262の幅は2aより小さいまたは2aに等しくすることができ、これにより、有機発光層230から放射された光232の上面262における入射角度が全反射角θ0より小さいまたは該全反射角θ0に等しくなり、その結果、全反射の可能性を低減させることができる。
さらに図4Bを参照すると、上面262の幅を決めた後、結合面265と上面262との間の最大角度θabの算出が実施される。決定方法としては、有機発光層230の点Bから放射された光232を検討し、結合面265の点Dにおける光232の入射角が全反射角θ0に等しくなるまで、結合面265と上面262との間の角度を徐々に増大させることである。その結果、θab=tan-1[H/(w-a)]+ θ0-90°である場合、結合面265と上面262との間のこの角度は最大角度θabである。
図4Cを参照すると、結合面265と上面262との間の最大角度θabが決められた後、結合面265の最高点から最低点の間の最短距離の最大値、すなわち最大長さbが得られる。決定方法としては、その位置において有機発光層230の点Aから放射された光232の入射角が全反射角θ0に等しい位置(すなわち点E)を検討することであり、ここで、b=[H-tanθb(a+w)]/(sinθab+tanθbcosθab)であり、θb=90°-θ0abである。
その後、図4Bと4Cに記載された方法が繰り返され、結合面266及び267の形状を順次決める。これにより、図2に示すレンズ260の形状が得られる。図2に示しているレンズ260の断面において、レンズ260の上面262及び結合面265、266と267の各点における有機発光層230から放射された光232の入射角が、全て全反射角θ0より小さいあるいは該全反射角θ0に等しいので、光232はレンズ260から放射できる。その結果、本実施例による有機エレクトロルミネッセンス素子200はより高い結合効率を有する。
ここで、レンズ260と保護層250の屈折率が異なる場合、レンズ260と保護層250の間の光232の屈折を計算に入れる必要があることに注意すべきである。更に、レンズ260の上面262及び底面264の輪郭と結合面265、266、267の底面264と平行な断面の輪郭が円形として設計されることが望ましい場合、レンズの形状も上述の方法により設計することができる。
図5は本発明の実施例1による他の有機エレクトロルミネッセンス素子の断面図を模式的に示している。図5を参照すると、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子200aは、図2に示す有機エレクトロルミネッセンス素子200と類似しており、相違点は、有機エレクトロルミネッセンス素子200aが更に正孔輸送層270と電子輸送層280とを有することである。正孔輸送層270は、金属電極層220と有機発光層230との間に配置され、電子輸送層280は、透明電極層240と有機発光層230との間に配置されている。ここで、注意すべきは、有機エレクトロルミネッセンス素子200において、正孔輸送層270あるいは電子輸送層280を省略することができるという点である。あるいは、金属電極層220が陰極であり、また透明電極層240が陽極である場合、正孔輸送層270は、透明電極層240と有機発光層230との間に配置され、電子輸送層280は、金属電極層220と有機発光層230との間に配置される。
透明電極層240からの電子は、電子輸送層280を通過し発光層230に伝送され、金属電極層220からの正孔が直接透明電極層240に伝送されることが、電子輸送層280により防止される。金属電極層220からの正孔は正孔輸送層270を通過し発光層230に伝送され、且つ透明電極層240からの電子が直接金属電極層220に伝送されることが正孔輸送層270により防止される。
図6は本発明の実施例2による他の有機エレクトロルミネッセンス素子の断面図を模式的に示している。実施例1の有機エレクトロルミネッセンス素子200及び200aと異なり、本実施例の有機エレクトロルミネッセンス素子200bは、ボトムエミッション有機エレクトロルミネッセンス素子であり、基板210と、透明電極層240aと、有機発光層230と、金属電極層220aとレンズ260とを備える。透明電極層240aは、基板210の第1表面212に配置され、有機発光層230は透明電極層240aに配置され且つ光232を放射するのに適している。さらに、金属電極層220aは有機発光層230に配置され、レンズ260は基板210の第2表面214に配置されている。ここで、第2表面214は第1表面212と相対している。なお、レンズ260の形状は実施例1における形状と同様であるため、ここで再び説明しない。
上述の有機エレクトロルミネッセンス素子200bにおいて、例えば、透明電極層240aは陽極であり、金属電極層220aは陰極である。有機発光層230からの上方へ散乱する光232は、金属電極層220aにより反射されるため、その有機エレクトロルミネッセンス素子200bはボトムエミッション有機エレクトロルミネッセンス素子である。また、レンズ260、基板210及び透明電極層240aの材料は、前述の実施例1におけるそれぞれの材料と同様である。
実施例1と同様に、有機発光層230と透明電極層240aとが連結される接合部分の輪郭が長方形である場合、レンズ260の底面と直交し前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な複数の断面において、有機発光層230から放射される光232の上面262及び各結合面265,266と267における入射角は、レンズ260と空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しい。
本実施例において、正孔輸送層(図示せず)は、透明電極層240aと有機発光層230との間に配置することができる。または、電子輸送層(図示せず)は、金属電極層220aと有機発光層230との間に配置することができる。あるいは、金属電極層220aが陽極であり、透明電極層240aが陰極である場合、正孔輸送層は金属電極層220aと有機発光層230との間に配置され、電子輸送層は透明電極層240aと有機発光層230との間に配置される。
本発明により提供される有機発光素子において、要約すれば、有機発光層から放射される光のレンズの上面及び複数の結合面における入射角は、レンズと空気の間の全反射角より小さいので、全ての光が結合できる。その結果、本発明による有機発光素子はより高い結合効率を有することができる。
当業者にとって、本発明の範囲または趣旨を逸脱しない範囲で、本発明の構造に対して種々の変形や変更をすることが可能であることは明らかである。前述の説明を鑑み、本発明はこの発明の変形及び変更を包含することを意図しており、そのような変形及び変更は、特許請求の範囲及びその均等物の範囲内に含まれる。
従来の有機エレクトロルミネッセンス素子を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1に係る有機エレクトロルミネッセンス素子を模式的に示す断面図。 本発明の実施例1におけるレンズを模式的に示す上面図。 図2に示すレンズの形状が定められる方法の一部を模式的に示す図。 図2に示すレンズの形状が定められる方法の一部を模式的に示す図。 図2に示すレンズの形状が定められる方法の一部を模式的に示す図。 本発明の実施例1に係る他の有機エレクトロルミネッセンス素子を模式的に示す断面図。 本発明の実施例2に係る他の有機エレクトロルミネッセンス素子を模式的に示す断面図。
符号の説明
210 基板
212 第1表面
214 第2表面
220 金属電極層
230 有機発光層
232 光
240 透明電極層
250 保護層
260 レンズ
262 上面
264 底面
265、266、267 結合面
270 正孔輸送層
280 電子輸送層

Claims (20)

  1. 基板と、
    前記基板に配置される金属電極層と、
    前記金属電極層に配置される有機発光層と、
    前記有機発光層に配置される透明電極層と、
    前記透明電極層に配置される保護層と、
    前記保護層に配置されるレンズとを備え、
    前記レンズは上面と底面と複数の結合面とを有しており、前記上面と底面とは互いに相対し、前記複数の結合面は前記上面と底面の間に連結され且つ不連続面を形成し、
    前記複数の結合面は傾斜面であり、且つ前記底面と前記底面により近い結合面との間の角度がより大きいことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  2. 前記有機発光層と前記透明電極層とが連結される接合部分の輪郭は長方形であり、且つ前記レンズの前記上面及び底面の輪郭は円形であり、且つ各結合面の前記底面と平行な断面の輪郭は円形であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 前記レンズの底面と直交し前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な断面において、前記有機発光層から放射される光の前記上面及び前記各結合面における入射角は、前記レンズと空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しいことを特徴とする請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  4. 前記有機発光層と前記透明電極層とが連結される接合部分の輪郭は長方形であり、且つ前記レンズの前記上面及び底面の輪郭は長方形であり、且つ各結合面の前記底面と平行な断面の輪郭は長方形であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  5. 前記レンズの底面と直交し、前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な断面において、前記有機発光層から放射される光の前記上面及び前記各結合面における入射角は、前記レンズと空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しいことを特徴とする請求項4に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  6. 前記レンズの材料はポリカーボネート(PC)またはポリメチルメタクリレート(PMMA)であることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  7. 前記金属電極層と前記有機発光層との間に配置される正孔輸送層を更に備える請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  8. 前記透明電極層と前記有機発光層との間に配置される正孔輸送層を更に備える請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  9. 前記透明電極層と前記有機発光層との間に配置される電子輸送層を更に備える請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  10. 前記金属電極層と前記有機発光層との間に配置される電子輸送層を更に備える請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  11. 基板と、
    前記基板の第1表面に配置される透明電極層と、
    前記透明電極層に配置される有機発光層と、
    前記有機発光層に配置される金属電極層と、
    前記基板の第2表面に配置されるレンズとを備え、
    前記第2表面は前記第1表面と相対しており、前記レンズは上面と底面と複数の結合面とを有しており、前記上面と底面とは互いに相対し、前記複数の結合面は前記上面と底面との間に連結され且つ不連続面を形成し、
    前記複数の結合面は傾斜面であり、且つ前記底面により近い結合面と前記底面との間の角度がより大きいことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  12. 前記有機発光層と前記透明電極層とが連結される接合部分の輪郭は長方形であり、且つ前記レンズの前記上面及び底面の輪郭は円形であり、且つ各結合面の前記底面と平行な断面の輪郭は円形であることを特徴とする請求項11に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  13. 前記レンズの底面と直交し、前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な断面において、前記有機発光層から放射される光の前記上面及び前記各結合面における入射角は、前記レンズと空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しいことを特徴とする請求項12に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  14. 前記有機発光層と前記透明電極層とが連結される接合部分の輪郭は長方形であり、且つ前記レンズの前記上面及び底面の輪郭は長方形であり、且つ各結合面の前記底面と平行な断面の輪郭は長方形であることを特徴とする請求項11に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  15. 前記レンズの底面と直交し、前記長方形の中心を通り且つ該長方形の一つの辺と平行な断面において、前記有機発光層から放射される光の前記上面及び前記各結合面における入射角は、前記レンズと空気の間の全反射角より小さいまたは該全反射角に等しいことを特徴とする請求項14に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  16. 前記レンズの材料はポリカーボネート(PC)またはポリメチルメタクリレート(PMMA)であることを特徴とする請求項11乃至15のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  17. 前記金属電極層と前記有機発光層との間に配置される正孔輸送層を更に備える請求項11乃至15のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  18. 前記透明電極層と前記有機発光層との間に配置される正孔輸送層を更に備える請求項11乃至15のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  19. 前記透明電極層と前記有機発光層との間に配置される電子輸送層を更に備える請求項11乃至15のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  20. 前記金属電極層と前記有機発光層との間に配置される電子輸送層を更に備える請求項11乃至15のうちいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
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