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JP2007045372A - 建設機械の履帯緩衝装置 - Google Patents

建設機械の履帯緩衝装置 Download PDF

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Yoshiaki Sekiguchi
良明 関口
Yoshi Nakayama
好 中山
Osamu Itsukida
修 五木田
Akio Hoshi
暁生 星
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Abstract

【課題】グリースシリンダへのグリースの注入作業が短時間で能率よく行える建設機械の履帯緩衝装置を提供する。
【解決手段】サイドフレーム3bの前後に設けられたアイドラ4とスプロケット6に捲装された無端状の履帯7を、グリース注入口23よりグリースシリンダ21a内に注入したグリースにより張力を調整すると共に、アイドラ4を付勢する付勢手段26により履帯7に作用する衝撃を緩和するようにした建設機械の履帯緩衝装置であって、グリースシリンダ21aの支持部とサイドフレーム3bの間に、グリースシリンダ21aの回転を防止する回り止め手段27を設けたもので、建設機械の稼働中発生する振動等によりグリースシリンダ21aが回転することがないため、グリース注入口23よりグリースシリンダ21a内にグリースを注入して、履帯7の張りを調整する作業が短時間で能率よく行える。
【選択図】図3

Description

本発明は、履帯で走行する油圧ショベルのような建設機械の履帯緩衝装置に関する。
従来履帯により走行する油圧ショベル等の建設機械には、履帯が捲装されたアイドラを車体の前方へ付勢することにより、履帯を緊張させると同時に、履帯に作用する衝撃を緩和する履帯緩衝装置がサイドフレームの前部に装着されている(例えば特許文献1)。
前記特許文献1に記載の建設機械のアイドラ支持構造は、トラックフレームの両側に設けられたサイドフレームの前部に、ヨークが前後擢動自在に設けられていて、このヨークにアイドラが回転自在に支承されている。
ヨークの後端部には、ほぼ円形の凹部が形成されていて、この凹部にグリースシリンダの一端側より突出されたロッドの先端が円環状の接合部材を介して嵌合されており、グリースシリンダの他端側より突設された連結ロッドの先端部には、スペーサが設けられていて、このスペーサとグリースシリンダに設けられたフランジの間に、履帯が緊張する方向へアイドラを付勢するコイルばねが介在されている。
また連結ロッドの先端側には、ナットが螺装されていて、ばね受けが連結ロッドより抜け出さないように係止しており、ばね受けの円筒状部はサイドフレーム内に設けられた隔壁の取り付け孔に嵌合されていると共に、連結ロッドの後端部には、グリースシリンダ内の作動室にグリースを注入するためのグリース注入口が設けられている。
グリース注入口は、ほぼL字形に屈曲されたグリースニップリにより形成されていて、グリースが注入しやすいように先端部がサイドフレームの外側へ向くように連結ロッド先端面に取り付けられている。
特開平11−124067号公報
前記のように構成された従来の建設機械の履帯緩衝装置では、アイドラとスプロケットの間に捲装された無端状の履帯が所定の張力で緊張されていないと、車両が方向変換した際、アイドラとスプロケットより履帯が脱落することがある。
このため履帯の張力が低下した場合、グリースガンをグリース注入口に接続して、グリースシリンダ内の作動室にグリースを注入することにより、コイルばねのばね力を調整して、常に履帯に所定の張力が得られるように調整している。
しかし前記特許文献1に記載された建設機械のアイドラ支持装置のように、従来の履帯緩衝装置は、グリースシリンダの両端に突設されたロッド及び連結ロッドの先端を、円形の凹部と取り付け孔で受けている。
このため履帯緩衝装置をサイドフレームに装着する際、グリース注入口の先端がサイドフレームの外側へ向くようにグリースシリンダを装着しても、稼働中の振動等によりグリースシリンダが回転してしまうため、グリース注入口の先端がサイドフレームの内側へ向いてしまうことがあり、その結果グリース注入口よりグリースが注入できなくなる問題がある。
このような場合従来では、スパナのような工具を使用してグリース注入口がサイドフレームの外側に向くようグリース注入口を回転しているが、この作業は煩雑でかつ時間がかかるため、メンテナン時の作業能率を低下させる問題がある。
また履帯の張力を弱くしたり、グリースシリンダ内のグリースを新しいものに交換する場合、通常グリース注入口に工具を装着してグリース注入口を緩めることにより、グリースシリンダ内のグリースを排出する作業を行うが、従来の履帯緩衝装置では、工具によりグリース注入口を回転すると、グリースシリンダが共回りしてしまうため、グリース注入口を緩められない。
このため従来では、連結杆の先端に螺挿されたナットとサイドフレームの間に枕木等を差し込んで、グリースシリンダが回らないよう固定した状態でグリース注入口を緩めているが、この作業にも多くの時間と手間を要して作業能率が悪い問題がある。
本発明はかかる問題を改善するためになされたもので、グリースシリンダへのグリースの注入や排出作業が短時間で能率よく行える建設機械の履帯緩衝装置を提供することを目的とするものである。
本発明の建設機械の履帯緩衝装置は、サイドフレームの前後に設けられたアイドラとスプロケットに捲装された無端状の履帯を回転させて走行する走行体と、サイドフレームの前部に前後摺動自在に設けられ、かつアイドラが回転自在に支承されたヨークと、ヨークとサイドフレームの間に介在され、かつグリース注入口より作動室内に注入したグリースにより履帯の張力を調整するグリースシリンダと、ヨークを介してアイドラを前方へ付勢する付勢手段とを備えた建設機械の履帯緩衝装置であって、グリースシリンダの支持部とサイドフレームの間に、グリースシリンダの回転を防止する回り止め手段を設けたものである。
前記構成により、建設機械の稼働中発生する振動等によりグリースシリンダが回転することがないため、グリース注入口よりグリースシリンダの作動室内にグリースを注入して、履帯の張りを調整する作業が短時間で行えるようになり、これによって作業前の点検やメンテナンス作業が能率よく行えるようになる。
また履帯の張力を弱くしたり、グリースシリンダ内のグリースを新しいものに交換するため、グリース注入口に工具をかけてグリース注入口を緩める際、回り止め手段が回転反力を受けて連結杆が共回りするのを防止するため、グリース注入口を緩めたり、締め付ける作業が枕木等を使用せずに行えるようになり、これによって履帯の張力を弱くしたり、グリースを交換する等のメンテナンス作業が短時間で能率よく行えるようになる。
本発明の建設機械の履帯緩衝装置は、回り止め手段を、グリースシリンダより後方へ突出された連結杆の後端側を摺動自在に支承するばね受け部材に形成された多角形状の嵌合部と、サイドフレームに形成され、かつ嵌合部を嵌合する多角形状の取り付け孔とから構成すると共に、連結杆の後端面に、先端部がサイドフレームの外側を向くようにグリース注入口を設けたものである。
前記構成により、連結杆を支持するばね受け部材と取り付け孔の形状を変えるだけで実施できるため、回り止め手段を設けたことによるコストアップを最小限に収めることができる。
本発明の建設機械の履帯緩衝装置は、サイドフレームの前後に設けられたアイドラとスプロケットに捲装された無端状の履帯を回転させて走行する走行体と、サイドフレームの前部に前後摺動自在に設けられ、アイドラが回転自在に支承されたヨークと、前部に突設された作動杆の先端がヨークの後面に当接され、また後部に突設された連結杆の後端側がばね受け部材を介して摺動自在にサイドフレームに支持されていると共に、連結杆の後端面に設けられたグリース注入口より作動室内にグリースを注入することにより、履帯の張力を調整するグリースシリンダと、グリースシリンダの外周部に設けられ、かつヨークを介してアイドラをサイドフレームの前方へ付勢することにより、履帯を緊張すると同時に、履帯に作用する衝撃を緩和する付勢手段とを備えた建設機械の履帯緩衝装置であって、ばね受け部材に形成された多角形状の嵌合部と、サイドフレームに設けられた隔壁に形成され、かつ嵌合部を嵌合する多角形状の取り付け孔とによりグリースシリンダの回転を防止する回り止め手段を構成すると共に、連結杆の後端面に、先端部がサイドフレームの外側を向くようにグリース注入口を取り付けたものである。
前記構成により、建設機械の稼働中発生する振動等によりグリースシリンダが回転することがないため、グリース注入口よりグリースシリンダの作動室内にグリースを注入して、履帯の張りを調整する作業が短時間で行えると共に、履帯の張力を弱くしたり、グリースシリンダ内のグリースを新しいものに交換するため、グリース注入口に工具をかけてグリース注入口を緩める際、回り止め手段が回転反力を受けて連結杆が共回りするのを防止するため、履帯の張力を弱くしたり、グリースを交換する等のメンテナンス作業が短時間で能率よく行えるようになる。
また連結杆を支持するばね受け部材と取り付け孔の形状を変えるだけで実施できるため、回り止め手段を設けたことによるコストアップを最小限に収めることができる。
本発明の建設機械の履帯緩衝装置によれば、建設機械の稼働中発生する振動等によりグリースシリンダが回転することがないため、グリース注入口よりグリースシリンダの作動室内にグリースを注入して、履帯の張りを調整する等のメンテナンス作業が短時間で能率よく行える。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は油圧ショベルよりなる建設機械の側面図、図2はトラックフレームの一部切欠平面図、図3はトラックフレームの一部切欠側面図、図4は図2のA−A線に沿う拡大断面図、図5は履帯緩衝装置の回り止め手段付近の斜視図、図6は履帯緩衝装置の斜視図である。
図1に示す油圧ショベルよりなる建設機械は、自走自在な走行体1と、走行体1上に旋回自在に設置された旋回体2とよりなる。
走行体1は、センタフレーム3aと、その両側に互に平行するよう設けられた一対のサイドフレーム3bよりなるトラックフレーム3を有していて、各サイドフレーム3bの一端側にはアイドラ4が前後移動自在に支承されており、他端側には油圧モータよりなる走行モータ5により回転駆動されるスプロケット6が設けられている。
アイドラ4とスプロケット6の間には無端状の履帯7が捲装されていて、この履帯7をスプロケット6で駆動することにより、走行体1が自走できるようになっていると共に、サイドフレーム3bの上下部には、複数の転輪8が回転自在に支承されている。
トラックフレーム3のセンタフレーム3a上に旋回自在に設置された旋回体2は、底部が車体フレーム2aにより構成されていて、この車体フレーム2aの前部中央に作業機11が装着されている。
作業機11は図1に示すように、基端が車体フレーム2aに枢着され、かつブームシリンダ13により起伏自在なブーム12と、ブーム12の先端に基端側が枢着され、かつアームシリンダ14により回動自在なアーム15と、アーム15の先端に枢着され、かつバケットシリンダ16により回動自在なバケット17とより構成されている。
車体フレーム2aの前部には、作業機11の左側に運転室10が設置され、車体フレーム2aの後部にはエンジン室18が設置されていて、このエンジン室18内に動力用のエンジン(図示せず)が収容されており、エンジン室18の上面と両側面はエンジンカバー18aにより覆われたほぼ密閉構造となっていると共に、車体フレーム2aの後端にはカウンタウエイト19が取り付けられている。
一方サイドフレーム3bの前部には、ガイドレール3cが前後方向に水平に設けられていて、これらガイドレール3cにアイドラ4を支承するヨーク20の軸受け20aが摺動自在に支承されている。
ヨーク20は図2に示すように、先端側が2股構造となっていて、先端部にブロック状の軸受け20aが設けられており、これら軸受け20aに、アイドラ4の中心部に突設された軸部4aが回転自在に支承されている。
ヨーク20の後方には、アイドラ4を前方へ付勢することにより履帯7を緊張すると同時に、履帯7に加わる衝撃を緩和する履帯緩衝装置本体21が設置されている。
履帯緩衝装置本体21は図4に示すように、両端面が開口するグリースシリンダ21aを有していて、グリースシリンダ21aの前端部に作動杆21bの後端側が摺動自在に嵌挿され、後端部に連結杆21cの前端側が嵌挿されている。
作動杆21bの前端側には、フランジ状の接合部材22が嵌着されていて、接合部材22の前面に突設されたテーパ状の突出部22aがヨーク20の後面に形成された凹部20bに嵌合されている。
連結杆21cの前端側には、グリースシリンダ21aの内径とほぼ等しい大径部21dが形成されていて、この大径部21dがグリースシリンダ21aの端板21eに内側から係合することにより、グリースシリンダ21aより連結杆21cが抜け外れないようになっており、大径部21dと作動杆21bの後端面により区画されたグリースシリンダ21a内が履帯7の張力を調整する作動室21fとなっている。
連結杆21cの中心部には、軸線方向に通路21gが形成されていて、この通路21gの前端側は作動室21f内に開口され、後端側は連結杆21cの他端面に開口されている。
連結杆21cの後端面に開口された通路21gの開口部には、グリースニップルよりなるグリース注入口23が着脱自在に螺装されている。
グリース注入口23は、図5に示すように先端部がサイドフレーム3bの外側を向くようにほぼL字形に屈曲されており、内部に図示しない逆上弁が設けられていて、グリース注入口23の先端部に図示しないグリースガンを接続することにより、グリースガンにより通路21gを経て作動室21fへグリースが注入できるようになっている。
一方連結杆21cの後端側には、ばね受け部材24が軸線方向に擢動自在に嵌合されており、フランジ部24aの前面側に筒状のばね嵌合部24bが突設されている。
ばね嵌合部24bには、グリースシリンダ21aの外周部に嵌装されたコイルばねよりなる付勢手段26の一端側が嵌合され、付勢手段26の他端側は、グリースシリンダ21aの前端側外周部に突設されたフランジ状のばね座21hに当接されている。
ばね受け部材24の後面側には、連結杆21cの支持と、グリースシリンダ21aの回り止めを行う回り止め手段27が形成されている。
回り止め手段27は図5及び図6に示すように、ばね受け部材24の後面に突設された多角形状、例えば4角形状の嵌合部27aと、サイドフレーム3b側に形成された取り付け孔27bとからなり、嵌合部27aの端面に、連結杆21cの先端部に螺挿されたナット28の端面が当接されて、連結杆21cよりばね受け部材24が抜け出さないように係止されている。
サイドフレーム3bには、図2に示すように履帯緩衝装置本体21の後方に、進行方向と直交する方向に板材よりなる隔壁3fが溶接されていて、この隔壁3fに、回り止め手段27の嵌合部27aより僅かに大きい角孔状の取り付け孔27bが形成されており、この取り付け孔27bに嵌合部27aを嵌合することにより、グリースシリンダ21aが回転しないように係止すると同時に、連結杆21cを介して履帯緩衝装置本体21の後端がサイドフレーム3bの隔壁3fに支持されている。
なお図5中3gは、サイドフレーム3bの側面に開口された作業孔である。
次に前記構成された建設機械の履帯緩衝装置の作用を説明する。
サイドフレーム3bの前部にアイドラ4を取り付けるに当たっては、まず履帯緩衝装置本体21を図6に示す状態に組み立てたら、サイドフレーム3bの前方より履帯緩衝装置本体21のばね受け部材24側をサイドフレーム3b内へ挿入するが、このときサイドフレーム3bの隔壁3fに開口された回り止め手段27の取り付け孔27bと、ばね受け部材24の後面に突設された嵌合部27aの位相を一致させた状態で、履帯緩衝装置本体21が回転しないように図示しない治具により履帯緩衝装置本体21の回り止めを行う。
次にこの状態でサイドフレーム3b内へ履帯緩衝装置本体21を挿入して、回り止め手段27の嵌合部27aを、図5に示すように隔壁3fの取り付け孔27bに嵌合したら、アイドラ4を支承したヨーク20の軸受け20aをガイドレール3cの前端側へ嵌挿し、この状態でヨーク20を後方へスライドさせて、ヨーク20の後端面に形成された凹部20bに、作動杆21bの先端に取り付けられた接合部材22のテーパ状突部20aを嵌合することにより、サイドフレーム3bの前部に、履帯緩衝装置本体21とアイドラ4を図3に示すように組み付ける。
次にサイドフレーム3bに走行モータ5やスプロケット6、転輪8等を組み付けたら、アイドラ4とスプロケット6の間に無端状の履帯7を捲装した後、履帯7の張り調整を行う。
履帯7の張り調整は、サイドフレーム3bの作業孔3gより挿入したグリースガンを、履帯緩衝装置本体21のグリース注入口23に接続して行うが、履帯緩衝装置本体21をサイドフレーム3bに装着する際、予めグリース注入口23の先端がサイドフレーム3bの外側へ向くように履帯緩衝装置本体21がサイドフレーム3bに組み付けられていることから、グリース注入口23の向きを調整せずにグリースシリンダ21aの作動室21fへグリースを注入することができるようになり、これによって履帯7の張り作業が短時間で能率よく行える。
一方建設機械の稼働中履帯7に衝撃力が前方より加わると、コイルばねよりなる付勢手段26が収縮して衝撃力を緩和するため、過大な衝撃力により履帯7が損傷を受けることが少なくないと共に、長期間稼働していると、履帯7に伸びや摩耗が発生して、履帯7の張力が低下することがある。
このような場合、作業前の点検時やメンテナンス時に、作業孔3gより挿入したグリースガンをグリース注入口23に接続して、グリースシリンダ21aの作動室21f内へグリースを充填するが、連結杆21cの後端の後端側を支承するばね受け部材24とサイドフレーム3bの隔壁3fの間に回り止め手段27が設けられていて、建設機械の稼働中発生する振動等によりグリースシリンダ21aが回転することがないために、グリース注入口23の先端は常にサイドフレーム3bの外側へ向いている。
これによってグリース注入口23にグリースガンを接続してグリースを注入する作業が短時間で行えるため、作業前の点検時やメンテナンス時の作業能率が向上する。
また履帯7の張力を弱くしたり、グリースシリンダ21a内のグリースを新しいものに交換する場合は、グリース注入口23を工具で緩めて作動室21f内のグリースを排出するが、グリース注入口23に工具をかけてグリース注入口23を回転する際、回り止め手段27が回転反力を受けて連結杆21cが共回りするのを防止するため、グリース注入口23を緩めたり、締め付ける作業が枕木等を使用せずに行えるようになり、これによって履帯7の張力を弱くしたり、グリースを交換する等のメンテナンス作業が短時間で能率よく行えるようになる。
なお前記実施の形態では、回り止め手段27の嵌合部27aを4角形状にしたが、履帯緩衝装置本体21の回り止めとして機能するものであれば、2面幅でも、3角形や5角形等であっても勿論よい。
本発明の実施の形態になる履帯緩衝装置を採用した建設機械を示す側面図である。 本発明の実施の形態になる履帯緩衝装置を採用した建設機械のトラックフレームを示す一部切欠平面図である。 本発明の実施の形態になる履帯緩衝装置を採用した建設機械のトラックフレームを示す一部切欠側面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態になる建設機械の履帯緩衝装置の回り止め手段付近を示す斜視図である。 本発明の実施の形態になる建設機械の履帯緩衝装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 走行体
3b サイドフレーム
3f 隔壁
4 アイドラ
6 スプロケット
7 履帯
20 ヨーク
21a グリースシリンダ
21b 作動杆
21c 連結杆
21f 作動室
23 グリース注入口
24 ばね受け部材
26 付勢手段
27 回り止め手段
27a 嵌合部
27b 取り付け孔

Claims (3)

  1. サイドフレームの前後に設けられたアイドラとスプロケットに捲装された無端状の履帯を回転させて走行する走行体と、前記サイドフレームの前部に前後摺動自在に設けられ、かつ前記アイドラが回転自在に支承されたヨークと、前記ヨークと前記サイドフレームの間に介在され、かつグリース注入口より作動室内に注入したグリースにより前記履帯の張力を調整するグリースシリンダと、前記ヨークを介して前記アイドラを前方へ付勢する付勢手段とを備えた建設機械の履帯緩衝装置であって、前記グリースシリンダの支持部と前記サイドフレームの間に、前記グリースシリンダの回転を防止する回り止め手段を設けたことを特徴とする建設機械の履帯緩衝装置。
  2. 前記回り止め手段を、前記グリースシリンダより後方へ突出された連結杆の後端側を摺動自在に支承するばね受け部材に形成された多角形状の嵌合部と、前記サイドフレームに形成され、かつ前記嵌合部を嵌合する多角形状の取り付け孔とから構成すると共に、前記連結杆の後端面に、先端部が前記サイドフレームの外側を向くように前記グリース注入口を設けてなる請求項1に記載の建設機械の履帯緩衝装置。
  3. サイドフレームの前後に設けられたアイドラとスプロケットに捲装された無端状の履帯を回転させて走行する走行体と、前記サイドフレームの前部に前後摺動自在に設けられ、前記アイドラが回転自在に支承されたヨークと、前部に突設された作動杆の先端が前記ヨークの後面に当接され、また後部に突設された連結杆の後端側がばね受け部材を介して摺動自在に前記サイドフレームに支持されていると共に、前記連結杆の後端面に設けられたグリース注入口より作動室内にグリースを注入することにより、前記履帯の張力を調整するグリースシリンダと、前記グリースシリンダの外周部に設けられ、かつ前記ヨークを介して前記アイドラを前記サイドフレームの前方へ付勢することにより、前記履帯を緊張すると同時に、前記履帯に作用する衝撃を緩和する付勢手段とを備えた建設機械の履帯緩衝装置であって、前記ばね受け部材に形成された多角形状の嵌合部と、前記サイドフレームに設けられた隔壁に形成され、かつ前記嵌合部を嵌合する多角形状の取り付け孔とにより前記グリースシリンダの回転を防止する回り止め手段を構成すると共に、前記連結杆の後端面に、先端部が前記サイドフレームの外側を向くように前記グリース注入口を取り付けたことを特徴とする建設機械の履帯緩衝装置。

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