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JP2006518881A5 - - Google Patents

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電気泳動ディスプレイおよびその製造方法
本発明は、マイクロカップから作製されるディスプレイセルを含んで成る電気泳動ディスプレイおよび半完成(または半仕上げ)ディスプレイパネル、ならびにトップシーリング技術を対象とする。ディスプレイセルを分割する仕切壁は不透明であってよい。ディスプレイセルを分割する仕切壁の上面は、染料または色素によって着色されていてもよく、好ましくは黒くされていてもよい。別法では、トップシールされたセルは、仕切壁に位置合わせされたブラックパターンを有するブラックマトリクス層によって覆われていてよい。
電気泳動ディスプレイは、溶媒中に懸濁している帯電色素粒子の電気泳動現象に基づく非発光デバイスである。これは1969年に初めて提案された。このディスプレイは通常、互いに対向し、スペーサーで離間して配置された電極を有する2つのプレートを含んで成る。一方の電極は通常、透明である。着色された(またはカラーの)溶媒および帯電色素粒子で構成される懸濁物が2つのプレート間に封入される。2つの電極間に電圧差が付与されると色素粒子は一方側に移動し、そして、電圧差の極性によって色素の色または溶媒の色のいずれかを見ることができる。
粒子の望ましくない運動、例えば沈降を防止するために、空間をより小さなセルに分割するための仕切(パーテション)を2つの電極間に設けることが提案された。しかしながら、仕切型電気泳動ディスプレイの場合、仕切りの形成および懸濁物の封入プロセスは困難を伴うものであった。更に、仕切型電気泳動ディスプレイにおいて、異なる色の懸濁物を互いに分離した状態に保つことも困難であった。
その後、懸濁物をマイクロカプセルに封入するという試みがなされた。米国特許第5,961,804号および同第5,930,026号にはマイクロカプセル化電気泳動ディスプレイが記載されている。このマイクロカプセルベースのディスプレイは、誘電性溶媒およびこれと視覚的に対照を為す帯電色素粒子の懸濁物の電気泳動組成物をそれぞれが有するマイクロカプセルの実質的に2次元的なアレンジメント(または配置)を有する。マイクロカプセルは界面重合、イン・シトゥー重合または他の既知の方法(例えば物理的プロセス、液中(in-liquid)硬化またはシンプル/コンプレックス・コアセルベーションなど)で形成することができる。マイクロカプセルは形成後、2つの離間した電極を収容するセル内に注入され、あるいは透明導体フィルム上に「印刷」またはコートされてよい。また、マイクロカプセルは2つの電極間に挟持される透明マトリックスまたはバインダー内に固定化されていてもよい。
電気泳動ディスプレイ、特に米国特許第5,930,026号、同第5,961,804号および同第6,017,584号に開示されるような方法によって作製される電気泳動ディスプレイには多くの難点がある。例えば、マイクロカプセル化法によって作製した電気泳動ディスプレイは、マイクロカプセルの壁の化学的性質のために環境の変化に対して敏感(特に湿気および温度に対して敏感)である。第2に、マイクロカプセルに基づく電気泳動ディスプレイは、マイクロカプセルの壁が薄く、粒子寸法が大きいために引掻抵抗に乏しい。ディスプレイの取扱いをよくするため、大量のポリマーマトリックスにマイクロカプセルを埋め込むと、2つの電極間の距離が大きくなるために応答時間が遅くなり、また色素粒子の充填量(またはペイロード)が小さくなるためにコントラスト比が小さくなる。また、帯電制御剤がマイクロカプセル化プロセスの間に水/油界面に拡散する傾向にあるので、色素粒子の表面電荷密度を増加させることも困難である。マイクロカプセル中の色素粒子の電荷密度またはゼータ電位が小さいことも、応答速度が遅くなる要因である。更に、マイクロカプセルの粒子寸法が大きく、寸法分布が広いために、このタイプの電気泳動ディスプレイは色を適用する場合のアドレス可能性(addressability:アドレッサビリティ)および解像度に乏しい。
発明の要旨
本発明の1つの要旨は、適切に規定された形状、サイズおよびアスペクト比を有する、充填且つトップシールされたディスプレイセルのアレイを指向したものである。セルは、誘電性溶媒または溶媒混合物に分散された帯電粒子を含んで成る電気泳動流体で充填され、高分子シーリング層で個々にトップシールされている。用語「トップシール」は、第1基板(もしくは基材)または電極層に構成されたディスプレイセルにディスプレイ流体を充填してトップシール(または封止)するシーリング方法を言わんとするものである。ディスプレイのアセンブルに一般的に用いられるエッジシーリング方法では、セルにディスプレイ流体を封入してエッジシールするために、2つの基板または電極層およびエッジシール接着剤が必要とされる。これに対して、トップシーリング方法では、第2基板または電極層をディスプレイセル上に配置する前に、ディスプレイ流体を封入してトップシールする。高分子シーリング層は、熱硬化物、熱可塑性物またはこれらの前駆体を含んで成る組成物から好ましくは形成されている。
本発明の別の要旨は、2つの導体層間または1つの導体層と1つの基板層との間に挟持(sandwich)された、充填且つトップシールされたセルのアレイを含んで成る電気泳動ディスプレイを指向したものである。
本発明の更なる要旨は、リリースライナー(または剥離ライナー)等の一時基板(temporary substrate)と導体層との間、一時基板と永久基板(permanent substrate)層との間または2つの一時基板の間に挟持された、充填且つトップシールされたセルのアレイを含んで成る、半完成(または半仕上げ:semi-finished)ディスプレイパネルを指向したものである。
電気泳動ディスプレイでは、第2導体または基板層をディスプレイ上にアセンブルする前に、ディスプレイセルをトップシールする。半完成ディスプレイパネルでは、第2一時基板、導体層または永久基板層をディスプレイ上にアセンブルする前に、ディスプレイセルをトップシールする。
本発明の更なる要旨は、電気泳動ディスプレイの新規な製造方法に関する。
本発明の更なる要旨は、半完成ディスプレイパネルの新規な製造方法を指向したものである。
本発明の更なる要旨は、半完成ディスプレイパネルを電気泳動ディスプレイに変える方法を指向したものである。
本発明の更なる要旨は、適切に規定された形状、サイズおよびアスペクト比を有するディスプレイセルの作製に関する。セルは、誘電性溶媒または溶媒混合物に分散された帯電色素粒子の懸濁物を封入しており、本発明により製造されたマイクロカップから形成される。手短に言えば、マイクロカップの製造方法は、基板層または導体フィルムにコートされた熱可塑性物または熱硬化物の前駆体層を、予めパターン形成された雄型によってエンボス加工すること、続いて、熱可塑性物または熱硬化物の前駆体層を放射、冷却、溶媒蒸発もしくは他の方法によって硬化する間または後で雄型をリリースすることを含む。別法では、マイクロカップを、放射線硬化性層でコートされた基板層または導体フィルムを画像露光し、続いて露光領域が硬化した後に非露光(または未露光)領域を除去することによって形成することができる。
広範な寸法、形状および開口比を有する溶媒耐性で熱機械的に安定なマイクロカップを上述の方法のいずれかによって製造できる。次いで、マイクロカップを、誘電性溶媒または溶媒混合物中の帯電色素粒子の懸濁物で充填し、トップシールする。
本発明の更なる要旨は、誘電性溶媒または溶媒混合物中の帯電色素粒子の分散物を含む電気泳動流体で充填されたマイクロカップのトップシーリングに関する。トップシーリングを、様々な方法によって達成することができる。好ましい一態様では、熱可塑性物、熱硬化物またはこれらの前駆体を含んで成るトップシーリング組成物を、充填工程の前に電気泳動流体に分散させることを含む、ワンパス方法によって達成する。トップシーリング組成物は誘電性溶媒に非相溶性であり、電気泳動流体の比重よりも低い比重を有する。充填の後に、トップシーリング組成物は電気泳動流体から相分離し、流体の上部に浮遊層を形成する。次いで、トップシーリング層を、溶媒蒸発、界面反応、湿気、熱または放射線によって硬化することにより、マイクロカップのトップシーリングを簡便に達成する。シーリング層の硬化にはUV放射が好ましい方法であるが、シーリングのスループットの向上のために、上述の硬化メカニズムの2つまたはそれより多くの組み合わせを用いてよい。
別の態様において、熱可塑性物、熱硬化物またはこれらの前駆体を含んで成るトップシーリング組成物を電気泳動流体にオーバーコートすることを含むツーパス方法によって、トップシーリングを達成することができる。この場合のトップシーリング組成物は、電気泳動流体の比重よりも大きくない比重を有する。その後、溶媒蒸発、界面重合、湿気、熱、放射線または硬化メカニズムの組み合わせによってトップシーリング組成物を硬化することにより、トップシーリングを達成する。これらのトップシーリング方法は、特に本発明の独自の特徴である。ディスプレイ性能を向上させるために、例えば、界面活性剤、レベリング剤、フィラー、バインダー、粘度調整剤(希釈剤もしくは増粘剤)、共溶媒または抗酸化剤等の添加剤をシーリング組成物に添加してもよい。特にディスプレイを対向側から見るとき、染料または色素(もしくは顔料)をトップシーリング層に添加してもよい。
本発明の更なる要旨は、モノクロ電気泳動ディスプレイの複数工程の製造方法に関する。処理工程は、上述のいずれかの方法によるマイクロカップの製造、マイクロカップの充填およびトップシーリング、そして、最後に、トップシールされたマイクロカップのアレイの、第2導体または基板層、オプションとしての接着剤とのアセンブルを含む。
本発明の更なる要旨は、予め形成されたマイクロカップにポジとして作用する(ポジ型)フォトレジスト層をラミネートまたはコートすること、ポジ型フォトレジストを画像露光することにより所定数のマイクロカップを選択的に開口すること、続いてレジストを現像すること、開口されたマイクロカップを着色された電気泳動流体で充填すること、および充填されたマイクロカップを本発明のトップシーリング方法の1つによりトップシールすることによって、フルカラー電気泳動ディスプレイを製造する方法に関する。異なる色の電気泳動流体で充填され、トップシールされたマイクロカップを作製するために、これらの工程を繰り返してもよい。充填かつトップシールされたマイクロカップに、第2導体または基板層を、オプションとしての接着層と共に最後に配置する。
モノクロまたはマルチカラーディスプレイのいずれかの製造方法において、第2導体または基板層の付加を、ラミネーション、コーティング、印刷、蒸着、スパッタリングまたはこれらの組み合わせによって達成することができる。完成パネルの光学又は物理機械特性を更に向上させるために、トップシールされたマイクロカップまたは第2導体層にカラーフィルター層または保護被覆剤(粒子状のフィラーを含んで成る防眩(antiglare)保護被覆剤等)を適用してよい。
開示するようなこれらの複数工程のプロセスを、ウェブにおいてロールからロールへと連続または半連続的に実施することができる。マイクロカップ構造により、フォーマットに対して融通がきき、効率的なロール・トゥー・ロール連続製法が現実に可能となる。これらの方法は、典型的なディスプレイ製造方法と比較して、非常にコスト効率が良い。
本発明の電気泳動ディスプレイ(EPD)の1つの利点は、マイクロカップ壁が事実上、上部および底部基板を所定の距離だけ離して維持するビルトイン(または組込み)スペーサーとなっていることである。このタイプのディスプレイの機械特性および構造的一体性は、スペーサー粒子を用いて製造したものを含む従来既知のいかなるディスプレイよりも極めて優れている。加えて、マイクロカップを含むディスプレイは、ディスプレイが曲げられ、丸められ、あるいは例えばタッチスクリーンに適用した場合などの圧縮圧力下にある場合における信頼性の高いディスプレイ性能を含む望ましい機械特性を有する。また、ディスプレイパネルの寸法を予め決定し、ディスプレイ流体を所定の領域内に制限していたエッジシール接着剤は、マイクロカップ技術を使用することにより不要となる。エッジシーリング接着剤により製造される従来のディスプレイ内のディスプレイ流体は、ディスプレイが何らかにより切断され、またはディスプレイに穴が開いたときには完全に漏れ出てしまう。損傷したディスプレイは最早機能しない。これに対してマイクロカップおよびトップシーリング技術により製造されるディスプレイ内のディスプレイ流体は各セル内に封入され、隔離されている。このマイクロカップディスプレイは、アクティブ領域にあるディスプレイ流体を失うことによりディスプレイ性能が損なわれるという危険性なしに、ほぼあらゆる大きさに切断できる。換言すれば、このマイクロカップ構造によりフォーマットに対して融通のきくディスプレイの製造方法が実現され、この方法では、任意の所望の寸法に切断できる大面積シートフォーマットでディスプレイを連続生産できる。マイクロカップ構造なしには、隣接する領域内の流体が相互に混合することまたは動作中にクロストークが生じることを防止するのは極めて困難であろう。
隔離されたマイクロカップまたはセル構造は、例えば色およびスイッチング速度などの所定の特性が異なる流体をセルに充填する場合に特に重要である。マイクロカップ構造およびトップシーリングプロセスなしには、隣接する領域内の流体が相互に混合することまたは動作中にクロストークが生じることを防止するのは極めて困難であろう。結果として、本発明の双安定の反射型ディスプレイは、優れたカラーアドレッサビリティ(color addressability)およびスイッチング性能も有する。
本発明の更なる要旨において、マイクロカップを分割する仕切壁は不透明であってよい。
本発明の更なる別の要旨において、ディスプレイセルを分割する仕切壁の上面は、染料または色素によって着色され、好ましくは黒くされていてよい。
本発明の更なる別の要旨において、トップシールされたセルは、仕切壁に位置合わせ(register)されたブラックパターンを有するブラックマトリクスで覆われていてよい。
本発明に従って製造される電気泳動ディスプレイは、環境の変化に対して敏感でなく、特に、湿気および温度に対して敏感でない。ディスプレイは、薄く、フレキシブルであり、耐久性があり、扱いやすく、そしてフォーマットに対して融通がきく。従って、従来技術の方法で製造された電気泳動ディスプレイの欠点は全て排除される。
発明の詳細な説明
定義
本明細書において別途定義されない限り、全ての技術的な用語は、当業者が一般的に使用および理解しているように、常套の定義に従って本明細書において使用する。
用語「マイクロカップ(microcup)」は、マイクロエンボス加工または画像露光(またはイメージ通りに露光:imagewise expose)により形成されるカップ状の窪み(または凹部、indentation)である。
用語「セル」は、本発明に関連して、シールされたマイクロカップから形成される単一のユニットを意味することを意図する。セルには、溶媒または溶媒混合物中で分散する帯電色素粒子が充填されている。
用語「適切に規定された(well-defined)」は、マイクロカップまたはセルについて記載する場合、マイクロカップまたはセルが、製造プロセスの特定のパラメーターに基づいて予め決められる明確な形状、寸法およびアスペクト比を有することを意味することを意図する。
用語「アスペクト比」は、電気泳動ディスプレイの分野では一般的に知られた用語である。本願においては、マイクロカップの長さまたは幅に対する深さの比である。
用語「トップシーリング(または上面シーリング)(top-sealing)」は、第1基板(もしくは基材)または電極層に構成されたディスプレイセルにディスプレイ流体を充填して上面をシール(または封止)するシーリング方法を言わんとするものである。常套のエッジシール方法では、セルにディスプレイ流体を封入してエッジシールするために、2つの基板または電極層およびエッジシール接着剤が必要とされる。これに対して、トップシーリング方法では、第2基板または電極層をディスプレイセル上に配置する前に、ディスプレイ流体を封入してトップシールする。
好ましい態様
図1に示すように、本発明の電気泳動ディスプレイは、2つの電極層(10、11)(これらのうち1つは透明である(10))、および2つの電極の間に封入された適切に規定されたセルの層(12)を含んで成る。セルは、着色された誘電性溶媒に分散された帯電色素粒子が充填されており、高分子シーリング層(13)によって個々にトップシールされている。2つの電極間に電圧差を付与すると、帯電色素粒子が片側に移動し、色素の色または溶媒の色のいずれかが透明導体フィルムを通して見られる。2つの電極層のうち少なくとも1つはパターン形成されている。インプレーンスイッチングの場合には、2つの電極層のうち1つを断熱基材層に置き換えることができる。このような電気泳動ディスプレイの製造方法は、多くの態様を含む。
I.マイクロカップの製造
I(a)エンボス加工によるマイクロカップの製造
このプロセス工程を図2aおよび2bに示す。雄型(20)は、ウェブ(24)の上(図2a)または下(図2b)のいずれに置いてもよい。ガラスプレートまたはプラスチック基板に透明導体フィルム(21)を形成することにより、透明導体基板を構成する。次いで、熱可塑性物、熱硬化物またはこれらの前駆体(22)を含んで成る組成物を導体フィルムにコートする。ローラ、プレートまたはベルト形態の雄型によって、熱可塑性物または熱硬化物の前駆体層をそのガラス転移温度よりも高い温度でエンボス加工する。
マイクロカップ製造用の熱可塑性物または熱硬化物の前駆体は、多官能性アクリレートまたはメタクリレート、ビニルエーテル、エポキシドおよびこれらのオリゴマーまたはポリマー等であってよい。多官能性アクリレートおよびそのオリゴマーが最も好ましい。多官能性エポキシドと多官能性アクリレートとの組み合わせも、所望の物理機械特性を得るのに非常に有用である。エンボス加工したマイクロカップの耐屈曲性を向上させるために、可撓性を付与する架橋可能オリゴマー、例えばウレタンアクリレートまたはポリエステルアクリレートを通常加える。この組成物はポリマー、オリゴマー、モノマーおよび添加剤、またはオリゴマー、モノマーおよび添加剤のみを含んでよい。この種の材料のガラス転移温度(またはTg)は、通常、約−70℃〜約150℃、好ましくは約−20℃〜約50℃の範囲にある。マイクロエンボス加工プロセスは、典型的にはTgより高い温度で実施する。加熱された雄型または型を押し付ける加熱されたハウジング基材を用いて、マイクロエンボス加工の温度および圧力を制御することができる。
図2aおよび2bに示すように、前駆体層の硬化の間または後で型をリリース(または解放)して、マイクロカップアレイ(23)を顕在化させる。前駆体層の硬化は、冷却、溶媒蒸発、放射線、熱または湿気による架橋によって達成することができる。熱可塑性物または熱硬化物の前駆体の硬化をUV放射によって達成するとき、2つの図に示すように、ウェブの底部または上部から透明導体フィルムにUVを放射してよい。別法では、UVランプを型の内部に置いてもよい。この場合では、予めパターン形成された雄型を介して熱可塑性物または熱硬化物の前駆体層にUV光を放射させるために、型は透明である必要がある。
雄型の製造
雄型を、フォトレジストプロセスおよびその後のエッチングまたは電鋳によって製造することができる。雄型の製造の代表例を図3に示す。電鋳により(図3a)、ガラス基板(30)にクロムインコネル等のシードメタルの薄層(31)(典型的には3000Å)をスパッタする。次いで、フォトレジスト層(32)をコートして、UVに曝露する。UVとフォトレジスト層との間にマスク(34)を置く。フォトレジストの露光領域は硬化状態となる。次いで、未露光領域を、適当な溶媒を用いて洗浄することにより除去する。残りの硬化されたフォトレジストを乾燥させ、シードメタルの薄層を再びスパッタする。このようにして、電鋳用のマスター(図3b)の準備が完了する。電鋳に用いられる典型的な材料は、ニッケルコバルト(33)である。別法では、マスターを、「コンティニュアス・マニュファクチャリング・オブ・シン・カバー・シート・オプティカル・メディア(Continuous manufacturing of thin cover sheet optical media)」(SPIE Proc.)第1663巻、第324頁(1992年)に記載されているように無電解ニッケル付着またはニッケルスルファメート電鋳によりニッケルから形成してよい。型(図3d)のフロアは、典型的には約50〜400ミクロンの厚さである。マスターは、e(電子)−ビーム・ライティング、ドライ・エッチング、ケミカル・エッチング、レーザー・ライティングまたはレーザー干渉(laser interference)(例えば「リプリケーション・テクニクス・フォー・マイクロ−オプティックス(Replication techniques for micro-optics)」(SPIE Proc.)第3099巻、第76〜82頁(1997年)に記載されているようなもの)を含む他のマイクロエンジニアリング技術を用いて形成することもできる。別法では、マスターの製造に、ポジとして作用する(ポジ型)フォトレジストを用いることができる。更なる別法では、プラスチック、セラミックまたは金属を用いてフォトマシニングによって型を製造することができる。
図4aは、マイクロエンボス加工によって製造された典型的なマイクロカップの三次元光学プロフィロメトリーである。図4bは、マイクロカップの開口部を示す光学顕微鏡図(上面図)である。図4cは、マイクロカップの深さを示す、一列のマイクロカップの垂直断面図の光学プロフィロメトリーである。
I(b)画像露光によるマイクロカップの製造
別法では、導体フィルム(52)または基板層(53)にコートされた放射線硬化性材料(51)を、マスク(50)を介してUVまたは他の放射線形態に直接画像露光することにより、マイクロカップを製造することができる(図5a)。導体フィルム(52)は、もし存在するならば、基板層(53)上にある。
ロール・トゥー・ロールプロセスでは、フォトマスクはウェブと同期化されてよく、後者(ウェブ)と同じスピードで移動する。図5aのフォトマスク(50)において、濃い四角(dark squares)(54)は、不透明な領域を表し、濃い四角の間のスペース(55)は、開口領域を表す。UVが開口領域(55)を介して放射線硬化性材料上に放射される。露光領域は硬化され、次いで、非露光領域(マスクの不透明領域で保護されている)を適当な溶媒または現像液によって除去し、マイクロカップ(56)を形成する。溶媒または現像液は、放射線硬化性材料を溶解または粘度低下させるために一般に用いられるもの(例えば、メチルエチルケトン、トルエン、アセトン、イソプロパノール等)から選択する。
図5bおよび5cは、画像露光によるマイクロカップの製造に関する、他の2つのオプションを示す。これら2つの図の特徴は、図5aに示すものと本質的に同じであり、対応する部分も同一の番号がつけられている。図5bにおいて、用いられる導体フィルム(52)は不透明かつ予めパターン形成されている。この場合では、フォトマスクとして機能する導体パターンを介して放射線感応性材料を画像露光するのが有利であり得る。次いで、UV放射後に非露光領域を除去することによってマイクロカップ(56)を形成することができる。図5cでは、導体フィルム(52)もまた、不透明かつラインパターン形成されている。放射線硬化性材料を、第1フォトマスクとして機能する導体ラインパターン(52)を介して底部から露光する。第2露光を、導体ラインに対して垂直のラインパターンを有する第2フォトマスク(50)を介して別の側から行う。次いで、溶媒または現像液によって非露光領域を除去し、マイクロカップ(56)を顕在化させる。
一般に、マクロカップはいずれの形状を有してもよく、その寸法および形状は様々であり得る。マイクロカップは、1つのシステムにおいて、実質的に均一な寸法および形状を有し得る。しかしながら、視覚効果を最大にするために、異なる形状および寸法が混在するマイクロカップを製造してもよい。例えば、赤色の分散物で充填されたマイクロカップは、緑のマイクロカップまたは青のマイクロカップと異なる形状または寸法を有してもよい。更に、ピクセルは、異なる色の異なる数のマイクロカップから成ってよい。例えば、ピクセルは、いくつかの緑の小さなマイクロカップ、いくつかの赤の大きなマイクロカップおよびいくつかの青の小さなマイクロカップから成ってよい。3つの色について、同一の形状および数とする必要はない。
マイクロカップの開口部は、円形、正方形、長方形、六角形または他のいずれの形であってもよい。所望の機械特性を維持しながらも高い彩度およびコントラストを得るために、開口部の間の仕切領域を小さく維持するのが好ましい。従って、例えば、円形開口部よりもハニカム形の開口部が好ましい。
反射型電気泳動ディスプレイでは、個々それぞれのマイクロカップの寸法は、約10〜約5x10μm、好ましくは約10〜約5x10μmの範囲内であってよい。マイクロカップの深さは、約3〜約100ミクロンの範囲、好ましくは約10〜50ミクロンの範囲内である。全面積に対する開口部の面積の比は、約0.05〜約0.95、好ましくは約0.4〜約0.9の範囲内にある。開口部の幅は、開口部のエッジからエッジまで通常は約15〜約450ミクロンの範囲内、好ましくは約25〜約300ミクロンの範囲内である。
I(c) 不透明な仕切壁
一態様において、マイクロカップの仕切壁は好ましくは不透明である(白色不透明または灰色不透明)。このオプションは、マルチカラーおよびフルカラーのディスプレイに特に有用である。図9Aおよび9Bは、透明または不透明な仕切壁をそれぞれ有するマイクロカップの簡単な断面図をそれぞれ示す。図9Aは、2つのマイクロカップに分割する透明な仕切壁を通して、1つのマイクロカップ内の電気泳動組成物を、隣接するマイクロカップの上から見ることができることを示す。このような場合では、隣接する2つのセルが異なる色を有するとき、観察者は1色より多くの色を知覚することができ、結果としてカラーシフトまたはパララックス(ダブルイメージ)をもたらす。図9Bに示すように仕切壁が不透明であると、この現象を避けることができる。不透明な仕切壁は、エアポケットを導入することによって、あるいは上述のマイクロカップの形成のための放射線硬化性材料に、フィラー材料(例えば、シリカ、ZnO、TiO、BaSO、CaCOまたはポリマー粒子、好ましくはシリカまたはポリマー粒子)を約1−約20重量%の量、好ましくは約2−約10重量%の量で加えることによって得ることができる。
マイクロカップを形成する放射線硬化性材料中の染料または色素によっても、仕切壁を着色することができる。放射線硬化性組成物に用いられるフィラー、染料または色素は、マイクロカップ形成プロセスの間、組成物の重合または架橋の邪魔をしてはならない。放射線硬化によるマイクロカップの形成において、フィラー、染料または色素の最大濃度は、組成物の吸光度(または光学密度:optical density)および組成物の硬化に用いる放射線のタイプに依存する。マイクロカップの形成および離型を容易にするために、得られる放射線硬化性組成物は、マイクロカップの物理機械特性および底部基板への接着を確実にするのに十分な光または放射線をマイクロカップの底部に到達させ得る必要がある。
不透明な仕切壁を製造するために、潜在性光散乱材料を用いてもよい。該潜在性材料は、マイクロカップ形成工程の間または後で、例えば、エアポケット(もしくは空洞部分)または分散ポリマー層等の光散乱中心を生成することができる。例えば、放射線硬化性組成物に対してわずかに相溶性であるが、硬化したマイクロカップには非相溶性であるフィラー材料を、放射線硬化性組成物に添加してよい。放射線への曝露の際、フィラー材料は相分離し、硬化したマイクロカップ構造体内に、離散した光散乱ドメインを形成する。同様にして、放射線硬化性マイクロカップ組成物に、熱的または光化学的なトリガーによるガス放出材料(G.J.Sabongi、ケミカル・トリガリング・リアクションズ・オブ・ポテンシャリー・ユーティリティ・イン・インダストリアル・プロセシーズ(Chemical Triggering, Reactions of Potentially Utility in Industrial Processes)、Plenum Press, (1987)に記載されているようなもの)を混合することによって、マイクロカップ形成工程の間または後でエアポケットを形成することができる。ガス放出反応の例として、カルボン酸、二環式のラクトンもしくは複素環化合物からのCO;ケトンもしくは二環式の付加化合物からのCO;スルホン、スルホニルオキシ化合物もしくは複素環化合物(特に3員環および5員環の複素環化合物)からのSOおよびSO;アゾアルカン、アジド、ジアゾメタン、N−ニトロソ化合物、ジアゾ、トリアゾもしくはテトラアゾ複素環化合物からのN;キサンテートからのCOS;またはエンドペルオキシドからのOが挙げられる。エアポケットを、フェノール、トロポロン、ピリジン、ピラジン、ピロールまたはこれらのハロゲン化誘導体の、超音波トリガーによるガス放出反応によって形成することもできる。
一態様において、図9Cに示すように、電気泳動組成物中の誘電性溶媒の色に適合するように、仕切壁(91)の内面(90)を着色することができる。このシナリオにおいて、2つの隣接する電気泳動セルが異なる色を有すると、仕切壁の2つの側面は2つの異なる色を有し得る。例えば、図9CにおいてセルAが赤の電気泳動組成物で充填されているのに対して、隣接するセルBが緑の電気泳動組成物で充填されていると、赤のセルに面している仕切壁の1の側面(90a)は赤色を有し得、緑のセルに面しているもう1つの側面(90b)は緑色を有し得る。同時係属の米国特許出願第09/879408号(2001年6月11日出願、この内容は参照することにより本明細書に組み込まれる)に開示されている方法によってカラーディスプレイを形成する選択的な充填/シーリング工程の前に、例えば、染料または色素溶液/分散物を、選択したマイクロカップに染み込ませることによって、仕切壁の異なる側面を順次着色させてよい。
不透明な仕切壁のフィーチャ(特徴)は、2つの電極層間または1つの電極層と1つの永久基板層との間もしくは1つの電極層と1つの一時基板層との間に挟持されるディスプレイパネルに適用可能である。
II.懸濁物/分散物の調製
マイクロカップには、誘電性溶媒中に分散させた帯電色素粒子が充填されている。この分散物は周知の方法(例えば米国特許第6,017,584号、第5,914,806号、第5,573,711号、第5,403,518号、第5,380,362号、第4,680,103号、第4,285,801号、第4,093,534号、第4,071,430号および第3,668,106号、また、アイ・イー・イー・イー・トランス・エレクトロン・デバイシィーズ(IEEE Trans. Electron Devices)、ED−24、827頁(1977年)およびジャーナル・オブ・アプライド・フィジックス(J. Appl. Phys.)49(9)、4820頁(1978年))に基づいて調製できる。帯電色素粒子は、それが中で懸濁する媒体と視覚的にコントラストを為す。その媒体は、粒子の大きい移動性のためには、好ましくは低い粘度および約1〜約30、好ましくは約1.5〜約15の範囲にある誘電率を有する誘電性溶媒である。適当な誘電性溶媒の例には以下のものが含まれる:炭化水素、例えばデカヒドロナフタレン(デカリン(DECALIN))、5−エチリデン−2−ノルボルネン、脂肪油、パラフィン油、芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン、フェニルキシリルエタン、ドデシルベンゼンおよびアルキルナフタレン、ハロゲン化溶媒、例えばパーフルオロデカリン、パーフルオロトルエン、パーフルオロキシレン、ジクロロベンゾトリフルオライド、3,4,5−トリクロロベンゾトリフルオライド、クロロペンタフルオロ−ベンゼン、ジクロロノナン、ペンタクロロベンゼンならびにパーフルオロ溶媒、例えばFC−43(商標)、FC−70(商標)およびFC−5060(商標)(3M社(ミネソタ州セントポール)製)、低分子量のハロゲン含有ポリマー、例えばポリ(パーフルオロプロピレンオキサイド)(ティシーアイ・アメリカ(TCI America、オレゴン州ポートランド)製)、ポリ(クロロトリフルオロエチレン)、例えばハロカーボン・オイルズ(Halocarbon Oils)(ハロカーボン・プロダクト社(ニュージャージー州リバーエッジ)製)、パーフルオロポリアルキルエーテル、例えばガーデン(Galden、商標)(オーシモント(Ausimont)製)またはクライトックス(Krytox、商標)・オイル(Oils)およびグリーシーズK−フルイッド・シリーズ(Greases K-Fluid Series)(デュポン(デラウェア州)製)。1つの好ましい態様では、ポリ(クロロトリフルオロエチレン)を誘電性溶媒として使用する。もう1つの好ましい態様では、ポリ(パーフルオロプロピレンオキサイド)を誘電性溶媒として使用する。
TiO粒子等の帯電した主要な(primary:または一次)色素粒子に加え、電気泳動流体を、対照をなす着色料によって着色することができる。対照となる着色料は染料または色素から成り得る。非イオン性アゾ、アントラキノンおよびフタロシアニン染料または色素が特に有用である。有用な染料の他の例には次のものが含まれるが、それらに限定されるものではない:オイル・レッド(Oil Red)EGN、スーダン・レッド(Sudan Red)、スーダン・ブルー(Sudan Blue)、オイル・ブルー(Oil Blue)、マクロレックス・ブルー(Macrolex Blue)、ソルベント・ブルー(Solvent Blue)35、ピラム・スピリット・ブラック(Pylam Spirit Black)およびファスト・スピリット・ブラック(Fast Spirit Black)(ピラム・プロダクツ(Pylam Products)社(アリゾナ州)製)、スーダン・ブラック(Sudan Black)B(アルドリッチ(Aldrich)製)、サーモプラスチック・ブラック(Thermoplastic Black)X−70(バスフ(BASF)製)、アントラキノン・ブルー、アントラキノン・イェロー114、アントラキノン・レッド111および135、およびアントラキノン・グリーン28(アルドリッチ製)。不溶性の色素の場合、媒体の色をもたらす色素粒子を誘電性媒体中に分散させてもよい。これらの色粒子は帯電していないのが好ましい。媒体中で色を生じさせる色素粒子が帯電している場合、帯電色素粒子の電荷と反対の電荷を帯びているのが好ましい。双方の種類の色素粒子が同じ電荷を帯びている場合、これらは、異なる電荷密度または異なる電気泳動移動度を有する必要がある。いずれにせよ、媒体に色を生じさせる染料または色素は、化学的に安定であり、また、懸濁物中の他の成分と適合性(または相溶性)である必要がある。
帯電色素粒子は、有機色素であっても、無機色素であってもよく、例えばTiO、フタロシアニン・ブルー(phthalocyanine blue)、フタロシアニン・グリーン(phthalocyanine green)、ジアリリド・イェロー(diarylide yellow)、ジアリリド(diarylide)AAOTイェロー(Yellow)、およびキナクリドン(quinacridone)、アゾ(azo)、ローダミン(rhodamine)、ペリレン(perylene)色素シリーズ(サン・ケミカル(Sun Chemical)製)、ハンサ・イェロー(Hansa yellow)Gパーティクルズ(particles)(関東化学製)、およびカーボン・ランプブラック(Carbon Lampblack)(フィッシャー(Fisher)製)であってよい。サブミクロンの粒子寸法が好ましい。これらの粒子は、許容できる光学的性質を有する必要があり、誘電性溶媒によって膨潤したり、軟化してはならず、また、化学的に安定である必要がある。得られる懸濁物は、通常の使用条件において、沈降、クリーミングまたは凝集に抗して安定である必要がある。
色素粒子は、元々電荷を示しても、あるいは帯電制御剤を用いて顕在化するように帯電させてもよく、あるいは誘電性溶媒に懸濁させた時に電荷を得てもよい。適当な帯電制御剤は、当該技術分野において周知である;これらは、本来的にポリマー性のものであっても、非ポリマー性のものであってもよく、また、イオン性または非イオン性であってもよく、以下のイオン性界面活性剤が含まれる:エアロゾル(Aerosol)OT、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、金属石鹸、ポリブテンスクシンイミド、無水マレイン酸コポリマー、ビニルピリジンコポリマー、ビニルピロリドンコポリマー(例えばガネックス
(Ganex、商標、インターナショナル・スペシャルティ・プロダクツ(International Specialty Products)製))、(メタ)アクリル酸コポリマー、およびN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートコポリマー。フルオロ界面活性剤は、フルオロカーボン溶媒における帯電制御剤として特に有用である。これらは、FCフルオロ界面活性剤、例えばFC−170C(商標)、FC−171(商標)、FC−176(商標)、FC430(商標)、FC431(商標)およびFC−740(商標)(3M社製)およびゾニル(Zonyl、商標)フルオロ界面活性剤、例えばゾニル(Zonyl、商標)FSA、FSE、FSN、FSN−100、FSO、FSO−100、FSDおよびUR(デュポン製)が挙げられる。
適当な帯電色素分散物は、いずれの周知の方法で製造してもよく、そのような方法には、粉砕(grinding)、摩砕(milling)、摩擦(attriting)、マイクロ流動化(microfluidizing)および超音波を利用する技術が含まれる。例えば、微粉末の形態の色素粒子を懸濁溶媒中に加え、得られる混合物を数時間、ボールミルで粉砕または摩滅させて、非常に凝集した乾燥色素粉末を一次粒子に解砕する。好ましい程度は劣るが、懸濁媒体に色を生じさせる染料または色素をボールミル処理の間、懸濁物に加えてよい。
色素粒子の沈降またはクリーミングは、誘電性溶媒の比重に適合させるように適当なポリマーで粒子をマイクロカプセル化することによって解消できる。色素粒子のマイクロカプセル化は、化学的または物理的に行うことができる。典型的なマイクロカプセル化方法には、界面重合、イン・シトゥー重合、相分離、コアセルベーション、静電コーティング、噴霧乾燥、流動床コーティングおよび溶媒蒸発が含まれる。
黒/白電気泳動ディスプレイの場合、懸濁物は、黒色溶媒中に分散した酸化チタン(TiO)の帯電白色粒子または誘電性溶媒中に分散した帯電黒色粒子を含んで成る。黒色染料または染料混合物、例えばピラム(商標)・スピリット・ブラックおよびファスト・スピリット・ブラック(ピラム・プロダクツ社(アリゾナ州)製)、スーダン・ブラックB(アルドリッチ製)、サーモプラスチック・ブラックX−70(商標)(バスフ製)または非溶解性黒色色素、例えばカーボンブラックを使用して溶媒の黒色を発現させることができる。米国特許第5332517号および同第5693367号に教示されるような高温の炭化プロセスにより、コール・タール、石油ピッチまたは樹脂等の有機化合物から調製された炭素質粒子、特にサブミクロンの炭素質粒子を黒色着色料として用いることもできる。他の着色した懸濁物の場合、多くの可能性がある。減法表色系の場合、帯電TiO粒子をシアン、イェローまたはマゼンタ色の誘電性溶媒に懸濁させてよい。シアン、イェローまたはマゼンタ色は、染料または色素を使用することによって発現させることができる。加法表色系の場合、染料または色素を使用することによって発現させた赤、緑または青色の誘電性溶媒中に帯電TiO粒子を懸濁させてよい。赤、緑、青色系が大部分の用途に好ましい
III.マイクロカップのトップシーリング
マイクロカップのトップシーリングを、いくつかの方法によって達成することができる。一態様において、トップシーリング組成物を電気泳動流体に分散させる。トップシーリング組成物は、多価アクリレートまたはメタクリレート、シアノアクリレート、多価ビニル(ビニルベンゼン、ビニルシラン、ビニルエーテルを含む)、多価エポキシド、多価イソシアネート、多価アリル、および架橋可能な官能基を含むオリゴマーまたはポリマーなどからなる群より選択される。トップシーリング組成物は、例えば高分子バインダーまたは増粘剤、光開始剤、触媒、フィラー、着色料または界面活性剤等の添加剤を更に含んで成ってよい。トップシーリング組成物、および、着色された誘電性溶媒に分散された帯電色素粒子を含む電気泳動流体を、例えばインラインミキサーを用いて完全にブレンドし、例えばマイラド・バー(Myrad bar)、グラビア印刷、ドクター・ブレード、スロット・コーティングまたはスリット・コーティング等の精密コーティング機構によってマイクロカップに直ちにコートする。所望により、過剰の流体を、ワイパー・ブレードまたは同様のデバイスによって除去する。マイクロカップの仕切壁の上面に残留する電気泳動流体を除去するのに、例えば、イソプロパノール、メタノールまたはこれらの水溶液等の少量の弱い溶媒または溶媒混合物を用いてよい。シーリング組成物は誘電性溶媒に非相溶性であり、誘電性溶媒および色素粒子よりも低い比重を有する。電気泳動流体の粘度および被覆率(coverage)をコントロールするのに揮発性有機溶媒を用いてよい。次いで、このようにして充填されたマイクロカップは乾燥されて、トップシーリング組成物が電気泳動流体の上部に浮かぶ。該組成物が分離する間または上部に浮かんだ後に、表面に浮かぶシーリング層を例えばUVを用いて硬化することにより、マイクロカップをシームレスにトップシールすることができる。マイクロカップを硬化してシールするのに、他の放射線形態(例えば可視光、IRおよび電子線等)を用いることができる。別法において、熱または湿気硬化性組成物を用いる場合、マイクロカップを乾燥、硬化およびシールするのに、熱または湿気を用いることもできる。
アクリレートモノマーおよびオリゴマーに対して望ましい密度ならびに溶解度差を示す好ましい誘電性溶媒の群は、ハロゲン化炭化水素であり、特に、フルオロ化およびパーフルオロ化溶媒、ならびにこれらの誘導体である。電気泳動流体とシーリング材料との間の界面の接着および濡れ(wetting)を改善するのに、界面活性剤を用いてよい。有用な界面活性剤の例として、FC(商標)界面活性剤(3M社製)、ゾニル(商標)フルオロ界面活性剤(デュポン社製)、フルオロアクリレート、フルオロメタクリレート、フッ素置換長鎖アルコール、パーフルオロ置換長鎖カルボン酸、およびこれらの誘導体が挙げられる。
別法では、特にトップシーリング組成物が少なくとも部分的に誘電性溶媒と相溶性であるとき、電気泳動流体およびトップシーリング組成物を順にマイクロカップ内にコートすることができる。従って、多価アクリレートまたはメタクリレート、シアノアクリレート、多価ビニル(ビニルベンゼン、ビニルシラン、ビニルエーテルを含む)、多価エポキシド、多価イソシアネート、多価アリル、および架橋可能な官能基を含むオリゴマーまたはポリマーなどからなる群より選択された材料を含んで成るトップシーリング組成物の薄層をオーバーコートすることによって、マイクロカップのトップシーリングを達成することができる。該材料は、放射線、熱、湿気または界面反応により硬化可能であり得、充填されたマイクロカップの表面で硬化し得る。界面重合およびこれに続くUV硬化がトップシーリングプロセスにとって非常に有益である。界面重合によって界面に薄いバリア層を形成することにより、電気泳動層とオーバーコートとの間の混合を著しく抑制する。次いで、後硬化工程により、好ましくはUV放射によりトップシーリングを完了する。混合度を更に下げるために、オーバーコーティングの比重が電気泳動流体の比重よりも大きくないことが大いに望ましい。コーティングの粘度および厚さを調節するのに揮発性有機溶媒を用いてよい。揮発性溶媒をオーバーコートに用いるとき、該溶媒が誘電性溶媒と非混和性であることが好ましい。このツーパスのオーバーコーティングプロセスは、電気泳動流体に用いられる着色料がトップシーリング組成物に少なくとも部分的に相溶性であるとき、特に有用である。例えば、界面活性剤、抗酸化剤、架橋剤、増粘剤、および高分子バインダー等の添加剤またはフィラーを、性能または処理性を向上するのに用いることもできる。特にディスプレイを対向側から見るとき、色素、染料またはフィラー(例えばシリカ、CaCO、BaSO、TiO、メタル粒子およびその酸化物、カーボンブラック等)を用いることもできる。
IV.仕切壁の上面へのブラックマトリクス層の適用
ブラックマトリクス層は、仕切壁に対する位置合わせ(registration)をして適用され得る。換言すると、ブラックマトリクス層は、仕切壁の上面にあるか、または、別の層の仕切壁の上面に対応する領域にある。マイクロカップの開口部またはマイクロカップの開口部に対応する領域は、ブラックマトリクス層によって覆われていない。
表示側が、マイクロカップのトップシーリング側からであるとき、ブラックマトリクスは、図10Aに示すように仕切壁(101)の上面(100)とトップシーリング層(102)との間、図10Bに示すようにトップシーリング層(102)と(もし存在するならば)接着層(103)との間、図10Cに示すように(もし存在するならば)接着層(103)と上部電極層(104)との間、図10Dに示すように上部電極層(104)と上部基板(105)との間、または図10Eに示すように上部基板(105)の上部に適用され得る。表示側が底部であるとき、ブラックマトリクスを、図10Fに示すようにマイクロカップ(106)と底部電極層(107)との間、図10Gに示すように底部電極層(107)と底部基板(108)との間、または図10Hに示すように底部基板(108)の底面に適用され得る。
ブラックマトリクス層のフィーチャは、1つの電極層と1つの永久基板層との間、または1つの電極層と1つの一時基板層との間に挟持されたディスプレイパネルに適用可能である。いずれにせよ、ブラックマトリクス層は、仕切壁の上面上、またはトップシーリング層上、または(存在するならば)接着層上、または電極層上、または永久基板層上に適用されてよい。
ブラックマトリクス層は、例えば、印刷、スタンピング、フォトリソグラフィ、蒸着、またはシャドウマスクを用いるスパッタリング等の方法によって適用され得る。ブラックマトリクスの光学密度は約0.5より高く、好ましくは約1より高くあってよい。ブラックマトリクスの厚さは、ブラックマトリクスの材料およびブラックマトリクスの配置に用いられるプロセスによって、約0.005μm〜約5μm、好ましくは約0.01μm〜約2μmで変化し得る。
図10Aに示す一態様において、マイクロカップの形成後、オフセット・ゴム・ローラまたはスタンプによって、黒色被覆剤またはインクの薄層を仕切壁(101)の上面(100)に転写させてよい。転写された被覆剤またはインクを硬化させた後に、続いてマイクロカップが充填され、トップシール(102)される。この場合には、硬化されたブラックマトリクスは、電気泳動組成物およびトップシーリング組成物の両方に用いられる溶媒に耐性を有する必要がある。
図10Bに示す別の態様において、ブラックマトリクス層は、マイクロカップを充填およびトップシールした後に、仕切壁に位置合わせ(registration)をしてトップシーリング層に適用され得る。例えば、感光性黒色被覆剤をトップシーリング層(102)にコートし、フォトマスクを介して位置合わせをして画像露光してよい。感光性黒色被覆剤は、ポジとして作用する(ポジ型)レジストであってもネガとして作用する(ネガ型)レジストであってもよい。ポジ型レジストを用いるとき、フォトマスクはマイクロカップ領域に対応する開口部を有する必要がある。このシナリオでは、(露光された)マイクロカップ領域の感光性黒色被覆剤は、露光後に現像液によって除去される。ネガ型レジストを用いるとき、フォトマスクは仕切壁の上面に対応する開口部を有する必要がある。このシナリオでは、(露光されていない)マイクロカップ領域の感光性黒色被覆剤は、露光後に現像液によって除去される。黒色被覆剤を適用するのに用いられる溶媒および被覆剤を除去するための現像液は、これらがトップシーリング層を攻撃しないように、注意深く選択する必要がある。
別法では、無色の感光性インク受容層をトップシーリング層に適用してよく、続いてフォトマスクを介して露光する。ポジ型の感光性潜在性インク受容層を用いるとき、フォトマスクは仕切壁の上面に対応する開口部を有する必要がある。このシナリオでは、露光後、露光領域がインク受容性または粘着性になり、露光領域(仕切壁の上面)に黒色インクまたはトナーを適用した後、該領域にブラックマトリクスを形成し得る。別法では、ネガ型感光性インク受容層を用いてもよい。この場合には、フォトマスクはマイクロカップに対応する開口部を有する必要があり、露光後、露光領域(マイクロカップ領域)は硬化され、非露光領域(仕切壁の上面)に黒色インクまたはトナーを適用した後に該領域にブラックマトリクスを形成できる。フィルムの完全性(または一体性)および物理機械特性を向上させるために、ブラックマトリクスを熱またはフロッド露光により後硬化(またはポストキュア:post cure)してよい。
別の態様では、ブラックマトリクスを、例えば、スクリーン印刷またはオフセット印刷、特に水なしオフセット印刷等の印刷によって適用してよい。更に別の態様では、ブラックマトリクスを、仕切壁の上面に位置合わせをして、(もし存在するならば)接着層、電極層または基板層に、上述のいずれの方法によって適用してもよい。
ディスプレイ・アッセンブリを完成させるために、完成したディスプレイデバイスの視覚効果を向上させるディフューザー(diffuser)層を、ブラックマトリクス層上に直接または間接的に適用してよい。
図10Iは、ブラックマトリクスの上面に仕切壁を有するマイクロカップの上面図である。示すように、マイクロカップの開口部の上の領域は透明のままである。図10Iに正方形の開口部のマイクロカップを示すが、マイクロカップの上部開口部の形は様々であり得る。所望により、矩形、円形または更に複雑な形状であってよい。
カラーディスプレイの上面に加えられたブラックマトリクス層は、ディスプレイのコントラスト比および彩度を著しく向上させる。高度に架橋されたブラックマトリクス層が、例えば上述の感光性インク受容層からディスプレイの上面に形成されている場合、該層はスクラッチおよびフィンガープリントへの更なる耐性を上面に与えることもできる。
特に記載しない限り、このセクションに記載したブラックマトリクス層と、上のセクションI(c)に記載した不透明または着色された仕切壁との組み合わせも有益であると理解されよう。
V.モノクロ電気泳動ディスプレイの製造
このプロセスを図6に示すフローダイアグラムにより説明する。全てのマイクロカップは、同一色の組成物の懸濁物で充填されている。プロセスは、以下の工程を含んで成るロール・トゥー・ロール連続製法とすることができる:
1.場合により溶媒を含む、熱可塑性物、熱硬化物またはこれらの前駆体の層(60)を導体フィルム(61)にコートする。溶媒は、存在しても、容易に蒸発する。
2.予めパターン形成されている雄型(62)によって、層(60)をそのガラス転移温度よりも高い温度でエンボス加工する。
3.好ましくは層を適切な手段によって硬化する間または後に、該層(60)から型をリリースする。
4.このようにして形成したマイクロカップアレイ(63)に、溶媒に非相溶性であり且つ電気泳動流体よりも低い比重を有するトップシーリング組成物を含む、着色された誘電性溶媒中の帯電色素分散物(64)を充填する。
5.トップシーリング組成物が分離して液相の上面に浮遊層を形成する間または後で、好ましくは、例えば、UV(65)等の放射線、または熱もしくは湿気によってトップシーリング組成物を硬化することによりマイクロカップをシールし、これにより、電気泳動流体を含むクローズド電気泳動セルを形成する。
6.トップシールされた電気泳動セルのアレイを、接着層(67)でプレコートされた第2導体フィルムまたは基板層(66)でラミネートする。該接着層は、感圧性接着剤、ホットメルト接着剤、熱、湿気または放射線硬化性接着剤であってよい。接着剤の好ましい材料として、アクリル、スチレン−ブタジエン・コポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレン・ブロックコポリマー、ポリビニルブチラール、セルロースアセテートブチレート、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、ポリアミド、エチレン−ビニルアセテート・コポリマー、エポキシド、多官能性アクリレート、ビニル、ビニルエーテル、ならびにこれらのオリゴマー、ポリマー、およびコポリマーが挙げられる。
ラミネートされた接着剤は、上部導体フィルムが放射線に対して透明な場合には、UV(68)などの放射線によって上部導体フィルムを介して後硬化(またはポストキュア)され得る。出来上がった製品は、ラミネーション工程の後に切断(69)してよい。
別法では、例えば、コーティング、印刷、蒸着、スパッタリングまたはこれらの組み合わせ等の方法によって、トップシールされたマイクロカップ上に第2導体または基板層(66)を配置することができる。一態様では、トップシールされたマイクロカップ上に第2導体層を配置するとき、第2導体層上に別の基板層をコートまたはラミネートすることができる。別の態様では、完成パネルの光学または物理機械特性を向上させるために、トップシールされたマイクロカップまたは第2電極層上に、カラーフィルターまたは保護オーバーコート(粒子状のフィラーを含んで成る防眩保護被覆剤等)を適用してよい。
上述のマイクロカップの製造は、好都合なことに、放射線硬化性組成物でコートされた導体フィルムを画像露光した後に非露光領域を適当な溶媒によって除去する別の方法に置き換えることができる。
一態様では、初めに電気泳動流体でマイクロカップアレイを部分的に充填し、次いで流体の表面上にトップシーリング組成物を直接にオーバーコートして硬化させる別法によってマイクロカップのトップシーリングを達成してもよい。このツーパスのオーバーコーティング・シーリングプロセスは、電気泳動流体の着色料がトップシーリング組成物に部分的に相溶性であるとき、特に有用である。
VI. マルチカラー電気泳動ディスプレイの製造
マルチカラー電気泳動ディスプレイの製造には、異なる色の懸濁物を含むマイクロカップを製造するための付加工程が必要とされる。これらの付加工程は、(1)少なくとも除去可能支持体、例えばPET−4851(商標、セント−ゴベイン(Saint-Gobain、マサチューセッツ州ウスター)製)と、ノボラックポジ型フォトレジスト、例えばマイクロポジット(Microposit)S1818(商標、シップレイ(Shipley)製)と、アルカリ現像可能な(alkali-developable)接着剤層、例えばナコー(Nacor)72−8685(商標、ナショナル・スターチ(National Starch)製)およびカーボセット(Carboset)515(商標、ビーエフ・グッドリッチ(BF Goodrich)製)の混合物とから成るポジとして作用する(ポジ型)ドライフィルムフォトレジストを、既に形成されたマイクロカップにラミネートすること;(2)フォトレジストの画像露光によって、ある数のマイクロカップを選択的に開口し、除去可能な支持体フィルムを除去し、そして現像液、例えば希釈したマイクロポジット351(商標)現像液(シップレイ製)によってポジ型フォトレジストを現像すること;(3)開口させたマイクロカップに電気泳動流体(帯電した白色色素(TiO)粒子および第1原色の染料または色素を含む)を充填すること;ならびに(4)モノクロディスプレイの製造にて説明したように、充填されたマイクロカップをトップシールすることを含む。これらの付加工程を繰り返して第2および第3原色の電気泳動流体を充填したマイクロカップを形成できる。別法では、常套の湿式コーティングプロセスによって、充填されていないマイクロカップアレイにポジ型フォトレジストを適用してよい。
より詳しくは、マルチカラー電気泳動ディスプレイを、図7に示す工程によって製造することができる。
1.熱可塑性物、熱硬化物またはこれらの前駆体の層(70)を導体フィルム(71)にコートする。
2.予めパターン形成された雄型(図示せず)によって、層(70)をそのガラス転移温度より高い温度でエンボス加工する。
3.好ましくは層(70)を溶媒蒸発、冷却または放射線、熱もしくは湿気による架橋によって硬化する間または後に、該層から型をリリースする。
4.このようにして形成されたマイクロカップ(72)のアレイを、少なくとも接着層(73)、ポジ型フォトレジスト(74)および除去可能なプラスチックカバーシート(図示せず)を含んで成るドライフィルム・ポジ型フォトレジストでラミネートする。
5.UV、可視光または他の放射線によってポジ型フォトレジストを画像露光し(図7c)、カバーシートを除去し、現像して露光領域のマイクロカップを開口する。工程4および5の目的は、所定の領域にてマイクロカップを選択的に開口することである(図7d)。
6.開口マイクロカップを、少なくとも第1原色の染料または色素を含む誘電性溶媒中の帯電白色色素分散物(75)、ならびに電気泳動流体に非相溶性であり且つ溶媒および色素粒子の比重よりも低い比重を有するトップシーリング組成物(76)で充填する。
7.シーリング組成物が分離して電気泳動流体の上部に浮かぶ層を形成する間または後に、トップシーリング組成物を(好ましくはUV等の放射線により、好ましさは劣るが熱もしくは湿気により)硬化することによって、マイクロカップをトップシールし、第1原色の電気泳動流体を含むクローズド電気泳動セルを形成する(図7e)。
8.異なる色の電気泳動流体を含む適切に規定されたセルを異なる領域に形成するために、上述の工程5−7を繰り返してよい(図7e、7fおよび7g)。
9.トップシールされた電気泳動セルのアレイを、接着層(78)でプレコートされた、予めパターン形成された第2透明導体または基板層(77)と位置合わせをしてラミネートする。該接着層は、感圧性接着剤、熱融解接着剤、熱、湿気または放射線硬化性接着剤であってよい。接着剤の好ましい材料として、アクリル、スチレン−ブタジエン・コポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−スチレン・ブロックコポリマー、ポリビニルブチラール、セルロースアセテートブチレート、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、ポリアミド、エチレン−ビニルアセテート・コポリマー、エポキシド、多官能性アクリレート、ビニル、ビニルエーテル、ならびにこれらのオリゴマー、ポリマー、およびコポリマーが挙げられる。
10.接着剤を硬化する。
別法では、第2導体または基板層(77)を、シールされたマイクロカップの上に、例えばコーティング、印刷、蒸着、スパッタリングまたはこれらの組み合わせ等の方法によって配置してもよい。一態様では、トップシールされたマイクロカップ上に第2導体層を配置するとき、第2導体層上に別の基板層をコートまたはラミネートしてよい。別の態様では、完成パネルの光学または物理機械特性を向上させるために、カラーフィルターまたは保護オーバーコート(例えば、粒子状のフィラーを含んで成る防眩保護被覆剤等)を、トップシールされたマイクロカップまたは第2電極層上に適用してよい。
上述のプロセスによるマイクロカップの製造は、好都合なことに、放射線硬化性組成物でコートされた導体フィルムを画像露光した後に非露光領域を適当な溶媒によって除去する別の方法に置き換えることができる。別法では、液相の表面上にトップシーリング組成物の層を直接コーティングすることによって、マイクロカップのトップシーリングを達成してよい。別法では、常套の湿式コーティングプロセスによって、充填されていないマイクロカップアレイ上に工程4のポジ型フォトレジストを適用してよい。
上述の本方法によって製造されるディスプレイの厚さは、1枚の紙のように薄くすることができる。ディスプレイの幅は、被覆ウェブの幅(典型的には3−90インチ)である。ディスプレイの長さは、ロールの寸法に応じて、数インチから数千フィートのいずれにもすることができる。
VII. 半完成ディスプレイパネル
半完成ディスプレイパネルは、一時基板と導体もしくは基板層との間、または2つの一時基板の間に挟持された、充填かつトップシールされたディスプレイセルのアレイを含んで成る。第2導体または基板層が一時基板に置き換えられていることを除いては、上述のセクションVおよびVIの複数工程のプロセスによって、モノクロまたはマルチカラー半完成ディスプレイパネルをそれぞれ製造することができる。別法では、導体層の代わりの一時基板にエンボス加工可能な組成物の層をコートしてよく、最終工程において、一時基板、導体層または永久基板層を、充填かつトップシールされたディスプレイセル上にラミネートする。リリースライナー等の一時基板を、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、紙及びそれらのラミネートフィルム又はクラッドフィルム(cladding film)から成る群から選択される材料から形成することができる。リリース特性を向上させるために、シリコーンのリリース被覆剤を一時基板上に適用してよい。
半完成ディスプレイパネルをロールの形で顧客に提供してよく、顧客は、特定のニーズを満たすために、半完成パネルのロールを所望のフォーマットまたは寸法にカットすることができる。
半完成パネルから完成パネルへの変換を図8に示す。図8aは、半完成ディスプレイパネルのロールを示す。図8bは、一時基板(81)と第1導体層または基板(82)との間に挟持された、充填かつトップシールされたディスプレイセル(80)のアレイを含んで成る半完成ディスプレイパネルの断面図を示す。一時基板(81)は、充填かつトップシールされたディスプレイセル上に、オプションとしての接着層(83a)を用いてラミネートされている。充填されたマイクロカップは、シーリング層(83)を用いてトップシールされている。図8cは、一時基板(81)の剥離を示し、図8dは、充填かつトップシールされたディスプレイセルのアレイ上への第2導体層(84)のラミネートを示す。別法では、トップシールされたマイクロカップ上に、コーティング、印刷、蒸着、スパッタリングまたはこれらの組み合わせ等の方法によって基板または電極層を配置することができる。
図8dにおいて、第1導体層(82)は表示側であり、他方、充填かつトップシールされたディスプレイセル上にラミネートされた第2導体層(84)は非表示側である。透明の第2電極層(84)を用いるとき、別の側(84)から見ることもできる。
半完成パネルが、2つの一時基板の間に挟持された、充填かつトップシールされたディスプレイセルのアレイを含んで成るとき、初めに2つの一時基板層を除去すること、そして2つの永久基板層(少なくとも1つは導体層を含んで成る)を、充填かつトップシールされたディスプレイセル上にラミネートすることにより、半完成ディスプレイパネルを完成ディスプレイパネルに変えることができる。別法では、コーティング、印刷、蒸着、スパッタリングまたはこれらの組み合わせ等の方法によって、トップシールされたマイクロカップ上に永久基板層を配置することができる。
以下の実施例は、当業者が本発明をより明確に理解し、実施することが可能となるように記載するものである。これらは本発明の範囲を制限するものとしてではなく、単に本発明を例示および代表するものとして考慮されるべきである。
実施例1
マイクロエンボス加工によるマイクロカップの製造
3ミル(mil)の開口部を有するニッケル・クロムの羽根型(bird type)フィルムアプリケーターを用いて、表1に示す組成物をマイラー(Mylar、商標)J101/200ゲージ上にコートした。溶媒を蒸発させて、室温より低いTgを有する粘着性フィルムを残した。
Figure 2006518881
予めパターン形成されたステンシル(フォト・ステンシル社(Photo Stencil、コロラド州コロラドスプリングス)製)をマイクロエンボス加工の雄型として用い、フレコート(Frekote、商標)700−NC(ヘンケル社製)を離型剤に用いた。次いで、コートされたフィルムを、室温で圧力ローラを用いてステンシルによってエンボス加工した。次いで、365nmで80mW/cmの強度を有するフッ化金属(metal fluoride)ランプを備えたロクタイト・ゼータ(Loctite Zeta)7410(商標)露光ユニットを用いて、マイラー(Mylar、商標)フィルムを介して約20分間、被覆剤をUV硬化した。次いで、エンボス加工されたフィルムを型からリリースし、光学プロフィロメトリーおよび顕微鏡で測定して、60μm〜120μm(200−400dpi)の範囲の横の寸法、および5μm〜30μmの範囲の深さを有する適切に規定されたマイクロカップが顕在化された(図4a−4c)。
実施例2
マイクロカップの製造
固体オリゴマー、モノマーおよび添加物を含む組成物を表2に示す。同様に、混合物のガラス転移温度は室温より低い。粘着性の被覆剤を、前述のようにマイラー(Mylar、商標)J101/200ゲージ上に堆積させた。加熱した圧力ローラまたはラミネーターを用いて60℃でエンボス加工を行った。5−30ミクロンの範囲の深さを有する、適切に規定された、高い解像度のマイクロカップ(100−400dpi)を製造した。
Figure 2006518881
実施例3
誘電性溶媒中の色素分散物の製造
ポリスチレン(0.89グラム、ポリサイエンス社(Polyscience, Inc.,)、重量平均分子量(mw.)50000)およびAOT(0.094グラム、アメリカン・サイアナミド社(American Cyanamide)、ソディウム・ジオクチルスルホサクシネート)を、高温のキシレン(アルドリッチ製)17.77グラムに溶解させた。該溶液にTi−ピュア(Pure)R−706(商標)(6.25グラム)を加え、200rpmで12時間以上の間、磨砕機において粉にした。低粘度の安定な分散物が得られた。オイル−ブルーN(0.25グラム、アルドリッチ製)を加えて分散物を着色した。次いで、24ミクロンのスペーサーによって分けられた2つのITO導体プレートを含んで成る標準電気泳動セルにおいて懸濁物をテストした。80ボルトで約60Hzのスイッチング速度および8.5ミリ秒の立ち上がり時間において、高いコントラストと、交代する白と青の像が観察された。
実施例4
色素分散物の製造
オイル−レッドEGN(アルドリッチ製)および24ミクロンのスペーサーを有する電気泳動セルを用いたことを除いては、実施例3の実験を繰り返した。60ボルトで60Hzのスイッチング速度および12ミリ秒の立ち上がり時間において、高いコントラストと、交代する赤と白の像が観察された。
実施例5
色素分散物の製造
Ti−ピュア R−706(商標)(112グラム)を、無水マレイン酸コポリマー(ベイカー・ヒューズ社(Baker Hughes)X−5231(商標))11.2グラム、3,4−ジクロロベンゾトリフルオライド24グラムおよび1,6−ジクロロヘキサン24グラム(両方ともアルドリッチ製)を含む溶液中で磨砕機によって粉にした。同様に、カーボンブラック12グラムを、アルキル化ポリビニルピロリドン(ガネックス(Ganex、商標)V216(アイ・エス・ピー(ISP)製)1.2グラム、3,4−ジクロロベンゾトリフルオライド34グラムおよび1,6−ジクロロヘキサン34グラム(アルドリッチ製)を含む溶液中で100℃において粉にした。次いで、これら2つの分散物を均一に混合してテストした。100ボルトで10Hzのスイッチング速度および約36ミリ秒の立ち上がり時間において、高いコントラストの黒と白の像が観察された。
実施例6
1工程プロセスによるマイクロカップのトップシーリング
HDDA(1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(アルドリッチ製))中1wt%のベンジルジメチルケタール(Esacure KB1(商標)、サートマー社(Sartomer)製)を含んで成るUV硬化性組成物0.05mlを、FC−43(商標)(3M社製)中0.5wt%の2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ノナデカフルオロ−1−デカノール(アルドリッチ製)を含んで成る誘電性溶媒0.4mlに分散した。次いで、得られた分散物を、実施例2での製造と同様に、マイクロカップのアレイに直ちに充填した。過剰な流体をワイパーブレードで掻き取り除去した。該HDDA溶液を少なくとも30秒間、相分離させ、UV放射線(10mw/cm)によって約1分間硬化させた。マイクロカップの上部において、固い、透明な層を観察し、マイクロカップをトップシールした。
実施例7
2工程(オーバーコーティングおよびUV硬化)プロセスによるマイクロカップのトップシーリング
実施例5で製造した電気泳動流体を、実施例2で製造したマイクロカップアレイ上にコートした。ノーランドの光学接着剤ノア(NOA)60(商標)(ノーランド・プロダクツ社(Norland Products)、ニューブランズウィック、ニュージャージー州)の薄い層を、充填されたマイクロカップ上にコートした。いずれの過剰のUV接着剤も、マイラー(Mylar、商標)フィルムのストリップによってこすり落とし、1枚の吸収紙を用いてきれいにした。次いで、オーバーコートされた接着剤を、ロクタイト・ゼータ(Loctite Zeta)7410(商標)UV露光ユニットによって約15分間直ちに硬化させた。マイクロカップは完全にトップシールされ、エアポケットは観察されなかった。硬化された接着層の厚さは、ミツトヨ膜厚計によって測定したところ、約5−10ミクロンであった。
実施例8
2工程(オーバーコーティングおよび湿気硬化)プロセスによるマイクロカップのトップシーリング
ノーランド接着剤をインスタント・クレージー(Instant Krazy、商標)グルー(エルマーズ・プロダクツ社(Elmer's Products, Inc.)製、コロンブス、オハイオ州)で置き換えたことを除いては、実施例7の実験を繰り返した。次いで、オーバーコートされた接着剤を空気中の湿気により5分間で硬化させた。マイクロカップは完全にトップシールされ、エアポケットは観察されなかった。硬化された接着層の厚さは、ミツトヨ膜厚計によって測定したところ、約5−10ミクロンであった。
実施例9
2工程(オーバーコーティングおよび界面重合)プロセスによるマイクロカップのトップシーリング
電気泳動流体を0.3wt%のテトラエチレンペンタミン(アルドリッチ製)を含む3,4−ジクロロベンゾトリフルオライド溶液に置き換え、インスタント・クレージー(Instant Krazy、商標)グルーを無水エーテル中の脂肪族ポリイソシアネート(デスモデュール(Desmodur、商標)N3300(バイエル社(Bayer Corp.)製))溶液に置き換えたことを除いては、実施例8の実験を繰り返した。オーバーコーティングのほぼ直後に、高度に架橋された薄層が観察された。室温でエーテルを蒸発させた後、マイクロカップ内に誘電性溶媒を完全に封止した。エアポケットは観察されなかった。
本発明をその特定の態様を参照しつつ説明して来たが、本発明の真の概念および範囲を逸脱することなく種々の変更が成され得、また均等物で置換され得ることが当業者に理解されるべきである。加えて、特定の状況、材料、組成物、プロセス、処理工程(1つまたはそれ以上)に適合するよう、本発明の目的、概念および範囲に対して多くの改変がなされ得る。そのような全ての改変は添付の特許請求の範囲に属することを意図するものである。
本願発明は以下の態様を含む。
(態様1)
マイクロカップアレイであって、各々のマイクロカップは、
a) 不透明な仕切壁;
b) マイクロカップ内に充填された電気泳動組成物;および
c) 高分子シーリング層であって、電気泳動組成物の比重よりも低い比重を有するシーリング組成物から形成され、且つ仕切壁に封止的に付着して各マイクロカップ内に電気泳動組成物を封入する高分子シーリング層
を含んで成るマイクロカップアレイ。
(態様2)
不透明な仕切壁は白色である、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様3)
不透明な仕切壁は灰色である、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様4)
不透明な仕切壁は、UV硬化性材料およびフィラー、染料、色素またはエアポケットを含んで成る組成物から形成されている、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様5)
フィラー材料は、シリカ、ZnO、TiO、BaSO、CaCOおよびポリマー粒子から成る群から選択される、態様4に記載のマイクロカップアレイ。
(態様6)
フィラー材料は、シリカまたはポリマー粒子である、態様4に記載のマイクロカップアレイ。
(態様7)
フィラー材料は、組成物の約1−約20重量%の量である、態様4に記載のマイクロカップアレイ。
(態様8)
フィラー材料は、組成物の約2−約10重量%の量である、態様7に記載のマイクロカップアレイ。
(態様9)
不透明な仕切壁は、放射線硬化性材料および潜在性光散乱材料を含んで成る組成物から形成されている、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様10)
潜在性光散乱材料は、硬化前には放射線硬化性材料に相溶性であるが、硬化後には非相溶性となる材料である、態様9に記載のマイクロカップアレイ。
(態様11)
潜在性光散乱材料は、熱的または光化学的なトリガーによってガスを放出する材料である、態様9に記載のマイクロカップアレイ。
(態様12)
熱的または光化学的なトリガーによってガスを放出する材料は、COを生成するカルボン酸、二環式のラクトンもしくは複素環化合物;COを生成するケトンもしくは二環式の付加化合物;SOおよびSOを生成するスルホン、スルホニルオキシ化合物もしくは複素環化合物;Nを生成するアゾアルカン、アジド、ジアゾメタン、N−ニトロソ化合物、ジアゾ、トリアゾもしくはテトラアゾ複素環化合物;COSを生成するキサンテートならびにOを生成するエンドペルオキシドから成る群から選択される、態様11に記載のマイクロカップアレイ。
(態様13)
熱的または光化学的なトリガーによってガスを放出する材料は、フェノール、トロポロン、ピリジン、ピラジン、ピロールまたはこれらのハロゲン化誘導体である、態様11に記載のマイクロカップアレイ。
(態様14)
不透明な仕切壁は、着色されている、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様15)
仕切壁は、電気泳動組成物の色と同じ色を有する内面を有する、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様16)
仕切壁は、異なる色を有する2つの内面を有する、態様15に記載のマイクロカップアレイ。
(態様17)
2つの電極層の間に挟持されている、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様18)
1つの電極層と1つの永久基板層との間に挟持されている、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様19)
1つの電極層と1つの一時基板層との間に挟持されている、態様1に記載のマイクロカップアレイ。
(態様20)
マイクロカップアレイであって、各々のマイクロカップは、
a) 仕切壁、
b) 仕切壁の上面に位置合わせをしたブラックマトリクス層、
c) マイクロカップ内に充填された電気泳動組成物、および
d) 高分子シーリング層であって、電気泳動組成物の比重よりも低い比重を有するシーリング組成物から形成され、且つ仕切壁に封止的に付着して各マイクロカップ内に電気泳動組成物を封入する高分子シーリング層
を含んで成るマイクロカップアレイ。
(態様21)
ブラックマトリクス層は、仕切壁の上面にある、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様22)
ブラックマトリクス層は、高分子シーリング層にある、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様23)
1つの上部電極層と1つの底部電極層との間に挟持されている、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様24)
ブラックマトリクス層は、上部電極層または底部電極層にある、態様23に記載のマイクロカップアレイ。
(態様25)
上部電極層に、接着層が適用されている、態様23に記載のマイクロカップアレイ。
(態様26)
ブラックマトリクス層は、接着層にある、態様25に記載のマイクロカップアレイ。
(態様27)
上部電極層の上にコートまたはラミネートされた上部基板層を更に含んで成る、態様23に記載のマイクロカップアレイ。
(態様28)
ブラックマトリクス層は、上部基板層にある、態様27に記載のマイクロカップアレイ。
(態様29)
底部電極層の上にコートまたはラミネートされた底部基板層を更に含んで成る、態様23に記載のマイクロカップアレイ。
(態様30)
ブラックマトリクス層は、底部基板層にある、態様29に記載のマイクロカップアレイ。
(態様31)
1つの電極層および1つの永久または一時基板層との間に挟持されている、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様32)
ブラックマトリクス層は、電極層または永久基板層にある、態様31に記載のマイクロカップアレイ。
(態様33)
電極層または永久基板層に、接着層が適用されている、態様31に記載のマイクロカップアレイ。
(態様34)
ブラックマトリクス層は、接着層にある、態様33に記載のマイクロカップアレイ。
(態様35)
電極層の上にコートまたはラミネートされた基板層を更に含んで成る、態様31に記載のマイクロカップアレイ。
(態様36)
ブラックマトリクス層は、基板層にある、態様35に記載のマイクロカップアレイ。
(態様37)
ブラックマトリクス層は、印刷、スタンピングまたはフォトリソグラフィによって適用されている、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様38)
ブラックマトリクス層は、蒸着またはシャドウマスクを用いるスパッタリングによって適用されている、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様39)
ブラックマトリクス層の光学密度は、約0.5より高い、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様40)
ブラックマトリクス層の光学密度は、約1より高い、態様39に記載のマイクロカップアレイ。
(態様41)
ブラックマトリクス層の厚さは、約0.005μm〜約5μmの範囲内である、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様42)
ブラックマトリクス層の厚さは、約0.01μm〜約2μmの範囲内である、態様41に記載のマイクロカップアレイ。
(態様43)
ブラックマトリクス層の直接または間接的に上にあるディフューザー層を更に含んで成る、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様44)
ブラックマトリクス層は、高度に架橋されたブラックマトリクス層である、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様45)
仕切壁は不透明である、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様46)
仕切壁は白色不透明である、態様45に記載のマイクロカップアレイ。
(態様47)
仕切壁は灰色不透明である、態様45に記載のマイクロカップアレイ。
(態様48)
仕切壁は着色されている、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様49)
仕切壁は、電気泳動組成物と同じ色を有する内面を有する、態様20に記載のマイクロカップアレイ。
(態様50)
仕切壁は、異なる色を有する2つの内面を有する、態様49に記載のマイクロカップアレイ。
図1は、本発明の電気泳動ディスプレイの模式図である。 図2aは、電気泳動ディスプレイ製造用、特にUV硬化性組成物でコートされた導体フィルムのエンボス加工によるマイクロカップ製造用のロール・トゥー・ロールプロセスを示す。 図2bは、電気泳動ディスプレイ製造用、特にUV硬化性組成物でコートされた導体フィルムのエンボス加工によるマイクロカップ製造用のロール・トゥー・ロールプロセスを示す。 図3a−3dは、マイクロエンボス加工に用いる雄型の典型的な製造方法を示す。 図4aは、マイクロエンボス加工によって製造された典型的なマイクロカップアレイを示す。 図4bは、マイクロエンボス加工によって製造された典型的なマイクロカップアレイを示す。 図4cは、マイクロエンボス加工によって製造された典型的なマイクロカップアレイを示す。 図5aは、熱硬化物の前駆体でコートされた導体フィルムのUV放射線への画像露光を含むマイクロカップ製造の別の処理工程を示す。 図5bは、熱硬化物の前駆体でコートされた導体フィルムのUV放射線への画像露光を含むマイクロカップ製造の別の処理工程を示す。 図5cは、熱硬化物の前駆体でコートされた導体フィルムのUV放射線への画像露光を含むマイクロカップ製造の別の処理工程を示す。 図6は、黒/白電気泳動ディスプレイまたは他の単色電気泳動ディスプレイの製造フローチャートを示す。 図7a−7hは、マルチカラー電気泳動ディスプレイの製造フローチャートである。 図8a−8bは、半完成ディスプレイを図示し、およびその完成電気泳動ディスプレイへの変換方法を示す。 図9Aは、透明な仕切壁を有するマイクロカップを示す。 図9Bは、不透明な仕切壁を有するマイクロカップを示す。 図9Cは、異なる色を有する仕切壁の2つの側面を示す。 図10Aは、ブラックマトリクス層配置の断面図を示す。 図10Bは、ブラックマトリクス層配置の断面図を示す。 図10Cは、ブラックマトリクス層配置の断面図を示す。 図10Dは、ブラックマトリクス層配置の断面図を示す。 図10Eは、ブラックマトリクス層配置の断面図を示す。 図10Fは、ブラックマトリクス層配置の断面図を示す。 図10Gは、ブラックマトリクス層配置の断面図を示す。 図10Hは、ブラックマトリクス層配置の断面図を示す。 図10Iは、ブラックマトリクス上層を含む仕切壁を有するマイクロカップの上面図を示す。

Claims (24)

  1. マイクロカップアレイであって、各々のマイクロカップは、
    a) 不透明な仕切壁;
    b) マイクロカップ内に充填された電気泳動組成物;および
    c) 高分子シーリング層であって、電気泳動組成物の比重よりも低い比重を有するシーリング組成物から形成され、且つ仕切壁に封止的に付着して各マイクロカップ内に電気泳動組成物を封入する高分子シーリング層
    を含んで成るマイクロカップアレイ。
  2. 不透明な仕切壁は白色または灰色である、請求項1に記載のマイクロカップアレイ。
  3. 不透明な仕切壁は、UV硬化性材料およびフィラー、染料、色素またはエアポケットを含んで成る組成物から形成されている、請求項1に記載のマイクロカップアレイ。
  4. 不透明な仕切壁は、放射線硬化性材料および潜在性光散乱材料を含んで成る組成物から形成されている、請求項1に記載のマイクロカップアレイ。
  5. 不透明な仕切壁は、着色されている、請求項1に記載のマイクロカップアレイ。
  6. 仕切壁は、電気泳動組成物の色と同じ色を有する内面を有する、請求項1に記載のマイクロカップアレイ。
  7. 仕切壁は、異なる色を有する2つの内面を有する、請求項6に記載のマイクロカップアレイ。
  8. マイクロカップアレイであって、各々のマイクロカップは、
    a) 仕切壁、
    b) 仕切壁の上面に位置合わせをしたブラックマトリクス層、
    c) マイクロカップ内に充填された電気泳動組成物、および
    d) 高分子シーリング層であって、電気泳動組成物の比重よりも低い比重を有するシーリング組成物から形成され、且つ仕切壁に封止的に付着して各マイクロカップ内に電気泳動組成物を封入する高分子シーリング層
    を含んで成るマイクロカップアレイ。
  9. ブラックマトリクス層は、仕切壁の上面にある、請求項8に記載のマイクロカップアレイ。
  10. ブラックマトリクス層は、高分子シーリング層にある、請求項8に記載のマイクロカップアレイ。
  11. 1つの上部電極層と1つの底部電極層との間に挟持されている、請求項8に記載のマイクロカップアレイ。
  12. ブラックマトリクス層は、上部電極層または底部電極層にある、請求項11に記載のマイクロカップアレイ。
  13. 上部電極層に、接着層が適用されており、およびブラックマトリクス層は、接着層にある、請求項11に記載のマイクロカップアレイ。
  14. 上部電極層の上にコートまたはラミネートされた上部基板層を更に含んで成り、およびブラックマトリクス層は、上部基板層にある、請求項11に記載のマイクロカップアレイ。
  15. 底部電極層の上にコートまたはラミネートされた底部基板層を更に含んで成り、およびブラックマトリクス層は、底部基板層にある、請求項11に記載のマイクロカップアレイ。
  16. 1つの電極層および1つの永久または一時基板層との間に挟持されている、請求項8に記載のマイクロカップアレイ。
  17. ブラックマトリクス層は、電極層または永久基板層にある、請求項16に記載のマイクロカップアレイ。
  18. 電極層または永久基板層に、接着層が適用されており、およびブラックマトリクス層は、接着層にある、請求項16に記載のマイクロカップアレイ。
  19. 電極層の上にコートまたはラミネートされた基板層を更に含んで成り、およびブラックマトリクス層は、基板層にある、請求項16に記載のマイクロカップアレイ。
  20. ブラックマトリクス層の直接または間接的に上にあるディフューザー層を更に含んで成る、請求項8に記載のマイクロカップアレイ。
  21. 仕切壁は白色不透明または灰色不透明である、請求項8に記載のマイクロカップアレイ。
  22. 仕切壁は着色されている、請求項8に記載のマイクロカップアレイ。
  23. 仕切壁は、電気泳動組成物と同じ色を有する内面を有する、請求項8に記載のマイクロカップアレイ。
  24. 仕切壁は、異なる色を有する2つの内面を有する、請求項23に記載のマイクロカップアレイ。
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