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JP2006510575A - 化粧品組成物を調製する方法、およびこの方法により調製した化粧品組成物 - Google Patents

化粧品組成物を調製する方法、およびこの方法により調製した化粧品組成物 Download PDF

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Abstract

脂肪酸および有機塩基を含んで、少なくとも部分的に脂肪酸有機石鹸を生成している基剤組成物が、比較的冷たい水を添加することにより、スキンケア組成物を調製するのに適している。

Description

本発明は、化粧品組成物を調製する方法に関し、またこのようにして得られた化粧品組成物に関する。詳細には、本発明は、例えば使用者が直接速やかに調製できるスキンクリームおよびバニシングクリームなどの化粧品組成物において使用できる基剤組成物に関する。本発明の方法は、例えば工場において、より大規模に使用することにも適している。
スキンクリームまたは化粧水、およびバニシングクリームなどの化粧品組成物は、よく知られている。このような組成物は、大規模設備を使用し、集中方式により工業的規模で典型的に調製される。典型的にエマルションである製品の生産向けのこのような典型的生産工程では、大規模容器内において最高融点成分が融解されるまで、それらの成分が典型的に加熱され(典型的には80℃前後で)、攪拌され、また、絶えず攪拌しながらこの組成物にさらなる成分が添加され、かつ冷却される。これらの成分の最後のものはしばしば香料であり、香料は、組成物が典型的に40℃前後である場合に添加できる。その後、組成物を冷却し、小売用容器中に入れる。その工程において用いられる分配する時間および速度が、得られたエマルションの液滴の大きさに典型的に影響している。
いくつかの問題が、一般の大規模製造方法に関連している可能性がある。これらのうち主要な問題は、製品の個別化または特注化が困難であることであり、典型的には消費者に比較的少種類の製品だけを提供できる結果になる。このことの一例は、生産ライン上にある製品の変更に関連した時間および費用であり;特に大規模生産設備については、異なる製品の生産実施の間に、生産装置を完全に清掃する必要性があるために、この時間および費用が、合理的な時間的尺度の範囲内で、このようなライン上において多くの異なる製品を生産することが困難であることの重要な一因になっている。
このことの結果として、製品が個別化または特注化された製品である場合、またその特定の製品のバッチが比較的小さい場合、製品の原価が比較的高くなる。
さらに、典型的なスキンクリーム組成物は水60〜90%を含む可能性がある。したがって、局所用製品の重量の大きな部分を水が構成している。したがって、このような製品の製造と小売の間の輸送費の大きな部分を水が占めている。その上、調製において水を加熱しまた冷却する費用も高く、処理時間が通常長く、3〜5時間である。
また、収入が比較的低い多くの国では、消費者はしばしば大きな容器の化粧用製品を購入する余裕もない。したがって、比較的少量で提供される化粧品組成物を比較的低い費用で入手可能とすることができる場合、これらの化粧品組成物への高い需要が存在している。
さらに、局所用製品に関連しているさらなる問題は、このような製品のいくつかのより望ましい成分の不安定性である。このような成分の一例は、レチノールである。レチノールが比較的不安定なので、このためレチノールを含有する製品の貯蔵寿命が比較的短い恐れがあり、またはそうでない場合、製品の寿命がある間にレチノールの機能性の低下が経験されかつ許容される。局所用製品が不安定な成分を含有する場合、それらの製品を新たに調製することができるということは1つの利点であろう。
米国特許第A−6221346号は、水の添加によりクリーム、乳液、または化粧水を作製することができる粉末を開示している。この粉末は、特定の添加剤、ポリオキシエチレンオレオ−リノールグリセリドなどのポリオキシエチレングリセリドを含む。この粉末は、500マイクロメートル未満の粒径を有する。本発明者らは、これらの組成物がゆっくりにしか再水和せず、(部分的)再水和が行われるのに少なくとも約2、3時間を要することを見出している。得られた製品は、一般に非常に流動性が低く、クリームまたは化粧水の要望される粘性を有しない。またそれらは不均質であることも見出された。
米国特許第A−4753747号は、水性媒質中においてC10〜C22カルボン酸の微粉砕粒子が中和剤と混合されている、液体の水溶性水性中和石鹸を開示している。得られている完全に中和された液体石鹸は、再水和されると泡タイプの製品を形成する。
本発明者らは、皮膚への局所塗布向けの化粧品組成物(例えば、スキンクリーム、化粧水、バニシングクリーム、日焼け化粧水、保湿剤など)を製造する方法、特に、短時間(例えば数分)において、その場合、調製の間、水を含む最終組成物を加熱しまた冷却する必要がなく、比較的少量のこのような組成物を生成するのに役立つ方法を見出している。本方法により、化粧品組成物を調製するために0〜100℃の調製温度が可能になる。
本発明者らが見出した方法のさらなる利点は、その方法が、水性組成物を添加することにより短時間で、基剤からの最終製品の調製を可能にすることである。一般に、本発明による基剤から、クリームもしくは化粧水基剤製品が得られる時間は1分〜1時間である。
どんな規模ででも本発明の方法を実施でき、また特定の粒度への基剤材料の加工を要しないという事実は、他の利点である。
その最も幅広い態様では、本発明は、全ての方式の局所用スキンケア組成物をもたらすため容易に使用することができる基剤組成物の特に少量における製造を促進する。このような基剤組成物に適切な活性成分および好みの成分を添加することにより容易に特注化させて、その消費者が要求する局所用スキンケア組成物を提供することができる。このような「小規模」生産は、生産業者による小規模工業製造、または、濃縮物からの消費者による少量の局所用製品の再構成を包含することができる。
本方法により、調製工程のどの段階においても配合物中に含まれる水を加熱する必要がないので、低減された費用における完全製剤製品の調製も容易になる。これにより、原価が節減され、また完全製剤品を調製するのに要する時間も節減される。
特定の中和度を有する脂肪酸有機塩基石鹸により、遊離脂肪酸と組み合せてそれ自体でも、また場合によって他の界面活性剤と組み合せても、比較的低温で水と混合すると化粧品組成物を形成することが可能になることが、驚くべきことに見出されている。
したがって、第1の態様により、本発明は、
(a)脂肪酸の中和度が8〜90%である脂肪酸石鹸を少なくとも部分的に生成するために、脂肪酸および有機塩基を含む混合物を提供するステップと、
(b)100℃までの温度において、実質的に全ての脂肪酸を分散しまたは可溶化して、基剤混合物をもたらすような、十分な水性組成物を提供するステップと、
(c)場合によって、ステップ(b)から得られる組成物の内容物を、さらに攪拌するステップと
を含み、それにより局所用基剤組成物を生成する、局所用スキンケア組成物の調製において使用するための局所用基剤組成物を提供する方法に関する。
第2の態様では、本発明は本方法によって得ることが可能な化粧品組成物に関する。
第3の態様では、本発明は化粧品組成物、特にスキンクリームの調製に適している本質的に無水の組成物に関し、またそのような化粧品組成物を調製するためのその本質的に無水の組成物の使用に関する。
第4の態様では、本発明は化粧品組成物を調製するのに適したパーツのキットに関する。
本発明は、局所用基剤組成物、好ましくはスキンクリームなどの化粧品組成物を調製する方法を提供する。このような組成物には、スキンクリーム、化粧水、バニシングクリームなどが含まれるが、それらに限定されない。本組成物は皮膚上に容易に広げることができることが好ましい。
本発明の文脈では、用語、局所用組成物は、空気空間、気泡および空隙の体積分率が5%を超える製品を除外している。
したがって、好ましい組成物は、10s−1〜100s−1のせん断速度での0.1〜10000Pa.sの見掛け粘度、または、0.1〜10.000Pa、好ましくは1〜10.000Pa、より好ましくは10〜1.000Paの降伏応力を特徴としている。
クリーム基剤またはローション基剤などの局所用基剤組成物は、いくつかの場合においてそれ自体使用することができるが、さらなる成分を補って完全製剤製品を形成することが好ましい。完全製剤製品は、最終製品として使用され、消費者が塗布するものである。完全製剤製品はまた、最終製品、またはより具体的には、局所用スキンケア組成物とも呼ばれる。
本発明の文脈では、水性組成物は、主として水を含む水性媒質であるが、他の成分をも含むことができる。好ましい水性組成物は水である。他の例には、着色剤、健康利益を有する成分、香り成分などの補足成分を有する茶、ジュース、水が含まれる。
本発明による方法の利点の1つは、それによって、基剤組成物を調製するのに温度0〜35℃を有する冷水の使用が可能になることである。化粧品組成物は一般に60〜90重量%の水を含み、したがってそれにより、使用前に大体積の水を加熱する必要がなくなるので、エネルギー費用の低減がもたらされる。また、消費者が小規模に本方法を実施する場合にも、低収入の国では例えば必ずしも入手可能ではないかも知れない、調製のための温水および電気を、消費者は使用する必要がない。しかし、水性組成物は35℃を超える温度を有することもでき、したがって本発明による方法は様々な選択肢を提供していることに注目されたい。
(脂肪酸)石鹸を、脂肪酸と塩基との間の中和反応から得られる生成物として定義している。
第1のステップ(a)では、本方法は、脂肪酸石鹸の少なくとも一部を形成するための脂肪酸と有機塩基とを含む混合物を提供する。
本発明の方法については、脂肪酸と塩基との組合せである、ステップ(a)において提供される混合物が、部分中和された脂肪酸/石鹸組成物をもたらすことが不可欠である。このことは、脂肪酸の一部だけが、有機塩基と一緒に石鹸を生成し、遊離の脂肪酸も残っていることを意味する。
何らかの理論に捉われようとすることなしに部分的中和が、遊離脂肪酸と錯体を形成した脂肪酸石鹸が生成される原因になるものと考えられる。この脂肪酸/石鹸錯体は、水を添加すると周囲温度で膨潤する。膨潤した組成物が、得られた粘稠なクリームまたは化粧水の主成分を形成すると考えられる。完全に中和されている組成物は、この脂肪酸/石鹸錯体を形成しないことが見出された。
ステップ(b)の水性組成物の温度は、0〜100℃、好ましくは0〜50℃、より好ましくは0〜35℃、より一層好ましくは0〜20℃が好ましい。
それ自体におけるこの混合で所望の基剤組成物を形成するのに既に十分な場合がある。
均質性のために、ステップ(b)の混合物をさらに攪拌することが好ましい。
例えば振とうすることにより、またはスパチュラ、スプーン、もしくはフォークで単に攪拌することにより、または場合によって電気で駆動されるハンドミキサを使用することにより、混合または攪拌を達成することができる。
別法として、混合物は、攪拌するステップの一部として超音波に掛けられる。
混合物は、少なくとも10秒、より好ましくは少なくとも20秒、より一層好ましくは少なくとも30秒攪拌するのが好都合である。攪拌は5分まで継続できることが好都合である。混合物の攪拌は、内容物が「固まる」、すなわち、攪拌中に容器の周囲に内容物が容易に跳ね返らなくなり、また微粒子が見られなくなるまで継続することが好ましい。
好ましい実施形態では、ステップ(a)の混合物は、混合物の融解温度を超える温度まで、好ましくは40℃〜80℃の範囲において加熱され;また、その後混合物の晶出温度未満の温度、好ましくは40℃未満、より好ましくは25℃未満まで冷却される。加熱は、水性組成物を添加する前に実施することが好ましい。得られた混合物は、ステップ(b)において水性組成物をもたらす前に、粉末方式において作製していることが好ましい。個々の消費者がさらに処理を行うか、またはステップ(a)の混合物を調製した所と地理的に異なる場所でさらに処理を行うかいずれかの場合、粉末化が特に適している。その上、粉末化により混合物と水性組成物との間の接触表面が広がるので、有利である。
何らかの理論に捉われようとすることなしにステップ(a)の混合物を加熱しその後冷却することにより、さらなる処理において取扱いが容易な、ワックスもしくは粉末タイプの材料の生成がもたらされると考えられる。得られた脂肪酸石鹸錯体は、冷水中において膨潤して結晶および/またはゲル相を形成する。
本方法のいくつかの実施形態では、脂肪酸と有機塩基とを混合すると同時に所望の石鹸が生成されるであろうが、他の実施形態では石鹸を生成するために、加熱ステップが所望されまたは実際に必要とされる。加熱が必要であるかどうかを決定する因子は、なかんずく、選択される有機塩基、および使用される脂肪酸の炭化水素構造である。本明細書および実施例において提供される指針に従って、遊離脂肪酸および有機塩基の所望の組合せと、好ましい熱処理およびその条件とを選択することは、クリーム/化粧水製造分野の技術者の能力の範囲内にある。
ステップ(a)の混合物は、少なくとも部分的に脂肪酸石鹸の形態にある。脂肪酸材料の塩基に対する比を制御することにより、脂肪酸材料の鹸化度を制御することが可能である。この鹸化は、中和とも呼ばれる。非中和脂肪酸材料の石鹸に対する比に応じて、また存在する水量にも応じて、得られる混合物の結晶および/またはゲル相構造を操作することが可能であり、この混合物が局所用スキン組成物向けに特に適している基剤材料であることが見出されている。
本発明の好ましい実施形態により形成する基剤組成物は、脂肪酸石鹸材料中に非中和脂肪酸材料および石鹸の両方を含有し、二者の比を注意深く制御して、物理的および感覚的性状を最適化する。多過ぎる非中和脂肪酸材料を含有する脂肪酸石鹸材料を含む基剤、または少な過ぎる石鹸を含む基剤は、典型的に、皮膚上に広がりにく過ぎ、粘稠なクリームの形態ではなく流動性のクリームの形態にあり、またおそらく粒状の感触を有するであろう。しかし、基剤組成物において石鹸が多過ぎまたは脂肪酸材料が少な過ぎると、ぬるぬるし過ぎる感触、または泡の感触を与える組成物を生成する恐れがある。
ステップ(a)では、好ましくは10〜90%、より一層好ましくは10〜60%、より好ましくは12〜50%、より一層好ましくは15〜40%の脂肪酸が、有機塩基石鹸の形態にあることが好ましい。
ステップ(a)では、遊離脂肪酸と塩基の混合物を調製する。脂肪酸は任意の適切な脂肪酸、典型的にはC14〜C22の鎖長を有する脂肪酸部分を含有するものとすることができる。本発明の目的のため、「脂肪酸」には、脂肪酸のブレンドが含まれてよい。脂肪酸材料は、比較的純粋なある量の一鎖長脂肪酸部分をも含有できる。脂肪酸石鹸を得ることができる適切な脂肪酸には、ペラルゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシノレイン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、およびエルカ酸が含まれる。通例は飽和されているが、適切な脂肪酸材料は不飽和脂肪酸部分を含有でき、また、例えばヒドロキシ脂肪酸などある程度の置換を有する脂肪酸を含有できる。
ある好ましい実施形態では、使用される脂肪酸の炭化水素鎖長は、炭素原子14〜22個、好ましくは14〜20個、より好ましくは16〜18個である。
好ましい脂肪酸は、飽和脂肪酸、または飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸との組合せを含む群から選択される。
本組成物に不可欠な要素の1つは、有機塩基である。最終的なスキンケア組成物を調製するのに冷水が使用される方法では、カリウムまたはナトリウムなどの無機塩基組成物が不適当であることが見出されているので、塩基は有機塩基であることが不可欠であると判明している。有機塩基は、遊離脂肪酸と脂肪酸石鹸との間の上述の錯体を形成する役割を果す。本発明者らは、塩基だけが水酸化ナトリウムなどの無機塩基である完全中和もしくは部分中和された脂肪酸組成物は、このような組成物が冷水中に可溶ではない石鹸または酸石鹸錯体を形成し、膨潤する錯体をもたらさず、また単に泡タイプの構造を生成するだけなので、本発明の目標を充足しないことを見出している。したがって、いくらかの量の無機塩基の存在は許容されるが、本発明の方法においては有機塩基も存在することが不可欠である。
有機塩基は、トリエタノールアミド、ジエタノールアミン、モノエタノールアミド、トリイソプロパナールアミン、またはこれらの組合せを含む群から選択されることが好ましい。
添加する塩基の量は、典型的に脂肪酸の部分鹸化をもたらし、それにより脂肪酸石鹸材料を生成し、そのため、添加する塩基の量に応じて基剤組成物のレオロジ性状を調節することが可能になるようなものである。
適正な結晶構造を確実に形成させ、かつ早発の反応を避けるために、脂肪酸石鹸材料の成分は、冷水を供給する前には、実質的に無水であることが好ましい。混合物に水を供給しているならば直ぐに、均質性のために水および脂肪酸石鹸材料成分の攪拌が必要である。
脂肪酸に脂肪酸有機石鹸を加えたものの量は、ステップ(a)の混合物の合計重量に対して70〜100重量%であることが好ましく、また形成するクリームもしくは化粧水基剤の合計重量に対して0.5〜30重量%、より好ましくは3〜20重量%、より好ましくは5〜10重量%が好ましい。
一実施形態では、場合によってステップ(b)の前に混合物に他の界面活性剤を供給する。非中和脂肪酸も界面活性剤とみなされるので、本明細書では他の界面活性剤を参照する。これらの他の界面活性剤は、有機塩基により中和されないことが好ましい。
スキンクリームおよび化粧水において界面活性剤は共通の添加剤である。適切な他の界面活性剤は、例えば脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、またはこれらを組み合せたものを含む群から選択することができる。セチルアルコールは脂肪族アルコールの一例である。グリセロールステアレートおよびグリコールステアレートが脂肪酸エステルの一例である。
ステップ(a)の混合物は、脂肪酸、有機塩基、セチルアルコール、グリセロールステアレートおよびグリコールステアレートを含むことが好ましい。
他の界面活性剤は、ステップ(a)において添加するのが好ましく、融解温度を超えるまでの、場合による加熱の前に添加するのがより好ましい。いずれの理論にも捉われることを望まないが、後者の添加方式によって、水和時に形成する結晶および/またはゲル相中に、はるかに急速に他の界面活性剤を含めることが可能になる。
脂肪酸石鹸の他の界面活性剤に非中和脂肪酸を加えたものに対する重量比は、5:1〜1:5、最も好ましくは1:1であることが好ましい。
本発明による上述の方法によって得られる組成物は、スキンケアクリームもしくは化粧水を提供する基剤材料として特に適合している。いくつかの状況では、水性組成物によって再構成した後に形成する合成された脂肪酸石鹸材料はそれ自体で適切な局所用スキンケア組成物を提供する。ステップ(a)では、油、着色剤、香料、少量成分などの他の成分を添加することができ、完全製剤製品を直接製造することができることが見出されている。しかし、ステップ(b)において水性組成物と混合するとき、組成物にさらなる成分を添加して、最終的なスキンケア組成物とすることがより好ましい。
したがって、好ましい実施形態では、場合によってステップ(b)の前または後、好ましくはステップ(b)において香料、防腐剤、油、グリセリド、またはそれらを組み合せたものを含む群から選択されることが好ましい、さらなる成分により基剤組成物を提供する。得られる化粧用組成物の特注化を可能にするため、水性組成物と一緒に好ましい成分を添加することが好ましい。別法として、基剤クリームまたは基剤化粧水を調製した後、すなわち、ステップ(b)において水性組成物を混合した後、付加的成分を添加する。
さらなる態様では、本発明は、本発明による方法によって得ることが可能な化粧品組成物に関する。
本発明による局所用化粧品組成物は、典型的に60〜100重量%、好ましくは60〜99重量%の水性化粧品基剤(例えば、水、脂肪酸、および脂肪酸塩基)を含み、その残量は、所望の形態の局所用スキンケア組成物をもたらすのに必要な他の成分を含む。
本発明による局所用化粧品組成物は、6〜9、好ましくは6.5〜8の領域にあるpHを典型的に有する。
水のほかに、例えばC1〜3一価アルコールなどの比較的揮発性の溶媒を、本発明の化粧品ビヒクルの一部とすることができる。
得られている本発明による局所用組成物は、典型的に50〜90重量%、より好ましくは70〜85重量%の水、および、製品を構成するため適切なレベルの脂肪酸石鹸をもたらすように、十分な脂肪酸、塩基、および/または石鹸を含有できる。適切なレベルの脂肪酸は、5〜25重量%、より好ましくは10重量%〜20重量%、また石鹸は0.1〜10重量%、より好ましくは1重量%〜4重量%(存在する場合)の範囲にあるものとすることができる。塩基の量は、最初0.1と5重量%の間であることが好ましい。
皮膚軟化材料も、化粧品として許容可能な添加剤として役割を果すことができる。これらの材料はシリコーン油および合成エステルの形態にあるものとすることができる。皮膚軟化剤の量は、最終局所用スキンケア組成物の0.1〜25重量%、好ましくは1重量%と20重量%の間、のいずれかにある範囲とすることができる。
皮膚軟化材料は、シリコーン油、エステル、またはそれらの混合物とすることができる。
シリコーン油は、揮発性および不揮発性の種類に分けることができる。本明細書で使用される用語「揮発性」は、周囲温度において測定可能な蒸気圧を有する材料を指す。揮発性シリコーン油は、ケイ素原子3〜9個、好ましくは4〜5個を含有する環状もしくは線状ポリジメチルシロキサンから選択されるのが好ましい。線状揮発性シリコーン材料は、一般に25℃において約5センチストークス未満の粘度を有するが、環状揮発性シリコーン材料は、一般に25℃において約10センチストークス未満の粘度を有する。
皮膚軟化材料として有用な不揮発性シリコーン油には、ポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、およびポリエーテルシロキサンコポリマーが含まれる。本明細書において有用な本質的に不揮発性のポリアルキルシロキサンには、例えば、25℃で約500万〜約2500万センチストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサンが含まれる。本発明において有用な好ましい不揮発性シリコーン皮膚軟化剤の中では、25℃において約10〜約400センチストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサンがある。
エステル皮膚軟化剤の中では下記のものがある:
(1)炭素原子10〜20個を有する脂肪酸のアルキルもしくはアルケニルエステル。その例には、ネオペンタン酸イソアラキジル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸オレイル、ステアリン酸オレイル、およびオレイン酸オレイルが含まれる。
(2)エトキシレート化脂肪族アルコールの脂肪酸エステルなどのエーテル−エステル。
(3)多価アルコールエステル。エチレングリコールモノ−およびジ−脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノ−およびジ−脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール(200〜6000)モノ−およびジ−脂肪酸エステル、プロピレングリコールモノ−およびジ−脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコール2000モノオレエート、ポリプロピレングリコール2000モノステアレート、エトキシレート化ポリプロピレングリコールモノステアレート、グリセリルモノ−およびジ−脂肪酸エステル、ポリグリセロールポリ−脂肪酸エステル、エトキシレート化グリセリルモノステアレート、1,3−ブチレングリコールモノステアレート、1,3−ブチレングリコールジステアレート、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、およびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが、満足される多価アルコールエステルである。
(4)みつろう、鯨ろう、ミリスチン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、およびベヘン酸アラキジルなどのワックスエステル。
(5)コレステロール脂肪酸エステルがその例であるステロールエステル。
本発明のスキンケア組成物の化粧品ビヒクルの一部として、多価アルコールタイプの湿潤剤も使用できる。湿潤剤は、皮膚軟化剤の効力を増加させることを助け、落屑を減少させ、蓄積された鱗屑の除去を促進し、また皮膚の感触を改善する。典型的な多価アルコールには、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、およびそれらの誘導体、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、エトキシレート化グリセロール、プロポキシレート化グリセロール、ならびにそれらの混合物を含む、グリセロール、ポリアルキレングリコール、および、より好ましくはアルキレンポリオールおよびその誘導体が含まれる。湿潤剤の量は、最終スキンケア組成物の0.5〜30重量%、好ましくは1と15重量%の間、のいずれかの範囲とすることができる。
本発明による組成物は、付加的な増粘剤をほとんどまたは全く含まないことが有利であろう。しかし、所望される場合、本発明による組成物の化粧品として許容可能なビヒクルの一部として増粘剤(少量において)を利用することもできる。適切な増粘剤には、架橋アクリレート(例えばCarbopol 982)、疎水性改質アクリレート(例えばCarbopol 1382)、セルロース誘導体、および天然ガムが含まれる。有用なセルロース誘導体の中には、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセルロース、およびヒドロキシメチルセルロースがある。本発明に適した天然ガムには、グアー、キサンタン、スクレロチウム、カラゲーニン、ペクチン、およびこれらのガムの組合せが含まれる。代替的な増粘剤はクレーである。増粘剤の量は、存在するとしても本組成物の0.0001〜2重量%、通常0.001〜1重量%の範囲であろう。
水中油型エマルションを典型的にもたらすために、乳化剤と一緒に油または油性材料が存在できる。ただし、このことは大部分、使用される乳化剤の平均親水性親油性比(HLB)に依存するであろう。
本発明の化粧品組成物中には種々のタイプの付加的活性成分が存在できる。活性物は、皮膚軟化剤以外、また本組成物の物理的特性を単に改善する成分以外の皮膚に恩恵のある薬剤として定義される。この範疇に限定されないが、一般的な例には、タルクおよびシリカなどの抗皮脂成分、および日焼け止め剤などが含まれる。さらなる例には、絹タンパク質、香料、着色剤、AHA,コラーゲン、アミノ酸などの皮膚健康成分;ビタミンA、およびビタミンEなどのビタミン、レシチン、ダイズステロールなどのトリプルリピッド;またはそれらを組み合せたものが含まれる。
日焼け止め剤には、紫外線を遮るために通例使用される材料が含まれる。例示的な化合物は、PAAの誘導体、ケイ皮酸エステル、およびサリチル酸エステルである。例えば、アゾベンゾフェノン(Parsol 1789(登録商標))、メトキシケイ皮酸オクチル、および2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(オキシベンゾンとしても知られる)を使用することができる。メトキシケイ皮酸オクチル、および2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンは、それぞれ商標Parsol MCXおよびBenzophenone−3のもとに市販されている。本組成物中に使用される日焼け止め剤の正確な量は、太陽のUV放射線からの所望される保護の度合いに応じて変更することができる。
多くの化粧品組成物、特に水を含有するものは、有害な微生物の可能性のある増殖に対して保護しなければならない。したがって防腐剤が必要になる可能性があり、防腐剤への必要性は、低水量および/または低pHでは少なくなるであろう。
適切な防腐剤には、p−ヒドロキシ安息香酸のアルキルエステル、ヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩、および様々な第四級アンモニウム化合物が含まれる。本発明の特に好ましい防腐剤は、メチルパラベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール、およびベンジルアルコールである。防腐剤は、最終スキンケア組成物の約0.1重量%〜2重量%の範囲にある量において通常使用されるであろう。
本発明によるスキンケア組成物には、レチノイドが含まれてよい。レチノイドは、皮膚の線維芽細胞によるコラーゲン合成を増加させる。これにより、日焼けからの保護およびしわになった皮膚の平滑化がもたらされる。本明細書において使用している用語「レチノイド」には、レチノイン酸、レチノール、レチナール、およびレチニルエステルが含まれる。用語「レチノイン酸」に含まれるものは、13−シスレチノイン酸、および全トランスレチノイン酸である。
本明細書において使用している用語「レチノール」には、下記のレチノールの異性体が含まれる:全トランスレチノール、13−シスレチノール、11−シスレチノール、9−シスレチノール、3,4−ジデヒドロレチノール。好ましい異性体は全トランスレチノール、13−シスレチノール、3,4−ジデヒドロレチノール、9−シスレチノールである。最も好ましいものは、その広い商業的活性のため、全トランスレチノールである。
レチニルエステルは、レチノールのエステルである。用語「レチノール」は上記において定義している。本発明において使用するのに適しているレチニルエステルは、レチノールのC〜C30エステル、好ましくはC〜C20エステル、また最も好ましくはC、C、およびC16エステルであり、それらがより普通に入手可能であるからである。レチニルエステルの例には下記のものが含まれるが、それらに限定されない:パルミチン酸レチニル、ギ酸レチニル、酢酸レチニル、プロピオン酸レチニル、酪酸レチニル、吉草酸レチニル、イソ吉草酸レチニル、ヘキサン酸レチニル、ヘプタン酸レチニル、オクタン酸レチニル、ノナン酸レチニル、デカン酸レチニル、ウンデカン酸レチニル、ラウリン酸レチニル、トリデカン酸レチニル、ミリスチン酸レチニル、ペンタデカン酸レチニル、ヘプタデカン酸レチニル、ステアリン酸レチニル、イソステアリン酸レチニル、ノナデカン酸レチニル、アラキジン酸レチニル、ベヘン酸レチニル、リノール酸レチニル、オレイン酸レチニル、乳酸レチニル、グリコール酸レチニル、ヒドロキシカプリル酸レチニル、ヒドロキシラウリン酸レチニル、酒石酸レチニル。
存在する場合、本発明におけるレチノイドは、最終スキンケア組成物の0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.01重量%〜1重量%、また最も好ましくは0.01重量%〜0.05重量%の量において存在できる。
本発明による方法は、消費者による最終的な特注された化粧品組成物の調製に、特に適している。したがって、ステップ(a)の混合物を、化粧品容器内部に供給するのが好ましい。この容器は、その中で最終化粧品組成物を調製することができるようなものであることが好ましい。消費者により本スキンケア組成物の個別的部分を調製するのにこの容器を使用する場合、攪拌する前に容器を密閉することが好ましいであろう。このような化粧品容器は、好ましくは20〜250ml、より好ましくは25〜100ml、より一層好ましくは25〜50mlの体積を有することができる。
ステップ(a)において供給される混合物は、単純な機械的混合物とし、場合によって上記に記述したように加熱されるのが好都合であり、また好都合に錠剤、粉末、または無定形の塊の形態とすることができる。したがって本発明の他の実施形態では、本発明にでの使用向けに錠剤、粉末、または無定形の塊の形態の無水組成物が供給される。このような無水組成物は、化粧品基剤組成物の調製が行われる容器内に個別に供給できる。無水組成物の各ユニットは、個別に包装できる。
本実施形態の好ましい態様では、本発明は、有機脂肪酸石鹸および脂肪酸、ならびに場合によって他の界面活性剤を含み、その場合脂肪酸石鹸の量が、脂肪酸に石鹸を加えたものの合計量の8〜90%である、錠剤、粉末、または無定形の塊の形態の本質的に無水の組成物に関する。脂肪酸石鹸の量は、脂肪酸および石鹸の合計量の少なくとも12%であることが好ましい。
本発明の文脈では、本質的に無水のとは、10重量%未満の水を、好ましくは5重量%未満、より好ましくは1重量%未満の水を含むことが好ましいと定義する。
上記に掲げた好ましい成分は、この本質的に無水の組成物にも同様に適用される。特に好ましいのは、有機塩基が、トリエタノールアミド、モノエタノールアミド、トリイソプロパナールアミン、またはこれらの組合せを含む群から選択されていることである。
より一層好ましいのは、脂肪酸石鹸および非中和の脂肪酸が、炭素原子14〜20個の炭化水素鎖長を特徴とすることである。
さらなる態様では、本発明は、化粧品組成物、好ましくはスキンクリーム/化粧水を調製するために本質的に無水の組成物を使用することに関する。数分以内にこのスキンクリームまたは化粧水が調製されることが好ましい。
任意の適切な方法で個別にクリームを調製するために、この混合物または本質的に無水の組成物を消費者に供給することができる。化粧品組成物を調製するためのパーツのキットを提供することが好ましく、キットは化粧品容器、本発明による本質的に無水の組成物、およびそのキットを使用するための使用説明書を備えている。使用説明書には、水性組成物の温度、および1単位の無水組成物について添加する水性組成物の量、場合によって添加できるさらなる成分、ならびに混合物の望ましい攪拌方式に関する指針が含まれるであろう。
化粧品容器は、最終化粧品組成物を調製するために添加する最も好ましい水量を消費者に示す計量用標示を備えていることが好ましい。
特注化に向けた要望に対処するため、このパーツのキットは、香料、レチノール、着色剤、油、ハーブ、ビタミン、またはこれらの組合せを含む群から選択されることが好ましいスキンクリーム用添加剤を備えた別個の包装ユニットを追加的に備えることが好ましい。別法として、これらの添加剤は、本質的に無水の組成物の一部とすることもできる。他の実施形態により、スキンクリーム添加剤は、パーツのキットの一部である水性組成物と混合される。水性組成物は、場合によって、添加剤(の一部)を含む。
本発明を、ここに下記の非限定的な実施例により例示している。
(実施例)
下記の表には、ステップ(a)において調製している無水成分が含まれる。水および他の成分は、表の外側に掲げている。
表Iの全ての成分は、80℃で混合し、融解した。その後混合物を約20℃まで冷却し、次いで粉末とした。
中和度は14.8%であった。
室温の水を添加し、得られた混合物をスパチュラで約1〜2分間混合した。
なめらかな、均質のスキンクリームが得られた。
Figure 2006510575
Figure 2006510575
実施例1の手順を用いた。
中和度は16.9%であった。
得られた製品はなめらかな、均質の基剤組成物であり、このものは直接使用することもでき、または共通成分を補足して最終的なスキンクリームを調製することもできる。
Figure 2006510575
実施例1の手順を用いた。
中和度は58.6%であった。
なめらかな、均質のスキンクリームが得られた。
Figure 2006510575
手順
表4の全ての成分を混合し、80℃で融解した。その後混合物を約20℃まで冷却し、次いで粉末とした。中和度は58.6%であった。
室温の水を添加し、また同時にシリコーン油、ヒマワリ油、香料および赤色着色剤を混入した。得られた組成物を、スパチュラで約2分間混合した。
Figure 2006510575
実施例1の手順を用いた。
中和度は8%であった。
得られた製品はなめらかな、均質のベース組成物であり、このものは直接使用することもでき、または共通成分を補足して最終的なスキンクリームを調製することもできる。
塩基材料としてジエタノールアミン。組成物は下記の通りであった:
Figure 2006510575
実施例1の手順を用いた。
中和度は18.6%であった。
なめらかな、均質のスキンクリームが得られた。

Claims (21)

  1. (a)脂肪酸の中和度が8〜90%である脂肪酸石鹸を少なくとも部分的に生成するために、脂肪酸および有機塩基を含む混合物を提供するステップと、
    (b)100℃までの温度において、実質的に全ての脂肪酸を分散しまたは可溶化して基剤混合物をもたらすような、十分な水性組成物を提供するステップと、
    (c)ステップ(b)から得られる組成物の内容物を、場合によりさらに攪拌するステップと
    を含み、それにより局所用基剤組成物を生成する、
    局所用化粧品組成物の調製において使用するための局所用基剤組成物を提供する方法。
  2. ステップ(b)において水性組成物を提供する前に、ステップ(a)の混合物が、混合物の融解温度を超える温度まで、好ましくは40℃〜80℃の範囲において加熱され;また、その後混合物の晶出温度未満の温度、好ましくは40℃未満まで冷却される請求項1に記載の方法。
  3. ステップ(a)の混合物が、本質的に無水である請求項1または2に記載の方法。
  4. ステップ(a)において、10〜90%、より好ましくは10〜60%、より好ましくは12〜50%、より一層好ましくは15〜40%の脂肪酸が有機塩基石鹸の形態にある請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 脂肪酸の炭化水素鎖長が、炭素原子14〜20個、好ましくは16〜18個である請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 水性組成物が水である請求項1から5のいずれかに記載の方法。
  7. 水性組成物の温度が、0〜70℃、好ましくは0〜50℃、より好ましくは0〜40℃、より一層好ましくは0〜35℃である請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 有機塩基が、トリエタノールアミド、モノエタノールアミド、トリイソプロパナールアミン、ジエタノールアミンまたはそれらの組合せを含む群から選択される請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. ステップ(a)の混合物に、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、またはそれらを組み合せたものを含む群から選択されることが好ましい界面活性剤を提供する請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 融解温度を超えるまで加熱する前に界面活性剤を添加する請求項9に記載の方法。
  11. 脂肪酸に脂肪酸有機石鹸を加えたものの量が、ステップ(a)の混合物の合計重量に対して50〜100重量%であり、形成するクリームもしくは化粧水基剤の合計重量に対して好ましくは0.5〜30重量%、より好ましくは3〜20重量%である請求項1から10のいずれかに記載の方法。
  12. 脂肪酸石鹸の非中和脂肪酸を含む他の界面活性剤に対する重量比が、好ましくは5:1〜1:5、最も好ましくは約1:1である請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  13. 好ましくはステップ(a)または(b)において、より好ましくはステップ(b)において、香料、防腐剤、油、グリセリド、またはそれらを組み合せたものを含む群から選択されることが好ましいさらなる成分が混合物に提供される請求項1から12のいずれかに記載の方法。
  14. ステップ(a)の混合物が化粧品容器内部に提供される請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の方法によって得ることが可能な化粧品組成物。
  16. 脂肪酸石鹸の量が、脂肪酸に石鹸を加えたものの合計量の8〜90%である、有機脂肪酸石鹸および脂肪酸および場合によって他の界面活性剤を含む、錠剤、粉末、または無定形の塊の形態の本質的に無水の組成物。
  17. 有機塩基が、トリエタノールアミド、モノエタノールアミド、トリイソプロパナールアミン、ジエタノールアミンまたはそれらの組合せを含む群から選択される請求項16に記載の組成物。
  18. 化粧品組成物、好ましくはスキンクリームまたは化粧水を調製するための請求項16または17に記載の組成物の使用。
  19. 化粧品容器、請求項15から17のいずれかに記載の組成物、およびキットを使用するための使用説明書を備える、化粧品組成物を調製するためのパーツのキット。
  20. 化粧品容器に計量用標示を付している請求項19に記載のパーツのキット。
  21. 香料、レチノール、着色剤、油、ハーブ、ビタミン、またはそれらの組合せを含む群から選択されることが好ましいスキンクリーム添加剤を備えた、別個の包装ユニットを追加的に備える請求項19または請求項20に記載のパーツのキット。
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