JP2006336855A

JP2006336855A - 座金の底部に接するバネの弾力により座金とボルト又はナットとの結合による固定、或いは離脱による解除を可能とするボルト、ナットの緩み防止。

Info

Publication number: JP2006336855A
Application number: JP2005190592A
Authority: JP
Inventors: Etsuzo Kuinose; 悦蔵杭ノ瀬
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2005-06-02
Filing date: 2005-06-02
Publication date: 2006-12-14

Abstract

【課題】ボルト、ナットの緩み防止。
【解決手段】被締結部の表面に鋸歯状の突起物を有するバネ付き座金を挿入できる窪みを造りその窪みに座金を挿入して回転を防止した座金に、座金と接する面に鋸歯状の窪みを有するボルトを使用して、或いは被締結部から出ているボルトにナットを通してソケットレンチで締めることにより、座金とボルト或いはナットの鋸歯状の切り込み部分が合致して緩みを完全に防止する。
【選択図】図５

Description

発明の詳細な説明

本発明は、緩みや脱落が皆無でありソケットレンチを使用して簡単にボルトやナットの締め付け或いは解除を可能にする方法に関する。

従来の方法ではボルトやナットを締め付けるときはレンチを用いて強固に締め付ける。

強固に締め付けても緩む場合にはナットを増やしてダブルナットとする。

ダブルナットでも緩む場合はボルトに相反する二つの溝を設けてナットの右回転と左回転による組み合わせにより防止する方法。

そのほかいろいろな方法が考えられていますが簡単で確実に緩みを防止するには不充分であった。

本発明はボルト或いはナットの被締結部に対する締め付け或いは解除がソケットレンチの使用により簡単に締め付けたり解除したりすることが出来る方法である。

被締結部に鋸歯状の突起物を有するバネ付き座金全体を挿入できる窪みを掘り、その窪みに座金を挿入して座金が回転できないようにする。

被締結部にボルトを挿入して締める場合には、被締結部に向かう面に鋸歯状の窪みを持ったボルトで締め付ける。

被締結部から出ているボルトにナットを取り付けて締める場合には、被締結部に向かう面にナットの鋸歯状の窪みを向けて締め付ける。

バネ付き座金の上面の一部に設けた鋸歯状の突起物とボルトやナットの鋸歯状の窪みが合致した場合には緩みや脱落の防止が完成される。

上面に鋸歯状の突起物を有するバネ付き座金と、座金に接着する面に鋸歯状の窪みを有するナット或いはボルトの二個の組み合わせだけで簡単にしかも確実に緩みを防止できる。

ソケットレンチの使用により締め付け或いは解除が簡単に出来るため作業効率が高まる。

被締結部に鋸歯状の突起物を有するバネ付き座金全体を挿入できる窪みを掘りその窪みに座金を挿入して座金が回転できないようにするのである。窪みの形状は四角形が好ましいが座金の回転を防ぐ形状であれば四角形以外でも差し支えない。

上面に鋸歯状の突起物を有するバネ付き座金の形状は四角形が好ましいが座金の回転を防ぐ形状であれば四角形以外でも差し支えない。

ボルトの頭部或いはナットに掘っている鋸歯状の窪みとバネ付き座金の上面に設けている鋸歯状の突起物と噛み合ったときが最良の形態であるが、鋸歯状ではなくて他の形状例えば山形状などでも差し支え無い。

バネ付き座金に取り付けているバネについては、板バネやスプリングバネ以外のバネであっても弾力性に富んだ部材であれば差し支えない。

ボルトやナットの締め付け或いは解除に用いるソケットレンチはボルトやナットの形状に合った形で一般的には六角形であるが、ボルトやナットの厚さより深いソケットレンチの使用が必要不可欠である。

ソケットレンチの先端部でバネ付き座金を押さえている状態のときにボルト或いはナットを締め付けた後、ソケットレンチを取り外すと座金に押さえられていたバネが反発して座金に設けている鋸歯状の突起物とボルトやナットの鋸歯状の窪みが噛み合い固定される。

座金に設けている鋸歯状の突起物とボルトやナットの鋸歯状の窪みが噛み合って固定されている状態を解除する場合には、ソケットレンチの先端部で最初に鋸歯状の噛み合っている座金を押さえて噛み合っている状態を解除してからボルトやナットを取り外す。

（図１）に表示している符号７の部分は、ボルト或いはナットの締め付けに際して座金と必要以上に噛み合ってバネによる結合や離脱の働きを止めることのないよう設けている。

（図３）に表示している符号８の部分は、（図１）に表示している符号７の部分と合致することにより、ボルト或いはナットの締め付けに際して座金と必要以上に噛み合ってバネによる結合や離脱の働きを止めることのないよう設けている。

被締結部の表面に掘り込んでいる窪みの概略図。バネ付き座金の上面に設けている鋸歯状の突起物の形状の概略図。ボルトの頭部下面の一部に鋸歯状の窪みを設けている形状の概略図。ナットの下面の一部に鋸歯状の窪みを設けている形状の概略図。被締結部の窪みに挿入したバネ付き座金をとおしてボルトをソケットレンチで締める場合に、ソケットレンチの先端部が座金を押さえた状態でボルトを締め付けている関係を示す説明図。（図５）の締め付けたソケットレンチを持ち上げたとき座金とボルトの双方の鋸歯状の部分が噛み合って固定されている状態の概略図。（図５）のボルトをナットに置き換えた図。（図６）のボルトをナットに置き換えた図。

符号の説明

１被締結部に座金を挿入するために設けた窪み。
２座金に設けている鋸歯状の突起物。
３座金とボルトやナットの鋸歯状の噛み合わせを維持したり解除したりする際に必要なバネ。
４ボルトの下面の一部に設けている鋸歯状の噛み合わせ部。
５ナットの下面の一部に設けている鋸歯状の噛み合わせ部。
６ボルトやナットの締め付けや解除に用いるソケットレンチ。
７ボルトやナットが必要以上に座金と噛み合わないよう設けた部位。
８ボルトやナットが必要以上に座金と噛み合わないよう設けた部位。

Claims

被締結部の表面に鋸歯状の突起物を有するバネ付き座金を挿入できる窪みを造りその窪みに座金を挿入して座金の回転を防止する。
バネ付き座金の表面の一部に鋸歯状の突起物を設ける。
ボルトやナットの一部に座金の鋸歯状の突起物と噛み合うような鋸歯状の切り込みを設ける。