JP2006335375A - 包装用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容器蓋に設けられた切断刃を外部から出来るだけ隠蔽させた状態を維持させる包装用容器を提供する。
【解決手段】 ロール状に巻回された包装用媒体(13)を収納する容器本体(11)と、容器本体(11)の開口部を覆って閉鎖する容器蓋(12)と、を有し、容器蓋(12)は、容器本体(11)の一頂縁に連接し、一頂縁を軸として容器本体(11)に対して回動可能な包装用容器であり、容器蓋(12)の前面壁(15)は、包装用媒体(13)を切断するための切断刃(22)を有し、切断刃(22)は、容器蓋(12)の閉蓋時に切断刃(22)の一部分が容器本体(11)の底面方向に突出する形状からなり、前面壁(12)は、切断刃(22)の突出形状部分を被覆する形状からなる。
【選択図】 図6
【解決手段】 ロール状に巻回された包装用媒体(13)を収納する容器本体(11)と、容器本体(11)の開口部を覆って閉鎖する容器蓋(12)と、を有し、容器蓋(12)は、容器本体(11)の一頂縁に連接し、一頂縁を軸として容器本体(11)に対して回動可能な包装用容器であり、容器蓋(12)の前面壁(15)は、包装用媒体(13)を切断するための切断刃(22)を有し、切断刃(22)は、容器蓋(12)の閉蓋時に切断刃(22)の一部分が容器本体(11)の底面方向に突出する形状からなり、前面壁(12)は、切断刃(22)の突出形状部分を被覆する形状からなる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、ロール状に巻かれた包装用媒体、例えば、ラップフィルムに代表される樹脂製フィルムや紙、アルミホイル等を包装するための包装用容器に関するものである。
従来から一般的に知られているラップフィルム等の包装用媒体を収容する包装用容器は、ロール状に巻かれたラップフィルムを収納する容器本体と、該容器本体に一体的に設けられた容器蓋と、から構成され、該容器本体内に、ラップフィルムが円筒状の紙管にロール状に巻回され収納されることになる。
このような包装用容器の一例として、本出願人により出願された技術文献として、実質的に矩形の底面壁と、前記底面壁の互いに対向する1対の縁部にそれぞれ連設された側面壁と、前記底面壁の他の1対の縁部にそれぞれ連設され前記側面壁間で延びる前面壁及び後面壁とを有し、被包装物を収納するようになっている容器本体、及び、前記後面壁の頂縁部に回動可能に連設されており、前記側面壁、前記前面壁及び前記後面壁の頂縁部により画成される前記容器本体の開口部を覆って閉鎖するようになっている実質的に矩形の頂面壁と、回動中心となる前記頂面壁の縁部に隣接する1対の縁部にそれぞれ連設され、前記頂面壁による前記開口部の閉鎖時に前記容器本体の前記側面壁の外側にそれぞれ配置されるようになっている蓋体側面壁と、回動中心となる前記縁部に対向する前記頂面壁の縁部に連設され前記蓋体側面壁間で延び、前記頂面壁による前記開口部の閉鎖時に前記容器本体の前記前面壁の外側に配置されるようになっている蓋体前面壁とを有する蓋体、を備える包装用容器において、前記容器本体の前記側面壁の頂縁部に、外方に延びるフラップ片を回動可能に連設し、前記頂面壁による前記開口部の閉鎖時に前記フラップ片が係合して前記蓋体の浮き上がりを防止する段部を前記蓋体側面壁の内面に形成し、前記フラップ片に対向する前記容器本体の前記側面壁の所定部分を当該側面壁の他の部分よりも薄肉とし、前記所定部分の内面よりも前記他の部分の内面が前記容器本体の内側に位置されるようにし、前記フラップ片の長さ(L3)と前記所定部分の幅(L3)とを実質的に同じ大きさとし、前記フラップ片の後端部を前記容器本体の前記後面壁の外面から所定の第1距離(L2)をもって離隔配置し、前記所定部分の後端部を前記容器本体の前記後面壁の外面から前記第1距離(L2)をもって離隔配置し、蓋体の浮上りを防止することができ、且つ、片手でも蓋体の開閉を円滑に行うことのできるラップフィルム等の包装用容器が開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2831286号公報
なお、従来のラップフィルム等の包装用媒体を収容する包装用容器を使用する場合には、まず、容器蓋を持ち上げた後、ラップフィルムを容器本体内から所望の長さだけ引き出し、そのラップフィルムを容器蓋の前面壁に取り付けられた切断刃で切断するのが一般的である。しかしながら、容器蓋の前面壁に取り付けられた切断刃は、外部に露出しており、指が切断刃に触れてしまう虞も想定される。このため、容器蓋の前面壁に取り付けられた切断刃を外部から出来るだけ隠蔽させた状態に維持させることが好ましいと考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、容器蓋に設けられた切断刃を外部から出来るだけ隠蔽させた状態を維持させる包装用容器を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる包装用媒体は、ロール状に巻回された包装用媒体を収納する容器本体と、容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋と、を有し、容器蓋は、容器本体の一頂縁に連接し、一頂縁を軸として容器本体に対して回動可能な包装用容器であって、容器蓋の前面壁は、包装用媒体を切断するための切断刃を有し、切断刃は、容器蓋の閉蓋時に切断刃の一部分が容器本体の底面方向に突出する形状からなり、前面壁は、切断刃の突出形状部分を被覆する形状からなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用容器において、前面壁は、切断刃の少なくとも一部分を被覆する形状からなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用容器において、前面壁は、切断刃を露呈するための折目が施されており、切断刃を被覆する形状部分が折目を介して回動可能となることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる包装用容器において、折目は、ミシン目が施されてなることを特徴とするものである。
本発明にかかる包装用容器は、ロール状に巻回された包装用媒体を収納する容器本体と、容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋と、を有し、容器蓋は、容器本体の一頂縁に連接し、一頂縁を軸として容器本体に対して回動可能な包装用容器であって、容器蓋の前面壁は、包装用媒体を切断するための切断刃を有し、切断刃は、容器蓋の閉蓋時に切断刃の一部分が容器本体の底面方向に突出する形状からなり、前面壁は、切断刃の突出形状部分を被覆する形状からなることを特徴とするものである。これにより、容器蓋に設けられた切断刃を外部から出来るだけ隠蔽させた状態を維持させ、容器本体に収納された包装用媒体を使用する場合にのみ、切断刃を外部に露呈させることが可能となり、指が切断刃に触れる機会を低減させ、切断刃に対する安全性を高めた包装用容器を提供することが可能となる。
まず、図5、図6を参照しながら、本実施形態における包装用容器について説明する。
本実施形態における包装用容器は、ロール状に巻回された包装用フィルム(13)を収納する容器本体(11)と、容器本体(11)の後面壁(27)の頂縁(35)を回動軸として容器本体(11)に対して回動可能となるように、頂縁(35)に連設されている容器蓋部(12)と、を有して構成される。なお、容器本体(11)の前面は、容器本体(11)の底面(29)に一方の長縁(34)を介して連設されている前面壁部(20)と、長縁(34)に対向する他の長縁(33)を介して前面壁部(20)に連設されている保持面壁部(21)と、を有して構成される。そして、保持面壁部(21)は、他の長縁(33)に沿って容器本体(11)の内側に折り込まれて前面壁部(20)の裏面に接着固定されることになる。また、容器蓋部(12)の前面壁部(15)には、包装用フィルム(13)を切断するための切断刃(22)が内側に設けられている。そして、その切断刃(22)の最も突出した形状部分(18)を少なくとも外部から隠蔽するための隠蔽片(16)を有して構成される。
このように、本実施形態における包装用容器は、ロール状に巻回された包装用媒体(13)を収納する容器本体(11)と、容器本体(11)の開口部を覆って閉鎖する容器蓋(12)と、を有し、容器蓋(12)は、容器本体(11)の一頂縁(35)に連接し、一頂縁(35)を軸として容器本体(11)に対して回動可能な包装用容器である。そして、容器蓋(12)の前面壁(15)は、包装用媒体(13)を切断するための切断刃(22)を有し、切断刃(22)は、容器蓋(12)の閉蓋時に切断刃(22)の一部分が容器本体(11)の底面方向に突出する形状(18)からなり、前面壁(12)は、切断刃(22)の突出形状部分(18)を被覆する形状からなることを特徴とするものである。これにより、容器蓋(12)に設けられた切断刃(22)を外部から出来るだけ隠蔽させた状態を維持させ、容器本体(11)に収納された包装用媒体(13)を使用する場合にのみ、切断刃(22)を外部に露呈させることが可能となり、指が切断刃(22)に触れる機会を低減させ、切断刃(22)に対する安全性を高めた包装用容器を提供することが可能となる。
なお、本実施形態における包装用容器を組み立てる際には、まず、保持面壁部(21)を、折目線(33)に沿って容器本体(11)の内側に180°折り込み、該折り込んだ保持面壁部(21)を前面壁部(20)の裏面にて接着剤で接着し、保持面壁部(21)を前面壁部(20)の裏面に固定する。
次に、貼着片(23、24)の外側に対して接着剤を塗布し、折目線(34)に沿って90°折り曲げ、貼着片(23、24)を側面壁部(25、26)の内側にそれぞれ接着することになる。そして、容器蓋部(12)を容器本体(11)の開口側に閉蓋することで、本実施形態における包装用容器が組み立てられることになる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における包装用容器について説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1〜図5を参照しながら、第1の実施形態における包装用容器(1)について説明する。なお、図1は、本実施形態における包装用容器(1)の外観斜視図である。図2は、切取線(3)に沿って開封片(2)を切除している状態の包装用容器(1)の外観斜視図である。図3は、開封片(2)を切除し、容器蓋部(12)を開蓋した状態の外観斜視図である。図4は、容器蓋部(12)を閉蓋した状態の外観斜視図である。図5は、包装用容器(1)の容器本体(11)を展開したものである。
まず、図1〜図5を参照しながら、第1の実施形態における包装用容器(1)について説明する。なお、図1は、本実施形態における包装用容器(1)の外観斜視図である。図2は、切取線(3)に沿って開封片(2)を切除している状態の包装用容器(1)の外観斜視図である。図3は、開封片(2)を切除し、容器蓋部(12)を開蓋した状態の外観斜視図である。図4は、容器蓋部(12)を閉蓋した状態の外観斜視図である。図5は、包装用容器(1)の容器本体(11)を展開したものである。
なお、本実施形態における包装用容器(1)は、例えば、厚紙またはボール紙などの紙素材により形成することが可能である。また、包装用容器(1)は、複数枚、または、1枚の紙素材から形成することも可能である。また、本実施形態における包装用容器(1)を構成する容器本体(11)は、少なくとも、1度折り曲げても元に戻ろうとする復元性を有しているものとする。
本実施形態における包装用容器(1)は、図1に示すように、容器本体(11)と、該容器本体(11)と連接された容器蓋部(12)と、を有して構成される。なお、容器蓋部(12)の前面壁部(15)には、包装用容器(1)を使用する際に切除する開封片(2)が設けられており、図2に示すように、切取線(3)に沿って開封片(2)を切除することで、開封片(2)と容器本体(11)との接着部分である接着部(17)の表面が層間剥離することになり、開封片(2)を開封することで、図3に示すように、容器蓋部(12)が容器本体(11)の一頂縁(図5に示す35)を軸として容器本体(11)に対して回動可能な状態を形成することになる。そして、図4に示すように、容器本体(11)の開口部を容器蓋部(12)にて閉蓋した際に、包装用容器(1)が略直方体形状となる構造にて構成される。なお、図1に示す切取線(3)には、開封片(2)を切取線(3)に沿って容易に切除することが可能となる形状のミシン目が施されていることが好ましい。
また、本実施形態における包装用容器(1)は、図5に示すように、容器蓋部(12)の前面の前面壁部(15)には、包装用フィルム(13)を切断するための切断刃となる鋸刃状のカッター(22)が設けられている。なお、カッター(22)は、カッター(22)の略中央部分(18)が他の部分よりも突出する形状(V字形状)にて前面壁部(15)に設けられることになる。
なお、カッター(22)の刃の種類としては、材質が金属、プラスチック、紙、バルカナイズド硬化紙等で、その端縁を、鋸刃状に加工したもの、砥粒を塗布加工したもの、或いは両者の加工を併用したものを適用することが可能である。また、カッター(22)の配備方法としては、カッター(22)を前面壁部(15)の適所に対しカシメ具や接着剤などで固定する方法などを採用することが可能である。
また、前面壁部(15)は、カッター(22)の先端部を外部から隠蔽するための隠蔽片(16)を有して構成される。なお、隠蔽片(16)は、図2〜図5に示すように、カッター(22)の全ての先端部を隠蔽するように形成することになる。これにより、カッター(22)の全ての先端部を外部から被覆することが可能となり、カッター(22)が外部の媒体と接触する機会を低減させることが可能となる。なお、前面壁部(15)には、隠蔽片(16)を構成するための折目(10)が施されており、この折目(10)を介して隠蔽片(16)が前面壁部(15)に対して回動可能となるように構成されている。
なお、容器本体(11)には、図3に示すように、包装用フィルム(13)の容器本体(11)内への巻き戻りを防止するための塗布領域(19)が設けられている。塗布領域(19)に塗布される素材としては、包装用フィルム(13)の容器本体(11)内への巻き戻りが防止できるものであれば特に限定するものではなく、例えば、包装用フィルム(13)が剥離可能な接着剤(ストッパーニス)または粘着剤を適用することが可能である。
このように、本実施形態における包装用容器(1)は、図3に示すように、容器本体(11)に対し、剥離可能な接着剤(ストッパーニス)または粘着剤を塗布し、容器本体(11)の前面壁部(20)に対して塗布領域(19)を形成することで、前面壁部(20)に形成した塗布領域(19)により、包装用フィルム(13)の意図しない引き出しや巻き戻りなどを防止することが可能となると共に、包装用フィルム(13)の先端部を容易に認識することが可能となる。なお、塗布領域(19)は、図4に示すように、容器蓋部(12)を閉蓋した際に、容器蓋部(12)により容器本体(11)が覆われる位置に設けることが好ましい。これにより、美観を損ねることのない意匠性に優れた包装用容器(1)を形成することが可能となる。
次に、図3、図6〜図8を参照しながら、本実施形態における包装用容器(1)を使用する際の処理動作について説明する。なお、図6は、本実施形態における包装用容器(1)の断面図を示し、(a)は、包装用容器(1)を使用する前の状態を示し、(b)は、包装用容器(1)を使用する際の状態を示し、(c)は、包装用容器(1)を使用して包装用フィルム(13)を切断する際の状態を示す図である。図7は、包装用容器(1)を使用する際の状態を示す外観斜視図である。図8は、包装用容器(1)を使用して包装用フィルム(13)を切断する際の状態を示す外観斜視図である。
まず、本実施形態における包装用容器(1)を使用する前の状態では、図3、図6(a)に示すように、隠蔽片(16)は、カッター(22)の先端部を被覆する状態を維持することになる。そして、包装用容器(1)を使用する際に、容器本体(11)内に収納されている包装用フィルム(13)の先端部を容器本体(11)の前面に引き出し、該引き出した包装用フィルム(13)を、図6(b)の矢印方向に引っ張り、包装用フィルム(13)をカッター(22)の先端部に接触させることで、カッター(22)を被覆している隠蔽片(16)を包装用フィルム(13)の負荷により折目(10)に沿って外側方向に自動的に折り曲げることになる。これにより、図6(b)、図7に示すように、隠蔽片(16)により被覆されていたカッター(22)の先端部を外部に露呈させることになる。そして、図6(c)、図8に示すように、容器蓋部(12)を容器本体(11)に対して閉蓋し、容器本体(11)の前面壁部(20)の表側と、容器蓋部(12)の前面壁部(15)の裏面と、で包装用フィルム(13)を挟持し、該挟持した包装用フィルム(13)を、外部に露呈させたカッター(22)の先端部に接触させたまま捻りながら包装用容器(1)の外方に引っ張ることで、包装用フィルム(13)が切断されることになる。あるいは、挟持した包装用フィルム(13)を、外部に露呈させたカッター(22)の先端部に接触させたまま、容器本体(11)を、カッター(22)の先端部を支点として回動することで、包装用フィルム(13)が切断されることになる。
このように、本実施形態における包装用容器(1)は、容器本体(11)内の包装用フィルム(13)を使用する際に、包装用フィルム(13)をカッター(22)の先端部に接触させることで、カッター(22)の先端部を被覆する隠蔽片(16)を折目(10)に沿って外側方向に折り曲げ、カッター(22)の先端部を外部に露呈させる構造にて構成することで、包装用容器(1)を使用しない状態時には、カッター(22)の先端部を隠蔽片(16)により被覆し、カッター(22)の先端部が外部に露呈される状態を低減させることが可能となる。これにより、カッター(22)の先端部に外部の媒体が接触する機会を低減させることが可能となり、カッター(22)に対する安全性を向上させた包装用容器(1)を提供することが可能となる。
なお、隠蔽片(16)は、カッター(22)の先端部を外部に露呈させる際に、外側方向に対して適当な角度範囲、例えば10度〜180度で維持させるように、折目(10)に対し、ミシン目を施すことが好ましい。折目(10)に対してミシン目を施すことで、包装用フィルム(13)が隠蔽片(16)に接触した際に、折目(10)を軸として隠蔽片(16)を容易に回動させることが可能となる。
なお、折目(10)に対してミシン目を施す以外にも、型押しされた線(押し型を用いて凸形状、或いは、凹形状とした線)、或いは、半切りされた線(所定の深さに切り込みを入れた線)などを折目(10)に対して施すことも可能である。また、折目(10)は、図1に示すようにカッター(図5に示す22)の形状に沿うような円孤または曲線・直線状とする他に、図9に示すように直線状とすることも可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態における包装用容器について説明する。
次に、第2の実施形態における包装用容器について説明する。
第1の実施形態における包装用容器(1)は、図1〜図5に示すように、容器蓋部(12)に設けられるカッター(22)の全ての先端部を外部から隠蔽するように隠蔽片(16)を設ける構造としたが、第2の実施形態における包装用容器(1)は、容器蓋部(12)に設けられるカッター(22)の先端部の少なくとも一部分を隠蔽するように隠蔽片(16)を設ける構造にすることを特徴とするものである。これにより、隠蔽片(16)の形状面積を低減させ、折目(10)を軸として隠蔽片(16)をより容易に回動することが可能となる。また、隠蔽片(16)を形成することになる折目(10)の長さを低減させることが可能となり、折目(10)に発生する虞のあるバリを低減させることが可能となる。以下、図10〜図12を参照しながら、第2の実施形態における包装用容器について詳細に説明する。なお、以下、特記しない限り、第2の実施形態における包装用容器(1)の構成および機能は、第1の実施形態における包装用容器と同様であるとし、特に、同符号が付されたものにあっては特記しない限り同様のものであるとする。
第2の実施形態における包装用容器(1)は、図10〜図12に示すように、前面壁部(15)には、カッター(22)の少なくとも一部分の先端部を外部から隠蔽するための隠蔽片(16)を有して構成される。なお、隠蔽片(16)は、図10〜図12に示すように、カッター(22)の略中央部分となるV字形状部分(図5に示す18)の先端部を隠蔽するように設けることが好ましい。これにより、カッター(22)の中で最も突出するV字形状部分の先端部を外部から被覆することが可能となる。
なお、隠蔽片(16)は、カッター(22)の中央部分を中心位置とし、長手方向(図11参照)に対して1cm〜15cm程度の長さの隠蔽片(16)を設けることが好ましく、2cm〜12cm程度の長さの隠蔽片(16)を設けることが更に好ましい。これにより、隠蔽片(16)を折目(10)を軸としてより容易に回動させることが可能となる。
なお、第2の実施形態における包装用容器(1)は、図10に示す開封片(2)を切取線(3)に沿って切除することで、図11に示すように、カッター(22)の中央部分に設けられたV字形状部分(図5に示す18)の先端部を被覆させた隠蔽片(16)が前面壁部(15)に形成されることになる。
そして、容器本体(11)内に収納されている包装用フィルム(13)の先端部を容器本体(11)の前面に引き出し、該引き出した包装用フィルム(13)を引っ張り、包装用フィルム(13)をカッター(22)の先端部に接触させる。これにより、カッター(22)を被覆している隠蔽片(16)を、包装用フィルム(13)の負荷により折目(10)に沿って外側方向に自動的に折り曲げることになり、図12に示すように、隠蔽片(16)により被覆されていたカッター(22)の先端部を外部に露呈させることになる。そして、第1の実施形態と同様に、容器蓋部(12)を容器本体(11)に対して閉蓋し、容器本体(11)の前面壁部(20)の表側と、容器蓋部(12)の前面壁部(15)の裏面と、で包装用フィルム(13)を挟持し、該挟持した包装用フィルム(13)を、外部に露呈させたカッター(22)の先端部に接触させたまま捻りながら包装用容器(1)の外方に引っ張ることで、包装用フィルム(13)が切断されることになる。あるいは、挟持した包装用フィルム(13)を、外部に露呈させたカッター(22)の先端部に接触させたまま、容器本体(11)を、カッター(22)の先端部を支点として回動することで、包装用フィルム(13)が切断されることになる。
このように、第2の実施形態における包装用容器(1)は、容器蓋部(12)の前面壁部(15)に設けられるカッター(22)の一部分の先端部を外部から隠蔽させるように隠蔽片(16)を形成することで、隠蔽片(16)の形状面積を低減させ、折目(10)を軸として隠蔽片(16)をより容易に回動することが可能となる。また、隠蔽片(16)を形成することになる折目(10)の長さを低減させることが可能となり、折目(10)に発生する虞のあるバリを低減させることが可能となる。
なお、隠蔽片(16)を外側方向に回動可能とするための折目(10)の形状は特に限定するものではなく、あらゆる形状の折目(10)を施すことが可能となる。この折目(10)の形状により、隠蔽片(16)の形状も適宜変形することになる。なお、折目(10)は、隠蔽片(16)を外側方向に回動可能とするためには、直線形状に施すことが好ましい。なお、第1の実施形態のように、カッター(22)の先端部を全て被覆するような隠蔽片(16)を形成する場合には、折目(10)の形状を図10に示すようにカッター(図5に示す22)の形状に沿うような円孤または曲線・直線状とする他に、図13に示すように直線状とすることも可能である。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施の形態の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施した形態にて実施することは可能である。例えば、本実施形態における容器本体(11)内に収納される包装用フィルム(13)としては、例えば、ラップフィルム、他の樹脂製フィルム、アルミホイルなどの包装用媒体を適用することが可能である。また、カッター(22)の先端部を被覆するための隠蔽片(16)の形状は特に限定されるものではなく、あらゆる形状の隠蔽片(16)を形成することは可能である。また、隠蔽片(16)の形状を決定する切取線(3)及び折目(10)の形状も特に限定するものではなく、あらゆる形状の切取線(3)や折目(10)を施すことは可能である。また、折目(10)に施すミシン目の形状も特に限定せず、あらゆる形状のミシン目を施すことは可能である。
なお、折目(10)に対して施すミシン目の形状としては、例えば、図14に示すような形状のミシン目を施すことが好ましい。この図14に示すようなミシン目を施すことで、折目(10)を軸として隠蔽片(16)を容易に回動させることが可能となる。なお、図14に示すミシン目は、長手方向に対して15mmの線を施し、その長手方向に施した線と直交する短手方向に対し、一方を1mmの線、他方を約130°の傾斜状となる線を施した状態を示す。なお、長手方向に施した線に対して傾斜状となる線は、図14に示すように130°の傾斜状となるように施すことに限定するものではなく、長手方向に対して施した線と傾斜状を形成することが可能な線であれば特に限定するものではなく、あらゆる傾斜状を形成可能な線を施すことも可能である。
1 包装用容器
2 開封片
3 切取線
10 折目
11 容器本体
12 容器蓋部
13 包装用フィルム
14 芯部材
15 前面壁部(容器蓋部側)
16 隠蔽片
17 接着部
18 カッター(22)の突出部分(V字形状部分)
19 塗布領域
20 前面壁部(容器本体側)
21 保持面壁部
22 カッター
23、24 貼着片
25、26 側面壁部
27 後面壁部
29 底面部
33、34、35 折目線
2 開封片
3 切取線
10 折目
11 容器本体
12 容器蓋部
13 包装用フィルム
14 芯部材
15 前面壁部(容器蓋部側)
16 隠蔽片
17 接着部
18 カッター(22)の突出部分(V字形状部分)
19 塗布領域
20 前面壁部(容器本体側)
21 保持面壁部
22 カッター
23、24 貼着片
25、26 側面壁部
27 後面壁部
29 底面部
33、34、35 折目線
Claims (4)
- ロール状に巻回された包装用媒体を収納する容器本体と、前記容器本体の開口部を覆って閉鎖する容器蓋と、を有し、前記容器蓋は、前記容器本体の一頂縁に連接し、前記一頂縁を軸として前記容器本体に対して回動可能な包装用容器であって、
前記容器蓋の前面壁は、前記包装用媒体を切断するための切断刃を有し、
前記切断刃は、前記容器蓋の閉蓋時に前記切断刃の一部分が前記容器本体の底面方向に突出する形状からなり、
前記前面壁は、前記切断刃の突出形状部分を被覆する形状からなることを特徴とする包装用容器。 - 前記前面壁は、前記切断刃の少なくとも一部分を被覆する形状からなることを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
- 前記前面壁は、前記切断刃を露呈するための折目が施されており、前記切断刃を被覆する形状部分が前記折目を介して回動可能となることを特徴とする請求項1または2記載の包装用容器。
- 前記折目は、ミシン目が施されてなることを特徴とする請求項3記載の包装用容器。
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-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005159250A patent/JP2006335375A/ja not_active Withdrawn
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