JP2006330981A - 提供情報のカスタマイズシステムおよびカスタマイズ情報提供システム - Google Patents

Abstract

【課題】 情報提供システムにおいて利用者が必要とする情報を効率良く入手できるように利用者自らが提供される情報をカスタマイズ可能とし、また該カスタマイズされた情報を提供できるようにすること。
【解決手段】 利用者が提供して欲しい情報、欲しくない情報を登録できるようにし、情報提供時には登録されたものに基づいて提供情報を絞り込むようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は、サービス利用者に提供される情報をカスタマイズするシステムおよび該カスタマイズされた情報を提供するシステムに関する。

従来、レストラン、小売店などの店舗への道案内は、駅前、道路沿いなどに設置された看板等でなされてきた。近年では、社会の情報化により、携帯電話、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ）などの携帯端末で「ぐるナビ」（URL: http://www.gnavi.co.jp）などのＷｅｂコンテンツを見ながら、ナビゲーション（道案内）を受け店舗まで行くことが可能となっている。また、カーナビゲーションシステムにおいても、そういったＷｅｂコンテンツの利用や、予め情報が入力された店舗への案内などが可能となっている。

また、近年、キャッシュカード大のプラスチック製カードにきわめて薄い半導体集積回路（ＩＣチップ）を埋め込み、情報を記録できるようにしたＩＣカードが普及してきている。ＩＣチップには個人識別情報、電子マネー、商店街のポイントサービスや自治体の福利厚生関連のポイントサービスを受けている場合のポイント情報など、様々な情報を記憶することが可能である。そして、このようなＩＣカードの情報を読み取ることのできる、電子マネーチャージ機や、ポイント照会端末、キオスク端末などが駅、役所、店舗などに設置されるようになってきており、これらの端末を利用した道案内や、広告情報提供システムなどが提案されてきている。

特許文献１では、利用者が表示手段を備える端末等にＩＣカードを翳すなどして、ＩＣカードに記憶された複数のサービス（アプリケーション）に対応する情報を告知情報として提供すると、該告知情報が情報提供サーバに送信され、該サーバで該告知情報をもとに告知データ（例えば、サービスを提供する店舗の広告などの通知事項）を検索して該端末に送信し、該端末にて利用者に告知データが表示されるシステムを開示している。

このようにＩＣカードを利用し広告などの情報提供が行われ便利になる一方で、ＩＣカードを利用したサービス（アプリケーション）が多様化することが考えられ、これによりＩＣカード内に所持される情報が増加することが予想される。ＩＣカードを利用した情報提供システムでは、ＩＣカード内に所持される情報に基づいて情報提供が行われるため、ＩＣカード内情報が増加すると利用者には大量の情報が提供されることになり、利用者にとって不必要な情報が提供されたり、また、利用者が入手したい情報を選択することが困難になってしまったりすることが予想される。

そこで特許文献２では、利用者の好み等に合わせてカスタマイズされた情報を提供するという広告提示装置を提案している。しかしながら、具体的には、利用者の所有するＩＣカードの個人識別情報（ＩＤ）をホストサーバに送信し、ホストサーバで該ＩＤに基づいてカスタマイズした広告などの情報を利用者に提供するというものであり、利用者自身の入力などによってカスタマイズされた情報が提供されるシステムではない。よって必ずしも利用者の意図する情報が効率よく提供されるシステムであるとは言えない。例えば利用者がある店舗に行き、気に入ったとしても、そのことを該システムに記録する手段が備えられていないため、該システムを用いて店舗の名前や場所を思い出すことは難しい。
特開２００３−１２３０３１号公報 特開２００３−１０８８５８号公報

そこで、本発明の課題は、ＩＣカード読み取り可能な端末を利用した情報提供システムにおいて、利用者が必要とする情報を効率よく入手できるように利用者自らが提供される情報をカスタマイズ可能とし、また該カスタマイズされた情報を提供できるようにすることにある。

上述した課題を解決するために、本発明では、利用者が提供して欲しい情報、欲しくない情報を登録できるようにし、情報提供時には登録されたものに基づいて提供情報を絞り込むようにした。更に、利用者の情報検索・閲覧等の履歴を記憶できるようにし、該履歴情報に基づいて利用者に情報提供を行うようにした。

本発明の一態様によれば、情報提供を受ける利用者が情報閲覧、入力等に用いる端末と、該端末とネットワークを介して接続し情報提供を行うサーバとから構成され、該利用者の識別情報に基づいて情報提供を行うシステムであって、前記端末は、前記利用者の識別情報を取得する手段と、前記利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を取得する手段と、前記利用者の識別情報、該端末の識別情報、前記カスタマイズ情報を前記サーバに送信する手段と、前記サーバから提供情報を受信する手段と、前記受信した提供情報を表示する手段と、を備え、前記サーバは、前記端末から送信される利用者の識別情報、端末の識別情報、カスタマイズ情報を受信する手段と、前記受信した利用者の識別情報、端末の識別情報、カスタマイズ情報に基づいて、提供する情報を生成する手段と、前記カスタマイズ情報を記憶する手段と、前記生成された提供情報を送信する手段と、を備えてなる、ことを特徴とする。これにより、利用者自らが提供される情報のカスタマイズを行うことが可能で、これによって利用者への情報提供が行われるため、利用者は効率よく必要とする情報を取得することが可能となる。

更に、前記サーバは、前記利用者が情報を検索・閲覧した時刻、該情報の識別情報、該利用者の識別情報を履歴情報として記憶し、前記提供情報を生成する際に該履歴情報も参照して提供情報を生成する、ことを特徴とする。これにより、利用者がすぐに思い出せない情報なども該履歴情報を参照すれば容易に必要とする情報を取得できるようになる。

本発明の一態様によれば、情報提供を行うサーバにネットワークを介して接続し、利用者が情報閲覧、入力等に用いる端末であって、前記利用者の識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を登録するための登録手段と、前記利用者の識別情報、該端末の識別情報、前記カスタマイズ情報を前記サーバに送信する送信手段と、前記サーバから提供される情報を受信する受信手段と、前記サーバから受信した情報または予め端末自身に記憶された情報を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。これにより、利用者本人の意思により提供される情報の選択指定をすることが可能となり、利用者は大量の情報に埋もれることから免れることができる。

本発明の一態様によれば、各利用者が閲覧する端末にネットワークを介して提供するサーバであって、前記端末から送信される前記利用者の識別情報、前記端末の識別情報、前記利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を受信する受信手段と、前記利用者の識別情報、前記カスタマイズ情報、前記利用者の情報検索・閲覧の履歴情報、および多数の提供する情報とそれに関わる情報を記憶するデータベースと、前記受信したカスタマイズ情報に基づいて前記データベースの情報を更新する、または、前記データベースに記憶された情報から、前記利用者の識別情報およびカスタマイズ情報、検索履歴情報に基づいて前記利用者に提供する情報を絞り込んで生成するデータベース操作手段と、前記生成された提供情報を前記端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。これにより、利用者が本当に希望する情報のみを選択して提供情報を生成することが可能である。

本発明の一態様によれば、情報提供を受ける利用者が情報閲覧、入力等に用いる端末と、該端末とネットワークを介して接続し情報提供を行うサーバとから構成されるシステムを用いて、該利用者の識別情報に基づいて情報提供を行う方法であって、前記端末は、前記利用者の識別情報を取得し、該利用者の識別情報と該端末自身の識別情報を前記サーバに送信して情報提供を要求し、前記サーバから提供情報を受信すると該情報を表示し、または、前記利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を取得し、該カスタマイズ情報を前記利用者の識別情報とともに前記サーバに送信し、前記サーバは、前記利用者の識別情報、前記端末の識別情報を受信すると該情報に基づいて提供情報を生成して送信し、前記カスタマイズ情報と識別情報を受信すると該カスタマイズ情報を該識別情報とともに記憶する、ことを特徴とする。これにより、利用者本人の意思により提供する情報を選択でき、これによって利用者への提供情報を生成することができるため利用者は効率良く必要とする情報を取得することが可能である。

本発明によれば、情報提供システムにおいて利用者が必要とする情報を登録し、それに基づいて、大量の情報のなかから提供情報を生成して提供するため利用者は効率よく必要とする情報を取得することが可能である。更に、利用者の情報閲覧、検索の履歴を記憶しておき、それに基づいて提供情報を生成するため、利用者は正確に思い出せない情報なども容易に取得することが可能である。

以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図１は、本発明のシステム構成の一実施例を示す図である。図１(ａ)にシステムの全体を示す。本システムは、サーバ１、複数の端末３（３ａ〜３ｃ）がネットワーク２で接続されて構成される。利用者が、利用者自身が所有するＩＣカード４（４a〜４ｃ）を端末３に翳すなどして個人識別情報をシステムに入力すると、ネットワークを介してサーバ１から情報が提供される。ここで端末３は、例えば電子マネーのチャージ機、ポイント照会機、キオスク端末などの端末、または個人用のパーソナルコンピュータ、携帯電話、ＰＤＡ、ＩＣカード対応の自動販売機などＩＣカードの個人識別情報を読み取り可能なものであればいずれのものでもよい。また、個人識別情報はＩＣカードの個人識別情報の他に、電話番号を入力したり、各種ショッピングカードやキャッシュカードの会員番号を利用するようにしてもよい。

図１（ｂ）、図１（ｃ）は端末３、サーバ１のそれぞれのより詳しい構成を示す図である。端末３、サーバ１は不図示のＣＰＵ，メモリなどを備える情報処理装置で構成され、以下に記す各手段がＣＰＵ、メモリなどを用いてデータ処理等をすることで実現される。

端末３は、利用者の識別情報を取得する識別情報取得手段３１と、利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を登録するための登録手段３３と、サーバ１に利用者の識別情報または、カスタマイズ情報、端末の位置に関わる情報などを送信する送信手段３４と、サーバ１から提供情報を受信する受信手段３５と、サーバ１から受信した情報または端末３自身に記憶された情報を表示する表示手段３２と、から構成される。

また、サーバ１は、端末３から送信される利用者の識別情報、端末の識別情報、利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を受信する受信手段１１と、利用者の識別情報、カスタマイズ情報、利用者の情報検索・閲覧の履歴情報、および多数の提供する情報とそれに関わる情報を記憶するデータベース１３と、受信したカスタマイズ情報に基づいて前記データベースの情報を更新する、または、前記データベースに記憶されたデータから、利用者の識別情報およびカスタマイズ情報、検索履歴情報に基づいて前記利用者に提供する情報を絞り込んで生成する、その他データベース１３のデータを参照するなど、データベース１３のデータに関わる操作を行うデータベース操作手段１４と、生成された提供情報を端末３に送信する送信手段１２と、から構成される。

以下、多数の店舗が広告情報を利用者に提供する場合を例に本発明の情報提供システムの説明をする。
図２にサーバ１のデータベース１３の構成を示す。データベース１３は以下の７つのデータテーブルを備える。１）各店舗をジャンル分けするための複数のジャンルと、該ジャンルごとに割り振られた識別番号を定義するジャンル情報テーブル、２）情報提供の際に利用される地区情報と、該地区情報に割り振られた識別番号を定義する地区情報テーブル、３）端末が存在する地区および存在する位置を示した位置情報と該端末に割り振られた識別番号を定義する端末情報テーブル、４）店舗名、店舗の所在地、電話番号などの店舗に関わる情報と、各店舗に割り振られた識別番号を定義する店舗情報テーブルと、５）各店舗が利用者に通知したい広告情報と該店舗の識別番号およびジャンル識別番号、該広告情報の有効期限、各広告情報に割り振られた識別番号などを定義する広告情報テーブル、６）利用者がある情報に対して閲覧希望の有無を指定したカスタマイズ情報と該利用者の識別番号を定義するカスタマイズ情報テーブル、７）利用者が閲覧した広告情報の識別番号と閲覧した時刻、および閲覧した利用者の識別番号を記録した履歴情報テーブル。尚、各テーブルの具体的なデータ例は、システムフローの具体的な説明のところで示すこととする（図１０参照）。

さて図３は、多数の店舗が広告情報を提供する場合に、端末に向かう利用者側から見たシステム動作フローの概要を示したものである。まず、Ｓ１でシステムが起動するための利用者識別情報の取得が行われ、システムが初期化される。Ｓ２で履歴情報を参照して利用者が同日中に同地区で検索、情報閲覧などを行ったかどうかを判断し、行われていた場合にはＳ５に、行われていない場合にはＳ３に進む。Ｓ３では、利用者によって端末に表示させる情報のジャンル選択が行われる。そしてＳ４では、多数の広告情報のうち、選択されたジャンルに該当する広告情報のリストが表示され、利用者は閲覧したい情報を選択する。そしてＳ５で、広告情報や道案内情報などの詳細情報が表示される。Ｓ６で表示された詳細情報を見て利用者によって今後その店舗に関わる情報を取得したいか否かの登録（カスタマイズ）がなされ、システムは一連の処理を終了する。

以下、図３に示した動作フローを更に詳細に説明することにする。
今、データベースに格納される各テーブルが図１０に示すようであったとする。
すなわち、ジャンル情報テーブルＴ１は、ジャンル識別番号（ＪＩＤ）と各ジャンル(ＪＮ)とから構成されており、地区情報テーブルＴ２は、各地区の識別番号（ＢＩＤ）と各地区名（ＢＮ）とから構成されており、端末情報テーブルＴ３は、各端末の識別番号（ＴＩＤ）と、その端末が存在する地区情報の識別番号(ＢＩＤ)と、位置情報(ＣＤＮ)とから構成されており、店舗情報テーブルＴ４は、店舗識別番号(ＳＩＤ)と店舗名(ＳＮ)とその店舗の存在する地区情報(ＢＩＤ)、電話番号(ＳＴ)、住所(ＳＡ)、と位置情報（ＣＤＮ)とから構成されており、広告情報テーブルＴ５は、広告情報の識別番号(ＡＩＤ)と店舗識別番号(ＳＩＤ)、ジャンル識別番号(ＪＩＤ)、広告内容(ＡＣ，ＡＤ)と有効期限(ＥＸＰ)とからなっている。そして、カスタマイズ情報テーブルＴ６は、利用者の識別情報(ＣＩＤ)と、店舗識別暗号（ＳＩＤ），ジャンル識別番号（ＪＩＤ）と、登録種別（ＥＳ）とからなっており、検索履歴情報テーブルＴ７は、利用者の識別情報（ＣＩＤ）と、広告情報の識別番号（ＡＩＤ）、その情報の閲覧時刻(ＭＴ)とからなっている。

データベースがこのような状態であるときに、次の（１）〜（５）のように利用者がシステムを利用する際のシステムフローを説明することでシステム動作の詳細を明らかにする。
(１)２００５年２月１日１４時に、利用者（利用者の識別情報：１２３）が八王子（地区識別番号：１０）の端末（端末識別番号：１）を使ってレストランＡ（店舗識別番号：２２）への案内サービスを受ける場合。
（２）２００５年２月１日１４時１０分に、利用者（利用者識別情報：１２３）が八王子（地区識別番号：１０）の端末（端末識別番号：２）を使って、登録した情報を再閲覧する場合。
（３）２００５年２月２日に、利用者（利用者識別情報：１２３）がジャンル：グルメ（ジャンル識別番号：３）に関する広告を八王子（地区識別番号：１０）の端末（端末識別番号：１）で検索する場合。
（４）２００５年２月２日に、利用者（利用者識別情報：１２３）が八王子（地区識別番号：１０）の端末（端末識別番号：１）を使って登録した情報から広告を検索する場合。
（５）利用者が店舗内の決済端末で情報提供システムが提供する情報のカスタマイズする場合。

以下、（１）〜（５）をそれぞれ説明する。
（１）２００５年２月１日１４時に、利用者（利用者識別情報：１２３）が八王子（地区識別番号：１０）の端末を（端末識別番号：１）使ってレストランＡへの案内サービスを受ける場合。

まず、図３の初期化（Ｓ１）における処理であるが、この詳細処理は図４に示すようになっている。まずＳ４１で図１２に示すような初期画面を表示した状態で端末は待機している。Ｓ４２で利用者は初期画面の指示に従い、ＩＣカードを端末の識別情報読取手段３１に翳す。Ｓ４３で識別情報読取手段３１によって利用者の識別情報となるＩＣカードのＩＤが読み出され、Ｓ４４で端末の送信手段３４によって、読み出された利用者識別情報と端末の識別番号がサーバに送信される。

次に、図３の履歴検索（Ｓ２）における処理に移る。この詳細処理は図５に示すようになっている。まず、Ｓ５１でサーバの受信手段１１で受信された利用者識別情報（カードＩＤ）と端末識別番号から検索履歴情報テーブルＴ７を参照し、同日、同地区に情報検索（閲覧）が行われたかどうかを判断する（Ｓ５２）。今、図１０の検索履歴情報テーブルＴ７には２００５年２月１日に利用者（利用者識別情報：１２３）による検索が行われたことを示す情報はないので、図３のジャンル選択（Ｓ３）に進む。

図３のＳ３のジャンル選択の詳細処理は図６に示すようになっている。まず、Ｓ６１で、サーバのデータベース操作手段１４は、ジャンル情報テーブルＴ１から端末に表示するリストを生成し、端末（端末識別番号：１）に送信手段１２を経て送信する。Ｓ６２で端末（端末識別番号：１）の受信手段３５で受信されたリストが表示手段３２によって表示される。表示画面は例えば図１３のようになる。Ｓ６３で利用者がグルメ（ジャンル識別番号：３）を選択する。その後Ｓ６４で利用者がＩＣカードを翳すと、Ｓ６５で端末は識別情報読取手段３１にて利用者識別情報であるＩＣカードのＩＤを読み取り、Ｓ６６で、送信手段３４より利用者識別情報、端末識別番号、ジャンル識別番号がサーバに送信される。そして、図３の広告選択（Ｓ４）に進む。

図３の広告選択（Ｓ４）の詳細処理は図７に示すようになっている。まず、Ｓ７１で、サーバが受信したジャンル識別番号が１かどうか判断される。今、利用者はジャンル識別番号が３のグルメジャンルを指定していて、ジャンル識別番号は１ではないのでＳ７２に進む。Ｓ７２で、サーバのデータベース操作手段１４にて、まず端末情報テーブルＴ３を参照し、端末識別番号が１の端末が属する地区を取得する。これにより、端末が八王子（地区識別番号：１０）に存在することが認識され、次に店舗情報テーブルＴ４と広告情報テーブルＴ５を参照し、八王子（地区識別番号：１０）のグルメ（ジャンル識別番号：３）に関する広告で、広告期限（ＥＸＰ）が２００５年２月１日１４時以降の情報を選択する。この選択により、広告情報テーブルＴ５で選択される広告情報は、広告情報識別番号（ＡＩＤ）がＡＩＤ：５（ラーメン４色盛）、ＡＩＤ：８（ポイント２倍）の２つの情報となる。そしてＳ７３で、利用者のカスタマイズ情報を参照して、表示するリストを生成する。すなわち、広告情報テーブルＴ５におけるＡＩＤ：５とＡＩＤ：８の広告情報を提供する店舗は、店舗識別番号が２４と２２の店舗で、カスタマイズ情報テーブルＴ６の店舗識別番号にはこれに該当するものがない。よって、今回は端末に表示する表示リストとしてそのまま生成される。そして、Ｓ７５で、送信手段１２から広告識別番号、店舗名、広告内容（ＡＣ）のリスト「５・レストランＣ・ラーメン４色盛・８・レストランＡ・ポイント２倍」が端末に向けて送信される。Ｓ７６で端末は、受信したリストに従い図１４のように表示する。Ｓ７７で利用者がリストの中からレストランＡ（店舗識別番号：２２）の「ポイント２倍」の（広告識別番号：８）を選択したとする。するとＳ７８で、端末の送信手段３４から広告識別番号：８と端末識別番号：１がサーバに送信され、図３の詳細表示（Ｓ５）の処理に進む。

図３の詳細表示（Ｓ５）の詳細処理は図８に示すようになっている。サーバのデータベース操作手段１４は、Ｓ８１で広告識別番号：８から店舗識別番号：２２とサービスの詳細「１０００円食べて２００円分のポイントゲット」を取得する。そして、Ｓ８２で店舗情報テーブルＴ４を参照し店舗の位置情報：１２３４５６を取得し、また、端末識別番号に基づいて端末情報テーブルＴ３を参照して端末の位置情報：１００００５を取得し、Ｓ８３で地図を作成する。尚、地図作成については、例えば既存の地図ソフトなどを使用し、位置情報もそれに準拠する。そしてＳ８４で、作成した地図と、広告識別番号：８、広告の詳細「１０００円食べて２００円分のポイントゲット」を端末に送信する。Ｓ８５で、端末は受信した地図と広告の詳細に基づいて、例えば図１５に示すように表示手段３２によって表示する。Ｓ８６で、利用者が図１５に示した、「ブックマークへ追加」を要求したとする。この「ブックマーク」とは、Ｗｅｂなどのオンラインドキュメントにおいて特定のページ位置を記録することと同様の機能で、利用者がある店舗の広告情報を引き続き検索、閲覧したい場合に登録しておくことができる。すると、端末はＳ８８で、利用者識別情報であるＩＣカードのカードＩＤを読み取り、Ｓ８９で利用者識別情報、広告識別番号、端末識別番号、登録種別（ブックマークに登録する場合は登録種別＝１）をサーバに送信する。そして、図３のカスタマイズ処理（Ｓ６）の処理に進む。

図３のカスタマイズ処理（Ｓ６）の詳細処理は図９に示すようになっている。Ｓ９１で、サーバのデータベース操作手段１４が広告情報テーブルＴ５から広告識別番号：８の広告情報を検索し、店舗識別番号：２２とジャンル識別番号：３を取得する。そしてＳ９２で、カスタマイズ情報テーブルＴ６に利用者識別情報：１２３、店舗識別番号：２２、ジャンル識別番号：３の情報があるかどうかを検索する。ここでは、該当するデータがないので（Ｓ９３）、Ｓ９４でカスタマイズ情報テーブルＴ６に、利用者識別情報：１２３、店舗識別番号：２２、ジャンル識別番号：３、登録種別：１の情報を新規に追加する。また、登録種別が１でブックマークの場合には（Ｓ９６）、Ｓ９７に進み、検索履歴情報テーブルＴ７において、同一の広告情報の登録がないかどうか検索する。該当するデータがないので、検索履歴情報テーブルＴ７に、利用者識別情報：１２３、広告識別番号：８、現在時刻（２００５年２月１日１４時１分３５秒）の情報を新規追加する。この登録により、カスタマイズ情報テーブルＴ６は、図１１に示すカスタマイズ情報テーブルＴ８のように更新され、検索履歴情報テーブルＴ７は、図１１の検索履歴情報テーブルＴ９のように更新される。このように各情報テーブルを更新することで、利用者はブックマークを参照すれば気に入った店舗の最新の広告情報を容易に入手することが可能で、また検索履歴情報により以前に閲覧した広告情報を容易に入手できるようになる。

尚、図９において、Ｓ９３で該当するデータが有る場合にはＳ９５に進み、該当するレコードの登録種別を受信した登録種別に更新し、またＳ９６で登録種別がネガティブリスト、すなわち利用者が以後情報を必要としない店舗として登録しようと指定している場合には、そのまま処理が終了され、さらに、Ｓ９８で検索履歴情報テーブルにおいて検索履歴情報があった場合には、該当するレコードの検索履歴情報の登録時刻を現在時刻に更新する、という処理が行われる。

以上が（１）の処理の流れとなるが、次に、（２）カスタマイズ情報テーブルと、検索履歴情報テーブルがＴ８，Ｔ９のように更新された状態で、２００５年２月１日１４時１０分に、利用者（利用者識別情報：１２３）が、八王子（地区識別番号：１０）の先ほどの端末とは異なる端末（端末識別番号：２）を使って、（１）でブックマークした広告情報の地図による道案内情報を再表示させようとする場合のシステムフローの詳細を説明する。

まず、図３の初期化（Ｓ１）が行われるが、これは（１）における処理と同じなので説明は省略する。
次に、履歴検索（Ｓ２）の処理であるが、図５のＳ５２にて、検索履歴情報テーブルに当該端末（端末識別番号：２）が設置されている八王子（地区識別番号：１０）において利用者識別番号：１２３の利用者が同日中に検索を行ったかどうかを調べると、検索履歴情報テーブルＴ９に広告識別番号：８の情報が見つかるので（Ｓ５３）、該広告識別番号を取得して図３の詳細表示（Ｓ５）に進む。

詳細表示（Ｓ５）であるが、図８のＳ８１で、サーバのデータベース操作手段１４は広告識別番号：８をもとに広告情報テーブルＴ５を参照して、店舗識別番号、広告情報の詳細「１０００円食べて２００円分のポイントゲット」を取得する。その後は、（１）で説明したＳ８２〜Ｓ８４の処理と同様であるが、店舗情報テーブルＴ４から、店舗識別番号：８の位置情報：１２３４５６および、端末情報テーブルＴ３から端末識別番号：２の位置情報：９８７６５４をそれぞれ取得し、地図を作成し、広告識別番号：８と広告情報の詳細「１０００円食べて２００円のポイントゲット」と、作成した地図情報を端末（端末識別番号：２）に送信する。端末は受信した情報に従って、図１６のように表示する。図１６は図１５と比較すると地図情報が異なっている。

このように、利用者は異なる端末においても容易に以前検索した広告情報を取得することができるので、道に迷ってしまった場合など非常に便利である。
さて、次に（３）カスタマイズ情報テーブルと、検索履歴情報テーブルがＴ８，Ｔ９のように更新された状態で、２００５年２月２日に、利用者（利用者識別情報：１２３）がジャンル：グルメ（ジャンル識別番号：３）に関する広告を八王子（地区識別番号：１０）の端末（端末識別番号：１）で検索する場合、について説明する。

まず図３の初期化（Ｓ１）、履歴検索（Ｓ２），ジャンル選択（Ｓ３）の処理が行われるが、（１）の処理と同一なので説明は省略する。
図３の広告選択（Ｓ４）において、図７のＳ７１にて、サーバが受信したジャンル識別番号が１であるかどうか判断される。今、ジャンル識別番号：３が受信されたためＳ７２に進む。Ｓ７２で、サーバのデータベース操作手段１４にて、まず端末情報テーブルＴ３を参照し、端末識別番号が１の端末が属する地区を取得する。これにより、端末が八王子（地区識別番号：１０）に存在することが認識され、次に店舗情報テーブルＴ４と広告情報テーブルＴ５を参照し、八王子（地区識別番号：１０）のグルメ（ジャンル識別番号：３）に関する広告で、広告期限（ＥＸＰ）が２００５年２月２日以降の情報を選択する。この選択により、広告情報テーブルＴ５で選択される広告情報は、広告情報識別番号（ＡＩＤ）がＡＩＤ：５（ラーメン４色盛）、ＡＩＤ：８（ポイント２倍）の２つの情報となる。そしてＳ７３で、利用者のカスタマイズ情報を参照して、表示するリストを生成する。すなわちこれらの二つ情報を提供している店舗は店舗識別情報が２４と２２の店舗で、カスタマイズ情報テーブルＴ８において、利用者識別情報：１２３の利用者によって店舗２２に対する情報のカスタマイズが行われていることが示されているので、表示される広告情報を広告識別番号：８、５の順になるように端末に送信するリストを並び替える。後は、（１）の処理と同様に端末（端末識別番号：１）に生成されたリストを送信（Ｓ７５）し、端末で受信したリストを表示（Ｓ７６）する。表示画面は、図１７のようになり図１４とは異なって表示される。

このように、利用者は気に入った店舗などをブックマークとして登録しておくと、広告選択のときに、自分が登録しておいた店舗の広告をいち早く取得することができ、非常に便利である。

次に（４）２００５年２月２日に、利用者（利用者識別情報：１２３）が八王子（地区識別番号：１０）の端末（端末識別番号：１）を使ってブックマークに登録した広告一覧を検索する場合のシステムフローの詳細を説明する。

図３の初期化（Ｓ１），履歴検索（Ｓ２）は、（１）における処理と同じなので説明を省略する。
図３のジャンル選択（Ｓ３）において、図６のＳ６１にて、サーバのデータベース操作手段１４は、ジャンル情報テーブルＴ１から端末に表示するリストを生成し、端末（端末識別番号：１）に送信手段１２を経て送信する。Ｓ６２で、端末（端末識別番号：１）の受信手段３５で受信されたリストが表示手段３２によって表示される。表示画面は例えば図１３のようになる。Ｓ６３で利用者がブックマーク（ジャンル識別番号：１）を選択する。その後Ｓ６４で利用者がＩＣカードを翳すと、Ｓ６５で端末は識別情報読取手段３１にて利用者識別情報であるＩＣカードのＩＤを読み取り、Ｓ６６で送信手段３４より利用者識別情報：１２３，端末識別番号：１、ジャンル識別番号：１がサーバに送信される。そして、図３の広告選択（Ｓ４）に進む。

図３の広告選択（Ｓ４）の詳細処理は図７に示したようになっている。まずＳ７１で、サーバで受信したのがジャンル識別番号：１であるので、Ｓ７４に進み、利用者が八王子（地区識別番号：１０）でブックマークに登録している広告情報を、カスタマイズ情報テーブルＴ８と店舗情報テーブルＴ４と広告情報テーブルＴ５からリストを生成する。つまり、カスタマイズ情報テーブルＴ８の中から利用者識別情報が１２３で登録種別がブックマーク：１である情報に絞り、さらにカスタマイズ情報テーブルＴ８の店舗識別番号と店舗情報テーブルＴ４の店舗識別番号が一致するものから地区識別番号が１０である店舗を検索する。そして、絞り込んだ店舗の提供している広告情報のうち、広告期限（ＥＸＰ）が有効期限内である広告情報をリストする。今、具体例ではリストされる広告情報の識別番号（ＡＩＤ）はＡＩＤ：７（会員制始まる）、ＡＩＤ：８（ポイント２倍）の二つである。そしてＳ７５で送信手段１２から広告識別番号、店舗名、広告内容（ＡＣ）のリスト、具体的には「７・映画館Ｂ・会員制始まる・８・レストランＡ・ポイント２倍」、が端末に向けて送信される。端末は、受信したリストに従い、図１８のように表示する。このように、利用者はブックマークに登録した店舗の最新の広告情報を容易に取得することができる。

最後に（５）店舗の決済端末で利用者が情報のカスタマイズを行う場合のシステムフローの詳細を説明する。詳細処理のシステムフローを図１９に示す。
今、データベースが図１０の状態であり、店舗に設置される決済端末に、店舗識別番号とジャンル識別番号を予め設定し、また、該端末は図２０に示したような「ブックマーク」「ネガティブリスト」の二種類のボタンを登録入力手段として備えるものとする。このとき、利用者（利用者識別情報：１２３）がレストランＡ（店舗識別番号：２２）を気に入り、店舗内の決済端末でブックマーク、もしくはネガティブリストに登録しようとしたとする。

図１９のＳ１９１で、利用者がブックマークもしくはネガティブリストのいずれかのボタンを押す。そして、Ｓ１９２で決済端末のデータ読取手段にＩＣカードを翳す。Ｓ１９３でＩＣカードから、利用者識別情報であるカードＩＤが読み取られ、Ｓ１９４で、利用者識別情報：１２３、店舗識別番号：２２、ジャンル識別番号：３がサーバに送信される。Ｓ１９５で、サーバでは、利用者識別情報，店舗識別番号、ジャンル識別番号からカスタマイズ情報テーブルを検索し、既に登録された情報があるかどうか判断される（Ｓ１９６）。その後処理は、図９のＳ９４〜Ｓ１００までに示した処理と同一であり、これによりカスタマイズ情報テーブルと検索履歴情報テーブルが更新される。このように利用者は、各店舗で決済を済ませた後にその店が気に入った場合などに該店舗をブックマークに登録したり、気に入らずもう二度と来ないと思った場合などにネガティブリストに該店舗を登録したりすることが可能である。

以上、本発明の情報提供システムについて詳細に説明したが、本発明のシステムによれば、ＩＣカードを持つ利用者が多数のサービスを受ける中で多数の情報をも提供されるような状況が想定されるが、そのような状況の中でも利用者が必要とする情報を利用者自身が指定して提供してもらうことができるため、利用者は必要な情報を効率良く入手することが可能である。また、ブックマークに登録することで、自分の気に入った店の情報などを容易に入手できるようになる。また、ネガティブリストに登録された店舗の情報は提供されないので、利用者は不必要な情報を見ることがなくなり煩わしさが軽減される。さらに、利用者が閲覧、検索したことが履歴情報として記録され、一度検索、閲覧した情報は情報提供されるときに表示順が上位になるように表示されるため、利用者は効率よく情報検索、閲覧することができる。また、各店舗を店舗識別番号で管理するため、店舗の移転や店舗名変更に対しても利用者のカスタマイズ情報を引き継ぐことが可能である。また、店舗に対する全利用者のカスタマイズ状況を把握できるようにすれば、利用者が初めて店舗を利用する際に口コミ情報を利用するのと同じように、該カスタマイズ状況を参考にすることが可能で、また、店舗にとっては利用者のカスタマイズ状況を店の運営にフィードバックすることもできる。また、本システムでは利用者は利用者識別情報（カードＩＤ）を保管しておくだけで、利用者はどこでも情報提供を受けることができる。

以上、本発明の情報提供システムについて詳細に説明したが、本発明は以上に述べたことに限定されるものではない。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々の構成、または形状をつくることができることはいうまでもなく、例えば上述の説明では店舗の広告情報提供システムを例に説明したが、提供情報として広告情報に限定されることなく様々な情報提供に応用することが可能で、また利用者に提供する際の端末も固定端末だけではなく、移動可能な端末などを用いてシステムを構成するように変更することは容易に想定されることである。

本発明の構成を示す図で、（ａ）はシステム全体を示す図、（ｂ）は端末の構成を示す図、（ｃ）はサーバの構成を示す図である。 データベースの各データテーブルを構成する情報を説明する図である。 本発明のシステム動作フローの概要を示す図である。 図３における初期化処理の詳細を示す図である。 図３における履歴検索処理の詳細を示す図である。 図３におけるジャンル選択処理の詳細を示す図である。 図３における広告選択処理の詳細を示す図である。 図３における詳細表示処理の詳細を示す図である。 図３におけるカスタマイズ処理の詳細を示す図である。 データベースに格納される各テーブルの具体例を示す図である。 更新されたテーブルの具体例を示す図である。 端末に表示される初期画面の一例を示す図である。 端末に表示されるジャンル選択画面の一例を示す図である。 端末に表示される広告選択画面の一例（その１）を示す図である。 端末に表示される詳細広告情報画面の一例（その１）を示す図である。 端末に表示される詳細広告情報画面の一例（その２）を示す図である。 端末に表示される広告選択画面の一例（その２）を示す図である。 端末に表示される広告選択画面の一例（その３）を示す図である。 決済端末でカスタマイズする場合のシステムフローを示す図である。 決済端末のボタン設置例を示す図である。

符号の説明

１ サーバ
２ ネットワーク
３ 端末
４ ＩＣカード
１１ 受信手段
１２ 送信手段
１３ データベース
１４ データベース操作手段
３１ 識別情報取得手段
３２ 表示手段
３３ 登録手段
３４ 送信手段
３５ 受信手段
Ｔ１ ジャンル情報テーブル
Ｔ２ 地区情報テーブル
Ｔ３ 端末情報テーブル
Ｔ４ 店舗情報テーブル
Ｔ５ 広告情報テーブル
Ｔ６ カスタマイズ情報テーブル
Ｔ７ 検索履歴情報テーブル
Ｔ８ カスタマイズ情報テーブル（更新したもの）
Ｔ９ 検索履歴情報テーブル（更新したもの）

Claims (10)

1. 情報提供を受ける利用者が情報閲覧、入力等に用いる端末と、該端末とネットワークを介して接続し情報提供を行うサーバとから構成され、該利用者の識別情報に基づいて情報提供を行うシステムであって、
   前記端末は、
   前記利用者の識別情報を取得する手段と、
   前記利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を取得する手段と、
   前記利用者の識別情報、該端末の識別情報、前記カスタマイズ情報を前記サーバに送信する手段と、
   前記サーバから提供情報を受信する手段と、
   前記受信した提供情報を表示する手段と、
   を備え、
   前記サーバは、
   前記端末から送信される利用者の識別情報、端末の識別情報、カスタマイズ情報を受信する手段と、
   前記受信した利用者の識別情報、端末の識別情報、カスタマイズ情報に基づいて、提供する情報を生成する手段と、
   前記カスタマイズ情報を記憶する手段と、
   前記生成された提供情報を送信する手段と、
   を備えてなる、
   ことを特徴とする情報提供システム。
2. 前記サーバは、前記利用者が情報を検索・閲覧した時刻、該情報の識別情報、該利用者の識別情報を履歴情報として記憶し、前記提供情報を生成する際に該履歴情報も参照して提供情報を生成する、ことを特徴とする請求項１記載の情報提供システム。
3. 前記利用者の識別情報を取得する手段は、該利用者が所有するＩＣカードの個人識別情報を読み取って該情報を取得することを特徴とする請求項１記載の情報提供システム。
4. 前記カスタマイズ情報は、利用者が今後検索・閲覧を希望する情報群であるブックマークリストと、利用者が今後検索・閲覧を希望しない情報群であるネガティブリストとのいずれかに利用者が指定することで生成される情報であることを特徴とする請求項１記載の情報提供システム。
5. 情報提供を行うサーバにネットワークを介して接続し、利用者が情報閲覧、入力等に用いる端末であって、
   前記利用者の識別情報を取得する識別情報取得手段と、
   前記利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を登録するための登録手段と、
   前記利用者の識別情報、該端末の識別情報、前記カスタマイズ情報を前記サーバに送信する送信手段と、
   前記サーバから提供される情報を受信する受信手段と、
   前記サーバから受信した情報または予め端末自身に記憶された情報を表示する表示手段と、
   を備えることを特徴とする端末。
6. 各利用者が閲覧する端末にネットワークを介して提供するサーバであって、
   前記端末から送信される前記利用者の識別情報、前記端末の識別情報、前記利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を受信する受信手段と、
   前記利用者の識別情報、前記カスタマイズ情報、前記利用者の情報検索・閲覧の履歴情報、および多数の提供する情報とそれに関わる情報を記憶するデータベースと、
   前記受信したカスタマイズ情報に基づいて前記データベースの情報を更新する、または、前記データベースに記憶された情報から、前記利用者の識別情報およびカスタマイズ情報、検索履歴情報に基づいて前記利用者に提供する情報を絞り込んで生成するデータベース操作手段と、
   前記生成された提供情報を前記端末に送信する送信手段と、
   を備えることを特徴とするサーバ。
7. 前記サーバが提供する情報が店舗の広告情報である場合に、前記データベースは、
   前記店舗をジャンル分けするための複数のジャンルと、該ジャンルごとに割り振られた識別番号を定義するジャンル情報テーブルと、
   地区情報と該地区情報に割り振られた識別番号を定義する地区情報テーブルと、
   前記端末と、該端末の存在地区及び位置情報と、該端末に割り振られた識別番号を定義する端末情報テーブルと、
   店舗名、店舗の所在地、電話番号などの店舗に関わる情報と、各店舗に割り振られた識別番号を定義する店舗情報テーブルと、
   該各店舗が利用者に通知したい広告情報と該店舗の識別番号およびジャンル識別番号、各広告情報に割り振られた識別番号を定義する広告情報テーブルと、
   前記利用者が閲覧希望の有無を指定したカスタマイズ情報と該利用者の識別情報を記憶するカスタマイズ情報テーブルと、
   前記利用者が閲覧した広告情報の識別番号と閲覧した時刻、および閲覧した該利用者の識別情報を記録した履歴情報テーブルと、
   から構成されるデータベースであることを特徴とする請求項６記載のサーバ。
8. 情報提供を受ける利用者が情報閲覧、入力等に用いる端末と、該端末とネットワークを介して接続し情報提供を行うサーバとから構成されるシステムを用いて、該利用者の識別情報に基づいて情報提供を行う方法であって、
   前記端末は、前記利用者の識別情報を取得し、該利用者の識別情報と該端末自身の識別情報を前記サーバに送信して情報提供を要求し、前記サーバから提供情報を受信すると該情報を表示し、または、前記利用者の情報閲覧希望の有無からなるカスタマイズ情報を取得し、該カスタマイズ情報を前記利用者の識別情報とともに前記サーバに送信し、
   前記サーバは、前記利用者の識別情報、前記端末の識別情報を受信すると該情報に基づいて提供情報を生成して送信し、前記カスタマイズ情報と識別情報を受信すると該カスタマイズ情報を該識別情報とともに記憶する、
   ことを特徴とする情報提供方法。
9. 更に、前記サーバは、前記利用者が情報を閲覧した時刻、該情報の識別情報、該利用者の識別情報を履歴情報として記憶し、前記端末から情報提供を要求された場合に該履歴情報も参照して提供情報を生成して送信することを特徴とする請求項８記載の情報提供方法。
10. 前記利用者の識別情報は、該利用者が所有するＩＣカードの個人識別情報であることを特徴とする請求項８記載の情報提供方法。

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