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JP2006329631A - 分子間相互作用検出装置およびそれを用いた分子回収装置 - Google Patents

分子間相互作用検出装置およびそれを用いた分子回収装置 Download PDF

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JP2006329631A JP2005148887A JP2005148887A JP2006329631A JP 2006329631 A JP2006329631 A JP 2006329631A JP 2005148887 A JP2005148887 A JP 2005148887A JP 2005148887 A JP2005148887 A JP 2005148887A JP 2006329631 A JP2006329631 A JP 2006329631A
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Abstract

【課題】
分子間相互作用検出装置において、測定に寄与しない物質のセンサへの付着を防止する。
【解決手段】
分子間相互作用検出装置100では、基板108上に貴金属自由電子薄膜109が形成されている。さらにスチレン製の微粒子110が薄膜表面に吸着しており、微粒子の上半部には貴金属自由電子薄膜111が形成されている。この薄膜は有機リンカー分子112で修飾されており、この有機リンカー分子は貴金属自由電子薄膜の表面に固定可能な官能基を有しかつ直鎖部分が1〜5原子である直鎖状若しくは分岐状の化学構造を有する。なお、移動相に界面活性剤を使用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は分子間相互作用を検出する検出装置及びそれを用いた分子回収装置に係り、特に、医療診断や食品検査等に好適な分子間相互作用検出装置及びそれを用いた分子回収装置に関する。
分子間相互作用を検出する従来の検出装置の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の分子間相互作用検出装置では、金属薄膜と誘電体の界面を伝播する自由電子の疎密波である表面プラズモンの共鳴現象を利用したセンサを用いて、分子間相互作用を測定している。そして、センサ表面にリガンドを固定するために、金薄膜上に自己吸着したアルカンチオールを導入している。その際、生適合性マトリックスを共有結合させる活性基を有するアルカンチオールに、金属と結合する官能基で鎖長の原子数が10以上の有機リンカー分子を用いている。このアルカンチオールは、生適合性多孔質マトリックスで被覆されている。
分子間相互作用を検出する従来の検出装置の他の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載の装置では、基板を複数の領域に分割し、異なる生体分子で修飾したポスチレン微粒子をそれぞれの領域に1層だけ吸着させている。そしてサンプル中の被検体を蛍光色素で着色し、被検体に特異的に結合するたんぱく質をポリスチレン微粒子に吸着させる。この蛍光色素に励起光を照射して、励起された蛍光信号を検出している。
さらに、液体中における生体分子結合を簡便に測定するために、貴金属微粒子が吸着された基板に特定方向から光を照射し、反射光の吸収波長を求めている。その際、官能基を有するチオール分子で貴金属微粒子の表面を修飾し、アミノ基を有する任意の抗体を結合可能にしている。
特許第2815120号公報 特開2000-55920号公報 特開2002−365210号公報
上記特許文献1に記載の検出装置では、金属薄膜に金薄膜を用いているので、金にチオールやスルフィド類が自己吸着性(Self-Assembly)により、吸着する。しかしながら、有機リンカー分子として用いられている鎖長の原子数が10以上のアルカンチオール等を貴金属微粒子センサに使用しているので、本発明者らにより初めて知られたことであるが、緩衝液を添加したときに吸光度の極大波長がシフトし、測定すべき反応を正確に測定できない恐れがある。
上記特許文献2に記載の検出装置では、貴金属微粒子センサを用いて測定しているので、貴金属表面に物理的に吸着可能なたんぱく質等がセンサチップに吸着され、測定すべき反応とは無関係な物質が非特異的にセンサチップに吸着されるおそれがある。その場合、正確な測定が妨げられる。さらに、特許文献3に記載の生体分子検出方法では、金属基板に金属微粒子を吸着する際に絶縁体スペーサ層を用いているので、貴金属微粒子センサの製作のために複雑な行程を要する。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、分子間相互作用検出装置において、測定精度を向上させることにある。本発明の他の目的は、分子間相互作用検出装置において、測定に寄与しない物質のセンサへの付着を低減することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、貴金属自由電子薄膜を用いて分子間の相互作用を検出する分子間相互作用検出装置において、貴金属自由電子薄膜は有機リンカー分子で修飾されており、この有機リンカー分子は貴金属自由電子薄膜の表面に固定可能な官能基を有しかつ直鎖部分が1〜5原子である直鎖状若しくは分岐状の化学構造を有することにある。ここで、有機リンカー分子は、測定対象のサンプル液が有する特定非検体と結合可能な官能基も有する。
そしてこの特徴において、光を発光する光源と、この光源から出射された光が貴金属自由電子薄膜で反射した反射光を検出する検出手段とを有し、貴金属自由電子薄膜には光源の波長以下の凹凸がその表面部に形成されているのが望ましい。さらに、測定対象のサンプル液に添加する界面活性剤を用いるのがよい。
また上記特徴において、貴金属自由電子薄膜が形成された基板と、この基板上に単層吸着させた多数の粒径5nmから100μmの実質的に単一な径の微小球とを有し、この微小球はポリスチレン、スチレン/ブタジエン、ポリビニルトルエン、スチレン/ジビニルベンゼンまたはビニルトルエン/ターシャリーブチルスチレンの少なくともいずれかの絶縁体の高分子であるか、または、シリコン、酸化シリコン、ガリ砒素、ガラスの少なくともいずれかの絶縁体の非金属物質であり、この微小球は、基板に吸着した側と反対側の表面に貴金属自由電子層が形成されているのが好ましい。
上記特徴において、測定対象のサンプル液が有する特定非検体と結合可能な有機リンカー分子の官能基が、ヒドロキシル、カルボキシル、アミノ、アルデヒド、カルボニル、エポキシまたはビニル基のいずれかであるのがよい。
上記目的を達成する本発明の特徴は、上記分子間相互作用検出装置のいずれかと、超音波発生手段とを分子回収装置が有することにある。そしてこの特徴において、超音波またはパルス状のレーザ光発生手段で発生した超音波またはレーザ光を分子間相互作用検出装置に当てて貴金属自由電子薄膜から分離された物質を計測する質量分析計を有するのが望ましい。
本発明によれば、鎖長の原子数が5以下のアルカンチオールと自由電子金属薄膜が処理されたセンサとを用いて分子間相互作用を検出するようにしたので、測定すべき反応に寄与しない信号を抑制できる。したがって、測定精度が向上する。また、界面活性剤を使用したので、測定すべき反応に寄与しない物質のセンサチップへの吸着を抑制できる。
本発明に係る分子間相互作用検出装置のいくつかの実施例を、図面を用いて説明する。図1に、分子間相互作用検出装置100の一実施例を、模式図で示す。本実施例では、以下に詳述するように、移動相中に界面活性剤を含み、鎖長の原子数が5以下のアルカンチオールで修飾した貴金属微粒子センサチップ104を用いている。測定対象は、生体分子である。
分子間相互作用検出装置100は、分子間相互作用を検出するセンサとして、貴金属微粒子センサ104を有している。貴金属微粒子センサ104が有するセンサチップ104aの中央部には凹部Aが形成されており、凹部Aの底面は平坦に形成されている。凹部Aの両側面は傾斜面になっている。この凹部Aに、光源103で発生した光がマルチ光ファイバプローブ101を経由して照射されている。マルチファイバプローブ101は、光源103とセンサチップ104aへの照射部との間で分岐しており、分岐したファイバチップ101aは、分光光度計102に接続されている。分光光度計102は、さらにA/D変換機106を介してデータ処理装置107に接続されている。
貴金属微粒子センサ104の凹部Aを拡大して、図1の下部に示す。貴金属微粒子センサ104では、平坦な基板108上に、貴金属薄膜109が蒸着により表面処理されている。この貴金属薄膜109の上には、ほぼ球形の微粒子110が1層だけ平面的に配置されて吸着されている。微粒子110の上部の表面には、貴金属薄膜111が蒸着処理されている。
貴金属微粒子センサ104では、水に溶解した1μMから10mMのチオグリコール酸ナトリウム112を浸透させて、貴金属薄膜111にチオグリコール酸112を吸着させている。さらに、10%(v/v)のエタノールに溶解した1μMから10mMの10−カルボキシ−1−デカンチオール113を浸透させて、貴金属薄膜111に10−カルボキシ−1−デカンチオール113を吸着させている。ここで、チオグリコール酸および10−カルボキシ−1−デカンチオール113は、官能基がカルボキシル基である。
このように構成した分子間相互作用検出装置100では、光源103を発した光は、マルチ光ファイバプローブ101を経由して、センサチップ104a上の貴金属微粒子センサ面105に照射される。そして、貴金属微粒子センサ面105で反射した反射光の一部が、再びマルチ光ファイバ8プローブ101を戻り、分光光度計102に入射する。分光光度計102は、貴金属微粒子センサ面105で反射した反射光から吸収波長特性を計測する。計測結果は、A/D変換機106を経由して、データ処理装置107に送られ記録される。
図2を用いて、貴金属センサ微粒子センサ104の詳細を説明する。基板108上に貴金属薄膜109を表面処理した後に、高分子やSiO、TiO等の微粒子110を1層分だけ吸着させる。その後、金や銀、銅、白金等の貴金属を蒸着またはスパッタ処理する。微粒子110の上に貴金属薄膜111を形成する。基板108及び微粒子110の表面を貴金属で表面処理したので、基板108や微粒子110は顕著な発色を示す。
このように構成した貴金属微粒子センサ104を用いて、生体分子相互作用を計測する例を、抗原-抗体反応の検出を例に取り説明する。図3に、分光光度計102を用いて生体分子相互作用を計測する際の計測原理を示す。図3(A)は、吸収波長特性を示す図であり、同図(B)は、同図(A)で検出された吸収波長のピークの時間的な変化を示す図である。
分光光度計102は、貴金属微粒子センサ104の凹部Aからの反射光を検出し、波長ごとの吸収光強度を測定する。例えば1μMから10mMのチオグリコール酸ナトリウム112溶液を凹部Aに供給すると、吸収波長特性118が得られる。このときのピーク波長は、xである。次に、このチオグリコール酸ナトリウム112溶液に、抗原たんぱくを含んだ緩衝液等の溶液を添加すると、吸収波長特性119が得られ、ピーク波長が長波長側にシフトする(x)。さらに、検出対象の抗原たんぱく質に特異的に結合する抗体たんぱく質を含んだ緩衝液等の溶液を添加すると、吸収波長特性120が得られ、さらにピークが長波長側にシフトする(x)。
このときピーク波長(極大波長)は、図3(B)に示すように変化する。すなわち、極大波長は、チオグリコール酸ナトリウム溶液だけのときの極大波長xから抗原たんぱく質を含んだ緩衝液等の溶液が添加されたときの極大波長xに、所定時間を要して変化する。この極大波長の遷移の程度により、抗原たんぱく質の固定化量を把握できる。次に、検出対象の抗原たんぱく質に特異的に結合する抗体たんぱく質を含んだ緩衝液を添加すると、さらに極大波長xに所定時間で変化する。極大波長がxからxに遷移する遷移量を計測すれば、抗体たんぱく質の特異結合量が分かる。
分光光度計102を用いて具体的に計測した結果の例を、図4及び図5を用いて説明する。図1に示した条件で、計測した場合の例である。貴金属微粒子センサ104では、平坦な基板108の上に、金薄膜109を蒸着している。微粒子110にも、金薄膜111を蒸着している。異なる微粒子110の金薄膜111に、チオグリコール酸112と10−カルボキシ−1−デカンチオール113をそれぞれ別個に吸着させている。
図3(B)に対応する極大波長の遷移量(Δx)の変化例を、図4に示す。微粒子110にチオグリコール酸ナトリウム(チオール)112を吸着させると、分光光度計102で得られる吸収スペクトルのピークは、図4に示すようにΔPだけ変化した。次に、pH7.4のPBS(Phosphate Buffered saline)溶液(10mM phosphate、150mM NaCl)を凹部Aに添加した。マルチ光ファイバプローブ101を介した微粒子110からの反射光を測定すると、極大吸収波長はΔPだけ遷移した。
微粒子110に10−カルボキシ−1−デカンチオールを吸着させた場合の実験結果例を、図5に示す。極大吸収波長はΔP3だけ遷移している。この状態で、チオグリコール酸の場合と同様に、pH7.4のPBS(10mM phosphate、150mM NaCl)溶液を凹部Aに添加した。凹部Aからの反射光を分光光度計102で測定すると、極大吸収波長がさらにΔP4へと遷移していた。
本実施例によれば、有機チオール分子としてチオグリコール酸ナトリウムを用いたので、10−カルボキシ−1−デカンチオールで測定される緩衝液(PBS)の非特異シグナルを抑制できる。また、捕捉たんぱく質の種類に応じて、有機リンカー分子のヒドロキシル、アミノ、アルデヒド、カルボニル、エポキシまたはビニル基などの官能基を選択し、多種類たんぱく質を貴金属微粒子センサに固定化できる。
本発明に係る分子間相互作用検出装置100の他の実施例を、図6〜8を用いて説明する。図6は、アルカンチオールの吸着状態を示す図であり、図7、8は分光光度計102で計測した反射光のピークシフト特性を示す図である。本実施例は、上記実施例と、金薄膜202に吸着させるアルカンチオールのみが相違している。金薄膜202が蒸着された微粒子110に、濃度1μMから10mMのチオグリコール酸ナトリウム201の水溶液を供給する。金薄膜202の表面に、チオグリコール酸の単分子層201を形成する。
次に、0.2M WSC/0.05M NHSを添加する。ここで、WSCはN-エチル-N’−(3ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩であり、NHSはN−ヒドロキシスクシイミドである。このWSC/NHS溶液は、超純水(MiLiQ)に溶解させた水溶液である。このWSC/NHS水溶液に金薄膜202処理された微粒子110を7分間浸漬させて、カルボキシル基203を活性化した。活性化したカルボキシル基203にストレプトアビジン204を添加し、ストレプトアビジン204のアミノ基をカルボキシル基203にカップリングさせた。ストレプトアビジン204の濃度は、100μg/mLで、pH4.5の10mM酢酸バッファーに溶解させて用いた。
移動相として、50mM Tris−HCl(pH7.5)と0.15M NaClの溶液を用いた。サンプルとして、第1のたんぱく質に特異的結合するビオチン化された第2のたんぱく質205を添加した。ビオチン化された第2のたんぱく質205は、ストレプトアビジン204に捕捉される。さらに、界面活性剤Tween20(登録商標)を、0.1%の終濃度で移動相中に添加した。
図7および図8における濃い線で示したデータ207、209は、ビオチン化された第2のたんぱく質205を捕捉して第1のたんぱく質206を添加したときの極大波長である。図7および図8における薄い線で示したデータ208、210は、ビオチン化された第2のたんぱく質205を捕捉しないで第1のたんぱく質206を添加したときの極大波長である。
ビオチン化された第2のたんぱく質205が添加された溶液に第1のたんぱく質206を添加すると、ビオチン化された第2のたんぱく質205に第1のたんぱく質206がハイブリダイゼーションのように捕捉される。対比のために、ビオチン化された第2のたんぱく質205を添加せずに、1μMの第1のたんぱく質206だけを添加した実験も実施した。第2のたんぱく質205に第1のたんぱく質206を吸着させたときに、吸収スペクトルを分光光度計102で計測した結果を、図7に示す。この図7は、極大波長のピークシフトを示している。
金蒸着された微粒子110に、チオグリコール酸等のリンカー分子を使用していない有機リンカー分子と界面活性剤を使用しないで、ストレプトアビジン204を吸着させる。そして第2のたんぱく質205に、第1のたんぱく質206を吸着させる。このとき、吸収スペクトルを分光光度計102で測定した結果を、図8に示す。この図8では、第2のたんぱく質を捕捉しないで第1のたんぱく質206を吸着させた場合も併せて示している。図7および図8から明らかなように、本実施例によれば、移動相に界面活性剤を添加し有機リンカー分子としてチオグリコール酸を用いているので、ビオチン化された第2のたんぱく質を捕捉しない場合に生じる非特異吸着を抑制できる。
本発明に係る分子間相互作用検出装置のさらに他の実施例を、図9ないし図12を用いて説明する。本実施例は、上記各実施例とは、アルカンチオールが相違している。第1のたんぱく質とこの第1のたんぱく質に特異的結合するビオチン化された第2のたんぱく質とが金蒸着202された微粒子110に吸着するときに、吸着量を測定する方法を、図9を用いて説明する。チオグリコール酸ナトリウムまたはアミノエタンチオールが濃度1μMから10mM懸濁した懸濁水を、凹部Aに供給する。微粒子110の金蒸着表面202に、チオグリコール酸またはアミノエタンチオールの有機チオール分子301層を形成する。
次に、懸濁水に10〜1000mg/mLのストレプトアビジンを添加し、チオグリコール酸またはアミノエタンチオールにストレプトアビジン302を結合させる。さらに、第1のたんぱく質に特異的結合するビオチン化された第2のたんぱく質303を添加する。ビオチン化された第2のたんぱく質303を、ストレプトアビジン302に捕捉させる。界面活性剤Tween20(登録商標)を、0.1%の終濃度で、50mM Tris−HCl(pH7.5)と0.15M NaClの溶液である移動相中に添加する。
ビオチン化された第2のたんぱく質303に結合する第1のたんぱく質304をセンサに添加すると、第1のたんぱく質304はビオチン化された第2のたんぱく質303に、ハイブリダイゼーションのように捕捉される。第1のたんぱく質304との結合配列を有さないビオチン化された変異型第2のたんぱく質を、ストレプトアビジン302が捕捉する対照実験も実行した。有機チオール分子301には、チオグリコール酸ナトリウムまたはアミノエタンチオールを使用した。
図10に、有機チオール分子としてチオグリコール酸を使用したときに、第1のたんぱく質304が吸着される状況を分光光度計102で計測した結果を示す。この図10は、吸収スペクトルのピークシフト図である。また、有機チオール分子としてアミノエタンチオールを使用したときに、第1のたんぱく質の吸着により、吸収スペクトルがピークシフトする様子を図11に、有機チオール分子を使用しないで、第1のたんぱく質304を吸着したときの吸収スペクトルのピークシフトを、図12にそれぞれ示す。
これらの図で、濃い線で示したデータ305、307、309はビオチン化された第2のたんぱく質303を捕捉して第2のたんぱく質303に結合する第1のたんぱく質304を添加したときの極大波長である。薄い線で示したデータ306、308、310は、第1のたんぱく質304との結合配列を有していない変異型第2のたんぱく質303を捕捉して、第2のたんぱく質303を添加したときの極大波長である。
図10ないし図12から明らかなように、移動相に界面活性剤を添加し、有機チオール分子としてチオグリコール酸またはアミノエタンチオールを用いると、第1のたんぱく質304との結合配列を持たないビオチン化された変異型第2のたんぱく質303が非特異吸着を抑制する。
本発明に係る分子間相互作用検出装置の更に他の実施例を、図13に示す凹部Aの拡大図を用いて説明する。貴金属微粒子センサ104では、図1に示した実施例と同様に、基板401上に貴金属薄膜402を表面処理している。この貴金属薄膜402が形成された基板上401に、高分子またはSiO2、TiO2等の微粒子403を1層形成する。微粒子403の上部表面に、金や銀、銅、白金等の貴金属を蒸着またはスパッタ処理して、微粒子403の上に貴金属薄膜404を形成する。基板401上に貴金属402を表面処理したので、基板401や微粒子403が顕著な発色を示す。
貴金属404が処理された微粒子403に、第2のたんぱく質405を物理吸着させる。第2のたんぱく質に特異的に結合する第1のたんぱく質406を含む試料を、凹部Aに供給する。これにより、図13(A)に示すように、第1のたんぱく質406が貴金属微粒子403の表面に捕捉される。発信周波数50kHz、出力10Wの超音波を、水中で5秒間、基板401に向けて照射する。超音波を照射された基板401からは、図13(B)に示すように、微粒子403が剥離する。第1のたんぱく質406が吸着し基板401から剥離した微粒子403は、図示しないフィルターで回収される。回収された微粒子401は、pH3の10mMグリシン−塩酸緩衝液を用いて処理され、第1のたんぱく質406が溶出する。溶出された第1のたんぱく質406は、図示しない質量分析計等で分析される。本実施例によれば、たんぱく質を回収できるとともに、たんぱく質の回収を確実に把握できる。
本発明に係る分子間相互作用検出装置の一実施例の模式図である。 図1に示した分子間相互作用検出装置が有する貴金属微粒子センサの正面図である。 貴金属微粒子センサの検出例を示すグラフである。 貴金属微粒子センサを用いた分光計測例を示すグラフである。 貴金属微粒子センサを用いた分光計測例を示すグラフである。 たんぱく質の吸着を測定する方法を説明する図である。 金微粒子センサを用いた分光計測例を示すグラフである。 金微粒子センサを用いた分光計測例を示すグラフである。 たんぱく質の吸着を測定する他の方法を説明する図である。 金微粒子センサを用いた分光計測例を示すグラフである。 金微粒子センサを用いた分光計測例を示すグラフである。 金微粒子センサを用いた分光計測例を示すグラフである。 たんぱく質が吸着した金微粒子を基板から剥離する方法を説明する図である。
符号の説明
100…分子間相互作用検出装置、101…マルチ光ファイバプローブ、102…分光光度計、103…光源、104…センサチップ、105…微粒子センサ面、106…A/D変換器、107…データ処理装置、108…基板、109…貴金属薄膜、110…微粒子、111…貴金属薄膜、112…チオグリコール酸、113…10−カルボキシ−1−デカンチオール、114…基板、115…貴金属薄膜、116…微粒子、117…貴金属薄膜、118〜120…吸収波長特性、121〜129…極大波長、201…チオグリコール酸、202…貴金属薄膜、203…活性化したカルボキシル基、204…ストレプトアビジン、205…第1のビオチン化たんぱく質、206…第2のたんぱく質、207〜210…極大波長、301…有機チオール分子、302…ストレプトアビジン、303…第1のビオチン化たんぱく質、304…第2のたんぱく質、305〜310…極大波長、401…基板、402…貴金属薄膜、403…微粒子、404…貴金属薄膜、405…第1のたんぱく質、406…第2のたんぱく質。

Claims (8)

  1. 貴金属自由電子薄膜を用いて分子間の相互作用を検出する分子間相互作用検出装置において、前記貴金属自由電子薄膜は有機リンカー分子で修飾されており、この有機リンカー分子は貴金属自由電子薄膜の表面に固定可能な官能基を有しかつ直鎖部分が1〜5原子である直鎖状若しくは分岐状の化学構造を有することを特徴とする分子間相互作用検出装置。
  2. 光を発光する光源と、この光源から出射された光が前記貴金属自由電子薄膜で反射した反射光を検出する検出手段とを有し、前記貴金属自由電子薄膜には前記光源の波長以下の凹凸がその表面部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分子間相互作用検出装置。
  3. 前記貴金属自由電子薄膜が形成された基板と、この基板上に単層吸着させた多数の粒径5nmから100μmの実質的に単一な径の微小球とを有し、この微小球はポリスチレン、スチレン/ブタジエン、ポリビニルトルエン、スチレン/ジビニルベンゼンまたはビニルトルエン/ターシャリーブチルスチレンの少なくともいずれかの絶縁体の高分子であり、この微小球は、基板に吸着した側と反対側の表面に貴金属自由電子層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分子間相互作用検出装置。
  4. 前記貴金属自由電子薄膜が形成された基板と、この基板上に単層吸着させた多数の粒径5nmから100μmの実質的に単一な径の微小球とを有し、この微小球はシリコン、酸化シリコン、ガリ砒素、ガラスの少なくともいずれかの絶縁体の非金属物質であり、この微小球は、基板に吸着した側と反対側の表面に貴金属自由電子層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分子間相互作用検出装置。
  5. 測定対象のサンプル液に添加する界面活性剤を用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の分子間相互作用検出装置。
  6. 測定対象のサンプル液が有する特定非検体と結合可能な有機リンカー分子の官能基が、ヒドロキシル、カルボキシル、アミノ、アルデヒド、カルボニル、エポキシまたはビニル基のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の分子間相互作用検出装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の分子間相互作用検出装置と、超音波発生手段とを有することを特徴とする分子回収装置。
  8. 前記超音波発生手段で発生した超音波またはパルス状のレーザ光を前記分子間相互作用検出装置に当てて貴金属自由電子薄膜から分離された物質を計測する質量分析計を有することを特徴とする請求項7に記載の分子回収装置。
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