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JP2006320403A - パチンコ遊技機用入賞装置およびパチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機用入賞装置およびパチンコ遊技機 Download PDF

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JP2006320403A
JP2006320403A JP2005144342A JP2005144342A JP2006320403A JP 2006320403 A JP2006320403 A JP 2006320403A JP 2005144342 A JP2005144342 A JP 2005144342A JP 2005144342 A JP2005144342 A JP 2005144342A JP 2006320403 A JP2006320403 A JP 2006320403A
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JP2005144342A
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English (en)
Inventor
Yasuhito Nomura
保仁 野村
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Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
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Abstract

【課題】見た目に新しく遊技者へのインパクトは維持しつつ、遊技店側において釘調整を行い易いパチンコ遊技機用入賞装置およびパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】第2大入賞口12は、玉の誘導路である外側誘導部75と、この外側誘導部75の開口端部に下部を軸にして回動可能に設けられその開放状態のときに外側入賞口78を形成する外側開放扉76とを備える。この外側開放扉76に切欠部77を形成する。外側開放扉76が閉鎖状態にあるときのその切欠部77の位置に、第1大入賞口11が配設されている。第1大入賞口11は、玉の誘導路である内側誘導部71と、この内側誘導部71の開口端部に下部を軸にして回動可能に設けられその開放状態のときに内側入賞口73を形成する内側開放扉72とを備える。外側誘導部75と内側誘導部71とは、一体的に形成される。第2大入賞口12(外側開放扉76)への玉の寄り具合を調整すれば、第1大入賞口11(内側開放扉72)の玉の寄り具合も自然に調整できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機用入賞装置と入賞装置を備えるパチンコ遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機として、例えば特許文献1に示すように、大当たり条件が成立したときに開放状態となる大入賞口(アタッカー)を縦に2つ並べた遊技機が開示されている。また、例えば特許文献2に示すように、大入賞口を横に2つ並べた遊技機が開示されている。これらの遊技機は、大入賞口が1つしか設けられていない遊技機に比べると、見た目のインパクトがあり、遊技状態に応じて開放する大入賞口を使い分ける場合に、遊技者から見て分かり易いものになっている。
特開2003−205104号公報 特開2005−6756号公報
しかしながら、これらの遊技機を管理し釘調整などを行う遊技店側から見ると、大入賞口の設定領域が縦や横にかなり広くなっているため、それぞれの大入賞口への打ち込まれた玉の寄り具合を調整するための釘調整を行うとき、かなり広い範囲の釘を調整する必要があり、当然調整する釘の数も増え、非常に管理しにくいものであった。また、一方の大入賞口に対する釘調整を行うと、もう一方の大入賞口への玉の寄り具合に影響を与えてしまい、非常に調整しづらいものとなっていた。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、見た目に新しく遊技者へのインパクトは維持しつつ、遊技店側において釘調整を行い易いパチンコ遊技機用入賞装置及びパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために本発明のパチンコ遊技機用入賞装置は、第1の可変入賞口と、第1の可変入賞口を挟み込むように一体的に設けられた第2の可変入賞口とを備えることを特徴とする。特に、第2の可変入賞口として閉鎖状態と開放状態とを呈しその開放状態のときに玉の入賞が可能な外側入賞口を形成する外側開放部材が設けられるとともに、この外側開放部材の内側に位置し、第1の可変入賞口として閉鎖状態と開放状態とを呈しその開放状態のときに玉の入賞が可能な内側入賞口を形成する内側開放部材が、外側開放部材の開閉動作と干渉しないように設けられることを特徴とする。
上記本発明のパチンコ遊技機用入賞装置は、複数の可変入賞口のうちの第2の可変入賞口としてその開放状態のときに玉の入賞が可能な外側入賞口を形成する外側開放部材の内側に、第1の可変入賞口としてその開放状態のときに玉の入賞が可能な内側入賞口を形成する内側開放部材が、外側開放部材の開閉動作と干渉しないように設けられており、いずれか1つの可変入賞口に対して玉の寄り具合を調整すれば、他の可変入賞口の玉の寄り具合も自然に調整でき、釘調整が行い易い。
その際、パチンコ遊技機における所定の大当たり条件が成立したときに、第1及び第2の可変入賞口のうちのいずれか1つを開放するようにできる。このように所定の大当たり条件の成立により可変入賞口のいずれか1つを開放するようにでき、例えば大入賞口をこのように構成することにより、従来の市場の多くを占めている大入賞口が1つの遊技機の釘調整と比べても違和感がなく作業が可能である。
また、その際、外側開放部材として板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに外側入賞口を形成する外側開放扉を設け、この外側開放扉には扉厚さ方向に貫通する切欠部が形成され、その外側開放扉が閉鎖状態にあるときのその切欠部の位置に、内側開放部材として板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに内側入賞口を形成する内側開放扉を、外側開放扉の開閉状態に関わらず開閉可能に設けることができる。このように外側開放扉に形成された切欠部の位置に、内側開放扉を外側開放扉の開閉状態に関わらず開閉可能に設けており、例えば大入賞口をこのように構成することにより、外側大入賞口(外側開放扉)への玉の寄り具合を調整すれば、内側大入賞口(内側開放扉)の玉の寄り具合も自然に調整でき、遊技店側において釘調整を行い易いパチンコ遊技機用入賞装置を提供できる。
さらに、その際、玉の誘導路の開口端部において、外側開放扉を軸支する外側誘導部を設けるとともに、外側開放扉が閉鎖状態にあるときの切欠部の位置に、玉の誘導路の開口端部において内側開放扉を軸支する内側誘導部を設け、これら外側誘導部と内側誘導部とを一体的に形成することができる。そして、その外側誘導部と内側誘導部との間の開口部が外側開放扉の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして外側入賞口を形成するとともに、その内側誘導部の開口部が内側開放扉の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして内側入賞口を形成することができる。このように外側開放扉を軸支する外側誘導部と内側開放扉を軸支する内側誘導部とを一体的に形成しており、例えば複数の大入賞口をこのように構成することにより、遊技盤面上の複数の大入賞口をより狭い範囲で設けることが可能となり、遊技盤面を有効に利用することができる。また、見た目に新しく遊技者へのインパクトを維持しつつ、かつ釘調整のし易いパチンコ遊技機用入賞装置を提供可能である。
また、その際、外側開放部材として、板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに外側左入賞口を形成する左扉部と板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに外側右入賞口を形成する右扉部とを分割形態で有する外側開放扉を設け、この外側開放扉が閉鎖状態にあるときにその左扉部と右扉部とに挟まれた形態で、内側開放部材として板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに内側入賞口を形成する内側開放扉を、外側開放扉の左扉部及び右扉部の開閉状態に関わらず開閉可能に設けることができる。このように外側開放扉の左扉部と右扉部とに挟まれた形態で、内側開放扉を、外側開放扉の開閉状態に関わらず開閉可能に設けており、例えば大入賞口をこのように構成することにより、外側大入賞口(外側開放扉)への玉の寄り具合を調整すれば、内側大入賞口(内側開放扉)の玉の寄り具合も自然に調整でき、遊技店側において釘調整を行い易いパチンコ遊技機用入賞装置を提供できる。
さらに、その際、玉の誘導路の開口端部において、外側開放扉の左扉部及び右扉部を軸支する外側誘導部を設けるとともに、外側開放扉が閉鎖状態にあるときにその左扉部と右扉部とに挟まれた位置に、玉の誘導路の開口端部において内側開放扉を軸支する内側誘導部を設け、これら外側誘導部と内側誘導部とを一体的に形成することができる。そして、その外側誘導部と内側誘導部との間の開口部が外側開放扉の左扉部及び右扉部の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして外側入賞口を形成するとともに、その内側誘導部の開口部が内側開放扉の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして内側入賞口を形成することができる。このように外側開放扉を軸支する外側誘導部と内側開放扉を軸支する内側誘導部とを一体的に形成しており、例えば複数の大入賞口をこのように構成することにより、遊技盤面上の複数の大入賞口をより狭い範囲で設けることが可能となり、遊技盤面を有効に利用することができる。また、見た目に新しく遊技者へのインパクトを維持しつつ、かつ釘調整のし易いパチンコ遊技機用入賞装置を提供可能である。
その際、上記記載のパチンコ遊技機用入賞装置をパチンコ遊技機に備えることができる。このように、例えば上記効果を有するパチンコ遊技機用入賞装置を備えたパチンコ遊技機を構成することにより、遊技盤面上の複数の大入賞口をより狭い範囲で設けることが可能となり、遊技盤面を有効に利用することができる。また、見た目に新しく遊技者へのインパクトを維持しつつ、かつ釘調整のし易いパチンコ遊技機を提供可能である。
(実施例)
以下、本発明のパチンコ遊技機の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1はパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状に遊技領域が形成されている。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、その遊技盤3の面上を落下する。
遊技盤3の面上には、その中央部に役物装置6が設けられ、その役物装置6内の中央に液晶式の特別図柄表示部7が配設されている。特別図柄表示部7ではアラビア数字等のキャラクタが3つ(複数桁)表示されるようになっている。役物装置6の下方には、第1特別始動入賞口8と、その第1特別始動入賞口8の直ぐ下に第2特別始動可変入賞口9とが設けられている。役物装置6の左方には普図始動入賞口10が設けられている。第2特別始動可変入賞口9の下方には、複数の大入賞口(本発明におけるパチンコ遊技機用入賞装置)、この例では2つの大入賞口が一体的に設けられている。すなわち、当該パチンコ遊技機1にて第1大当たりが発生したときに開放するアタッカーである第1大入賞口11と、この第1大入賞口11を取り囲むように、当該パチンコ遊技機1にて第2大当たりが発生したときに開放するアタッカーである第2大入賞口12とが一体的に設けられている。これら第1,第2大入賞口11,12の下方には玉を回収するためのアウト口13が設けられている。
第2特別始動可変入賞口9は、いわゆる普通電動役物であり、入賞口の両側に可動部材14,14が可動可能に設けられ、動作時に左右に開くように可変式の入賞口として構成されている。すなわち、非動作時には図1に示すように閉鎖した第1状態を呈し、動作時には開放した第2状態を呈するものである。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、ROM23、RAM24、入出力回路(I/O)25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30、この遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31を含み構成される。パチンコ遊技機1は、ROM23に格納されたパチンコ遊技機1の全体を制御する制御プログラム51、図柄変動処理プログラム52、第1大当たり処理プログラム53及び第2大当たり処理プログラム54によって制御される。
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、第1特別始動入賞検出器32、第2特別始動可変入賞検出器33、普図始動入賞検出器34、第1大入賞検出器35、第2大入賞検出器36が入出力回路(I/O)25を介してCPU22に接続されている。特別始動可変入賞口開放用ソレノイド37、第1大入賞口開放用ソレノイド38、第2大入賞口開放用ソレノイド39が入出力回路(I/O)25を介してCPU22に接続されている。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド37が駆動され、可動部材14,14の開閉が制御される。また、CPU22からの制御信号により第1大入賞口開放用ソレノイド38が駆動され、第1大入賞口11の開閉が制御されるとともに、第2大入賞口開放用ソレノイド39が駆動され、第2大入賞口12の開閉が制御される。
表示制御基板26にはCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて特別図柄表示部7の表示が制御される。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ41から音声が出力される。ランプ制御基板28にはCPU22からの制御信号が入力され制御信号に応じて装飾ランプ等のランプ類42が制御される。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球の払出装置43を制御する。発射制御基板30では同様に玉の発射装置44を制御する。
図3は第1大入賞口11及び第2大入賞口12の説明図である。図3(a)は正面図、図3(b)は図3(a)のA−A断面図、図3(c)は図3(a)のB−B断面図である。図4は第1大当たり発生時の動作例を示す図、図5は第2大当たり発生時の動作例を示す図である。第1大入賞口11と第2大入賞口12とは、それぞれ閉鎖状態と開放状態とを呈する可変入賞口であり、外側の第2大入賞口12が内側の第1大入賞口11を取り囲むような形態で、それらが一体的に形成されている。
第2大入賞口12は、正面が開口した玉の誘導路である外側誘導部75と、この外側誘導部75の正面開口を塞ぐように板状をなし、下部を軸にして回動可能に設けられた外側開放扉76(外側開放部材)とを備える。外側開放扉76は、下部が外側誘導部75の開口端部に軸支され、その閉鎖状態のときに外側誘導部75の正面開口を塞ぐようにしている。外側誘導部75が遊技盤3を貫通して嵌め込まれた形態をなし、外側開放扉76の扉面がその閉じた状態のときに、遊技盤3の盤面上に位置するようになっている。
外側開放扉76には、その板状の上部側中央寄りに上方に開口する方形状の切欠部77が形成されている。外側開放扉76が、下部を軸にして前後方向(パチンコ遊技機1のガラス扉2側を前方側、台の裏側にあたる側を後方側としたときの前後方向)に開放状態のときに、上部に玉を受入可能な開口部78(外側入賞口)が形成される(図5参照)。この外側開放扉76の後方には、第2大入賞口12に入賞した玉を台の後方に誘導する流通路79が形成され、その流通路79の所定箇所に、第2大入賞口12への入賞を検出する第2大入賞検出器36が設けられている。
この第2大入賞口12を構成する外側開放扉76が閉鎖状態にあるときの切欠部77の部分に位置して、第1大入賞口11が配設されている。第1大入賞口11は、玉の誘導路である内側誘導部71と、この内側誘導部71の正面開口を塞ぐように板状をなし、下部を軸にして回動可能に設けられた内側開放扉72(内側開放部材)とを備える。内側開放扉72は、下部が内側誘導部71の開口端部に軸支され、その閉鎖状態のときに内側誘導部71の正面開口を塞ぐようにしている。前述の外側開放扉76と同様に、内側開放扉72の扉面がその閉じた状態のときに、遊技盤3の盤面上に位置するようになっている。内側開放扉72が、下部を軸にして前後方向に開放状態のときに、上部に玉を受入可能な開口部73(内側入賞口)が形成される(図4参照)。この内側開放扉72は、外側開放扉76の開閉動作を干渉しないように、外側開放扉76の開閉状態に関わらず開閉可能に設けられる。この内側開放扉72の後方には、第1大入賞口11に入賞した玉を台の後方に誘導する流通路74が形成され、その流通路74の所定箇所に、第1大入賞口11への入賞を検出する第1大入賞検出器35が設けられている。
上記外側誘導部75と内側誘導部71とは一体的に形成されている。その外側誘導部75に設けられた外側開放扉76の上端と、内側誘導部71に設けられた内側開放扉72の上端とは、図3(a)に示すように、同一線上(H線上)に位置するようにしている。そして、外側誘導部75と内側誘導部71との間の開口部78が外側開放扉76の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして外側入賞口となるとともに、その内側誘導部71の開口部73が内側開放扉72の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして内側入賞口となる。
本実施例では、パチンコ遊技機1において、所定の大当たり条件が成立したときに、第1大入賞口11、第2大入賞口12のうちのいずれか1つが開放されるように開放制御されるようにしている。
図1において丸で囲まれたa部は、大入賞口(第1大入賞口11及び第2大入賞口12)への玉の寄りを調整する釘の配置を示す。本実施例では、上記のように外側の第2大入賞口12が内側の第1大入賞口11を取り囲むような形態で、それらが一体的に形成されており、外側の第2大入賞口12に対して、打ち込まれた玉の寄り具合を調整するだけで、内側の第1大入賞口11への玉の寄り具合も自然に調整できる。
図6は役物装置6の構成を示す図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は斜視図である。役物装置6は、前面が開口し前後方向に延びた箱形状形態をなした一つのハウジング(筐体)で構成され、遊技盤3に取付けられている。役物装置6は、中央が高い山形状に形成された上面壁6aと、その上面壁6a下端から垂直に下方に延びた側面壁6b,6bとを有している。左右側面壁6b,6bには、役物装置6内に玉を受入可能な玉受入口61,61がそれぞれ設けられている。そして、この玉受入口61,61に連通して、役物装置6内の後方に玉を導く誘導樋62,62が、それぞれ側面壁6b,6bの内側に取付けられている。
役物装置6の下部には、波形状をなしたステージ面63が設けられている。このステージ面63は、後方から前方に向かって、前方が低い3段のステージ面63a,63b,63cを有する。それらステージ面63a,63b,63cはその波形状が互い違いに重ならないように形成され配置されている。各ステージ面63a,63b,63cは前方側(ガラス扉2側)が低くなるように少し傾斜している。これにより、玉受入口61,61から役物装置6に入った玉は、誘導樋62,62を通って、ステージ面63a上に落下し、そこから前方にステージ面63b,63cを通って、玉の速度が遅くなって、役物装置6の下部から役物装置6の外に排出される。最も低いステージ面63cの中央には波形の谷部が形成され、その下方に第1特別始動入賞口8が配置されている。従って、ステージ面63cの中央の波形の谷部から落下する玉は第1特別始動入賞口8に入り易いといえる。
次に、具体的な制御手順について、フローチャートを参照しつつ説明する。ROM23に格納された図柄変動処理プログラム52について、図7に示すフローチャートにより説明する。なお、ROM23に格納された制御プログラム51は、パチンコ遊技機1の全体の制御を司るもので、パチンコ遊技機1への電源投入後に、割込みモードの設定やRAMチェック等の初期化処理、初期化処理の終了後に第1特別始動入賞口8、第2特別始動可変入賞口9等への入賞検出処理、大当たり抽選処理、図柄変動処理、大当たり処理などを実行する周知の内容であるため説明を省略する。
本実施例では、始動入賞口が複数、この例では、第1特別始動入賞口8と第2特別始動可変入賞口9との2つが設けられている。これら始動入賞口への入賞に伴い大当たり抽選を行っている。大当たり抽選について説明する。第1特別始動入賞口8に付設された第1特別始動入賞検出機32により玉の入賞を検出するか、或いは第2特別始動可変入賞口9に付設された第2特別始動可変入賞検出器33により玉の入賞を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に第1特別始動入賞検出機32或いは第2特別始動可変入賞検出器33からの入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が大当たり判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの抽選を行っている。抽選処理で乱数値が大当たり乱数である場合、大当たり条件成立となる。CPU22は当否抽選手段として機能する。
CPU22はこの大当たり抽選処理の結果を受けて、役物装置6の特別図柄表示部7に導出表示させるべき図柄を決定する。その決定に基づく表示制御信号がCPU22から表示制御基板26に出力される。本実施例では、大当たり図柄で停止する確率(大当たり確率)は、通常状態では1/395、確変状態では1/50と設定されている。確変状態では、大当たり確率が高められた設定となっている。
なお、大当たり抽選結果は、RAM24に割り当てられた保留玉記憶領域に一時的に記憶される。CPU22は、役物装置6の特別図柄表示部7において新たな図柄変動動作を行うことができるかどうかを確認してから、抽選結果を読み出し、図柄変動動作を開始する。先の大当たり抽選処理に係る図柄変動動作が行われている場合、大当たり抽選処理の結果を含む抽選データは、4個を上限として保留玉記憶領域に記憶される。
第2特別始動可変入賞口9の開放について説明する。第2特別始動可変入賞口9は普図抽選により当たりとなった場合に開放する。普図始動入賞口10に付設された普図始動入賞検出器34により玉の入賞を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に普図始動入賞検出器34からの入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が判定用カウンタから乱数値(カウンタ値)を取得し、その乱数値が当たり乱数に一致するか否かを判定することにより普図抽選を行っている。普図抽選結果は、特別図柄表示部7の近傍などの所定箇所に表示される。普図抽選において当たりとなると、確変状態が発生していない通常状態においては第2特別始動可変入賞口9を0.2秒開放する一方、確変状態においては第2特別始動可変入賞口9を5秒開放する。CPU22からの制御信号により特別始動可変入賞口開放用ソレノイド37が駆動され、可動部材14,14が開放状態となり、玉の入賞率が高まるとともに、上記開放時間経過後、閉鎖状態となり、開放状態と比べて入賞率が低くなる。
第1特別始動入賞口8或いは第2特別始動可変入賞口9への入賞があり、大当たり抽選が実行され、その抽選結果に応じて、特別図柄表示部7にて図柄を変動表示した後、停止表示する。図7の図柄変動処理において、停止図柄が予め定められた大当たり図柄であるか否かを判定し(S1)、大当たり図柄でない場合、リターンする一方、大当たり図柄である場合、その大当たり図柄が普通大当たり図柄であるか否かを判定する(S2)。本実施例では、大当たり図柄として、普通大当たり図柄と確変大当たり図柄とが設定されている。そして、普通大当たり図柄である確率は4/10、確変大当たり図柄である確率は6/10と設定されている。
S2において、普通大当たり図柄である場合、第1大当たりフラグをオンにし(S3)、一方普通大当たり図柄でない場合(言い換えれば確変大当たり図柄である場合)、第2大当たりフラグをオンにする(S4)。
次に、ROM23に格納された第1大当たり処理プログラム53について、図8に示すフローチャートにより説明する。本実施例では、第1大当たりが発生すると、第1大入賞口11の開閉処理が行われる。第1大当たりフラグがオンであるか否かを判定し(S11)、第1大当たりフラグがオンでない場合、リターンする一方、第1大当たりフラグがオンである場合、ラウンド数が15に達したか否かを判定する(S12)。第1大入賞口開放用ソレノイド38が駆動され、第1大入賞口11(内側開放扉72)を閉鎖状態から開放状態とする。この例では、その第1大入賞口11への最大入賞個数である9個の入賞を検知するか、或いはその第1大入賞口11の最大開放時間である25秒間を経過するか、のいずれか早い方が成立するまでを1ラウンドとし、一旦第1大入賞口11を閉鎖し、15ラウンド終了するまでこの開閉処理を繰り返すようにしている。
S12においてラウンド数が15に達していない場合、ラウンド数を「1」インクリメントする(S13)。ラウンド数はCPU22にてカウントされる。続いて第1大入賞口11を開放し(S14)、その後第1大入賞口11へ9個の玉の入賞が検知されたか否かを判定する(S15)。ここで9個の入賞が検知された場合、第1大入賞口11を閉鎖する(S17)一方、9個の入賞が検知されない場合、第1大入賞口11の開放時間が25秒経過したか否かを判定する(S16)。ここで第1大入賞口11の開放時間が25秒経過した場合、第1大入賞口11を閉鎖する(S17)。S12においてラウンド数が15に達した場合、第1大当たりフラグをオフにする(S18)。15ラウンド終了した時点で第1大当たりは終了し、通常状態に戻る。
次に、ROM23に格納された第2大当たり処理プログラム54について、図9に示すフローチャートにより説明する。本実施例では、第2大当たりが発生すると、第2大入賞口12の開閉処理が行われる。第2大当たりフラグがオンであるか否かを判定し(S21)、第2大当たりフラグがオンでない場合、リターンする一方、第2大当たりフラグがオンである場合、ラウンド数が16に達したか否かを判定する(S22)。第2大入賞口開放用ソレノイド39が駆動され、第2大入賞口12(外側開放扉76)を閉鎖状態から開放状態とする。この例では、その第2大入賞口12への最大入賞個数である10個の入賞を検知するか、或いはその第2大入賞口12の最大開放時間である25秒間を経過するか、のいずれか早い方が成立するまでを1ラウンドとし、一旦第2大入賞口12を閉鎖し、16ラウンド終了するまでこの開閉処理を繰り返すようにしている。この例では、第2大当たりは第1大当たりよりも遊技者にとって有利な設定となっている。
S22においてラウンド数が16に達していない場合、ラウンド数を「1」インクリメントする(S23)。続いて第2大入賞口12を開放し(S24)、その後第2大入賞口12へ10個の玉の入賞が検知されたか否かを判定する(S25)。ここで10個の入賞が検知された場合、第2大入賞口12を閉鎖する(S27)一方、10個の入賞が検知されない場合、第2大入賞口12の開放時間が25秒経過したか否かを判定する(S26)。ここで第2大入賞口12の開放時間が25秒経過した場合、第2大入賞口12を閉鎖する(S17)。S22においてラウンド数が16に達した場合、第2大当たりフラグをオフにする(S28)。16ラウンド終了した時点で第2大当たりは終了する。CPU22は大当たり状態発生手段として機能する。そして、第2大当たりの場合(確変大当たりの場合)、その大当たり終了後遊技者に有利な確変状態(特別遊技状態)などを発生させる。CPU22は特別遊技状態発生手段として機能する。
このように第2大入賞口12の外側開放扉76に切欠部77が形成され、その切欠部77に位置し、第1大入賞口11の内側開放扉72が、外側開放扉76に取り囲まれるような形態で、それらが一体的に設けられており、第2大入賞口12(外側開放扉76)への玉の寄り具合を調整すれば、第1大入賞口11(内側開放扉72)の玉の寄り具合も自然に調整でき、遊技店側において釘調整を行い易い。また、所定の大当たり条件の成立により第1大入賞口11、第2大入賞口12のいずれか1つが開放されるようにでき、大入賞口をこのように構成することにより、従来の市場の多くを占めている大入賞口が1つの遊技機の釘調整と比べても違和感がなく作業が可能である。
さらに、このように外側開放扉76を軸支する外側誘導部75と内側開放扉72を軸支する内側誘導部71とを一体的に形成しており、複数の大入賞口をこのように構成することにより、これまでにない形態の大入賞口となり遊技者にインパクトを与えることができるとともに、遊技盤上に複数の大入賞口をより狭い範囲で設けることが可能となり、遊技盤面を有効に利用することができるパチンコ遊技機を提供できる。
(変形例1)
図10は、第1大入賞口と第2大入賞口とを一体的に形成する変形例を示す。図11はその第1大当たりの動作例を示す図、図12はその第2大当たりの動作例を示す図である。この変形例では、第1大入賞口11を構成する内側開閉扉82を、実施例よりも大きく(開放状態における開口を大きく)なるようにしている。
第2大入賞口12を構成する外側開放扉86には、その板状の上部側中央寄りに上方に開口する方形状の切欠部87が形成されている。この切欠部87の切欠き深さが実施例よりも深く形成される。すなわち、外側開放扉86の上部側から中央を越え下部側に向かって切欠部87が形成される。従って、外側開放扉86には、この切欠部87の両側に左扉部86aと右扉部86bと、これらを繋ぐ連結部86cとが形成される。外側誘導部75は、実施例と同じ大きさである。そして、外側開放扉86が、下部を軸にして前後方向に開放状態のときに、上部に玉を受入可能な開口部88(外側入賞口)が形成される(図12参照)。この外側開放扉86の後方には、第2大入賞口12に入賞した玉を台の後方に誘導する流通路89が形成されている。この例では、その流通路89において、左扉部86aと右扉部86bとのそれぞれ後方位置に、第2大入賞口12への入賞を検出する第2大入賞検出器36a,36bが設けられている。すなわち、第2大入賞検出器が2個設けられている。
この第2大入賞口12を構成する外側開放扉86が閉鎖状態にあるときの切欠部87の部分に位置して、第1大入賞口11を構成する内側開放扉82が設けられている。従って、この例では、玉の誘導路である内側誘導部81の高さ寸法が、切欠部87の深さ寸法に対応して高くなるように、外側誘導部75と一体的に形成されている。そして、内側開放扉82が、下部を軸にして前後方向に開放状態のときに、上部に玉を受入可能な開口部83(内側入賞口)が形成される(図11参照)。この内側開放扉82の後方には、第1大入賞口11に入賞した玉を台の後方に誘導する流通路84が形成され、その流通路84の所定箇所に、第1大入賞口11への入賞を検出する第1大入賞検出器35が設けられている。
このように第1大入賞口11を構成する内側開閉扉82を大きくして、第1大入賞口11への玉が入賞し易いようにしてもよい。この場合も、第2大入賞口12の外側開放扉86の切欠部87の部分に位置し、第1大入賞口11の内側開放扉82が、外側開放扉86に取り囲まれるような形態で、それらが一体的に設けられており、第2大入賞口12(外側開放扉86)への玉の寄り具合を調整すれば、第1大入賞口11(内側開放扉82)の玉の寄り具合も自然に調整でき、釘調整を行い易い。
(変形例2)
図13は、第1大入賞口と第2大入賞口とを一体的に形成する他の変形例を示す。図14はその第1大当たりの動作例を示す図、図15はその第2大当たりの動作例を示す図である。この変形例では、第1大入賞口11を構成する内側開閉扉92が、第2大入賞口12を構成する外側開放扉96で挟まれた形態となるようにしている。すなわち、変形例1における外側開放扉86の連結部86cをなくした形態としている。
第2大入賞口12を構成する外側開放扉96は、左扉部96aと右扉部96bとを有する。外側誘導部75は、実施例と同じ大きさである。そして、外側開放扉96の左扉部96aと右扉部96bとは、外側誘導部75の開口端部に軸支され、それぞれ下部を軸にして前後方向に開放状態のときに、上部に玉を受入可能な開口部98a(外側左入賞口),98b(外側右入賞口)が形成される(図15参照)。この例では、開口部98a(外側左入賞口)と98b(外側右入賞口)とで外側入賞口を構成する。この外側開放扉96の左扉部96aと右扉部96bとのそれぞれ後方には、第2大入賞口12に入賞した玉を台の後方に誘導する流通路99a,99bが形成されている。この例では、その流通路99a,99bにおいて、左扉部96aと右扉部96bとのそれぞれ後方位置に、第2大入賞口12への入賞を検出する第2大入賞検出器36a,36bが設けられている。
そして、この第2大入賞口12を構成する外側開放扉96が閉鎖状態にあるときの、その左扉部96aと右扉部96bとに挟まれた位置に、第1大入賞口11を構成する内側開放扉92が設けられている。この例では、玉の誘導路である内側誘導部91の高さ寸法が、外側誘導部75と同じ寸法となるように一体的に形成されている。従って、内側開放扉92の高さ寸法が、外側開放扉96の左扉部96aと右扉部96bと同じ高さ寸法となっている。そして、内側開放扉92が、内側誘導部91の開口端部に軸支され、下部を軸にして前後方向に開放状態のときに、上部に玉を受入可能な開口部93(内側入賞口)が形成される(図14参照)。この内側開放扉92の後方には、第1大入賞口11に入賞した玉を台の後方に誘導する流通路94が形成され、その流通路94の所定箇所に、第1大入賞口11への入賞を検出する第1大入賞検出器35が設けられている。
上記内側誘導部91と外側誘導部75とは一体的に形成されている。そして、外側誘導部75と内側誘導部91との間の開口部98a,98bが外側開放扉96a,96bの開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして外側入賞口となるとともに、その内側誘導部91の開口部93が内側開放扉92の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして内側入賞口となる。なお、外側開放扉96の左扉部96aと右扉部96bとは、下部が外側誘導部75と内側誘導部91とにそれぞれ軸支された形態にできる。また、この例では左扉部96aと右扉部96bとをそれぞれ駆動する第2大入賞口開放用ソレノイドが2個設けられ(図示せず)、それらが同期して動作が行なわれるようにしている。
このように第1大入賞口11を構成する内側開閉扉92が、第2大入賞口12を構成する外側開放扉96の左扉部96aと右扉部96bとで挟まれた形態として、内側開放扉92の開放状態のときの開口をさらに大きくし、第1大入賞口11へ玉がさらに入賞し易いようにしてもよい。この場合も、第2大入賞口12を構成する外側開放扉96の左扉部96aと右扉部96bとで、第1大入賞口11を構成する内側開放扉82が挟まれた形態で、それらが一体的に設けられており、第2大入賞口12(外側開放扉96)への玉の寄り具合を調整すれば、第1大入賞口11(内側開放扉92)の玉の寄り具合も自然に調整でき、釘調整を行い易い。
また、本実施例に次のような変形を加えてもよい。
(1)第1大入賞口11及び第2大入賞口12をそれぞれ板状の開放扉で構成したが、これに限定されるものではない。閉鎖状態と開放状態とを呈する可変入賞口であればよく、例えば遊技盤3面上に出現状態と非出現状態とを呈するように可動板を、左右両側に設けて外側可変入賞口を構成するとともに、その外側可変入賞口の内側に、同じく遊技盤3面上に出現状態と非出現状態とを呈する可動板で内側可変入賞口を構成して、これら外側可変入賞口(外側可動板)と内側可変入賞口(内側可動板)とが同一線上に位置するように一体的に設けることができる。これにより外側可変入賞口(外側可動板)への玉の寄り具合を調整すれば、内側可変入賞口(内側可動板)の玉の寄り具合も自然に調整できる。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 第1大入賞口及び第2大入賞口の説明図。 図3の第1大当たりの動作例を示す図。 図3の第2大当たりの動作例を示す図。 役物装置の説明図。 図柄変動処理のフローチャート。 第1大当たり処理のフローチャート。 第2大当たり処理のフローチャート。 第1大入賞口及び第2大入賞口の他の例の説明図。 図10の第1大当たりの動作例を示す図。 図10の第2大当たりの動作例を示す図。 第1大入賞口及び第2大入賞口のさらに他の例の説明図。 図13の第1大当たりの動作例を示す図。 図13の第2大当たりの動作例を示す図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
11 第1大入賞口
12 第2大入賞口
72,82,92 内側開放扉(内側開放部材)
73,83,93 開口部(内側入賞口)
76,86,96 外側開放扉(外側開放部材)
78,88 開口部(外側入賞口)
77 切欠部
98a 開口部(外側左入賞口)
98b 開口部(外側右入賞口)

Claims (8)

  1. 第1の可変入賞口と、
    当該第1の可変入賞口を挟み込むように一体的に設けられた第2の可変入賞口とを備えることを特徴とするパチンコ遊技機用入賞装置。
  2. 前記第2の可変入賞口として閉鎖状態と開放状態とを呈しその開放状態のときに玉の入賞が可能な外側入賞口を形成する外側開放部材が設けられるとともに、この外側開放部材の内側に位置し、前記第1の可変入賞口として閉鎖状態と開放状態とを呈しその開放状態のときに玉の入賞が可能な内側入賞口を形成する内側開放部材が、前記外側開放部材の開閉動作と干渉しないように設けられる請求項1に記載のパチンコ遊技機用入賞装置。
  3. パチンコ遊技機における所定の大当たり条件が成立したときに、前記第1及び第2の可変入賞口のうちのいずれか1つが開放される請求項1または2に記載のパチンコ遊技機用入賞装置。
  4. 前記外側開放部材として板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに外側入賞口を形成する外側開放扉が設けられ、この外側開放扉には扉厚さ方向に貫通する切欠部が形成され、その外側開放扉が閉鎖状態にあるときのその切欠部の位置に、前記内側開放部材として板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに内側入賞口を形成する内側開放扉が、前記外側開放扉の開閉状態に関わらず開閉可能に設けられる請求項2または3に記載のパチンコ遊技機用入賞装置。
  5. 玉の誘導路の開口端部において、前記外側開放扉を軸支する外側誘導部が設けられるとともに、前記外側開放扉が閉鎖状態にあるときの切欠部の位置に、玉の誘導路の開口端部において前記内側開放扉を軸支する内側誘導部が設けられ、これら外側誘導部と内側誘導部とが一体的に形成され、
    その外側誘導部と内側誘導部との間の開口部が前記外側開放扉の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして外側入賞口が形成されるとともに、その内側誘導部の開口部が前記内側開放扉の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして内側入賞口が形成される請求項4に記載のパチンコ遊技機用入賞装置。
  6. 前記外側開放部材として、板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに外側左入賞口を形成する左扉部と板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに外側右入賞口を形成する右扉部とを分割形態で有する外側開放扉が設けられ、この外側開放扉の左右扉部分が閉鎖状態にあるときにその左扉部と右扉部とに挟まれた形態で、前記内側開放部材として板状をなしその下端部が軸支され開放状態のときに内側入賞口を形成する内側開放扉が、前記外側開放扉の左扉部及び右扉部の開閉状態に関わらず開閉可能に設けられる請求項2または3に記載のパチンコ遊技機用入賞装置。
  7. 玉の誘導路の開口端部に前記外側開放扉の左扉部及び右扉部を軸支する外側誘導部が設けられるとともに、前記外側開放扉が閉鎖状態にあるときにその左扉部と右扉部とに挟まれた位置に、玉の誘導路の開口端部において前記内側開放扉を軸支する内側誘導部が設けられ、これら外側誘導部と内側誘導部とが一体的に形成され、
    その外側誘導部と内側誘導部との間の開口部が前記外側開放扉の左扉部及び右扉部の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして外側入賞口が形成されるとともに、その内側誘導部の開口部が前記内側開放扉の開閉により閉鎖状態と開放状態とを呈するようにして内側入賞口が形成される請求項6に記載のパチンコ遊技機用入賞装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機用入賞装置を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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