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JP2006306267A - スライドドア給電装置 - Google Patents

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JP2006306267A JP2005131601A JP2005131601A JP2006306267A JP 2006306267 A JP2006306267 A JP 2006306267A JP 2005131601 A JP2005131601 A JP 2005131601A JP 2005131601 A JP2005131601 A JP 2005131601A JP 2006306267 A JP2006306267 A JP 2006306267A
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Takanori Aoki
孝憲 青木
Hironori Yanagimoto
弘徳 柳本
Hirokazu Kamibayashi
宏和 上林
Takayuki Mizuno
貴之 水野
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 フラットハーネスの部品点数が少なく、形成が容易でコストが安くなると共に、スライドドア側とボデー側との電気的接続を長期間安定して行うことができるスライドドア給電装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 スライドドア側の固定部品6とボデー側の固定部品との間にUターン状に配索され、スライドドアの開閉動作に応じて中間のUターン部17が変位し、スライドドア側とボデー側とを電気的に接続するフラットハーネス15を備えたスライドドア給電装置において、複数本のフラットハーネス15がUターン部17を除いた直線部18が幅方向にわん曲形状18aになっており、Uターン部17において、フラットハーネス15間に隙間Sが形成されるように配索されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は自動車その他の車両におけるスライドドアの窓ガラスの開閉、半ドア検出等に必要な給電、信号伝送のために、スライドドア側の固定部品とボデー側の固定部品との間を電気的に接続するスライドドア給電装置に関するものである。
従来のスライドドア給電装置としては、図7の要部平面図に示すような構造のものが知られている。スライドドア1は、これにロアアーム3を介して取り付けられたローラユニット4を、車両のボデー2に配設されたロアレール5に沿って案内移動させることにより開閉動作する。このスライドドア給電装置は、スライドドア1側の固定部品6とボデー2側の固定部品7との間におけるロアレール5の下部のスペースに、幅方向が車両の上下方向を向くようにしてUターン状に配索され、スライドドア1の開閉動作に応じてUターン部(方向変換部)9が変位し、スライドドア1側の固定部品6とボデー2側の固定部品7とを電気的に接続するフラットハーネス8を備えている。
フラットハーネス8は、図8に示すように、幅方向に所定間隔をおいて並列配置された複数本のフラット導体11の両面(外周)に絶縁体12を設けたフレキシブルフラット電線10と、その電線10の片面に接着剤、熱融着等により設けられ、フレキシブルフラット電線10を幅方向に、且つ、Uターン状に方向変換される電線10の向き合う側が凸面になるようにわん曲形状10aに保持する帯状鋼板13とからなっている。なお、14はフラットハーネス8の外周に被覆された熱収縮チューブである(特許文献1参照)。
特開2000−177392号公報
従来のスライドドア給電装置は、フラットハーネス8がその全長にわたり帯状鋼板13で堅固に補強され、中間のUターン部9を含む全長にわたり、幅方向にわん曲形状になっている。このため、直立性は十分維持されるが、部品点数が多くなって形成に手間がかかり、スライドドア給電装置のコストが高くなる問題がある。また、Uターン部9もわん曲形状になるため、Uターン部9におけるフラットハーネス8の方向変換が容易でなくなり、スライドドア1の開閉動作に応じてUターン部9を円滑に変位させることができなくなる。このため、フラットハーネス8が膨らむ等して動作が不安定になり、スライドドア1側とボデー2側間の電気的接続をメンテナンスなしで長期間安定して行うことができなくなる問題がある。
本発明は、上記課題を解決し、フラットハーネスの部品点数が少なく、形成が容易でコストが安くなると共に、スライドドア側とボデー側との電気的接続を長期間安定して行うことができるスライドドア給電装置を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に記載された発明は、スライドドア側の固定部品とボデー側の固定部品との間にUターン状に配索され、スライドドアの開閉動作に応じて中間のUターン部が変位し、スライドドア側とボデー側とを電気的に接続するフラットハーネスを備えたスライドドア給電装置において、前記フラットハーネスは前記Uターン部を除いた直線部が幅方向にわん曲形状になっていることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1記載のスライドドア給電装置において、複数本のフラットハーネスが前記Uターン部においてフラットハーネス間に隙間が形成されるように配索されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は2記載のスライドドア給電装置において、フラットハーネスがこれよりも剛性が小さい可撓性筒状部材に緩挿されて保護されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1記載のスライドドア給電装置によると、前記フラットハーネスは前記Uターン部を除いた直線部が幅方向にわん曲形状になっているので、フラットハーネスの直線部における直立性が十分に維持される。従って、フラットハーネスを補強する帯状鋼板が不要になり、部品点数が少なくなって、フラットハーネスの形成に手間がかからず、給電装置のコストを安くすることができる。また、Uターン部が幅方向に直線形状になるので、Uターン部におけるフラットハーネスの方向変換、直線部の幅方向のわん曲形状からUターン部の直線形状への形状変更、Uターン部の幅方向の直線形状から直線部のわん曲形状への形状変更が容易になる。従って、スライドドアの開閉動作に応じてUターン部を円滑に変位させることができ、フラットハーネスの動作が安定し、スライドドア側とボデー側間の電気的接続をメンテナンスなしで長期間安定して行うことができる。
本発明の請求項2記載のスライドドア給電装置によると、複数本のフラットハーネスが前記Uターン部においてフラットハーネス間に隙間が形成されるように配索されているので、Uターン部においてフラットハーネスがUターン状に方向変換する際、内外のフラットハーネスの曲率半径に差が生じても、フラットハーネスの線長差が吸収され、各フラットハーネスに無理な圧縮応力や引張応力が作用しない。従って、フラットハーネス、フラットハーネスとスライドドア側及びボデー側の固定部品との取付固定、接続構造に悪影響を及ぼすことがない。また、フラットハーネスが複数本配索されていても、Uターン部におけるフラットハーネスの方向変換、Uターン部の変位を円滑に行うことができ、スライドドア側とボデー側との電気的接続を同様に長期間安定して行うことができる。更に、フラットハーネスの肉厚を帯状鋼板の厚さ分薄くすることができるので、フラットハーネスの本数が増えても嵩張るようなことがなく、必要に応じて給電容量や信号伝送容量を増やすことができる。
本発明の請求項3記載のスライドドア給電装置によると、フラットハーネスがこれよりも剛性が小さい可撓性筒状部材に緩挿されて保護されているので、中間のUターン部において、可撓性筒状部材が方向変換し易くなる。従って、可撓性筒状部材がフラットハーネスよりも大きな曲率半径で方向変換して過大に広がるようなことがなく、フラットハーネスの配索形状が乱れたり、崩れたりするのを抑えることができる。また、フラットハーネスが可撓性筒状部材に緩挿されているので、Uターン部において、フラットハーネスが方向変換する際、可撓性筒状部材によって方向変換を阻害されるようなことがない。従って、フラットハーネスが可撓性筒状部材で保護されていても、スライドドアのスライドドアの開閉動作に応じてUターン部を支障なく円滑に変位させることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明に係るスライドドア給電装置の1実施形態を示す要部平面図、図2はスライドドア給電装置において、スライドドア側の固定部品とボデー側の固定部品との間に配索されるフラットハーネの拡大横断面図、図3は前記両固定部品間にUターン状に配索されたフラットハーネスの斜視図である。なお、従来技術のスライドドア給電装置と同一構成固定部品には同一符号が付してある。
本実施形態のスライドドア給電装置は、図1に示すように、スライドドア1側の固定部品6とボデー2側の固定部品7との間にUターン状に配索され、スライドドア1の開閉動作に応じて中間のUターン部(方向変換部)17が変位し、スライドドア1側とボデー2側とを電気的に接続するフラットハーネス15を備えている。スライドドア1は、これにロアアーム3を介して取り付けられたローラユニット4を、車両のボデー2に配設されたロアレール5に沿って案内移動させることにより開閉動作する。フラットハーネス15は、スライドドア1側の固定部品6とボデー2側の固定部品7との間におけるロアレール5の下部のスペースに、幅方向が車両の上下方向を向くようにしてUターン状に配索される。
フラットハーネス15は、図2に示すように、例えば、幅方向に所定間隔をおいて並列配置された、複数本(図示例は3本)の銅、アルミニウム、これらの合金材料を成形加工して形成されたフラット導体(平角導体)20の両面(外周)に、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド等のプラスチック材料で出来たフイルムをラミネートして接着、熱融着等するか、前記プラスチック材料を押出被覆することにより、絶縁体25を設けたフレキシブルフラット電線(FFC)で構成されている。
フラットハーネス15は、図3に示すように、複数本が相対移動可能なように非接合(非接着)状態で厚さ方向に重合され、中間のUターン部17において、フラットハーネス15相互間にそれぞれ隙間Sが形成されるように配索されている。
また、各フラットハーネス15は、Uターン部(その近傍を含む。以下同じ)17が幅方向に直線形状17aになっており、Uターン部17を除いた部分、即ち、Uターン部17の両側に位置する直線部18が幅方向に、且つ、Uターン状に方向変換されるフラットハーネス15の直線部18aが向き合う側が凹面になるようにわん曲形状18aになっており、直線部18の車両上下方向の直立性が維持される。これに伴い、Uターン部17の直立性も同様に維持される。その結果、スライドドア1の開閉動作に伴って、フラットハーネス15が特にUターン部17で膨らむことがなく、狭い配索スペース内においても、Uターン部17が円滑に変位して、フラットハーネス15の動作が安定し、スライドドア1側とボデー2側間の良好な電気的接続が保持される。
フラットハーネス15の直線部18をわん曲形状18aにするためには、図2に示すように、フラットハーネス15の両端をスライドドア1側の固定部品6とボデー2側の固定部品7(図示省略)に固定する際、フラットハーネス15の両端側を幅方向に、且つ、同図の矢印方向、即ち、Uターン状に方向変換されるフラットハーネス15の直線部18aが向き合う側が凹面になるように、わん曲させて固定部品6、7に固定することにより行う。このように、フラットハーネス15の両端をわん曲させても、Uターン部17がUターン状に方向変換されているので、Uターン部17は幅方向にわん曲形状になることがなく、幅方向に直線形状17aに維持される。
フラットハーネス15の直線部18のわん曲形状18aの曲率半径を変えると、フラットハーネス15の中間のUターン部17のUターン(方向変換)半径を変えることができる。直線部18のわん曲形状18aの曲率半径を大きくすると、フラットハーネス15のUターン半径が小さくなり、フラットハーネス15の耐久回数、即ち、スライドドア1の作動回数を増やすことができる。従って、スライドドア1の開閉作動回数にあわせて、フラットハーネス15の直線部18のわん曲形状18aの曲率半径を選択することにより、最適なスライドドア給電装置を設計、製作することができる。
また、複数本のフラットハーネス15が前記Uターン部17においてフラットハーネス15間に隙間Sが形成されるように配索されていることにより、Uターン部17においてフラットハーネス15がUターン状に方向変換する際、内外のフラットハーネス15の曲率半径に差が生じても、フラットハーネス15の線長差が吸収され、各フラットハーネス15に無理な圧縮応力や引張応力が作用しない。従って、フラットハーネス15、フラットハーネス15とスライドドア1側及びボデー2側の固定部品6、7との取付固定、接続構造に悪影響を及ぼすことがない。また、フラットハーネス15が複数本配索されていても、Uターン部17におけるフラットハーネス15の方向変換、Uターン部17の変位を円滑に行うことができ、スライドドア1側とボデー2側との電気的接続を同様に長期間安定して行うことができる。更に、フラットハーネス15の肉厚を帯状鋼板13の厚さ分薄くすることができるので、フラットハーネス15の本数が増えても嵩張るようなことがなく、必要に応じて給電容量や信号伝送容量を増やすことができる。
本発明のスライドドア給電装置は上記のような構成になっている。そこで、図1に示すように、スライドドア1が閉じる方向(図1の矢印方向)、即ち、車両前方側(図1の左方)に移動すると、これに追随してフラットハーネス15のUターン部17もスライドドア1が閉じる方向、即ち、車両前方側に移動(図1の左方)に変位する。反対に、スライドドア1が開く方向、即ち、車両後方側に移動(図1の右方)に移動すると、これに追随してフラットハーネス15のUターン部17もスライドドア1が開く方向、即ち、車両後方側に移動(図1の右方)に変位する。これにより、スライドドア1の開閉動作中においても、スライドドア1側とボデー2側間が電気的に接続され、両者間における給電、信号伝送が行われる。
フラットハーネス15は、その耐久性、耐用回数を増やすために、図4に示すような可撓性筒状部材24で保護することが好ましい。図4に示すものでは、複数本のフラットハーネス15が、これよりも剛性が小さい可撓性筒状部材24に緩挿されて保護されている。可撓性筒状部材24は、例えば、断面半楕円形状(かまぼこ型)をしており、フラットハーネス15よりも剛性を小さくするために、プラスチック製のメッシュチューブ、編組チューブ又はポリ塩化ビニルチューブ等の軟質で可撓性に富む部材で構成されている。
フラットハーネス15がこれよりも剛性が小さい可撓性筒状部材24に緩挿されて保護されていることにより、中間のUターン部17において、可撓性筒状部材24が方向変換し易くなる。従って、可撓性筒状部材24がフラットハーネス15よりも大きな曲率半径で方向変換して過大に広がるようなことがなく、フラットハーネス15の配索形状が乱れたり、崩れたりするのを抑えることができる。また、フラットハーネス15が可撓性筒状部材24に緩挿されていることにより、Uターン部17において、フラットハーネス15が方向変換する際、可撓性筒状部材24によって方向変換を阻害されるようなことがない。従って、フラットハーネス15が可撓性筒状部材24で保護されていても、スライドドア1の開閉動作に応じてフラットハーネス15のUターン部17を支障なく円滑に変位させることができる。
フラットハーネス15の直線部18を幅方向にわん曲形状18aにするためには、フラットハーネス26として、図5に示すような幅方向に、且つ、フラットハーネス26の直線部18が向き合う側が凹面になるようにわん曲形状18aに自己保持されたものを用いるようにしてもよい。このフラットハーネス26のフラット導体20の両面(外周)に設けられる絶縁体28は、前記絶縁体22と同材料であるが、これよりも硬質で剛性の大きいもので構成されている。このようなフラットハーネス26を用いても、直線部18からUターン部17に方向変換する際、幅方向にわん曲形状18aから直線形状17aになり、Uターン状17から直線部18に方向変換する際、幅方向に直線形状17aからわん曲形状18aに無理なく円滑に移行する。
このフラットハーネス26を製造する場合には、例えば、図6に示すように、送出ドラム30から複数本のフラット導体20を矢印方向に並列状態に繰り出して、押出成形機32のクロスヘッド34内に供給する。クロスヘッド34は、フラットハーネス26のわん曲形状18aに合致する形状及び曲率半径のわん曲形状穴を有する押出成形ダイ(図示省略)とフラット導体20を案内する複数本のガイド穴を有するニップル(図示省略)を備えている。前記フラット導体20をクロスヘッド34のニップル及び押出成形ダイに挿通して矢印方向に走行させ、押出成形機32内で溶融混練された前記プラスチック材料を押出成形ダイとニップル間の樹脂通路を通して、フラット導体20の両面(外周)に押出被覆して絶縁体28を設ける。絶縁体28が設けられたフラットハーネス26を冷却水槽36で冷却固化して巻取ドラム38に巻き取る。
フラットハーネス26をわん曲形状18aにする場合には、フラット導体20の方も絶縁体28と同じ曲率半径でわん曲形状にしてもよい。絶縁体28の方だけをわん曲形状にすると、フラットハーネス26をわん曲形状18aにすることが容易で手間を省くことができる。なお、絶縁体28はガラス繊維等の絶縁補強材を混入してその剛性をより大きくするようにしてもよい。また、絶縁体28は剛性の大きいプラスチックフイルムのラミネート被覆により設けるようにしてもよい。
本発明のスライドドア給電装置によると、フラットハーネス15、26は前記Uターン部17を除いた直線部18が幅方向にわん曲形状18aになっているので、フラットハーネス15、26の直線部18における直立性が十分に維持される。従って、フラットハーネス15、26を補強する帯状鋼板13が不要になり、部品点数が少なくなって、フラットハーネス15、26の形成に手間がかからず、スライドドア給電装置のコストを安くすることができる。また、Uターン部17が幅方向に直線形状になるので、Uターン部17におけるフラットハーネス15、26の方向変換、直線部18の幅方向のわん曲形状18aからUターン部17の直線形状17aへの形状変更、Uターン部17の幅方向の直線形状17aから直線部18のわん曲形状18aへの形状変更が容易になる。従って、スライドドア1の開閉動作に応じてUターン部17を円滑に変位させることができ、フラットハーネス15、26の動作が安定し、スライドドア1側とボデー2側間の電気的接続をメンテナンスなしで長期間安定して行うことができる。
なお、フラットハーネス15、26が、その幅方向が車両の上下方向を向くように配索されていると、自重や車両の振動で上下に振れにくくなり、周囲の機器固定部品と接触して干渉するのを抑えることができるので好ましい。また、フラットハーネス15、26は、そのUターン部17がボデー2側の固定部品7よりも車両前方側(スライドドア1が閉じる方向側)に来るように、配索されている。このように、フラットハーネス15、26が配索されていると、フラットハーネス15、26のUターン部17をスライドドア1の開閉動作に追随して円滑に変位させることができる。また、フラットハーネス15、26が多数回繰り返し曲げられても、傷みにくいので、長期間安定した品質を維持することができ、保守の手間が省けるので好ましい。なお、フラットハーネス15、26は、そのUターン部17がボデー2側の固定部品7よりも車両後方側(スライドドア1が開く方向側)に来るように配索されるようにしてもよく、このように配索されていても同様な効果が得られる。
本発明に係るスライドドア給電装置の1実施形態を示す要部平面図である。 図1のスライドドア給電装置において、スライドドア側の固定部品とボデー側の固定部品との間に配索されるフラットハーネの拡大横断面図である。 図1のスライドドア給電装置において、スライドドア側の固定部品とボデー側の固定部品との間にフラットハーネスがUターン状に配索された状態を示す斜視図である。 図2、3に示すフラットハーネスの外周に可撓性筒状部材が緩挿された状態を示す正面図である。 図2、3に示すフラットハーネスの変形例を示す拡大横断面図である。 図5に示すフラットハーネスの製造方法を示す概要図である。 従来のスライドドア給電装置を示す要部平面図である。 図7のスライドドア給電装置において、フラットハーネスのX−X線矢視拡大断面図である。
符号の説明
1 スライドドア
2 ボデー
3 ロアアーム
4 ローラユニット
5 ロアレール
6 固定部品
7 固定部品
13 帯状鋼板
15 フラットハーネス
17 Uターン部
17a 直線形状
18 直線部
18a わん曲形状
20 フラット導体
22 絶縁体
24 可撓性筒状部材
26 フラットハーネス
28 絶縁体
30 送出ドラム
32 押出成形機
34 クロスヘッド
36 冷却水槽
38 巻取ドラム
S 隙間

Claims (3)

  1. スライドドア側の固定部品とボデー側の固定部品との間にUターン状に配索され、スライドドアの開閉動作に応じて中間のUターン部が変位し、スライドドア側とボデー側とを電気的に接続するフラットハーネスを備えたスライドドア給電装置において、前記フラットハーネスは前記Uターン部を除いた直線部が幅方向にわん曲形状になっていることを特徴とするスライドドア給電装置。
  2. 複数本のフラットハーネスが前記Uターン部においてフラットハーネス間に隙間が形成されるように配索されていることを特徴とする請求項1記載のスライドドア給電装置。
  3. フラットハーネスがこれよりも剛性が小さい可撓性筒状部材に緩挿されて保護されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスライドドア給電装置。
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