JP2006304984A - 昇降コード選択型ローマンシェード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ヘッドレール1内に、第1、第2のドラム3,4を回動可能に支持する。ドラム3,4に第1、第2の昇降コード5,6の一端側を連結する。昇降コード5,6の他端側はヘッドレール1に吊られた幕体C1,C2に連結する。第1、第2の駆動軸8,9をドラム3,4の軸線と平行にヘッドレール1に架設する。駆動軸8,9を一端側の操作機構10において回転および回転停止操作可能とする。駆動軸8の回転を第1の伝動機構22でドラム3に伝え、駆動軸9の回転を第2の伝動機構23でドラム4に伝える。
【選択図】 図1
Description
操作コード牽引タイプにおいては、ヘッドレールの長手方向に所定の相互間隔を置いて複数垂下される昇降コードが、それぞれヘッドレール内のプーリーにかけられてヘッドレールに沿うように水平方向に屈折され、一括して操作コードに結合される。この操作コードは、ヘッドレールの一端側においてプーリーおよび停止手段を介して下方へ垂下される。幕体を上昇させるために操作コードを引き下げ、あるいは幕体を自重下降させるために停止手段の解除操作がなされる。
ドラム巻き取りタイプは、ヘッドレール内に、その延長方向に駆動軸が架設される。軸には所定相互間隔を置いて巻き取りドラムが取り付けられ、このドラムに昇降コードが巻き上げおよび巻き解き可能に係止される。軸には、ヘッドレールの一端側においてプーリーが固着され、このプーリーに操作チェーンが掛け回される。操作チェーンを引き回し操作することで、軸とドラムを回転させ、操作コードを巻き上げて幕体を引き上げることができる。操作コードを任意の位置で係止部に係止させて幕体の上下位置を定める。
幕体を前後二重に吊る場合には、上記いずれかの機構の2台のローマンシェードを用意するか、特許文献1に記載されるように、ヘッドレールの前後の壁に吊り下げられた2枚の幕体をそれぞれの昇降コードで昇降させる機構をとる。特許文献1には、上記操作コード牽引タイプと、ドラム巻き取りタイプの2つの形式の機構を1つのヘッドレールに合体させて、2枚の幕体をそれぞれの昇降コードで昇降させるようにしたローマンシェードが記載されている。
しかしながら、一体化された機構で、一枚の幕体を部分別に昇降させ、あるいは複数の幕体を個別に昇降させることができるドラム巻き上げ式のローマンシェードは存在しない。
したがって、この発明は、前後または左右の二枚以上の幕体を吊る形式、さらには単一幕体の複数部の独立昇降形式を実現できる小型で安価なドラム巻き取りタイプのローマンシェードを提供することを課題とする。
好ましくは、ヘッドレール1内に、当該ヘッドレール1の延長方向に沿う共通の軸線周りに回動可能に支持される第1及び第2のドラム3,4と、これらドラムに一端側がそれぞれ巻き取り、巻き解き可能に連結され、他端側がそれぞれヘッドレールに吊られた幕体C1,C2に連結される第1及び第2の昇降コード5,6と、ドラム3,4の軸線にそれぞれ平行に伸びるようにヘッドレール1に架設され、一端側の操作機構10において回転および回転停止操作可能な第1及び第2の駆動軸8,9と、駆動軸8の回転をドラム3に伝える第1の伝動機構22と、駆動軸9の回転をドラム4に伝える第2の伝動機構23とを具備させてローマンシェードを構成する。
また、ドラム3,4と駆動軸8,9の間に、それぞれ駆動軸8,9の回転に伴って軸線方向にドラム3,4に沿って直線往復移動する昇降コードの綾振り機構30,31を設け、昇降コード5,6をそれぞれ綾振り機構30,31を介して幕体C1,C2に連結する構成とした。
昇降コード5,6をヘッドレール1に吊られた単一の幕体C1の左右方向に離れた部位にそれぞれ連結し、昇降コード5,6の選択的昇降により、単一の幕体C1の昇降を部分的に独立して操作可能に構成することができ、また昇降コード5,6をヘッドレール1に前後方向に二重に吊られた2枚の幕体C1,C2にそれぞれ連結し、昇降コード5,6の選択的昇降により、幕体C1,C2を選択的に昇降操作可能に構成することができ、さらに昇降コード5,6をヘッドレール1に左右方向に隣接して吊られた2枚の幕体C1,C2にそれぞれ連結し、昇降コード5,6の選択的昇降により、左右方向に相隣接する幕体C1,C2を選択的に昇降操作可能に構成することができる。
または、図5(b)おいて、ヘッドレール1の前壁1bに、左右方向に隣接して第1および第2の幕体C1,C2の上縁部がそれぞれ面ファスナ等を介して固定される。
図5(c)おいては、ヘッドレール1の前壁1bに、単一の幕体C1の上縁部が面ファスナ等を介して固定される。
さらに、図5(b)に示すように、複数のドラム3とドラム4に単一の幕体C1の任意位置に結合されたの昇降コード5,6を係止し、操作チェーン20,21を操作して、選択的に幕体C1の一部を昇降できるように構成することができる。
この発明は、図示の実施形態に限定されるものではなく、例えば、伝動機構22,23は、チェーン、歯車等を用いた他の公知の機構に代えることができる。
2 ドラム受け
3 第1ドラム
4 第2ドラム
5 第1昇降コード
6 第2昇降コード
7 固定軸
8 駆動軸
9 駆動軸
10 操作機構
11 第1主駆動部材(プーリー)
12 第2主駆動部材(プーリー)
13 第1主受動部材(プーリー)
14 第2主受動部材(プーリー)
15 第1主伝動部材(ベルト)
16 第2主伝動部材(ベルト)
17 スプロケット
18 スプロケット
19 枠体
20 チェーン
21 チェーン
22 第1の伝動機構
23 第2の伝動機構
24 第1駆動部材(プーリー)
25 第1受動部材(プーリー)
26 第1伝動部材(ベルト)
27 第2駆動部材(プーリー)
28 第2受動部材(プーリー)
29 第2伝動部材(ベルト)
30 綾振り機構
31 綾振り機構
32 円筒溝カム
33 円筒溝カム
34 フォロア
34a カム溝
35 フォロア
35a カム溝
C1 第1幕体
C2 第2幕体
Claims (8)
- ヘッドレール内に、当該ヘッドレールの延長方向に沿う共通の軸線周りに回動可能に支持される複数組のドラムと、
前記複数組の各ドラムに一端側がそれぞれ巻き取り、巻き解き可能に連結され、他端側がそれぞれヘッドレールに吊られた幕体に連結される複数組の昇降コードと、
前記ドラムの軸線にそれぞれ平行に伸びるように、前記ドラムの組数に対応する本数がヘッドレールに架設され、一端側の操作機構においてそれぞれ回転および回転停止操作可能な駆動軸と、
前記各駆動軸の回転を対応する前記各組のドラムにそれぞれ伝える伝動機構とを具備し、
前記駆動軸を選択的に回転操作することによって、選択された組の昇降コードを幕体と共に昇降操作可能としたことを特徴とするローマンシェード。 - ヘッドレール内に、当該ヘッドレールの延長方向に沿う共通の軸線周りに回動可能に支持される第1及び第2のドラムと、
前記第1及び第2のドラムに一端側がそれぞれ巻き取り、巻き解き可能に連結され、他端側がそれぞれヘッドレールに吊られた幕体に連結される第1及び第2の昇降コードと、
前記第1及び第2のドラムの軸線にそれぞれ平行に伸びるようにヘッドレールに架設され、一端側の操作機構において回転および回転停止操作可能な第1及び第2の駆動軸と、
前記第1の駆動軸の回転を前記第1のドラムに伝える第1の伝動機構と、前記第2の駆動軸の回転を前記第2のドラムに伝える第2の伝動機構とを具備することを特徴とするローマンシェード。 - 前記第1及び第2の駆動軸が、前記第1及び第2のドラムを挟んでドラムの軸線にそれぞれ平行に伸びるように、ヘッドレールに架設され、
前記操作機構が、前記第1及び第2の駆動軸の間に位置して軸線方向に並んで個別に回転、停止操作可能に設けられた第1及び第2の主駆動部材と、これら主駆動部材にそれぞれ隣接して第1及び第2の駆動軸上にそれぞれ固着された主受動部材と、これらの主受動部材と前記第1及び第2の主駆動部材とを結合する第1及び第2の主伝動部材とを具備し、
前記第1の伝動機構が、前記第1の駆動軸上に固着された第1の駆動部材と、前記第1のドラム上に固着された第1の受動部材と、これら第1の駆動部材と第1の受動部材とを結合する第1の伝動部材とを具備し、
前記第2の伝動機構が、前記第2の駆動軸上に固着された第2の駆動部材と、前記第2のドラム上に固着された第2の受動部材と、これら第2の駆動部材と第2の受動部材とを結合する第2の伝動部材とを具備することを特徴とする請求項2に記載のローマンシェード。 - 前記各ドラムと前記各駆動軸の間に、それぞれ駆動軸の回転に伴って軸線方向にドラムに沿って直線往復移動する昇降コードの綾振り機構が設けられ、前記各昇降コードがそれぞれ綾振り機構を介して前記幕体に連結されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のローマンシェード。
- 前記昇降コードの綾振り機構が、前記各駆動軸にそれぞれ固着され表面に右螺旋および左螺旋の連続溝を有する円筒溝カムと、このカムの連続溝に摺動自在に係合すると共に前記ドラムの軸線に沿って直線往復移動するように前記ヘッドレールに摺動自在に係合するフォロアとを具備し、
前記各昇降コードがそれぞれ前記フォロアを自由に貫通して前記幕体に連結されることを特徴とする請求項4に記載のローマンシェード。 - 前記第1及び第2の昇降コードが、前記ヘッドレールに吊られた単一の幕体の左右方向に離れた部位にそれぞれ連結され、
前記第1及び第2の昇降コードの選択的昇降により、前記単一の幕体の昇降を部分的に独立して操作可能に構成されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のローマンシェード。 - 前記第1及び第2の昇降コードが、前記ヘッドレールに前後方向に二重に吊られた第1の幕体と第2の幕体にそれぞれ連結され、
前記第1及び第2の昇降コードの選択的昇降により、前記第1の幕体と第2の幕体が選択的に昇降操作されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のローマンシェード。 - 前記第1及び第2の昇降コードが、前記ヘッドレールに左右方向に隣接して吊られた第1の幕体と第2の幕体にそれぞれ連結され、
前記第1及び第2の昇降コードの選択的昇降により、左右方向に相隣接する前記第1の幕体と第2の幕体が選択的に昇降操作されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のローマンシェード。
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