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JP2006303913A - プロファイル作成装置、プロファイル作成プログラム、画像表示装置、印刷校正システム、および印刷校正プログラム - Google Patents

プロファイル作成装置、プロファイル作成プログラム、画像表示装置、印刷校正システム、および印刷校正プログラム Download PDF

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JP2006303913A
JP2006303913A JP2005122702A JP2005122702A JP2006303913A JP 2006303913 A JP2006303913 A JP 2006303913A JP 2005122702 A JP2005122702 A JP 2005122702A JP 2005122702 A JP2005122702 A JP 2005122702A JP 2006303913 A JP2006303913 A JP 2006303913A
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JP
Japan
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color
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correspondence
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Application number
JP2005122702A
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English (en)
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Hirokazu Kondo
浩和 近藤
Shuhei Hotta
修平 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2005122702A priority Critical patent/JP2006303913A/ja
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Abstract

【課題】 観察者の見た目による色の相違に基づいてディスプレイ上の表示色を適切に調整する。
【解決手段】
上記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、上記画像データと上記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
上記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
上記マトリクスと上記γ曲線と上記対応テーブルとを組みあわせて上記プロファイルを作成するプロファイル作成部とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プロファイルを作成するプロファイル作成装置、プロファイル作成プログラム、プロファイルを使って画像を表示する画像表示装置、印刷物の画像を再現する印刷校正システム、および印刷校正プログラムに関する。
従来より、印刷機を用いて画像印刷を行なうにあたっては、印刷を行なう前に、特殊なプリンタ等を用いて、その印刷機での印刷によって得られる印刷画像に似せたプルーフ画像を作成し、所望の印刷物が得られるか否かを調べることが行なわれている。そのようなプルーフ画像を作成するためのシステムを印刷校正システムと称する。
印刷校正システムでプルーフ画像を作成するにあたっては、印刷を行なおうとしている原画像に対して、印刷を行なおうとしている印刷機の種類や、その印刷機の使用条件等に対応した様々な画像処理を施すことによりプルーフ画像を作成する。そして、例えば、ある印刷条件下で得られる印刷画像を再現したプルーフ画像の色等が、所望の印刷物の色等とは異なっているなどといった場合に、印刷条件を変更し、原画像に、変更された印刷条件に対応した処理条件の下で画像処理を施して新たなプルーフ画像を作成する。このようにプルーフ画像を修正する作業を校正と称する。
このように、プルーフ画像の作成と、印刷条件の変更(即ち校正)とを繰り返すことによって、最終的に、所望の印刷物を得るための印刷条件を求めることができる。
上述したように、従来の印刷校正システムは、プルーフ画像を作成するための特殊なプリンタを有するものであるが、近年、CRTディスプレイや液晶ディスプレイの性能が向上するのに伴って、ディスプレイ上でプルーフ画像を表示してそのプルーフ画像を使って校正を行うソフトプルーフと称される校正方法が提案されるようになってきている。
このようなソフトプルーフに用いられるディスプレイ装置では、印刷物の色が忠実に再現されるように、高精度な色再現が可能であることが求められる。従来のディスプレイ装置には、色相を限定した表示色の彩度調整が可能なものも知られており(例えば、特許文献1参照。)、このような調整によって印刷物の色の再現精度を向上させることも考えられる。
特開2001−169125号公報
しかし、単に色調整が可能というだけではソフトプルーフ用のディスプレイ装置としては不十分であり、そのような色調整が反映されてプロファイルが修正され、その修正されたプロファイルを印刷プロファイルと結合することで印刷物の色が安定的に再現可能であるされることが望ましい。
このようなプロファイルに対する修正の手法としては、プリンタのプロファイルの場合であれば、カラーパッチをプリンタと印刷機とのそれぞれで出力し、各カラーパッチの色を測色して色の差を求め、その色の差をプリンタのプロファイルに反映させて修正することで、印刷物の色とプルーフ画像の色とを測色的に一致させる手法が知られている。しかし、ディスプレイとハードプリントとでは、周辺の光環境によって表示色やプリント色が受ける影響が異なっているので、従来の手法をそのままディスプレイ装置に適用して測色的な一致を実現しても、プルーフ画像と印刷画像とを比較した時には、表示色などが比較時の光環境に影響されてしまって、色の印象が互いに相違するという事態を生じることになる。このため、観察者の見た目による色の相違からプロファイルを適切に調整することが求められている。
本発明は上記事情に鑑み、観察者の見た目による色の相違に基づいてプロファイルを適切に調整することができるプロファイル作成装置、コンピュータをそのようなプロファイル作成装置として動作させるプロファイル作成プログラム、そのようなプロファイルによって適切な色調整が可能な画像表示装置、印刷校正システム、およびコンピュータをそのような印刷校正システムとして動作させる印刷校正プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のプロファイル作成装置は、
画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
上記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、上記画像データと上記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
上記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
上記マトリクスと上記γ曲線と上記対応テーブルとを組みあわせて上記プロファイルを作成するプロファイル作成部とを備えたことを特徴とする。
本発明のプロファイル作成装置によれば、マトリクスおよびγ曲線でデータと色との基本関係が表され、LUT(Look Up Table)に代表される対応テーブルで色調整が表され、それらマトリクス、γ曲線、対応テーブルが組み合わされてプロファイルが作成される。従って、色調整の自由度が高くて観察者の見た目による適切な色調整が可能であるとともに、そのような適切な色調整が組み込まれた適切なプロファイルが作成される。
ここで、本発明のプロファイル作成装置において、
「上記画像データがRGBデータであり、
上記基本関係作成部が、RGBデータと、上記表示色を表したXYZ値との対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成するものである」
という形態は好適である。
RGBデータとXYZ値とは、マトリクスとγ曲線との組み合わせによって対応関係が適切に近似できることが知られているので、この好適な形態のプロファイル作成装置によれば、適切なプロファイルが容易に作成される。
また、本発明のプロファイル作成装置において、「上記調整テーブル作成部が、上記対応テーブルとして、上記色調整を上記画像データに反映させるための、調整前後の画像データの対応関係を表した対応テーブルを作成するものである」という形態も好適である。
観察者が色調整を行う際には、通常、明度や彩度などといった色の要素よりも、例えばRGBデータやCMYデータに代表される画像データのデータ要素の方が修正結果を直感的に把握しやすいので、この好適な形態のプロファイル作成装置によれば、観察者が容易に色調整をプロファイルに反映させることができる。
また、本発明のプロファイル作成装置において、
「上記プロファイルがICCプロファイルであり、
上記プロファイル作成部が、上記マトリクスと上記γ曲線と上記対応テーブルとの組み合わせをICCプロファイルのB2Aタグに書き込むものである」
という形態も好適である。
ICC(International Color Consortium)が提唱しているICCプロファイルのB2Aタグには、3×3マトリクスと1次元の入力側LUTと多次元のLUTと1次元の出力側LUTとのそれぞれの定義を記載することが認められているので、この好適な形態のプロファイル作成装置によれば、上記マトリクスや上記γ曲線や上記対応テーブルをB2Aタグの3×3マトリクスなどとして直接書き込むことで容易にプロファイルを作成することができる。
更に、本発明のプロファイル作成装置において、「上記基本関係作成部が、上記ディスプレイに表示されたグレーパッチの表示色を上記代表的表示色として入力され、そのグレーパッチの表示色に基づいて上記γ曲線を作成するものである」という形態も好適である。
この好適な形態のプロファイル作成装置によれば、人間の目が敏感に色の差異を感じるグレー領域におけるディスプレイの表示能力を的確に表したγ曲線が得られ、そのγ曲線が用いられることで適切なプロファイルが作成される。
更にまた、本発明のプロファイル作成装置において、
「上記ディスプレイにおける黒色の表示色を入力されて、その黒色の表示色と理想的な黒色との差分に基づいたフレア補正を表した補正関数を作成する補正関数作成部を備え、
上記プロファイル作成部が、上記マトリクスと上記γ曲線と上記対応テーブルとを組みあわせると共に更に上記補正関数も組みあわせるものである」
という形態も好適である。
この好適な形態のプロファイル作成装置によれば、フレア補正も適切に反映されたプロファイルが得られる。
上記目的を達成する本発明のプロファイル作成プログラムは、
コンピュータに組み込まれてそのコンピュータに、画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成させるプロファイル作成プログラムであって、
上記コンピュータ上に、
上記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、上記画像データと上記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
上記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
上記マトリクスと上記γ曲線と上記対応テーブルとを組みあわせて上記プロファイルを作成するプロファイル作成部とを構築することを特徴とする。
本発明のプロファイル作成プログラムによれば、上述した本発明のプロファイル作成装置の構成要素がコンピュータによって容易に構築される。
上記目的を達成する本発明の画像表示装置は、
画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイと、
上記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、上記画像データと上記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
上記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
上記マトリクスと上記γ曲線と上記対応テーブルとを組みあわせて、上記ディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
画像の表示色を表す表示色データを上記プロファイルによって上記画像データに変換し、変換後の画像データを上記ディスプレイに入力するデータ変換部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像表示装置によれば、観察者の見た目に基づいて適切に調整したプロファイルに基づいて、適切に調整された表示色による画像表示を行うことができる。
上記目的を達成する本発明の印刷校正システムは、
画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイと、
上記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、上記画像データと上記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
上記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
上記マトリクスと上記γ曲線と上記対応テーブルとを組みあわせて、上記ディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
印刷物を表す印刷データの入力を受けて、その印刷データを、印刷データと印刷物の色との対応関係を表したプロファイルと、上記プロファイル作成部で作成されたプロファイルとによって上記画像データに変換し、変換後の画像データを上記ディスプレイに入力するデータ変換部とを備えたことを特徴とする。
本発明の印刷校正システムによれば、観察者の見た目に基づいて適切に調整したプロファイルに基づいて、適切に調整された表示色による印刷物の再現を行うことができ、高精度なソフトプルーフを実現することができる。
上記目的を達成する本発明の印刷校正プログラムは、
コンピュータに組み込まれてそのコンピュータを、印刷物の画像を再現する印刷システムとして動作させる印刷校正プログラムであって、
上記コンピュータ上に、
画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、その画像データと表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
上記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
上記マトリクスと上記γ曲線と上記対応テーブルとを組みあわせて、上記ディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
印刷物を表す印刷データを、印刷データと印刷物の色との対応関係を表したプロファイルと、上記プロファイル作成部で作成されたプロファイルとによって上記画像データに変換し、変換後の画像データを上記ディスプレイに入力するデータ変換部とを構築することを特徴とする。
本発明の印刷校正プログラムによれば、上述した本発明の印刷校正システムの構成要素がコンピュータによって容易に構築される。
なお、本発明のプロファイル作成プログラム、画像表示装置、印刷校正システム、および印刷校正プログラムについては、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、これは単に重複を避けるためであり、本発明のプロファイル作成プログラム、画像表示装置、印刷校正システム、および印刷校正プログラムには、上記の基本形態のみではなく、前述したプロファイル作成装置の各形態に対応する各種の形態が含まれる。
また、本発明のプロファイル作成プログラムおよび印刷校正プログラムがコンピュータ上に構成する基本関係作成部などといった要素は、1つの要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであってもよく、1つの要素が複数のプログラム部品によって構築されるものであってもよく、複数の要素が1つのプログラム部品によって構築されるものであってもよい。また、これらの要素は、そのような作用を自分自身で実行するものとして構築されてもよく、あるいは、コンピュータに組み込まれている他のプログラムやプログラム部品に指示を与えて実行するものとして構築されても良い。
以上説明したように、本発明のプロファイル作成装置およびプロファイル作成プログラムによれば、観察者の見た目による色の相違に基づいてプロファイルを適切に調整することができ、本発明の画像表示装置によれば、そのように調整されたプロファイルに基づいて適切な画像表示を行うことができ、本発明の印刷校正システムおよび印刷校正プログラムによれば、そのような適切な画像表示による高精度なソフトプルーフが実現される。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す図である。
この図1には、標準光源10の下で印刷物20上の画像を観察したときの色を、印刷物20の画像を表した画像データから再現してCRTディスプレイ上に表示する印刷校正システムが示されており、本実施形態では、この印刷校正システムはコンピュータ100で構成されている。またこのコンピュータ100は画像表示装置として機能するものであり、さらにコンピュータ100の本体部110にはプロファイル作成機能が組み込まれている。
印刷校正システムを構成するコンピュータ100は、CPU、RAMメモリ、ハードディスク等を内蔵した本体部110、本体部110からのRGBデータの入力により表示画面121に画像表示を行うCRTディスプレイ120、このコンピュータ100内にユーザの指示や文字情報を入力するためのキーボード130、表示画面121上の任意の位置を指定することによりその位置に応じた指示を入力するマウス140を備えている。また、ここに示すコンピュータ100には、色を測定してXYZ値やxy値を測定値として出力する測色機150も備えられている。
本体部110は、さらに、外観上、フレキシブルディスク(FD)が装填されるFD装填口111およびCD−ROMやCD−Rなど(以下CDと総称する)が装填されるCD装填口112を有しており、その内部には、装填されたフレキシブルディスクやCDをドライブする、FDドライブ、CDドライブも搭載されている。
図2は、図1に示す外観を有するコンピュータのハードウェア構成図である。
ここには、中央演算処理装置(CPU)113、主メモリ114、HDD(ハードディスク装置)115、FDドライブ116、CDドライブ117が備えられており、それらはバス160で相互に接続されている。また、ここには、図2にも示したCRTディスプレイ120、キーボード130、マウス140、測色器150も示されており、これらもバス160に接続されている。
FDドライブ116、CDドライブ117は、図1を参照して説明したように、フレキシブルディスク200、CD210が装填され、装填されたフレキシブルディスク200、CD210をアクセスするものである。
ここで、CD210に、コンピュータ100を印刷校正システムとして動作させる印刷校正プログラムが記憶されている場合には、そのCD210が図1に示すCD装填口112から本体部110内に装填され、CDドライブ117により、そのCD210から印刷校正プログラムが読み込まれ、バス160を経由し、このコンピュータ100のHDD115内にインストールされる。実際の実行にあたっては、そのHDD115内の印刷校正プログラムは主メモリ114上にロードされ、CPU113により実行される。
図1に戻って説明を続ける。
CRTディスプレイ120には、ユーザが表示色をハード的に調整するための操作子が備えられており、この操作子をユーザが操作することによって直接に表示色の輝度やγ値を調整することができる。ユーザは、コンピュータ100が印刷校正システムとして動作するのに先立って、CRTディスプレイ120の操作子を操作して、以下説明するようなキャリブレーションを行う。
先ず、入射してくる光をほぼ無吸収で散乱させる基準白色板30を標準光源10の下に置き、その基準白色板30からの散乱光の色を測色機150で測定してxy値を得る。次に、そのxy値が表す白色に、CRTディスプレイ120の白色が一致するように、上述した操作子を操作して輝度やγ値を調整する。これによりキャリブレーションがハード的に実現される。なお、このようなキャリブレーションは、コンピュータ100の本体部110にキャリブレーション機能が組み込まれている場合には、そのキャリブレーション機能によってソフト的に実行されても良い。
このようなキャリブレーションが済んでいるという前提で、以下、印刷校正システムの構成や動作について説明する。
図3は、本発明の印刷校正プログラムの一実施形態を示す図である。
この図3に示す印刷校正プログラム300は、コンピュータを印刷校正システムとして動作させるプログラムである。ここで、印刷校正プログラム300を記憶する印刷校正プログラム記憶媒体220は、プログラムを記憶可能な媒体であれば、その種類を問うものではなく、FDでも、CDでも、DVDでも、ハードディスク装置の磁気ディスクでも、半導体メモリでもよい。
印刷校正プログラム300は、測定値取得部310と、入力値取得部320と、プロファイル作成部330と、色変換部340とで構成されており、プロファイル作成部330は更に、マトリクス算出部331と、1次元LUT作成部332と、3次元LUT作成部333と、γ曲線算出部334とで構成されている。これらの構成要素のうち、測定値取得部310と、入力値取得部320と、プロファイル作成部330は、本発明にいうプロファイル作成プログラムの一実施形態に相当している。
これらの各構成要素の詳細は後で説明する。
図4は、印刷校正システムの機能ブロック図である。
この印刷校正システム400は、図3に示す印刷校正プログラム300が、図1に示すコンピュータ100に組み込まれることによって実現されるシステムであり、この印刷校正システム400を構成する測定値取得部410、入力値取得部420、プロファイル作成部430、および色変換部440は、印刷校正プログラム300を構成する測定値取得部310、入力値取得部320、プロファイル作成部330、および色変換部340のそれぞれによってコンピュータ上に実質的に構築されたものである。また、この印刷校正システム400は、図1および図2にも示したCRTディスプレイ120も構成要素として備えている。
印刷校正システム400を構成する構成要素のうちプロファイル作成部430は、更に、マトリクス算出部431と、1次元LUT作成部432と、3次元LUT作成部433と、γ曲線算出部434とで構成されており、これらの要素は、図3に示すプロファイル作成部330を構成するマトリクス算出部331、1次元LUT作成部332、3次元LUT作成部333、およびγ曲線算出部334のそれぞれによってコンピュータ上に実質的に構築されたものである。
以下では、まず、この印刷校正システム400を構成する各要素の作用について概括的に説明し、その後、各要素の作用の詳細について説明する。
印刷校正システム400の測定値取得部410は、図1および図2に示す測色機150から出力される測定値(ここではXYZ値)を取得するものである。
入力値取得部420は、後述するモニタプロファイル編集画面をCRTディスプレイ120上に表示し、そのモニタプロファイル編集画面を介してユーザが入力する入力値を取得するものである。
プロファイル作成部430は、測定値取得部410によって取得された測定値と、入力値取得部420によって取得された入力値とに基づいてモニタプロファイル442をICCプロファイルの構造で作成するものである。
色変換部440は、画像を再現するべき印刷物を表したCMYKデータと印刷色との対応を表した印刷プロファイル441と、プロファイル作成部430によって作成されたモニタプロファイル442とに基づいてプルーフ画像を作成してCRTディスプレイ120上に表示させるものである。
ここでICCプロファイルの構造について説明する。
図5は、ICCプロファイルの構造を表す図である。
ICCプロファイルの規定上はいくつかのプロファイル構造が任意に採用可能となっているが、本実施形態では、この図5に示す構造のICCプロファイル500が採用されている。このICCプロファイル500は、XYZ値をRGBデータに変換する変換行列を表した3×3マトリクス510と、RGBデータを構成するR値、G値、B値のそれぞれを互いに独立にR’値、G’値、B’値に変換する変換関係を表した1次元の入力側LUT520と、R’値、G’値、B’値からなるR’G’B’データを、R”値、G”値、B”値からなるR”G”B”データに変換する変換関係を、多数のR’G’B’データそれぞれに対応した多数のR”G”B”データの対応表で表した3次元LUT530と、R”G”B”データを構成するR”値、G”値、B”値のそれぞれを互いに独立にR"'値、G"'値、B"'値に変換する変換関係を表した1次元の出力側LUT540とで構成されている。
ICCプロファイル500を構成する要素のうち3×3マトリクス510は、図4のマトリクス算出部431で算出される。同様に、1次元の入力側LUT520は1次元LUT作成部432で作成され、3次元LUT530は3次元LUT作成部433で作成され、1次元の出力側LUT540はγ曲線算出部434で作成される。
また、この図5に示す構造を有するICCプロファイル500のデータは、ICCプロファイルの規約上、B2Aタグ中に格納されることとなっており、そのB2Aタグ中には、3×3マトリクス510、1次元の入力側LUT520、3次元LUT530、および1次元の出力側LUT540のそれぞれを表した各データが格納される。
図4に示す印刷校正システム400の各構成要素における作用の詳細を以下説明する。
まず、測定値取得部410はCRTディスプレイ120に(R,G,B)=(0,0,0)、(255,0,0)、(0,255,0)、(0,0,255)、(255,255,255)の各RGBデータを入力することで、黒色、R色、G色、B色、白色それぞれのパッチを表示させ、それらのパッチを図1に示す測色機150が測定して出力する各XYZ値を取得する。更に、測定値取得部410はCRTディスプレイ120に(R,G,B)=(102,102,102)、(153,153,153)、(204,204,204)の各RGBデータを入力することで、3つのグレーパッチを表示させ、それらのグレーパッチを測色機150が測定して出力する各XYZ値も取得する。
プロファイル作成部430のマトリクス算出部431は、測定値取得部410によって取得されたXYZ値のうちR色、G色、B色、および白色のXYZ値を用いて、XYZ値をRGB値に変換する3×3の変換行列を算出する。この変換行列の算出方法については従来から知られているものであり、本発明の主題ではないので、これ以上の説明は省略する。
また、プロファイル作成部430のγ曲線算出部434は、3つのグレーパッチのXYZ値および白色のXYZ値を用いてγ曲線を算出する。
図6は、γ曲線を表す概念図である。
この図の横軸はグレーパッチのRGBデータ(R=G=B)を表しており、縦軸はX値を表しており、この図の曲線がγ曲線を表している。ただし、γ曲線は、R色、G色、B色について個別に存在するものであり、この図6ではR色に対するγ曲線が表されている。
γ曲線は、RGBデータをa、XYZ値をb、ガンマ値をγとするとb=aγで表される曲線である。また、R=G=B=0の黒点ではX値が「0」となり、R=G=B=255の白点では、白色の測定X値Xwとなり、黒点と白点はγ曲線の両端に相当する。従って、3つのグレーパッチにおける測定X値X1,X2,X3それぞれからガンマ値を算出することができるが、理論的にはそれらは共通のガンマ値となるはずであるので、本実施形態では、3つの測定X値X1,X2,X3から3つのガンマ値が算出され、平均値が算出されることで、γ曲線を定義するガンマ値が得られる。
R色に対するγ曲線を定義するガンマ値は、上述したように測定X値から算出され、G色およびB色に対するγ曲線を定義するガンマ値は、同様に、測定Y値および測定Z値から算出される。
図4に示すプロファイル作成部430のγ曲線算出部434では、このようにガンマ値を算出すると、そのガンマ値によって定義されるγ曲線の逆関数に相当する1次元LUTを作成する。
図4に示すプロファイル作成部430のマトリクス算出部431およびγ曲線算出部434では、変換行列とγ曲線が上述したように算出され、これらマトリクス算出部431およびγ曲線算出部434と測定値取得部410とによって、本発明にいう基本関係作成部の一例が構成されている。
図4に示す印刷校正システム400の入力値取得部420は、以下説明するモニタプロファイル編集画面をCRTディスプレイ120上に表示する。
図7は、モニタプロファイル編集画面を表す図である。
このモニタプロファイル編集画面600は、階調カーブ作成部610と色調整部620を備えており、ユーザはこのモニタプロファイル編集画面600を介して階調カーブの作成と色調整を行うことができる。
階調カーブ作成部610には階調カーブ表示欄611と階調値入力欄612と色選択ラジオボタン613が備えられており、ユーザは、R値、G値、B値それぞれの階調を調整する階調カーブを作成することができる。階調カーブ表示欄611には、色選択ラジオボタン613がクリックされることで選択される色の階調カーブが表示される。また、階調カーブ表示欄611に表示された階調カーブ上でクリックされることによって、階調値の入力ポイントが選択される。さらに、階調値入力欄612に階調値が入力されることで入力ポイントにおける階調値が決定されて階調カーブが作成される。
色調整部620には、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー),C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)それぞれの色相に対応付けられて、R色相調整欄621、G色相調整欄622、B色相調整欄623、C色相調整欄624、M色相調整欄625、Y色相調整欄626が設けられており、ユーザは、図1および図4に示すCRTディスプレイ120上に表示される画像を観察し、再現性の悪い色相について、その色相に対応する調整欄にR値、G値、B値それぞれの調整値を入力することで表示色の色相別に色調整を行う。
この図7に示すモニタプロファイル編集画面600には、さらに、保存先指定部630が備えられており、この保存先指定部630には、作成された階調カーブおよび色調整を反映させるべきモニタプロファイルのファイル名を入力するファイル名入力欄631と、そのモニタプロファイルを保存するフォルダを選択するためのフォルダ選択ボタン632と、そのモニタプロファイルをデフォルトとして登録することを選択するためのチェックボタン633が設けられている。
モニタプロファイル編集画面600には、さらにまた、階調カーブおよび色調整をモニタプロファイルに反映させるためのOKボタン640と、このモニタプロファイル編集画面600を終了させる終了ボタン650と、階調カーブの作成および色調整を取り消すキャンセルボタン660とを備えている。
以上説明したモニタプロファイル編集画面600によってユーザが階調カーブの作成および色調整を行いOKボタン640をクリックすると、図4に示す入力値取得部420は、作成された階調カーブの階調値と、色調整の調整値を取得する。
図4に示すプロファイル作成部430の1次元LUT作成部432は、作成された階調カーブを表す1次元LUTを作成するが、その際に、黒色の測定値に基づいて、以下説明するフレア補正の補正関数を算出し、その補正関数も1次元LUTに反映させる。
図8は、フレア補正の補正関数を表す図である。
図の横軸は入力値、縦軸は出力値を表しており、45度の傾きを有する直線L0は補正なしの状態を表している。
フレア補正は、CRTディスプレイ上の黒色の黒さが不十分であることに起因して表示色の輝度が高めになっているのを低減する補正であり、フレア補正の補正関数を表す線L1は、CRTディスプレイの黒色について測定されたXYZ値から求められる輝度の分だけ、補正なしの直線L0から下がった直線となっている。ただし、黒色の近くで出力値が、点線で示すようなマイナス値となるような部分では、出力値は「0」となっている。
図4に示すプロファイル作成部430の1次元LUT作成部432は、このような補正関数を算出すると、その補正関数をユーザによって作成された階調カーブと掛け合わせて合成関数を算出し、その合成関数に相当する1次元LUTを作成する。この1次元LUT作成部432は、本発明にいう補正関数作成部の一例に相当する。
プロファイル作成部430の3次元LUT作成部433は、入力値取得部420によって取得された色調整の調整値に基づいて、以下説明するように、色調整前の色々なRGBデータそれぞれに対応する色調整後のRGBデータを求め、それら色調整前後のRGBデータの対応関係を対応表で表した3次元LUTを作成する。
3次元LUT作成部433は、まず、色調整前のRGBデータを、L(明度)、S(彩度)、H(色相)のデータに変換する。この変換に当たって、RGBデータを構成するR値、G値、B値それぞれは0〜1に正規化されているものとする。また、1つのRGBデータを構成しているR値、G値、B値のうちの最大値をQmax、中間値をQmid、最小値をQminとする。
LSHデータのL値は、L=Qmaxで算出される0〜1の値であり、S値はS=1−(Qmin/Qmax)で算出される0〜1の値である。また、H値は、w=(Qmid−Qmin)/(Qmax−Qmin)で定義されたw値から以下の各式で算出される0〜6の値である。
R−Y色相、即ちR≧G≧Bのとき、H=0.0+w
Y−G色相、即ちG≧R≧Bのとき、H=2.0−w
G−C色相、即ちG≧B≧Rのとき、H=2.0+w
C−B色相、即ちB≧G≧Rのとき、H=4.0−w
B−M色相、即ちB≧R≧Gのとき、H=4.0+w
M−R色相、即ちR>B>Gのとき、H=6.0−w
図9は、LSHデータのH値が示す色相を表した図である。
この図に示すように、色相は、レッド(H=0)を基点として、イエロー(H=1)、グリーン(H=2)、シアン(H=3)、ブルー(H=4)、マゼンタ(H=5)、と巡回してレッド(H=6(=0))に戻る。
ここで、LSHデータのL値、S値、H値のそれぞれに対して、色調整の強度関数が用意されており、3次元LUT作成部433は、この強度関数から、以下説明する単位コレクション量を算出し、その単位コレクション量とユーザが色相ごとに決めた調整量との積によって、実際にRGBデータを修正する修正量を求める。また、強度関数としては、L値に依存した1つの明度強度関数FL(L)と、S値に依存した1つの彩度強度関数FS(S)と、H値に依存した、R,G,B,C,M,Yの6色相それぞれに対応した6つの色相強度関数FHR(H),FHG(H),FHB(H),FHC(H),FHM(H),FHY(H)が用意されている。
図10は、6つの色相強度関数FHR(H),FHG(H),FHB(H),FHC(H),FHM(H),FHY(H)を表す図である。
この図の横軸はH値を表し、図の縦軸は強度を表している。この図に示す6つの色相強度関数FHR(H),FHG(H),FHB(H),FHC(H),FHM(H),FHY(H)は、いずれも、H値で「2」の幅を有し、その幅内だけに値を有する三角形状の関数となっている。また、R色相に対応した色相強度関数FHR(H)は、R色に相当するH値「0」(=「6」)にピークを有し、同様にG,B,C,M,Yの各色相に対応した色相強度関数FHG(H),FHB(H),FHC(H),FHM(H),FHY(H)は、それぞれ、H値「1」、「2」、「3」、「4」、「5」にピークを有する。これらの色相強度関数は、ユーザが色相ごとに決めた色調整の影響範囲を定義したものとなっている。
図11は、明度強度関数FL(L)を表す図である。
この図の横軸はL値を表し、図の縦軸は強度を表している。この図に示すように明度強度関数FL(L)は、中間的な明度(即ちL値「0.5」付近)でピークを示し、白点や黒点に相当する明度(即ちL値「0」、「1」)では強度「0」となる関数である。このような明度強度関数FL(L)によって色調整は、中間的な明度の色に強く反映されることとなる。
図12は、彩度強度関数FS(S)を表す図である。
この図の横軸はS値を表し、図の縦軸は強度を表している。この図に示すように彩度強度関数FS(S)は、最大彩度に相当するS値「1」で強度「1」となり、無彩色に相当する彩度(即ちS値「0」)で強度「0」となる関数である。また、この彩度強度関数FS(S)は、中間的な彩度(即ちS値「0.5」付近)で最大勾配を示す。このような彩度強度関数FS(S)によって色調整は、鮮やかな色に特に強く反映されることとなる。
図4に示す3次元LUT作成部433は、図10〜図12に示す強度関数から、R,G,B,C,M,Yの6色相それぞれに対応した6つの単位コレクション量VR,VG,VB,VC,VM,VYを
VR=FL(L)×FS(S)×FHR(H)
VG=FL(L)×FS(S)×FHG(H)
VB=FL(L)×FS(S)×FHB(H)
VC=FL(L)×FS(S)×FHC(H)
VM=FL(L)×FS(S)×FHM(H)
VY=FL(L)×FS(S)×FHY(H)
という各式で算出する。
また、図7のモニタプロファイル編集画面600の色調整部620で色相別に入力されたR,G,Bそれぞれの調整値をCxh(x=R,G,B、h=R,G,B,C,M,Y)と表現すると、図4に示す3次元LUT作成部433は、それらの調整値で指定された色調整を統合した色調整によるRGBデータの修正値ΔR,ΔG,ΔBを、
ΔR=CRR×VR+CRG×VG+CRB×VB+CRC×VC+CRM×VM+CRY×VY
ΔG=CGR×VR+CGG×VG+CGB×VB+CGC×VC+CGM×VM+CGY×VY
ΔB=CBR×VR+CBG×VG+CBB×VB+CBC×VC+CBM×VM+CBY×VY
という式で算出する。この修正値ΔR,ΔG,ΔBは、色調整前のRGBデータに依存した値が算出され、3次元LUT作成部433は、この修正値ΔR,ΔG,ΔBを色調整前のRGBデータに加算することで色調整後のRGBデータを得、色調整前後のRGBデータの対応関係を対応表で表した3次元LUTを作成する。
以上説明したように、図4に示すプロファイル作成部430のマトリクス算出部431、1次元LUT作成部432、3次元LUT作成部433、γ曲線算出部434によって、図5に示すICCプロファイルにおける3×3マトリクス510、1次元の入力側LUT520、3次元LUT530、1次元の出力側LUT540が作成され、その結果、ユーザによる調整が反映されたモニタプロファイル442が完成する。その完成したモニタプロファイル442は色変換部440に格納され、モニタプロファイル442と印刷プロファイル441とに基づいた色変換が色変換部440で実行される。これにより、CRTディスプレイ上の表示色が、ユーザによる調整を反映した表示色となり、印刷物の画像が高精度に再現されたプルーフ画像が得られることとなる。
なお、上記説明では、本発明にいう画像データの一例としてRGBデータが示されているが、本発明にいう画像データは、CMYデータなどであってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう補正関数作成部の一例を備えた印刷校正システム、画像表示装置、プロファイル作成装置が示されているが、本発明の印刷校正システム、画像表示装置、プロファイル作成装置としては、補正関数作成部は必須ではない。
また、上記説明では、本発明にいう表示色がXYZ値で表現された例が示されているが、本発明にいう表示色は、Lab値で表現されてもよい。
また、上記説明では、本発明にいう調整テーブル作成部の一例として、色調整を色相別に指定されるものが示されているが、本発明にいう調整テーブル作成部は、色相別の指定に加えて、彩度別の指定や明度別の指定も受けるものであってもよい。
本発明の一実施形態を示す図である。 図1に示す外観を有するコンピュータのハードウェア構成図である。 本発明の印刷校正プログラムの一実施形態を示す図である。 印刷校正システムの機能ブロック図である。 ICCプロファイルの構造を表す図である。 γ曲線を表す概念図である。 モニタプロファイル編集画面を表す図である。 フレア補正の補正関数を表す図である。 LSHデータのH値が示す色相を表した図である。 6つの色相強度関数FHR(H),FHG(H),FHB(H),FHC(H),FHM(H),FHY(H)を表す図である。 明度強度関数FL(L)を表す図である。 彩度強度関数FS(S)を表す図である。
符号の説明
10 標準光源
20 印刷物
30 基準白色板
100 コンピュータ
110 本体部
111 FD装填口
112 CD装填口
113 CPU(中央演算処理装置)
114 RAM
115 HDD(ハードディスク装置)
116 FDドライブ
117 CD−ROMドライブ
120 CRTディスプレイ
121 表示画面
130 キーボード
140 マウス
150 測色器
160 バス
200 FD(フレキシブルディスク)
210 CD
220 印刷校正プログラム記憶媒体
300 印刷校正プログラム
310 測定値取得部
320 入力値取得部
330 プロファイル作成部
331 マトリクス算出部
332 1次元LUT作成部
333 3次元LUT作成部
334 γ曲線算出部
340 色変換部
400 印刷校正システム
410 測定値取得部
420 入力値取得部
430 プロファイル作成部
431 マトリクス算出部
432 1次元LUT作成部
433 3次元LUT作成部
434 γ曲線算出部
440 色変換部
441 印刷プロファイル
442 モニタプロファイル
500 ICCプロファイル
510 3×3マトリクス
520 1次元の入力側LUT
530 3次元LUT
540 1次元の出力側LUT
600 モニタプロファイル編集画面
610 階調カーブ作成部
611 階調カーブ表示欄
612 階調値入力欄
613 色選択ラジオボタン
620 色調整部
621 R色相調整欄
622 G色相調整欄
623 B色相調整欄
624 C色相調整欄
625 M色相調整欄
626 Y色相調整欄
630 保存先指定部
631 ファイル名入力欄
632 フォルダ選択ボタン
633 チェックボタン
640 OKボタン
650 終了ボタン
660 キャンセルボタン

Claims (10)

  1. 画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
    前記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、前記画像データと前記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
    前記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
    前記マトリクスと前記γ曲線と前記対応テーブルとを組みあわせて前記プロファイルを作成するプロファイル作成部とを備えたことを特徴とするプロファイル作成装置。
  2. 前記画像データがRGBデータであり、
    前記基本関係作成部が、RGBデータと、前記表示色を表したXYZ値との対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成するものであることを特徴とする請求項1記載のプロファイル作成装置。
  3. 前記調整テーブル作成部が、前記対応テーブルとして、前記色調整を前記画像データに反映させるための、調整前後の画像データの対応関係を表した対応テーブルを作成するものであることを特徴とする請求項1記載のプロファイル作成装置。
  4. 前記プロファイルがICCプロファイルであり、
    前記プロファイル作成部が、前記マトリクスと前記γ曲線と前記対応テーブルとの組み合わせをICCプロファイルのB2Aタグに書き込むものであることを特徴とする請求項1記載のプロファイル作成装置。
  5. 前記基本関係作成部が、前記ディスプレイに表示されたグレーパッチの表示色を前記代表的表示色として入力され、そのグレーパッチの表示色に基づいて前記γ曲線を作成するものであることを特徴とする請求項1記載のプロファイル作成装置。
  6. 前記ディスプレイにおける黒色の表示色を入力されて、その黒色の表示色と理想的な黒色との差分に基づいたフレア補正を表した補正関数を作成する補正関数作成部を備え、
    前記プロファイル作成部が、前記マトリクスと前記γ曲線と前記対応テーブルとを組みあわせると共に更に前記補正関数も組みあわせるものであることを特徴とする請求項1記載のプロファイル作成装置。
  7. コンピュータに組み込まれて該コンピュータに、画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成させるプロファイル作成プログラムであって、
    前記コンピュータ上に、
    前記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、前記画像データと前記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
    前記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
    前記マトリクスと前記γ曲線と前記対応テーブルとを組みあわせて前記プロファイルを作成するプロファイル作成部とを構築することを特徴とするプロファイル作成プログラム。
  8. 画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイと、
    前記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、前記画像データと前記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
    前記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
    前記マトリクスと前記γ曲線と前記対応テーブルとを組みあわせて、前記ディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
    画像の表示色を表す表示色データを前記プロファイルによって前記画像データに変換し、変換後の画像データを前記ディスプレイに入力するデータ変換部とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
  9. 画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイと、
    前記ディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、前記画像データと前記表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
    前記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
    前記マトリクスと前記γ曲線と前記対応テーブルとを組みあわせて、前記ディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
    印刷物を表す印刷データを、印刷データと印刷物の色との対応関係を表したプロファイルと、前記プロファイル作成部で作成されたプロファイルとによって前記画像データに変換し、変換後の画像データを前記ディスプレイに入力するデータ変換部とを備えたことを特徴とする印刷校正システム。
  10. コンピュータに組み込まれて該コンピュータを、印刷物の画像を再現する印刷システムとして動作させる印刷校正プログラムであって、
    前記コンピュータ上に、
    画像データの入力を受けて画像を表示するディスプレイにおける代表的表示色の入力を受けて、該画像データと該表示色との間の基本的な対応関係を定義した、マトリクスとγ曲線との組み合わせを作成する基本関係作成部と、
    前記表示色の色調整を少なくとも色相別に指定され、その指定された色調整を統合した色調整における調整前後の色の対応関係を表した対応テーブルを作成する調整テーブル作成部と、
    前記マトリクスと前記γ曲線と前記対応テーブルとを組みあわせて、前記ディスプレイにおける画像データと表示色との対応関係を表したプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
    印刷物を表す印刷データを、印刷データと印刷物の色との対応関係を表したプロファイルと、前記プロファイル作成部で作成されたプロファイルとによって前記画像データに変換し、変換後の画像データを前記ディスプレイに入力するデータ変換部とを構築することを特徴とする印刷校正プログラム。
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JP2014239342A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、色調整システムおよびプログラム

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