JP2006301080A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 撮像装置は、被写体光学像を結像する撮像光学系1と、撮像光学系1により結像した光学像を電気信号に変換するCCD固体撮像素子3と、CCD固体撮像素子3に被写体像を合焦させるために撮像光学系1の少なくとも一部を構成する合焦用光学系を作動させる光学系駆動部6とを具備する。撮像装置は、光学系駆動部6を自動的に制御するオートフォーカス制御および光学系駆動部6を手動操作によって作動させるマニュアルフォーカス機能を備え、マニュアルフォーカス機能による手動操作での合焦結果に基づいて、オートフォーカス制御における制御内容を変更する。
【選択図】 図1
Description
これに対し、特許文献1(特開平11−298791号)等に示されるように、マニュアルフォーカス時に、表示を拡大する機能を持たせるようにするものもあるが、拡大にも限度があり、しかも屋外などの太陽光のもとでは、表示に用いられるLCD(液晶ディスプレイ)等のような表示部が見にくいことも少なくない。
したがって、ユーザがピントを合わせたい被写体部位に容易に且つ的確にピントを合わせることを可能とする撮像装置が望まれている。
本発明の請求項1の目的は、特に、表示部が小さく見にくい場合にもユーザの所望する被写体部位に的確に且つ容易に合焦させることを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、表示部が小さく見にくい場合にもユーザの所望する被写体部位に的確に且つ容易にしかも速やかに合焦させることを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、撮像視野内におけるユーザの所望する部位の被写体に的確に且つ容易に合焦させることを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、マクロ撮影時におけるユーザの所望する被写体部位の的確で且つ容易な合焦を可能とし、マクロ撮影の的確な合焦操作を容易にすることを可能とする撮像装置を提供することにある。
被写体光学像を結像する撮像光学系と、
前記撮像光学系により結像した光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子に被写体像を合焦させるために前記撮像光学系の少なくとも一部を構成する合焦用光学系を作動させる合焦作動手段と、
前記合焦作動手段を自動的に制御するオートフォーカス制御手段と、
前記合焦作動手段を手動操作によって作動させるマニュアルフォーカス機能手段と、
前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作での合焦結果に基づいて、前記オートフォーカス制御手段における制御内容を変更する制御変更手段と、
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1の撮像装置であって、
前記オートフォーカス制御手段が、前記撮像光学系の前記合焦用光学系を光軸方向に移動させながら被写体像のコントラストを検出する走査により、合焦状態を検定する合焦検定手段を含み、且つ
前記制御変更手段が、前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作での合焦結果に基づいて前記合焦検定手段における走査範囲を変更する手段である
ことを特徴としている。
被写体光学像を結像する撮像光学系と、
前記撮像光学系により結像した光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子に被写体像を合焦させるために前記撮像光学系の少なくとも一部を構成する合焦用光学系を作動させる合焦作動手段と、
前記合焦作動手段を自動的に制御するオートフォーカス制御手段と、
前記合焦作動手段を手動操作によって作動させるマニュアルフォーカス機能手段と、
前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作での合焦結果における撮像視野内での合焦位置に基づいて、前記オートフォーカス制御手段における制御内容を、合焦制御対象を前記合焦位置近傍の撮像視野についての制御に変更する制御変更手段と、
を具備することを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜3のいずれか1項の撮像装置であって、
近距離の被写体に合焦させることが可能なマクロモードを有し、且つ
前記制御変更手段が、マクロモードにおける前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作の後の前記オートフォーカス制御手段における制御では、手動操作での合焦結果を自動的にオートフォーカス制御手段の制御内容に反映させる手段を含む
ことを特徴としている。
すなわち本発明の請求項1の撮像装置によれば、被写体光学像を結像する撮像光学系と、前記撮像光学系により結像した光学像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子に被写体像を合焦させるために前記撮像光学系の少なくとも一部を構成する合焦用光学系を作動させる合焦作動手段と、前記合焦作動手段を自動的に制御するオートフォーカス制御手段と、前記合焦作動手段を手動操作によって作動させるマニュアルフォーカス機能手段と、前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作での合焦結果に基づいて、前記オートフォーカス制御手段における制御内容を変更する制御変更手段と、を具備することにより、ユーザがピントを合わせたい被写体部位に容易にしかも的確にピントを合わせることが可能となり、特に、表示部が小さく見にくい場合にもユーザの所望する被写体部位に的確に且つ容易に合焦させることが可能となる。
さらに、本発明の請求項3の撮像装置によれば、被写体光学像を結像する撮像光学系と、前記撮像光学系により結像した光学像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子に被写体像を合焦させるために前記撮像光学系の少なくとも一部を構成する合焦用光学系を作動させる合焦作動手段と、前記合焦作動手段を自動的に制御するオートフォーカス制御手段と、前記合焦作動手段を手動操作によって作動させるマニュアルフォーカス機能手段と、前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作での合焦結果における撮像視野内での合焦位置に基づいて、前記オートフォーカス制御手段における制御内容を、合焦制御対象を前記合焦位置近傍の撮像視野についての制御に変更する制御変更手段と、を具備することにより、ユーザがピントを合わせたい被写体部位に容易にしかも的確にピントを合わせることが可能となり、特に、撮像視野内におけるユーザの所望する部位の被写体に的確に且つ容易に合焦させることが可能となる。
図1は、本発明に係る撮像装置の一つの実施の形態としてのディジタルスティルカメラの要部の構成を示すブロック図である。
図1に示すディジタルスティルカメラは、撮影レンズ1、メカニカルシャッタ2、CCD固体撮像素子3、CDS−AD部4、DSP5、光学系駆動部6、CCDドライバ7、CPU8、内蔵メモリ9、通信ドライバ10、メモリカード11、LCD表示部12、操作部13、第1の外部装置14、第2の外部装置15、音声CODEC16、アナログ入力部17およびアナログ出力部18を具備している。
撮影レンズ1は、撮像用の結像光学系であり、この場合、少なくとも一部を合焦動作を行うための合焦用光学系として、光軸に沿って進退駆動され得るようにしている。メカニカルシャッタ2は、撮影レンズ1の中間部または端部に設けられ撮像時に光路を開閉する。CCD固体撮像素子3は、撮影レンズ1によって結像された被写体光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、この場合CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)により構成した固体撮像素子を用いている。
光学系駆動部6は、撮影レンズ1の合焦用光学系のピント合わせ動作のための合焦駆動およびメカニカルシャッタ2の開閉駆動を行う駆動部であり、合焦作動手段を構成する。CCDドライバ7は、CCD固体撮像素子3を駆動する。CPU(Central Processing Unit:中央制御部)は、マイクロプロセッサ等を用いて構成され、DSP5、光学系駆動部6およびCCDドライバ7等を含む当該カメラ全体の動作を制御する。内蔵メモリ9は、揮発性のRAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)、あるいはバッテリバックアップされたRAMまたはフラッシュメモリのような不揮発性メモリ等からなり、撮像された画像データ、ファイルからの読み取りデータおよびその他の当該ディジタルスティルカメラの動作に必要なデータ等を一時格納し、DSP5およびCPU8の動作に係るワークメモリとしても用いられる。
この実施の形態のディジタルスティルカメラにおいては、静止画が記録され得るものとする。図2に示されるメイン処理が開始されると、カメラ内状態がチェックされ(ステップS11)、スルー表示が停止されている状態で、且つ記録中でない場合は(ステップS12)、スルー画像表示開始処理を行う(ステップS13)。したがって、このステップS13のスルー画像表示開始処理は、メイン処理が最初に行われた場合にも実行されることになる。
この図2のメイン処理と並行して、図3にフローチャートを示す定期的に起動される並行処理は、押しボタンスイッチの押しボタン等の操作部13の操作状態を監視把握する操作状況把握処理(ステップS31)と、CCD固体撮像素子3で取得された画像をそのままLCD表示部12に表示する、いわゆる電子ファインダ表示であるスルー画像表示(メイン処理で表示される)における自動露出制御および自動ホワイトバランス制御を行うスルー画像処理(ステップS32)である。
ステップS15で判断される動作モードには、スルー画像表示中に操作部13に含まれるオートフォーカス設定ボタン(明確には図示されていない)が操作された場合のオートフォーカス(AF)設定処理と、第1マニュアルフォーカス設定ボタンが操作された場合の第1マニュアルフォーカス(MF1)設定処理と、第2マニュアルフォーカス設定ボタンが操作された場合の第2マニュアルフォーカス(MF2)設定処理と、マニュアルフォーカス状態で、光学系駆動部6によって、合焦光学系を無限遠側から至近側に向けて駆動するマニュアルフォーカスプラス(MF+)駆動処理と、マニュアルフォーカス状態で合焦光学系を至近側から無限遠側に向けて駆動するマニュアルフォーカスマイナス(MF−)駆動処理と、レリーズボタンが1段目まで操作された場合における撮像用の自動露出制御、自動ホワイトバランス制御およびオートフォーカス制御を含む第1のレリーズ(RL1)処理と、そして第1のレリーズ処理後にレリーズボタンが2段目まで操作された場合における撮像記録制御を含む第2のレリーズ(RL2)処理がある。
オートフォーカス制御方式は、次に説明する撮像データからのコントラスト値による合焦検出方式(以下、「CCDAF方式」と称する)が一般的である。この制御方式としては、特許文献2(特公昭39−5265号)に記載されているいわゆる山登りオートフォーカス制御が広く用いられている。この山登りオートフォーカス制御は、1フィールドまたは1フレーム毎に得られる映像信号から高周波成分または近接画素の輝度差の積分値を求めて、これを合焦の度合いを示す合焦評価値(「AF評価値」などとも称される)とする。
ステップS43の通常オートフォーカス処理においては、図5に示す通り、通常撮影モードがカバーする撮影距離範囲に相当する通常至近距離〜無限遠距離を走査範囲として決定し(ステップS51)、この範囲に相当する合焦光学系位置間を走査してCCDAF方式によるオートフォーカス制御を行い、合焦評価値が最も大きくなったところを合焦点として、合焦光学系を停止させる(ステップS52)。
ステップS42において、第1マニュアルフォーカスフラグ(Mf1flag)が“1”(第2マニュアルフォーカスフラグ(Mf2flag)は“0”)であると判定された場合、つまり第1マニュアルフォーカス設定処理により第1マニュアルフォーカス(MF1)モードに設定されている場合には、ステップS43の通常オートフォーカス処理は行われずに、第1のレリーズ処理(ステップS21)を終了して、(ステップS11から)メイン処理のルーチン内に戻り、この状態で第2のレリーズ処理(ステップS22,S23)が行われた場合には、その時の合焦光学系位置のままで撮像記録が行われる。
今、第2マニュアルフォーカス設定処理によって、第2マニュアルフォーカス(MF2)モードに設定されている場合に、レリーズボタンが1段目まで操作されると、ステップS21の第1のレリーズ処理が行われ、図4に示すように、ステップS41で自動露出制御および自動ホワイトバランス制御の制御値が確定され、ステップS42において、第2マニュアルフォーカスフラグ(Mf2flag)が“1”(第1マニュアルフォーカスフラグ(Mf1flag)は“0”)であるので、近傍距離オートフォーカス(sAF)処理(ステップS44)が行われる。
ステップS44の近傍距離オートフォーカス処理においては、図6に示す通り、その時点でのフォーカス位置fpを基準として、fp+Δfpからfp−Δfpを走査範囲として決定し(ステップS61)、この範囲に相当する合焦光学系位置間を走査してCCDAF方式によるオートフォーカス制御を行い、合焦評価値が最も大きくなったところを合焦点として、合焦光学系を停止させる(ステップS62)。これは、第2マニュアルフォーカスモードにおいて、ステップS19のマニュアルフォーカスプラス駆動処理、または、ステップS20のマニュアルフォーカスマイナス駆動処理で、ユーザにより手動で設定された合焦光学系位置近傍についてCCDAF方式によるオートフォーカス制御を行うことによって、より正確に、ユーザの合わせたい被写体に合焦することができる。
このようにして、マニュアルフォーカスプラス駆動およびマニュアルフォーカスマイナス駆動時に、その間における合焦評価値を取得して、被写体が占めるエリアおよび被写体が存在し得るフォーカス位置fpの存在する可能性のある範囲(図9の例ではフォーカス位置fp1〜fp2の範囲)を特定し、近傍距離オートフォーカス処理においてその範囲を走査するようにすると、ユーザの所望する被写体にさらに正確に合焦することができる。また、フォーカス位置fpの範囲は特性せずに、特定されたエリアにおける合焦評価値が最も大きくなるフォーカス位置fpを探すような制御としても良い。
2 メカニカルシャッタ
3 CCD固体撮像素子
4 CDS−AD部
5 DSP
6 光学系駆動部
7 CCDドライバ
8 CPU
9 内蔵メモリ
10 通信ドライバ
11 メモリカード
12 LCD表示部
13 操作部
14 第1の外部装置
15 第2の外部装置
16 音声CODEC
17 アナログ入力部
18 アナログ出力部
Claims (4)
- 被写体光学像を結像する撮像光学系と、
前記撮像光学系により結像した光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子に被写体像を合焦させるために前記撮像光学系の少なくとも一部を構成する合焦用光学系を作動させる合焦作動手段と、
前記合焦作動手段を自動的に制御するオートフォーカス制御手段と、
前記合焦作動手段を手動操作によって作動させるマニュアルフォーカス機能手段と、
前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作での合焦結果に基づいて、前記オートフォーカス制御手段における制御内容を変更する制御変更手段と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 前記オートフォーカス制御手段は、前記撮像光学系の前記合焦用光学系を光軸方向に移動させながら被写体像のコントラストを検出する走査により、合焦状態を検定する合焦検定手段を含み、且つ
前記制御変更手段は、前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作での合焦結果に基づいて前記合焦検定手段における走査範囲を変更する手段である
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 被写体光学像を結像する撮像光学系と、
前記撮像光学系により結像した光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子に被写体像を合焦させるために前記撮像光学系の少なくとも一部を構成する合焦用光学系を作動させる合焦作動手段と、
前記合焦作動手段を自動的に制御するオートフォーカス制御手段と、
前記合焦作動手段を手動操作によって作動させるマニュアルフォーカス機能手段と、
前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作での合焦結果における撮像視野内での合焦位置に基づいて、前記オートフォーカス制御手段における制御内容を、合焦制御対象を前記合焦位置近傍の撮像視野についての制御に変更する制御変更手段と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 近距離の被写体に合焦させることが可能なマクロモードを有し、且つ
前記制御変更手段は、マクロモードにおける前記マニュアルフォーカス機能手段による手動操作の後の前記オートフォーカス制御手段における制御では、手動操作での合焦結果を自動的にオートフォーカス制御手段の制御内容に反映させる手段を含む
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005119640A JP2006301080A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005119640A JP2006301080A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 撮像装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005119640A Pending JP2006301080A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 撮像装置 |
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JP (1) | JP2006301080A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009111855A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
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JPH06233168A (ja) * | 1993-12-21 | 1994-08-19 | Olympus Optical Co Ltd | カメラ |
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- 2005-04-18 JP JP2005119640A patent/JP2006301080A/ja active Pending
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