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JP2006237709A - 画像符号化装置及び方法 - Google Patents

画像符号化装置及び方法 Download PDF

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JP2006237709A JP2005045621A JP2005045621A JP2006237709A JP 2006237709 A JP2006237709 A JP 2006237709A JP 2005045621 A JP2005045621 A JP 2005045621A JP 2005045621 A JP2005045621 A JP 2005045621A JP 2006237709 A JP2006237709 A JP 2006237709A
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Abstract

【課題】 符号化による画質の劣化やちらつきを防止することができる画像符号化装置を提供する。
【解決手段】 符号化処理が第1符号化手段と第2符号化手段とによって実行され、第1符号化手段の符号化結果に応じてフレーム毎の画質評価値を算出し、その画質評価値に応じて第1符号化手段の符号化に用いられた変換係数をマクロブロック毎に補正し、第2符号化手段ではその補正後の変換係数に応じて画像データを符号化して符号化画像データを生成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像データをフレーム毎に符号化する画像符号化装置及び方法に関する。
画像データをフレーム毎に圧縮する画像符号化としてインター符号化とイントラ符号化とがあることは既に良く知られている。インター符号化及びイントラ符号化のいずれにおいてもフレーム毎に複数のマクロブロックに分割してマクロブロック毎に画像データは符号化される。インター符号化では、それ以前のフレームとを参照して動き補償して予測画像データを作成し、今回の画像データと予測画像データとの差を予測誤差データとして得て、予測誤差データを符号化することが行われる。一方、イントラ符号化では動き補償を行わず、そのフレームの画像データのみを用いて符号化が行われる(特許文献1参照)。
イントラ符号化は例えば、所定のフレーム数間隔で、或いはシーンチェンジのようにフレーム間の差分が大なるときに行われ、その他のフレームについてはインター符号化が行われる。
特開平11−196423号公報
しかしながら、イントラ符号化では直前までのフレームの画像データを全く考慮することなく符号化画像データが作成されるので、イントラ符号化の画像データとそれまでの符号化画像データとの間の相関性が失われる。よって、シーンチェンジではないフレームでイントラ符号化を行うと、画質の劣化やちらつきが生じるという欠点があった。
本発明が解決しようとする課題には、上記の欠点が一例として挙げられ、符号化による画質の劣化やちらつきを防止することができる画像符号化装置及び方法並びにその方法を実行するコンピュータ読取可能なプログラムを提供することが本発明の目的である。
請求項1に係る発明の画像符号化装置は、フレーム毎に入力画像データの符号化タイプをイントラ符号化及びインター符号化のいずれか一方に設定する符号化タイプ設定手段と、前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定手段によって設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記画像データを符号化する第1符号化手段と、前記第1符号化手段の符号化結果に応じてフレーム毎の画質評価値を算出する符号化情報取得手段と、前記画質評価値に応じて前記第1符号化手段の符号化に用いられた変換係数をマクロブロック毎に補正する変換係数補正手段と、前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定手段によって設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記変換係数補正手段による補正後の変換係数に応じて前記画像データを符号化して符号化画像データを生成する第2符号化手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項6に係る発明の画像符号化方法は、フレーム毎に入力画像データの符号化タイプをイントラ符号化及びインター符号化のいずれか一方に設定する符号化タイプ設定行程と、前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定行程において設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記画像データを符号化する第1符号化行程と、前記第1符号化行程の符号化結果に応じてフレーム毎の画質評価値を算出する符号化情報取得行程と、前記画質評価値に応じて前記第1符号化行程の符号化に用いられた変換係数をマクロブロック毎に補正する変換係数補正行程と、前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定行程において設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記変換係数補正行程による補正後の変換係数に応じて前記画像データを符号化して符号化画像データを生成する第2符号化行程と、を備えたことを特徴としている。
請求項7に係る発明のプログラムは、画像符号化方法を実行するコンピュータ読取可能なプログラムであって、フレーム毎に入力画像データの符号化タイプをイントラ符号化及びインター符号化のいずれか一方に設定する符号化タイプ設定行程と、前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定行程において設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記画像データを符号化する第1符号化行程と、前記第1符号化行程の符号化結果に応じてフレーム毎の画質評価値を算出する符号化情報取得行程と、前記画質評価値に応じて前記第1符号化行程の符号化に用いられた変換係数をマクロブロック毎に補正する変換係数補正行程と、前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定行程において設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記変換係数補正行程による補正後の変換係数に応じて前記画像データを符号化して符号化画像データを生成する第2符号化行程と、を備えたことを特徴としている。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明による画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す画像符号化装置は、演算器1、DCT変換器2、量子化器3、可変長符号化器4、バッファ5、逆量子化器6、逆DCT変換器7、演算器8、フレームメモリ9、動き補償器10、動きベクトル検出器11、ピクチャタイプ検出器12、コントローラ13からなる。
演算器1は、入力された画像データからマクロブロック毎に、動き補償器10により動き補償された予測画像データを減算し、その差分データをDCT変換器2に出力する。マクロブロックとは画像データを16画素×16画素に分割して得られた各ブロックである。なお、入力画像データのマクロブロック化の処理ブロックは図1には示していない。DCT変換器2は演算器1の出力データを2次元離散コサイン変換を行う。量子化器3は、DCT変換後の画像データを量子化し、可変長符号化器4及び逆量子化器6に出力する。可変長符号化器4は、量子化器3から供給された量子化データと、動きベクトル検出器11から供給された動きベクトルを可変長符号化し、バッファ5に出力する。バッファ5は、可変長符号化器4から供給された可変長データを保持しつつ所定の伝送路に出力する。
逆量子化器6は、量子化器3より入力された量子化データを逆量子化し、逆DCT変換器7に出力する。逆DCT変換器7は逆量子化後のデータを逆DCT変換して演算器8に供給する。演算器8は、動き補償器10により動き補償された予測画像データと逆DCT変換器7より入力された誤差分データとを加算して元の画像データに変換し、その変換した画像データをフレームメモリ9に供給して記憶させる。
動きベクトル検出器11は、フレームメモリ9から読み出された画像データを参照して入力された画像データの動きベクトルを検出し、その動きベクトルを可変長符号化器4及び動き補償器10に出力する。動き補償器10は、フレームメモリ9から読み出された画像データを、動きベクトルに対応して動き補償して予測画像データを生成する。
ピクチャタイプ検出器12は、入力された画像データの複雑度に対応するパラメータを検出し、コントローラ13に出力する。具体的には、入力されたフレームの画像データをイントラピクチャ(Iピクチャ)、インターピクチャ(Pピクチャ)及びバイディレクショナルピクチャ(Bピクチャ)のいずれか1のピクチャとしての符号化を指示する。例えば、Iピクチャの発生から次のIピクチャの発生までの間隔を0.5秒(15フレーム)とした場合には、IBBPBBPBBPBBPBBの順で符号化のピクチャタイプが設定されるので、そのピクチャタイプに従って各フレームのイントラ符号化又はインター符号化が設定される。
コントローラ13は、画像符号化装置全体を制御すると共にピクチャタイプ検出器12からの複雑度に関するデータに応じて量子化器3の量子化係数を指示する。
次に、かかる構成の画像符号化装置による画像符号化動作について図2〜図4のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図2〜図5のフローチャートにおいて太い矢印線はデータの流れを示し、細い矢印線は処理や要求の流れである。
図2及び図3は画像符号化装置による画像符号化動作の概略を示している。先ず、mフレーム分の画像が入力される場合に、そのフレーム番号kが0とされ(ステップS1)、フレームkの画像データがピクチャタイプ検出器12並びに後述の基本符号化処理のマクロブロック化部及びPSNR計算部に供給される。
ピクチャタイプ検出器12は、供給されたフレームkの符号化タイプを上記した順に従って設定し、フレームkの画像データが示す画像の複雑度を検出し、その複雑度の情報をコントローラ13に通知する(ステップS2)。図示していないが、複雑度の情報と共に符号化タイプもコントローラ13に供給される。ステップS2の実行後、フレームkの画像データについて基本符号化処理が実行される(ステップS3)。
基本符号化処理においては、図4に示すように、供給されたフレームkの画像データが示す画像が16画素×16画素からなるマクロブロックn個に分割され(ステップS101)、カウンタ値iが0とされる(ステップS102)。そして、マクロブロックiについての量子化係数が設定される(ステップS103)。ステップS103では、コントローラ13に対してマクロブロックiの量子化係数が要求される。
コントローラ13はその量子化係数の要求に対してピクチャタイプ検出器12から供給されたフレームkの複雑度の情報に応じたマクロブロックiの量子化係数を指示する(ステップS4)。指示したマクロブロックiの量子化係数は符号化情報として内部メモリ(図示せず)に保存される。内部メモリには、符号化情報として、フレーム毎の符号化タイプ及びPSNR、並びに各フレームのマクロブロック毎の量子化係数が書き込まれるようになっている。
マクロブロックiについての量子化係数が設定されると、フレームkはイントラ符号化のピクチャであるか否かが判別される(ステップS104)。イントラ符号化のピクチャでない場合、すなわちインター符号化のピクチャである場合には、動きベクトル検出器11はフレームメモリ9に記憶された画像データを読み出してそれを参照画像してマクロブロックiの動きベクトルを検出し(ステップS105)、フレームメモリ9に記憶された画像データを読み出して動き補償が行われて予測画像データが出力される(ステップS106)。予測画像データは演算器1,8に供給され、演算器1はマクロブロックiの画像データと予測画像データとの差分データ(予測誤差)をDCT変換器2に供給する。DCT変換器2は差分データをDCT変換してその変換後のデータを量子化器3に供給し(ステップS107)、量子化器3は設定された量子化係数に応じて供給されたデータを量子化し、量子化データを可変長符号化器4及び逆量子化器6に供給する(ステップS108)。
ステップS104において、イントラ符号化のピクチャであると判別された場合には、ステップS105及びS106を実行することなくマクロブロックiの画像データは演算器1を介してDCT変換器2に供給される。よって、ステップS107では差分データではなくマクロブロックiの画像データがDCT変換され、ステップS108ではそのDCT変換後の画像データが量子化される。
逆量子化器6は量子化器3から供給された量子化データを設定された量子化係数に応じて逆量子化し(ステップS109)、逆DCT変換器7は逆量子化されたデータを更に逆DCT変換して演算器8に供給する(ステップS110)。演算器8には逆DCT変換の結果のデータと共に動き補償器10から予測画像データが供給される。演算器8はそれらのデータを加算してマクロブロック毎の画像データを復号する。この復号画像データは後述のステップS114でフレーム単位でフレームメモリ9に保存され、次フレームの画像データの符号化の参照画像として用いられる。
可変長符号化器4は量子化器3から供給された量子化データと、動きベクトル検出器11から供給された動きベクトルとを可変長符号化し、バッファ5に出力する(ステップS111)。バッファ5は、可変長符号化器4から供給された可変長データを符号化画像データとして保持する。
以上のステップS103〜S111を処理する毎にカウンタ値iが1だけ加算される(ステップS112)。そして、そのカウンタ値iが1フレームのマクロブロックの数nより小であるか否かが判別される(ステップS113)。i<nならば、ステップS103に戻って次のマクロブロックiについての符号化処理が行われる。i≧nならば、フレームkの基本符号化処理が終了したので、フレームkの復号画像データがフレームメモリ9に保存される(ステップS114)。
基本符号化処理の終了後、画像の画質評価値としてフレームkのPSNR(Peak Signal to Noise Ratio)が計算される(ステップS5)。PSNRは次式を用いて計算される。
Figure 2006237709
ここで、Wは画像の幅、Hは画像の高さ、f(x,y)は符号化前のフレームkの画素値、f'(x,y)は復号したフレームkの画素値である。
ステップS5で計算されたフレームkのPSNRは符号化情報として保存される。その後、mフレームの符号化が終了したか否かが判別される(ステップS6)。k<mならば、フレーム番号kに1が加算され(ステップS7)、ステップS2に戻って次のフレームkについて符号化処理が実行される。k≧mならば、mフレーム分の1回目の符号化処理が終了したので、2回目の符号化処理に移行するためにコントローラ13によってPSNR利用による量子化係数変更処理が行われる(ステップS8)。
量子化係数変更処理においては、図5に示すように、フレーム番号kが0とされ(ステップS201)、フレームkの画像データは1回目の符号化処理ではイントラ符号化されたか否かが判別される(ステップS202)。イントラ符号化されたならば、フレームkのPSNR(PSNRkと表す)とフレームk±1のいずれかのPSNR(PSNRk+1又はPSNRk-1)との差が2dB以上あるか否かが判別される(ステップS203)。PSNRk−PSNRk+1≧2dB又はPSNRk−PSNRk-1≧2dBの場合には、フレームkのマクロブロック各々の量子化係数が内部メモリから読み出されて各々+1される(ステップS204)。PSNRk−PSNRk+1<2dBかつPSNRk−PSNRk-1<2dBの場合には、フレームkの各マクロブロックの量子化係数が維持される。
ステップS202において、フレームkの画像データの符号化がイントラ符号化ではなくインター符号化であると判別されたならば、1回目の符号化処理でフレームk±3にイントラ符号化されたピクチャが存在するか否かが判別される(ステップS205)。フレームk±3にイントラ符号化されたピクチャが存在するならば、イントラ符号化されたフレームのPSNR(PSNRintraと表す)とフレームkのPSNRkとの差が3dB以上であるか否かが判別される(ステップS206)。PSNRintra−PSNRk≧3dBの場合には、フレームkのマクロブロック各々の量子化係数が内部メモリから読み出されて各々−1される(ステップS207)。フレームk±3にイントラ符号化されたピクチャが存在しない場合、又はPSNRintra−PSNRk<3dBの場合には、フレームkの各マクロブロックの量子化係数が維持される。
ステップS204又はS207においてフレームkの各マクロブロックの量子化係数の補正計算が行われた場合にはその結果が上記の内部メモリに上書き保存される(ステップS208)。次いで、フレーム番号kに1が加算され(ステップS209)、フレーム番号kがmより小であるか否かが判別される(ステップS210)。k<mならば、全てのフレームについての量子化係数変更処理が終了していないので、ステップS202に戻って新たなフレーム番号kについて上記の動作が繰り返される。
k≧mならば、全てのフレームについての量子化係数変更処理が終了したので、フレーム番号kが0とされる(ステップS9)。フレームkの画像データが後述のS11の基本符号化処理のマクロブロック化部に供給される。
コントローラ13は、供給されたフレームkの符号化タイプを内部メモリから読み出し(ステップS10)、フレームkの画像データについて基本符号化処理を制御する(ステップS11)。
ステップS11の基本符号化処理は図4に具体的に示したステップS3の基本符号化処理と同一の処理である。ステップS11の基本符号化処理のステップS103においては、マクロブロックiの量子化係数を設定する際に、コントローラ13に対してマクロブロックiの量子化係数が要求される。この要求に応答してコントローラ13はフレームkのマクロブロックiの量子化係数を内部メモリから読み出して指示する(ステップS12)。すなわち、2回目の符号化では、コントローラ13によって内部メモリから読み出されたマクロブロックiの量子化係数が量子化器3のために設定される。よって、ステップS108では量子化器3は内部メモリから読み出された量子化係数に応じてDCT変換器2の出力データを量子化する。量子化器3から供給された量子化データは、可変長符号化器4によって動きベクトル検出器11から供給された動きベクトルと共に可変長符号化された後に、バッファ5を介して符号化画像データとして出力される。
ステップS11の基本符号化処理が終了すると、mフレームの符号化が終了したか否かが判別される(ステップS13)。k<mならば、フレーム番号kに1が加算され(ステップS14)、ステップS10に戻って次のフレームkについて2回目の符号化処理が実行される。k≧mならば、mフレーム分の2回目の符号化処理が終了したので、mフレーム分の符号化画像データが得られる。
このように、かかる画像符号化装置による画像符号化動作においては、符号化処理が2回実行される。すなわち、第1符号化手段と第2符号化手段とによって実行される。1回目の符号化処理結果に基づいて計算されたPSNRはフレーム0〜m−1について例えば、図6に示すように、変化したとする。シーンチェンジではないフレームでのイントラ符号化ではそれまでのインター符号化のフレームとの相関性が維持されてないので、図6に示すようにそのフレーム部分でPSNRの値を大きくしてしまう。2回目の符号化処理では先ず、PSNRを利用して量子化係数変更処理が行われる。1回目の符号化処理でイントラ符号化されたフレームのうちの、PSNRの値がそのイントラ符号化フレーム前後のフレームk+1又はk−1のPSNRの値より2dB以上のフレームkでは、2回目の符号化処理での量子化を粗くするために量子化係数が1だけ増大される。1回目の符号化処理でインター符号化されたフレームのうちの、PSNRの値がそのインター符号化フレーム前後のイントラ符号化フレームk+3又はk−3のPSNRの値より3dB以下のフレームkでは、2回目の符号化処理での量子化を細かくするために量子化係数が1だけ減少される。
量子化係数変更処理で量子化係数が補正されるので、2回目の符号化処理ではイントラ符号化すべきフレームとその直前までのフレームとの間の相関性を失うことなく画像データの符号化が行われる。その結果、2回目の符号化処理結果に基づいてPSNRはフレーム0〜m−1について例えば、図7に示すようになり、イントラ符号化フレーム部分でのPSNRの変化を抑えることができる。
なお、上記した実施例においては、ステップS203でイントラ符号化のフレームkのPSNRkとフレームk±1のPSNRk+1又はPSNRk-1との差が2dB以上あるか否かを判別しているが、イントラ符号化のフレームkに対してフレームk±2のPSNRk+2又はPSNRk-2を用いても良い。また、ステップS205でフレームk±3がイントラ符号化されたか否かを判別しているが、フレームkに対してフレームk±3に限定する必要はなく、フレームk±2或いはフレームk±4であっても良い。
また、上記した実施例においては、符号化手段の符号化に用いられる変換係数として量子化係数を示し、画質評価値としてPSNRを示したが、これらに限定されない。
更に、上記した画像符号化装置による符号化動作と同様の動作を実行するコンピュータプログラムとして提供することができる。
以上の如く、本発明によれば、第1符号化手段の符号化結果に応じてフレーム毎の画質評価値を算出し、その画質評価値に応じて第1符号化手段の符号化に用いられた変換係数をマクロブロック毎に補正し、第2符号化手段ではその補正後の変換係数に応じて画像データを符号化して符号化画像データを生成するので、イントラ符号化すべきフレームとその直前のフレームとの間の相関を維持することができる。この結果、符号化による画質の劣化やちらつきを防止することができる。
本発明はMPEG及びH.264等の画像データの符号化方式において適用することができる。
本発明による画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 図1の装置の符号化動作を示すフローチャートである。 図2の符号化動作の続き部分を示すフローチャートである。 図2及び図3の符号化動作中の基本符号化処理を具体的に示すフローチャートである。 図3の符号化動作中の量子化係数変更処理を具体的に示すフローチャートである。 1回目の符号化処理結果に基づいて計算されたフレーム−PSNR特性である。 2回目の符号化処理結果に基づいて計算されたフレーム−PSNR特性である。
符号の説明
2 DCT変換器
3 量子化器
4 可変長符号化器
6 逆量子化器
7 逆DCT変換器
9 フレームメモリ
10 動き補償器
11 動きベクトル検出器
12 ピクチャタイプ検出器
13 コントローラ

Claims (7)

  1. フレーム毎に入力画像データの符号化タイプをイントラ符号化及びインター符号化のいずれか一方に設定する符号化タイプ設定手段と、
    前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定手段によって設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記画像データを符号化する第1符号化手段と、
    前記第1符号化手段の符号化結果に応じてフレーム毎の画質評価値を算出する符号化情報取得手段と、
    前記画質評価値に応じて前記第1符号化手段の符号化の変換係数をマクロブロック毎に補正する変換係数補正手段と、
    前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定手段によって設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記変換係数補正手段による補正後の変換係数に応じて前記画像データを符号化して符号化画像データを生成する第2符号化手段と、を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記第1符号化手段は、フレーム毎の前記画像データが示す画像の複雑度に応じて前記変換係数としての量子化係数をマクロブロック毎に設定する第1量子化係数設定手段と、
    マクロブロック毎に前記量子化係数に応じて前記画像データを量子化する第1量子化手段と、を有し、
    前記変換係数補正手段は、前記前記符号化タイプ設定手段によってイントラ符号化に設定されたフレームとその前後のフレームとの画質評価値の差が減少するように前記イントラ符号化に設定されたフレーム又は前記前後のフレームの各マクロブロックの前記量子化係数を補正し、
    前記第2符号化手段は、マクロブロック毎に前記変換係数補正手段による補正後の量子化係数に応じて前記画像データを量子化する第2量子化手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 前記変換係数補正手段は、前記前記符号化タイプ設定手段によってイントラ符号化に設定されたフレームの画質評価値とその前後のフレームとの画質評価値の差が第1所定値以上であるとき前記イントラ符号化に設定されたフレームの各マクロブロックの前記量子化係数を1だけ増加させ、前記前記符号化タイプ設定手段によってインター符号化に設定されたフレームの画質評価値とその前後のイントラ符号化のフレームとの画質評価値の差が第2所定値より小であるとき前記インター符号化に設定されたフレームの各マクロブロックの前記量子化係数を1だけ減少させることを特徴とする請求項2記載の画像符号化装置。
  4. 前記符号化情報取得手段は前記画質評価値としてPSNR(Peak Signal to Noise Ratio)を算出することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  5. 前記符号化タイプ設定手段は、所定のフレーム数間隔で前記入力画像データの符号化タイプをイントラ符号化に設定し、それ以外のフレームではインター符号化に設定することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  6. フレーム毎に入力画像データの符号化タイプをイントラ符号化及びインター符号化のいずれか一方に設定する符号化タイプ設定行程と、
    前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定行程において設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記画像データを符号化する第1符号化行程と、
    前記第1符号化行程の符号化結果に応じてフレーム毎の画質評価値を算出する符号化情報取得行程と、
    前記画質評価値に応じて前記第1符号化行程の符号化の変換係数をマクロブロック毎に補正する変換係数補正行程と、
    前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定行程において設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記変換係数補正行程による補正後の変換係数に応じて前記画像データを符号化して符号化画像データを生成する第2符号化行程と、を備えたことを特徴とする画像符号化方法。
  7. 画像符号化方法を実行するコンピュータ読取可能なプログラムであって、
    フレーム毎に入力画像データの符号化タイプをイントラ符号化及びインター符号化のいずれか一方に設定する符号化タイプ設定行程と、
    前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定行程において設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記画像データを符号化する第1符号化行程と、
    前記第1符号化行程の符号化結果に応じてフレーム毎の画質評価値を算出する符号化情報取得行程と、
    前記画質評価値に応じて前記第1符号化行程の符号化の変換係数をマクロブロック毎に補正する変換係数補正行程と、
    前記画像データをフレーム毎に複数のマクロブロックに分割し、前記符号化タイプ設定行程において設定された符号化タイプにてマクロブロック毎に前記変換係数補正行程による補正後の変換係数に応じて前記画像データを符号化して符号化画像データを生成する第2符号化行程と、を備えたことを特徴とするプログラム。
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