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JP2006207673A - 液封入式防振装置 - Google Patents

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JP2006207673A JP2005019538A JP2005019538A JP2006207673A JP 2006207673 A JP2006207673 A JP 2006207673A JP 2005019538 A JP2005019538 A JP 2005019538A JP 2005019538 A JP2005019538 A JP 2005019538A JP 2006207673 A JP2006207673 A JP 2006207673A
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Abstract

【課題】底金具の外面の平面度等の精度の良否にかかわらずに、振動体又は支持体に対する底金具の倒れを回避できて、所望の防振性能を十分に発揮できる液封入式防振装置を提供する。
【解決手段】第1取付け具と第2取付け具と防振基体と、第2取付け具に設けられて、防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、仕切り体と、オリフィスとを備え、第2取付け具は、筒状金具とカップ状の底金具14とから成り、底金具14がアルミニウム合金で形成され、底金具14の底壁20の外面62が、底壁20の外周部側の第1外面部63と、この第1外面部63よりも径方向内方側の第2外面部64とに区分けされて、第2外面部64が第1外面部63に対して底金具14の軸芯方向内方側X1に位置するように外面62が形成されている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、
振動体と振動体を支持する支持体とのいずれか一方に取付けられる第1取付け具と、他方に取付けられる第2取付け具と、これらの間に介在して前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性体から成る防振基体と、前記第2取付け具に設けられて、前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室とダイヤフラム側の第2液室とに仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記第2取付け具は、前記防振基体が軸芯方向の一端部側に加硫成形される筒状金具と、前記筒状金具の他端部に開口部が固定されるカップ状の底金具とから成り、前記底金具がアルミニウム合金で形成され、前記第1取付け具と第2取付け具にストッパ部と被ストッパ部が振分け配設され、前記底金具の底壁の径方向ほぼ中央部に取付けボルトに対するボルト挿通孔が形成され、前記底壁の外面が前記支持体又は振動体の取付け面に重なる状態に前記底金具が前記支持体又は振動体に前記取付けボルトで取付け固定される液封入式防振装置に関する。
従来、上記の液封入式防振装置の底金具は、特許文献1に開示されているように、外面の全面が底金具の軸芯に対して直交するストレート面に形成されていた。
国際公開番号 WO 2004/051113 A1 号公報
従来の構造によれば、底金具の外面の全面が底金具の軸芯に対して直交するストレート面に形成されていたために、例えば、底金具の外面の平面度等の精度がよくないと、底金具の外面が取付け面に均一に接触せず、特に、第1取付け具側のストッパ部と第2取付け具側の被ストッパ部とが横方向にストッパ作用を奏したときに、底金具が支持体又は振動体の取付け面に対して倒れやすくなって、防振性能を十分に発揮することが困難になることがあった。
本発明の目的は、底金具の外面の平面度等の精度の良否にかかわらずに、振動体又は支持体に対する底金具の倒れを回避できて、所望の防振性能を十分に発揮できる液封入式防振装置を提供する点にある。
本第1発明の特徴は、冒頭の[技術分野]の項に記載した液封入式防振装置において、
前記底金具の底壁の外面が、前記底壁の外周部側の第1外面部と、この第1外面部よりも径方向内方側の第2外面部とに区分けされて、前記第2外面部が第1外面部に対して前記底金具の軸芯方向内方側に位置するように前記外面が形成され、
前記取付けボルトの締結操作に伴って、前記第2外面部に対応する第2底壁部分が、前記第1外面部に対応する第1底壁部分に対して前記取付けボルトの締結力で前記底金具の軸芯方向外方側に変位し、前記底金具が前記支持体又は振動体に取付けられた状態で、前記第2外面部のうちの少なくとも前記ボルト挿通孔周りの外面部分が前記取付け面に当接又は圧接するように構成されている点にある。
この構成によれば、前記第2外面部が第1外面部に対して底金具の軸芯方向内方側に位置しているから、取付けボルトによって底金具が支持体又は振動体に取付けられた状態で、底壁の外周部側の第1外面部を、支持体又は振動体の取付け面に確実に圧接させることができて、取付け状態の底金具の剛性を高くすることができる。これにより、第1取付け具側のストッパ部と第2取付け具側の被ストッパ部とが横方向にストッパ作用を奏したときに底金具を前記取付け面に対して倒れにくくすることができる。また、上記の取付け状態で第2外面部のうちの少なくとも前記ボルト挿通孔周りの外面部分が前記取付け面に当接又は圧接しているから、取付けボルトの締結の緩みを抑制することができる。
前記第2外面部のうち、前記底金具の軸芯方向視で前記取付けボルトの頭部と重複する外面部分が、前記底壁の軸芯と直交するストレート面に形成されていると、取付けボルトを締結したときに、前記外面部分(重複する外面部分)の一部に力が集中する不具合を回避でき、前記外面部分の変形を抑制することができる。
前記第2外面部のうち、前記底金具の軸芯方向視で前記取付けボルトの頭部と重複しない外面部分が、前記第1外面部側ほど前記軸芯方向外方側に位置するテーパ面に形成されて、前記第1外面部分と滑らかに連なっていると、第2外面部の全面に力を均一に作用させやすくすることができる。
本発明においては、前記取付けボルトによって前記底金具が前記支持体又は振動体に取付けられた状態で、前記底壁の外面の全面が前記取付け面に当接又は圧接するように構成することができる。
前記第2外面部のうち、底金具の軸芯方向視で取付けボルトの頭部と重複しない外面部分が、取付けボルトの頭部と重複する外面部分よりも軸芯方向内方側に位置していると、取付けボルトによって底金具が支持体又は振動体に取付けられた状態で、底壁の外周部側の第1外面部を、支持体又は振動体の取付け面により確実に圧接させることができて、取付け状態の底金具の剛性をより高くすることができる。
前記底金具の底壁の内面から前記底金具の軸芯方向に突出する複数のリブが、前記底金具の軸芯周りに放射状に形成されていると、底金具の底壁の強度を強くすることができる。その結果、底壁をより薄肉にすることができて底金具をより軽量化できる。このように底壁が薄肉になった構造においても、第1取付け具側のストッパ部と第2取付け具側の被ストッパ部とが横方向にストッパ作用を奏したときに、底金具を前記取付け面に対して倒れにくくすることができる。すなわち、底金具の軽量化と、振動体又は支持体への取付け状態での底金具の高剛性化とをいずれも達成することができる。
前記底金具の底壁の径方向の中央部に、前記底壁の内面から前記底金具の軸芯方向に膨出する膨出部が形成されて、前記膨出部が、前記膨出部を貫通した取付けボルトの頭部を受止め支持する支持座に構成され、前記リブは、前記膨出部の外周面と前記底金具の周壁の内周面とに一体に連なっていると、取付けボルトに対する底壁の連結部(支持座)の強度を強くすることができる。また、リブが膨出部の外周面と底金具の周壁の内周面とに一体に連なっていることで、膨出部と周壁とが互いに相手側を支持した状態になり、底金具の強度をより強くすることができる。複数のリブは膨出部の外周面と底金具の周壁の内周面とに一体に連なっているから、周壁の内周面側にだけ複数のリブを設けた構造よりも周壁及び底壁の強度を強くすることができる。これにより、底壁及び周壁をより薄肉にできる。
前記リブは、前記底壁の径方向で前記膨出部側に位置する高さ寸法が一定の第1リブ部分と、前記底壁の径方向で前記底金具の周壁側ほど高さ寸法が高くなる傾斜状の第2リブ部分とから成り、前記第1リブ部分の頂面と第2リブ部分の頂面とが滑らかに連なっていると、底金具側に弾性変形するダイヤフラムの収容空間を底金具内に形成することができ、底金具側へのダイヤフラムの弾性変形をリブで妨げにくくすることができる。
前記第2リブ部分の頂面が直線状に形成されていると、成形型を製作しやすくなり、製作コストを低廉化できる。
本発明によれば、底金具の外面の平面度等の精度の良否にかかわらずに、振動体又は支持体に対する底金具の倒れを回避でき、しかも、取付けボルトの締結の緩みを抑制することができて、所望の防振性能を十分に発揮できる液封入式防振装置を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1に、第1取付けボルト10を介して自動車のエンジンE(振動体に相当)に取付けられる第1取付け具1と、第2取付けボルト11を介して車体B(支持体に相当)に取付けられる第2取付け具2と、これらの間に介在して第1取付け具1と第2取付け具2を連結するゴム状弾性体から成る防振基体3と、第2取付け具2に設けられて、防振基体3との間に液体封入室4を形成する部分球状のゴム膜から成るダイヤフラム5と、液体封入室4を防振基体3側の第1液室6とダイヤフラム5側の第2液室7とに仕切る仕切り体8と、第1液室6と第2液室7を連通させるオリフィス9とを備えた液封入式防振装置を示してある。
第1取付け具1は下端部が大径の段付きの円柱状に形成されて、その大径部がストッパ部1Aに構成され、前記第1取付けボルト10が上端部に螺合連結されている。
第2取付け具2は、防振基体3が軸芯方向の一端部12C(上端部)側に加硫成形される横断面円形の筒状金具12と、防振基体3と第1取付け具1のストッパ部1Aを覆う筒状のストッパ金具13(被ストッパ部に相当)と、筒状金具12の他端部12D(下端部)に開口部50が固定される横断面円形のカップ状の底金具14とから成る。上記のように、第1取付け具1と第2取付け具2にストッパ部1Aとストッパ金具13が振分け配設されている。筒状金具12の一端部12Cは上広がりのテーパ筒状に形成され、この一端部12Cから径方向外方側に張出すフランジ12Eに前記ストッパ金具13の下端部13Cがかしめ固定されている。59はストッパ金具13を覆うキャップ状のストッパゴムである。
仕切り体8は、円板状のゴム製の弾性仕切り膜15と、この弾性仕切り膜15の変位量を規制する格子状の上下一対の変位規制部材16,17とから成る。下側の変位規制部材17は、筒状金具12の内周面との間に前記オリフィス9を形成する円筒状に形成され、上端部に上側の変位規制部材16が外嵌している。仕切り体8は、防振基体3の下端部に形成された段部57と円板状の挟持金具18とで挟持固定される。
ダイヤフラム5の外周部5Cに円板状の補強金具19が一体に設けられ、この補強金具19と挟持金具18と底金具14の開口部50と、これらを包み込んだ筒状金具12の他端部12Dとが一体にかしめ固定されている。このかしめ固定構造については後でさらに説明する。
次に底金具14について詳しく説明する。底金具14はアルミニウム合金で成形され、図2,図3,図4,図5,図6,図7にも示すように、底壁20と、縦断面において径方向外方側に少し傾斜する直線状に形成された周壁26と、周壁26の一端部26C(上端部、図6参照)に連なる前記開口部50とから成る。周壁26の肉厚T1と底壁20の肉厚T2とは同一に設定されている。そして、底壁20の内面21から底金具14の軸芯方向Xに突出する12本のリブ22が、底金具14の軸芯O周りに放射状に形成されている。底壁20の径方向の中央部に、底壁20の内面21から底金具14の軸芯方向Xに膨出する断面円形の膨出部23が形成されて、膨出部23が、膨出部23を貫通した前記第2取付けボルト11の頭部24を受止め支持する支持座に構成されている。膨出部23の膨出量は、第2取付けボルト11の長手方向における取付けボルト11の頭部24の長さよりも長く設定されている。底金具14の底壁20の径方向ほぼ中央部に、第2取付けボルト11に対するボルト挿通孔60が形成され、このボルト挿通孔60に第2取付けボルト11が圧入されている。底金具14は、底壁20の外面62が車体Bの取付け面61に重なる状態に車体Bに第2取付けボルト11で取付け固定される。
図7に示すようにリブ22は、膨出部23の外周面25と底金具14の周壁26の内周面27とに一体に連なっており、底壁20の径方向で膨出部23側に位置する高さ寸法H1が一定の第1リブ部分28と、底壁20の径方向で底金具14の周壁26側ほど高さ寸法H2が高くなる傾斜状の第2リブ部分29とから成る。第2リブ部分29の頂面29Cは直線状に形成され、第1リブ部分28の頂面28Cと第2リブ部分29の頂面29Cとが滑らかに連なっている。前記高さ寸法とは底金具14の軸芯方向Xにおけるリブ22の長さ、すなわち、底壁20の内面21からのリブ22の突出長さである。第1リブ部分28の高さ寸法H1が膨出部23の膨出量とほぼ同一に設定されて、第1リブ部分28の頂面28Cと膨出部23の頂面23Cとが、底金具14の軸芯方向Xで同一位置(ほぼ同一位置であってもよい)に位置している。底金具14の周壁26は縦断面においてほぼ直線状に設定されている。56は底壁20から底壁20の外面62の外方側に突出する周り止め用及び位置決め用のピンであり、図2に示すように、ピン56の一部分(ピン56の全体であってもよい)が底金具14の軸芯方向視で一つのリブ22と重複している。
図6に示すように底金具14の開口部50は、底金具14の軸芯方向外方側に向かって広がる縦断面円弧状の第1開口部分51と、第1開口部分51の広がった先端部51Cから径方向外方側に張り出す第2開口部分52とから成る。第1開口部分51の肉厚T3は底金具14の周壁26の肉厚T1と同一に設定されている。そして、第1開口部分51の内周面51Fと、前記軸芯方向Xの第2開口部分52の一端面52Fとが滑らかに連なり、前記軸芯方向Xの第2開口部分52の他端面52G側が前記一端面52Fとは反対側Dに突出して、第1開口部分51の肉厚T3よりも前記軸芯方向Xの第2開口部分52の肉厚T4が厚く設定されている。また、第1開口部分51の外周面51Hと、前記一端面52Fとは反対側Dに突出した第2開口部分52の突出部54の内周面54Cとが滑らかに連なっている。第2リブ部分29は第1開口部分51よりも底金具14の軸芯方向内方側に位置している。
図8に示すように、底金具14の底壁20の外面62が、底壁20の外周部側の第1外面部63と、この第1外面部63よりも径方向内方側の第2外面部64とに区分けされ、第2外面部64が第1外面部63に対して、底金具14の軸芯方向内方側X1に位置するように外面62が形成されている。第1外面部63は、底金具14の軸芯方向Xで底金具14の周壁26の基端部の外方側に位置する外面部分であり、第2外面部64はそれ以外の外面部分である。第2外面部64のうち、底金具14の軸芯方向視で第2取付けボルト11の頭部24と重複する外面部分65(例えば直径25mmの円内の部分であり、「ボルト挿通孔周りの外面部分」に相当)が、底壁20の軸芯Oと直交するストレート面に形成され、第2取付けボルト11の頭部24と重複しない外面部分66が、第1外面部63側ほど底金具14の軸芯方向外方側X2に位置するテーパ面に形成されて、第1外面部分63と滑らかに連なっている。前記第1外面部63と、第2取付けボルト11の頭部24と重複する外面部分65との間の前記軸芯方向Xにおける距離T5は0.2mm〜0.4mmに設定されている。第2取付けボルト11の締結操作に伴って、第2外面部64に対応する第2底壁部分68が、第1外面部63に対応する第1底壁部分67に対して第2取付けボルト11の締結力で底金具14の軸芯方向外方側X2に変位(すなわち弾性変形)し、底金具14が車体Bに取付けられた状態で、前記外面部分65(第2取付けボルト11の頭部24と重複する外面部分65)が車体B側の取付け面61に当接(圧接であってもよい)する。
前述のかしめ固定構造についてさらに説明すると、図1に示すように、挟持金具18が補強金具19に重合するとともに、補強金具19が底金具14の第2開口部分52の一端面52F(図6も参照)及び第1開口部分51の一部分に重合している。そして、挟持金具18と補強金具19と第2開口部分52を、それらの径方向外方側、及び、底金具14の軸芯方向の両側から筒状金具12の他端部12Dで包み込んだ状態で、補強金具19と第2開口部分52と筒状金具12の他端部12Dとを一体にかしめ固定してある。
上記の底金具14はプレッシャーダイカスト法により鋳造成形される。図示はしないが、成形型内に形成したキャビティのうち、底金具14の第2開口部分52が形成されるキャビティ部分に成形型の湯口を臨ませ、溶融アルミニウム合金を湯口から前記キャビティ部分に注入して、底金具14をプレッシャーダイカスト法により成形する。
[別実施形態]
図9に示すように、前記リブ22を備えていない構造の底金具14にも本発明を適用することができる。底金具14は第1の実施形態の底金具とはさらに次の点で異なっている。
(1)第2開口部分52の肉厚T4よりも底金具14の周壁26の肉厚T1が厚く、この周壁26の肉厚T1よりも底壁20の肉厚T2が厚い。
(2)第1の実施形態の膨出部23を備えていない。底金具14の底壁20の外面62の形状や、アルミニウム合金で形成されている点等、その他の構造は第1の実施形態と同一である。
以上の第1実施形態及び第2実施形態において、前記第2取付けボルト11によって底金具14が車体Bに取付けられた状態で、底壁20の外面62の全面が車体Bの取付け面61に当接又は圧接するように構成されていてもよい。
図10に示すように、前記第2外面部64のうち、底金具14の軸芯方向視で第2取付けボルト11の頭部24と重複しない外面部分66が、第2取付けボルト11の頭部24と重複する外面部分65よりも前記軸芯方向内方側X1に位置している構造であってもよい。この構造においても、第2取付けボルト11の締結操作に伴って、第2外面部64に対応する第2底壁部分68が、第1外面部63に対応する第1底壁部分67に対して第2取付けボルト11の締結力で底金具14の軸芯方向外方側X2に変位(すなわち弾性変形)し、底金具14が車体Bに取付けられた状態で、前記外面部分65(第2取付けボルト11の頭部24と重複する外面部分)が車体B側の取付け面61に当接(圧接であってもよい)する。
図11,図12に示すように、前記底金具14の第1開口部分51の外周面51Hと、第2開口部分52の一端面52Fとは反対側に突出した第2開口部分52の突出部54の内周面54Cとにわたる複数の小リブ55が底金具14の軸芯O周りに放射状に形成されていてもよい。
第1取付け具1が車体B側に、第2取付け具2がエンジンE側に取付けられていてもよい。また、振動体がエンジン以外のものであってもよい。以上の実施形態で挙げた数値は一例であり、別の数値であってもよい。
液封入式防振装置の縦断面図 底金具の平面図 底金具の正面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 底金具の開口部とその周りの構造を示す図 底金具の拡大断面図 底金具の縦断面図 別実施形態の底金具の縦断面図 別実施形態の底金具の縦断面図 別実施形態の底金具の縦断面図 別実施形態の底金具の底面図
符号の説明
1……第1取付け具、1A……ストッパ部、2……第2取付け具、3……防振基体、4……液体封入室、5……ダイヤフラム、6……第1液室、7……第2液室、8……仕切り体、9……オリフィス、11……取付けボルト(第2取付けボルト)、12……筒状金具、12C……筒状金具の一端部、12D……筒状金具の他端部、13……被ストッパ部(ストッパ金具)、14……底金具、20……底壁、21……底壁の内面、22……リブ、23……膨出部(支持座)、23C……膨出部の頂面、24……取付けボルトの頭部、24C……取付けボルトの頭部の頂面、25……膨出部の外周面、26……底金具の周壁、27……底金具の周壁の内周面、28……第1リブ部分、29……第2リブ部分、28C……第1リブ部分の頂面、50……開口部、51……第1開口部分、51C……第1開口部分の広がった先端部、51H……第1開口部分の外周面、51F……第1開口部分の内周面、52……第2開口部分、52F……第2開口部分の一端面、52G……第2開口部分の他端面、54……突出部、54C……突出部の内周面、55……小リブ、60……ボルト挿通孔、61……取付け面、62……底壁の外面、63……第1外面部、64……第2外面部、65……取付けボルトの頭部と重複する外面部分(ボルト挿通孔周りの外面部分)、66……取付けボルトの頭部と重複しない外面部分、67……第1底壁部分、68……第2底壁部分、69……ボルト挿通孔周りの外面部分、B……支持体(車体)、D……一端面とは反対側、E……振動体(エンジン)、H1,H2……高さ寸法、O……軸芯,X……底金具の軸芯方向、X1……底金具の軸芯方向内方側、X2……底金具の軸芯方向外方側

Claims (9)

  1. 振動体と振動体を支持する支持体とのいずれか一方に取付けられる第1取付け具と、他方に取付けられる第2取付け具と、これらの間に介在して前記第1取付け具と第2取付け具を連結するゴム状弾性体から成る防振基体と、前記第2取付け具に設けられて、前記防振基体との間に液体封入室を形成するダイヤフラムと、前記液体封入室を前記防振基体側の第1液室とダイヤフラム側の第2液室とに仕切る仕切り体と、前記第1液室と第2液室を連通させるオリフィスとを備え、前記第2取付け具は、前記防振基体が軸芯方向の一端部側に加硫成形される筒状金具と、前記筒状金具の他端部に開口部が固定されるカップ状の底金具とから成り、前記底金具がアルミニウム合金で形成され、前記第1取付け具と第2取付け具にストッパ部と被ストッパ部が振分け配設され、前記底金具の底壁の径方向ほぼ中央部に取付けボルトに対するボルト挿通孔が形成され、前記底壁の外面が前記支持体又は振動体の取付け面に重なる状態に前記底金具が前記支持体又は振動体に前記取付けボルトで取付け固定される液封入式防振装置であって、
    前記底金具の底壁の外面が、前記底壁の外周部側の第1外面部と、この第1外面部よりも径方向内方側の第2外面部とに区分けされて、前記第2外面部が第1外面部に対して前記底金具の軸芯方向内方側に位置するように前記外面が形成され、
    前記取付けボルトの締結操作に伴って、前記第2外面部に対応する第2底壁部分が、前記第1外面部に対応する第1底壁部分に対して前記取付けボルトの締結力で前記底金具の軸芯方向外方側に変位し、前記底金具が前記支持体又は振動体に取付けられた状態で、前記第2外面部のうちの少なくとも前記ボルト挿通孔周りの外面部分が前記取付け面に当接又は圧接するように構成されている液封入式防振装置。
  2. 前記第2外面部のうち、前記底金具の軸芯方向視で前記取付けボルトの頭部と重複する外面部分が、前記底壁の軸芯と直交するストレート面に形成されている請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記第2外面部のうち、前記底金具の軸芯方向視で前記取付けボルトの頭部と重複しない外面部分が、前記第1外面部側ほど前記軸芯方向外方側に位置するテーパ面に形成されて、前記第1外面部分と滑らかに連なっている請求項2記載の液封入式防振装置。
  4. 前記取付けボルトによって前記底金具が前記支持体又は振動体に取付けられた状態で、前記底壁の外面の全面が前記取付け面に当接又は圧接するように構成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
  5. 前記第2外面部のうち、前記底金具の軸芯方向視で前記取付けボルトの頭部と重複しない外面部分が、前記取付けボルトの頭部と重複する外面部分よりも前記軸芯方向内方側に位置している請求項2記載の液封入式防振装置。
  6. 前記底金具の底壁の内面から前記底金具の軸芯方向に突出する複数のリブが、前記底金具の軸芯周りに放射状に形成されている請求項1〜5のいずれか一つに記載の液封入式防振装置。
  7. 前記底金具の底壁の径方向の中央部に、前記底壁の内面から前記底金具の軸芯方向に膨出する膨出部が形成されて、前記膨出部が、前記膨出部を貫通した取付けボルトの頭部を受止め支持する支持座に構成され、前記リブは、前記膨出部の外周面と前記底金具の周壁の内周面とに一体に連なっている請求項6記載の液封入式防振装置。
  8. 前記リブは、前記底壁の径方向で前記膨出部側に位置する高さ寸法が一定の第1リブ部分と、前記底壁の径方向で前記底金具の周壁側ほど高さ寸法が高くなる傾斜状の第2リブ部分とから成り、前記第1リブ部分の頂面と第2リブ部分の頂面とが滑らかに連なっている請求項7記載の液封入式防振装置。
  9. 前記第2リブ部分の頂面が直線状に形成されている請求項8に記載の液封入式防振装置。
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