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JP2006294719A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2006294719A
JP2006294719A JP2005110498A JP2005110498A JP2006294719A JP 2006294719 A JP2006294719 A JP 2006294719A JP 2005110498 A JP2005110498 A JP 2005110498A JP 2005110498 A JP2005110498 A JP 2005110498A JP 2006294719 A JP2006294719 A JP 2006294719A
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Yoshikazu Shinkawa
吉和 新川
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Miyagi Oki Electric Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
Miyagi Oki Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】SOI基板を用いた半導体装置の製造時にけるプラズマプロセス中に発生する支持基板の表面・裏面の帯電によって生じる半導体素子の劣化を防止する。
【解決手段】SOI基板50におけるSOI層53に形成されたMOSトランジスタ60と、SOI層53を覆う層間絶縁膜80上に形成され、Via81によってMOSトランジスタ60のゲート電極64又は拡散領域61,62と接続された配線パタン82と、この配線パタン82とSOI基板50の支持基板51との間に接続され、配線パタン82を形成するプラズマプロセスにおいてゲート電極64に対して発生する電荷が所定値を超えたときに、この電荷を支持基板51側へ放出又は遮断する保護回路とを有している。保護回路は、例えば、前記所定値に対応するブレークダウン電圧値をそれぞれ有するPN接合ダイオード71及びNP接合ダイオード72の直列回路により構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、SOI(Silicon-On-Insulator)基板を用いた半導体装置、特に、製造工程のプラズマプロセス中に発生する支持基板の表面・裏面の帯電によって生じる半導体素子の劣化を防止する技術に関するものである。
従来、SOI基板を用いた半導体装置の製造工程(プラズマプロセス)における半導体素子の劣化防止に関する技術として、例えば、次のような文献に記載されるものがあった。
特開2003−133559号公報(図2)
図7(1)〜(3)は、従来のSOI基板を用いた半導体装置を示す概略の構成図であり、同図(1)は半導体装置の模式的な縦断面においてアンテナ電流の流入によるゲート酸化膜破壊を示す図、同図(2)はそのゲート酸化膜破壊を防止するための保護素子の構造を示す図、及び、同図(3)は同図(2)の回路図である。
図7(1)に示す従来の半導体装置は、例えば、2層配線構造をしており、SOI基板10上に、半導体素子として例えばMOS型電界効果トランジスタ(以下「MOSトランジスタ」という。)20−1,20−2が形成されている。SOI基板10は、例えば、P型シリコン(Si)からなる支持基板11と、この上に形成された絶縁膜(例えば、二酸化シリコン(SiO2)からなるBOX層)12と、この上に形成されたシリコン層であるSOI層13とにより構成されている。SOI層13には、複数対の不純物拡散領域(例えば、ソース領域21及びドレイン領域22)が形成されると共に、これらの各ソース領域21及びドレイン領域22間が、SiO2からなる素子分離層25により電気的に分離されている。各対のソース領域21及びドレイン領域22間上には、ゲート絶縁膜(例えば、ゲート酸化膜)23を介してゲート電極24が形成され、これらの各対のソース領域21、ドレイン領域22及びゲート電極24により、各MOSトランジスタ20−1,20−2が構成されている。
MOSトランジスタ20−1,20−2が形成されたSOI層13上には、これらを覆う1層目の層間絶縁膜30が形成されている。層間絶縁膜30には、これを上下に貫通する複数の接続孔(以下「Via」という。)31が形成され、更に、その層間絶縁膜30上に、Via31に接続された1層目の配線パタン32が形成されている。この配線パタン32は、例えば、層間絶縁膜30の全面に配線層を形成し、更に、この上にレジストパタンを形成した後、このレジストパタンをマスクにして、プラズマエッチングで配線層を切り離すことにより形成される。配線パタン32を含む層間絶縁膜30上には、これを覆う2層目の層間絶縁膜33が形成されている。この2層目の層間絶縁膜33には、1層目と同様に、複数のVia34が形成され、このVia34に接続された2層目の配線パタン35が層間絶縁膜33上に形成されている。
このような構成の半導体装置の製造工程では、プラズマエッチング、スパッタリング、プラズマCVD(化学気相成長)等のプラズマプロセスが使われている。このプラズマ中に、アンテナとなりうる配線パタン32,35やVia31,34が曝されると、支持基板11に接続(アース)されていないフローティング(Floating、浮遊)状態の配線パタン32,35やVia31,34では、プラズマがチャージアップして電荷が蓄積される。この電荷がMOSトランジスタ20−1,20−2のゲート電極24やソース領域21、ドレイン領域22に接続されていて、その電圧がMOSトランジスタ20−1,20−2の耐圧を超えると、ゲート酸化膜23に電流が流れて破壊されて、MOSトランジスタ20−1,20−2の破壊や性能が劣化してしまうという問題がある。
特に、SOI基板10を使った半導体装置の場合、MOSトランジスタ20−1,20−2を形成するSOI層13が、BOX層12によって支持基板11から完全に絶縁されているために、全ての配線パタン32,35がフローティング状態になっており、チャージアップの影響が顕著に現れる。
これを回避するために、例えば、図7(2)に示すように、特許文献1の図2に記載された半導体装置では、多数のMOSトランジスタ20−1,20−2,・・・に接続される配線パタン32,35,・・・又はVia31,34,・・・の形成の際に、これらの配線パタン32,35,・・・又はVia31,34,・・・の面積とMOSトランジスタ20−1,20−2,・・・のゲート面積との比が所定の値を超えた場合に、過剰な電荷を支持基板11に逃がすための保護用のNP接合ダイオード26を、所定の値を超えるMOSトランジスタ近傍のSOI層13内にそれぞれ設けている。各NP接合ダイオード26は、例えば、MOSトランジスタ20−1のゲート電極24に接続された配線パタン32と、支持基板11内に形成されたP+型コンタクト領域14との間に、Via31により接続されている。
図7(3)に示すように、例えば、プラズマプロセス中のプラズマにより、アンテナとなる配線パタン35に過剰な正(+)電荷が印加されると、この逆方向電圧によってNP接合ダイオード26が降伏(ブレークダウン)してオン状態になり、印加された正電荷がNP接合ダイオード26を通して支持基板11側へ放出される。これにより、MOSトランジスタ20−1のゲート電極24に過剰な正電荷が印加されないので、MOSトランジスタ20−1の破壊や劣化を防止できる。
従来の図7(2)のような半導体装置では、保護用のダイオード26を設けているので、例えば、プラズマプロセスにおいて、ダイオード26に対して順バイアスとなるような電圧が支持基板11の裏面に印加された場合、支持基板11の裏面→Via31→配線パタン32→Via31→ダイオード26→Via31→配線パタン32→Via31→MOSトランジスタ20−1のゲート電極24へ電流が流れ、耐圧を超えた場合にゲート酸化膜23が破壊され、半導体素子として機能しなくなるという課題があった。
以下、この課題を図8(1)、(2)を参照しつつ詳細に説明する。
図8(1)、(2)は、従来技術の課題を説明するための図である。この内、図8(1)は静電チャック(以下「ESCチャック」という。)による帯電状態を示すもので、(1a)はプラズマプロセスにおいて支持基板11を吸着して保持するための単極方式のESCチャック40の説明図、及び、(1b)はプラズマプロセスにおいて使用される双極方式のESCチャック41の説明図である。図8(2)は配線層のエッチング時の電位の変化を示すもので、(2a)は単極方式のESCチャック40を使用したときの配線層のエッチング中の電位の変化を説明する図、及び、(2b)は単極方式のESCチャック40を使用したときの配線層のエッチング直後(即ち、配線層がエッチングにより切り離されて配線パタンになった時)の電位の変化を説明する図である。
図8(1)において、プラズマプロセスで使用されるプラズマCVDやドライエッチング装置では、分割前のウェハ状態の支持基板11を支持する際に、単極方式のESCチャック40、或いは、双極方式のESCチャック41を使用している。ESCチャック40,41では高電圧800V〜2000Vを印加して静電気を発生し、ウェハ状態の支持基板11を静電気で吸着する。この際、支持基板11側にも静電気によって誘電帯電が生じる。単極方式のESCチャック40では、支持基板11の裏面に負(−)の帯電、この結果、表面が正(+)に帯電する。双極方式のESCチャック41では、正の高電圧800V〜2000Vが印加される正側チャック部41−1と、負の高電圧800V〜2000Vが印加される負側チャック部41−2とで構成されているので、正側チャック部41−1に接触する支持基板11の裏面部分が負の帯電、この結果、表面部分が正に帯電し、これに対し、負側チャック部41−2に接触する支持基板11の裏面部分が正の帯電、この結果、表面部分が負に帯電する。
次に、図8(2)において、例えば、単極方式のESCチャック40を使用したときの配線層36のエッチング時の電位変化を考察してみる。
(2a)の配線層36のエッチング中では、ESCチャック40によって生じた支持基板11の表面の正電荷は、順方向接続であるダイオード26を通り、これにVia31,34及び配線層36を介して接続された全てのMOSトランジスタ20−1,20−2,20−3,・・・の各ゲート電極24へ流れる。この配線層36のエッチング中では、印加された正電荷が、Via31,34で繋がる全ての配線層36に均等に分布し、1個当たりのMOSトランジスタ20−1,・・・に与える影響は小さい。
その後、(2b)のように配線層36の切り離しにより配線パタン32,35が形成されてエッチングが終了すると、支持基板11の表面の全正電荷は、数少ないダイオード26付きのMOSトランジスタ20−1のゲート電極24に流れ込み、このゲート酸化膜23→SOI層13のソース領域21又はドレイン領域22→他の回路へ、貫通電流が流れ、この貫通電流によりMOSトランジスタ20−1のゲート酸化膜23が破壊されてしまう。
これに対し、双極方式のESCチャック41を使用した場合は、負側チャック部41−2に接触する支持基板11の裏面部分では問題が生じないと思われるが、正側チャック部41−1に接触する支持基板11の裏面部分では、前記と同様の問題が生じる。
前記課題を解決するために、本発明の半導体装置では、支持基板上に絶縁膜を介してシリコン層が形成されたSOI基板における前記シリコン層に形成された拡散層、及びゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極を有する半導体素子(例えば、電界効果トランジスタ)と、前記シリコン層を覆う層間絶縁膜上に形成され、前記層間絶縁膜を貫通するViaによって前記電界効果トランジスタのゲート電極又は拡散層と接続された配線パタンと、前記ゲート電極又は前記拡散層が接続された前記配線パタンと前記支持基板との間に接続され、前記配線パタンを形成するプラズマプロセスにおいて前記ゲート電極に対して発生する電荷が所定値を超えたときに、前記電荷を前記支持基板側へ放出又は遮断する保護回路とを有している。
本発明の他の半導体装置では、支持基板上に絶縁膜を介してシリコン層が形成されたSOI基板における前記シリコン層に形成された拡散層、及びゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極を有する半導体素子(例えば、電界効果トランジスタ)と、前記シリコン層を覆う層間絶縁膜上に形成され、前記層間絶縁膜を貫通する第1のViaによって前記半導体素子のゲート電極又は拡散層と接続された配線パタンと、前記ゲート電極又は前記拡散層が接続された前記配線パタンと前記支持基板との間に接続され、前記配線パタンを形成するプラズマプロセスにおいて前記ゲート電極に対して発生する電荷が所定値を超えたときに、前記電荷を前記支持基板側へ放出する保護素子と、前記層間絶縁膜上に形成され、前記層間絶縁膜を貫通する第2のViaによって前記支持基板と接続されたダミー導電パタンとを有している。
請求項1〜4に係る発明によれば、保護回路を設けたので、プラズマプロセスにおいて、ESCチャック電圧等が支持基板の裏面に印加されても、この印加電圧のゲート電極方向への流入経路を遮断でき、又、過大なプラズマチャージ電圧が配線パタン等に印加されても、この印加電圧を支持基板側へ放出できる。これにより、支持基板裏面に印加された電圧と、プラズマチャージによる電圧の双方の効果によるゲート絶縁膜破壊を的確に防止することができる。
請求項5、6に係る発明によれば、ダミー導電パタンを設けたので、プラズマプロセスにおいて、支持基板裏面から保護素子に流入する電流を減少でき、ゲート絶縁膜破壊を防止することができる。
本発明の最良の実施形態における半導体装置では、SOI基板におけるSOI層に形成された拡散層、及びゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極を有するMOSトランジスタと、前記SOI層を覆う層間絶縁膜上に形成され、前記層間絶縁膜を貫通するViaによって前記MOSトランジスタのゲート電極又は拡散層と接続された配線パタンと、前記ゲート電極又は前記拡散層が接続された前記配線パタンと前記SOI層の支持基板との間に接続され、前記配線パタンを形成するプラズマプロセスにおいて前記ゲート電極に対して発生する電荷が所定値を超えたときに、前記電荷を前記支持基板側へ放出又は遮断する保護回路とを有している。前記保護回路は、例えば、前記所定値に対応するブレークダウン電圧値をそれぞれ有するPN接合ダイオード及びNP接合ダイオードの直列回路により構成されている。
(実施例1の構成)
図1(1)〜(4)は、本発明の実施例1を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図であり、同図(1)は模式的な縦断面図、同図(2)は上面から見た平面図、同図(3)は回路図、及び同図(4)は動作波形図である。
図1(1)、(2)に示す本実施例1の半導体装置は、例えば、2層配線構造をしており、SOI基板50上に、半導体素子(例えば、MOSトランジスタ)60と、これを保護する保護回路(例えば、NP接合ダイオード71及びPN接合ダイオード72の直列回路)とが形成されている。SOI基板50は、例えば、P型Siからなる支持基板51と、この上に形成された絶縁膜(例えば、SiO2からなるBOX層)52と、この上に形成されたSi層(例えば、P型SOI層)53とにより構成されている。支持基板51内には、P+型コンタクト領域51aが形成されている。なお、このコンタクト領域51aは、省略しても良い。SOI層53には、MOSトランジスタ60を構成する不純物拡散層(例えば、ソース領域61及びドレイン領域62)と、P型拡散領域及びN型拡散領域からなるPN接合ダイオード71と、N型拡散領域及びP型拡散領域からなるNP接合ダイオード72とが形成され、これらがSiO2等の素子分離層53により電気的に分離されている。ソース領域61及びドレイン領域62間上には、ゲート絶縁膜(例えば、ゲート酸化膜)63を介してゲート電極63が形成され、これらのソース領域61、ドレイン領域62及びゲート電極64により、MOSトランジスタ60が構成されている。
MOSトランジスタ60、PN接合ダイオード71、及びNP接合ダイオード72が形成されたSOI層53上には、これらを覆うSiO2等の1層目の層間絶縁膜80が形成されている。層間絶縁膜80には、これを上下に貫通する複数のVia81が形成され、更に、その層間絶縁膜80上に、Via81に接続されたメタル、ポリシリコン等の配線層からなる1層目の配線パタ82が形成されている。配線パタン82は、例えば、Via81を介してMOSトランジスタ60のゲート電極64とNP接合ダイオード72とを接続する配線部82a、Via81を介してPN接合ダイオード71とNP接合ダイオード72とを直列に接続する配線部82b、Via81を介してPN接合ダイオード71とコンタクト領域51aを接続する配線部82c、及び、配線部82dを有している。
配線パタン82を含む層間絶縁膜80上には、これを覆うSiO2等の2層目の層間絶縁膜83が形成されている。この層間絶縁膜83には、1層目と同様に、複数のVia84が形成され、このVia84に接続されたメタル、ポリシリコン等の配線層からなる2層目の配線パタン85が層間絶縁膜83上に形成されている。配線パタン85は、例えば、Via84を介して配線部82aと配線部82dに接続された配線部85a、Via84を介して配線部82dと配線部85aに接続された配線部85b、Via84を介して配線部82dに接続された配線部85c、及び、配線部85dを有している。
(実施例1の製造例)
本実施例1の半導体装置は、例えば、次の(1)〜(7)の製造工程により製造される。
(1)SOI基板50を用意する工程
分割前のウェハ状のSOI基板50を用意する。
(2) 半導体素子形成工程
ホトリソグラフィ技術より、SOI層53上にホトレジストを塗布し、これを露光及び現像してレジストパタンを形成する。レジストパタンをマスクにして、SOI層53における予めレイアウトされた箇所に、不純物イオンを打ち込み、PN接合ダイオード71及びNP接合ダイオード72を形成する。SOI層53上に酸化膜を形成し、更にこの上に、ポリシリコン等の電極層を形成した後、ホトリソグラフィ技術により、その電極層上にレジストパタンを形成し、このレジストパタンをマスクにして、電極層及び酸化膜をエッチングし、ソース領域61及びドレイン領域62間上に、ゲート酸化膜63及びゲート電極64を選択的に形成する。ゲート電極64等をマスクにして不純物イオンをSOI層53に打ち込み、ソース領域61及びドレイン領域62を形成する。これにより、ソース領域61、ドレイン領域62、ゲート酸化膜63、及びゲート電極64からなるMOSトランジスタ60が形成される。各ソース領域61、ドレイン領域62、PN接合ダイオード71、及びNP接合ダイオード72の間は、任意の工程で形成されたSiO2等の素子分離層53により電気的に分離される。
(3) 1層目層間絶縁膜形成工程
MOSトランジスタ60、PN接合ダイオード71、及びNP接合ダイオード72が形成されたSOI層53上に、プラズマCVDにより、SiO2等の1層目の層間絶縁膜80を形成する。
(4) 1層目配線パタン形成工程
ホトリソグラフィ技術により、層間絶縁膜80上にレジストパタンを形成し、このレジストパタンをマスクにして、プラズマエッチングにより、Via81用の複数の開口部を形成する。この複数の開口部の内の支持基板51に達する開口部から、P+型不純物イオンを打ち込み、支持基板51内にコンタクト領域51aを形成する。
プラズマスパッタリングにより全面にメタル、又はCVDによりポリシリコン等の配線層を形成する(配線層形成工程)。この際、配線層が複数の開口部に充填され、Via81が形成される。次のプラズマエッチング工程では、ホトリソグラフィ技術により、配線層上にレジストパタンを選択的に形成し(レジストパタン形成工程)、このレジストパタンをマスクにしてプラズマエッチングにより配線層を分離して1層目の配線パタン82を形成した後(配線パタン形成工程)、オーバエッチングにより残渣を除去する(残渣除去工程)。その後、アッシング装置により、酸素(02)アッシングして不要なレジストパタンを除去する(アッシング工程)。
(5) 2層目層間絶縁膜形成工程
1層目の配線パタン82が形成された1層目の層間絶縁膜80上に、プラズマCVDにより、SiO2等の2層目の層間絶縁膜83を形成する。
(6) 2層目配線パタン形成工程
1層目配線パタン形成工程と同様に、2層目の層間絶縁膜83にVia84用の複数の開口部を形成し、全面にメタル、ポリシリコン等の配線層を形成し、プラズマエッチングによりその配線層を分離して2層目の配線パタン85を形成し(配線パタン形成工程)、オーバエッチングにより残渣を除去した後(残渣除去工程)、O2アッシングにより不要なレジストパタンを除去する(アッシング工程)。
(7) 最終工程
2層目の配線パタン85をSiO2等の保護膜で覆う等して、製造工程を終了する。
このような製造工程において、配線パタン82,85を形成するための残渣除去工程、及びアッシング工程では、配線パタン82,85がアンテナとして働いてプラズマプロセス中に電荷を集め、この電荷がMOSトランジスタ60のゲート酸化膜63を破壊(PID)する虞がある。そこで、過剰な電荷がゲート酸化膜63に加わらないように、次の(a)、(b)のような方法で、配線のアンテナ比を制限するレイアウト設計を実施している。
(a) 1層目の配線パタン82のアンテナ比A1の計算
MOSトランジスタ60のゲート酸化膜63の面積をG1とする。1層目の配線パタン82の配線層をエッチング・アッシングする際に、MOSトランジスタ60に接続されるアンテナ(配線)面積M1は、
アンテナ面積M1=配線部(82a+82b+82c)
(但し、配線部82dは含まれない。)
アンテナ比A1=アンテナ面積M1/ゲート面積G1=(82a+82b+82c)/G1
(b) 2層目の配線パタン85のアンテナ比A1の計算
アンテナ面積M2=配線部(85a+85b+85c)
(但し、配線部85dは含まれない。)
アンテナ比A2=アンテナ面積M2/ゲート面積G2=(85a+85b+85c)/G2
アンテナ比A1,A2の制限値は、ゲート酸化膜63の膜厚や耐圧等によって異なるが、例えば、一般的な180nmLogicデバイスでは、アンテナ比400程度を超える場合に、この超えた箇所のMOSトランジスタ60に、PN接合ダイオード71及びNP接合ダイオード72からなる保護回路を付加している。接続状態としては、
MOSトランジスタ60のゲート電極64→配線部82a→NP接合ダイオード72→配線部82b→PN接合ダイオード71→配線部82c→支持基板51
とする、極性の異なる2つのダイオード71,72を直列に接続している。
(実施例1の動作)
本実施例1の半導体装置では、配線のレイアウトをするに当たって予めMOSトランジスタ60に接続される配線パタン82,85の総面積とトランジスタゲート面積の比を計算し、アンテナ比A1,A2が所定の値を超えた場合に、ダイオード71,72からなる保護回路を付加している。これにより、図1(3)、(4)に示すように、ESCチャック40によって支持基板51の裏面に印加された電圧が、ダイオード71の耐圧1以下であれば、このダイオード71が逆バイアスのためにオフ状態となり、MOSトランジスタ60のゲート電極64へ電流が流れず、ゲート酸化膜63を破壊することはない。又、プラズマチャージによって配線パタン85に印加された電圧が、ダイオード72の耐圧2以上になると、このダイオード72がブレークダウンする。これにより、
配線パタン85→Via84→配線部82a→ダイオード72→配線部82b→ダイオード71→配線部82c→コンタクト領域51a→支持基板51へ電流が流れ、
MOSトランジスタ60のゲート酸化膜63を破壊することがない。
(実施例1の効果)
本実施例1では、ダイオード71の耐圧1をESCチャック電圧より充分に高く(例えば,−2000V)、ダイオード72の耐圧2を回路(例えば、MOSトランジスタ60)の動作電圧より高く(例えば、5V)、且つプラズマチャージ電圧より低く(例えば、12V)設定することで、支持基板51の裏面に印加された電圧と、プラズマチャージによる電圧の双方の効果によるゲート酸化膜63の破壊を防止することができる。
図2(1)、(2)は、本発明の実施例2を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図であり、同図(1)は模式的な縦断面図、及び同図(2)は回路図である。この図2では、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の半導体装置は、実施例1と同様に、例えば、2層配線構造をしているが、実施例1のPN接合ダイオード71及びNP接合ダイオード72に代えて、NPN接合素子70を設けた点のみが異なる。
本実施例2の半導体装置の製造では、実施例1と同様に、レイアウトをするに当たって予めMOSトランジスタ60に接続される配線パタン82,85の総面積とトランジスタゲート面積の比を計算し、アンテナ比A1,A2が所定の値を超えた場合にNPN接合素子70を付加している。これにより、実施例1とほぼ同様の作用、効果が得られる。特に、本実施例2では、実施例1のPN接合ダイオード71及びNP接合ダイオード72に代えて、NPN接合素子70を設けているので、実施例1よりも小さい占有面積で実現することが可能である。なお、NPN接合素子70に代えて、PNP接合素子を用いても、ほぼ同様の効果が得られる。
図3(1)、(2)は、本発明の実施例3を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図であり、同図(1)は模式的な縦断面図、及び同図(2)は回路図である。この図3では、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3の半導体装置は、実施例1と同様に、例えば、2層配線構造をしているが、実施例1の支持基板51側のPN接合ダイオード71に代えて、SOI基板50Aに縦構造のPN接合ダイオード71Aを設けた点のみが異なる。縦構造のPN接合ダイオード71Aは、例えば、N型Si基板で形成された支持基板51Aを用い、この一部にP型拡散層54が形成され、このP型拡散層54とN型Si基板とで構成されている。そして、このPN接合ダイオード71AがVia81及び配線部82bを介してNP接合ダイオード72に直列に接続されている。
本実施例2の半導体装置では、実施例1とほぼ同様の作用、効果が得られる。特に、本実施例3では、支持基板51A側のPN接合ダイオード71Aを縦構造にしているので、実施例1よりも小さい占有面積で実現することが可能である。なお、MOSトランジスタ60側にPN接合ダイオードを設け、支持基板51A側に縦構造のNP接合ダイオードを設けても、ほぼ同様の効果が期待できる。
図4(1)〜(3)は、本発明の実施例4を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図であり、同図(1)は模式的な縦断面図、同図(2)は上面から見た平面図、及び同図(3)は回路図である。この図4では、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例4の半導体装置は、例えば、3層配線構造をしているが、実施例1の保護素子(例えば、PN接合ダイオード)71に代えて、回路とは関係がないダミー導電パタン91〜97を各配線層に設け、これらのダミー導電パタン91〜97をVia81,84,87を介して支持基板51に接続している点のみが異なる。
即ち、配線のレイアウトをするに当たって予めMOSトランジスタ60に接続される配線パタン82,85,88の総面積とトランジスタゲート面積の比を計算し、アンテナ比が所定の値を超えた場合に、この超えたMOSトランジスタ60が形成されているSOI層53の近傍に保護素子(例えば、NP接合ダイオード)72を設けている。この上を覆う1層目の層間絶縁膜80中には、複数のVia81が形成されている。層間絶縁膜80上には、配線部82a〜82cを有する1層目の配線パタン82が形成され、更に、空きスペースに、回路とは関係がない複数の四角ドット形の導電パタンからなる1層目のダミー導電パタン91が形成されている。
配線パタン82は、Via81を介してMOSトランジスタ60及びNP接合ダイオード72に接続されている。例えば、MOSトランジスタ60のゲート電極64は、Via81、配線部82a、Via81、NP接合ダイオード72、Via81、配線部82b、及び、Via81を介して支持基板51に接続されている。Via81と支持基板51とは、直接に接続されるか、又は、図示しない支持基板51内のコンタクト領域を介して接続されている。1層目のダミー導電パタン91は、複数のVia81を介して支持基板51に接続されている。
配線パタン82及びダミー導電パタン91は、2層目の層間絶縁膜83により覆われ、この層間絶縁膜83に複数のVia84が形成されている。層間絶縁膜83上には、配線部85a,85bを有する2層目の配線パタン85が形成され、更に、空きスペースに、回路とは関係がない複数の四角ドット形の導電パタンからなる2層目のダミー導電パタン92が形成されている。2層目の配線パタン85は、複数のVia84を介して1層目の配線パタン82と接続され、更に、2層目のダミー導電パタン92が、複数のVia84を介して1層目のダミー導電パタン91に接続されている。
同様に、配線パタン85及びダミー導電パタン92は、3層目の層間絶縁膜86により覆われ、この層間絶縁膜86に複数のVia87が形成されている。層間絶縁膜86上には、配線部88a〜88eを有する3層目の配線パタン88が形成され、更に、空きスペースに、回路とは関係がない複数の四角ドット形の導電パタンからなる3層目のダミー導電パタン93〜97が形成されている。3層目の配線パタン88は、複数のVia87を介して2層目の配線パタン85に接続され、更に、3層目のダミー導電パタン93〜97が、複数のVia87を介して2層目のダミー導電パタン92に接続されている。
本実施例4では、回路とは関係が無いダミー導電パタン91〜97を各配線層に設け、このダミー導電パタン91〜97を各層のVia81,84,87を介して支持基板51に接続しているので、支持基板51の裏面からNP接合ダイオード72へ流入する電流を減らすことができる。NP接合ダイオード1個当たりにn個のダミー導電パタン91,・・・を設けると、支持基板51の裏面の電荷が分配される。例えば、ダミー導電パタン91,・・・の面積を1とし、NP接合ダイオード72に接続された配線面積をk倍とすると、配線エッチング工程における支持基板51の裏面電荷によりNP接合ダイオード72へ流れる電流は、k/n+kに減少し、Viaエッチング工程における支持基板51の裏面電荷によりNP接合ダイオード72へ流れる電流は、1/n+1に減少する。
このように複数のダミー導電パタン91,・・・を支持基板51まで直列に接続することで、各配線層、各Via層のエッチング工程、層間絶縁膜CVD工程のプラズマチャージやESCチャック40等における支持基板51の裏面電荷流入の影響を低減することができる。
ダミー導電パタン91,・・・の最適な個数nは、使用する製造装置や製造条件等によって異なるが、本発明者の実験では、1mm2当たり1000個程度のダミー導電パタン91,・・・を配置し、充分な防止効果が得られた。
図5(1)〜(3)は、本発明の実施例5を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図であり、同図(1)は模式的な縦断面図、同図(2)は上面から見た平面図、及び同図(3)は回路図である。この図5では、実施例4を示す図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例5の半導体装置は、実施例4と同様に、例えば3層配線構造をしているが、実施例4の四角ドット形のダミー導電パタン93〜97に代えて、複数の平板形のダミー導電パタン91A〜95Aを各配線層に設けている点のみが異なる。なお、図5(1)では、複数の平板形のダミー導電パタン91A〜95Aが、各層のVia81,84,87を介して、支持基板51内のN型コンタクト領域51bに接続されているが、このコンタクト領域51bは省略しても良い。
このような平板形のダミー導電パタン91A〜95Aを設けることで、NP接合ダイオード72に繋がる配線パタン面積S1とダミー導電パタン面積S2との比kと、Via本数比nを任意に適正な値に調整することができる。これにより、配線エッチング工程における支持基板51の裏面電荷によりNP接合ダイオード72へ流れる電流は、S1/(S1+S2)に減少し、Viaエッチング工程における支持基板51の裏面電荷によりNP接合ダイオード72へ流れる電流は、1/n+1に減少する。
図6(1)〜(3)は、本発明の実施例6を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図であり、同図(1)は上面から見た模式的な要部の平面図、同図(2)は同図(1)のI1−I2線断面図、及び同図(3)は回路図である。この図6では、実施例4を示す図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例6の半導体装置は、実施例4と同様に、例えば3層配線構造をしているが、実施例4の四角ドット形のダミー導電パタン93〜97に代えて、各配線層におけるデバイス部100の外周を囲むようにライン形のダミー導電パタン101〜103を設けている点のみが異なる。各配線層におけるライン形のダミー導電パタン101〜103は、各層のVia81,84,87(n本)を介して、支持基板51に接続されている。
各配線層におけるデバイス部100の総面積をS1とし、各配線層におけるダミー導電パタン101〜103からなるアンテナパタン面積をS2とすると、実施例5と同様に、配線エッチング工程における支持基板51の裏面電荷によりNP接合ダイオード72へ流れる電流は、S1/(S1+S2)に減少し、Viaエッチング工程における支持基板51の裏面電荷によりNP接合ダイオード72へ流れる電流は、1/n+1に減少する。
このように、ライン形のダミー導電パタン101〜103を用いても、実施例5とほぼ同様の作用、効果が得られる。特に、ライン形のダミー導電パタン101〜103によってデバイス部100の外周を囲むことで、表面・裏面電荷の分布を均一にし、ダミー効果を最大限に得ることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例1〜6に限定されず、半導体素子はMOSトランジスタ以外の他のトランジスタ等でも良く、更に、半導体装置の配線層の数、断面構造、上から見た平面構造、構成材料、製造方法等について、図示以外の種々の変形が可能である。
本発明の実施例1を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図である。 本発明の実施例2を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図である。 本発明の実施例3を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図である。 本発明の実施例4を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図である。 本発明の実施例5を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図である。 本発明の実施例6を示すSOI基板を用いた半導体装置の概略の構成図である。 従来のSOI基板を用いた半導体装置を示す概略の構成図である。 従来技術の課題を説明するための図である。
符号の説明
50,50A SOI基板
51,51A 支持基板
52 BOX層
53 SOI層
60 MOSトランジスタ
70 NPN接合素子
71,71A,72 ダイオード
80,83,86 層間絶縁膜
81,84,87 Via
82,85,88 配線パタン
91〜97,91A〜95A,101〜103 ダミー導電パタン

Claims (7)

  1. 支持基板上に絶縁膜を介してシリコン層が形成されたSOI基板における前記シリコン層に形成された拡散層、及びゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極を有する半導体素子と、
    前記シリコン層を覆う層間絶縁膜上に形成され、前記層間絶縁膜を貫通する接続孔によって前記半導体素子の前記ゲート電極又は前記拡散層と接続された配線パタンと、
    前記ゲート電極又は前記拡散層が接続された前記配線パタンと前記支持基板との間に接続され、前記配線パタンを形成するプラズマプロセスにおいて前記ゲート電極に対して発生する電荷が所定値を超えたときに、前記電荷を前記支持基板側へ放出又は遮断する保護回路と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記保護回路は、前記所定値に対応する降伏電圧値をそれぞれ有するPN接合ダイオード及びNP接合ダイオードの直列回路により構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記保護回路は、前記所定値に対応する降伏電圧値を有するPNP接合素子又はNPN接合素子により構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記PN接合ダイオード、及び前記NP接合ダイオードのいずれか一方のダイオードは、前記シリコン層内に形成され、
    前記いずれか他方のダイオードは、前記支持基板からなる第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板内に形成され、前記第1導電型とは逆極性の第2導電型の不純物拡散層とにより、構成されていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  5. 支持基板上に絶縁膜を介してシリコン層が形成されたSOI基板における前記シリコン層に形成された拡散層、及びゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極を有する半導体素子と、
    前記シリコン層を覆う層間絶縁膜上に形成され、前記層間絶縁膜を貫通する第1の接続孔によって前記半導体素子の前記ゲート電極又は前記拡散層と接続された配線パタンと、
    前記ゲート電極又は前記拡散層が接続された前記配線パタンと前記支持基板との間に接続され、前記配線パタンを形成するプラズマプロセスにおいて前記ゲート電極に対して発生する電荷が所定値を超えたときに、前記電荷を前記支持基板側へ放出する保護素子と、
    前記層間絶縁膜上に形成され、前記層間絶縁膜を貫通する第2の接続孔によって前記支持基板と接続されたダミー導電パタンと、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  6. 前記ダミー導電パタンは、複数のドット形導電パタン、平板形導電パタン、或いは、ライン形導電パタンの内のいずれか1つのパタンにより、又はそのパタンの組み合わせにより構成されていることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記半導体素子は、電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
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