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JP2006285785A - タッチパネル装置 - Google Patents

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JP2006285785A
JP2006285785A JP2005106774A JP2005106774A JP2006285785A JP 2006285785 A JP2006285785 A JP 2006285785A JP 2005106774 A JP2005106774 A JP 2005106774A JP 2005106774 A JP2005106774 A JP 2005106774A JP 2006285785 A JP2006285785 A JP 2006285785A
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健太郎 古賀
Masahiko Shiotani
晶彦 塩谷
Shigefumi Kirino
成史 桐野
Kuniaki Kashiwagi
邦亮 柏木
Toshio Kitahara
俊夫 北原
Hiroshi Majima
宏 間嶋
Hiroaki Sano
裕明 佐野
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Denso Ten Ltd
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Abstract


【課題】 本発明は、液晶パネル(ディスプレイ)上に表示されたボタン(スイッチ)の操作状況を操作者が容易に且つ明確に認識することができるタッチパネル装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明のタッチパネル装置1は、液晶分子2aを二枚のガラス板2b,2cで挟み、複数の画素により形成されるオブジェクトPを画面上に表示する液晶パネル2と、液晶パネル2前面に配され、オブジェクトPの表示領域に対応可能に区分けされたセル3a,3b,3c,3d・・・を有するパネルシート3と、オブジェクトPの表示領域に対応するセル3a,3b,3c,3d・・・を選定し、これらのセル3a,3b,3c,3d・・・の移動指示を発する制御部4と、制御部4からの移動指示を受け、セル3a,3b,3c,3d・・・をパネルシート3の前面方向に移動させる移動部5とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タッチパネル装置に関する技術である。
従来より、各種の機器の操作手段としてタッチパネルスイッチが用いられている。タッチパネルスイッチは、液晶やCRTによるディスプレイ上にスイッチボタンが表示され、この表示部分に透明なスイッチを配置することにより構成されているものが多い(特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。この透明なスイッチの部分を触れることにより各種機器を操作することができる。
このようなタッチパネルスイッチは、液晶やCRTの画面に、スイッチに割り当てられている機能の内容を表示している。そのため、スイッチに割り当てられている機能を変更する場合や、スイッチの個数や大きさを変更する場合においては、画面上の表示を変更するだけでよいため、スイッチのレイアウトの自由度がアップするという効果を得ることができる。
特開平11−09355号公報 特開平11−109355号公報 特開平11−352489号公報
ところが、タッチパネルスイッチの操作は、平滑なディスプレイに表示された所定の領域内に指等を接触させるだけでスイッチを操作したこととなってしまうため、通常の押下型のスイッチ(釦)のように指先の感覚でスイッチ(釦)が押下されたのか否か判断することができなかった。
さらに、ディスプレイ上を触れるだけでスイッチ(釦)が押下されたことになってしまうので、操作しようとしていたスイッチではなくその隣のスイッチに誤って触れてしまったことに気付かないという虞もあった。
そこで、本発明は、ディスプレイ上に表示されたボタン(スイッチ)の操作状況を操作者が容易に且つ明確に認識することができるタッチパネル装置を提供することを課題とする。
本発明は上記事項に鑑みてなされたものであり、すなわち本発明は、操作者がタッチすることによって入力操作を行うタッチパネル装置において、タッチパネルの表面形状を部分的に変化させる駆動装置と、駆動装置を制御する制御部(制御手段)を備えることを特徴とする。
また、本発明は表示部を備え、制御部は表示部の表示内容に応じてタッチパネルの表面形状を部分的に変化させるように駆動装置を制御することを特徴とする。
例えば、本発明のタッチパネル装置は、オブジェクトを画面上に表示する液晶パネルと、液晶パネル前面に配され、オブジェクトの表示領域に対応可能に区分け(分割)されたセルを有するパネルシートと、オブジェクトの表示領域に対応するセルを選定し、当該セルの移動指示を発する制御手段と、移動指示を受け、セルを前記パネルシートの前後方向
に移動させる移動手段とを備える構成とすることができる。尚、移動手段は、液晶パネル上に複数の画素で形成されたオブジェクト毎に設けられても、1画素毎に設けられてもよい。
このような構成により、液晶パネルに表示されたオブジェクトに対応したパネルシートのセルをパネルシートからせり上げたり、へこませたりすることができる。これにより、液晶パネルに表示されたオブジェクトを立体的に表示し、表示画面に変化をつけることができる。
また、物理的にパネル形状を変化させているので、パネルを見ないで操作を行う場合でもどこを押せばよいかわかり、特に車載用途に好適である(運転中に画面を見られないため)。
また、本発明は、表示されるボタンの一に応じてタッチパネルの表面形状を部分的に変化させることを特徴とする。例えば、パネルシートが前面と背面とに電極を有し、このパネルシートの、液晶パネル上に表示されたオブジェクトに対応するセルは、制御手段に操作指示を発する操作ボタンとし、この操作ボタンの領域のセルの形状を変化させる。尚、タッチパネルの表面形状を部分的に変化させる領域は、任意に設定可能としてもよいし、或いは、表面形状を部分的に変化させる領域をパターン化しておき、そのパターンに則って変化させてもよい。
つまり、本発明によれば、液晶のタッチパネルに押下型のボタンを摸した操作手段を設けることができる。そして、本発明に係るセルを押下型のボタンのように操作することで液晶パネル上に表示された操作オブジェクトの操作を行うことができる。
さらに、本発明に係る制御手段は、操作ボタンからの操作指示が正常になされないと判断したとき、操作ボタンに対応するセルを再度パネルシートの前面に移動させる処理を実行する。つまり、本発明に係る制御手段は、操作ボタンに対応するセルが正常に押下されず、操作信号が正常に発されなかったことを受けて、そのままセルを元の位置に移動させるのではなく移動後の位置へ再度復帰させる。
これにより、操作者は、操作したはずの操作ボタン(つまりセル)が、パネルシートの前面に迫りだしていることから操作ボタンが正常に操作されていないことを視覚的及び感覚的に認識することができる。
また、本発明のタッチパネル装置は、前記パネルシートが弾力性を有する部材で形成されており、押圧すると変形し、押圧をやめると元の形状に復帰することを特徴とすると好ましい。
そのため、パネルシートのセルを押圧すると押下型のボタンを操作している感覚を得ることができる。つまり、本発明によれば押下型のボタンを操作するように液晶のタッチパネルを操作することができるため、操作者は操作が正確になされたか否かを認識し易くなる。
さらに、本発明に係る制御手段は、操作ボタンからの操作指示が正常になされると、液晶パネル上に新しいオブジェクトを表示する処理と、この新しいオブジェクトに対応するセルを移動させる指示を出す処理とを実行する構成としてもよい。
これは、例えば、タッチパネルの液晶パネル上に操作ボタンのオブジェクトが表示され、段階的に操作を行う場合に良好に適用することができる。つまり、制御手段は、第一段
階の操作を行うための操作ボタンのオブジェクトに対応するセルをパネルシート前面から迫りだすように移動させ、このセルが正常に押下され正常な操作信号を発したと判断すると、第二段階の操作を行うための操作ボタンのオブジェクトを液晶パネルに表示する処理を実行するということである。
このような構成により、本発明によれば、オブジェクトの連続的な表示にも対応させてセル(パネルシート)の移動を行うことができるため、操作性が向上し、且つ操作内容にバリエーションを持たせることが可能となる。
また、本発明のタッチパネル装置は、上記したセルが一つ一つが隔壁により区切られ、その内部に空間を有し、その内部の空間には流体が充填されているものとすることができる。このセルの内部空間に充填する流体は気体が好ましい。セルの内部に気体(流体)を充填することにより、押下型のボタンのように、ボタンの押圧をやめるとボタンが元の位置に戻るというような操作感覚を操作者に与えることができる。
また、本発明のタッチパネル装置は、上記した移動手段の構成を、一対の磁石と、液晶パネルの前面に配される偏光板としてもよい。そして、本発明に係る移動手段は、液晶パネル上に表示されたオブジェクトの画素毎に独立しており、磁石はこの液晶パネルと偏光板との間に介在した構成とすることができる。つまり、本発明の移動手段は、磁力によって液晶自体を移動させることができ、それに伴い複数の画素で形成されたオブジェクトに対応するセルも移動することができる。
例えば、液晶パネル上に操作ボタンが表示されているとすると、この操作ボタンを形成している画素が独立しているということになる。これにより、操作ボタンに対応するセルを画素単位で移動させることができる。因みに、このような構成は、液晶パネル上に表示されるオブジェクトの位置が固定されている場合に好適に用いることができる。
また、前記一対の磁石の極は、隣り合うオブジェクトの磁石の極を異なる極に配した構成としてもよい。尚、この磁石は厚さ2〜3mmのものが好適である。このように隣り合うオブジェクトの磁石の磁極同士を異種とすることにより画素同士が並んでくっついた構成となる。
その他にも、液晶パネルの前面に迫り出される液晶(画素)と、迫り出されない液晶(画素)とが隣り合っている場合、迫り出される液晶の液晶パネル前面側に配された磁石の磁極を0とする構成とすることもできる。この場合、磁極が0の磁石と対になった磁石の磁極は、画素を迫り出した時とは反対の磁極を発生させる。これにより一対の磁石同士が反発しあい、液晶パネル前面に配された磁石が迫り出し、結果的にパネルシートのセルも迫り出した状態となる。
また、前記液晶パネルの背面側に位置する磁石の背面側には、偏光板が配しておくとよい。この偏光板がストッパーとなって、磁石が反発した際に表示面と反対方向に磁石(液晶(画素))が移動するのを防ぐことができる。
さらに、本実施形態に係る制御手段は、移動したセルの画素に対応する磁石と、移動しなかったセルの画素に対応する磁石とに大きさの異なる異種の極を発生させてもよい。例えば、液晶パネル上から操作ボタンのオブジェクトが消え、それに伴い液晶パネル前面に迫り出していた画素(液晶)が元の位置に戻る場合、操作ボタンのオブジェクトに利用された画素と利用されなかった画素の境界面で、迫り上がっている液晶側に配された磁石には弱めの磁極を、せりあがっていない液晶側に配された磁石には強めの磁極を発生させるようにしてもよい。尚、この場合互いの磁極は異種の極とする。これにより、迫り上がっ
た画素(液晶)が元の平面に戻る。そして、その後、弱めの磁極を発生させた、迫り上がった液晶側に配された磁石に強めの磁極を発生させ画素同士の結合を高め固定する。
その他の構成として、操作ボタンが操作されることにより液晶パネル上に表示されたオブジェクトを形成する画素が迫り上がった状態から元の位置に戻るときには、操作ボタンのオブジェクトに利用された画素と利用されなかった画素との境界面において、せりあがっている液晶(画素)側に配された磁石と、せりあがっていない液晶(画素)側に配された磁石の磁極を0にするという構成も考えられる。尚、前記双方の磁石の対となる反対側の磁石の磁極に弱めの異種の極を発生させて、画素(液晶)を平面の位置に戻す。そして、画素(液晶)が平面の位置に戻った後、画素側と反対側の両方に強めの異種の極を発生させて、画素同士を固定させる。
尚、移動手段が磁石である場合、パネルシートは透明(半透明)又は透明でない部材の何れであってもよい。加えて、移動手段が磁石である場合は、移動可能なセルの位置に対応するオブジェクトの位置(範囲)を固定しておくと好ましい。このような構成とすることにより、液晶パネルに表示されるそのほかのオブジェクトの表示を妨げることを防ぐことが可能となる。
また、本発明に係る磁石は、パネルシートに形成されたセルの外側面に沿って設けられた構成としてもよい。つまり、パネルシートの背面側に磁石を別体として設けるのではなく、隣り合うセルが接する面にのみ磁石を配置させた構成とすることができる。このような構成によれば、パネルシーを透明(半透明)にすることができ、液晶パネルに表示されたオブジェクトの表示を妨げることなくパネルシートの上からでもオブジェクトを視認することが可能となる。
また、前記移動手段は、液晶パネルとパネルシートとの間に介在し、液晶パネル上に表示されたオブジェクトのセル毎に配されたヒーターであり、セル内部の流体を加熱し、このセルを膨張させるという構成とすることもできる。
セル内部の流体(好ましくは気体)をヒーターによって加熱することにより、セルが膨張し、内部の空気が膨張する。これにより、脹らんだセルは、操作者が指で押下すると凹み、指を離すと元に戻るというように押下型のボタンのような感覚を操作者に与えることができる。
また、本発明によれば、セルが弾性を有しているので、指先からの感覚で操作ボタンを操作したか否かを認識することができる。従来のタッチパネルの操作のように、操作ボタンを正常に操作したか否かを認識出来なかったり、誤って隣の操作ボタンのオブジェクトに触れてしまい意に反した操作内容が実行されたりすることを極力防ぐことができる。
また、前記移動手段は、液晶パネルの背面に配されたアクチュエータであり、このアクチュエータは、液晶パネル上に表示されたオブジェクトに対応するセル毎に設けた構成としてもよい。
加えて、前記移動手段がヒーター及びアクチュエータである場合、パネルシートは透明又は半透明の部材であると好ましい。パネルシートが透明又は半透明の部材で形成されていることにより、パネルシートの背面側に位置する液晶パネルに表示されたオブジェクトがパネルシートを透過することができ、パネルシートの上からでも液晶パネルに表示されたオブジェクトを視認することが可能となる。
本発明によれば、ディスプレイ上に表示されたボタン(スイッチ)の操作状況を操作者が容易に且つ明確に認識することができるタッチパネル装置を提供することが可能となる。
以下、本実施形態のタッチパネル装置について図面を参照し詳説する。尚、本実施形態のタッチパネル装置は、車輌に搭載するカーナビゲーション装置やオーディオ装置に適用するものとして説明するが、本発明のタッチパネル装置はこれらへの適用のみに限られるものではない。加えて、以下の実施形態では、表示デバイス(表示装置)を液晶ディスプレイとして説明するが、表示デバイスは特にこれに限られるものではない。他に、プラズマディスプレイ,有機EL,FED等のフラットパネル又はCRT(Cathode-Ray tube)のような厚みのある表示デバイスにも本発明のタッチパネル装置を良好に適用することができる。尚、本実施形態のタッチパネル装置は、上述したようなディスプレイ有さない単体の入力装置(ボタンやタッチ式入力装置等)として適用することも可能である。
<第一の実施の形態>
(タッチパネル装置の構成)
図1に示すように、本実施形態のタッチパネル装置1は、液晶分子2aを二枚のガラス板2b,2cで挟み、複数の画素により形成されるオブジェクトPを画面上に表示する液晶パネル2と、液晶パネル2前面に配され、オブジェクトPの表示領域に対応可能に区分け(分割)されたセル3a,3b,3c,3d・・・を有するパネルシート3と、オブジェクトPの表示領域に対応するセル3a,3b,3c,3d・・・を選定し、これらのセル3a,3b,3c,3d・・・の移動指示を発する制御部(制御手段)4と、制御部4からの移動指示を受け、セル3a,3b,3c,3d・・・をパネルシート3の前面方向に移動させる移動部(移動手段)5とを備えた構成をなしている。
また、本実施形態に係るパネルシート3は、その前面と背面とに電極を有している。そして、本実施形態では、このパネルシート3の、液晶パネル2上に表示されたメニュー項目等を示すオブジェクトPに対応するセル3a,3b,3c,3d・・・を、制御部4に操作指示を発する操作ボタンであるとする。つまり、液晶パネル2とパネルシート3と制御部4とによりタッチパネルを構成している。
また、パネルシート3は、弾力性を有する部材で形成されている。そのため、パネルシート3の各セル3a,3b,3c,3d・・・を操作者が指で押圧すると凹み、押圧をやめると元の形状に復帰する。これにより、パネルシート3の各セル3a,3b,3c,3d・・・を押圧すると、恰も押下型のボタンを操作しているような感覚を得ることができる。
また、本実施形態に係る移動部5は、一対の磁石5a,5bと、液晶パネル2の前面に配される第一偏光板5cとを有している。尚、この磁石は厚さ2〜3mmのものが好適である。
また、この一対の磁石5a,5bは、パネルシート3のセル3a,3b・・・の外側面に設けられ、液晶パネル2と第一偏光板5cとの間に介在している。尚、一対の磁石5a,5bは、一方の磁石5aが液晶パネル2の前面側に位置し他方の磁石5bが液晶パネル2の背面側に位置している。
また、本実施形態の移動部5は液晶パネル2上に表示されたオブジェクトPを形成する画素毎に独立していることとする。つまり、液晶パネル2全体は、図2に示すように、これらの独立した画素が互いに隣り合うセル3a,3bの外側面に設けられた磁石5a,5
b,105a,105bによって繋がった状態となっている。
これにより、本実施形態の移動部5は、パネルシート3の上から液晶パネル2上に表示されたオブジェクトを視認することができると共に磁力によって液晶パネル2を画素単位で移動させることができる。さらに、それに伴い複数の画素で形成されたオブジェクトPに対応するセル3a,3b,3c,3d・・・を平面に形成されたパネルシート3の前面(液晶パネル2の前面)側に迫り出すように移動させることができる。
また、本実施形態に係る液晶パネル2の背面側に位置する磁石5bの背面側には、第二偏光板6が配されている。この第二偏光板6は、磁石5a,5bが反発した際に、表示面(液晶パネル2前面方向)と反対方向に磁石5a,5b(独立した画素)が移動するのを防ぐストッパーの役目を果たす。
このように、本実施形態によれば、液晶のタッチパネルに押下型のボタンを摸したパネルシート3(セル3a,3b,3c,3d・・・)を設けることができる。そして、これらのセル3a,3b,3c,3d・・・を押下型のボタンのように操作することで液晶パネル2上に表示されたメニュー項目(オブジェクト)の操作を行うことができる。
これにより、操作者は、操作したはずの操作ボタン(つまりセル)が、パネルシートの前面に迫りだしていることから操作ボタンが正常に操作されていないことを視覚的及び感覚的に認識することができる。
さらに、制御部4は、カーナビゲーション装置又はオーディオ装置に設けられ、装置全体の制御を司るコントローラとすることができる。制御部4は、セル(操作ボタン)3a,3b,3c,3d・・・の操作状態を判断し、次に行うべき適宜の処理を実行する。尚、処理の内容については後述する。
以上が本実施形態のタッチパネル装置1の構成である。このような液晶パネル2,パネルシート3,制御部4,移動部5の構成により、液晶パネル2に表示されたオブジェクトに対応したセル3a,3b,3c,3d・・・をパネルシート3前面から迫り上げたり、元の平面へ戻したりすることができる。
(動作原理)
次に、本実施形態のタッチパネル装置1の動作内容及び制御部4(図1参照)による処理工程について説明する。
まず、液晶パネル2に表示されたオブジェクトに対応する画素(及びセル)がタッチパネル装置1の前面側に迫り上がる場合の動作について説明する。液晶パネル2に表示されたオブジェクトに対応する画素(及びセル)を移動させるためには、図3に示すように、本実施形態に係る移動する画素側の一対の磁石5a,5bの各極は、移動しない画素側の一対の磁石105a,105bの極を異なる極となるように設定する。ここで、磁石5aと磁石105aとは隣り合い、磁石5bと磁石105bとは隣り合って配置されている。そして、磁石5aの磁石105a側の極と磁石105aの磁石5a側の極とは磁力を0とし、磁石5bの磁石105b側の極と磁石105bの磁石5b側の極とは同種の極とする。
そのため、制御部4が磁石5bと磁石105bとに同種極の磁界をかけると、磁石5bと磁石105bとが反発しあう。磁石5bと磁石105bとは液晶パネル2側に位置しており、反発した磁石5bは液晶パネル2の前面側に突出するように移動する。
そして、この磁石5bの移動に伴い、磁石5aの前面側に位置するパネルシート3のセ
ル3aも、平面に形成されたパネルシート3の前面から迫り上がった状態となる。
尚、図示しないが、ここではその他にも、制御部は、移動したセルの画素に対応する磁石と、移動しなかったセル(画素)に対応する磁石とにそれぞれ大きさの異なる異種の極を発生させる構成としてもよい。これにより、迫り上がったセル(画素)が元の平面に戻る力が強くなる事が出来る。例えば、迫り上がったセルが元の平面に戻る場合、迫り上がったセルに対応する磁石に弱めの磁極を発生させ、迫り上がらなかったセルに対応する磁石に強めの磁極を発生させると、迫り上がったセルに対応する磁石が、迫り上がっていないセルに対応する磁石により強い力で引き戻されるため画素同士の結合が高められる。
また、上述した処理は、制御部4が、セル(操作ボタン)3a,3b,3c,3d・・・からの操作指示が正常になされないと判断した場合には継続して実行される。この場合、制御部4は、正常な操作が行われると判断するまで、操作ボタンに対応するセル3a,3b,3c,3d・・・がパネルシート3の前面に移動したままの状態を継続させる処理を実行する。
また、上述した処理は、液晶パネル2上に表示された操作ボタンの表示が段階的に変化しない場合、つまり、液晶パネル2上の決まった領域が常に同一の操作ボタンである場合にも実行される。この場合、制御部4は一度押下したセルを元の位置(平面)に戻さず、迫り上げられた位置(移動後の位置)に復帰する処理を実行する。
一方、突出した磁石5b(画素)を元の位置に復帰させるためには、図4に示すように、磁石5bの磁石105b側の極と、磁石105bの磁石5b側の極とを異種の極にする。これにより、液晶パネル2の前面側に移動していた磁石5bが磁石105b側に引きよせられる。
これにより、パネルシート3の前面から迫り上がったセル3aが元の位置に復帰することになる。尚、セル3aを元の位置に戻す処理は、液晶パネル2上に表示された操作ボタン(オブジェクト)の操作が正常に完了したときや、図5に示すように、液晶パネル2上に表示されていたオブジェクトが別のオブジェクトに変わるため迫り出していたセルを元の位置に戻さねばならないときに実行される。
以上が、本実施形態におけるタッチパネル装置1の液晶パネル2に表示されたオブジェクトに対応した画素が移動する原理である。
このように、本実施形態のタッチパネル装置1によれば、液晶型のタッチパネルに押下型のボタンを摸した操作手段を設けることができる。そして、本発明に係るセルを押下型のボタンのように操作することで液晶パネル上に表示された操作オブジェクトの操作を行うことができる。
これにより、操作者は、操作したはずの操作ボタン(つまりセル)が、パネルシートの前面に迫りだしていることから操作ボタンが正常に操作されていないことを視覚的及び感覚的に認識することができる。
つまり、本発明によれば押下型のボタンを操作するように液晶のタッチパネルを操作することができるため、操作者は操作ボタンを押したことを指先の感覚により認識することができる。
<その他の動作態様>
その他の態様1として、図5に示すように、本実施態様のタッチパネル装置1の制御部
4は、液晶パネル2上に表示されるオブジェクトの変化に伴ってセルを液晶パネル2の前面に迫り出す制御を実行する。
例えば、カーナビゲーション装置による目的地設定やオーディオ装置の曲の選択のように、タッチパネルの液晶パネル2上に表示された操作ボタンを段階的に操作しなければならないというような場合が挙げられる。制御部4は、セル(操作ボタン)3の押下により最初の操作指示が正常になされたと判断すると、液晶パネル2上に次の(新しい)オブジェクトを表示させる処理を実行する。そして、制御部4は、この新しいオブジェクトに対応するセルをパネルシート3の前面側に移動させる処理を実行する。
このように、本実施態様のタッチパネル装置によれば、オブジェクトの連続的な表示に対応させてセルを迫り上げる処理を実行することができるため、操作内容にバリエーションを持たせることが可能となる。
尚、図6に示すように、最初に表示されたオブジェクトの画素範囲(T)と次に表示されたオブジェクトの画素範囲(S)とが重なっていた位置のセルを突出させる場合、その重なっている範囲の画素に対応するセルをパネルシート3の前面側に突出させるために、制御部4は、最初のオブジェクトを表示したときに発されるセルの突出信号と次のオブジェクトを表示したときに発されるセルの突出信号とを複合して指示を発する。これにより、表示範囲が重なるオブジェクトに対応するセルをパネルシート3の表面から突出させることができる。
<第二の実施の形態>
以下に第三の実施の形態について説明するが、第一の実施の形態の構成と重複する箇所の説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態のタッチパネル装置1は、分割された液晶パネル(表示パネル)2のそれぞれに板状の磁石15a,15b,15c・・・が貼り付けられている。一方、基盤上には、これらの磁石15a,15b,15c・・・に対向する位置に電磁石16a,16b,16c・・・が設けられている。また、液晶パネル2はダンパDによって前後動可能に基盤に固定されている。
この電磁石16a,16b,16c・・・に通電すると、磁極が逆極性のときは反発力によって液晶パネル2が前面に押し出され(凸形状を形成)、同極性のときは吸引力によって引き込まれる(凹形状を形成)。
尚、本実施形態のタッチパネル装置1は、図8に示すように、基盤側に磁石15a,15b,15c・・・を設けて、液晶パネル2側に電磁石(またはボイスコイル)16a,16b,16c・・・を設けた構成としてもよい。ボイスコイルは、電磁石に較べて計量であるため、可動部分の質量を小さくすることができ、駆動に必要な電力を押さえることができるとともに、動作のレスポンスも早くすることができる。
また、ダンパDは板バネ,コイルバネ,ゴムやスポンジ等の弾力性を有する材料で構成してもよい。
さらに、液晶パネル2に信号を供給したり、タッチパネルからの出力を取り出すために信号線が必要となるが、信号線を弾力性のあるフレキシブルケーブル等で構成し、ダンパを兼用することもできる。このような構成にすることにより、ダンパDを別途設ける必要がなくなり、部品数を減らしてコストを下げることができる。
さらに、図9に示すように、液晶パネル2に可撓性のある素子を用いることにより、パネルシート3を分割する必要がなくなり、構造を簡単にすることができる。
これにより、押し出された液晶パネル2の部分が、押下型ボタンのような感覚を操作者に与えることができる。これにより、従来のタッチパネルの操作のように、操作ボタンを正常に操作したか否かを認識出来なかったり、誤って隣の操作ボタンのオブジェクトに触れてしまい意に反した操作内容が実行されたりすることを極力防ぐことができる。
<第三の実施の形態>
以下に第三の実施の形態について説明するが、第一又は第二の実施の形態と重複する箇所の説明は省略する。
図10に示すように本実施形態に係るパネルシート3のセル3a,3b,3c,3d・・・は、一つ一つが袋状に形成されており、その内部空間Nに気体(流体)を充填したものとすることができる。
さらに、図11に示すように、本実施形態に係る移動部5は、パネルシート3側に設けられたヒーターである。このヒーター5は、パネルシート3の背面又は内部に設けられ、且つ液晶パネル2上に表示されたオブジェクトに対応するセル毎に配されている。
つまり、このヒーター5は、液晶パネル2上に表示されたオブジェクトPを形成する画素に対応するセル3a(3b,3c,3d・・・)内部の気体を熱膨張させ、セル3a(3b,3c,3d・・・)自体を膨張させる。尚、ヒーター5に加熱の指示を発するのは制御部(不図示)である。
これにより、脹らんだセルは、操作者が指で押下すると凹み、指を離すと元に戻るというように押下型のボタンのような感覚を操作者に与えることができる。これにより、従来のタッチパネルの操作のように、操作ボタンを正常に操作したか否かを認識出来なかったり、誤って隣の操作ボタンのオブジェクトに触れてしまい意に反した操作内容が実行されたりすることを極力防ぐことができる。
尚、本実施形態のヒーター5がセルを分割している分割線にそって這わせられた透明電極のようなものであれば、パネルシートは透明又は半透明の部材とすると好ましい。
これにより、パネルシートの背面側に位置する液晶パネルに表示されたオブジェクトが透過することができ、パネルシートの上からでも液晶パネルに表示されたオブジェクトを視認することが可能となる。
<第四の実施の形態>
以下に第四の実施の形態について説明するが、第一〜第三の実施の形態と重複する箇所の説明は省略する。
図12に示すように、本実施形態に係る移動部5は、液晶パネル2の背面に配されたアクチュエータである。本実施形態に係るアクチュエータ5は、液晶パネル2上に表示されたオブジェクトを形成する画素に対応するセル毎に設けられている。
また、本実施形態のパネルシート3は、第二の実施の態様のようにセルが袋状になっておらず、一枚の軟質製の樹脂のシート(フィルム)である。このパネルシート3がアクチュエータ5の前面に配されている。
つまり、本実施形態では、制御部(不図示)が、液晶パネル2に表示されたオブジェクトを形成する画素に対応するアクチュエータ5の作動指示を実行する。その指示を受けて
、アクチュエータ5が作動すると、アクチュエータ前面に配されたパネルシート3上のセル3aに対応する部分を突き上げる。これにより、パネルシート3のセルの部分を押下型のボタンに見立てることができる。尚、アクチュエータ5の設定により、突き上げられたセル3aを一度押下したら元の位置(平面)に戻るようにしてもよいし、セル3aを指でおして加圧したときは凹み、加圧を除くと突き上げられた状態に復帰するようにしてもよい。
これにより、突き上げられたセル3aは、押下型のボタンのような感覚を操作者に与えることができる。これにより、従来のタッチパネルの操作のように、操作ボタンを正常に操作したか否かを認識出来なかったり、誤って隣の操作ボタンのオブジェクトに触れてしまい意に反した操作内容が実行されたりすることを極力防ぐことができる。
尚、本実施の形態に係るアクチュエータ5は、エアシリンダやソレノイドを好適に用いることができる。エアシリンダ又はソレノイドをアクチュエータとして用いる場合、本実施形態のアクチュエータ5と同様に、液晶パネル2の背面側に設ける。
図13にエアシリンダAを用いたタッチパネル装置1の構造図を示す。エアシリンダAは、バルブBを介してポンプQに接続されており、これらのバルブB及びポンプQは制御部4により動作を制御される。制御部4によりバルブBが開放されポンプQから空気が放出されると、その空気圧によりエアシリンダAが液晶パネル2側に移動する。この液晶パネル2の移動に伴いパネルシート3のセル3a,3b,3c・・・が恰も押下型のボタンのように盛り上がった状態になる。
また、図14にソレノイドSを用いたタッチパネル装置1の構造図を示す。ソレノイドSは、一方の側壁に孔Hを有する箱形のヨークYと、ヨークY内に固定されたコイルCと、一端を押しバネEに固定されたピンRとにより構成されている。尚、ピンRはコイルC内に挿通されている。
コイルCに通電することにより磁力によってピンRがヨークY内に引き込まれる。一方、電源を切ると、ピンRの先端は押しバネEの力でヨークYの孔Hから突出する。ピンRは液晶パネル2側に移動するため、この移動によりパネルシート3のセル3a,3b,3c・・・が盛り上がった状態となる。このようにセル3a,3b,3c・・・が盛り上がった状態が押下型のボタンのようになり、操作者の使用感を高めたり、誤操作を未然に防止することができる。
<第五の実施の形態>
以下に第五の実施の形態について説明するが、第一〜第四の実施の形態の構成と重複する箇所の説明は省略する。
図15及び図16に示すように、本実施形態に係るパネルシート3は、第四の実施の形態のパネルシート3の構成と同様に複数のセル3a,3b,3c・・・を有している。さらに本実施形態のタッチパネル装置1は、パネルシート3の背面側に導通路7が形成されている。この導通路7は、パネルシート3の背面側にセル3a,3b,3c・・・毎に設けられた孔8と連通し、セル3a,3b,3c・・・の内部空間に孔8から空気(気体)を送り込む。
また、本実施形態のタッチパネル装置1は、図17に示すように、孔8から内部空間に空気を送り込む空気圧調整部9が設けられている。この空気圧調整部9は、図18に示すように、孔8の開口部に接着されたパッキン9aと、パッキン9aを介して孔8に接続するホース9bと、このホース9bに注入される空気を調整するためのバルブ9cと、ポンプ9dとを備えている。バルブ9cは制御部4によって開閉動作が制御されている。バル
ブ9cが開閉することにより、ポンプ9dからの空気が内部空間に流入し、内部空間の空気圧を調整することができる。セル3a,3b,3c・・・の内部空間に空気が充填されると、セル3a,3b,3c・・・自体が膨らみ、パネルシート3の表面から突出した押下型のボタンに見立てることができる。
また、空気圧調整部9によりセル3a,3b,3c・・・の内部空間の空気圧が高められるとセル3a,3b,3c・・・は膨らんでパネルシート3の表面から突出し、空気圧が低められるとセル3a,3b,3c・・・はパネルシート3の表面を平滑な状態にする。このように、本実施形態のタッチパネル装置1は、パネルシート3のセル3a,3b,3c・・・の形状を変化させ、パネルシート3の表面に凸部を形成することにより、操作者は、タッチパネル装置1の液晶パネル2を視認せずとも、指先の感覚でボタン(オブジェクト)であるか否かを認識することができる。加えて、操作者は、押下したいボタン付近にあるボタンを確認し、押下したいボタンの位置を把握することができる。
尚、セル3a,3b,3c・・・の内部空間に送り込む流体は、空気の他に液体を用いることもできる。流体に液体を用いる場合、パネルシートを構成する材質と屈折率が近い物質を選択することによって、導通路やセル3a,3b,3c・・・の隔壁等の構造を目立たなくすることができる。
<第六の実施の形態>
以下に第六の実施の形態について説明するが、第一〜第五の実施の形態の構成と重複する箇所の説明は省略する。
図19に示すように、本実施形態のタッチパネル装置1は、パネルシート3と、パネルシート3の背面に設けられた背面パネル20と、パネルシート3と背面パネル20との間に介在し、セル(3a,3b,3c・・・)に対応するサイズにパネルシート3を区切るように配されたスペーサー23とを備えている。また、セル(不図示)に対応する背面パネル20の位置には、第五の実施の形態のように孔8が設けられている。そして、本実施形態のタッチパネル装置1は、この孔を塞ぐパッチ24も備えている。
さらに、パッチ24を外部から押さえる位置にはソレノイド25が配置されており、ソレノイド25のピン25aの先端は、パッチ24と当接可能である。このソレノイド25は、制御部(不図示)によって制御されており、通電されることにより、図20に示すように、ソレノイド25のピン25aが突出してパッチ24を押圧し、動作流体の圧を変化させることができる。
尚、動作流体として、パネルシートの材料と屈折率が近い物質を用いると、導通路や空洞率の境界等のパネルの内部構造を目立たなくさせることができるため、表示部に被せて用いる場合に視認性を損なうことが無く好適である。
上記のように、本実施形態のタッチパネル装置1は、パネルシート3と背面パネル20との間に配されたスペーサーにより隔成された内部空間Nに動作流体を充填し、パッチ22で封入した構成となっている。このような構成により、内部空間N内に充填された動作流体の圧力を変化させることが可能となる。
つまり、本実施形態のタッチパネル装置1によれば、ボタン位置に対応する箇所の内部空間Nの圧をボタン位置に対応しない箇所の内部空間Nの圧より高くする。これにより、操作者は、パネルシート3の表面を手で触れ、抵抗が大きい(他の部分より盛り上がっている箇所)を探すことでボタン位置を認識することができる。
<第七の実施の形態>
以下に第七の実施の形態について説明するが、第一〜第六の実施の形態の構成と重複する箇所の説明は省略する。
図21に示すように、本実施形態に係るパネルシートは、液晶パネル2の前面に配される弾力性のあるシート30と、液晶パネル2の前面とシート30との間に挿通される帯状のプラスチックベルト31とにより構成されている。尚、ここで、シート30及びプラスチックベルト31を透明(又は半透明)の部材とすることにより、液晶パネル2に表示されたオブジェクトの表示を透かすことができ、その表示内容を妨げることがなくなる。
また、プラスチックベルト31の両端にはそれぞれローラ33a,33bを介してプーリ34a,34bが設けられており、プーリ34a,34bの動作によりプラスチックベルト31が変形する。
本実施形態に係るプラスチックベルト31は、図22に示すように、表面にV字型の切り込み22が形成されている。切り込み22は、プラスチックベルト31の短手方向に所定の間隔をあけて設けられている。尚、ここでの所定の間隔とは、セルの大きさに対応する間隔であるとする。
図23〜26に示すように、本実施形態に係るプラスチックベルト31は、プーリ34a,34bの回転方向の変化により、切り込み32を折れ曲がり線として座屈したり、元のフラットな状態に戻ったりする。
図23に示すように、プーリ34aが左回り(図23中A方向)でプーリ34b(図23中B方向)が右回りに回転すると、プラスチックベルト31は両端から引っ張られた状態となり、その表面はフラットな状態となる。
一方、図24に示すように、プーリ34aが右回り(図24中B方向)でプーリ34bが左回り(図24中A方向)に回転すると、プラスチックベルト31は両側(図24中C,D方向)から圧迫された状態となり、切り込み32を軸線として座屈した状態となる。プラスチックベルト31の上面にはパネルシート3が積層しているので、プラスチックベルト31の座屈に伴いパネルシート3が盛り上がった状態となり、押下型のボタンのような使用感を操作者に与えることができる。
また、プラスチックベルト31が座屈する位置を移動させる場合は、図25に示すように、プーリ34a,34bを同方向(図25中B方向)に回転させる。すると、プラスチックベルト31の座屈する部分(切り込み32が形成された部分)が移動する。
そして、図26に示すように、図24と同様に、プーリ34aを右回り(図26中B方向)に回転させ、プーリ34bを左回り(図26中A方向)に回転させると、プラスチックベルト31は両側(図26中C,D方向)から圧迫された状態となり、切り込み32を軸線として座屈した状態となる。
尚、プラスチックベルト31は、切り込み32を形成し座屈させるという方法だけでなく、プラスチックベルト31を座屈した状態に予め形成しておいてパネルシート3を突出させるようにしてもよい。パネルシート3(セル)の表面の突出をなくすときは、図23に示すようにプーリでプラスチックベルトの両端を引っ張りプラスチックベルトの上面をフラットな状態にする。
その他にも、プラスチックベルト31は、図27に示すように、図24に示すようにプラスチックベルト31を座屈させた状態が曲線的な蛇腹状となるもの,図28に示すように、プラスチックベルト31の座屈する部分を薄肉としたもの,図29に示すように、切
れ込み22をプラスチックベルト31の上下面に互い違いとなる位置に設けたもの,図30に示すように、アーチ状に隆起するものとすることができる。
<第八の実施の形態>
以下に第八の実施の形態について説明するが、第一〜第七の実施の形態の構成と重複する箇所の説明は省略する。
本実施形態に係るタッチパネル装置(パネルシート3及び液晶パネル2)は、図31に示すように、車載型のナビゲーション装置の表示パネルに用いる。この場合、図32に示すように、図23〜26に示すプラスチックベルト31,その両端側に設けられたローラ33a,33b,プーリ34a,34b,液晶パネル2,パネルシート3をナビゲーション装置のフレーム(筐体)に嵌め込んだ状態とする。尚、プラスチックベルト31の両端に設けられたプーリ34a,34bは、ギヤ37a,37bを介してモータ38a,38bに接続している。このモータ38a,38bを駆動源としてプーリ34a,34bが回動し、プラスチックベルト31を移動させる。
また、液晶パネル2の背面にはバックライト35が設けられ、バックライト35の背面には制御基盤36を設けると好ましい。制御基盤36によりバックライト35の動作が制御され、液晶パネル2にナビゲーション装置を操作するためのボタン(オブジェクトP)を表示する(図31参照)。
このような構成とすることにより、車載式のナビゲーション装置に本実施形態のタッチパネル装置を適用することができる。これにより、車の運転中に運転者がナビゲーション装置を操作する際にも、運転者が視線をナビゲーション装置のタッチパネル装置に集中させることなく、運転者の指先の感覚でナビゲーション装置の操作を行うことができ、運転時の操作性及び安全性を高めることが出来る。尚、本実施形態では、タッチパネル装置の移動方式にプラスチックベルトとローラとを用いた場合について記載したが、本実施形態に係るタッチパネル装置は、第1,2の実施の形態に記載の磁石を用いた移動方式や、第3,5の実施の形態に記載の流体(空気)を用いた移動方式や、第4,6の実施の形態に記載のアクチュエータを用いた移動方式を用いることもできる。
<第九の実施の形態>
以下に第九の実施の形態について説明するが、第一〜第八の実施の形態の構成と重複する箇所の説明は省略する。
第一〜第八の実施の形態のタッチパネル装置1は、液晶パネル2に表示されるオブジェクト(ボタン)の位置に応じてパネルシート(セル)の形状を変化させた形態であるが、本実施形態のタッチパネル装置1は、表示されるオブジェクトとタッチパネルの形状を変化させる領域とを対応させない形態である。尚、パネルシート(セル)の形状を変形させる構成については、前述した第一〜第六の実施の形態の何れかを適用することが可能であり、本実施形態の以下の説明では、表示態様について説明し、形状を変化させる具体的構成については説明を省略する。
図33は、本実施の形態に係るタッチパネル装置1の液晶パネル2に表示された画面Xを示す図である。液晶パネル2には、タッチ操作を受け付けるボタンG,H,Iが表示されている。さらに、本実施形態のタッチパネル装置1は、パネルシート3の表面形状を変化させた領域J,Kが形成されている。
また、画面Xは、音量操作画面であり、ボタンGには操作対象である「音量」の文字が表示され、ボタンHとボタンIはそれぞれ音量を操作する「UP」と「DOWN」の文字が表示されている。また領域J,Kは、上向きの矢印と下向きの矢印であり、この領域J,Kによっても音量のUP及びDOWN操作を行うことができる。
これにより、操作者は、パネルシート3の任意のタッチ操作と前記領域によるタッチ操作を選択して行うことができ、タッチパネル装置1(液晶パネル)を視認出来る場合のみならず、視認できない場合においても、指先の感触によりタッチ操作を行うことができる。また、形状を変化させる領域J,Kとオブジェクト(ボタン)G,H,Iとを重ねて配置することができるため、限られた領域である表示画面を広く用いることが可能となる。
<第十の実施の形態>
以下に第十の実施の形態について説明するが、第一〜第九の実施の形態の構成と重複する箇所の説明は省略する。
本実施形態のタッチパネル装置は、ボタン(オブジェクト)によるタッチ操作と、パネルシートの表面形状を変化させた領域によるタッチ操作を仕様態様に応じて選択出来るように構成した形態である。本実施形態のタッチパネル装置は、音声入力とタッチ操作による入力とを受け付けることができ、音声入力の際にボタンを表示せず、パネルシートの表面の形状を変化させた領域によってタッチ操作を受け付ける装置である。
本実施形態のタッチパネル装置における処理について図34に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。タッチパネル装置の制御部は、操作者からの入力信号の受信を待機する(ステップ1)。制御部は入力信号を受信すると、その入力信号が音声入力信号であるか、タッチ操作による入力信号であるかを判断する(ステップ2)。
ステップ2で受信した信号がタッチ操作による入力信号であると判断した場合、制御部は液晶パネルにボタン(オブジェクト)を表示する処理を実行する(ステップ3)。これは、操作者がパネルシート(セル)に触れ、タッチ操作を行っていることを前提として行われる処理である。
一方、制御部が、ステップ2で受信した信号が音声入力信号であると判断した場合、パネルシート(セル)の形状を変化させる処理を実行する(ステップ4)。これは、操作者がタッチパネル装置を視認せずに操作を行っていることを前提として行われる処理である。
このように、本実施形態のタッチパネル装置によれば、操作者からの入力信号の態様によって、タッチ操作を受け付ける態様を変化させることにより、使用態様にあったタッチ操作を促すことができる。
<その他の実施形態>
第一〜第十の実施の形態のタッチパネル装置は、パネルシート(セル)の形状を変化させる機構をパネルシート(セル)自体に設ける構成としたが、パネルシート(セル)の形状を変化させることができる取り外し可能な別体のパネルシートを既存の液晶パネルに被せることにより、操作者は本発明の操作感を実感することができる。
例えば、図35及び図36は、前述したタッチパネル装置1における別体のパネルシート103の固定構造の一例である。このタッチパネル装置1は、タッチパネル装置1本体の上面の一端にヒンジ40を介して上面を開閉できるフレーム41を有したディスプレイユニットとすることもできる。パネルシート103は、このフレーム41を閉じるときにその間に挟んだ状態で固定される。このディスプレイユニット(タッチパネル装置1)は、図31に示すようなナビゲーション装置のディスプレイとして搭載することができる。
このように、本発明のタッチパネル装置に、専用シートを別途設けることにより、汎用性が高まると共にシート自体を消耗品として交換することができる。
第一の実施の形態に係るタッチパネル装置の要部拡大図である。 第一の実施の形態に係る画素が結合している状態を示す図である。 第一の実施の形態に係る移動部による移動原理を示す図である。 第一の実施の形態に係る移動部による移動原理を示す図である。 その他の実施の態様に係る液晶パネル状に表示されるオブジェクトにともなうセルの変遷を示す図である。 その他の実施の態様に係るセルの区分例を示す図である。 第二の実施の形態に係るパネルシートのセルの要部拡大断面図である。 第二の実施の形態に係るパネルシートのセルの要部拡大断面図である。 第二の実施の形態に係るパネルシートのセルの要部拡大断面図である。 第三の実施の形態に係るセルの拡大断面図である。 第三の実施の形態に係るタッチパネル装置の斜視図である。 第四の実施の形態に係るタッチパネル装置の斜視図である。 第四の実施の形態に係るタッチパネル装置の構造図である。 ソレノイドを用いたタッチパネル装置の構造図である。 第五の実施の形態に係るパネルシートのセルの要部拡大断面図である。(図16のA−A断面図) 第五の実施の形態に係るパネルシートの平面図である。 図16のB−B断面図である。 第五の実施の形態にかかる空気圧調整部の取り付け構造を示す図である。 第六の実施の形態に係るパネルシートのセルの要部拡大断面図である。 第六の実施の形態に係るパッチが変形した状態を示す図である。 第七の実施の形態のタッチパネル装置の斜視図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトの側面図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトの移動状態を示す図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトの移動状態を示す図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトの移動状態を示す図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトの移動状態を示す図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトのその他の態様を示す図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトのその他の態様を示す図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトのその他の態様を示す図である。 第七の実施の形態に係るプラスチックベルトのその他の態様を示す図である。 第八の実施の形態のタッチパネル装置の実施態様を示す図である。 第八の実施態様の取り付け構造図である。 第九の実施の形態のタッチパネル装置に表示される画面Xを示す図である。 第十の実施の形態のタッチパネル装置の処理を示すフローチャートである。 本発明のタッチパネル装置のその他の実施態様を示す図である。 図35の側面図である。
符号の説明
1 タッチパネル装置
2 液晶パネル
2a 液晶分子
2b,2c ガラス板
3 パネルシート
3a,3b,3c・・・ セル
4 制御部
5 移動部(アクチュエータ,ヒーター)
5a,5b,105a,105b 磁石
5c 第一偏光板
6 第二偏光板
7 導通路
8 孔
9 空気圧調整部
9a パッキン
9b ホース
9c バルブ
9d ポンプ
15a,15b,15c・・・ 磁石
16a,16b,16c・・・ 電磁石
20 背面パネル
22 パッチ
23 スペーサー
24 パッチ
25 ソレノイド
25a ピン
30 シート
31 プラスチックベルト
33a,33b ローラ
34a,34bプーリ
35 バックライ ト
36 制御基盤
37a,37b ギヤ
38a,38b モータ
40 ヒンジ
41 フレーム
103 パネルシート
A エアシリンダ
B バルブ
C コイル
D ダンパ
E バネ
G,H,I ボタン
J,K 領域
N 内部空間
P オブジェクト
Q ポンプ
R ピン
S ソレノイド
X 画面
Y ヨーク

Claims (5)

  1. 操作者がタッチすることによって入力操作を行うタッチパネル装置において、
    前記タッチパネルの表面形状を部分的に変化させる駆動装置と、
    前記駆動装置を制御する制御部を備えることを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 表示部を備え、前記制御部は前記表示部の表示内容に応じてタッチパネルの表面形状を部分的に変化させるように、前記駆動装置を制御する請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記パネルシートは、弾力性を有する部材で形成されており、押圧すると変形し、押圧をやめると元の形状に復帰することを特徴とする
    表示されるボタンの位置に応じて、タッチパネルの表面形状を部分的に変化させる請求項1又は2に記載のタッチパネル装置。
  4. 表面形状を変化させる領域の形状を任意に設定可能な請求項1〜3の何れかに記載のタッチパネル装置。
  5. 表面形状を変化させる領域の形状を予め定めるパターンから選択可能である請求項1〜4の何れかに記載のタッチパネル装置。
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