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JP2006272546A - 研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

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JP2006272546A
JP2006272546A JP2006157961A JP2006157961A JP2006272546A JP 2006272546 A JP2006272546 A JP 2006272546A JP 2006157961 A JP2006157961 A JP 2006157961A JP 2006157961 A JP2006157961 A JP 2006157961A JP 2006272546 A JP2006272546 A JP 2006272546A
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Manabu Tsujimura
学 辻村
Norio Kimura
憲雄 木村
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Ebara Corp
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Abstract

【課題】研磨テーブルを回転させるようにした、いわゆるロータリ型ポリッシング装置であって、CMPプロセスを停止することなく、研磨パッドを自動交換できるようにした研磨装置及び研磨方法を提供する。
【解決手段】回転もしくは循環運動する研磨テーブル10と、研磨テーブル10の上方に上下動自在に配置されて基板Wを着脱自在に保持するトップリング14と、研磨テーブル10と一体に運動し自転自在な一対のロール22,30と、一方のロール22に巻付けられ、他方のロール30に巻取られて研磨テーブル10の上面に沿って走行する研磨パッド36とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ等のポリッシング対象物の表面を平坦且つ鏡面状に研磨する研磨装置及び研磨方法に係り、更に詳しくは、いわゆるロータリ型ポリッシング装置で、研磨テーブルの回転もしくは循環運動を停止することなく研磨パッドを自動的に交換できるようにした研磨装置及び研磨方法に関する。
近年、半導体デバイスの高集積化が進むにつれて回路の配線が微細化し、配線間距離もより狭くなりつつある。特に線幅が0.5μm以下の光リソグラフィの場合、焦点深度が浅くなるためステッパーの結像面の平坦度を必要とする。このような半導体ウエハの表面を平坦化する一手段として、化学的機械的研磨(CMP)を行なうポリッシング装置が知られている。
半導体デバイスの製造では、半導体デバイス上に薄膜を形成し、パターニングや開孔を行う微細加工の後、次の薄膜を積むという工程を何回も繰り返す。近年、半導体デバイスがますます微細化され素子構造が複雑になっている。加えて、ロジック系の多層配線の層数が増えている。そのため、半導体デバイス表面はますます凹凸が増え、段差が大きくなる傾向にある。表面の凹凸が増えると、薄膜形成時に段差部での膜厚が薄くなったり、また配線の断線によるオープンや配線層間の絶縁不良によるショートが起こるため、良品が取れなかったり、歩留りが低下したりする。また初期的に正常動作しても、長時間の使用に対し信頼性の問題が生じる。
そのため、半導体デバイスの製造工程において、表面の平坦化技術は、ますます重要になっている。この平坦化技術のうち、最も重要な技術は、前述した化学的機械的研磨である。この化学的機械的研磨においては、ポリッシング装置を用いて、シリカ(SiO)等の砥粒を含んだ研磨液(砥液)を研磨パッド等の研磨面上に供給しつつ半導体ウエハを研磨面に摺接させて研磨を行うものである。
従来、この種のポリッシング装置は、図16及び図17に示すように、上面に研磨パッド(研磨布)100を貼付した研磨テーブル102と、この研磨テーブル102を回転駆動するテーブル駆動用モータ104と、ポリッシング対象物である半導体ウエハ等の基板Wを被研磨面を研磨テーブル102に向けて保持する上下動自在なトップリング106とを備えている。このポリッシング装置においては、研磨テーブル102とトップリング106をそれぞれ自転させながらトップリング106により基板Wを一定の圧力で研磨パッド100に押付け、ノズル(図示せず)より砥液を供給しつつ基板Wの被研磨面を平坦且つ鏡面に研磨するようにしている。砥液は、例えばアルカリ溶液にシリカ等の微粒子からなる砥粒を懸濁したものを用い、アルカリによる化学的研磨作用と、砥粒による機械的研磨作用との複合作用である化学的機械的研磨によって基板Wを研磨する。
この種のポリッシング装置において、研磨パッド100は、通常、ナイロンブラシやダイヤモンド等からなるドレッサによって再生されるが、ドレッサによっても元の能力を取り戻せない時に交換される。
しかしながら、上記従来例にあっては、研磨パッド100は、一般に貼着テープで研磨テーブル102の上面に貼り付けられているため、研磨パッド100を交換する際には、CMPプロセスを一旦停止する必要があるばかりでなく、この交換時に研磨パッドを剥がす作業と貼る作業等に熟練を要するといった問題があった。
これを改善するため、図18に示すように、研磨パッド100を研磨テーブル102に設けた真空吸着部108で真空吸着することで、研磨パッド100の交換を熟練を要することなく、迅速に行えるようにしたものが開発されている。しかし、この場合でも、研磨テーブル102の回転中に研磨パッド100を交換することができないため、研磨パッド100を交換する際には、CMPプロセスを一旦停止する必要があった。
なお、図19に示すように、研磨テーブル110を固定し、この研磨テーブル110の両側に一対のロール112,114を回転自在に配置し、この一方のロール112に巻付けた長尺状の研磨パッド100を他方のロール114で順次巻き取ることで、研磨パッド100を研磨テーブル110の上面に沿って研磨中に一定速度で一方向に走行させるようにしたものもある。しかしながら、図19に示す方式は研磨パッド100を直線的に移動させる方式であるため、研磨テーブルを回転もしくは循環運動するようにした、いわゆるロータリ型ポリッシング装置には適用することができない。
本発明は上記に鑑みて為されたもので、研磨テーブルを回転もしくは循環運動させるようにした、いわゆるロータリ型ポリッシング装置であって、CMPプロセスを停止することなく、研磨パッドを自動交換できるようにした研磨装置及び研磨方法を提供することを目的とする。
また本発明は、研磨テーブルを所定の運動をさせるようにした研磨装置及び研磨方法であって、CMPプロセスを停止することなく、研磨パッドを自動交換できるようにした研磨装置及び研磨方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、回転もしくは循環運動する研磨テーブルと、該研磨テーブルの上方に上下動自在に配置されてポリッシング対象物を着脱自在に保持するトップリングと、前記研磨テーブルと一体に運動し自転自在な一対のロールと、前記一対のロールの一方に巻付けられ、他方に巻き取られて前記研磨テーブルの上面に沿って走行する研磨パッドとを有することを特徴とするポリッシング装置である。
本発明によれば、研磨テーブルの回転もしくは循環運動等の運動中であっても、研磨テーブルと一体に回転するロールに巻付けた研磨パッドを研磨テーブルの上面に沿って、所定の距離、例えば1パット分走行させて停止させることで、研磨パッドを自動交換することができる。
本発明の好ましい態様においては、前記研磨テーブルは、前記研磨パッドを吸着保持する吸着保持部を有している。これにより、研磨テーブルの上面に研磨パッドを確実に固定して、ポリッシングの際に研磨パッドが研磨テーブルに対して移動する(ずれる)ことを防止することができる。
本発明の好ましい態様においては、前記ロールの少なくとも巻取り側には、無線または有線で回転制御可能なロール駆動用モータが接続されている。これにより、ロール駆動用モータに信号を送ってこれを回転駆動することで、研磨パッドを自動交換することができる。
本発明の好ましい態様においては、前記研磨パッドは発泡ポリウレタンのパッド又はスウェードタイプのパッド、又は固定砥粒パッドからなる。
本発明の好ましい態様においては、前記研磨パッドの粗さを検出するパッド粗さ検知機構を備えている。
本発明の好ましい態様においては、前記パッド粗さ検知機構の検出値に基づき前記ロール駆動用モータを駆動するようにしている。
本発明の好ましい態様においては、前記研磨パッドは巻取り方向に沿って区分された複数の研磨パッドからなる。
本発明の第2の態様は、所定の運動を行なう研磨テーブルと、該研磨テーブルの上方に上下動自在に配置されてポリッシング対象物を着脱自在に保持するトップリングと、研磨パッドを保持するとともに該研磨パッドを繰り出すことが可能な研磨パッド供給手段と、前記研磨パッド供給手段から繰り出された研磨パッドを保持し該研磨パッドを前記研磨テーブルと一体に運動可能に研磨テーブル上に張設する研磨パッド保持手段とを備えたことを特徴とするポリッシング装置である。
本発明によれば、研磨パッド供給手段から研磨パッドを繰り出し、研磨パッド保持手段により繰り出された研磨パッドを保持しかつ該研磨パッドを研磨テーブル上に張設することができる。したがって、研磨テーブルの運転中であっても、研磨パッドを自動交換することができる。
前記研磨パッド供給手段は、長尺状の研磨パッドを巻付けた巻付けロールからなる。また前記研磨パッド保持手段は、前記研磨パッドを巻取る巻取りロールからなる。
本発明によれば、CMPプロセスを停止することなく、研磨テーブルの回転等の運動中であっても、研磨テーブルと一体に運動するロールに巻付けた研磨パッドを研磨テーブルの上面に沿って所定距離、例えば1パット分走行させて停止させることで、研磨パッドを自動交換することができる。
また本発明によれば、研磨パッド供給手段から研磨パッドを繰り出し、研磨パッド保持手段により繰り出された研磨パッドを保持しかつ該研磨パッドを研磨テーブル上に張設することができる。したがって、研磨テーブルの運転中であっても、研磨パッドを自動交換することができる。
以下、本発明に係るポリッシング装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態のポリッシング装置の要部を示す図であり、図1は正面図、図2は平面図である。図1及び図2に示すように、ポリッシング装置は、矩形平板状の研磨テーブル10と、この研磨テーブル10を回転駆動するテーブル駆動用モータ12と、研磨テーブル10の上方に上下動自在に配置されてポリッシング対象物である半導体ウエハ等の基板Wを被研磨面を研磨テーブル10に向けて着脱自在に保持する回転自在なトップリング14とを備えている。
研磨テーブル10の両側部下面には、支持板16,18が取付けられている。一方の支持板16には、軸受20が取付けられ、この軸受20に巻付けロール22の一端が回転自在に支承されている。そして、巻付けロール22の他端はカップリング24を介して巻付けロール駆動用モータ26に接続されており、巻付けロール駆動用モータ26の駆動に伴って巻付けロール22が自転するようになっている。他方の支持板18には、軸受28が取付けられ、この軸受28に巻取りロール30の一端が回転自在に支承されている。そして、巻取りロール30の他端はカップリング32を介して巻取りロール駆動用モータ34に接続されており、巻取りロール駆動用モータ34の駆動に伴って巻取りロール30が自転するようになっている。
また、巻付けロール22には、長尺状に延びる研磨パッド36が巻付けられ、この研磨パッド36は研磨テーブル10の上面に沿って延び、研磨パッド36の自由端は巻取りロール30に着脱自在に把持されている。これにより、巻付けロール駆動用モータ26及び巻取りロール駆動用モータ34によって巻付けロール22及び巻取りロール30を同一方向に同期して回転させて、巻付けロール22に巻付けた研磨パッド36を巻取りロール30で巻取ることで、研磨パッド36が研磨テーブル10の上面に沿って走行する。そして、巻付けロール22及び巻取りロール30の回転速度を調整することで、研磨パッド36の張力を調整することができる。また巻付けロール22及び巻取りロール30を前述とは逆方向に回転させることで、研磨パッド36の巻戻しが行えるようになっている。
研磨テーブル10には、この上面に研磨パッド36を真空吸着して保持する吸着保持部40が設けられている。吸着保持部40は研磨テーブル10の上面に開口する複数の真空吸着孔を備えるとともに、吸着保持部40は真空ポンプ等の真空源に接続されている。また、テーブル駆動用モータ12には、コントローラ42から延びる配線44と巻付けロール駆動用モータ26及び巻取りロール駆動用モータ34から延びる配線とを接続するロータリジョイント46が取付けられている。コントローラ42は巻付けロール駆動用モータ26と巻取りロール駆動用モータ34の駆動を制御するように構成されている。コントローラ42は配線を省略して無線で巻付けロール駆動用モータ26と巻取りロール駆動用モータ34の駆動を制御してもよい。
この実施の形態によれば、研磨テーブル10とトップリング14をそれぞれ運動、すなわち自転させながら、トップリング14により基板Wを一定の圧力で研磨パッド36に押付け、ノズル(図示せず)より砥液を供給しつつ基板Wの被研磨面を平坦且つ鏡面に研磨する。この時、研磨パッド36を研磨テーブル10の上面に吸着保持することで、ポリッシングの際に研磨パッド36が研磨テーブル10に対して移動する(ずれる)ことが防止される。
ここに、例えば基板W上に形成された酸化膜を研磨する時には、砥液として、SS−25(キャボット社製)のようなシリカスラリーやCeOスラリー等が使用され、タングステンを研磨する時には、W2000(キャボット社製)のようなシリカスラリーでH酸化剤が入ったものやアルミナベースで硝酸鉄系のスラリー等が使用される。また銅を研磨する時には、Hなどの酸化銅にするための酸化剤が入ったスラリーやバリア層を削るスラリー等が使用される。また、研磨の途中から、パーティクルやディフェクト(欠陥)除去するため、研磨液として、界面活性剤もしくはアルカリ溶液を供給し、仕上げ研磨を行ってもよい。
また、研磨パッド36として、例えばIC1000のような発泡ポリウレタンやポリテックスのようなスウェードタイプのものが使用される。この場合、研磨パッド36の弾性力を増すため、研磨パッド36の裏面に不織布やスポンジ等を貼ったり、また研磨テーブル10の上面に不織布やスポンジ等を貼り付けておいても良い。
なお、研磨パッド36として、その内部にCeO、シリカ、アルミナ、SiCまたはダイヤモンド等の粒子をバインダに埋め込んだ、いわゆる固定砥粒パッドを使用して、砥液を供給することなく、即ち、砥粒を含まない研磨液を供給することにより、研磨するようにしても良い。また、研磨中に基板の状態を測定する手段として、研磨テーブル10及び/またはトップリング14に、電流計や振動計、或いは光学的なセンサ等を具備しても良い。
そして、研磨パッド36がドレッサによっても元の能力を取り戻せない時に、コントローラ42から信号を送り、この信号により巻付けロール駆動用モータ26及び巻取りロール駆動用モータ34を駆動し、巻付けロール22及び巻取りロール30を同一方向に同期して回転させて、巻付けロール22に巻付けた研磨パッド36を巻取りロール30で巻き取ることで、研磨パッド36を研磨テーブル10の上面に沿って走行させる。そして、研磨パッド36が所定距離走行した後に研磨パッド36を停止させる。
これにより、研磨テーブル10の回転中であっても、研磨テーブル10と一体に回転する巻付けロール22に巻付けた研磨パッド36を研磨テーブル10の上面に沿って1パット分走行させて停止させることで、研磨パッド36を自動交換することができる。なお、研磨パッド36は、研磨テーブル10の端から研磨位置における基板Wの中心部までの距離(図1におけるa)分を巻き取ってもよい。これによって、回転しながら研磨される基板Wの半径方向の異なった領域に対して、新しい研磨パッドと古い研磨パッドが同時に接触して新しい研磨パッドと古い研磨パッドとが基板Wに均等な研磨作用を与える。
なお、研磨パッドと巻付けロールとをいわゆるカートリッジ式に一体化しておいて、軸受とカップリングとの間にワンタッチで装着及び取り外しできるようにしても良い。また、巻付けロール駆動用モータを省略して、巻取りロール駆動用モータの回転に伴って巻付けロールに巻付けた研磨パッドを巻取りロールで巻き取るようにしても良い。更に、研磨テーブルは、円形でも良いことは勿論である。
図3及び図4は、図1及び図2に示すポリッシング装置にドレッシング装置等を追加して図示したものである。即ち、ポリッシング装置には、ダイヤモンドドレッサ60と、ウォータジェットノズル65とが設置されている。符号70は砥液(研磨液)を研磨パッド上に供給する研磨液供給ノズルであり、研磨液は研磨液供給ノズル70により研磨テーブル10のほぼ中央部に供給される。ダイヤモンドドレッサ60は揺動アーム(図示せず)により支持されて揺動可能になっており、研磨テーブル10上のドレッシング位置と待機位置とに位置することができるようになっている。ダイヤモンドドレッサ60の下面にはダイヤモンド電着リング61が固定されている。ダイヤモンド電着リング61は下面に微粒のダイヤモンドを付着させ、ダイヤモンド付着部にニッケルメッキを施すことにより、ニッケルメッキ層により微粒のダイヤモンドを固着した構造である。なお、ダイヤモンド電着リングからなるダイヤモンドドレッサに代えて複数のSiCセクターからなるリングを使用したSiCドレッサとしてもよい。この場合、SiCドレッサは、表面に数十μmの角錐状の多数の突起を有したものからなっている。
一方、ウォータジェットノズル65は研磨パッド36の幅方向に研磨パッド36の略中央部まで伸び、ウォータジェットノズル65の下面には所定間隔を置いて複数のノズル(噴出口)が形成されている。ウォータジェットノズル65はポンプ66に接続されており、複数のノズルから噴出されるウォータージェットの圧力はポンプ66を制御することにより490〜2940kPa(5〜30kg/cm2)の範囲の所定圧力に保つことができるようになっている。
上述した構成において、研磨液供給ノズル70から砥粒入りの砥液(研磨液)を研磨パッド36に供給して基板Wの研磨を行った後に、研磨液供給ノズル70からの砥液の供給を停止し、次にウォータジェットノズル65から研磨液として超純水を研磨パッド36に供給して基板Wの仕上げ研磨を行なう。また研磨パッド36の立上げ時にはダイヤモンドドレッサ60を用いて研磨パッド表面の目粗しを行った後に、基板Wの研磨を行なう。そして、研磨工程間にはウォータジェットノズル65を用いてウォータジェットによるドレッシングを行なう。
また、研磨パッド36の立上げ時にはダイヤモンドドレッサ60を用いて研磨パッド表面の目粗しを行った後に研磨を行なう。そして、研磨工程間には2段階のドレッシングを行う。即ち、最初にダイヤモンドドレッサ60を用いてドレッシングを行い、次にウォータジェットノズル65を用いてウォータジェットによるドレッシングを行う。
このように、本発明のポリッシング装置によれば、ウォータジェットノズル65から研磨液としての超純水を研磨パッド36に供給して仕上げ研磨を行うことができる。またダイヤモンドドレッサによる研磨パッドの立上げを行った後に、基板Wの研磨を行い、研磨工程の終了後にウォータジェットによるドレッシングを行い、再び研磨工程を行うことができる。さらに研磨工程間にダイヤモンドドレッサによるドレッシングとウォータジェットによるドレッシングを組み合わせることもできる。実施形態の説明においては、接触型のドレッサとしてダイヤモンドドレッサを説明したが、ダイヤモンドドレッサに代えてブラシを使用することもできる。
次に、研磨テーブルに設置されて基板の研磨状態を監視するセンサについて図5乃至図7を参照して説明する。図5は研磨テーブルおよびトップリングを示す要部断面図であり、図5では研磨パッド36は研磨テーブル10に真空吸着により保持された状態を示している。
図5に示すように、研磨テーブル10内にはうず電流センサ67が埋め込まれている。うず電流センサ67の配線84は、研磨テーブル10および研磨テーブル支持軸10a内を通り、研磨テーブル支持軸10aの軸端に設けられたロータリコネクタ(又はスリップリング)85を経由してコントローラ86に接続されている。コントローラ86は表示装置(ディスプレイ)87に接続されている。
うず電流センサ67に隣接して光学式センサ75が設置されている。光学式センサ75は、投光素子と受光素子を具備し、投光素子から基板Wの被研磨面に光を照射し、被研磨面からの反射光を受光素子で受光するように構成されている。この場合、投光素子から発せられる光は、レーザー光もしくはLEDによる光である。なお研磨パッド36には光学式センサ75に対応した位置に開口36cが形成されている。光学式センサ75の配線88は、研磨テーブル10および研磨テーブル支持軸10a内を通り、研磨テーブル支持軸10aの軸端に設けられたロータリコネクタ85を経由してコントローラ89に接続されている。コントローラ89は表示装置(ディスプレイ)87に接続されている。
また、トップリング14は、モータ(図示せず)に連結されるとともに昇降シリンダ(図示せず)に連結されている。これによって、トップリング14は、矢印で示すように昇降可能かつその軸心回りに回転可能になっており、半導体ウエハ等の基板Wを研磨パッド36に対して任意の圧力で押圧することができるようになっている。トップリング14はトップリングシャフト73に連結されており、またトップリング14はその下面にポリウレタン等の弾性マット74を備えている。またトップリング14の下部外周部には、基板Wの外れ止めを行うガイドリング69が設けられている。
図6は、研磨パッド36およびセンサが埋め込まれた研磨テーブル10を示す平面図である。図示するように、うず電流センサ67および光学式センサ75は、トップリング14に保持された研磨中の基板Wの中心Cwを通過する位置に設置されている。符号Cは研磨テーブル10の回転中心である。うず電流センサ67および光学式センサ75は、それぞれ基板Wの下方を通過している間、通過軌跡上で連続的に基板W上のCu層等の皮膜の膜厚を検出できるようになっている。また、検出時間の間隔を短くするため、図6の仮想線で示すようにうず電流センサ67および光学式センサ75を各1個ずつ追加してテーブル上に各2ヶ以上のセンサを設けても良い。
上記構成のポリッシング装置において、トップリング14の下面に基板Wを保持させ、基板Wを回転している研磨テーブル10の上面の研磨パッド36に昇降シリンダにより押圧する。一方、研磨液供給ノズル70から研磨液Qを流すことより、研磨パッド36に研磨液Qが保持されており、基板Wの被研磨面(下面)と研磨パッド36の間に研磨液Qが存在した状態でポリッシングが行われる。この研磨中に、うず電流センサ67は、研磨テーブル10が一回転する毎に基板Wの被研磨面の直下を通過する。この場合、うず電流センサ67は基板Wの中心Cwを通る軌道上に設置されているため、センサの移動に伴って基板Wの被研磨面の円弧状の軌道上で連続的に膜厚検出が可能である。
次に、うず電流センサ67を用いて基板W上のCu層等の皮膜の膜厚を検出する原理を簡単に説明する。
うず電流式プロセスモニタのシステム原理は、センサコイルに高周波電流を流して、基板W上のCu層等の皮膜中にうず電流を発生させ、このうず電流が膜厚によって変化し、センサ回路との合成インピーダンスを監視することで、膜厚の検出を行うものである。すなわち、センサコイルに高周波電流を流すと、Cu層中にうず電流が発生する。そして、回路中のインピーダンスを監視する。
回路中のインピーダンスは、センサ部のL,CとCu層のRが並列に結合された形となり、以下に示す(1)式のRが変化することによりZが変化することとなる。また、この時、共振周波数も同時に変化し、この変化の度合いを監視することでCMPプロセスの終点の判定を行うことができる。
Figure 2006272546
ここで、Z:合成インピーダンス、j:−1の平方根(虚数)、L:インダクタンス、f:共振周波数、C:コンデンサの静電容量、R:Cu層の抵抗分、ω=2πfである。
図7は、上述の原理に基づき、半導体ウエハ等の基板Wの研磨中に得られたうず電流センサ67の検出信号をコントローラ86で処理した結果を示すグラフである。図7において、横軸は研磨時間を示し、縦軸は共振周波数(Hz)を表している。そして、図7(a)は研磨中にうず電流センサ67が基板Wの直下を複数回通過する間の共振周波数の変化を表し、図7(b)は図7(a)のA部拡大図である。図7(a)および図7(b)においては、基板W上に形成されたCu層の場合を示している。
図7(a)に示すように、研磨が進行するにつれて、うず電流センサ67の信号をコントローラ86で処理した値は漸次減少してゆく。即ち、Cu層の膜厚が減少するにつれて、うず電流センサ67の信号をコントローラ86で処理した値である共振周波数が減少してゆく。図7(a)においては、初期の6800(Hz)から漸次減少してゆく。したがって、予め、Cu層が配線部を除いて除去されたときの共振周波数の値を調べておけば、共振周波数の値をモニタすることにより、CMPプロセスの終点を検出できる。図7(a)においては、Cu層が配線部を除いて除去されたときの共振周波数の値は6620(Hz)である。またCu層が所定の厚さを残した状態の研磨終点に至らない手前のある周波数を闘値として設定しておけば、この闘値に到達するまで、第1の研磨条件で研磨し、闘値に到達した後に第2の研磨条件で研磨し、Cu層およびバリヤメタル層を完全に除去して研磨終点に達したら、CMPプロセスを終了させることもできる。
次に、光学式センサ75を用いて基板W上のCu層の膜厚を検出する原理を簡単に説明する。
上述の研磨中に、光学式センサ75は、研磨テーブルが一回転する毎に基板Wの被研磨面の直下を通過するため、光学式センサ75の投光素子からの光が研磨テーブル10および研磨パッド36の開口36aを通して基板Wの被研磨面に到達し、被研磨面からの反射光が受光素子で受光され、被研磨面の膜厚が測定される。
光学式センサに適用する膜厚測定の原理は、膜とその隣接媒体によって引き起こされる光の干渉を利用している。半導体ウエハ等の基板上の薄膜に光を入射すると、まず一部の光は膜の表面で反射され残りは透過していく。この透過した光の一部はさらに基板面で反射され、残りは透過していくが、基板が金属の場合には吸収されてしまう。干渉はこの膜の表面反射光と基板面反射光の位相差によって発生し、位相が一致した場合は互いに強め合い、逆になった場合は弱め合う。つまり入射光の波長、膜厚、膜の屈折率に応じて反射強度が変化する。基板で反射した光を回折格子等で分光し、各波長における反射光の強度をプロットしたプロファイルを解析して基板上に形成された膜の厚みを測定する。
このように、二種類の膜厚計測用のセンサをポリッシング装置に搭載することにより、基板W上のCu層等の皮膜が所定厚の薄膜になるまでは、うず電流センサ67の信号を処理することにより膜厚をモニタし、所定厚の薄膜になって膜厚を光学式センサ75で検出できるようになった時点で光学式センサ75の信号を処理することにより薄膜の膜厚をモニタする。これにより、薄膜に対する測定感度が高い光学式センサ75を用いてCu層が配線部を除いて除去されたことを正確に検出でき、CMPプロセスの終点を決定できる。勿論、うず電流センサ67と光学式センサ75をCMPプロセスの終点まで併用することもできる。即ち、所定厚の薄膜になったことをうず電流センサ67および光学式センサ75の両者からの信号を処理し、モニタすることにより検出し、かつCu層が配線部を除いて除去されることをうず電流センサ67および光学式センサ75の両者からの信号を処理し、モニタすることにより検出し、CMPプロセスの終点を決定することもできる。上述した説明では、研磨対象の皮膜としてCu層を説明したが、SiO等の絶縁膜の場合でも同様に膜厚を検出できる。
図1乃至図7に示す実施の形態にあっては、本発明を研磨テーブルを回転(自転)させるようにしたポリッシング装置に適用した例を示しているが、研磨テーブルを循環運動(いわゆるスクロール運動)させるようにしたポリッシング装置にも適用できる。
次に、スクロール運動を行なう研磨テーブルを図8及び図9を参照して説明する。図8は研磨テーブルおよびモータ部の断面図であり、図9(a)は研磨テーブルを支持する部分を示す平面図であり、図9(b)は図9(a)のA−A線断面図である。図8では研磨パッド36は研磨テーブル130に真空吸着により保持された状態を示している。図8に示すように、円形の研磨テーブル130は、内部にモータ133を収容した筒状のケーシング134に支持されている。即ち、ケーシング134の上部に、内側に環状に張り出す支持板135が設けられ、この支持板135には周方向に3つ以上の支持部136が形成されており、研磨テーブル130はこれら支持部136に支持されている。つまり、この支持部136の上面と研磨テーブル130の下面の対応する位置には、周方向に等間隔に複数の凹所138,139が形成され、これら凹所138,139にはそれぞれベアリング140,141が装着されている(図9(b)参照)。そして、このベアリング140,141には、図9(b)に示すように距離”e”だけずれた2つの軸体142,143を持つ連結部材144が、各軸体の端部を挿入して装着され、これにより研磨テーブル130が半径”e”の円に沿って循環並進運動(スクロール運動)可能となっている。
また、図8に示すように、研磨テーブル130の中央下面側には、モータ133の主軸145の上端に偏心して設けられた駆動端146を軸受147を介して収容する凹所148が形成されている。主軸145と駆動端146の偏心量も同様に”e”である。モータ133は、ケーシング134内に形成されたモータ室149に収容され、その主軸145は上下の軸受150,151により支持されている。また主軸145には偏心による負荷のバランスをとるバランサ152a,152bが設けられている。
研磨テーブル130は、研磨すべき基板Wの径に偏心量”e”の2倍を加えた値よりやや大きい径に設定され、2枚の板状部材153,154を接合して構成されている。これら板状部材153,154の間には空間155が形成されており、この空間155は真空ポンプ等の真空源に連通しているとともに、上面に開口する複数の真空吸着孔157と連通している。そして、空間155が真空源に連通することにより、真空吸着孔157によって研磨パッド36を真空吸着できるようになっている。押圧手段であるトップリング(図示せず)は、自転速度が遅い点以外は、構造的には図1および図5に示すものと同一である。
上述の構成において、研磨テーブル130をスクロール運動(循環並進運動)させ、かつトップリング14(図1および図5参照)を自転させながら、トップリング14により基板Wを一定の圧力で研磨パッド36に押付け、ノズル(図示せず)より砥液を供給しつつ基板Wの被研磨面を平坦且つ鏡面に研磨する。この時、研磨パッド36を研磨テーブル130の上面に吸着保持することで、ポリッシングの際に研磨パッド36が研磨テーブル130に対して移動する(ずれる)ことが防止される。また、研磨パッド36と基板Wの間には、半径”e”の微小な相対並進円運動が生じて、基板Wの被研磨面はその全面において均一な研磨がなされる。なお、被研磨面と研磨面の位置関係が同じであると、研磨面の局部的な差異による影響を受けるので、これを避けるためにトップリング14を徐々に自転させて、研磨パッド36の同じ場所のみで研磨がなされるのを防止している。
図8及び図9に示す研磨テーブル130はスクロール運動(循環並進運動)型であるので、研磨テーブル130の大きさは基板Wの大きさより偏心量である”e”だけ大きな程度の径であればよい。従って、ターンテーブル形式の研磨テーブルに比較して、設置面積を大幅に小さくすることができる。また研磨テーブル130がスクロール運動をするので、図8に示すように研磨テーブル130をその縁部の複数箇所で支持することができ、高速で回転するターンテーブル形式の研磨テーブルに比べてより平坦度の高い研磨を行なうことができる。
図8及び図9に示す研磨テーブルにおいて、研磨液を研磨テーブル側から供給することもできる。この場合には、空間155に研磨液供給源を接続し、研磨パッド36に孔157に対応した箇所で貫通孔を設ける。この構成により、研磨液を空間155、孔157および研磨パッド36の貫通孔を介して研磨パッド36の上面に研磨液を供給できる。
図10及び図11は本発明の第2の実施形態のポリッシング装置の要部を示す図であり、図10は概略断面図、図11は平面図である。図10に示すように、ポリッシング装置は、円盤状の研磨テーブル10と、この研磨テーブル10を回転駆動するテーブル駆動用モータ12と、研磨テーブル10の上方に上下動自在に配置されてポリッシング対象物である半導体ウエハ等の基板Wを被研磨面を研磨テーブル10に向けて着脱自在に保持する回転自在なトップリング14とを備えている。
研磨テーブル10の下面には支持板16が取り付けられ、この支持板16上に軸受20,28を介して巻付けロール22と巻取りロール30とが支持されている。研磨テーブル10はテーブル駆動用モータ12により回転(自転)する。基板Wの研磨中に、巻取りロール駆動用モータ34を駆動することにより巻取りロール30を回転させ、研磨パッド36を研磨テーブル10に沿って矢印方向に移動させることができる。研磨テーブル10内には流体の連通路10cが形成されており、連通路10cはロータリコネクタ85を介して圧縮空気源等の流体源に接続されている。連通路10cは研磨テーブル10の上面に開口しており、連通路10cに流体を供給すると研磨テーブル10の上面より圧縮空気等の流体が噴出するようになっている。
上述の構成において、研磨パッド36の移動中に、流体源から連通路10cに圧縮空気等の流体を供給すると、流体は研磨テーブル10の上面より研磨パッド36に向かって噴出する。これにより、研磨テーブル10と研磨パッド36との間の摩擦力が低減され、研磨パッド36の研磨テーブル10上の移動、即ち、研磨パッド36の自動交換が円滑に行なわれる。また連通路10cから研磨パッド36に向かって噴出する流体の圧力を基板Wの半径位置に応じて変えることにより、基板Wと研磨パッド36との間に作用する押圧力を基板Wの中心部と外周部との間で変えることができる。即ち、基板Wの研磨圧力を基板Wの半径方向の位置に応じて任意に変更することができ、研磨プロファイルを制御することができる。
図10においては、トップリング14を上下動させるエアシリンダ51と、トップリング14を揺動可能に支持する揺動アーム52と、揺動アーム52を揺動させるモータ53とが図示されている。またトップリング14を回転(自転)させるモータ54も図示されている。
図10に示す実施形態においては、パッド粗さ検知機構55が研磨面の下流(巻取りロール30側)に設けられている。パッド粗さ検知機構55は研磨パッド36上の研磨面に光を照射して研磨面からの反射光を受光し、反射光強度によって研磨パッド36の粗さを検出する。パッド粗さ検知機構55はコントローラ56に接続されており、パッド粗さ検知機構55が研磨パッド36の摩耗(消耗)を検知したら、コントローラ56に信号を送り、巻取りロール駆動用モータ34を駆動することにより、巻取りロール30を回転させ、研磨パッド36を所定長さ巻き上げる。また、研磨パッド36の下方にはUV照射源57が設置されている。研磨パッド36として、固定砥粒研磨パッドを用いる場合に、UV照射源57から紫外線を研磨パッド36に対して照射することにより、砥粒を固定しているバインダを劣化させ、研磨パッド36から砥粒を遊離させやすくすることができる。
本実施形態においては、研磨パッド36は長手方向に複数に区分された研磨パッドから構成されている。即ち、図11に示すように、共通の巻付けロール22と巻取りロール30に、両側に配置された2枚の研磨パッド36aと中央に配置された1枚の研磨パッド36bが取付けられており、研磨テーブル10上に複数の研磨面を提供している。トップリング14が二種類の研磨パッド36a,36b上を移動することにより、基板Wが研磨テーブル10の中心部にある時は、基板Wは研磨パッド36bによりのみ研磨が進行し、基板Wが研磨テーブル10の外周部に位置するときは、基板Wは主として研磨パッド36aにより研磨が進行する。本実施形態の分割型の研磨パッドにより、1つの研磨テーブル上で異なった条件で基板Wの多段研磨を行うことができる。その際に、研磨テーブル10の回転数を研磨の途中で変えてもよく、研磨パッド36a,36bの巻取り速度を研磨途中で変えてもよい。
また、複数の研磨パッド36a,36bに跨るように基板Wを配置させ、基板Wの中心部と外周部に対して異なる研磨パッドに接触させるようにして、研磨を行ってもよい。
研磨液供給ノズル70は研磨パッド36a及び研磨パッド36bの両パッドの上方に配置されており、研磨液供給ノズル70には、研磨パッド36aと研磨パッド36bの対応する位置にそれぞれ研磨液を供給できるように複数の開口が設けられている。研磨液供給ノズル70に隣接して研磨テーブル10の上方に高圧純水スプレーまたはアトマイザ71が設置されており、研磨パッドに高圧純水又は気液混合流体(純水と窒素を霧状にしたもの)を吹き付けることができるようになっている。これにより、基板Wの研磨毎に、高圧純水スプレーまたはアトマイザー71により、高圧純水又は気液混合流体を研磨面に吹き付け、研磨面の洗浄兼目立て(ドレッシング)を行うことができる。また、ナイロンブラシを取付けたブラシ72によりドレッシングの一貫として研磨面上の研磨組成物の除去を行ってもよい。
また本実施形態においては、図11に示すように、研磨パッド36aと研磨パッド36bの間には隙間gが設けられている。研磨テーブル10に埋め込まれた投光素子と受光素子からなる光学式センサ75(図5参照)からの光が研磨パッド36aと研磨パッド36bの間の隙間を通って基板Wに到達するようになっており、基板Wが研磨パッド36aと研磨パッド36bの間を通過する際に基板W上の膜厚を測定できるようになっている。そして、光学式センサ75により基板Wの膜厚を測定し、基板Wの膜厚が所定値になった後に、トップリング回転数や、研磨テーブル回転数、基板Wの押圧力を変えるように制御してもよい。
また、薄い研磨パッドを用いる場合には、光、音波(アコースティックエミッション)、電磁波、X線等の媒体は研磨パッドを透過するので、研磨テーブルの側から基板Wに向けてこれらの媒体を照射することにより、基板Wの膜厚を検知することができる。
次に、研磨パッド36の研磨面周りの構造について説明する。
研磨によって生じる研磨屑や微粒子等がローラ部分やその他の回転駆動部に固着すると、これらの駆動に悪影響を及ぼす。本実施の形態に係るポリッシング装置においては、部材同士が摺動する部分を樹脂化する、又は摺動する部分にコーティングする、又は発塵する部位の排気をする、又は発塵する部分をラビリンス構造にする等の種々の対策を施している。これにより、微粒子が飛散したり、駆動部に固着したりしないようにしている。
また、研磨テーブル、研磨パッドおよびトップリングが配置された研磨空間の圧力を、研磨前の基板Wが位置する場所、基板Wの研磨位置、研磨後の基板Wが位置する場所の順に圧力を小さくするようにしている。
図12及び図13は、本発明の第3の実施形態のポリッシング装置の要部を示す図であり、図12は概略断面図、図13は平面図である。本実施形態においては、研磨テーブル10は水平方向に往復直線運動する型式のものである。研磨テーブル10は矩形平板状のテーブルからなり、この研磨テーブル10はガイドレール80に沿って往復移動可能になっている。研磨テーブル10を支持している部分にはリニアモータ81が設けられており、リニアモータ81により研磨テーブル10はガイドレール80に沿って往復直線運動するようになっている。なおリニアモータの代わりにボールネジを用いてもよい。その他の構成は図10及び図11に示す実施形態と同様である。
なお、図10乃至図13の実施形態において、研磨パッドを研磨テーブルに真空吸着により固定させても勿論よい。
図14は、本発明に係るポリッシング装置の各部の配置構成を示す平面図である。図15はトップリング14と研磨テーブル10,130との関係を示す図である。このポリッシング装置には、図1乃至図13に示す自動交換可能な固定砥粒研磨パッド又は発泡ポリウレタン等の研磨パッドが用いられている。
図14に示すポリッシング装置は多数の半導体ウエハ等の基板Wをストックするウエハカセット221を載置するロードアンロードステージ222を4つ備えている。ロードアンロードステージ222は昇降可能な機構を有していても良い。ロードアンロードステージ222上の各ウエハカセット221に到達可能となるように、走行機構223の上に2つのハンドを有した搬送ロボット224が配置されている。
前記搬送ロボット224における2つのハンドのうち下側のハンドはウエハカセット221より基板Wを受け取るときのみに使用され、上側のハンドはウエハカセット221に基板Wを戻すときのみに使用される。これは、洗浄した後のクリーンなウエハを上側にして、それ以上ウエハを汚さないための配置である。下側のハンドはウエハを真空吸着する吸着型ハンドであり、上側のハンドはウエハの周縁部を保持する落し込み型ハンドである。吸着型ハンドはカセット内のウエハのずれに関係なく正確に搬送し、落し込み型ハンドは真空吸着のようにごみを集めてこないのでウエハの裏面のクリーン度を保って搬送できる。搬送ロボット224の走行機構223を対称軸に、ウエハカセット221とは反対側に2台の洗浄機225,226が配置されている。各洗浄機225,226は搬送ロボット224のハンドが到達可能な位置に配置されている。また2台の洗浄機225,226の間で、ロボット224が到達可能な位置に、4つの基板Wの載置台227,228,229,230を備えたウエハステーション270が配置されている。前記洗浄機225,226は、基板を高速回転させて乾燥させるスピンドライ機能を有しており、これにより基板の2段洗浄及び3段洗浄にモジュール交換することなく対応することができる。
前記洗浄機225,226と載置台227,228,229,230が配置されている領域Bと前記ウエハカセット221と搬送ロボット224が配置されている領域Aのクリーン度を分けるために隔壁284が配置され、互いの領域の間で基板Wを搬送するための隔壁の開口部にシャッター231が設けられている。洗浄機225と3つの載置台227,229,230に到達可能な位置に2つのハンドを有した搬送ロボット280が配置されており、洗浄機226と3つの載置台228,229,230に到達可能な位置に2つのハンドを有した搬送ロボット281が配置されている。
前記載置台227は、搬送ロボット224と搬送ロボット280との間で基板Wを互いに受渡すために使用され、基板Wの有無検知用センサ291を具備している。載置台228は、搬送ロボット224と搬送ロボット281との間で基板Wを受渡すために使用され、基板Wの有無検知用センサ292を具備する。載置台229は、搬送ロボット281から搬送ロボット280へ基板Wを搬送するために使用され、基板Wの有無検知用センサ293と基板Wの乾燥防止、もしくは洗浄用のリンスノズル295を具備している。載置台230は、搬送ロボット280から搬送ロボット281へ基板Wを搬送するために使用され、基板Wの有無検知用センサ294と基板Wの乾燥防止、もしくは洗浄用のリンスノズル296を具備している。載置台229及び230は共通の防水カバーの中に配置されていて、搬送用のカバー開口部にはシャッター297を設けている。載置台229は載置台230の上にあり、洗浄後の基板を載置台229に、洗浄前の基板を載置台230に置くことにより、リンス水の落下による汚染を防止している。なお、図14においては、センサ291,292,293,294、リンスノズル295,296、およびシャッター297は模式的に示したものであって、位置および形状は正確に図示されていない。
前記搬送ロボット280および搬送ロボット281の上側のハンドは、一度洗浄された基板Wを洗浄機もしくはウエハステーション270の載置台へ搬送するのに使用され、下側のハンドは1度も洗浄されていない基板W、及び研磨される前の基板Wを搬送するのに使用される。下側のハンドで反転機への基板の出し入れを行うことにより、反転機上部の壁からのリンス水のしずくにより上側のハンドを汚染することがない。
前記洗浄機225と隣接するように搬送ロボット280のハンドが到達可能な位置に洗浄機282が配置されている。また、洗浄機226と隣接するように搬送ロボット281のハンドが到達可能な位置に洗浄機283が配置されている。
前記洗浄機225,226,282,283とウエハステーション270の載置台227,228,229,230と搬送ロボット280,281は全て領域Bの中に配置されていて、領域A内の気圧よりも低い気圧に調整されている。前記洗浄機282,283は、両面洗浄可能な洗浄機である。
本ポリッシング装置は、各機器を囲むようにハウジング266を有しており、前記ハウジング266内は隔壁284、隔壁285、隔壁286、隔壁287、および隔壁267により複数の部屋(領域A、領域Bを含む)に区画されている。
隔壁287によって領域Bと区分されたポリッシング室が形成され、ポリッシング室は更に隔壁267によって2つの領域CとDに区分されている。そして、2つの領域C,Dにはそれぞれ2つの研磨テーブルと、1枚の基板Wを保持しかつ基板Wを前記研磨テーブルに対して押し付けながら研磨するための1つのトップリングが配置されている。即ち、領域Cには研磨テーブル10(図1参照)、研磨テーブル130(図8参照)、領域Dには研磨テーブル10(図1参照)、研磨テーブル130(図8参照)がそれぞれ配置されており、また、領域Cにはトップリング14、領域Dにはトップリング14がそれぞれ配置されている。領域C内の研磨テーブル14に研磨液を供給するための研磨液供給ノズル70と、研磨テーブル10のドレッシングを行うためのドレッサ60(図3参照)とが配置されている。領域D内の研磨テーブル10に研磨液を供給するための研磨液供給ノズル70と、研磨テーブル10のドレッシングを行うためのドレッサ60(図3参照)とが配置されている。さらに、領域C内の研磨テーブル130のドレッシングを行うためのドレッサ268と、領域D内の研磨テーブル130のドレッシングを行うためのドレッサ269とが配置されている。なお、研磨テーブル130,130の替わりに、湿式タイプの基板膜厚測定機を設置してもよい。その場合は、研磨直後の基板の膜厚を測定することができ、基板の削り増しや、測定値を利用して次の基板への研磨プロセスの制御を行うこともできる。
図14に示すように、隔壁287によって領域Bとは区切られた領域Cの中にあって、搬送ロボット280のハンドが到達可能な位置に基板Wを反転させる反転機278が配置されている。領域Dの中にあって、搬送ロボット281のハンドが到達可能な位置に基板Wを反転させる反転機278’が配置されている。また、領域Bと領域C,Dを仕切る隔壁287には、基板搬送用の2つの開口部が設けられ、一方の開口部は反転機278との間で基板Wを受け渡すために使用され、他方の開口部は反転機278’との間で基板Wを受け渡すために使用される。シャッター245,246が隔壁の各開口部に設けられている。
前記反転機278及び反転機278’は、それぞれ、基板Wをチャックするチャック機構と、基板Wの表面と裏面を反転させる反転機構と、基板Wを前記チャック機構によりチャックしているかどうかを確認するウエハ有無検知センサとを備えている。また、反転機278には搬送ロボット280によって基板Wが搬送され、反転機278’には搬送ロボット281によって基板Wが搬送される。
図14および図15に示すように、前記反転機278及び278’とトップリング14(領域C内)およびトップリング14(領域D内)の下方に、洗浄室(領域B)とポリッシング室(領域C,D)の間で基板Wを搬送するロータリトランスポータ277が配置されている。ロータリトランスポータ277には、基板Wを載せるステージが4ヶ所等配に設けてあり、同時に複数の基板Wが搭載可能になっている。
反転機278又は278’に搬送された基板Wは、ロータリトランスポータ277のステージの中心と、反転機278又は278’により保持されたウエハの中心の位相が合った時に、ロータリトランスポータ277の下方に設置されたリフタ279又は279’が上昇することで、リフタ279又は279’に受け渡される。リフタ279又は279’に移された基板Wは、リフタ279又は279’の下降により、ロータリトランスポータ277に移送される。ロータリトランスポータ277のステージ上に載せられた基板Wは、ロータリトランスポータ277を90°回転することで、トップリング14(領域C内)およびトップリング14(領域D内)の下方へ搬送される。このとき、トップリング14(領域C内)又はトップリング14(領域D内)は予めロータリトランスポータ277の上方に揺動している。
トップリング14(領域C内)又はトップリング14(領域D内)の中心が前記ロータリトランスポータ277上に載置された基板の中心と位相が合ったとき、ロータリトランスポータ277の下方に配置されたプッシャー290又は290’が上昇することで、基板Wはロータリトランスポータ277からプッシャー290又は290’上に移され、最終的に基板Wのみがトップリング14(領域C内)又はトップリング14(領域D内)へ移送される。
前記トップリング14(領域C内)又はトップリング14(領域D内)に移送された基板は、トップリングの真空吸着機構により吸着され、基板は研磨テーブル10(領域C内)又は研磨テーブル10(領域D内)まで吸着されたまま搬送される。そして、基板は研磨テーブル10上に自動交換可能に取り付けられた本発明の研磨パッド又は固定砥粒パッド等からなる研磨面で研磨される。本発明の発泡ポリウレタン等の研磨パッド又は固定砥粒パッドを用いれば、一段研磨でもスクラッチの少ない良好な被研磨面を得ることができる。本ポリッシング装置では、さらにトップリング14,14がそれぞれに到達可能な位置に、前述した第2の研磨テーブル130,130が配置されている。これにより、基板Wは第1の研磨テーブル10,10で研磨が終了した後、第2の研磨テーブル130,130に保持された仕上げ用研磨パッドで仕上げ研磨できるようになっている。仕上げ用研磨テーブルでは、SUBA400やPolytex(共にロデール・ニッタ製)等の研磨パッドに純水を供給しながら純水仕上げ研磨を行なうか、もしくはスラリーを供給して研磨を行なう。
基板Wに付けられた膜種によっては、第2の研磨テーブル130,130で研磨された後、第1の研磨テーブル10,10で処理されることもある。この場合、第2の研磨テーブルの研磨面が小径であることから、発泡ポリウレタン等の研磨パッドに比べて値段の高い固定砥粒パッドを自動交換可能に設け、粗削りをした後に、大径の第1の研磨テーブルに寿命が固定砥粒パッドに比べて短い発泡ポリウレタン等の研磨パッドを自動交換可能に設けて仕上げ研磨をすることで、ランニングコストを低減することが可能である。このように、第1の研磨テーブルを発泡ポリウレタン等の研磨パッド、第2の研磨テーブルを固定砥粒パッドとすることにより、安価な研磨テーブルを供給できる。というのは、固定砥粒パッドの価格は発泡ポリウレタン等の研磨パッドより高く、径が大きいほど高くなる。また、固定砥粒パッドより研磨パッドの方が寿命が短いので、仕上げ研磨のように軽荷重で行った方が寿命が延びる。また、径が大きいと接触頻度が分散でき、寿命が延びる。よって、メンテナンス周期が延び、生産性が向上する。
本発明の第1実施形態のポリッシング装置の要部を示す正面図である。 本発明の第1実施形態のポリッシング装置の要部を示す平面図である。 図1及び図2に示すポリッシング装置にドレッシング装置等を追加して図示した正面図である。 図1及び図2に示すポリッシング装置にドレッシング装置等を追加して図示した平面図である。 研磨テーブルおよびトップリングを示す要部断面図であり、研磨パッドは研磨テーブルに真空吸着により保持された状態を示している。 研磨パッドおよびセンサが埋め込まれた研磨テーブルを示す平面図である。 図7(a)および図7(b)は、基板の研磨中に得られたうず電流センサの検出信号をコントローラで処理した結果を示すグラフであり、図7(a)は研磨中にうず電流センサが基板の直下を複数回通過する間の共振周波数の変化を表し、図7(b)は図7(a)のA部拡大図である。 研磨テーブルおよびモータ部の断面図である。 図9(a)は研磨テーブルを支持する部分を示す平面図であり、図9(b)は図9(a)のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施形態のポリッシング装置の要部を示す概略断面図である。 本発明の第2の実施形態のポリッシング装置の要部を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態のポリッシング装置の要部を示す概略断面図である。 本発明の第3の実施形態のポリッシング装置の要部を示す平面図である。 本発明に係るポリッシング装置の各部の配置構成を示す平面図である。 トップリングと研磨テーブルとの関係を示す図である。 従来のポリッシング装置を示す正面図である。 従来のポリッシング装置を示す平面図である。 他の従来のポリッシング装置を示す図である。 更に他の従来のポリッシング装置を示す図である。
符号の説明
10,130 研磨テーブル
10a 研磨テーブル支持軸
10c 連通路
12 テーブル駆動用モータ
14 トップリング
16,18,135 支持板
20,28,147,150,151 軸受
22 巻付けロール
24,32 カップリング
26 巻付けロール駆動用モータ
30 巻取りロール
34 巻取りロール駆動用モータ
36,36a,36b 研磨パッド
40 吸着保持部
42,86,89 コントローラ
44,84,88 配線
46 ロータリジョイント
51 エアシリンダ
52 揺動アーム
53,54,133 モータ
55 パッド粗さ検知機構
56 コントローラ
57 UV照射源
60 ダイヤモンドドレッサ
61 ダイヤモンド電着リング
65 ウォータジェットノズル
66 ポンプ
67 うず電流センサ
69 ガイドリング
70 研磨液供給ノズル
71 高圧純水スプレーまたはアトマイザ
72 ブラシ
73 トップリングシャフト
74 弾性マット
75 光学式センサ
80 ガイドレール
81 リニアモータ
85 ロータリコネクタ(スリップリング)
87 表示装置(ディスプレイ)
134 ケーシング
136 支持部
138,139,148 凹所
140,141 ベアリング
142,143 軸体
144 連結部材
145 主軸
146 駆動端
152a,152b バランサ
153,154 板状部材
155 空間
157 真空吸着孔
221 ウエハカセット
222 ロードアンロードステージ
223 走行機構
224,280,281 搬送ロボット
225,226,282,283 洗浄機
227,228,229,230 載置台
231,245,246,297 シャッター
266 ハウジング
267,284,285,286,287 隔壁
268,269 ドレッサ
270 ウエハステーション
277 ロータリトランスポータ
278,278’ 反転機
279,279’ リフタ
280,281 搬送ロボット
290,290’ プッシャー
291,292,293,294 有無検知用センサ
295,296 リンスノズル
W 基板

Claims (8)

  1. 回転する研磨テーブルと、
    前記研磨テーブルと一体に回転する巻付けロールおよび巻取りロールと、
    前記巻付けロールに巻きつけられ、かつ前記巻取りロールに巻き取られ、前記研磨テーブルの上面に沿って延びる研磨パッドと、
    被研磨物を保持し、研磨パッドに対して押圧するトップリングと、
    研磨パッドの交換時に前記研磨パッドを前記巻取りロールに巻き取るための巻取りロール駆動用モータとを有し、
    前記研磨テーブルには前記研磨テーブルの上面に開口した流体連通路が設けられ、
    前記流体連通路は前記研磨パッドに空気を供給する圧縮空気源に接続されていることを特徴とする研磨装置。
  2. 前記研磨装置は、
    前記研磨パッドの粗さを検知するパッド粗さ検知機構を有し、
    前記巻取りロール駆動用モータは、前記パッド粗さ検知機構が前記研磨パッドの磨耗を検知したときに送られる信号を基準に、巻取りロールを回転させ、研磨パッドを所定長さ巻き取ることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  3. 前記流体連通路は、前記研磨パッドの巻取り時に、前記研磨パッドに向かって空気を供給することを特徴とする請求項2記載の研磨装置。
  4. 前記流体連通路は、被研磨物の研磨中に、前記研磨パッドへ供給する空気の圧力を、被研磨物の半径位置に応じて変えることを特徴とする請求項3記載の研磨装置。
  5. 前記研磨パッドは、長手方向に区分された2種類の研磨パッドからなることを特徴とする請求項4記載の研磨装置。
  6. 前記研磨テーブルは、前記2種類の研磨パッドのうち一方の研磨パッドで被研磨物を研磨する際の回転と、他方の研磨パッドで被研磨物を研磨する際の回転を可変にすることを特徴とする請求項5記載の研磨装置。
  7. 前記巻取りロール駆動用モータは、前記2種類の研磨パッドの巻取り速度を可変にすることを特徴とする請求項5記載の研磨装置。
  8. 研磨テーブル上に配置された研磨パッドに被研磨物を押圧することによって研磨する研磨方法であって、
    巻付けロールに前記研磨パッドを巻きつけ、
    巻取りロールにより前記研磨パッドを巻き取ることにより研磨パッドを移動させ、
    前記研磨テーブルには流体連通路が設けられ、前記流体連通路は前記研磨パッドに向かって空気を供給する圧縮空気源が接続され、
    前記圧縮空気源は、前記研磨パッドの移動時には前記研磨パッドに向かって空気を噴出させ、該研磨パッドの研磨時には被研磨物の半径位置に応じて研磨パッドに供給する空気の圧力を変化させることを特徴とする研磨方法。
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