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JP2006268961A - 光ディスク装置 - Google Patents

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JP2006268961A JP2005085474A JP2005085474A JP2006268961A JP 2006268961 A JP2006268961 A JP 2006268961A JP 2005085474 A JP2005085474 A JP 2005085474A JP 2005085474 A JP2005085474 A JP 2005085474A JP 2006268961 A JP2006268961 A JP 2006268961A
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Abstract

【課題】チルトセンサなどの特別な検出装置を設けることなく、ディスクの反りを検出して精度の高いチルト制御を行なうことができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】内周側フォーカスコイル91とマグネット8及び外周側フォーカスコイル92とマグネット8とで得られるフォーカス駆動値を複数の半径位置で求めたディスクチルト量と、特定の半径位置で求めた再生特性が良好となる対物レンズの傾きとによって、各半径位置における対物レンズの最適な傾きをチルト補正制御部20で算出したチルト駆動値テーブルを生成し、内周フォーカスコイル91及び/または外周フォーカスコイル92に帰還する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクに光ビームを照射して情報の記録や再生を行う光ディスク装置に関し、特に光ディスクの反りに適応して良好な記録を行なう技術に関するものである。
近年、光ディスク装置は大容量のデータを記録再生する手段として、より高い記録密度で記録または再生できる装置が要望されている。高密度記録を実現するためには、光ビームの光軸に対する光ディスクの記録面の傾き(チルト量)を最適な角度に制御する必要がある。光ビームの光軸に対する光ディスクの記録面の傾き(チルト量)が最適な角度に保たれない場合には、光ディスクに光ビームを集束した際の光スポットが収差をもち、高密度に記録されたデータを正確に読み出すことや、品質のよい信号を高密度で記録することは困難である。
ところが光ディスクの基板は、一般的に樹脂材料を成形して構成されているため、成形時のひずみや保存状態などにより反りを生じる場合が多い。またさらには、装置内部の温度変化やディスクの保管環境と装置内部の温度差などに起因するディスクそのものの温度変化によって記録中に反り量が徐々に変化し、その変化量が半径位置によって異なる場合がある。特に変化量が大きい場合には、記録動作を継続することが困難な状態に至る。このような反りを有する光ディスクの記録面に対して、光ビームの光軸の傾き(チルト量)を制御する方法として従来からいくつかの方法が提案されている。
例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3などのように、発光素子と2分割された受光素子で構成されたいわゆるチルトセンサを光ヘッド上に設け、このチルトセンサで光ヘッドと光ディスクの記録面の相対的な傾きを検出し、チルトセンサの検出信号に基づいて光ヘッド全体を駆動機構によって傾けながら光ビームの光軸に対する光ディスクの記録面の傾きを制御するものが提案されている。
実開平2−72414号公報 特開平7−272300号公報 特開平10−308023号公報
しかしながら従来の構成では、光ビームの光軸に対する光ディスクの記録面の傾きを検出するため、それ専用のチルトセンサを用いていた。よって、チルトセンサを配置するためのスペースが必要となると共に、センサ単体のみならずその駆動用回路、検出用回路を合わせたコストアップを招いていた。また、チルトセンサによっては光ビームの光軸と光ディスクの記録面との相対傾きそのものを検出するものではないため、光ビームの光軸調整残差やチルトセンサの取付け面に対する発光素子の光軸ずれを補正するために、チルトセンサの検出原点角度と光ビームの光軸の傾きとを合わせる調整作業が必要になる。さらに、チルトセンサの大きさに起因してチルトセンサが傾きを検出する位置と光スポットの位置とを一致するように配置するのは困難のため、光スポットの位置での光ディスクの記録面の傾きを検出することができない。つまり検出した光ディスクの記録面の傾きは、実際に記録再生している位置とは異なった半径位置での傾きであり、定常的に検出誤差が生じる。特に、記録中のディスクの温度変化によって反り量が大きく変化する場合には、上記の検出誤差が大きくなり、チルトずれが拡大し、記録品位を維持できない状態に至る。
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、チルトセンサなどの特別な検出装置を設けることなく、光ビームの光軸に対する光ディスクの記録面の傾きを正確に検出し、対物レンズの傾きを光ディスクの記録面の傾きに応じた最適な角度に制御することができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明の光ディスク装置は、スパイラル状または同心円状に形成されたトラックを有する光ディスクに光ビームを照射する光源と、前記光ビームを前記光ディスクの記録面に集光させる集光手段と、前記集光手段を前記光ビームの光軸方向に移動させるフォーカス方向移動手段と、前記記録面からの反射光を受光する光検出器とを有する光学ヘッドと、前記光ビームの前記記録面に対する焦点ずれを検出するフォーカスエラー検出手段と、前記光ビームの焦点を前記情報面に合わせるように前記フォーカスエラー検出手段の出力に基づいて前記フォーカス方向移動手段を駆動するフォーカス制御手段と、前記光ビームを前記光ディスクの半径方向に移動するトラッキング方向移動手段と、前記光ディスクを回転させる回転手段と、前記光ディスクの半径方向の異なる複数の位置における前記フォーカス制御手段の出力値の平均値に基づいて前記記録面の傾きであるディスクチルト値を検出するディスクチルト検出手段と、前記集光手段の傾きを可変するチルト可変手段と、前記チルト可変手段を駆動するチルト駆動手段と、前記ディスクチルト検出手段により求めた前記ディスクチルト値に基づいて前記チルト駆動手段への入力値をチルト駆動値として算出するチルト駆動値算出手段と、前記光ディスクの半径方向の異なる複数の位置における前記ディスクチルト値に基づいて算出された前記チルト駆動値を記憶し、かつ各半径位置での前記チルト駆動値から半径位置と前記チルト駆動値の関係を近似する計算式を導出し、半径方向の所定間隔毎のチルト駆動値テーブルを生成・記憶するチルト駆動値テーブル生成手段と、前記光検出器の出力に基づく再生信号を計測する再生信号計測手段と、前記チルト駆動手段への入力値を変化させることによって前記集光手段の傾きを変化させながら再生信号計測手段の出力値を取得し、前記再生信号計測手段の出力値が目標値となる前記チルト駆動手段への入力値をチルト駆動基準値として算出する基準チルト駆動値演算手段と、を具備し、少なくとも1点の略同一の半径位置において前記チルト駆動基準値と前記チルト駆動値の両方を求め、それらの差分をオフセットとして複数の半径位置で求めた前記チルト駆動値に加え、前記オフセットにより補正した前記チルト駆動値に基づいて前記チルト駆動値テーブルを更新し、記録動作中または再生動作中の所望の半径位置における前記集光手段の傾きを前記光ディスクの記録面と前記光ビームの相対傾きに応じた最適な値に設定するために更新された前記チルト駆動値テーブルから該当する半径位置の前記チルト駆動値を求めて、前記チルト駆動手段に入力し、前記チルト可変手段を駆動するように構成されている。
本発明の光ディスク装置は、フォーカス駆動値を用いて複数の半径位置で求めたディスクチルト量と特定の半径位置で求めた再生特性が良好となる対物レンズの傾きによって、各半径位置における対物レンズの最適な傾きを求めたチルト駆動値テーブルを生成する構成としたので、チルトセンサなどの特別な検出装置を設けることなく、光ディスクの反り量の大小に関わらず、常に対物レンズの傾きを光ディスクの記録面と光ビームの相対傾きに応じた最適な値に設定することが可能となる。よって、小型・薄型でかつ信頼性の高い光ディスク装置を実現することができる。
(実施の形態)
以下、本発明の光ディスク装置の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図、図2は本実施形態の光ディスク装置の光学ヘッド3の光学系の構成を示す図である。図1において、光ディスク1はスピンドルモータ2によって回転駆動され、スピンドルモータ2の回転周波数はスピンドル制御回路5によってコントロールされる。光学ヘッド3は光ビーム39を光ディスク1の記録面に集光してデータの記録または再生を行う。記録すべき2値化信号は記録信号処理回路(図示せず)で記録信号に変換されて光学ヘッド3に送られ、光ディスク1から読み取った再生信号は再生信号処理回路19で2値化信号に処理される。光学ヘッド3の対物レンズ4は、マグネット8と第1のフォーカス駆動コイル91と第1のフォーカス駆動コイル92とで構成されたフォーカスアクチュエータ7により、光ビームの光軸方向(フォーカス方向)に駆動される。フォーカス制御回路6は、光学ピックアップ3から出射された光ビーム39を光ディスク1の記録面に集光するために、フォーカス駆動コイル91と92とに印可する電圧を制御し、対物レンズ4の焦点位置をコントロールする。対物レンズ4は、同様にマグネット8とトラッキング駆動コイル11とで構成されたトラッキングアクチュエータ12により、光ディスク3の半径方向(トラッキング方向)に駆動される。トラッキング制御回路12は、光学ピックアップ3から出射された光ビームを記録面に形成されたトラックに追従させるために、トラッキング駆動コイル10に印可する電圧を制御して対物レンズ4の光軸位置をコントロールする。光ビーム39の焦点位置のずれを示すフォーカスエラー信号及びトラック方向のずれを示すトラッキングエラー信号は、光学ピックアップ3からの再生信号を元にして再生信号処理回路19で生成され、フォーカス制御回路6及びトラッキング制御回路12に送られる。
光学ヘッド3を異なる半径位置に移動させる光学ヘッド移動手段13は、トラバースモータ14、リードスクリュウ15、ラック16、及びガイド軸17で構成され、トラバースモータ14の回転軸に形成されたリードスクリュウ15は、光学ヘッド3に固定されたラック16と係合しており、光学ヘッド3はガイド軸17によって直進可能に支持されている。そして光学ヘッド3は、リードスクリュウ15とラック16とを介して伝達されたトラバースモータ14の回転トルクによって、光ディスク1の半径方向に移動される。
図2を用いて光学ヘッド3の光学系の構成をより詳細に説明する。光学ヘッド3は、対物レンズ4、レーザー光源31、カップリングレンズ32、偏光ビームスプリッタ33、1/4波長板34、反射ミラー35、検出レンズ36、円筒レンズ37、光検出器38が取り付けられており、レーザー光源31より発生した光ビーム39は、レンズ32で平行光にされた後に、偏光ビームスプリッタ33、1/4波長板34を通過し、反射ミラー35で折り曲げられ、対物レンズ4により光ディスク1の記録面上に集束して照射される。
光ディスク1のデータ面で反射した戻り光は、対物レンズ4を通過して反射ミラー35により折り曲げられて、1/4波長板34などを通過して光検出器38に集束して照射される。なお、光検出器38は図3に示される通り、4分割された受光素子で形成されている。
次に、光学ヘッド3に設けられた光検出器34と再生信号処理回路19とに関して、図3と図4とを用いて説明する。図3は、光検出器38の構成と光ディスク1からの反射光との関係を示したものである。光検出器38は、分割された4つの受光素子A、B、C、Dから構成され、それぞれの出力a、b、c、dは再生信号処理回路19に出力される。図4は再生信号処理回路19を示しており、再生信号処理回路19は光検出器38の出力a、b、c、dから、トラッキングエラー(TE)信号=(a+d)−(b+c)、フォーカスエラー(FE)信号=(a+c)−(b+d)、RF信号=(a+b+c+d)を生成する。
このTE信号は、トラッキングサーボ回路12へ送られ、光スポットを光ディスクのトラックに追従させるトラッキングサーボに用いられる。またFE信号は、フォーカスサーボ回路6へ送られ、光スポットを光ディスク1の記録面に集光するために対物レンズ4の焦点位置をコントロールするフォーカスサーボに用いられる。
次に、対物レンズ4を傾けるチルトアクチュエータのより詳細な構成を、図5を用いて説明する。チルトアクチュエータは、マグネット8と内周側フォーカス駆動コイル91と外周側フォーカス駆動コイル92とで構成されている。内周側フォーカス駆動コイル91と外周側フォーカスコイル92とに同位相の電圧を加えると、対物レンズ4はフォーカス方向(上下方向)に駆動される。また、内周側フォーカス駆動コイル91と外周側フォーカスコイル92とに逆位相の電圧を加えると、対物レンズ4は傾き、これらのコイルに入力する電圧をコントロールすることにより、対物レンズ4の傾き角度を制御できる。
チルト補正制御部20の構成を図6を用いて説明する。チルト補正制御部20は、ディスクチルト検出部24、チルト駆動値算出部25、チルト駆動値テーブル生成部26、基準チルト駆動値算出部27とで構成されており、ディスクチルト検出部24は光ディスク1の半径方向の異なる複数の位置においてフォーカス制御回路の出力値、すなわちフォーカス駆動値の平均値を測定し、その値に基づいて記録面の傾きであるディスクチルト値を検出する。図7に示すように、光ディスク1が反りを有している場合、半径方向の距離ΔRだけ離れている2点における光ディスク1の記録面のフォーカス方向の高さに差ΔHが発生しており、このときのディスクチルトθは(式1)
θ=tan-1(△H/△R) (式1)
で表される。
このとき対物レンズ4は、フォーカス制御回路12によって記録面に焦点が結ばれるように制御されているので、光ディスク1の記録面からの距離は焦点距離WDに維持されており、ΔH分だけ対物レンズ4の高さも変化しており、フォーカス駆動値(電圧)に対するフォーカス方向の移動量の係数をKfとすると、ディスクチルトθは(数2)のように表される。
Figure 2006268961
したがって、半径方向の所定距離ΔRだけ離れている2点におけるフォーカス駆動値の差ΔVを測定することにより、ディスクチルトθを検出することができる。このようにして求めたディスクチルト値に基づき対物レンズ4の傾きを最適にするため、チルト駆動値算出部25はチルトアクチュエータ29を構成する内周側フォーカス駆動コイル91と外周側フォーカスコイル92とへの印可電圧を決めるチルト駆動値を算出する。チルト補正コントローラ28は、半径方向の複数の点でディスクチルト値を測定するため、トラバース制御回路18に測定位置への移動指示を送ると共に、測定位置情報をディスクチルト検出部24とチルト駆動値テーブル生成部26に送る。さらに、チルト補正コントローラ28は、光ディスク1の面振れによるフォーカス駆動値の変動の影響を除去するため、1回転の整数倍の期間で平均化が行なえるようスピンドルモータ制御回路5から得たFG信号を用い、ディスクチルト検出部24に測定タイミング信号を送る。チルト駆動値テーブル生成部26は、チルト駆動値算出部25から得た各測定位置におけるチルト駆動値を記憶し、かつ各測定位置でのチルト駆動値から半径位置とチルト駆動値との関係を近似する計算式を導出し、半径方向の所定間隔毎のチルト駆動値を格納したチルト駆動値テーブルを生成して記憶する。例えば図8に示すように、ディスクチルト値を測定したR1、R2、R3、R4、R5の5点におけるチルト駆動値を元にそれら5点の間を直線近似し、その直線近似式から距離ΔX間隔毎のチルト駆動値テーブルを生成して記憶するものである。
次に、基準チルト駆動値算出部27は、チルト駆動値を所定のステップで変化させることにより、対物レンズ4の傾きを強制的に変化させながら再生ジッタ計測回路21からジッタ値を取得し、ジッタ値が最小となるチルト駆動値を求める。この目的は、対物レンズ4の光ビーム93の光軸に対する傾きの影響を除去することにある。図9に示すように、チルト駆動値をゼロとした場合の対物レンズ4の光ビーム93の光軸に対する傾きΔθLは、主には製造時の調整誤差やドライバICのチャンネル間のオフセットに起因するものであり、いずれの場合も完全にゼロすることは不可能である。本実施形態のフォーカス駆動値からチルト駆動値を求める方法は、実質的に光ディスク1のディスクチルト値そのものを測定するものであるので、ディスクチルト値の半径方向の変化量に関しては誤差なく求めることができる。したがって、少なくとも1点の半径位置でフォーカス駆動値から得られたチルト駆動値とジッタ値とが最小となるチルト駆動値の差を求めれば、その差が対物レンズ4の傾き誤差に相当し、その差分だけを補正してやれば、すべての半径位置において精度良くチルト補正を行なうことができる。図10に示すように、チルト駆動値をゼロを基準としてプラス方向とマイナス方向に変化させながらジッタ値を測定し、その結果を最小2乗法を用いて2次式に近似してやれば、ジッタ値が最小となるチルト駆動値を求めることができる。そして、フォーカス駆動値から得られたチルト駆動値とジッタ値とが最小となるチルト駆動値の差分ΔVtに、チルト駆動感度Kt(対物レンズ4の傾き角度/チルト駆動値)を乗算した値が、対物レンズ4の光軸に対するずれ角度ΔθLに相当する。より具体的には図11に示すように、ディスクチルト値を測定したR1の位置でジッタ値が最小となる基準チルト駆動値を求め、R1で得られていたチルト駆動値との差分をチルト駆動値テーブル生成部が記録しているR1からR5のチルト駆動値にオフセットとして加えて、チルト駆動値テーブルを更新する。
このように、任意の半径位置での最適なチルト駆動値を格納したチルト駆動値テーブルを生成することにより、記録動作中または再生動作中にはチルト駆動値テーブルから該当する半径位置のチルト駆動値を求めて、チルトアクチュエータ29を駆動することで、対物レンズ4の傾きを光ディスク1の記録面と光ビームとの相対傾きに応じた最適な値に設定することが可能となる。以上のように本実施形態の構成によれば、フォーカス駆動値に基づき求めたディスクチルト量を再生信号によって補正して対物レンズの最適な傾きを求めるようにしたので、チルトセンサなどの特別な検出装置やチルトモータなどのチルト駆動機構を設けることなく、光ディスクの反り量が大きい場合でも、安定な記録再生が可能な光ディスク装置を提供する。
以上、本発明の光ディスク装置は、チルトセンサなどの特別な検出装置を設けることなく、光ディスクの反り量が大きい場合にも、確実に最適チルト量を検出することができるので、非常に高精度で信頼性の高いチルト補正が実現できる。したがって、本発明の光ディスク装置の構成はDVD−R装置、DVD−RAM装置、DVD−RW装置、CD−R装置、CD−RW装置や光磁気記録装置などの記録及び再生の両方を行う光ディスク記録再生装置、及び再生専用のDVD−ROM装置、CD−ROM装置や再生専用MD装置などの光ディスク再生装置、及び記録のみを行う光ディスク記録装置のいずれの光ディスク装置においても好適であり、いずれの場合も同様の効果を奏することは言うまでもない。
本発明のディスク装置は、光ディスクに光ビームを照射して情報の記録や再生を行う光ディスク装置に適用できる。
本発明の一実施形態おける光ディスク装置の構成を示すブロック図 同実施形態における光学ヘッドの構成を示した説明図 同実施形態における光学ヘッドの光検出記器の構成を示した説明図 同実施形態における光ディスク装置の再生信号処理回路の説明図 同実施形態における光ディスク装置のチルトアクチュエータの説明図 同実施形態における光ディスク装置のチルト補正制御部のブロック図 同実施形態における光ディスク装置のディスクチルト測定の説明図 同実施形態における光ディスク装置のチルト駆動値テーブルの説明図 同実施形態における光ディスク装置の対物レンズと光軸とのずれの説明図 同実施形態における光ディスク装置のチルト駆動値とジッタ値の関係図 同実施形態における光ディスク装置のチルト駆動値テーブル更新の説明図
符号の説明
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 光学ヘッド
4 対物レンズ
20 チルト制御部

Claims (1)

  1. スパイラル状または同心円状に形成されたトラックを有する光ディスクに光ビームを照射する光源と、前記光ビームを前記光ディスクの記録面に集光させる集光手段と、前記集光手段を前記光ビームの光軸方向に移動させるフォーカス方向移動手段と、前記記録面からの反射光を受光する光検出器とを有する光学ヘッドと、
    前記光ビームの前記記録面に対する焦点ずれを検出するフォーカスエラー検出手段と、
    前記光ビームの焦点を前記情報面に合わせるように前記フォーカスエラー検出手段の出力に基づいて前記フォーカス方向移動手段を駆動するフォーカス制御手段と、
    前記光ビームを前記光ディスクの半径方向に移動するトラッキング方向移動手段と、
    前記光ディスクを回転させる回転手段と、
    前記光ディスクの半径方向の異なる複数の位置における前記フォーカス制御手段の出力値の平均値に基づいて、前記記録面の傾きであるディスクチルト値を検出するディスクチルト検出手段と
    前記集光手段の傾きを可変するチルト可変手段と、
    前記チルト可変手段を駆動するチルト駆動手段と、
    前記ディスクチルト検出手段により求めた前記ディスクチルト値に基づいて、前記チルト駆動手段への入力値をチルト駆動値として算出するチルト駆動値算出手段と
    前記光ディスクの半径方向の異なる複数の位置における前記ディスクチルト値に基づいて算出された前記チルト駆動値を記憶し、かつ各半径位置での前記チルト駆動値から半径位置と前記チルト駆動値の関係を近似する計算式を導出し、半径方向の所定間隔毎のチルト駆動値テーブルを生成・記憶するチルト駆動値テーブル生成手段と
    前記光検出器の出力に基づく再生信号を計測する再生信号計測手段と、
    前記チルト駆動手段への入力値を変化させることによって前記集光手段の傾きを変化させながら再生信号計測手段の出力値を取得し、前記再生信号計測手段の出力値が目標値となる前記チルト駆動手段への入力値をチルト駆動基準値として算出する基準チルト駆動値演算手段とを具備し、
    少なくとも1点の略同一の半径位置において前記チルト駆動基準値と前記チルト駆動値との両方を求め、それらの差分をオフセットとして複数の半径位置で求めた前記チルト駆動値に加え、前記オフセットにより補正した前記チルト駆動値に基づいて前記チルト駆動値テーブルを更新し、記録動作中または再生動作中の所望の半径位置における前記集光手段の傾きを、前記光ディスクの記録面と前記光ビームの相対傾きに応じた最適な値に設定するために更新された前記チルト駆動値テーブルから、該当する半径位置の前記チルト駆動値を求めて、前記チルト駆動手段に入力し、前記チルト可変手段を駆動するように構成したことを特徴とする光ディスク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008097661A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Sanyo Electric Co Ltd 光ピックアップ装置
JP2008299939A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスクドライブ装置
JP2010244604A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスク装置

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