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JP2006263145A - 炊飯器 - Google Patents

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JP2006263145A
JP2006263145A JP2005085469A JP2005085469A JP2006263145A JP 2006263145 A JP2006263145 A JP 2006263145A JP 2005085469 A JP2005085469 A JP 2005085469A JP 2005085469 A JP2005085469 A JP 2005085469A JP 2006263145 A JP2006263145 A JP 2006263145A
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JP
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rice
cooking
time
heating
inner pot
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Pending
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JP2005085469A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Yasunobu
淑子 安信
Motomichi Mishima
基道 三島
Masaki Yura
政樹 由良
Takeshi Kitaizumi
武 北泉
Hideki Ono
英樹 大野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】炊飯時間を短縮して炊飯したとき、炊飯終了後、良好な米飯を得ることでき、炊飯時間短縮化と好きなときに炊飯できる利便性を兼ね備えるた炊飯器を提供する。
【解決手段】深さが内径よりも大きい内鍋と、内鍋を加熱する加熱手段と、内鍋の温度を測定する鍋温度測定手段を備え、炊飯重量に応じて、炊飯工程の浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程時間を決定し、鍋温度測定手段に基づいて、火力制御することにより、炊き上げ時に高火力で加熱を行うことが可能になり、さらに超音波振動手段を備えることにより米への吸水が促進され、短時間で、良好な状態の米飯を得ることができる。また、内鍋が独立して2個存在するので、好きなときに炊飯することができ、炊飯時間の短縮化に加えて、さらに利便性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、精白米を炊飯する機能を備えた炊飯器に関するものである。
以下に、従来の炊飯器について図面を参照にしながら説明する。
図3は、従来の炊飯器の構成を示す断面図である。図3において、32は内径200mm、深さ110mmの内鍋であり、中に、調理物である米と水を入れて加熱調理を行う。本体31には、内鍋32の底に接するように鍋温度検出器34が設けられている。また、内枠33の底には電磁誘導の電磁加熱コイル35が設けられており、制御部36は電磁加熱コイル35に電力を供給する高周波電源を有する。さらに、蓋部37には、蓋部加熱コイル38と蓋温度検出器39が設けられており、制御部36の高周波電源より電力が供給される。炊飯中は、炊飯器底部から電磁加熱コイル35による加熱が行われ、さらに、炊き上げ工程・むらし工程では底部からの加熱に加えて蓋部加熱コイル38による加熱も行われる。
次に図3に示した炊飯器を用いた従来の一般的な炊飯方法について説明する。従来、炊飯器の制御部に組み込まれている炊飯方法では、浸水工程、炊き上げ工程、蒸らし工程と3つの工程が順次行われている。最初の浸水工程では、制御温度を55℃〜60℃と室温より高めに設定して加熱を行い、米により速く、より多くの水を吸水させることを目的としている。次の炊き上げ工程では、さらに制御温度を水の沸騰温度まで上昇させ、一定時間沸騰維持を行い、米にさらに水を吸水させるとともに、米のβ澱粉をα澱粉に転移させ、米の糊化を行う。そして、最後の蒸らし工程では、沸騰温度での制御を行い、米の余分な水分を飛ばすとともに、炊飯器内鍋内の加熱状態を均一化させ、炊飯各部位による炊きむらのない良好な米飯を得ることを目的としている。このときの炊飯時間は48分であった。
また、さまざまな生活シーンに対応し、より使い勝手を向上させるため、炊飯時間を短縮化した炊飯方法もある。一般に、炊き上げ工程や蒸らし工程の火力を強くすると、炊飯時間の短縮化は図れるが、ふきこぼれたり、米飯が焦げ付いたりする。よって、短縮化した従来の炊飯方法では、組み込まれている浸水工程の制御温度を、従来の55℃〜60℃よりさらに高い65℃に設定し、米への吸水スピードを高め、短時間化を図った。
また、洗米した米を室温で所定量(標準的には米の1.5倍の重量)の水中で30分以上放置(浸水)した後、炊飯器にて沸騰温度で制御し、炊き上げ、蒸らし工程を行い、炊飯時間を短縮化する方法もある。このときの炊飯時間は短縮されるが、浸水時間の約30分が必要であり、事前に米を浸水しておくという手間がかかる。
また、早炊きコースと呼ばれるものがあり、この炊飯方法を選択すると、浸水工程を短縮あるいは省略した後、炊き上げ、蒸らし工程を行い短時間で米飯を得ることができる。
また、電気加熱源と鍋と圧力装置を備え、この圧力装置によって、炊飯工程中、圧力状態を維持して、米への吸水、熱伝導を良好にして短時間で炊飯できる炊飯器もある。
また、使い勝手を向上させるという観点から、同時に複数の炊飯ができる炊飯器もあり、特許文献1では、機器本体内に複数の炊飯装置を独立して並設して、同時に加熱できる構成になっている。
特開平1−317409号公報
(表1)は、従来の炊飯方法で炊飯した米飯に関するデータである。
Figure 2006263145
(表1)では、従来の炊飯方法で、1合(150g)の米に、225g(米の1.5倍の重量)の水を加えて炊飯器にて炊飯したときの、炊飯終了後の米飯の評価として外観(膨らみ)、軟らかさを示し、炊飯時間として浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程時間(分)とトータルの炊飯時間(分)を示している。また、従来の炊飯方法1と比較しての使い勝手の利点も示している。
米飯の外観(膨らみ)と、米飯のおいしさの重要な項目である軟らかさの官能評価は、1ポイント違うとその差は明確に認識される。
(表1)により従来の炊飯方法1では、炊飯器の内鍋に米と水を収容し、浸水工程、炊き上げ工程、蒸らし工程と3つの工程が順次行われ、炊飯各部位による炊きむらのない良好な米飯が得られた。外観は、膨らみが良く、食感は軟らかく、このときの米飯を0ポイント、つまり基準とした。このときの各工程時間は、浸水工程20分、炊き上げ工程15分、蒸らし工程13分でトータル炊飯時間は48分であった。しかし、従来の炊飯方法1では、急いで炊飯したいときや、家族のメンバーが、好きなときに炊飯し、炊きたての米飯が食べたいというニーズには、対応できなかった。
また従来の炊飯方法2では、従来の炊飯方法1と同様浸水工程が組み込まれた炊飯方法において、米への吸水スピードを高めて浸水工程を短縮するため、制御温度を従来の55℃〜60℃よりさらに高い65℃に設定した。このときの浸水工程は10分に短縮され、トータルの炊飯時間は38分になった。しかし炊飯終了後得られた米飯の外観は膨らみが悪く、食感は硬くなった。これは、制御温度が65℃と、糊化温度である60℃より高く設定したことから、米の表層部分の吸水は上昇したが、この表層部分で糊化が生じ、米の中心部への吸水が妨げられたためと考えられる。よって、従来の炊飯方法2では、炊飯時間は短縮化されたが、良好な米飯を得ることはできなかった。
また従来の炊飯方法3では、1合(150g)の米を洗米し、室温で225g(米の1.5倍の重量)の水中で30分以上浸水した後、炊飯器の早炊きコースを選択することにより炊飯した。このとき、浸水工程は短縮され、沸騰温度で炊き上げ、蒸らし工程が行われた。炊飯終了後の米飯は、外観、食感ともに基準と比較して1ポイント以内のほぼ同等の状態であった。このときの各工程時間は、浸水工程4分、炊き上げ工程15分、蒸らし工程13分で、トータル炊飯時間は32分と従来の炊飯方法2よりさらに短縮されたが、事前に、米を30分以上浸水させておく必要があり、実質の炊飯時間は、60分以上になった。また、急いで炊飯したいときにも対応できなかった。
さらに圧力装置を備えた従来の炊飯器での従来の炊飯方法4では、炊飯の各工程において、圧力状態を維持していることから、浸水工程では圧力によって米内に急速に水が浸透し、炊き上げ工程では圧力状態になっていることから鍋内の温度上昇が早くなり、炊飯時間が短縮できると予想され、各工程時間を短縮し、トータルの炊飯時間を31分にした。
炊飯終了後得られた米飯の外観は、膨らみが悪く、食感は硬くなった。これは、浸水工程では圧力状態を維持しているので、吸水スピードは促進されたが、米と米の間には隙間がなく、密な状態であったため、浸水工程の時間が短縮された分の吸水を補うだけのスピードは促進されなかった。結果、吸水としては不十分な状態で、炊き上げが開始され、中心部への吸水が不足気味となり、硬くなったと考えられる。よって、従来の炊飯方法4では、炊飯時間を短縮して、良好な米飯を得ることはできなかった。
また従来の炊飯方法5では、独立して複数並設された炊飯装置で構成された炊飯器で炊飯する方法であり、家族それぞれの生活様式に合わせて炊飯できるので、好きなときに炊飯でき、使い勝手は向上した。しかし、その炊飯時間を短縮化するといった利便性は兼ね備えていない。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、短時間で炊き上げ状態が良好な米飯を得、さらに好きなときに炊飯できる炊飯器を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の炊飯器は、深さが内径よりも大きい内鍋と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を測定する鍋温度測定手段と、前記鍋温度測定手段が測定した前記内鍋の温度に基づいて前記加熱手段に与える電力を制御する制御手段を備え、制御手段により、効率よく加熱が行われ、短時間で、良好な状態の米飯を得ることができる。加えて、2つ以上の内鍋と超音波振動手段を備えることにより、いつでも好きなときに炊飯でき、炊飯時間もさらに短縮することができる。
本発明の炊飯器は、炊飯時間を短縮しても、炊飯終了後、膨らみがよく、食感も軟らかい米飯を得ることができ、さらに好きなときに炊飯することができる。
第1の発明は、深さが内径よりも大きい内鍋と、内鍋を加熱する加熱手段と、内鍋の温度を測定する鍋温度測定手段と、鍋温度測定手段が測定した内鍋の温度に基づいて加熱手段に与える電力を制御する制御手段を備えたもので、炊き上げ工程での高火力が実現でき、短時間で良好な状態の米飯を炊き上げることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の内鍋が2つ以上で構成され、内鍋各々を加熱する加熱手段と鍋温度測定手段を備えているので、別々に炊飯を行うことができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の内鍋の重量を測定する重量測定手段を備え、重量測定手段が測定した内鍋の重量に基づいて、制御手段において、加熱手段に与える電力を制御するようにしたもので、内鍋内の調理物の重量に応じて、最適な時間で加熱を行うことができるので、短時間で良好な状態の米飯を炊き上げることができる。
第4の発明は、特に、第2の発明の内鍋の調理物の量を設定する設定手段を設け、設定手段で設定した調理物の設定量に基づいて、制御手段において、加熱手段に与える電力を制御するようにしたもので、内鍋内の調理物の設定量に応じて、最適な時間で加熱を行うことができるので、短時間で良好な状態の米飯を炊き上げることができる。
第5の発明は、特に、2〜4のいずれか一つの発明の炊飯器に超音波振動手段を設けることにより、さらに短時間で良好な状態の米飯を炊き上げることができる。
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。尚、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の炊飯器の断面図であり、10は炊飯(調理)する調理物を載置する内径100mm、深さ200mmの深さが内径よりも大きい内鍋で2個独立して構成されている。11は炊飯器の筐体、12は各々の内鍋の蓋部であり、13は蓋部加熱コイルである。14は、各々の内鍋10の温度を測定する鍋温度測定手段、15は各々の内鍋10の重量を測定する重量測定手段、16は超音波振動手段であり、通電すると各々の内鍋内の調理物を超音波により振動させることができる。また、17は、調理物が載置された各々の内鍋10を加熱する電磁加熱コイルであり、通電すると電磁誘導加熱により、内鍋10自身が加熱され、内部の調理物を加熱することができる。
図には示していないが、炊飯器本体外郭の一部に設けた炊飯開始ボタンを押すことにより、重量測定手段15で測定した内鍋10の重量に基づいて、内鍋の鍋温度測定手段14により電磁加熱コイル17に通電する電力を制御手段18にて制御することにより炊飯が行われ、さらに、制御手段18により超音波振動手段16を制御することにより、浸水工程において調理物に超音波振動を与えることができる。
従来の炊飯方法と同等の重量の米1合(150g)と水225gを例にとって、本実施の形態1の炊飯器にて炊飯する工程を説明する。まず、各々内鍋10に米と水を各々載置し、炊飯器本体外郭の一部に設けた炊飯開始ボタンを押すことにより、重量測定手段15で測定した内鍋の重量に基づいて、制御部にて炊飯工程の浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程時間が決定され、各々の内鍋内の調理物が加熱され、同時に炊飯が開始される。炊飯の各工程で、内鍋10の加熱温度は鍋温度測定手段14により制御される。炊飯は、最初に、浸水工程が実行され、内鍋10は鍋温度測定手段14により、制御温度55℃〜60℃で一定時間制御される。このとき、超音波振動手段16が作動し、この浸水工程が終了すると、超音波振動手段16は停止する。次の炊き上げ工程では、さらに内鍋10の制御温度を水の沸騰温度である100℃まで上昇させ、一定時間100℃維持を行う。最後に蒸らし工程が行なわれ、この工程では一定時間内鍋を100℃で制御し、各々の内鍋内の炊飯が同時に終了する。
内鍋10を加熱する加熱手段は、電磁加熱コイル17に限定されるものでなく、内鍋の温度を測定する手段は、鍋温度測定手段14に限定されるものでなく、重量を測定する手段は、重量測定手段15に限定されるものではない。
(表2)は、本実施の形態1の米飯に関するデータである。
Figure 2006263145
(表2)により、本実施の形態1の炊飯の各工程時間は、浸水10分、炊き上げ4分、蒸らし13分で、トータルの炊飯時間は27分と短縮でき、その上、外観もふっくらと膨らみ、軟らかく、従来の炊飯方法1で得られた米飯を基準とすると、同等の状態が実現できた。
まず浸水工程は、超音波振動装置により米と水に振動を与えることにより、米同士に隙間ができ、米が一粒一粒分離して存在することにより、水と接触する面積が増加し、吸水スピードが高まり、10分で十分吸水された。次の炊き上げ工程では、深さが、従来の炊飯器の110mmと比較して約2倍の200mmと深いため、高火力で炊き上げてもふきこぼれることなく沸騰維持され、4分と短時間で米にさらに水を吸水させるとともに米のβ澱粉をα澱粉に転移させ、米の糊化を行うことができた。そして、蒸らし工程が行われ、十分に吸水、糊化し、さらに余分な水分をとばすことにより、良好な米飯を得ることができた。
また、内鍋は2個独立して存在しているため、異なる時間に炊飯することもできるので、家族それぞれの生活様式に合わせて、好きなときに炊飯でき、しかも短時間で行えるので、使い勝手が、従来の炊飯方法1を基準すると格段に向上した。
以上述べたところから明らかなように、本実施の形態1の炊飯器は、深さが内径よりも大きい内鍋と、内鍋を加熱する加熱手段と、内鍋の温度を測定する鍋温度測定手段、さらに重量測定手段と超音波振動手段を備え、炊飯するとき、内鍋の重量測定手段により、測定された重量に基づいて、制御部にて炊飯工程の浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程時間が決定され、各炊飯工程に応じて、内鍋の温度が、鍋温度測定手段の情報に基づいて制御され、重量に応じた加熱と、炊き上げ時の高火力加熱と超音波振動手段による米への吸水促進により、短時間で、良好な状態の米飯を得ることができる。また、内鍋が独立して2個存在することにより、短時間炊飯の利便性に加えて、好きなときに炊飯できる利便性も兼ね備えている。
(実施の形態2)
本実施の形態2の炊飯器の断面図は、本実施の形態1の炊飯器とほぼ同様の図1に示すような構成になっているが、本実施の形態2は、重量測定手段を有する構成にはなっていない。また、図2は本実施の形態2の炊飯器の本体外殻の一部に設けたコントロールパネル20であり、炊飯する米の重量(合数)を入力する入力キー21と入力した重量を決定する決定ボタン22、入力した重量(合数)を表示する表示パネル23、炊飯を開始する開始ボタン24を備えている。
米と水を内鍋10に載置し、コントロールパネル20の入力キー21により炊飯する米の重量(合数)を入力し、決定ボタン22を押すことにより炊飯する米の重量を決定し、決定した米の重量(合数)は、表示パネル23に表示される。その後、開始ボタン24を押すことにより、米の重量に応じた炊飯工程の浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程時間が決定され、炊飯が開始される。
従来の炊飯方法と同等の重量の米1合(150g)と水225gを例にとって、本実施の形態2の炊飯器にて炊飯する工程を説明する。まず、各々内鍋10に米と水を各々載置し、コントロールパネル20の入力キー21により、炊飯する米の重量、1合(150g)を入力し、決定ボタン22を押す、その後開始ボタン24を押すことにより、炊飯が開始され、入力した米の重量に基づいて、炊飯工程の浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程時間が決定され、表2に示したように、本実施の形態1と同様の各工程時間で炊飯が、各々の内鍋で同時に行われる。また、本実施の形態1と同様、浸水工程時に超音波振動手段により、米と水に振動が与えられることにより吸水が促進し、さらに炊き上げ工程が、高火力で行われることにより、短時間で良好な状態の米飯を炊き上げることができた。またさらに、本実施の形態1と同様に、内鍋は2個独立して存在しているため、異なる時間に炊飯することもでき、家族それぞれの生活様式に合わせて、好きなときに炊飯でき、しかも短時間で行えるので、使い勝手が、従来の炊飯方法1を基準すると格段に向上した。
以上述べたところから明らかなように、本実施の形態2の炊飯器は、深さが内径よりも大きい内鍋と、内鍋を加熱する加熱手段と、内鍋の温度を測定する鍋温度測定手段、さらに重量設定手段と超音波振動手段を備え、炊飯するとき、内鍋の重量設定手段により、設定された重量に基づいて、制御部にて炊飯工程の浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程時間が決定され、各炊飯工程に応じて、内鍋の温度が、鍋温度測定手段の情報に基づいて制御され、設定重量に応じた加熱と、炊き上げ時の高火力加熱と超音波振動手段による米への吸水促進により、短時間で、良好な状態の米飯を得ることができる。また、内鍋が独立して2個存在することにより、短時間炊飯の利便性に加えて、好きなときに炊飯できる利便性も兼ね備えている。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、炊飯するとき、深さが内径よりも大きい内鍋と、内鍋を加熱する加熱手段と、内鍋の温度を測定する鍋温度測定手段、鍋温度測定手段が測定した内鍋の温度に基づいて加熱手段に与える電力を制御する制御手段を備えることにより、高火力加熱を行うことが可能になり、さらに超音波振動手段を備えた場合には、吸水を促進させることもできるので、食品以外の有機物を水とともに加熱するとき、吸水、加熱反応を促進させる用途にも適用できる。
本実施の形態1の炊飯器の断面図 本実施の形態2のコントロールパネルを示す図 従来の炊飯器の断面図
符号の説明
10 内鍋
11 筐体
12 蓋部
13 蓋部加熱コイル
14 鍋温度測定手段
15 重量測定手段
16 超音波振動手段
17 電磁加熱コイル
18 制御手段
20 コントロールパネル
21 入力キー
22 決定ボタン
23 表示パネル
24 開始ボタン

Claims (5)

  1. 深さが内径よりも大きい内鍋と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を測定する鍋温度測定手段と、前記鍋温度測定手段が測定した前記内鍋の温度に基づいて前記加熱手段に与える電力を制御する制御手段を備えた炊飯器。
  2. 内鍋が2つ以上で構成され、前記内鍋各々が、加熱手段と鍋温度測定手段を備えた請求項1記載の炊飯器。
  3. 内鍋の重量を測定する重量測定手段を備え、前記重量測定手段が測定した前記内鍋の重量に基づいて、制御手段において、加熱手段に与える電力を制御する請求項2記載の炊飯器。
  4. 内鍋内の調理物の量を設定する設定手段を設け、前記設定手段で設定した調理物の設定量に基づいて、制御手段において、加熱手段に与える電力を制御する請求項2記載の炊飯器。
  5. 超音波振動手段を設けた請求項2から4のいずれか1項に記載の炊飯器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009005939A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
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