JP2006261794A - 撮像システムのフリッカー補正方法 - Google Patents
撮像システムのフリッカー補正方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 フリッカー雑音の存在を確実に検知でき、このフリッカー補正信号を用いて最適な撮像パラメータに変更、補正することにより、品位の高い撮像が可能になる撮像システムのフリッカー補正方法を提供する。
【解決手段】 自動白バランス(AWB)回路を用いて算出したシーン情報を用いて、フリッカー補正信号を生成して所定の撮像パラメータを変更、補正する。
【選択図】 図1
【解決手段】 自動白バランス(AWB)回路を用いて算出したシーン情報を用いて、フリッカー補正信号を生成して所定の撮像パラメータを変更、補正する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ビデオカメラや電子スチルカメラなどの撮像システムで利用される自動露光(AE)システムにおけるフリッカー雑音の補正方法に関する。
従来、ビデオカメラや電子スチルカメラなどの撮像装置では自動露光(AE)回路が組み込まれていて、シャッター速度や絞りなどの撮像パラメータを自動的に決定する。
しかしながら、従来使われているAE回路は、被写体の平均的な明るさの変化を測定して撮像パラメータを決定するだけにとどまり、蛍光灯照明下の50/60Hzで明るさが変化する環境下いわゆるフリッカー雑音環境下では誤動作が多かった。
本発明は、上記課題を解決するために、自動白バランス(AWB)回路を用いて算出したシーン情報用いて、フリッカー補正信号を生成して所定の撮像パラメータを変更、補正することを特徴とする撮像システムのフリッカー補正方法を提供するもので、前記シーン情報の算出は、複数の画素が2次元的に配列された撮像デバイスの所定領域からRGBG画素信号を抽出するステップと、該抽出されたRGBG画素信号からR/Gの値及びB/Gの値を算出するステップと、それらの値が予め用意されたAWBマップ上のどの領域に対応するかを判定するステップと、からなる。
本発明によれば、既存のAWB用の回路要素と信号処理手順を用いて、フリッカー雑音の存在を確実に検知でき、このフリッカー補正信号を用いて最適な撮像パラメータに変更、補正することにより、品位の高い撮像が可能になる。
以下図面に従い、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に基づいて構成された、自動焦点(AF)回路や自動露光(AE)回路及び自動白バランス(AWB)回路を含む撮像システムの機能ブロック図である。図1を参照して、フォーカスレンズ1とズームレンズ2を介して入射された入射光は、撮像デバイス3によって光電変換され、アナログ映像信号が生成される。生成されたアナログ映像信号は、不図示のA/D変換器によってデジタル信号に変換される。このデジタル映像信号は、OBクランプ(光学的黒レベルクランプ)回路4に入り、黒レベルが所定の値にクランプされる。黒レベルクランプされたデジタル映像信号は、欠陥補正回路5に入り、撮像素子中に存在した画素欠陥が電気的に補正される。欠陥補正されたデジタル映像信号は、レンズシェーディング補正回路6に入り、レンズのゆがみ等によるレンズシェーディングが電気的に補正される。レンズシェーディングが補正されたデジタル映像信号は、4系統に分割され、各々、オフセットゲイン回路7(この後、不図示のビデオ信号処理回路へ接続される)、AE(自動露光)回路8、AWB(自動白バランス)回路9、AF(自動焦点)回路10に入る。
図2は、AWB測光を行うための測光領域の例である。AWB測光領域は、撮像全領域、又は所定の一部領域だけを取り出して使用できる。AWB測光は、以下のようにして行われる。まず、図2に示されたように、隣り合う4点からRGBG信号を抽出する。このうちのG信号から除算テーブルを使用して1/G信号を生成し、この1/G信号とR信号及びB信号を乗算してR/G信号、B/G信号を得る。一方、撮像システムには、図3に示された横軸をB/G信号の強度、縦軸をB/G信号の強度とする2次元的なAWBマップが予め用意されている。このAWBマップは、横軸のB/G信号の強度、縦軸のB/G信号の強度に応じて図示のような領域に分割されている。各領域は撮像シーンに対応し、例えば、シーン1は共通領域、シーン2はインドア、シーン3〜7は蛍光灯下、シーン8はアウトドアに対応する。従って、このAWBマップと測定されたR/G信号、B/G信号の値から、その撮像画像が2次元AWBマップ上のどのシーンに対応するかを示すシーン情報(シーン番号)を得ることができる。このシーン情報を用いて、被写体が蛍光灯下にあるかどうかを判定し、蛍光灯下にある場合にはフリッカー補正信号を発生させる。このフリッカー補正信号を用いて、AE係数を補正し、シャッター速度や絞りのような撮像パラメータを変更、補正する。以上のフリッカー補正方式により、特別な回路を必要とせずに、蛍光灯下のようにフリッカー雑音が存在するような照明下でも、最適な撮像パラメータを自動的に設定できる。
1 フォーカスレンズ
2 ズームレンズ
3 撮像デバイス
4 OBクランプ回路
5 欠陥補正回路
6 レンズシェーディング補正回路
7 オフセットゲイン回路
8 AE回路
9 AWB回路
10 AF回路
11 プリガンマ補正回路
12 空間フィルタ回路
13 重み付け積分回路
14 CPU
15 フォーカスモータ
16 ズームモータ
2 ズームレンズ
3 撮像デバイス
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5 欠陥補正回路
6 レンズシェーディング補正回路
7 オフセットゲイン回路
8 AE回路
9 AWB回路
10 AF回路
11 プリガンマ補正回路
12 空間フィルタ回路
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14 CPU
15 フォーカスモータ
16 ズームモータ
Claims (5)
- 自動白バランス(AWB)回路を用いて算出したシーン情報を用いて、フリッカー補正信号を生成して所定の撮像パラメータを変更、補正することを特徴とする撮像システムのフリッカー補正方法。
- 前記シーン情報の算出は、複数の画素が2次元的に配列された撮像デバイスの所定領域からRGBG画素信号を抽出するステップと、該抽出されたRGBG画素信号からR/Gの値及びB/Gの値を算出するステップと、それらの値が予め用意されたAWBマップ上のどの領域に対応するかを判定するステップと、からなることを特徴とする請求項1記載の撮像装置のフリッカー補正方法。
- 前記撮像デバイスの所定領域は全撮像領域から一部領域だけを取り出した領域であることを特徴とする請求項2記載の撮像システムのフリッカー補正方法。
- 前記シーン情報が蛍光灯照明下のシーン情報であると判定された場合、所定のフリッカー補正信号を発生させることを特徴とする請求項2記載の撮像システムのフリッカー補正方法。
- 前記所定の撮像パラメータは、シャッター速度と/又は絞りであることを特徴とする請求項1記載の撮像システムのフリッカー補正方法。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
JP2005073339A JP2006261794A (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | 撮像システムのフリッカー補正方法 |
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TW095108557A TWI271569B (en) | 2005-03-15 | 2006-03-14 | Image capturing system and related auto focusing method and exposure parameter determining method |
KR1020060023779A KR100795343B1 (ko) | 2005-03-15 | 2006-03-15 | 이미지 캡쳐링 시스템 및 방법 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS61224797A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 | Canon Inc | 色温度情報形成装置及び撮像装置 |
JPH05207481A (ja) * | 1992-01-29 | 1993-08-13 | Canon Inc | 電子スチルカメラ |
JP2004349931A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | デジタルカメラ |
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2005
- 2005-03-15 JP JP2005073339A patent/JP2006261794A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPS61224797A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 | Canon Inc | 色温度情報形成装置及び撮像装置 |
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