JP2006255007A - ナースコールシステムおよびナースコール子機 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的にバイタルチェックを行うことが可能なナースコールシステムおよびナースコール子機を提供する。
【解決手段】ナースコール子機100において患者のバイタル情報を測定し、これを操作部101を通じた要求に応じてナースコール子機100上に表示したり、上記測定したバイタル情報をナースコール親機300に伝送し、ナースコール親機300で集計して、ナースコール親機300にて集計結果を患者毎に示すようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】ナースコール子機100において患者のバイタル情報を測定し、これを操作部101を通じた要求に応じてナースコール子機100上に表示したり、上記測定したバイタル情報をナースコール親機300に伝送し、ナースコール親機300で集計して、ナースコール親機300にて集計結果を患者毎に示すようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
この発明は、病院などの施設において、患者や被介護者が看護師などの医療従事者を呼び出すナースコールシステムに関する。
周知のように、ナースコールシステムで用いられる従来のナースコール子機は、病室内において病床の近傍の壁と有線接続され、患者がナースコール子機を操作すると、その操作信号が上記有線を通じてナースステーションなどの設置されるナースコール親機に伝達され、呼び出しの発生が医療従事者に報知される(例えば、特許文献1参照)。
近時、ナースコール子機を無線端末化してナースコール親機と通信する技術が開発されている。この場合、ナースコール子機の識別情報と、使用する患者の氏名を予め対応づけておくことで、患者は貸与された特定のナースコール子機から呼び出しを行った場合に、ナースコール親機側で誰が呼び出しを行ったかが特定される。
しかし、患者間でナースコール子機を貸し借りして呼び出しを行った場合には、呼び出しを行った患者が誰であるかを医療従事者は特定できないという問題がある。またナースコール親機にナースコール子機から有線接続される場合でも、トイレなどの共用スペースに設置されるナースコール子機から呼び出しを行った場合でも、医療従事者は呼び出しを行った患者を特定することができず、通話などが必要になっていた。
ところで、入院設備のある病院や介護施設などにおいては、定期的に施設利用者に対して検温や脈拍測定などのバイタルチェックを医療従事者が行うが、その作業は多大な負担となっており、これらの負担を軽減する技術の開発が望まれている。
特開2003−126183公報。
無線通信を行うナースコール子機を患者間で貸し借りして呼び出しを行う場合や、トイレなどの共用スペースに設置されるナースコール子機から呼び出しを行った場合に、医療従事者は呼び出しを行った患者を特定することができないという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、ナースコール子機を患者間で貸し借りして呼び出しを行ったり、トイレなどの共用スペースに設置されるナースコール子機から呼び出しを行った場合でも、医療従事者が呼び出しを行った患者を特定することが可能なナースコールシステムおよびナースコール子機を提供することを目的とする。
従来は、定期的に施設利用者に対して検温や脈拍測定などのバイタルチェックを医療従事者が行う作業が多大な負担となっており、効率的に作業を行うためのシステムの開発が望まれていた。
この発明は上記の要望に応えるべくなされたもので、効率的にバイタルチェックを行うことが可能なナースコールシステムおよびナースコール子機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、ユーザが所持するナースコール子機からの呼出信号をネットワークを通じてナースコール親機が受信すると、医療従事者に対して呼び出しを行うナースコールシステムにおいて、ナースコール子機は、ユーザから呼び出しの要求を受け付ける受付手段と、ユーザのバイオメトリック情報を取得する取得手段と、受付手段が要求を受け付けた場合に、取得手段が取得したバイオメトリック情報を含む呼出信号をナースコール親機に送信する送信手段を備え、ナースコール親機は、ユーザの識別情報と、ユーザのバイオメトリック情報を対応づけた情報を記憶する記憶手段と、ナースコール子機から呼出信号を受信する受信手段と、この受信手段が受信した呼出信号に含まれるバイオメトリック情報に対応するユーザの識別情報を、記憶手段が記憶する情報から検出する検出手段と、この検出手段が検出したユーザの識別情報を医療従事者に通知して、ユーザからの呼び出し要求が生じた旨を報知する報知手段とを具備して構成するようにした。
またこの発明では、ユーザが所持する子機からの呼出信号をネットワークを通じてナースコール親機が受信すると、医療従事者に対して呼び出しを行うナースコールシステムにおいて、子機は、ユーザのバイオメトリック情報を取得する取得手段と、ユーザのバイタルデータを測定する測定手段と、取得手段が取得したバイオメトリック情報と、測定手段が測定したバイタル測定結果を対応づけてナースコール親機に送信する送信手段を備え、ナースコール親機は、ユーザの識別情報と、ユーザのバイオメトリック情報を対応づけた情報を記憶する第1記憶手段と、子機からデータを受信する受信手段と、この受信手段が受信したデータに含まれるバイオメトリック情報に対応するユーザの識別情報を、第1記憶手段が記憶する情報から検出する検出手段と、この検出手段が検出したユーザの識別情報に対応づけて、受信手段が受信したデータに含まれるバイタル測定結果を記憶する第2記憶手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、ナースコール子機から呼び出し要求を行う場合には、操作したユーザのバイオメトリック情報が呼出信号とともにナースコール親機に送信される。そして、上記呼出信号を受信したナースコール親機は、バイオメトリック情報に基づいて、記憶手段に記憶しておいた情報から呼び出しを行ったユーザを特定し、これを医療従事者に報知するようにしている。
したがって、上記構成の発明によれば、ナースコール子機のIDなどをナースコール親機に登録しなくても、ユーザのバイオメトリック情報に基づいて呼び出しを行った者を特定することができる。これにより、ナースコール子機を複数のユーザ間で貸し借りしたり、共用スペースに設置されるナースコール子機から呼び出しを行っても、どのユーザが呼び出しを行ったかを特定可能なナースコールシステムを提供できる。
またこの発明では、ナースコール子機においてユーザのバイタル情報を測定し、これをユーザのバイオメトリック情報とともにナースコール親機に伝送し、ナースコール親機では、ナースコール子機から受信したバイオメトリック情報に基づいて、バイタル情報を集計するようにしている。
したがって、上記構成の発明によれば、医療従事者が患者の元へ赴かなくても、ナースコール子機でユーザのバイタル情報を取得し、ナースコール親機で集計することができるので、効率的にバイタル情報を取得することが可能なナースコールシステムを提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1に上記ナースコールシステムの構成を示す。このシステムは、ナースコール子機100と、無線基地局201〜20mと、ナースコール親機300と、無線基地局401〜40nと、無線端末500とを備える。なお、図1では、ナースコール子機100および無線端末500は、それぞれ1つずつ示しているが、実際に運用されるシステムでは、患者数と医療従事者数に応じた数が準備される。
図1に上記ナースコールシステムの構成を示す。このシステムは、ナースコール子機100と、無線基地局201〜20mと、ナースコール親機300と、無線基地局401〜40nと、無線端末500とを備える。なお、図1では、ナースコール子機100および無線端末500は、それぞれ1つずつ示しているが、実際に運用されるシステムでは、患者数と医療従事者数に応じた数が準備される。
ナースコール子機100は、患者が携帯する無線端末装置であって、操作部101と、指紋スキャナ102と、バイタルセンサ103と、カメラ部104と、表示部105と、無線通信部106と、通話部107と、記憶部108と、制御部109とを備える。図2に、上記ナースコール子機100の外観の一例を示す。なお、孔110は、ストラップSTを取り付けるガイド孔である。
操作部101は、押しボタンなどの指による簡単な操作で、ユーザからの呼び出し要求を受け付けるもので、要求を受け付けると、その旨を制御部109に通知する。
指紋スキャナ102は、操作部101の押しボタンを押下した指の指紋を読み取るスキャナであって、読み込んだ指紋からバイオメトリック値を求めてデータ化し、指紋データとして制御部109に出力する。
指紋スキャナ102は、操作部101の押しボタンを押下した指の指紋を読み取るスキャナであって、読み込んだ指紋からバイオメトリック値を求めてデータ化し、指紋データとして制御部109に出力する。
バイタルセンサ103は、図2に示すように、当該ナースコール子機100の側面部に2つの電極を配置したものであって、ユーザである患者が当該ナースコール子機100を手に持った際に、上記2つの電極を通じて、患者のバイタル情報(体温、脈拍、血圧など)を測定し、この測定によって得たデータをバイタル情報として制御部109に出力する。
カメラ部104は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を用いたディジタルカメラであって、制御部109によって制御され、患者の顔などを撮像可能で、撮像した画像データを制御部109に出力する。
表示部105は、LCD(Liquid Crystal Display)などを用いた表示部であって、上記カメラ部104にて撮像された画像や、バイタルセンサ103による測定結果に基づく画像、テキスト情報などを制御部109の制御により表示するものである。
無線通信部106は、後述する無線基地局201〜20mと無線通信し、これを通じてナースコール親機300と音声通信やデータ通信を行うものである。
通話部107は、スピーカとマイクロホンを備えたもので、上記無線通信部106を通じた通信で、ナースコール親機300や無線端末500と音声通信を行う際に、音声の入出力を行うものである。
通話部107は、スピーカとマイクロホンを備えたもので、上記無線通信部106を通じた通信で、ナースコール親機300や無線端末500と音声通信を行う際に、音声の入出力を行うものである。
記憶部108は、制御部109の制御プログラムや制御データを記憶するほかに、カメラ部104で撮像した画像データや、指紋スキャナ102で得た指紋データ、バイタルセンサ103で取得したバイタル情報などを記憶するものである。
制御部109は、当該ナースコール子機100の各部を統括して制御するものであって、時刻を計時する機能を備えるとともに、カメラ部104による撮像画像データや、指紋スキャナ102やバイタルセンサ103などより取得したデータ、患者からの呼び出し要求のナースコール親機300への送信や、ナースコール親機300や無線端末500と音声通信制御などを行うものである。
無線基地局201〜20mは、当該ナースコールシステムが設置される施設内に分散配備され、上記ナースコール子機100の無線通信部106と無線通信するとともに、後述するナースコール親機300と有線回線を通じて通信し、ナースコール子機100とナースコール親機300とを接続するものである。
ナースコール親機300は、ナースセンタに設置されるもので、通信部301と、通信部302と、操作部303と、表示部304と、通話部305と、記憶部306と、制御部307とを備える。
通信部301は、上記無線基地局201〜20mを通じて、ナースコール子機100と通信するものである。
通信部302は、後述する無線基地局401〜40nを通じて、無線端末500と通信するものである。
通信部302は、後述する無線基地局401〜40nを通じて、無線端末500と通信するものである。
操作部303は、ユーザである医療従事者からの要求を受け付けるもので、複数のキースイッチや、後述する表示部304上に設けられたタッチパネルなどを備える。
表示部304は、LCDなどを用いた表示部であって、呼び出しの発生の報知や、患者のバイタル情報の表示、上述したナースコール子機100から送られた画像、システムの運用状況などメンテナンス情報を表示するものである。
表示部304は、LCDなどを用いた表示部であって、呼び出しの発生の報知や、患者のバイタル情報の表示、上述したナースコール子機100から送られた画像、システムの運用状況などメンテナンス情報を表示するものである。
通話部305は、スピーカとマイクロホンを備えたもので、上記通信部301や通信部302を通じた通信で、ナースコール子機100や無線端末500と音声通信を行う際に、音声の入出力を行うものである。
記憶部306は、制御部307の制御プログラムや制御データを記憶するほかに、患者名と病床番号に、予め患者から読み取った指紋に基づくバイオメトリックデータを対応づけた患者名/指紋データテーブルや、通信部301がナースコール子機100から受信したバイタル情報を患者名に対応づけて患者毎に集計した患者名/バイタル情報集計テーブルを記憶する。また記憶部306は、通信部301がナースコール子機100から受信した画像データなど記憶する。
制御部307は、当該ナースコール親機300の各部を統括して制御するものであって、ナースコール子機100から受信した指紋データに基づいて患者を特定する認証処理、ナースコール子機100から呼び出し要求を受け付けた場合に、医療従事者を呼び出す処理や、その際に取得した画像を表示部304に表示させる処理、ナースコール子機100から受信したバイタル情報の集計処理、ナースコール子機100や無線端末500と音声通信制御などを行うものである。
無線基地局401〜40mは、当該ナースコールシステムが設置される施設内に分散配備され、無線端末500と無線通信するとともに、ナースコール親機300と有線回線を通じて通信し、無線端末500とナースコール親機300とを接続するものである。
無線端末500は、医療従事者が携帯するものであって、音声通信機能を備えるほかに、文字情報を表示する機能を備える。
無線端末500は、医療従事者が携帯するものであって、音声通信機能を備えるほかに、文字情報を表示する機能を備える。
次に、上記構成のナースコールシステムの動作について説明する。
まず、患者がナースコール子機100を操作して、医療従事者を呼び出す場合の動作について説明する。図3は、その際のナースコール子機100の動作を説明するフローチャートである。この処理の制御プログラムは、記憶部108に記憶され、上記制御プログラムにしたがって、制御部109が実行する。この処理は、患者が操作部101の押しボタンを指で押下すると開始される。
まず、患者がナースコール子機100を操作して、医療従事者を呼び出す場合の動作について説明する。図3は、その際のナースコール子機100の動作を説明するフローチャートである。この処理の制御プログラムは、記憶部108に記憶され、上記制御プログラムにしたがって、制御部109が実行する。この処理は、患者が操作部101の押しボタンを指で押下すると開始される。
まずステップ3aにおいて制御部109は、指紋スキャナ102を制御して、操作部101の押しボタンを押下した指の指紋を読み取らせ、ステップ3bに移行する。これにより、指紋スキャナ102は、患者の指紋を読み取り、読み込んだ指紋からバイオメトリック値を求め、指紋データを生成する。
ステップ3bにおいて制御部109は、指紋スキャナ102から指紋データを取得し、ステップ3cに移行する。
ステップ3cにおいて制御部109は、ステップ3bで取得した指紋データを含む呼出信号を生成し、無線通信部106を制御して、上記呼出信号を送信し、当該処理を終了する。
ステップ3cにおいて制御部109は、ステップ3bで取得した指紋データを含む呼出信号を生成し、無線通信部106を制御して、上記呼出信号を送信し、当該処理を終了する。
これに対して、無線基地局201〜20mのうち、最寄りの無線基地局は、ナースコール子機100からの上記呼出信号を受信し、これをナースコール親機300に送信する。これに対してナースコール親機300では、通信部301が上記無線基地局から上記呼出信号を受信し、制御部307に出力する。
すると、制御部307は、受け取った呼出信号に含まれる指紋データと、記憶部306に記憶される患者名/指紋データテーブルの情報に基づいて、上記呼出信号がどの患者から送られたものであるかを特定する。具体的には、記憶部306に記憶される患者名/指紋データテーブルを参照し、受け取った呼出信号に含まれる指紋データと一致するバイオメトリックデータを検出し、これに対応づけられた患者名と病床番号を検出する。
そして、制御部307は、表示部304を制御して、上記検出した患者名と病床番号を表示部304に表示させて、医療従事者に呼出発生が生じたことを報知する。さらに制御部307は、上記患者名と病床番号を示すテキストデータを通信部302に出力し、通信部302を制御して、上記テキストデータを含む呼出信号を送信させる。
これに対して通信部302は、上記テキストデータを含む呼出信号を無線基地局401〜40nに送信する。これに対して無線基地局401〜40nは、通信部302から受信した上記呼出信号を無線端末500宛てに無線送信する。これに対して無線端末500は、上記呼出信号を受信すると、これに含まれるテキストデータを取得し、内蔵する表示部にテキストデータに基づく患者名と病床番号を表示する。
次に、患者がナースコール子機100を操作して、バイタル情報をナースコール親機300に送信する場合の動作について説明する。図4は、その際のナースコール子機100の動作を説明するフローチャートである。この処理の制御プログラムは、記憶部108に記憶され、上記制御プログラムにしたがって、制御部109が実行する。この処理は、患者が操作部101を通じてバイタル測定モードを設置し、その後、操作部101の押しボタンを指で押下すると開始される。
まずステップ4aにおいて制御部109は、指紋スキャナ102を制御して、操作部101の押しボタンを押下した指の指紋を読み取らせ、ステップ4bに移行する。これにより、指紋スキャナ102は、患者の指紋を読み取り、読み込んだ指紋からバイオメトリック値を求め、指紋データを生成する。
ステップ4bにおいて制御部109は、指紋スキャナ102から指紋データを取得し、ステップ4cに移行する。
ステップ4cにおいて制御部109は、バイタルセンサ103を制御し、患者のバイタル情報(体温、脈拍、血圧など)を測定させ、この測定によって得たデータをバイタルセンサ103からバイタル情報として取得する。そして制御部109は、現在の時刻を検出し、この時刻と上記バイタル情報を対応づけて記憶部108に記録して、ステップ4dに移行する。
ステップ4cにおいて制御部109は、バイタルセンサ103を制御し、患者のバイタル情報(体温、脈拍、血圧など)を測定させ、この測定によって得たデータをバイタルセンサ103からバイタル情報として取得する。そして制御部109は、現在の時刻を検出し、この時刻と上記バイタル情報を対応づけて記憶部108に記録して、ステップ4dに移行する。
ステップ4dにおいて制御部109は、指紋スキャナ102から指紋データを取得し、その後、ステップ4cで記憶部108に記録したバイタル情報および時刻情報に、上記取得した指紋データを付加して、バイタルデータを生成し、ステップ4eに移行する。
ステップ4eにおいて制御部109は、無線通信部106を制御して、ステップ4dで生成したバイタルデータを送信し、当該処理を終了する。
ステップ4eにおいて制御部109は、無線通信部106を制御して、ステップ4dで生成したバイタルデータを送信し、当該処理を終了する。
これに対して、無線基地局201〜20mのうち、最寄りの無線基地局は、ナースコール子機100から送信されるバイタルデータを受信し、これをナースコール親機300に送信する。これに対してナースコール親機300では、通信部301が上記無線基地局から上記バイタルデータを受信し、制御部307に出力する。
すると、制御部307は、受け取ったバイタルデータに含まれる指紋データと、記憶部306に記憶される患者名/指紋データテーブルの情報に基づいて、上記バイタルデータがどの患者のものであるかを特定する。具体的には、受け取ったバイタルデータに含まれる指紋データと一致するバイオメトリックデータを検出し、これに対応づけられた患者名を検出する。
そして、制御部307は、上記バイタルデータに含まれるバイタル情報と時刻データを、上記検出した患者名のバイタル情報として、記憶部306が記憶する患者名/バイタル情報集計テーブルに集計して記録する。
その後、操作部303を通じて医療従事者からバイタル情報の出力要求を受け付けた場合には、制御部307は、操作部303を通じて指定される患者のバイタル情報を、記憶部306が記憶する患者名/バイタル情報集計テーブルから読み出して、例えば図5に示すように、表示部304に表示する。図5の例では、体温の変化と、脈拍の変化を時系列で表示している。
なお、ナースコール子機100において、上記ステップ4cにて記憶部108に記録したバイタル情報は、後に操作部101を通じた要求に応じて、制御部109により記憶部108から読み出され、制御部109が測定された時刻を示す情報とともにバイタル情報を表示部105に表示させる。
以上のように、上記構成のナースコールシステムでは、ナースコール子機100から呼び出し要求を行う場合には、操作した患者の指紋がスキャンされ、呼出信号とともに指紋データがナースコール親機300に送信される。そして、上記呼出信号を受信したナースコール親機300は、指紋データに基づいて、記憶部306に記憶しておいた患者名/指紋データテーブルから、呼び出しを行った患者と利用する病床番号を特定し、これを表示部304や無線端末500を通じて医療従事者に報知するようにしている。
したがって、上記構成のナースコールシステムによれば、ナースコール子機100のIDなどをナースコール親機300に登録しなくても、患者のバイオメトリックデータに基づいて呼び出しを行った者を特定することができる。これにより、ナースコール子機100を患者間で貸し借りしても、どの患者が呼び出しを行ったかを特定できる。
また上記構成のナースコールシステムでは、ナースコール子機100において患者のバイタル情報を測定し、これを操作部101を通じた要求に応じてナースコール子機100上に表示したり、上記測定したバイタル情報を指紋データとともにナースコール親機300に伝送し、ナースコール親機300では、指紋データに基づいて、患者毎にバイタル情報を集計して、集計結果を患者毎に示すようにしている。
したがって、上記構成のナースコールシステムによれば、医療従事者が患者の元へ赴かなくても、患者の操作でナースコール子機100によりバイタルチェックを行って、ナースコール親機300において集計・参照することができるので、効率的にバイタル情報を取得することができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
その一例として例えば、上記実施の形態では、ナースコール子機100は無線端末として説明したが、病床近傍やトイレなどの共用スペースに設置し、有線回線を通じてナースコール親機300と通信するようにしても、上述したような効果を発揮できる。
また上記実施の形態では、呼び出しを行った患者や、バイタル情報の送信元である患者を特定するために、指紋データをナースコール親機300に送信するようにしたが、指紋に限らず、手のひらの静脈パターンや、網膜や虹彩のパターン、音声認識など、その他のバイオメトリック情報を識別情報として送信するようにしてもよい。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
100…ナースコール子機、101…操作部、102…指紋スキャナ、103…バイタルセンサ、104…カメラ部、105…表示部、106…無線通信部、107…通話部、108…記憶部、109…制御部、110…孔、201〜20m…無線基地局、300…ナースコール親機、301…通信部、302…通信部、303…操作部、304…表示部、305…通話部、306…記憶部、307…制御部、401〜40n…無線基地局、500…無線端末、ST…ストラップ。
Claims (4)
- ユーザが所持するナースコール子機からの呼出信号をネットワークを通じてナースコール親機が受信すると、医療従事者に対して呼び出しを行うナースコールシステムにおいて、
前記ナースコール子機は、
ユーザから呼び出しの要求を受け付ける受付手段と、
前記ユーザのバイオメトリック情報を取得する取得手段と、
前記受付手段が要求を受け付けた場合に、前記取得手段が取得したバイオメトリック情報を含む呼出信号を前記ナースコール親機に送信する送信手段を備え、
前記ナースコール親機は、
ユーザの識別情報と、ユーザのバイオメトリック情報を対応づけた情報を記憶する記憶手段と、
前記ナースコール子機から呼出信号を受信する受信手段と、
この受信手段が受信した呼出信号に含まれるバイオメトリック情報に対応するユーザの識別情報を、前記記憶手段が記憶する情報から検出する検出手段と、
この検出手段が検出したユーザの識別情報を医療従事者に通知して、前記ユーザからの呼び出し要求が生じた旨を報知する報知手段とを具備したことを特徴とするナースコールシステム。 - 医療従事者を呼び出すナースコールシステムで用いられるナースコール子機において、
ユーザから呼び出しの要求を受け付ける受付手段と、
前記ユーザのバイオメトリック情報を取得する取得手段と、
前記受付手段が要求を受け付けた場合に、前記取得手段が取得したバイオメトリック情報を含む呼出信号を前記ナースコール親機に送信する送信手段とを具備したことを特徴とするナースコール子機。 - ユーザが所持する子機からの呼出信号をネットワークを通じてナースコール親機が受信すると、医療従事者に対して呼び出しを行うナースコールシステムにおいて、
前記子機は、
前記ユーザのバイオメトリック情報を取得する取得手段と、
前記ユーザのバイタルデータを測定する測定手段と、
前記取得手段が取得したバイオメトリック情報と、前記測定手段が測定したバイタル測定結果を対応づけて前記ナースコール親機に送信する送信手段を備え、
前記ナースコール親機は、
ユーザの識別情報と、ユーザのバイオメトリック情報を対応づけた情報を記憶する第1記憶手段と、
前記子機からデータを受信する受信手段と、
この受信手段が受信したデータに含まれるバイオメトリック情報に対応するユーザの識別情報を、前記第1記憶手段が記憶する情報から検出する検出手段と、
この検出手段が検出したユーザの識別情報に対応づけて、前記受信手段が受信したデータに含まれるバイタル測定結果を記憶する第2記憶手段とを具備したことを特徴とするナースコールシステム。 - ユーザのバイタル情報を記憶する機能を備えたナースコール親機を備えるナースコールシステムで用いられるナースコール子機において、
前記ユーザのバイオメトリック情報を取得する取得手段と、
前記ユーザのバイタルデータを測定する測定手段と、
前記取得手段が取得したバイオメトリック情報と、前記測定手段が測定したバイタル測定結果を対応づけて前記ナースコール親機に送信する送信手段を具備したことを特徴とするナースコール子機。
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-
2005
- 2005-03-15 JP JP2005073627A patent/JP2006255007A/ja active Pending
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