JP2006249674A - アスファルト舗装体用振動軽減シート及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、工事を比較的短期間で完了でき、さらには巻き癖などがなく、取り扱い性および作業性に優れた表基層対応のアスファルト舗装体用振動軽減シートを提供する。
【解決手段】厚さ1〜5mmの加硫された制振性ゴム系シート4の両面にガラス繊維織物3,5が積層された積層体であって、制振性ゴム系シート4が接着性樹脂を含み、ガラス繊維織物3,5の目付けが積層体の上面では200〜350g/m2、下面では40〜100g/m2であることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シート1を用いる。また、該振動軽減シート1の第1〜5層の各層を重ね合わせた後、ゴム系シート4の未加硫ゴムを加硫させる加熱圧着処理によって各層を圧着させて積層体とし、ロール状に巻き上げることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シートの製造方法を用いる。
【選択図】図1
【解決手段】厚さ1〜5mmの加硫された制振性ゴム系シート4の両面にガラス繊維織物3,5が積層された積層体であって、制振性ゴム系シート4が接着性樹脂を含み、ガラス繊維織物3,5の目付けが積層体の上面では200〜350g/m2、下面では40〜100g/m2であることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シート1を用いる。また、該振動軽減シート1の第1〜5層の各層を重ね合わせた後、ゴム系シート4の未加硫ゴムを加硫させる加熱圧着処理によって各層を圧着させて積層体とし、ロール状に巻き上げることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シートの製造方法を用いる。
【選択図】図1
Description
本発明は、交通振動を軽減する舗装技術に関し、特に比較的短期間で施工を行うことができる表基層対応のアスファルト舗装体用振動軽減シート及びその製造方法に関する。
従来、車両走行時に、道路を通じて伝わる振動の軽減には、路床を改善する方法などが有効とされてきたが、この方法では工期が長くかかるために長期間車両が通行できなくなるという問題があった。
この問題を解決するために、特許文献1には、表層と基層との間に振動減衰性能を示す繊維または弾性樹脂製シートを敷設して、基層に空隙率が特定範囲の開粒度アスファルト混合物を舗設することが提案され、格子状シートとして、ガラス繊維織物や弾性樹脂製シートが提示されている。
しかしながら、弾性樹脂製シートを用いた場合は、工事を比較的短期間で完了できる効果は認められたが、耐熱性や振動軽減効果の点で改善の余地がある。また、ガラス繊維織物を用いた場合は、工事を比較的短期間で完了できる効果および振動軽減効果が認められたが、振動軽減効果はさらに向上させることが望まれている。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題を解決するために、工事を比較的短期間で完了でき、さらには敷設時に平坦性が保たれ、取り扱い性および作業性に優れた表基層対応のアスファルト舗装体用振動軽減シートを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、以下の構成を採用するものである。
すなわち、本発明は、以下の構成を採用するものである。
本発明は第1に、厚さ1〜5mmの加硫された制振性ゴム系シートの両面にガラス繊維織物が積層された積層体からなり、前記制振性ゴム系シートが熱接着性樹脂を含み、前記ガラス繊維織物の目付けが前記積層体の上面では200〜350g/m2、下面では40〜100g/m2であることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シートである。
本発明は第2に、請求項1に記載の積層体の両面に、さらに熱接着性樹脂からなるフィルムが積層されてなることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シートである。
本発明は第3に、制振性ゴム系シートが、動的粘弾性評価において、周波数3.5Hzの条件で、貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E’/E”(=Tanδ)のピーク値が−20℃から30℃の範囲に存在し、23℃におけるTanδの値が0.3以上0.75未満であることを特徴とする請求項1または2に記載のアスファルト舗装体用振動軽減シートである。
本発明は第4に、制振性ゴム系シート中の熱接着性樹脂の含有量が1〜10質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアスファルト舗装体用振動軽減シートである。
本発明は第5に、熱接着性樹脂が、エチレン酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアスファルト舗装体用振動軽減シートである。
本発明は第6に、第1層(最外層)に熱接着性樹脂からなるフィルム、第2層に熱接着性樹脂が含浸されかつその目付けが200〜350g/m2であるガラス繊維織物、第3層に加硫剤を含みかつ熱接着性樹脂が添加された厚さ1〜5mmの未加硫の制振性ゴム系シート、第4層に熱接着性樹脂が含浸されかつその目付けが40〜100g/m2であるガラス繊維織物、第5層(最外層)に熱接着性樹脂からなるフィルムを重ね合わせ、未加硫ゴムを加硫させる加熱圧着処理によって各層を圧着させた後、ロール状に巻き上げることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シートの製造方法である。
本発明は第7に、第1層(最外層)に熱接着性樹脂からなるフィルムが貼り付けられかつその目付けが200〜350g/m2であるガラス繊維織物、第2層に加硫剤を含みかつ熱接着性樹脂が添加された厚さ1〜5mmの未加硫の制振性ゴム系シート、第3層に熱接着性樹脂からなるフィルムが貼り付けられかつその目付けが40〜100g/m2であるガラス繊維織物を重ね合わせ、未加硫ゴムを加硫させる加熱圧着処理によって各層を圧着させた後、ロール状に巻き上げることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シートの製造方法である。
本発明は第8に、未加硫の制振性ゴム系シート中の熱接着性樹脂の含有量が1〜10質量%であることを特徴とする請求項6または7に記載のアスファルト舗装体用振動軽減シートの製造方法である。
本発明のアスファルト舗装体用振動軽減シートは、上記した所定のゴム系シートとガラス繊維織物を所定の条件で組み合わせることにより、アスファルト舗装の舗設時にアスファルト混合物の熱によってシートを構成する各層間およびその上下層に存在するアスファルトとの間に強い接着力が得られ、減衰性を維持したまま高い耐久性を示すことができる。
本発明のアスファルト舗装体用振動軽減シートは、ロール状で供給することができ、取り扱い性および作業性に優れるため、特に既設道路の補修において、基層と表層との間に敷設することで、短い工事期間で顕著な交通振動軽減効果を得ることが可能となる。また、切削性も良好であるため、切削機ロータへの巻き付きもなく、廃材のリサイクル使用も可能である。
本発明に用いる制振性ゴム系シートは、制振性を示しゴム成分が加硫しているシートであって、厚さが1〜5mmのものであれば本質的にその種類などは特に制限されないが、制振性の尺度として、動的粘弾性評価において、周波数3.5Hzの条件で、貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E’/E”(=Tanδ)のピーク値が−20℃から30℃の範囲に存在し、23℃におけるTanδの値が0.3以上0.75未満を示すもの、特に23℃におけるTanδの値が0.35以上0.55未満であるものが好ましい。
23℃におけるTanδの値が0.3未満の場合は、アスファルト舗装体としての振動軽減効果が低く、従来の振動軽減工法を改良するものとはいえない。また、23℃におけるTanδの値が0.75以上の場合は、ゴム系シート作成時に原料混合工程のニーディングローラや加硫工程のテンションローラまたはガイドローラへの粘着が強く工業的生産が困難な傾向にあり、アスファルト舗装上への敷設時にはアスファルト混合物の熱によりゴム系シート内の制振性を高めるために添加した制振性付与剤の流出が発生して振動軽減効果が低くなってしまうことがある。
本発明に用いる制振性ゴム系シートにおけるゴム成分の具体例としては、エチレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソブチレンイソプレンゴム、ハロゲン化イソブチレンイソプレンゴムなどの加硫が可能な合成ゴムを主成分とし、これに加硫剤、加硫助剤、カーボンブラック、その他の添加剤を加えてなるゴム組成物が例示される。その中でも、イソブチレンイソプレンゴムがアスファルト舗装の舗設時に必要な耐熱性と高い減衰特性を併せもつ点で特に好ましい。加硫剤を含有する未加硫のゴム組成物は最終的には加硫されて本発明のアスファルト舗装体用振動軽減シートとなる。
従来から知られるように、制振性を高めるための制振性付与剤は通常未加硫ゴム組成物の状態で添加される。制振性付与剤としては、ゴム系シートの耐熱性を損なわず、ゴム成分との相溶性がよく、それ自体が減衰性の高い樹脂(イ)または配合されることで配合相手の樹脂の減衰性も高めることができる樹脂(ロ)が通常用いられる。
樹脂(イ)としては非晶性ポリオレフィン系樹脂が好ましく、Tanδの値は0.1〜1.6が好ましく、より好ましくは0.2〜1.6である。具体的には、1−ブテン・プロピレン共重合体、1−ブテン・プロピレン・エチレン共重合体などが挙げられる。
樹脂(ロ)としては脂肪族系環状炭化水素樹脂が好ましく、C5系石油樹脂やC9系石油樹脂などを原料として得られた水素化石油樹脂が挙げられる。
本発明のゴム系シートはこれらの制振性付与剤の添加により、動的粘弾性評価においてTanδのピーク値を高温側に移行させ、実使用温度域0〜50℃におけるTanδの値を高めることができる。これらの制振性付与剤のゴム系シート中の含有量はそれぞれ5〜23質量%が好ましく、特に樹脂(イ)および樹脂(ロ)を併用することが好ましい。
本発明における熱接着性樹脂は、アスファルト舗装の舗設時の熱によって溶融して接着性を示す樹脂であれば本質的にはどのような樹脂でもよい。通常はアスファルトに対して相溶性があり、アスファルトの改質にも使用できる熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または架橋性樹脂などから、より具体的には易溶融性のポリオレフィン系樹脂またはポリスチレン系樹脂から選択される。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、カルボキシル基などの官能基を有する変性ポリエチレンやポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル二元共重合体、エチレン・グリシジルメタアクリレート二元共重合体、エチレン・グリシジルメタアクリレート・酢酸ビニル三元共重合体、エチレン・グリシジルメタアクリレート・アクリル酸エステル三元共重合体などが挙げられる。
ポリスチレン系樹脂としては、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・イソプレン共重合体、スチレン・ブチレン・スチレン共重合体などが挙げられる。
本発明における熱接着性樹脂は、積層体の最外層の樹脂やガラス繊維織物の前処理剤としても用いることができる。
これらの各成分として使用される熱接着性樹脂は、それぞれ同種の樹脂であっても異種の樹脂であってもよく、また、単独で用いても混合して用いてもよい。使用目的に応じて、好適な特性の樹脂を選択できるが、積層体の接着性や耐久性の点で同種の樹脂を用いることが好ましい。
これらの各成分として使用される熱接着性樹脂は、それぞれ同種の樹脂であっても異種の樹脂であってもよく、また、単独で用いても混合して用いてもよい。使用目的に応じて、好適な特性の樹脂を選択できるが、積層体の接着性や耐久性の点で同種の樹脂を用いることが好ましい。
ガラス繊維織物やアスファルトとの接着性を高めるための熱接着性樹脂としては、軟化点または融点が50〜150℃、好ましくは60〜140℃の樹脂を用いることができ、熱安定性に優れる点で、スチレン・ブチレン・スチレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体などが好ましく、より低融点のエチレン酢酸ビニル共重合体がより好ましい。かかる樹脂のゴム系シート中の含有量は、1〜10質量%が好ましい。
ゴム系シートの組成の好ましい例としては、ゴム成分としてハロゲン化イソブチレンイソプレンゴム20〜45質量%、制振性付与剤のうち樹脂(イ)としてポリオレフィン系樹脂9〜23質量%、樹脂(ロ)として脂肪族系環状炭化水素樹脂9〜23質量%、ガラス繊維織物やアスファルトとの接着性を高めるための熱接着性樹脂1〜10質量%が練り込まれているものが好ましい。
ポリオレフィン系樹脂や脂肪族系環状炭化水素樹脂の添加量は、それぞれ23質量%以内とするべきである。それぞれの添加量が23質量%を越えると、ゴム組成物の粘着性が高くなりすぎて、工程通過性に問題が出やすくなる。ガラス繊維織物やアスファルトとの接着性を高めるための熱接着性樹脂の練り込み量が1質量%未満の場合、同系の樹脂から成る表層のフィルムとの接着性が不足し、振動軽減シートとアスファルト層との界面接着力が不足して表層が流動しやすくなり、アスファルト表層の変形やクラックの原因となることがある。また、熱接着性樹脂の練り込み量が10質量%を超える場合、アスファルト舗装体の振動軽減効果が低下しかつゴム系シートの伸度が損なわれることがある。
本発明におけるゴム系シートの厚さは、1〜5mmである。厚さが1mm未満の場合、期待する振動軽減効果が得られ難くなる。厚さが5mmを超える場合、曲げ硬くなりすぎて、製造工程でのロール加工性に問題が出たり、敷設作業においては、質量増加による作業性悪化が問題となったりする。また、ゴム系シートをアスファルト舗装に適用したときの性能面では、荷重がかかった場合の変形が大きくなるため、アスファルト混合物層の耐流動性が低下してわだち掘れが発生する恐れがある。
また、ゴム系シート中には加硫剤、加硫助剤が配合される。加硫剤としては、硫黄、有機過酸化物など、加硫助剤としては、ジベンゾチアジル・ジスルフィド、テトラメチルチウラム・ジスルフィドなどがある。加硫剤、加硫助剤のほかに、カーボンブラック、炭酸カルシウム、ステアリン酸など、ゴム中に一般的に添加されるその他の添加剤も適宜加えることができる。
本発明におけるゴム系シートの補強材として使用するガラス繊維織物において、振動軽減シートをアスファルト舗装上に敷設したときに上面となるガラス繊維織物は、目付けが200〜350g/m2であり、下面となるガラス繊維織物は、目付けが40〜100g/m2である。目付けが40g/m2未満の場合は十分な補強効果が得られず、目付けが350g/m2以上の場合は剛性が高すぎてロール加工性に問題が出る。ロール加工性と耐流動性とを両立させるためには、振動軽減シートの上面に貼り付けられるガラス繊維織物の目付けを200〜350g/m2とし、下面に貼り付けられるガラス繊維織物の目付けを40〜100g/m2とする必要がある。また、本発明に使用するガラス繊維織物は、ゴム系シートとの接着性を向上させるために、エチレン酢酸ビニル共重合体もしくはエポキシ系接着剤を含浸したものが好ましい。
また、本発明に使用するガラス繊維織物としては、平織、からみ織、綾織、模紗織、斜文織、斜子織およびうね織などが挙げられる。織目は三角形、格子状又は縦長や横長の菱目状などの四角形、五角形又は六角形などの多角形、あるいはこれらを変形した形状であり、加工時に目ずれが発生せず、ゴム系シートとの接着性が高く、道路に敷設したときに車両の通過などによって受ける応力歪みによって、破損や剥離などが起こりにくいものが好ましい。これらの効果があるものとしては、からみ織または模紗織が好ましい。
ガラス繊維織物に使用されるガラス繊維の繊度は、30〜800texが好ましく、60〜300texがより好ましい。ガラス繊維織物の織密度は、縦横5〜80本/25mmが好ましく、10〜40本/25mmがより好ましい。
ガラス繊維織物の目合いは、1〜3mmが好ましく、より好ましくは2〜3mmである。目合いが狭すぎると接着アンカー効果が出にくく振動軽減シートを製造した後の巻取り性が悪くなり、目合いが広すぎると補強効果が低くなる。
また、本発明の振動軽減シートはゴム系シートの補強材としてガラス繊維を用いているため、舗装のメンテナンスを行う場合の切削性が良好であり、切削機のロータへの巻き付きがなく、切削後の廃材もリサイクル使用可能である。
本発明は、ゴム系シートの両面にガラス繊維織物が積層された積層体をアスファルト舗装の舗設時に敷設して振動軽減効果を発揮させるものであるが、アスファルト舗装体用として敷設するためには、本発明の積層体の上下両面に、さらに熱接着性フィルムが積層されていることが好ましい。
前記熱接着性フィルムに用いられる熱接着性樹脂は、融点が低くかつアスファルトとの相溶性が高い樹脂が好ましく、アスファルトとの相溶性が高い点でエチレン酢酸ビニル共重合体がより好ましい。エチレン酢酸ビニル共重合体は、アスファルト舗装の舗設時の熱で容易に溶け、冷却後に本発明の振動軽減シートとアスファルト舗装との間で強力な接着力が得られる。
また、前記熱接着性フィルムには軟化点30〜120℃のテルペン系樹脂を添加してもよく、これにより振動軽減シートとアスファルト舗装との接着温度を下げることができる。テルペン系樹脂の軟化点が120℃以上の場合は接着温度の低減効果が得られず、テルペン系樹脂の軟化点が30℃以下の場合は熱接着性フィルムの粘着性が高くなりすぎてハンドリング性に問題が出る。
本発明の振動軽減シートの製造方法としては、第1層(最外層)に熱接着性樹脂からなる熱接着性フィルム、第2層に熱接着性樹脂が含浸されかつその目付けが200〜350g/m2であるガラス繊維織物、第3層に加硫剤を含みかつ熱接着性樹脂が好ましくは1〜10質量%添加された厚さ1〜5mmの未加硫ゴム系シート、第4層に熱接着性樹脂である熱可塑性樹脂が含浸されかつその目付けが40〜100g/m2であるガラス繊維織物、第5層(最外層)に熱接着性樹脂からなる熱接着性フィルムを重ね合わせ、未加硫ゴムを加硫させる加熱圧着処理によって各層を圧着させた後、ロール状に巻き上げる方法がある。
また、第1層(最外層)に熱接着性フィルムが貼り付けられかつその目付けが200〜350g/m2であるガラス繊維織物、第2層に加硫剤を含みかつ熱接着性樹脂が好ましくは1〜10質量%添加された厚さ1〜5mmの未加硫ゴム系シート、第3層に熱接着性フィルムが貼り付けられかつその目付けが40〜100g/m2であるガラス繊維織物を重ね合わせ、未加硫ゴムを加硫させる加熱圧着処理によって各層を圧着させた後、ロール状に巻き上げる方法も採用することができる。
〔実施例〕
以下に、本発明の振動軽減シート1の例を示す。図1に示すように、本発明の振動軽減シート1は、エチレン酢酸ビニル共重合体が練り込まれたゴム系シート4の両面にそれぞれガラス繊維織物3、5が積層され、さらにその両面に熱接着性フィルム2、6が積層されることによって構成される。
以下に、本発明の振動軽減シート1の例を示す。図1に示すように、本発明の振動軽減シート1は、エチレン酢酸ビニル共重合体が練り込まれたゴム系シート4の両面にそれぞれガラス繊維織物3、5が積層され、さらにその両面に熱接着性フィルム2、6が積層されることによって構成される。
本発明における評価方法は以下のとおりである。
<振動減衰特性試験>
中央支持定常加振法(JISの制振鋼板の試験法):図2に示すように、厚さ25mmのアスファルト混合物層[SMA(5)または開粒(5)]の上に振動軽減シートを積層し、その上に総厚が50mmとなるようにアスファルト混合物層[SMA(5)または開粒(5)]を積層した幅100mm、厚さ50mm、長さ250mmの大きさの試験体を作成し、電磁加振器で該試験体の中央を加振させ周波数応答関数を測定して、その結果から固有振動数における損失係数ηを半値幅法により算出した。同様にして、ストレートアスファルトを使用した密粒(13)からなる試験体の損失係数η0を算出した。そして、測定した各試験体の損失係数η,η0を用いて、密粒(13)に対する振動低減量ΔL(dB)を制振材料における振動低減量の評価式を利用して式(1)より推定した。ちなみに測定時の室内環境は、室温23℃、湿度50RH%であった。
<振動減衰特性試験>
中央支持定常加振法(JISの制振鋼板の試験法):図2に示すように、厚さ25mmのアスファルト混合物層[SMA(5)または開粒(5)]の上に振動軽減シートを積層し、その上に総厚が50mmとなるようにアスファルト混合物層[SMA(5)または開粒(5)]を積層した幅100mm、厚さ50mm、長さ250mmの大きさの試験体を作成し、電磁加振器で該試験体の中央を加振させ周波数応答関数を測定して、その結果から固有振動数における損失係数ηを半値幅法により算出した。同様にして、ストレートアスファルトを使用した密粒(13)からなる試験体の損失係数η0を算出した。そして、測定した各試験体の損失係数η,η0を用いて、密粒(13)に対する振動低減量ΔL(dB)を制振材料における振動低減量の評価式を利用して式(1)より推定した。ちなみに測定時の室内環境は、室温23℃、湿度50RH%であった。
なお、SMA(5)とは、最大粒径5mm以下の骨材と、植物系繊維と、高粘度アスファルト系バインダとを混合した砕石マスチックアスファルト混合物からなる層であり、開粒(5)とは、最大粒径5mm以下の骨材と、高粘度アスファルト系バインダとを混合した開粒度アスファルト混合物からなり、空隙率が20%程度の層である。また、密粒(13)とは、最大粒径13mm以下の骨材と、アスファルト系バインダとを混合した密粒度アスファルト混合物からなる層である。
<耐流動性>
ホイールトラッキング試験:舗装試験法便覧((社)日本道路協会発行)の3−7−3に準じ、図3に示すように表層[SMA(5)または開粒(5)]−振動軽減シート−基層[SMA(5)または開粒(5)]からなる縦300mm×横300mm×厚さ50mmの試験体を用い、温度60℃、荷重686N、載荷速度42回/分の条件下で載荷して変位を測定した。
ホイールトラッキング試験:舗装試験法便覧((社)日本道路協会発行)の3−7−3に準じ、図3に示すように表層[SMA(5)または開粒(5)]−振動軽減シート−基層[SMA(5)または開粒(5)]からなる縦300mm×横300mm×厚さ50mmの試験体を用い、温度60℃、荷重686N、載荷速度42回/分の条件下で載荷して変位を測定した。
測定結果は、試験開始後45分と60分における単位変形量あたりの車輪通過回数である動的安定度(DS:Dynamic Stability)で表されるが、ここでは、振動軽減シートを使用しないSMA(5)試験体と開粒(5)試験体のDSとの比で比較した。
<接着性評価>
建研式引張試験:ダイヤモンドカッタを用い、図4に示すように円筒形に切断し、急硬性エポキシ系接着剤でアタッチメントを切り抜き部上面に貼り付け、接着剤が十分硬化した後、建研式引張試験器により引張強さを測定した。
建研式引張試験:ダイヤモンドカッタを用い、図4に示すように円筒形に切断し、急硬性エポキシ系接着剤でアタッチメントを切り抜き部上面に貼り付け、接着剤が十分硬化した後、建研式引張試験器により引張強さを測定した。
<柔軟性>
振動軽減シートを幅20mm、長さ300mmの短冊状試験片とし、100mmたわむ時の荷重で評価した。
◎:荷重無し ○:50g未満 ×:50g以上
振動軽減シートを幅20mm、長さ300mmの短冊状試験片とし、100mmたわむ時の荷重で評価した。
◎:荷重無し ○:50g未満 ×:50g以上
<切削評価>
厚さ3cmのSMA(5)の上にプライマーを塗り振動軽減シートを敷き、その上からアスファルト乳剤を撒き、さらに厚さ4cmのSMA(13)を敷設して2週間養生した。2週間後、切削機で振動軽減シートの深さまで掘り起こして切削状態を観察した。
○:30cm角に断裂 △:50cm角に断裂 ×:50cm角以上に断裂
厚さ3cmのSMA(5)の上にプライマーを塗り振動軽減シートを敷き、その上からアスファルト乳剤を撒き、さらに厚さ4cmのSMA(13)を敷設して2週間養生した。2週間後、切削機で振動軽減シートの深さまで掘り起こして切削状態を観察した。
○:30cm角に断裂 △:50cm角に断裂 ×:50cm角以上に断裂
なお、SMA(13)とは、最大粒径13mm以下の骨材と、植物系繊維と、高粘度アスファルト系バインダとを混合した砕石マスチックアスファルト混合物からなる層である。
<ゴム系シート加工性>
原料を混合するためのニーディングローラ、原料を加硫工程へ導入するためのテンションローラまたはガイドローラへの粘着性を定性的に評価した。
原料を混合するためのニーディングローラ、原料を加硫工程へ導入するためのテンションローラまたはガイドローラへの粘着性を定性的に評価した。
〔参考例〕
振動軽減シートを使用しないSMA(5)試験体および開粒(5)試験体を作成した。
振動軽減シートを使用しないSMA(5)試験体および開粒(5)試験体を作成した。
ゴム成分としてハロゲン化イソブチレンイソプレンゴム40質量%、加硫助剤として亜鉛華2質量%、加硫剤としてテトラメチルチウラム・ジスルフィド1.2質量%、および適量の加工助剤、受酸剤、酸化防止剤を配合したものを主成分とし、充填剤として炭酸カルシウム16質量%、補強剤としてSRFカーボンブラック16質量%、さらに制振性付与剤として非晶性ポリオレフィン系樹脂10質量%、脂肪族系環状炭化水素樹脂10質量%、熱接着性樹脂としてエチレン酢酸ビニル共重合体2質量%を配合した厚さ2mmの未加硫ゴム系シートを常法で得た。得られたゴム系シートの加硫後の減衰特性は、図5に示すとおりであった。
動的粘弾性評価において、周波数3.5Hzの条件で、貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E’/E”(=Tanδ)のピーク値が−20℃から30℃の範囲に存在し、23℃におけるTanδの値が0.38であった。
該ゴム系シートの上面にエチレン酢酸ビニル共重合体を含浸させた目付け324g/m2のガラス繊維織物(模紗織)を重ね合わせ、さらにゴム系シートの下面にはエチレン酢酸ビニル共重合体を含浸させた目付け55g/m2のガラス繊維織物(絡み織)を重ね合わせ、プレス加硫機を用いてプレス加硫(加硫温度164℃、圧力204N/cm2、加硫時間20分)して本発明の振動軽減シートを得た。
本発明の振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
本発明の振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
実施例1で用いた振動軽減シートの上面および下面に熱接着性フィルムとして厚さ100μmのエチレン酢酸ビニル共重合体フィルムを重ね合わせ、プレス加硫機を用いてプレス加硫(加硫温度164℃、圧力204N/cm2、加硫時間20分)して本発明の振動軽減シートを得た。本発明の振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
ゴム系シートの厚さを1mmとする以外は、実施例2と同様にして本発明の振動軽減シートを得た。本発明の振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
ゴム系シートの厚さを4mmとする以外は、実施例2と同様にして本発明の振動軽減シートを得た。本発明の振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
〔比較例1〕
ゴム成分としてハロゲン化イソブチレンイソプレンゴム40.8質量%、加硫助剤として亜鉛華2質量%、加硫剤としてテトラメチルチウラム・ジスルフィド1.2質量%、および適量の加工助剤、受酸剤、酸化防止剤を配合したものを主成分とし、充填剤として炭酸カルシウム16.3質量%、補強剤としてSRFカーボンブラック16.3質量%、さらに制振性付与剤として非晶性ポリオレフィン系樹脂10.2質量%、脂肪族系環状炭化水素樹脂10.2質量%を配合した、厚さ2mmの未加硫ゴム系シートを常法で得た。得られたゴム系シートの加硫後の減衰特性は、図5に示すとおりであった。
ゴム成分としてハロゲン化イソブチレンイソプレンゴム40.8質量%、加硫助剤として亜鉛華2質量%、加硫剤としてテトラメチルチウラム・ジスルフィド1.2質量%、および適量の加工助剤、受酸剤、酸化防止剤を配合したものを主成分とし、充填剤として炭酸カルシウム16.3質量%、補強剤としてSRFカーボンブラック16.3質量%、さらに制振性付与剤として非晶性ポリオレフィン系樹脂10.2質量%、脂肪族系環状炭化水素樹脂10.2質量%を配合した、厚さ2mmの未加硫ゴム系シートを常法で得た。得られたゴム系シートの加硫後の減衰特性は、図5に示すとおりであった。
動的粘弾性評価において、周波数3.5Hzの条件で、貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E’/E”(=Tanδ)のピーク値が−20℃から30℃の範囲に存在し、23℃におけるTanδの値が0.39であった。
該ゴム系シートの上面に熱接着性樹脂を含浸させていない目付け324g/m2のガラス繊維織物(模紗織)を重ね合わせ、さらにゴム系シートの下面に熱接着性樹脂を含浸させていない目付け55g/m2のガラス繊維織物(絡み織)を重ね合わせ、プレス加硫機を用いてプレス加硫(加硫温度164℃、圧力204N/cm2、加硫時間20分)して振動軽減シートを得た。
この振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
この振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
〔比較例2〕
ゴム系シートの厚さを6mmとする以外は、実施例2と同様にして振動軽減シートを得た。この振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
ゴム系シートの厚さを6mmとする以外は、実施例2と同様にして振動軽減シートを得た。この振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
〔比較例3〕
ゴム系シート下面のガラス繊維織物の目付けを120g/m2とする以外は、実施例2と同様にして振動軽減シートを得た。この振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
ゴム系シート下面のガラス繊維織物の目付けを120g/m2とする以外は、実施例2と同様にして振動軽減シートを得た。この振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
〔比較例4〕
実施例1において得られたゴム系シートのみでの評価結果を表1に示す。
実施例1において得られたゴム系シートのみでの評価結果を表1に示す。
〔比較例5〕
目付けが560g/m2、格子目合いが横25mm×縦20mm、引張強度が横196kN/m以上、縦96kN/m以上のガラスグリッドのみでの評価結果を表1に示す。
目付けが560g/m2、格子目合いが横25mm×縦20mm、引張強度が横196kN/m以上、縦96kN/m以上のガラスグリッドのみでの評価結果を表1に示す。
〔比較例6〕
第2層を目付け175g/m2のタイヤ補強用ポリエステル系すだれ状織物とし、第4層を目付け85g/m2のポリエステル系格子状織物とする以外は、実施例2と同様にして振動軽減シートを得た。この振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
第2層を目付け175g/m2のタイヤ補強用ポリエステル系すだれ状織物とし、第4層を目付け85g/m2のポリエステル系格子状織物とする以外は、実施例2と同様にして振動軽減シートを得た。この振動軽減シートの評価結果を表1に示す。
本発明のアスファルト舗装体用振動軽減シートは、従来の振動軽減シートに比べて振動軽減効果が高いのみならず、工事を比較的短期間で完了でき、取り扱い性および作業性に優れた表基層対応のアスファルト舗装体用振動軽減シートである。
1.振動軽減シート
2.熱接着性フィルム
3.ガラス繊維織物
4.ゴム系シート
5.ガラス繊維織物
6.熱接着性フィルム
7.アスファルト混合物層
2.熱接着性フィルム
3.ガラス繊維織物
4.ゴム系シート
5.ガラス繊維織物
6.熱接着性フィルム
7.アスファルト混合物層
Claims (8)
- 厚さ1〜5mmの加硫された制振性ゴム系シートの両面にガラス繊維織物が積層された積層体からなり、前記制振性ゴム系シートが熱接着性樹脂を含み、前記ガラス繊維織物の目付けが前記積層体の上面では200〜350g/m2、下面では40〜100g/m2であることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シート。
- 請求項1に記載の積層体の両面に、さらに熱接着性樹脂からなるフィルムが積層されてなることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シート。
- 制振性ゴム系シートが、動的粘弾性評価において、周波数3.5Hzの条件で、貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E’/E”(=Tanδ)のピーク値が−20℃から30℃の範囲に存在し、23℃におけるTanδの値が0.3以上0.75未満であることを特徴とする請求項1または2に記載のアスファルト舗装体用振動軽減シート。
- 制振性ゴム系シート中の熱接着性樹脂の含有量が1〜10質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアスファルト舗装体用振動軽減シート。
- 熱接着性樹脂が、エチレン酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアスファルト舗装体用振動軽減シート。
- 第1層(最外層)に熱接着性樹脂からなるフィルム、第2層に熱接着性樹脂が含浸されかつその目付けが200〜350g/m2であるガラス繊維織物、第3層に加硫剤を含みかつ熱接着性樹脂が添加された厚さ1〜5mmの未加硫の制振性ゴム系シート、第4層に熱接着性樹脂が含浸されかつその目付けが40〜100g/m2であるガラス繊維織物、第5層(最外層)に熱接着性樹脂からなるフィルムを重ね合わせ、未加硫ゴムを加硫させる加熱圧着処理によって各層を圧着させた後、ロール状に巻き上げることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シートの製造方法。
- 第1層(最外層)に熱接着性樹脂からなるフィルムが貼り付けられかつその目付けが200〜350g/m2であるガラス繊維織物、第2層に加硫剤を含みかつ熱接着性樹脂が添加された厚さ1〜5mmの未加硫の制振性ゴム系シート、第3層に熱接着性樹脂からなるフィルムが貼り付けられかつその目付けが40〜100g/m2であるガラス繊維織物を重ね合わせ、未加硫ゴムを加硫させる加熱圧着処理によって各層を圧着させた後、ロール状に巻き上げることを特徴とするアスファルト舗装体用振動軽減シートの製造方法。
- 未加硫の制振性ゴム系シート中の熱接着性樹脂の含有量が1〜10質量%であることを特徴とする請求項6または7に記載のアスファルト舗装体用振動軽減シートの製造方法。
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