JP2006246300A - Ａｖ受信機における認証成否の提示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ＡＶ信号受信機がコピー防止信号を含むデジタルＡＶ信号を受信しようとした際に、なんらかの原因により認証失敗していると正常なＡＶ出力ができないが、それをユーザに伝達する装置、および方法が従来のＡＶ受信機にはないという課題がある。
【解決手段】コピー防止信号を含むデジタルＡＶ信号を受信するためのデジタルインタフェースと、それを通して外部機器との間でＡＶ信号出力の許可認証を行うための認証装置と、実行された認証結果をユーザに提示するための認証結果表示装置と、認証結果を判断し認証結果表示装置に出力するための制御装置とを具備することにより、課題を解決することが可能となる。
【選択図】図１

Description

本発明は、コピー防止信号を含むＡＶ信号受信機にてＡＶ出力許可の認証結果をユーザ提示する方法と装置とを有するＡＶ信号受信装置に関する。

近年、いわゆるデジタル家電が急速に普及している。

デジタル家電とはＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）プレーヤーやＳＴＢ（Ｓｅｔ Ｔｏｐ Ｂｏｘ）などのソース機器からＬＣＤ（液晶ディスプレイ）やＰＤＰ（プラズマディスプレイパネル）、ＤＬＰプロジェクターなどのシンク機器まで、ＡＶ信号をデジタル信号処理することが特徴とするＡＶ機器のことである。このようなデジタル家電の特徴として高画質・高音質が挙げられる。

しかし、デジタル機器の目覚しい普及にも関らず、ソース機器とシンク機器との間はコンポーネント接続などのアナログ接続が一般的である。アナログ接続はノイズに弱く、高画質・高音質のＡＶ信号が劣化する可能性がある。

この問題を解決するためにＨＤＭＩ（Ｈｉｇｈ−Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）規格が定められた。ＨＤＭＩはソース機器とシンク機器をデジタル接続することが大きな特徴である。

また、デジタル接続の場合は不正コピーの懸念があるが、ＨＤＭＩではコピー防止技術であるＨＤＣＰ（Ｈｉｇｈ−ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｃｏｎｔｅｎｔｓ Ｐｒｏｔｅｃｔｉｏｎ）を採用することにより、認証に成功したソース・シンク間でのみＡＶ信号の送受信を可能にした。

しかし、ＨＤＣＰ認証がなんらかの原因により失敗した場合、ソース機器からシンク機器へのＡＶ出力が停止されるが、ユーザはＡＶ出力されない原因を知ることができないという問題があった。また、認証に失敗した場合にソース機器から視聴不可メッセージをシンク機器にＯＳＤ出力する技術があるが、シンク機器がディスプレイ装置を持たない場合にはユーザはメッセージを認知できないという問題もあった。
特開２００４−９５１５９号公報

解決しようとする問題点は、認証失敗した場合に、ソース機器が視聴不可メッセージをＯＳＤ出力しなかったり、シンク機器にディスプレイ装置がなかったりするとユーザが認証失敗を認知できない点である。

前述した課題を解決するために、本発明では、ソース機器とデジタル接続するためのデジタルインタフェースと、前記デジタルインタフェースを使用して出力されるＡＶ信号の出力許可認証を行う認証装置と、前記認証装置により実行された認証結果をユーザに提示するための認証結果表示装置と、前記認証結果を受け取り前記認証結果表示装置に出力するための制御装置とを具備することにより、シンク機器側で認証の成否を判別し、その結果をユーザに認知可能な形式で提示することを最も主要な特徴とする。

前記デジタルインタフェースはＨＤＭＩ規格に従っている場合を含む。また、前記認証装置はＨＤＣＰ規格に従っている場合を含む。更に、前記認証結果表示装置はＬＣＤやＰＤＰ、ＤＬＰプロジェクターといったディスプレイ装置を含む。また、前記認証結果表示装置はＬＥＤやスピーカも含む。

一方、前述した課題を解決するために、本発明では、デジタルＡＶ信号を受信するための受信方法と、ソース機器との間でＡＶ信号出力許可認証を行う認証方法と、前記認証方法により実行された前記認証結果を表示するための表示方法とを含むことで、シンク機器側で認証の成否を判別し、その結果をユーザに認知可能な方法で提示することも特徴である。

前記受信方法はＨＤＭＩ規格に従っている場合を含む。また、前記認証方法はＨＤＣＰ規格に従っている場合を含む。更に、前記表示方法はＯＳＤにてＬＣＤやＰＤＰ、ＤＬＰプロジェクターといったディスプレイ装置に出力する方法を含む。また、前記表示方法は、シンク機器に取り付けられたＬＥＤを点灯させる方法や音声により出力する方法も含む。また、前記表示方法は、認証に失敗した場合のみ前記認証結果を表示する方法も含む。

本発明のＡＶ受信機は、ソース・シンク間で認証処理を行いその結果をシンク機器で判別しユーザに提示するため、ソース機器が視聴不可メッセージをＯＳＤ出力しなかったり、シンク機器にディスプレイ装置がなかったりする場合でも、ユーザは認証の成否を認知できるという利点がある。

シンク機器側で認証の成否を判別しユーザに認知可能な形式で結果を提示するという目的をもっとも単純に実現した形態を図１に示す。図１のＡＶ信号受信装置は、デジタルインタフェース１００、認証装置１１０、制御装置１２０、認証結果表示装置１３０を有する。

（実施の形態１）
デジタルインタフェース１００はＡＶ信号の受信およびコピー防止信号の送受信を行う。デジタルインタフェース１００はＨＤＭＩ規格に従い、コピー防止信号はＨＤＣＰ規格に従うものとする。

認証装置１１０はデジタルインタフェース１００を介することでソース機器との間でＡＶ信号出力の許可認証を行う。認証はＨＤＣＰ認証を用いる。

認証結果表示装置１２０は認証装置１１０にて実行された認証結果をユーザに提示する。認証結果表示装置１２０はＬＣＤやＰＤＰ、ＤＬＰプロジェクターなどのディスプレイ装置であり、認証装置１１０により実行されたＨＤＣＰ認証結果が失敗の場合のみＯＳＤ表示することでユーザに提示する。

制御装置１３０は認証装置１１０より認証結果を受け取り、認証結果が失敗の場合のみＯＳＤ表示可能な形式に変換した後、認証結果表示装置１２０に出力する。

図２は図１で示したブロック図を元に認証結果を表示するための方法を示したフローチャートである。

まず認証装置１１０がデジタルインタフェース１００を介してソース機器とＨＤＣＰ認証処理を行う（Ｓ２００）。

次に認証装置１１０により実行されたＨＤＣＰ認証結果を制御装置１３０が受け取り、認証の成否を判別する（Ｓ２１０）。

制御装置１３０は、ＨＤＣＰ認証が成功だった場合は特に何もしないが、失敗だった場合はＯＳＤ表示するためのメッセージを作成し認証結果表示装置１２０に出力する（Ｓ２２０）。

以上、本発明を望ましい実施例をブロック図とフローチャートを用いて説明したが、本発明は前述した構成及び作用に限らないことに注意する。

本発明のＡＶ受信機における認証成否の提示装置は、ソース機器とシンク機器間の認証結果をシンク機器側で判別し提示することでユーザが認証の成否を認知できるという利点を有し、コピー防止信号を含むＡＶ信号受信機にてＡＶ出力許可の認証結果をユーザ提示する方法として有用である。

本発明のＡＶ信号受信装置を表すブロック図 本発明の認証結果表示方法を示すフローチャート

符号の説明

１００ デジタルインタフェース
１１０ 認証装置
１２０ 認証結果表示装置
１３０ 制御装置

Claims (8)

1. コピー防止信号を含むデジタルＡＶ信号を受信するためのデジタルインタフェースと、前記デジタルインタフェースを通して外部機器との間でＡＶ出力許可認証を行うための認証装置と、前記認証装置により実行された認証結果をユーザに提示するための認証結果表示装置と、前記認証結果を受け取り前記認証結果表示装置に出力するための制御装置とを具備したＡＶ信号受信機。
2. 前記制御装置にて判断された前記認証結果が認証失敗の場合のみ前記認証結果表示装置に出力することを特徴とする請求項１に記載のＡＶ信号受信機。
3. 前記デジタルインタフェースはＨＤＭＩ（Ｈｉｇｈ−Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）規格に従っていることを特徴とする請求項１に記載のＡＶ信号受信機。
4. 前記認証はＨＤＣＰ（Ｈｉｇｈ−ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｃｏｎｔｅｎｔｓ Ｐｒｏｔｅｃｔｉｏｎ）認証であることを特徴とする請求項１に記載のＡＶ信号受信機。
5. コピー防止信号を含むデジタルＡＶ信号を受信するための受信方法と、外部機器との間でＡＶ信号出力許可認証を行うための認証方法と、前記認証方法により実行された認証結果をユーザに提示する表示方法とを含むことを特徴とする認証結果表示方法。
6. 前記受信方法はＨＤＭＩ（Ｈｉｇｈ−Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）規格に従っていることを特徴とする請求項５に記載の認証結果表示方法。
7. 前記認証方法はＨＤＣＰ（Ｈｉｇｈ−ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｃｏｎｔｅｎｔｓ Ｐｒｏｔｅｃｔｉｏｎ）認証であることを特徴とする請求項５に記載の認証結果表示方法。
8. 前記認証結果が認証失敗の場合のみユーザに提示することを特徴とする請求項５に記載の認証結果表示方法。

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