JP2006246129A - 伝送システム、送信装置及び受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な装置構成により効果的にシンボル間干渉を回避可能な伝送システムを提供する。
【解決手段】 送信装置10は同じ信号ブロックを2つずつ連続して送信し、受信装置20はその信号ブロックを受信し、同じ2つの信号ブロックに対してそれぞれ所定のタイミングでフーリエ変換処理を行い、周波数領域での波形等化処理により2つの信号ブロックの位相を合わせた後、合成して復調する。これにより、伝搬路の状況、特に遅延時間の変化に対してフーリエ変換処理のタイミング設定のみで柔軟に対応でき、固定長のGIよりも効果的にシンボル間干渉を回避することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 送信装置10は同じ信号ブロックを2つずつ連続して送信し、受信装置20はその信号ブロックを受信し、同じ2つの信号ブロックに対してそれぞれ所定のタイミングでフーリエ変換処理を行い、周波数領域での波形等化処理により2つの信号ブロックの位相を合わせた後、合成して復調する。これにより、伝搬路の状況、特に遅延時間の変化に対してフーリエ変換処理のタイミング設定のみで柔軟に対応でき、固定長のGIよりも効果的にシンボル間干渉を回避することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は伝送システム、送信装置及び受信装置に関し、特に、受信側が直接波のほかに伝搬路の状態に応じた複数の遅延波を受信する伝送システム、送信装置及び受信装置に関する。
移動通信システムでは、音声のみならず画像やデータの伝送に対する要求が近年高まっており、伝送速度の高速化が益々求められている。このため、信号の伝送帯域は広帯域となり、周波数選択性フェージングの影響を受ける問題が生じている。また、信号のシンボル長が短くなり、送信信号が反射・回折し受信側が複数の経路から同じ信号を受信してしまうこと(以下マルチパスという。)によるシンボル間干渉(ISI:Inter-Symbol Interference)を受ける問題もある。このような伝搬状況下でより高い伝送効率が得られるシステムとしてマルチキャリア伝送が検討されている。
マルチキャリア伝送では、各シンボルがK個のサブキャリア(周波数帯域)に振り分けられ、各キャリアでの伝送帯域は1/Kになり、シンボル長はK倍となる。伝送帯域が1/Kとなることで、周波数選択性フェージングの影響は軽減され、サブキャリア数Kが多い場合、各キャリア内ではフラットなフェージングと見なすことが出来る。また、シンボル長がK倍となることでシンボル間干渉の影響も受けにくくなる。マルチキャリア伝送をより効率的に実現できるシステムとして直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が各分野で研究されており、また実現もされている。
図7は、従来のOFDM伝送システムでの基本的な構成を示す図である。
送信装置100は、変調部101、直並列変換(S/P)部102、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理部103、ガードインターバル(GI:Guard Interval)付加部104、アンテナ105を有している。
送信装置100は、変調部101、直並列変換(S/P)部102、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理部103、ガードインターバル(GI:Guard Interval)付加部104、アンテナ105を有している。
一方、受信装置110は、アンテナ111、タイミング検出部112、GI除去部113、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理部114、チャネル状態評価部115、波形等化部116、並直列変換(P/S)部117、復調部118を有している。
従来のOFDM伝送システムの動作を説明する。
送信装置100は、変調部101にて送信しようとするデータをデータ変調した後、直並列変換部102にて各サブキャリアへ振り分けるために直並列変換する。ここで、サブキャリア数をKとする。各サブキャリアに割り振られたK個のシンボルは、IFFT処理部103にてIFFT処理により時間領域信号に変換される。IFFT処理部103から出力されるK個のデータの組をFFTブロックあるいはOFDMシンボルという。以下では、FFTブロックと呼ぶことにする。FFTブロックには、マルチパスによるシンボル間干渉を回避するためのGIがGI付加部104にて付加され、アンテナ105によって送信される。一方、受信装置110では、アンテナ111にてFFTブロックを受信し、タイミング検出部112にてFFTブロックの位置を検出すための位置検出が行われ、窓関数などによりFFT処理区間を切り出すためのブロックウィンドウ(図7では図示を省略している。)によってGIを含むFFTブロックが切り出される。そして、GI除去部113にてGIを削除した後、FFT処理部114により周波数領域信号に変換される。また、チャネル状態評価部115は、信号と同時に送信されるプリアンブル信号などを用いて、信号が伝搬してきた伝搬路の状態(以下チャネル値という。)を推定する。FFT後の信号は、波形等化部116に入力される。ここでは推定されたチャネル値を用いて周波数領域での波形等化を行い、伝搬路における信号変動を補償する。その後、並直列変換部117により並直列変換が行われ、復調部118によりデータ復調が行われる。
送信装置100は、変調部101にて送信しようとするデータをデータ変調した後、直並列変換部102にて各サブキャリアへ振り分けるために直並列変換する。ここで、サブキャリア数をKとする。各サブキャリアに割り振られたK個のシンボルは、IFFT処理部103にてIFFT処理により時間領域信号に変換される。IFFT処理部103から出力されるK個のデータの組をFFTブロックあるいはOFDMシンボルという。以下では、FFTブロックと呼ぶことにする。FFTブロックには、マルチパスによるシンボル間干渉を回避するためのGIがGI付加部104にて付加され、アンテナ105によって送信される。一方、受信装置110では、アンテナ111にてFFTブロックを受信し、タイミング検出部112にてFFTブロックの位置を検出すための位置検出が行われ、窓関数などによりFFT処理区間を切り出すためのブロックウィンドウ(図7では図示を省略している。)によってGIを含むFFTブロックが切り出される。そして、GI除去部113にてGIを削除した後、FFT処理部114により周波数領域信号に変換される。また、チャネル状態評価部115は、信号と同時に送信されるプリアンブル信号などを用いて、信号が伝搬してきた伝搬路の状態(以下チャネル値という。)を推定する。FFT後の信号は、波形等化部116に入力される。ここでは推定されたチャネル値を用いて周波数領域での波形等化を行い、伝搬路における信号変動を補償する。その後、並直列変換部117により並直列変換が行われ、復調部118によりデータ復調が行われる。
ここで、OFDM伝送システムにおいて必要不可欠とされるGIについて説明する。
図8は、OFDM伝送システムにおけるガードインターバルを説明する図である。
GIは、IFFT処理されたFFTブロックの最後尾の一部をそのFFTブロックの先頭に付加したものである。通常、屋内の無線LAN(Local Area Network)などを想定すると、FFTブロックの1/4程度の長さのGIが付加されている。GI長が長いと伝送効率の低下となるため、伝搬遅延および伝送効率の観点から適切な値が選択される。伝搬路の遅延状態により、GI長を可変とする方式も検討されている。図8下は、FFTブロック内の信号を描写したものである。点線で示した波形がGIとして付加された信号であり、FFTブロック最後尾の信号と同一である。FFTの性質から、FFTブロック最後尾を最前部に接続しても信号は連続になる。このため、ブロックウィンドウにより切り出された信号にGI部が含まれていても復調することが可能である。
図8は、OFDM伝送システムにおけるガードインターバルを説明する図である。
GIは、IFFT処理されたFFTブロックの最後尾の一部をそのFFTブロックの先頭に付加したものである。通常、屋内の無線LAN(Local Area Network)などを想定すると、FFTブロックの1/4程度の長さのGIが付加されている。GI長が長いと伝送効率の低下となるため、伝搬遅延および伝送効率の観点から適切な値が選択される。伝搬路の遅延状態により、GI長を可変とする方式も検討されている。図8下は、FFTブロック内の信号を描写したものである。点線で示した波形がGIとして付加された信号であり、FFTブロック最後尾の信号と同一である。FFTの性質から、FFTブロック最後尾を最前部に接続しても信号は連続になる。このため、ブロックウィンドウにより切り出された信号にGI部が含まれていても復調することが可能である。
ガードインターバルの効果を以下に示す。
図9は、ガードインターバルの効果を説明する図である。
第1到達波(または直接波)とM番目の到達波による信号を表す。全到達波数はMである。ここで、第M波は、最も遅く到達する遅延波である。ある遅延時間以上の遅延波の受信レベルが非常に小さい場合は、第M波は有効受信レベル以上の最後の遅延波とする。Dnはn番目のFFTブロック、GnはそのGIを示す。第M波の第1到達波からの遅延時間をτとする。第M波により第1到達波のGn区間に前FFTブロックDn-1がτ時間分入り込む。この部分がシンボル間干渉(ISI)を引き起こす。しかし、受信側では、第1到達波のGn部を切り捨て、FFTブロックDn区間のみ切り出し、FFT処理を行う。この部分には、前FFTブロックの入り込みはないため、シンボル間干渉は生じない。また、遅延波のGI部が重ね合わされることになるが、先に説明したようにGI部とFFTブロック部では信号は連続なため、遅延波を取り込んだ復調ができる。このように、GI内のみに遅延波が存在する環境であれば、OFDMシステムでは、送信側によるGIの付加、受信側によるGI部の切捨て処理により、シンボル間干渉を受けることがない信号伝送が可能である。
図9は、ガードインターバルの効果を説明する図である。
第1到達波(または直接波)とM番目の到達波による信号を表す。全到達波数はMである。ここで、第M波は、最も遅く到達する遅延波である。ある遅延時間以上の遅延波の受信レベルが非常に小さい場合は、第M波は有効受信レベル以上の最後の遅延波とする。Dnはn番目のFFTブロック、GnはそのGIを示す。第M波の第1到達波からの遅延時間をτとする。第M波により第1到達波のGn区間に前FFTブロックDn-1がτ時間分入り込む。この部分がシンボル間干渉(ISI)を引き起こす。しかし、受信側では、第1到達波のGn部を切り捨て、FFTブロックDn区間のみ切り出し、FFT処理を行う。この部分には、前FFTブロックの入り込みはないため、シンボル間干渉は生じない。また、遅延波のGI部が重ね合わされることになるが、先に説明したようにGI部とFFTブロック部では信号は連続なため、遅延波を取り込んだ復調ができる。このように、GI内のみに遅延波が存在する環境であれば、OFDMシステムでは、送信側によるGIの付加、受信側によるGI部の切捨て処理により、シンボル間干渉を受けることがない信号伝送が可能である。
ところで、屋外などで大きいセル領域を設定し信号伝達距離が長い場合や、伝送効率の観点より十分なGI長が取れない場合、遅延波がGIを超えて到達することが考えられる。
図10は、ガードインターバルを超える遅延波の影響を説明する図である。
ここでは、第M波の前FFTブロックDn-1が第1波のGnを超え、現FFTブロックDnまで入り込む。GIを切り捨てても、シンボル間干渉の影響はDn区間に残り、復調時に劣化を引き起こす。
ここでは、第M波の前FFTブロックDn-1が第1波のGnを超え、現FFTブロックDnまで入り込む。GIを切り捨てても、シンボル間干渉の影響はDn区間に残り、復調時に劣化を引き起こす。
このように、GIを超える遅延時間をもつ遅延波が存在した場合、劣化が生じる問題があった。さらに、GIは復調側で切り捨てるため、伝送効率の低下となるという問題もある。この問題はGI長を長くするほど顕著である。また、遅延時間が短い環境では、GIは特に無駄となる。
これらの対策として、キャンセラなどを用いて、GI部の干渉成分を除去し、受信側でGI部分も有効に使用する方法などが提案されているが、装置が複雑である。また、遅延時間が短い場合に複数のFFT処理を行うことで、GI部を有効利用する方式もある。
図11は、複数FFT処理方式を説明する図である。
遅延時間τがGI長より短い場合、(T_GI−τ)の区間は前ブロックの干渉がない。ここで、T_GIは、GI時間である。この区間を有効利用するため、本来のFFT処理FFT1と共に、(T_GI−τ)ずらした区間でのFFT処理FFT2を行い、2つの結果を合成する。これにより、(T_GI−τ)分の利得を得ることができる(例えば非特許文献1参照。)。しかし、この方式でもGIを越える遅延波に対しては対処できない。GIを超える遅延波に対しても等化器などを用い、干渉信号を再現し、除去する方式も検討されているが、装置が複雑となる。
遅延時間τがGI長より短い場合、(T_GI−τ)の区間は前ブロックの干渉がない。ここで、T_GIは、GI時間である。この区間を有効利用するため、本来のFFT処理FFT1と共に、(T_GI−τ)ずらした区間でのFFT処理FFT2を行い、2つの結果を合成する。これにより、(T_GI−τ)分の利得を得ることができる(例えば非特許文献1参照。)。しかし、この方式でもGIを越える遅延波に対しては対処できない。GIを超える遅延波に対しても等化器などを用い、干渉信号を再現し、除去する方式も検討されているが、装置が複雑となる。
なお、従来、OFDM伝送システムに関して、主受信信号に対しガードインターバル時間以上に遅延している場合や時間進みが生じている場合であっても、時間差のない完全に一致した状態で合成する受信装置や(例えば特許文献1参照。)、周波数オフセットが存在しても安定にシンボル同期が検出でき、良好な信号の復調を可能にする技術(例えば、特許文献2参照。)なども知られている。
静野 他、"処理区間を適応制御する複数のFFTを用いたOFDM受信方法"、2004年、電子情報通信学会総合大会、B−5−74 特開平10−107777号公報(段落番号〔0069〕〜〔0071〕,第1図)
特開平10−322305号公報(段落番号〔0036〕)
静野 他、"処理区間を適応制御する複数のFFTを用いたOFDM受信方法"、2004年、電子情報通信学会総合大会、B−5−74
以上のように、従来の伝送システムでは、GIを付加することで伝送効率は低下し、特に遅延がGI長より短い場合には、GIの残りの部分が無駄になってしまう。また、GIを超える遅延がある場合にはシンボル間干渉が生じ、伝送特性を劣化させる。また干渉を除去する方式では装置が複雑となるという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、簡易な装置構成により効果的にシンボル間干渉を回避可能な伝送システムを提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、受信側が直接波のほかに伝搬路の状態に応じた複数の遅延波を受信する伝送システムにおいて、図1に示すように、同じ信号ブロック(FFTブロック)を2つずつ連続して送信する送信装置10と、その信号ブロックを受信し、同じ2つの信号ブロックに対してそれぞれ所定のタイミングでフーリエ変換処理を行い、周波数領域での波形等化処理により2つの信号ブロックの位相を合わせた後、合成して復調する受信装置20と、を有することを特徴とする伝送システムが提供される。
上記の構成によれば、送信装置10は、同じ信号ブロックを2つずつ連続して送信し、受信装置20は、その信号ブロックを受信し、同じ2つの信号ブロックに対してそれぞれ所定のタイミングでフーリエ変換処理を行い、周波数領域での波形等化処理により2つの信号ブロックの位相を合わせた後、合成して復調する。
本発明の伝送システムによれば、送信装置は同じ信号ブロックを2つずつ連続して送信し、受信装置はその信号ブロックを受信し、同じ2つの信号ブロックに対してそれぞれ所定のタイミングでフーリエ変換処理を行い、周波数領域での波形等化処理により2つの信号ブロックの位相を合わせた後、合成して復調するので、伝搬路の状況、特に遅延時間の変化に対してフーリエ変換処理のタイミング設定のみで柔軟に対応でき、固定長のGIよりも効果的にシンボル間干渉を回避することができる。また、シンボル間干渉を除去するための複雑な等化器を必要としないので、装置構成も簡易なもので実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下では、OFDM信号を送受信するOFDM伝送システムを説明する。
図1は、本実施の形態のOFDM伝送システムの構成を示す図である。
なお、以下では、OFDM信号を送受信するOFDM伝送システムを説明する。
図1は、本実施の形態のOFDM伝送システムの構成を示す図である。
送信装置10は、変調部11、直並列変換(S/P)部12、IFFT処理部13、FFTブロック繰返し部14、アンテナ15を有している。
一方、受信装置20は、アンテナ21、タイミング検出部22、ブロックウィンドウ23a、23b、FFT処理部24a、24b、チャネル状態評価部25、位相補正部26、波形等化部27a、27b、並直列変換(P/S)部28a、28b、合成部29、復調部30を有している。
一方、受信装置20は、アンテナ21、タイミング検出部22、ブロックウィンドウ23a、23b、FFT処理部24a、24b、チャネル状態評価部25、位相補正部26、波形等化部27a、27b、並直列変換(P/S)部28a、28b、合成部29、復調部30を有している。
送信装置10において、変調部11は、送信しようとするデータを変調する。変調方式としては、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)などがある。
直並列変換部12は、変調したデータを各サブキャリアへ振り分けるために直並列変換を行う。ここで、サブキャリア数をKとする。
IFFT処理部13は、各サブキャリアに割り振られたK個のシンボルに対してIFFT処理を行い時間領域信号に変換し、K個のデータの組、すなわちFFTブロックを出力する。
IFFT処理部13は、各サブキャリアに割り振られたK個のシンボルに対してIFFT処理を行い時間領域信号に変換し、K個のデータの組、すなわちFFTブロックを出力する。
FFTブロック繰返し部14は、IFFT処理部13で生成した同じFFTブロックを2つずつ連続してアンテナ15にて送信させる。
一方、受信装置20において、タイミング検出部22は、アンテナ21により受信した各到達波の到達タイミングを検出する。タイミング検出部22では、例えば各信号のパイロットパターンを検出し、第1到達波(直接波)に対する遅延波の遅延時間τを定期的に計測する。
一方、受信装置20において、タイミング検出部22は、アンテナ21により受信した各到達波の到達タイミングを検出する。タイミング検出部22では、例えば各信号のパイロットパターンを検出し、第1到達波(直接波)に対する遅延波の遅延時間τを定期的に計測する。
ブロックウィンドウ23a、23bは、各到達波の信号から所定のタイミングに応じてFFT処理を行うFFTブロックを切り出す。ブロックウィンドウ23aは、第1到達波の2つずつ連続して送信されてきたFFTブロックのうち2番目のFFTブロック(以下第2ブロックという。)の到達タイミングで遅延波を含む各到達波の信号を切り出す。一方ブロックウィンドウ23bは、例えば、最も遅く到達する遅延波の2つずつ連続して送信されてきたFFTブロックのうち1番目のFFTブロック(以下第1ブロックという。)の到達タイミング(つまり遅延時間τ経過後)で、各到達波の信号を切り出す(詳細は後述する。)。
FFT処理部24a、24bは、ブロックウィンドウ23a、23bにて切り出したFFTブロックに対しFFT処理を行い、周波数領域信号に変換する。なお、以下では、FFT処理部24aで行うFFT処理、つまり第2ブロックに対して行うFFT処理をFFT2、FFT処理部24bで行うFFT処理、つまり第1ブロックに対して行うFFT処理をFFT1と呼ぶ。
チャネル状態評価部25は、FFTブロックなどのデータと同時に送信されるプリアンブル信号などを用いて、信号が伝搬してきた伝搬路のチャネル値を推定する。
位相補正部26は、推定したチャネル値とタイミング検出部22で検出した遅延時間τをもとに、FFT1とFFT2による2つの周波数領域信号間に生じる遅延時間分の位相のずれを補正する。具体的には、FFT1に対する位相を補正する。補正量c(k)は、c(k)=exp{−j2π(k/K)τs}、のような形式であらわすことができ、サブキャリアkごとに補正される。なお、ここで、KはFFTサイズでありk=1〜K、τsはサンプリング時間で表記した遅延時間である。
位相補正部26は、推定したチャネル値とタイミング検出部22で検出した遅延時間τをもとに、FFT1とFFT2による2つの周波数領域信号間に生じる遅延時間分の位相のずれを補正する。具体的には、FFT1に対する位相を補正する。補正量c(k)は、c(k)=exp{−j2π(k/K)τs}、のような形式であらわすことができ、サブキャリアkごとに補正される。なお、ここで、KはFFTサイズでありk=1〜K、τsはサンプリング時間で表記した遅延時間である。
波形等化部27a、27bは、各到達波におけるサブキャリアごとの振幅及び位相が等しくなるように、推定したチャネル値をもとにFFT1、FFT2の結果を周波数領域で波形等化し、伝搬路における信号変動を補償する。なお、FFT1の結果に対しては前述の補正量c(k)を用いて波形等化する。
並直列変換(P/S)部28a、28bは、K個のサブキャリアに対して並直列変換を行う。
合成部29は、並直列変換部28a、28bの出力信号を入力し合成する。
合成部29は、並直列変換部28a、28bの出力信号を入力し合成する。
復調部30は、合成部29にて合成した信号を復調する。
以下、本実施の形態のOFDM伝送システムの動作を具体例を用いて説明する。
送信装置10は、変調部11にて送信しようとするデータを変調し、直並列変換部12で変調したデータを各サブキャリアへ振り分けるために直並列変換を行う。そしてIFFT処理部13にて各サブキャリアに割り振られたK個のシンボルに対してIFFT処理を行い時間領域信号に変換し、K個のデータの組、すなわちFFTブロックを出力する。さらに、FFTブロック繰返し部14は、IFFT処理部13で生成した同じFFTブロックを2つ連続してアンテナ15にて送信させる。
以下、本実施の形態のOFDM伝送システムの動作を具体例を用いて説明する。
送信装置10は、変調部11にて送信しようとするデータを変調し、直並列変換部12で変調したデータを各サブキャリアへ振り分けるために直並列変換を行う。そしてIFFT処理部13にて各サブキャリアに割り振られたK個のシンボルに対してIFFT処理を行い時間領域信号に変換し、K個のデータの組、すなわちFFTブロックを出力する。さらに、FFTブロック繰返し部14は、IFFT処理部13で生成した同じFFTブロックを2つ連続してアンテナ15にて送信させる。
図2は、本実施の形態のOFDM伝送システムにおけるFFT処理区間を示す図である。
図ではn番目のFFTブロックに対し、同じFFTブロックを“Dn,a”、“Dn,b”としている。また、受信装置20では、第1到達波の信号、遅延時間τ経過後に第M波の信号が受信されるとする。なお、Mは全到達波数であり、第M波は最も遅く到達する遅延波であるとする。また、ある遅延時間以上の遅延波の受信レベルが非常に小さい場合は、第M波は有効受信レベル以上の最後の遅延波とする。また、遅延時間τ内には2〜M−1波の遅延波が存在するが図示を省略している。
図ではn番目のFFTブロックに対し、同じFFTブロックを“Dn,a”、“Dn,b”としている。また、受信装置20では、第1到達波の信号、遅延時間τ経過後に第M波の信号が受信されるとする。なお、Mは全到達波数であり、第M波は最も遅く到達する遅延波であるとする。また、ある遅延時間以上の遅延波の受信レベルが非常に小さい場合は、第M波は有効受信レベル以上の最後の遅延波とする。また、遅延時間τ内には2〜M−1波の遅延波が存在するが図示を省略している。
図2のような信号を受信すると、ブロックウィンドウ23aは、第1到達波において繰返し送信されてきたFFTブロックのうち第2ブロックである“Dn,b”の到達タイミングで各到達波の信号を切り出し、FFT処理部24aにてFFT処理(FFT2)を行わせる。このとき、第1ブロックである“Dn,a”が従来のGIの役割となっている。一方、ブロックウィンドウ23bは、タイミング検出部22で検出された第M波の遅延時間τ後(すなわち、第M波の第1ブロックである“Dn,a”の到達タイミング)で、各到達波の信号を切り出し、FFT処理部24bにてFFT処理(FFT1)を行わせる。この場合、遅延時間τが、第1波の到達タイミングを基準としたFFT1の開始点となる。このように、FFT1の区間を第1到達波に対して遅延時間τずらすことで、シンボル間干渉を回避することができる。なお、2つのFFT処理を行う際、遅延時間τに相当するオーバラップ区間が生じる。この部分は合成時には損失となってしまうが、遅延波の遅延時間に応じてFFT1の処理タイミングを調整することができるため、固定長のGIを付加するより効率的となる。
FFT処理の結果は、それぞれ波形等化部27a、27bに入力される。そして、サブキャリア毎の振幅及び位相が等しくなるように、チャネル状態評価部25で推定したチャネル値をもとにFFT1、FFT2の結果が周波数領域で波形等化され、伝搬路における信号変動が補償される。なお、FFT1の結果に対しては、前述の補正量c(k)を用いて波形等化される。その後、並直列変換(P/S)部28a、28bにて並直列変換が行われ、合成部29にて、並直列変換部28a、28bの出力信号が合成された後、復調部30にて合成部29で合成した信号が復調される。
以下、FFT処理の開始タイミングの調整の詳細を説明する。
図3は、本実施の形態のOFDM伝送システムにおけるFFT処理の開始タイミングの調整を説明する図であり、(A)は遅延時間が短い場合、(B)は遅延時間が長い場合、(C)は遅延時間が長く遅延波の減衰が大きい場合を示した図である。
図3は、本実施の形態のOFDM伝送システムにおけるFFT処理の開始タイミングの調整を説明する図であり、(A)は遅延時間が短い場合、(B)は遅延時間が長い場合、(C)は遅延時間が長く遅延波の減衰が大きい場合を示した図である。
なお、各到達波の遅延時間と受信レベルの関係を模式的に図3(A)〜(C)の各図左上に図示した。
図3(A)のように遅延時間が短い場合、ブロックウィンドウ23bによりFFT1の開始タイミングを第M波の遅延時間τ1に調整する。これにより2つのFFT1、FFT2間でのオーバラップ区間は短く、従来の固定長のGIを挿入するよりも効率的となる。
図3(A)のように遅延時間が短い場合、ブロックウィンドウ23bによりFFT1の開始タイミングを第M波の遅延時間τ1に調整する。これにより2つのFFT1、FFT2間でのオーバラップ区間は短く、従来の固定長のGIを挿入するよりも効率的となる。
一方、図3(B)のように遅延時間が長い場合、ブロックウィンドウ23bによりFFT1の開始タイミングを第M波の遅延時間τ2に調整する。これにより、従来では、遅延時間がGI長を超えたときにはシンボル間干渉により伝送特性が劣化するが、本実施の形態のOFDM伝送システムではシンボル間干渉が発生しないため、オーバラップ区間の増加による緩やかな劣化に抑えられる
また、図3(C)のように遅延波の受信レベルの減衰が大きい場合、ブロックウィンドウ23bによりFFT1の開始タイミングを、有効受信レベル以上の最後の遅延波(第M波)の遅延時間τ3に調整する。つまり、最大遅延時間の到達波のタイミングより前に設定する。この際、τ3より長い遅延時間を有する到達波によるシンボル間干渉が生じるが、受信レベルが小さく、干渉量は少ない。それ以上にオーバラップ区間を少なくでき、伝送特性の劣化を抑制できる効果が大きい。
また、図3(C)のように遅延波の受信レベルの減衰が大きい場合、ブロックウィンドウ23bによりFFT1の開始タイミングを、有効受信レベル以上の最後の遅延波(第M波)の遅延時間τ3に調整する。つまり、最大遅延時間の到達波のタイミングより前に設定する。この際、τ3より長い遅延時間を有する到達波によるシンボル間干渉が生じるが、受信レベルが小さく、干渉量は少ない。それ以上にオーバラップ区間を少なくでき、伝送特性の劣化を抑制できる効果が大きい。
現在、無線LAN(屋外ではホットスポットなどと呼ばれる)システムと携帯電話システム間でのスムーズなハンドオフが検討されている。無線LANではアクセスポイントまでの距離は10数mである。一方の携帯電話では最大数kmとなり、伝搬距離として100倍以上異なる。遅延波の遅延時間も距離により大きく異なってくる。このような伝搬環境の変化、特に遅延時間の変化に対し、本実施の形態のOFDM伝送システムによれば、受信装置20のFFT1の開始タイミングを設定するのみで柔軟に対応することができ、固定長のGIよりも効果的にシンボル間干渉を回避することができる。また、シンボル間干渉を除去するための複雑な等化器を必要としないので、装置構成も簡易なもので実現できる。
図4は、遅延波の遅延時間に対する特性の例を示す図である。
横軸が最大遅延時間、縦軸は信号のエラー率を示している。
比較のため、GIを付加した従来方式の特性も合わせて図示した。従来方式では、最大遅延時間がGI内であればエラー率は一定である。しかし、最大遅延時間がGIを超えると、シンボル間干渉が生じるためエラー率は急激に上昇する。それに対し、同一のFFTブロックを続けて2回送受信する本実施の形態のOFDM伝送システムでは、最大遅延時間が従来のGI長と等しい場合、オーバラップ区間がGI長に一致するので、エラー率はほぼ従来方式と同じとなる。しかし、最大遅延時間が短い場合には、FFT1の開始タイミング前側にシフトし、オーバラップ区間が短くなり、伝送特性は従来方式よりも優れたものとなる。また、最大遅延時間がGT長を超えた場合でも、FFT1の開始タイミングを最大遅延時間に応じて遅延させることで、シンボル間干渉を回避でき、オーバラップ区間が長くなることによる緩やかな劣化に抑えることができる。
横軸が最大遅延時間、縦軸は信号のエラー率を示している。
比較のため、GIを付加した従来方式の特性も合わせて図示した。従来方式では、最大遅延時間がGI内であればエラー率は一定である。しかし、最大遅延時間がGIを超えると、シンボル間干渉が生じるためエラー率は急激に上昇する。それに対し、同一のFFTブロックを続けて2回送受信する本実施の形態のOFDM伝送システムでは、最大遅延時間が従来のGI長と等しい場合、オーバラップ区間がGI長に一致するので、エラー率はほぼ従来方式と同じとなる。しかし、最大遅延時間が短い場合には、FFT1の開始タイミング前側にシフトし、オーバラップ区間が短くなり、伝送特性は従来方式よりも優れたものとなる。また、最大遅延時間がGT長を超えた場合でも、FFT1の開始タイミングを最大遅延時間に応じて遅延させることで、シンボル間干渉を回避でき、オーバラップ区間が長くなることによる緩やかな劣化に抑えることができる。
なお、上記ではOFDM伝送システムを前提に説明してきたが、最近注目されてきているシングルキャリア伝送における周波数領域での等化技術にも同様に適用可能である。
以下、シングルキャリア伝送について簡単に説明する。
以下、シングルキャリア伝送について簡単に説明する。
なお、シングルキャリア伝送は信号拡散を行うスペクトル拡散(SS:Spread Spectrum)システム、コード分割多重(CDMA:Code Division Multiplex Access)システムも含む。
図5は、従来のシングルキャリア伝送システムの構成を示す図である。
シングルキャリア伝送システムにおいて、送信装置40は、送信しようとするデータを変調する変調部41、FFTサイズに相当するデータ数を1つのFFTブロックとするブロック生成部42、FFTブロックにGIを付加するGI付加部43、アンテナ44を有する。受信装置50は、アンテナ51、アンテナ51により受信した各到達波の到達タイミングを検出するタイミング検出部52、GIを除去するGI除去部53、受信したFFTブロックに対しFFT処理を行い周波数領域信号に変換するFFT処理部54、伝搬路のチャネル値を推定するチャネル状態評価部55、推定したチャネル値をもとにFFT処理の結果を周波数領域で波形等化し伝搬路における信号変動を補償する波形等化部56、波形等化した信号をIFFT処理により時間領域信号に変換するIFFT部57、IFFT処理の結果を復調する復調部58を有している。
シングルキャリア伝送システムにおいて、送信装置40は、送信しようとするデータを変調する変調部41、FFTサイズに相当するデータ数を1つのFFTブロックとするブロック生成部42、FFTブロックにGIを付加するGI付加部43、アンテナ44を有する。受信装置50は、アンテナ51、アンテナ51により受信した各到達波の到達タイミングを検出するタイミング検出部52、GIを除去するGI除去部53、受信したFFTブロックに対しFFT処理を行い周波数領域信号に変換するFFT処理部54、伝搬路のチャネル値を推定するチャネル状態評価部55、推定したチャネル値をもとにFFT処理の結果を周波数領域で波形等化し伝搬路における信号変動を補償する波形等化部56、波形等化した信号をIFFT処理により時間領域信号に変換するIFFT部57、IFFT処理の結果を復調する復調部58を有している。
図6は、本実施の形態のシングルキャリア伝送システムの構成を示す図である。
本実施の形態のシングルキャリア伝送システムにおいて、送信装置60は、送信しようとするデータを変調する変調部61、FFTサイズに相当するデータ数を1つのFFTブロックとするブロック生成部62、生成した同じFFTブロックを2つずつ連続して送信させるFFTブロック繰返し部63、アンテナ64を有する。受信装置70は、アンテナ71、アンテナ71により受信した各到達波の到達タイミングを検出するタイミング検出部72、所定のタイミングに応じてFFT処理を行うFFTブロックを切り出すブロックウィンドウ73a、73b、切り出したFFTブロックに対しFFT処理を行い周波数領域信号に変換するFFT処理部74a、74b、伝搬路のチャネル値を推定するチャネル状態評価部75、2つのFFT処理結果による2つの周波数領域信号間に生じる遅延時間分の位相のずれを補正する位相補正部76、推定したチャネル値、位相補正量をもとにFFT処理の結果を周波数領域で波形等化し伝搬路における信号変動を補償する波形等化部77a、77b、波形等化した信号をIFFT処理により時間領域信号に変換するIFFT部78a、78b、IFFT処理の結果を合成する合成部79、合成した信号を復調する復調部80を有している。
本実施の形態のシングルキャリア伝送システムにおいて、送信装置60は、送信しようとするデータを変調する変調部61、FFTサイズに相当するデータ数を1つのFFTブロックとするブロック生成部62、生成した同じFFTブロックを2つずつ連続して送信させるFFTブロック繰返し部63、アンテナ64を有する。受信装置70は、アンテナ71、アンテナ71により受信した各到達波の到達タイミングを検出するタイミング検出部72、所定のタイミングに応じてFFT処理を行うFFTブロックを切り出すブロックウィンドウ73a、73b、切り出したFFTブロックに対しFFT処理を行い周波数領域信号に変換するFFT処理部74a、74b、伝搬路のチャネル値を推定するチャネル状態評価部75、2つのFFT処理結果による2つの周波数領域信号間に生じる遅延時間分の位相のずれを補正する位相補正部76、推定したチャネル値、位相補正量をもとにFFT処理の結果を周波数領域で波形等化し伝搬路における信号変動を補償する波形等化部77a、77b、波形等化した信号をIFFT処理により時間領域信号に変換するIFFT部78a、78b、IFFT処理の結果を合成する合成部79、合成した信号を復調する復調部80を有している。
本実施の形態のシングルキャリア伝送システムでは、図1で示したOFDM伝送システムにおける送信側のIFFT処理を受信側の最後尾に持ってきたような構成となっている。その他の各部の機能は、図1で示したOFDM伝送システムとほぼ同様であるので詳細な説明を省略する。
このようなシングルキャリア伝送システムでも、送信装置60は同じFFTブロックを2つずつ連続して送信し、受信装置70はそのFFTブロックを受信し、同じ2つの信号ブロックに対してそれぞれ図3で示したようなタイミングでFFT処理を行い、周波数領域での波形等化処理により2つのFFTブロックの位相を合わせた後、IFFT処理した後合成して復調することにより、本実施の形態のOFDM伝送システムと同様の効果が得られる。
10 送信装置
11 変調部
12 直並列変換(S/P)部
13 IFFT処理部
14 FFTブロック繰返し部
15、21 アンテナ
20 受信装置
22 タイミング検出部
23a、23b ブロックウィンドウ
24a、24b FFT処理部
25 チャネル状態評価部
26 位相補正部
27a、27b 波形等化部
28a、28b 並直列変換(P/S)部
29 合成部
30 復調部
11 変調部
12 直並列変換(S/P)部
13 IFFT処理部
14 FFTブロック繰返し部
15、21 アンテナ
20 受信装置
22 タイミング検出部
23a、23b ブロックウィンドウ
24a、24b FFT処理部
25 チャネル状態評価部
26 位相補正部
27a、27b 波形等化部
28a、28b 並直列変換(P/S)部
29 合成部
30 復調部
Claims (10)
- 受信側が直接波のほかに伝搬路の状態に応じた複数の遅延波を受信する伝送システムにおいて、
同じ信号ブロックを2つずつ連続して送信する送信装置と、
前記信号ブロックを受信し、同じ2つの前記信号ブロックに対してそれぞれ所定のタイミングでフーリエ変換処理を行い、周波数領域での波形等化処理により2つの前記信号ブロックの位相を合わせた後、合成して復調する受信装置と、
を有することを特徴とする伝送システム。 - 前記受信装置は、受信した2つの同じ前記信号ブロックのうち、第1の信号ブロックに対し、前記直接波の到達タイミングから所定時間経過後に前記フーリエ変換処理を行う第1のフーリエ変換処理部と、第2の信号ブロックに対し、前記直接波の前記第2の信号ブロックの到達タイミングで前記フーリエ変換処理を開始する第2のフーリエ変換処理部と、を有することを特徴とする請求項1記載の伝送システム。
- 前記所定時間は、最も遅い遅延波の遅延時間であることを特徴とする請求項2記載の伝送システム。
- 前記所定時間は、有効受信レベル以上の遅延波の中で最も遅い遅延波の遅延時間であることを特徴とする請求項2記載の伝送システム。
- 前記受信装置は、信号が伝搬してきた伝搬路の状態と遅延時間をもとに、前記第1のフーリエ変換処理部と前記第2のフーリエ変換処理部での演算結果による2つの周波数領域信号間に生じる前記遅延時間分の位相のずれを補正する位相補正部を更に有することを特徴とする請求項2記載の伝送システム。
- 前記送信装置は、マルチキャリア伝送を行い、逆フーリエ変換処理された直交周波数分割多重信号からなる同じ前記信号ブロックを2つずつ連続して送信することを特徴とする請求項1記載の伝送システム。
- 前記送信装置は、シングルキャリア伝送を行い、複数のデータからなる同じ前記信号ブロックを2つずつ連続して送信し、
前記受信装置は、同じ2つの前記信号ブロックに対して前記波形等化処理後に逆フーリエ変換処理を行い、その後に合成して復調することを特徴とする請求項1記載の伝送システム。 - マルチキャリア伝送を行う送信装置において、
逆フーリエ変換された直交周波数分割多重信号からなる同じ信号ブロックを2つずつ連続して送信することを特徴とする送信装置。 - シングルキャリア伝送を行う送信装置において、
複数のデータからなる同じ信号ブロックを2つずつ連続して送信することを特徴とする送信装置。 - 直接波のほかに伝搬路の状態に応じた複数の遅延波を受信する受信装置において、
前記直接波または前記遅延波の同じ信号ブロックをそれぞれ2つずつ連続して受信し、同じ2つの前記信号ブロックに対してそれぞれ所定のタイミングでフーリエ変換処理を行い、周波数領域での波形等化処理により2つの前記信号ブロックの位相を合わせた後、合成して復調することを特徴とする受信装置。
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