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JP2006243273A - 自動焦点顕微鏡 - Google Patents

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JP2006243273A JP2005057676A JP2005057676A JP2006243273A JP 2006243273 A JP2006243273 A JP 2006243273A JP 2005057676 A JP2005057676 A JP 2005057676A JP 2005057676 A JP2005057676 A JP 2005057676A JP 2006243273 A JP2006243273 A JP 2006243273A
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Abstract

【課題】像観察系と焦点検出系との波長差から生じる合焦位置のずれが補正でき、常に安定して試料に対する高精度な合焦動作を行うこと。
【解決手段】複数の対物レンズ10a、10bを使用する場合でも、像観察系16で使用する紫外領域の第1の測定光と合焦点検出系1で使用する赤外領域の第2の測定光との波長差から生じる合焦位置ずれの補正を行うために合焦点検出系1内の光路上に、第2の測定光に対して対物レンズ10a、10bに応じた波面形状を与える波面変換器20を配置する顕微鏡を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顕微鏡或いは各種の光学測定機器に用いられ、試料に対して自動的に合焦位置を調整する自動焦点顕微鏡に関する。
一般に光学顕微鏡は、例えば工業系の検査分野において試料の品質検査等に使用するのに有用な機器であり、当該顕微鏡により取得される像を目視により観察しての判定、又は同像を撮像して得られるデジタル画像を元にしての試料の良否判定等に広く利用されている。
試料の検査工程で使用される顕微鏡は、検査時間を短縮するために合焦検出機能を備えている。この合焦検出機能は応答性の良さ及び合焦の正確さから対物レンズを介して測定光を試料に照射する光照射方式が用いられる。
そこで図4にこの種の従来の合焦点検出機能を備えた自動焦点顕微鏡の構成図を示す。また図5は、2分割ディテクタ上での焦点位置に応じた各受光位置を示す図である。更に、図6は、対物レンズと試料との焦点位置に応じた位置関係を示す図である。
自動焦点顕微鏡に配置された合焦点検出系1は、可視外光領域の光、例えば赤外領域の波長の測定光を出射する光源2を配置する。合焦点検出系1に配置された光源2から出射した光は、コリメータレンズ3により平行光とされ、半分が光軸上で遮蔽板4により遮られ、偏光ビームスプリッタ5で反射される。この反射光は、λ/4板6を介して集光レンズ7でP点に集光したのち、結像レンズ8を介し、ダイクロイックミラー9によって下方に反射され、平行光として対物レンズ10に入射する。対物レンズ10で試料11上に集光した光は、その試料からの反射光として再び対物レンズ10を介し、ダイクロイックミラー9、結像レンズ8、集光レンズ7、λ/4板6を介し、出射方向を90°偏向させる偏光ビームスプリッタ5を透過する。この透過光は、集光レンズ12で2分割ディテクタ13上に集光される。この2分割ディテクタ13は、図5に示す受光領域14a、14bでの各受光量に応じた電気信号を出力する。これらの電気信号は、信号処理系15に送られて合焦検出が行われる。また、ダイクロイックミラー9の上方には、図示しない照明光学系と結像光学系からなる像観察系16が配置されており、オペレータの目視或いはCCDカメラ等を用いた撮像装置などにより顕微鏡像が観察される。
試料11表面が対物レンズ10の焦点上にある場合、即ち、集光点Pと共役な位置にある場合には、2分割ディテクタ13上の光は、図5(a)に示すように分割線14上に集光する。しかし、試料11の表面が焦点から外れている場合には、図5(b),(c)に示すように、2分割ディテクタ13上の光は、分割線14から偏って分布することとなる。この偏りの方向は、焦点に対しずれている方向によって変化する。従って、信号処理系15は、2分割ディテクタ13から出力される受光領域14a、14bでの各受光量に応じた電気信号レベルを比較し、この比較結果に基づいて合焦の程度及び合焦ズレの方向を判断する。そして信号処理系15の判定に基づいて試料11と対物レンズ10間の距離を調整され、試料11に対する合焦がとられる。
ここで、光源2から出射される測定光の波長は、像観察系16との分離が行え、観察像の形状情報や色情報に影響を及ぼさないために、赤外波長の光が使われる。しかし、像観察系16から出射される可視光と赤外光の間では色収差が大きく、この色収差によって合焦点検出系1により検出される合焦位置は、像観察系16での合焦位置からずれたものとなってしまう。
このため、例えば特許文献1に開示されている顕微鏡のように、光軸方向に一定量だけ移動可能なレンズ系を設けて、焦点検出のための赤外光の焦点位置を調整することが公知である。
すなわち、焦点検出系全体、あるいはその一部の光学系、例えば図4に示す集光レンズ7を機械的な調整機構を用いて光軸方向(矢印A方向)に移動させて対物レンズの色収差によって生じる合焦位置のずれを補正している。
あるいは特許文献2に開示されている自動焦点顕微鏡のように対物レンズの色収差に応じて、対物レンズと試料の相対的な距離を変化させて焦準を行う焦準機構に、合焦位置を補正するための電気的なオフセット信号を与えることにより、合焦位置を移動させて上記色収差による観察像とのずれに対応する技術が知られている。
特開昭58−217909号公報 特許第2614843号公報
しかし、従来の装置において像観察系と合焦検出系の波長差からくる合焦ズレに対応する方法では、対象となる試料の種類や観察方法によっては以下に示すような問題があった。
上述の焦準機構に合焦位置を補正するための電気的なオフセット信号を与えることにより、合焦位置を移動させて上記色収差による観察像とのずれに対応する場合では、試料自体の表面形状の影響に対しては、何ら考慮がなされていない。つまり、この場合、合焦と判断されるのは、2分割ディテクタ13側では図5(a)、試料11側では図6(a)の如くであり、集光点はずれ、測定光はある領域に広がって2分割ディテクタ13、試料11に入射している。従って、測定光の照射領域内で試料11の表面形状が平坦な場合には安定して合焦動作が行なわれる。しかし試料11が、照射領域内で表面形状に微細な粗さや段差等の微細構造を有していると、2分割ディテクタ13上に広がる測定光の強度分布が、試料11照射領域内の反射率分布、表面状態によって複雑に種々変化する。この結果、合焦判定位置の変動が起こり、合焦精度の低下が発生することとなる。
また、合焦点検出系1全体又は一部の光学系を移動させる場合、図5(b),(c)に示すような合焦位置からずれている状態から、補正を行って図5(a)に示す合焦状態にするためには、使用する対物レンズによって焦点検出系25全体又は一部の光学系の移動量が大きくなってしまう。これにより必要となる移動機構や駆動機構と併せて、合焦検出系には大きな占有空間を必要とし、装置全体の構成規模が大型化してしまう。
近年では特に半導体分野において、試料構造の微細化に対応する観察の高分解能化から、従来の可視光観察から、紫外光観察が主となってきている。この紫外域に対応した対物レンズを通して赤外光を用いた合焦検出を行う場合には、一般にさらに大きな色収差によるズレが発生する。
そして、検査工程では可視光低倍観察で概略検査し、可視光高倍観察に切り替え、さらに微細検査を紫外光観察といった流れで行なわれることが多い。従って、自動焦点機能は可視光低倍観察から紫外光高倍観察まで、多種にわたって対応することが必要となり、上述の対応すべき対物レンズ10の色収差によるズレ量は以前にも増して拡大してきている。
また、特に紫外光用の対物レンズ10を用いた場合、観察用の可視光波長域と自動焦点検出用の赤外光波長域では大きな波長差があることから、色収差によるズレに対応しても、赤外波長での球面収差が大きく残存してしまうことがある。大きな球面収差は、試料表面、2分割ディテクタ上での集光状態が劣化として合焦判定精度の低下に繋がるものである。
以上のような状況を鑑み、本発明は像観察系から出射される可視領域の照明光と、焦点検出系の光源から出射される可視外領域の測定光との波長差から生じる試料11の合焦位置のずれが補正でき、使用する対物レンズの倍率や照明光及び測定光の使用波長によらず、常に安定して試料に対する高精度な合焦動作を行うことができる自動焦点検出顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、対物レンズを介して第1の光を試料に照射し、試料からの第1の反射光によって試料の像を取得する観察光学系と、第1の光の波長とは異なる波長の第2の光を対物レンズを介して試料に照射し、試料からの第2の反射光を受光して試料に対する観察光学系の焦点位置を検出する合焦点検出系と、合焦点検出系の光路上に配置され、第2の光に対して任意の波面形状を与える波面変換手段と、を具備することを特徴とする自動焦点顕微鏡を提供する。
本発明は、複数の対物レンズを使用する場合でも、像観察系から出射される可視領域の照明光と、焦点検出系の光源から出射される可視外領域の測定光との波長差から生じる試料の合焦位置のずれが補正でき、常に安定して試料に対する高精度な合焦動作を行うことができる自動焦点顕微鏡を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照し詳細に説明する。なお、実施形態と図4に示した同一部分には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
図1を参照して本発明に係る第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、自動焦点顕微鏡の全体構成図である。
本装置は、レボルバ17に取り付けられた複数の対物レンズ10a,10bを共有し、上方にあるダイクロイックミラー9をはさんでそれぞれ位置する像観察系16と、合焦点検出系1と、から構成されている。ダイクロイックミラー9は、合焦点検出系1からの焦点検出用の光(以下、測定光と称す)を反射し、像観察系16の観察用の光(以下、観察光と称す)を透過させるミラーである。
ダイクロイックミラー9の上方には像観察系16が、配置される。この像観察系は、図示しない照明光学系と結像光学系を有している。
ダイクロイックミラー9から結像レンズ8を介した反射側には合焦点検出系1が、配置されている。
合焦点検出系1には、光源2と、光源2からの出射される焦点検出用の測定光を平行光とするコリメータレンズ3と、その平行光を光軸で光束を半分に遮るように配置された遮蔽板4が設けられている。その後方には偏光ビームスプリッタ5があり光源2から出射される測定光の出射方向を90°偏向させるように配置されている。偏光ビームスプリッタ5の下方にはλ/4板6、集光レンズ7、波面変換器20が測定光路上に設けられている。
ここで、波面変換器20は入射光に対し、その波面に光学的なパワーを与えられるミラーであり、望ましくは波面を任意の形状に変えることのできる反射面を有したミラーである。例えば、ミラー面に可動膜を用い、複数の領域に分割されたそれぞれのミラー面を圧電駆動あるいは静電駆動により、光軸方向に位置を制御することで、所定の範囲を任意の形状に制御可能なものであり、いわゆるデフォーマブルミラーと呼ばれるものあることが望ましい。また、ここでは波面変換器20は、結像レンズ8を介して対物レンズ10aの瞳投影位置に配置されている。また、ビームスプリッタ29の上方には集光レンズ12をはさんで2分割ディテクタ13が配置されている。
合焦点検出系1全体は、集光レンズ7による集光光の収束点がハーフミラー25、波面変換器20を介して、結像レンズ8の結像点すなわち集光点Pに一致するように固定されている。
複数の対物レンズ10a、10bはレボルバ17にそれぞれ取り付けられている。レボルバ17は、レボルバ駆動部26により駆動され、レボルバ17には対物レンズの位置を検出する位置検出部27が接続される。位置検出部27はさらにコントロール部28に接続され、このコントロール部28から記憶部29、ドライバ30が接続される。記憶部29は、複数の対物レンズ、ここでは各対物レンズ10a、10bに対応した複数の波面形状の波面変換データが予め記憶されている。ドライバ30は、さらに波面変換器20に接続されている。これらドライバ30とコントロール部28と記憶部29を有する反射面制御部31は、波面変換器20の図示しない可動膜すなわち反射面を平面乃至曲面に可変制御する。
次に、上記の如く構成された自動焦点顕微鏡装置の動作に関して説明する。
ダイクロイックミラー9の上方に配置された像観察系16は、図示しない照明光源を有し、この照明光源から出射される観察光が、ダイクロイックミラー9を透過し対物レンズ10aを介して試料11上に集光される。この試料11で反射された観察光は、再び対物レンズを介してダイクロイックミラー9を透過し、像観察系へ入射し、図示しない結像光学系で結像して観察者の肉眼による目視観察又は図示しない撮像装置等によって撮像されて顕微鏡観察が行われる。
観察者による顕微鏡観察時には、レボルバ駆動部26によりレボルバ17を回転移動させ、複数の対物レンズから倍率、使用波長等の観察条件によって使用する対物レンズ、例えば対物レンズ10a、10bの選択が行なわれる。
光源2から測定光が出射されると、この測定光は、コリメータレンズ3により平行光となり、遮蔽板4によって光軸近傍でその半分が遮断される。ここで、遮蔽板4を通過した測定光は、ビームスプリッタ29により反射され、λ/4板6を透過した後、集光レンズ7によって集光され、収束光としてP点に向かう。この測定光は、ハーフミラー25を透過して波面変換器20に入射し、この波面変換器20の反射面で反射した後、再びハーフミラー25に入射してP点へ反射される。P点で一度集光された測定光は、結像レンズ8によって平行光となり、ダイクロイックミラー9により観察光軸Lに沿って反射されて対物レンズに10aを介して試料11上に集光される。
試料11からの反射光は、再び対物レンズ10aを介して、ダイクロイックミラー9で反射され、結像レンズ8を介し、ハーフミラー25、波面変換器20を経由し、集光レンズ7、λ/4板6の後、偏向ビームスプリッタ5を透過する。この偏向ビームスプリッタ5を透過した光は、集光レンズ12を介して2分割ディテクタ13に集光される。この2分割ディテクタ13は、受光領域14a、14bでの各受光量に応じた電気信号を出力する。これら、各電気信号は、信号処理系15に送られて合焦検出が行われる。
位置検出部27は、レボルバ17により像観察系16の光軸L上に配置されている対物レンズ10aの種類を検出し、検出信号として出力する。この位置検出部27から出力される検出信号は、コントロール部28に送出される。コントロール部28では、位置検出部27が検出した対物レンズの種類を判別し、記憶部29に予め保存されている複数の対物レンズ10a、10bの波面変換データのうち、観察光軸L上に配置された対物レンズ、例えば対物レンズ10aに対応した波面変換データを読み込む。さらにコントロール部28は、ドライバ30に対して波面変換器20の図示しない各可動素子に対する変位制御信号を送出し、この各可動素子を変位駆動させる。これにより、現在使用されている対物レンズを判別することが可能となり、予め設定されている対物レンズ10aの色収差による合焦ずれを補正するための集光点PのB方向への移動量が判別される。そして、波面変換器20がコントロール部28からの指示によって、反射面を平面から、凹面形状、または凸面形状と変化することで、集光点Pの位置を光軸上B方向に移動することとなる。このときの波面変換器の反射面形状はある曲率を持った球面でよく、単純な形状でよい。
このように本実施形態は、測定光にはある一定の波面形状が与えられ、集光点Pが光軸上B方向に移動することが可能となり、可視あるいは紫外で観察する場合の合焦位置とのずれが補正される。
さらに、対物レンズ10で残存する、赤外の測定光に対する球面収差が大きい場合でも、その波面変換器20の反射面の補正形状を、波面形状データとして記憶部29に予め設定しておくことで、対物レンズの情報に適合させて容易に補正可能となる。
また、合焦と判定される状態では、焦点検出系25からの測定光が常に試料表面と2分割ディテクタ上で集光されており、表面粗さや段差形状、微細構造を有する様々な種類の試料に対しても、安定して高精度な合焦検出のもと、観察、検査することが可能となる。
なお、記憶部29に予め設定された波面変換データは、対物レンズの種類を考慮した情報となっていたが、さらに波面変換データに測定光や観察光の各波長を考慮した情報を加味することで、例えば観察光の光源を可視光光源から紫外光光源に交換したりする際など、使用する照明系の光源に応じた補正も容易に行うことができる。
次に、図2を参照して本発明に係る第2の実施形態について詳細に説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図2は、自動焦点顕微鏡の一部構成図を示す。合焦点検出系1に設けられた波面変換器20は、集光レンズ7を透過する測定光の光路に対して45°の角度に傾けて設けられている。
この場合、記憶部29に保存された波面変換データは、波面変換器20を45°の角度に傾けた情報を加味したものとなっている。これにより、コントロール部28は、対物レンズの種類に応じて、波面変換器20を45°の角度に傾けた情報を加味した波面変換データを記憶部29から読み込む。さらにドライバ30へ変位制御信号が送出され波面変換器20の反射面の形状は、単純な球面あるいは残存球面収差を補正するだけでなく、波面変換器20を45°の角度に傾けたことを考慮して45°の角度方向に一定量伸ばされた形状となる。このため、集光レンズ7を透過した測定光は波面変換器20で反射し、45°偏向されて集光点Pに集光する。
このように本実施形態では、上記第1の実施形態同様、色収差による合焦ズレ、残存球面収差を補正し、様々な倍率、観察光の波長や試料11の表面形状に対し、安定して高精度な合焦検出のもと、観察、検査することが可能となる。さらに上記第1の実施形態と比べてハーフミラー25を取り外すことができるので、この分測定光の光量を損失することなく、有効に利用できる。
次に、図3を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
図3は、自動焦点顕微鏡の構成を示す。本実施形態では、調整手段32がコントロール部28に接続されている。この調整手段32は、コントロール部28が出力する変位制御信号を任意に変化させることができるので、波面変換器20の反射面の形状、例えば曲率を変化させることが可能である。つまり、コントロール部28からの変位制御信号は、位置検出手段49が検出した対物レンズの種類に応じて記憶部29から読み込んだ波面変換データによる出力に加え、調整手段32からの入力を付加したものとなっている。波面変換器20、調整手段32からの入力に応じて曲率の変わる形状が付加されるようになっている。これにより、調整手段32からの入力が変化すると、測定光の集光点Pが光軸上をB方向に移動することとなる。
合焦点検出系1が試料11に対して照射する測定光は、スポットに集光されている。この集光されたスポットは、像観察系16で観察される像の観察視野に対し非常に小さな領域である。
ここで、試料11が、段差形状ような3次元構造を有する場合、例えば半導体における試料のように微細構造が何層にも重なっている場合などにおいては、像観察系16と合焦点検出系1との色収差によるズレが補正されても、観察者の見る合焦注目位置と合焦点検出系1の試料上の合焦位置の違いから、合焦がずれていると感じさせることがある。
本実施形態によれば、調整手段32を用いた観察者の入力により、合焦精度の低下を伴うことなく、合焦位置を任意に移動させることができる。従って、観察者の感覚との違いを補正することが可能となり、より広い種類の試料に対して安定した精度のよい自動焦点動作を実施することができる。
なお、上記第1乃至第3の実施の形態は、次のように変形してもよい。
波面変換器20は、結像レンズ8を介して対物レンズ10a又は10bの瞳の投影位置に配置しているが、これは必須な条件ではない。その場合、測定光の光路上にあればよく、配置された位置で、対物レンズにより発生する波面収差を補正するような形状に設定されればよい。
また、本発明の焦点検出方式は、上記第1乃至第3の実施の形態に限らず、対物レンズを介して試料に測定光を照射し、その反射光を用いて行なわれる焦点検出器に対して適用される。
本発明に係る第1の実施形態における自動焦点顕微鏡の構成図である。 本発明に係る第2の実施形態における自動焦点顕微鏡の構成図である。 本発明に係る第3の実施形態における自動焦点顕微鏡の構成図である。 従来の自動焦点検出装置の構成を示す図である。 2分割ディテクタ上での焦点位置に応じた各受光位置を示す図である。 対物レンズと試料との焦点位置に応じた位置関係を示す図である。
符号の説明
1:合焦点検出系、2:光源、3:コリメータレンズ、4:遮蔽板、5:偏光ビームスプリッタ、6:λ/4板、7:集光レンズ、8:結像レンズ、9:ダイクロイックミラー、10:対物レンズ、11:試料、12:集光レンズ、13:2分割ディテクタ、14:分割線、15:信号処理系、16:像観察系、17:レボルバ、20:波面変換器、26:レボルバ駆動部、27:位置検出部、28:コントロール部、29:記憶部、30:ドライバ、31:反射面制御部。

Claims (5)

  1. 対物レンズを介して第1の光を試料に照射し、前記試料からの第1の反射光によって前記試料の像を取得する観察光学系と、
    前記第1の光の波長とは異なる波長の第2の光を前記対物レンズを介して前記試料に照射し、前記試料からの第2の反射光を受光して前記試料に対する前記観察光学系の焦点位置を検出する合焦点検出系と、
    前記合焦点検出系の光路上に配置され、前記第2の光に対して任意の波面形状を与える波面変換手段と、
    を具備したことを特徴とする自動焦点顕微鏡。
  2. 前記波面変換手段は、前記第1の光と前記第2の光との各波長の相違により生じる、前記合焦点検出系の前記試料に対する焦点位置と、前記観察光学系の前記試料に対する合焦位置との差を補正することを特徴とする請求項1記載の自動焦点顕微鏡。
  3. 前記波面変換手段は、前記対物レンズ又は前記第1の光乃至前記第2の光の波長に応じて形状を変化させることを特徴とする請求項1記載の自動焦点顕微鏡。
  4. 前記波面変換手段は、前記対物レンズによる前記第2の光の波面収差を補正することを特徴とする請求項1記載の自動焦点顕微鏡。
  5. 前記波面変換手段は、可動膜からなる反射面と該反射面の形状を平面乃至曲面に可変制御する反射面制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4記載の自動焦点顕微鏡。
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