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JP2006128917A - 電子メール制御装置、電子メール制御方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

電子メール制御装置、電子メール制御方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 大量のメールにより電子メールサーバが機能停止に陥るのを未然に防止することができる電子メール制御装置を提供する。
【解決手段】 送信者/送信サーバ/受信者検出部104により、電子メール配送サーバ102が受信した電子メールの送受信記録から、所定時間範囲内に受信した電子メール毎に送信者、送信サーバおよび受信者が抽出され、大量メール検出部105により、同一の送信者、同一の送信サーバからそれぞれ送信された電子メールの数、および同一の受信者宛に送信された電子メールの数がそれぞれ算出され、各算出された電子メールの数と閾値αとの比較結果に基づいて、大量メールの送信元である送信サーバが検出される。そして、制御コマンド生成部106により、検出された送信サーバからの電子メールの受信帯域を絞るための帯域制御コマンドを生成し、帯域制御装置101に送る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子メールサーバにおける大量のメールの受信を制御するための電子メール制御装置、電子メール制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
電子メールの中には、スパム(SMPAM)メールまたはジャンク(Junk)メールと呼ばれる受信者が望まない宣伝または勧誘を行う不正電子メールがある。このような不正電子メールは、通常、不特定多数の宛先に向けて送信されるため、その数は膨大な数になる。このような膨大な数のメールを受け取ることになる電子メールサーバは、処理能力以上の数のメールを受け取ると、その送受信機能が麻痺される危険性を有する。
また、昨今のPC(パーソナルコンピュータ)などの情報機器の性能の向上に伴い、短時間に大量の電子メールを送信することが可能になり、上述した不正電子メール以外の、正規な内容のメールを多数の宛先に送信すると、送信者は、意図せずに、上記不正メールと同様に、電子メールサーバの送受信機能を麻痺させる場合がある。
大量の電子メールによる送信受信機能の麻痺を回避するための方法としては、まず、大量の電子メールを受信しても、その処理を可能にするように電子メールサーバの能力を強化する方法があるが、これは、現実には正規な電子メールに対する対策というより、むしろスパムメールに対する受信強化につながることが多く、本来の正規な電子メールに対する投資効率が悪化することになる。
このようなスパムメールを排除するための不正な電子メール対策としては、電子メールサーバにおいて、スパムリストと呼ばれる、不正な電子メールの送信者/送信元を記述したテーブルを保持し、このテーブルに記述された送信者/送信元と一致する送信者/送信元からの電子メールの受信拒否または送信拒否を行う方法がある。しかし、不正な電子メールの送信者は、常時、送信者名や送信サーバを変えながら電子メールの送信を行うので、上記テーブルの送信者名/送信元を動的に更新することは困難であり、上記方法を用いた不正電子メール対策は、後追いになる場合が多い。
そこで、不正電子メール対策に用いる方法の1つとして、電子メールサーバを通過する電子メールの中に記載された情報から、宛先や送信元の情報、特定キーワードの抽出し、抽出された情報と同一の情報が記述された電子メールの数を計測し、閾値を超えて送信された電子メールに対しては、その受信を拒否する方法が提案されている(例えば特許文献1および2を参照)。
特開2000‐163341号公報 特開2000−353133号公報
しかし、上述した方法によって不正メール対策を実施した場合、電子メールそのものが正規なものであるか否かを検出することはできず、実際には、制御が送信数によって行われるので、電子メールが正規なメールであるか不正なメールであるかに関わらず、閾値を超えて送信された電子メールの受信拒否が行われることになる。
例えば、企業内の社員に対して通知を電子メールで行う場合は、大量の電子メールが正規に送信されるので、このような場合は、電子メールが各社員に届かないという不具合が発生する可能性がある。また、組織の複数の送信者からそれぞれ組織外の同一の宛先に対して電子メールが送信される場合、すなわち同一の宛先に対して大量の不正なメールが送信される場合、この不正なメールは、不正メールとして識別されることなく、上記宛先に送信されることになる。
本発明の目的は、大量のメールにより電子メールサーバが機能停止に陥るのを未然に防止することができる電子メール制御装置、電子メール制御方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、送信サーバから送信された電子メールを受信し、該受信した電子メールを対応する宛先に配送する電子メールサーバと、前記送信サーバと前記電子メールサーバ間の電子メールの通信に用いられる通信回線の帯域幅を制御する帯域制御装置とに接続される電子メール制御装置であって、前記電子メールサーバの電子メールの受信記録に基づいて、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数を検出する電子メール数検出手段と、前記電子メール数検出手段により検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数に応じて、該電子メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を制御するための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信する帯域制御コマンド生成手段とを備えることを特徴とする電子メール制御装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、送信サーバから送信された電子メールを受信し、該受信した電子メールを対応する宛先に配送する電子メールサーバと、前記送信サーバと前記電子メールサーバ間の電子メールの通信に用いられる通信回線の帯域幅を制御する帯域制御装置とに接続される電子メール制御装置を用いた電子メール制御方法であって、前記電子メールサーバの電子メールの受信記録に基づいて、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数を検出する電子メール数検出工程と、前記電子メール数検出工程で検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数が所定値に応じて、該電子メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を制御するための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信する帯域制御コマンド生成工程とを備えることを特徴とする電子メール制御方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、送信サーバから送信された電子メールを受信し、該受信した電子メールを対応する宛先に配送する電子メールサーバと、前記送信サーバと前記電子メールサーバ間の電子メールの通信に用いられる通信回線の帯域幅を制御する帯域制御装置とに接続される電子メール制御装置上で実行されるプログラムであって、前記電子メールサーバの電子メールの受信記録に基づいて、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数を検出する電子メール数検出モジュールと、前記電子メール数検出モジュールにより検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数に応じて、該電子メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を制御するための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信する帯域制御コマンド生成モジュールとを備えることを特徴とするプログラムを提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、上記プログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体を提供する。
本発明によれば、大量のメールにより電子メールサーバが機能停止に陥るのを未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る電子メール制御装置の構成を示すブロック図である。
電子メール制御装置103は、図1に示すように、電子メール配送サーバ102が受信した電子メールの送受信記録から、所定時間範囲内に受信した電子メール毎に送信者、送信サーバおよび受信者を抽出する送信者/送信サーバ/受信者検出部104を備える。送信者/送信サーバ/受信者検出部104により抽出された電子メール毎の送信者、送信サーバおよび受信者は、大量メール検出部105に入力される。
大量メール検出部105は、入力された電子メール毎の送信者、送信サーバおよび受信者に基づいて同一の送信者から送信された電子メールの数、同一の送信サーバから送信された電子メールの数、および同一の受信者宛に送信された電子メールの数をそれぞれ算出し、各算出された電子メールの数と予め設定された閾値αとの比較結果に基づいて、大量メールの送信元である送信サーバを検出する。ここで、大量メールとは、所定時間範囲内に上記閾値を超えた数の同一の送信者から送信された電子メール、所定時間範囲内に上記閾値を超えた数の同一の送信サーバから送信された電子メール、または所定時間範囲内に上記閾値を超えた数の同一の受信者宛に送信された電子メールである。また、閾値αとは、後述するように、現在の時刻(T)から一定時間(ΔT)の範囲(T−ΔT<t<T)内で受信した電子メールの数に等しい数の電子メールの受信が以降続くと想定した場合において、電子メール配送サーバ102の機能を停止させる可能性が少ない受信数の最大値である。そして、検出された大量メールの送信サーバを示す情報が、制御コマンド生成部106に入力される。
制御コマンド生成部106は、入力された情報が示す大量メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を絞るための帯域制御コマンドを生成し、帯域制御装置101に送る。帯域制御コマンドは、送信者、送信サーバ、受信者が同一である電子メールの受信数に応じて、その電子メールである送信元サーバからの電子メールの受信帯域を制御するために用いられる。
帯域制御装置101は、電子メールの送受信に用いられる通信回線の帯域幅を制御するものであって、制御コマンド生成部106からの帯域制御コマンドに基づいて、大量メールの送信元である送信サーバからの電子メール受信帯域を絞るように制御する。
次に、電子メール配送サーバ102により作成される電子メールの送受信記録について図2を参照しながら説明する。図2は電子メール配送サーバ102により作成される電子メールの送信受信記録の一例を示す図である。
電子メール配送サーバ102により作成される電子メールの送受信記録は、“syslog”と呼ばれる。この送受信記録は、図2に示すように、送信者に関する行と、受信者に関する行とを組とするものであり、それぞれの行は、スペースで区切られた複数の項目から構成される。各行における1〜3番目の項目は、すべて時刻に対応する項目である。また、送信者に関する行の“from=”で始まる7番目の項目には、メールサーバへの送信者に関する情報が書き込まれる。また、送信者に関する行の“relay=”で始まる14番目の項目には、送信元のサーバが記録されている。受信者に関する行における“to=”で始まる7番目の項目には、受信者に関する情報が書き込まれる。そして、各行の6番目の項目(“msgid”)には、識別子が書き込まれ、この識別子により、同一のメールであるか否かの識別が行われる。
各行の1〜3番目の項目、送信者に関する行の7番目および14番目の項目、受信者に関する行の7番目の項目のそれぞれに書き込まれた情報から、いつ、どの送信者がどの送信サーバを使用して誰宛に送付したかを読み取ることができる。
次に、送信者/送信サーバ/受信者検出部104の処理について図3〜図5を参照しながら説明する。図3は図1の送信者/送信サーバ/受信者検出部104による処理の手順を示すフローチャート、図4は図3の送信者/送信サーバ/受信者検出部104の処理によりファイルに書き込まれた電子メールの受信時刻(t)、送信者、送信サーバおよび受信者を示す情報の一例を示す図、図5は図3の送信者/送信サーバ/受信者検出部104による処理を実行させるためのプログラムの一例を示す図である。
送信者/送信サーバ/受信者検出部104は、図3に示すように、上記電子メールの送受信記録(syslog)に記録された送信者に関する行を読み取る(ステップS101)。ここでは、最新の送信者に関する行から読み取るものとする。そして、送信者/送信サーバ/受信者検出部104は、読み取られた送信者に関する行の1〜3番目の項目に書き込まれた時刻情報に基づいて当該行に対応する電子メールの受信時刻(t)が所定時間範囲(T−ΔT<t<T)内にあるか否かを判定する(ステップS102)。
上記ステップS102において上記読み取られた送信者に関する行に対応する電子メールの受信時刻(t)が所定時間範囲(T−ΔT<t<T)内にあると判定された場合、送信者/送信サーバ/受信者検出部104は、当該電子メールの送信者に関する行の7番目の項目から送信者、同行の14番目の項目から送信サーバ、当該送信者に関する行と組になる受信者に関する行の7番目の項目から受信者をそれぞれ抽出し、当該電子メールの受信時刻(t)、抽出された送信者(from)、送信サーバ(relay)および受信者(to)をファイルに書き込む(ステップS103)。そして、送信者/送信サーバ/受信者検出部104は、上記ステップS101に戻り、上記電子メールの送受信記録(syslog)に記録された次の送信者に関する行を読み取り、同様に、受信時刻(t)が所定時間範囲(T−ΔT<t<T)内にある電子メールの送信者、送信サーバおよび受信者を抽出し、ファイルへの書き込みを行う。
上記ステップS102において上記読み取られた送信者に関する行に対応する電子メールの受信時刻(t)が所定時間範囲(T−ΔT<t<T)内にないと判定された場合、送信者/送信サーバ/受信者検出部104は、本処理を終了する。これは、上記送受信記録の最新の送信者に関する行からの読み取りが行われるので、受信時刻(t)が所定時間範囲(T−ΔT<t<T)内にない送信者に関する行の以降の行は、当然、受信時刻(t)が所定時間範囲(T−ΔT<t<T)内にない送信者に関する行であるからである。
このようにして、受信時刻(t)が所定時間範囲(T−ΔT<t<T)内にある全ての電子メールの送信者(s1,…)、送信サーバ(m1,…)および受信者(r1,…)が書き込まれたファイルが生成される。例えば、図4に示すような形式で電子メールの受信時刻(t)、送信者、送信サーバおよび受信者を示す情報が書き込まれたファイルが作成される。この作成されたファイルは、大量メール検出部105に入力される。
上記送信者/送信サーバ/受信者検出部104による処理は、例えば図5に示すようなプログラムによって実行される。
次に、大量メール検出部105による処理について図6および図7を参照しながら説明する。図6は図1の大量メール検出部105による処理の手順を示すフローチャート、図7は図6の大量メール検出部105による処理を実行させるためのプログラムの一例を示す図である。
大量メール検出部105は、図6に示すように、送信者/送信サーバ/受信者検出部104から入力されたファイル内の送信者(s1,…)、送信サーバ(m1,…)、受信者(r1,…)に基づいて、同一の送信者、同一の送信サーバ、同一の受信者の数をそれぞれ算出する(ステップS201)。ここで、同一の送信者、同一の送信サーバ、同一の受信者の数をそれぞれ算出することは、同一の送信者から送信された電子メールの数、同一の送信サーバから送信された電子メールの数、同一の受信者宛に送信された電子メールの数をそれぞれ算出することに等しい。
次いで、大量メール検出部105は、算出された同一の送信者の数、同一の送信サーバの数、同一の受信者の数のそれぞれに対して、上記閾値を超えているか否かを判定する(ステップS202)。すなわち、所定時間範囲内に上記閾値を超えた数の同一の送信者から送信された電子メール、所定時間範囲内に上記閾値を超えた数の同一の送信サーバから送信された電子メール、または所定時間範囲内に上記閾値を超えた数の同一の受信者宛に送信された電子メールがあるか否かの判定が行われる。
上記ステップS202において上記算出された数のうち、上記閾値を超えるものがあると判定されると、大量メール検出部105は、上記閾値を超えた数の電子メールの送信元である送信サーバが大量メールの送信元である送信サーバ(PM1,PM2,PM3,…)として検出する(ステップS203)。ここで、例えば上記閾値を超えた数が同一の送信者の数であるとすると、該当する電子メールの送信者に関する行の“from=”に一致する行の“relay=”に基づいて、当該送信者から送信された電子メールの送信元である送信サーバが検出される。同様に、同一の送信サーバの数が上記閾値を超えている場合、該当する電子メールの送信サーバに関する行の“relay=”に基づいて、当該送信サーバが検出される。また、同一の受信者の数が上記閾値を超えている場合、該当する電子メールの受信者に関する行と組となる送信者に関する行の当該送信者に関する行の“relay=”に基づいて、当該受信者宛に送信された電子メールの送信元である送信サーバが検出される。検出された送信サーバの一覧を示す情報は、制御コマンド生成部106に入力される。そして、大量メール検出部105は、本処理を終了する。
上記ステップS202において上記算出された数のそれぞれが上記閾値を超えていなければ、大量メール検出部105は、本処理を終了する。
大量メール検出部105による処理は、例えば図7に示すようなプログラムによって実行される。
次に、制御コマンド生成部106の処理について図8を参照しながら説明する。図8は制御コマンド生成部106により生成された制御コマンドの一例を示す図である。
制御コマンド生成部106は、入力された情報が送信サーバ(PM1,…)と電子メール配送サーバ102間の通信帯域における受信帯域を通信可能な最小限の受信帯域(β)に絞るための帯域制御コマンドを生成する。この帯域制御コマンドは、例えば図8に示すように、通信対象となる送信サーバ名と指定帯域とを含むコマンドである。また、制御コマンド生成部106は、帯域制御装置101から現在の設定状況および通信量を取得し、これらの情報に基づいて現在帯域制御装置101に帯域制限が設定されている状態にあると判定された場合、現在の帯域制限に対する制御コマンドを上記生成された制御コマンドに追加する。帯域制御コマンドは、送信者、送信サーバ、受信者が同一である電子メールの受信数に応じて、その電子メールである送信元サーバからの電子メールの受信帯域を制御するために用いられる。
制御コマンド生成部106で生成された制御コマンドは、帯域制御装置101に入力され、帯域制御装置101は、上記制御コマンドに基づいて、通信帯域設定を初期化し、入力された制御コマンドにより指示された送信サーバ(PM1,…)と電子メール配送サーバ102間の通信帯域における受信帯域を通信可能な最小限の受信帯域(β)に絞る。
このように、本実施の形態によれば、大量メールの送信元である送信サーバと電子メール配送サーバ102間の通信帯域を制限するので、従来のようにスパムメールの受信拒否のためのスパムリストの更新を行う必要がなく、また設定以外のスパムメールが大量に送信された場合でも、電子メール配送サーバ102が機能停止になることがなく、電子メール配送サーバ102が機能停止に陥る状態を未然に防止することができる。また、閾値を超えて送信された電子メールの受信拒否を行うことにより不正メールを排除する技術のように、大量に送信された正常なメールの受信拒否が行われることもないので、正常なメールを確実に配送することができる。また、異なる送信者または送信サーバから同一の受信者宛に電子メールが送信され、その数が大量である場合においても、同一の受信者宛への大量の電子メールの受信が制限される。
なお、本発明の目的は、前述した各実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施の形態に係る電子メール制御装置の構成を示すブロック図である。 電子メール配送サーバ102により作成される電子メールの送信受信記録の一例を示す図である。 図1の送信者/送信サーバ/受信者検出部104による処理の手順を示すフローチャートである。 図3の送信者/送信サーバ/受信者検出部104の処理によりファイルに書き込まれた電子メールの受信時刻(t)、送信者、送信サーバおよび受信者を示す情報の一例を示す図である。 図3の送信者/送信サーバ/受信者検出部104による処理を実行させるためのプログラムの一例を示す図である。 図1の大量メール検出部105による処理の手順を示すフローチャートである。 図6の大量メール検出部105による処理を実行させるためのプログラムの一例を示す図である。 制御コマンド生成部106により生成された制御コマンドの一例を示す図である。
符号の説明
101 帯域制御装置
102 電子メール配送サーバ
103 電子メール制御装置
104 送信者/送信サーバ/受信者検出部
105 大量メール検出部
106 制御コマンド生成部

Claims (10)

  1. 送信サーバから送信された電子メールを受信し、該受信した電子メールを対応する宛先に配送する電子メールサーバと、前記送信サーバと前記電子メールサーバ間の電子メールの通信に用いられる通信回線の帯域幅を制御する帯域制御装置とに接続される電子メール制御装置であって、
    前記電子メールサーバの電子メールの受信記録に基づいて、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数を検出する電子メール数検出手段と、
    前記電子メール数検出手段により検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数に応じて、該電子メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を制御するための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信する帯域制御コマンド生成手段と
    を備えることを特徴とする電子メール制御装置。
  2. 前記特定のパラメータは、電子メールの送信者、送信サーバ、受信者のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の電子メール制御装置。
  3. 前記電子メール数検出手段により検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数が所定値を超えた場合、該電子メールの送信元である送信サーバを検出する送信サーバ検出手段をさらに有し、
    前記帯域制御コマンド生成手段は、前記送信サーバ検出手段により検出された送信サーバからの電子メールの受信帯域を絞るための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信することを特徴とする請求項1記載の電子メール制御装置。
  4. 前記電子メール数検出手段は、前記電子メールサーバの電子メールの受信記録に基づいて、同一の特定のパラメータを有する電子メールの所定単位時間当たりの受信数を検出し、
    前記帯域制御コマンド再生手段は、前記電子メール数検出手段により検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの所定単位時間当たりの受信数に応じて、該電子メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を制御するための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信することを特徴とする請求項1記載の電子メール制御装置。
  5. 送信サーバから送信された電子メールを受信し、該受信した電子メールを対応する宛先に配送する電子メールサーバと、前記送信サーバと前記電子メールサーバ間の電子メールの通信に用いられる通信回線の帯域幅を制御する帯域制御装置とに接続される電子メール制御装置を用いた電子メール制御方法であって、
    前記電子メールサーバの電子メールの受信記録に基づいて、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数を検出する電子メール数検出工程と、
    前記電子メール数検出工程で検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数に応じて、該電子メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を制御するための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信する帯域制御コマンド生成工程と
    を備えることを特徴とする電子メール制御方法。
  6. 前記特定のパラメータは、電子メールの送信者、送信サーバ、受信者のいずれかであることを特徴とする請求項5記載の電子メール制御方法。
  7. 前記電子メール数検出工程で検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数が所定値を超えた場合、該電子メールの送信元である送信サーバを検出する送信サーバ検出工程をさらに有し、
    前記帯域制御コマンド生成工程は、前記送信サーバ検出工程で検出された送信サーバからの電子メールの受信帯域を絞るための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信することを特徴とする請求項5記載の電子メール制御方法。
  8. 前記電子メール数検出工程は、前記電子メールサーバの電子メールの受信記録に基づいて、同一の特定のパラメータを有する電子メールの所定単位時間当たりの受信数を検出し、
    前記帯域制御コマンド再生工程は、前記電子メール数検出工程で検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの所定単位時間当たりの受信数に応じて、該電子メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を制御するための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信することを特徴とする請求項1記載の電子メール制御装置。
  9. 送信サーバから送信された電子メールを受信し、該受信した電子メールを対応する宛先に配送する電子メールサーバと、前記送信サーバと前記電子メールサーバ間の電子メールの通信に用いられる通信回線の帯域幅を制御する帯域制御装置とに接続される電子メール制御装置上で実行されるプログラムであって、
    前記電子メールサーバの電子メールの受信記録に基づいて、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数を検出する電子メール数検出モジュールと、
    前記電子メール数検出モジュールにより検出された、同一の特定のパラメータを有する電子メールの受信数に応じて、該電子メールの送信元である送信サーバからの電子メールの受信帯域を制御するための帯域制御コマンドを生成し、前記帯域制御装置に送信する帯域制御コマンド生成モジュールと
    を備えることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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