JP2006114403A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メタルバック層に欠陥があってもアノード給電を絶えず行って蛍光面の輝度を維持しえる画像表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】蛍光体層及び遮光層を含む蛍光面17と、この蛍光面に重ねて設けられ,蛍光体層を電子励起するためのアノード電極であるメタルバック層20とを有する前面基板11と、前面基板に対向して配置されているとともに、前記蛍光面に向けて電子を放出する電子放出素子が配置された背面基板とを備えた画像表示装置であり、前面基板上にアノード給電端子と前記メタルバック層に接続するアノード給電配線16とが形成され、前記アノード給電配線16はメタルバック層20よりも前面基板11側に形成され、かつアノード給電配線16はメタルバック層20と抵抗材層19を介して接続されていることを特徴とする画像表示装置。
【選択図】 図3
【解決手段】蛍光体層及び遮光層を含む蛍光面17と、この蛍光面に重ねて設けられ,蛍光体層を電子励起するためのアノード電極であるメタルバック層20とを有する前面基板11と、前面基板に対向して配置されているとともに、前記蛍光面に向けて電子を放出する電子放出素子が配置された背面基板とを備えた画像表示装置であり、前面基板上にアノード給電端子と前記メタルバック層に接続するアノード給電配線16とが形成され、前記アノード給電配線16はメタルバック層20よりも前面基板11側に形成され、かつアノード給電配線16はメタルバック層20と抵抗材層19を介して接続されていることを特徴とする画像表示装置。
【選択図】 図3
Description
この発明は、画像表示装置に係り、特に、蛍光面やメタルバック層が形成された前面基板側に改良を施して輝度の改善を図った構造を有する画像表示装置に関する。
近年、次世代の画像表示装置として、多数の電子放出素子を画像表示面と対向配置させた平面型の画像表示装置の開発が進められている。電子放出素子には様々な種類があるが、いずれも基本的には電界による電子放出を利用したもので、これらの電子放出素子を用いた画像表示装置は、一般に、フィールド・エミッション・ディスプレイ(以下、FEDと称する)と呼ばれている。このようなFEDの内、表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置は、表面伝導型電子放出ディスプレイ(以下、SEDと称する)とも呼ばれているが、SEDも含む総称としてFEDという用語を用いる。
FEDは、一般に、所定の隙間を置いて対向配置された前面基板及び背面基板を有している。これらの基板は、矩形枠状の側壁を介してそれぞれの周縁部同士を互いに接合され、真空外囲器を構成している。真空外囲器の内部は、真空度が10−4Pa程度以下の高真空に維持されている。また、背面基板及び前面基板に加わる大気圧荷重を支えるために、これらの基板の間には複数の支持部材が配設されている。
前面基板の内面には、赤、青、緑にそれぞれ発光する蛍光体層及び遮光層を含む蛍光面が形成されている。また、実用的な表示特性を得るために、蛍光面上にメタルバック層と呼ばれるアルミニウム薄膜が形成されている。さらに、真空外囲器の内部に残留したガス及び各基板から放出されたガス(例えば水素、メタン、酸素、二酸化炭素、水蒸気など)を吸着するために、ゲッタ層と呼ばれるガス吸着特性を持ったBa(バリウム)、V(バナジウム)、Ti(チタン)、Ta(タンタル)などの金属薄膜がメタルバック層上に蒸着されている。
背面基板の内面には、蛍光体を励起して発光させるための電子を放出する多数の電子放出素子が設けられている。また、多数の走査線及び信号線がマトリックス状に形成され、各電子放出素子に接続されている。
このようなFEDでは、蛍光体層及びメタルバック層を含む画像表示面にはアノード電圧が印加され、電子放出素子から放出された電子ビームがアノード電圧により加速されて蛍光面に衝突することにより、蛍光体が発光する。これにより、画像表示面に画像が表示される。この場合、アノード電圧は、最低でも数kV、できれば10kV以上にすることが望まれる。
このようなFEDでは、前面基板と背面基板との隙間を数mm程度に設定することができ、現在のテレビやコンピュータのディスプレィとして使用されている陰極線管(CRT)と比較して、大幅な軽量化、薄型化を達成することができる。
ところで、近年、薄型ディスプレィの開発の加速に伴って、FED等真空方式のものは放電に起因して数百Aの大電流による蛍光面および電子源のダメージが問題となっている。そこで、メタルバック層を小面積化した短冊状化の構造で短冊間を数百KΩの抵抗値で接続し、メタルバック層端とアノード供給端子の導通をとり、アノードの放電エリアに流れ込む電流の流入速度を遅くして、ピーク電流値を軽減する手段を採用した画像表示装置が特許文献1等に提案されている。
特開2003−242911号公報
しかしながら、上記画像表示装置においては、メタルバック層に分断等の欠陥があったり、放電によってダメージにより分断されると、アノードへの給電が不十分になり、輝度の低い暗線が発生してしまうという問題があった。このことは、特に大面積化により、短冊状のメタルバック層の長辺の長さが長くなるほど顕著である。
この発明は、上述した問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、放電電流のピーク値を押さえ放電電流でアノード供給配線に多大な負荷をかけることなく、かつメタルバック層上に分断等の欠陥があってもアノードへの給電が滞ることがなく、十分な輝度を維持しえる画像表示装置を提供することにある。
この発明の第1の様態による画像表示装置は、蛍光体層及び遮光層を含む蛍光面と、この蛍光面に重ねて設けられ,蛍光体層を電子励起するためのアノード電極であるメタルバック層とを有する前面基板と、前記前面基板に対向して配置されているとともに、前記蛍光面に向けて電子を放出する電子放出素子が配置された背面基板とを備えた画像表示装置であり、前記前面基板上にアノード給電端子と前記メタルバック層に接続するアノード給電配線とが形成され、前記アノード給電配線はメタルバック層よりも前面基板側に形成され、かつアノード給電配線はメタルバック層と抵抗材層を介して接続されていることを特徴とする。
この発明に係る画像表示装置によれば、アノードへの給電は格子状の面で行うことになるので、メタルバック層に分断等の欠陥があっても、電圧降下が起こることを阻止でき、十分な輝度を維持できる。また、アノード給電配線とメタルバック層は比較的広面積の抵抗材層を介して接続するので、抵抗材層の材料としてシート抵抗が高いものでも薄膜化して使用でき、材料の選択幅が広い。
この発明によれば、放電電流のピーク値を押さえ放電電流でアノード供給配線に多大な不可をかけることなく、かつメタルバック層上に分断等の欠陥があってもアノードへの給電が滞ることがなく、十分な輝度を維持しえる画像表示装置を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る画像表示装置について図面を参照して説明する。なお、ここでは、この発明に係る画像表示装置として、表面伝導型の電子放出素子を備えたFEDを例にとって説明する。
まず、FEDの全体図について図1、図2及び図3を参照して説明する。ここで、図1は、この発明の実施の形態に係るFEDの一例を概略的に示す斜視図、図2は図1に示したFEDのA−A線に沿った断面構造を概略的に示す図、図3は図1のFEDの一構成である前面基板側の説明図である。
図1及び図2に示すように、FEDは、数mmの隙間を置いて対向配置された前面基板11及び背面基板12を備えている。これら前面基板11及び背面基板12は、絶縁基板としてそれぞれ板厚が1〜3mm程度の矩形状のガラス板を用いて構成されている。これらの前面基板11及び背面基板12は、矩形枠状の側壁13を介して周縁部同士が接合され、内部が10−4Pa程度の高真空に維持された扁平な矩形状の真空外囲器14を構成している。
真空外囲器14は、その内部に設けられ、前面基板11及び背面基板12に加わる大気圧荷重を支えるための複数のスペーサ15を備えている。このスペーサ15としては、板状あるいは柱状等の形状を採用可能である。
前面基板11の内面には、アノード給電配線として機能する透明電子伝導膜16を介して蛍光面17が形成されている。また、前記前面基板11の内面には、透明電子導電膜16に接続するアノード給電端子(図示せず)が接続されている。前記蛍光面17は、前面基板11上に形成された赤(R)、緑(G)、青(B)に夫々発光する蛍光体層18と、少なくとも一部が抵抗材層を兼ねるマトリックス状に配置された光吸収層(遮光層)19とを備えている。ここで、抵抗材層を兼ねる遮光層の抵抗値は1×102〜1×107Ωに設定されている。前記蛍光面17上には、アノード電極として機能するメタルバック層20が例えば短冊状に形成されている。前記蛍光体層18は、例えばドット状に形成されている。メタルバック層20は、アルミニウム薄膜等で、電気的に分断された複数領域として形成されている。メタルバック層20を電気的に分断して形成する方法としては、前記特許文献1に述べられているように、メタルバック層を蒸着法にて形成するときに、メタルマスク等によってマスキングを施し、短冊状等の所定の分断パターンのメタルバック層を形成する方法や、画素領域全域にメタルバック層を形成後、レーザー等によりメタルバック層を分断する方法、他には特開2002−343241号公報(特許文献2)に述べられているように、画素領域全域にメタルバック層を形成後、メタルバック層の所定の領域に、メタルバック層を酸化する液を塗布し、メタルバック層を金属酸化物にすることで高抵抗化し、電気的に分断する方法等が挙げられる。しかし、メタルバック層を電気的に分断されている複数領域として形成する方法であればどのような方法でもよく、ここで挙げたメタルバック層形成方法に限らない。
背面基板12は、その内面に表面伝導型の電子放出素子21を備えている。この電子放出素子21は、蛍光面17の蛍光体層18を励起する電子源として機能する。即ち、複数の電子放出素子21は、背面基板12上において、画素毎に対応して複数列及び複数行に配列され、夫々蛍光体層18に向けて電子ビームを放出する。各電子放出素子21は、図示しない電子放出部、この電子放出部に電圧を印加する一対の素子電極等で構成されている。また、電子放出素子21に電位を供給するための多数本の配線22は、背面基板12の内面にマトリックス状に設けられ、その端部は真空外囲器14の外部に引出されている。
このようなFEDでは、画像を表示する動作時においては、蛍光面17及びメタルバック層20を含む画像表示面にアノード電圧を印加する。そして、電子放出素子21から放出された電子ビームをアノード電圧により加速して蛍光面17へ衝突させる。これにより、蛍光面17の蛍光体層18が励起され、それぞれ対応する色に発光する。このようにして、画像表示面にカラー画像が表示される。
本発明において、前記アノード給電配線とメタルバック層との関係は、図3に示す形態に限らず、これ以外に例えば下記の1)〜3)に示す構成の場合が挙げられる。
1)図4に示すように、少なくとも一部がアノード給電配線を兼ねる遮光層19を形成し、この遮光層19を覆うように抵抗材層(抵抗値:1×102〜1×107Ω)23を形成した構成。なお、前記前面基板11の内面には、前記アノード給電配線と接続するアノード給電端子が接続されている。前記アノード給電配線を兼ねる遮光層19とメタルバック層20とは抵抗材層23を介して対向して配置されている。
1)図4に示すように、少なくとも一部がアノード給電配線を兼ねる遮光層19を形成し、この遮光層19を覆うように抵抗材層(抵抗値:1×102〜1×107Ω)23を形成した構成。なお、前記前面基板11の内面には、前記アノード給電配線と接続するアノード給電端子が接続されている。前記アノード給電配線を兼ねる遮光層19とメタルバック層20とは抵抗材層23を介して対向して配置されている。
2)図5に示すように、遮光層19の少なくとも一部にアノード給電配線24を積層して配置し、更にアノード給電配線24を囲むように抵抗値が1×102〜1×107Ωの抵抗材層23を積層して配置した構成。なお、前記前面基板11の内面には、前記アノード給電配線24とメタルバック層20とは抵抗材層23を介して対向して配置されている。
3)図6に示すように、遮光層19のx方向(紙面と直交する方向)に平行なストライプ状の部分の少なくとも一部の上に、アノード給電配線24をストライプ状に積層して配置し、有効画素部の外周部で全てのアノード給電配線24及びアノード給電端子を電気的に接続し、且つ、少なくともメタルバック層設置エリアよりも大きい範囲において、アノード給電配線24上に抵抗材層23を配置し、更にメタルバック層20は、遮光層19のx方向に平行なストライプ状のアノード給電配線が形成されていない部分の、少なくとも一部で電気的に複数領域に分断された構成。
ここで、アノード給電配線24を配置するのは、遮光層19のx方向に平行な部分に限らず、y方向に平行な部分でもよい。また、メタルバック層を電気的に分断するのは、メタルバック層の、遮光層19のx方向に平行なストライプ状のアノード給電配線が形成されていない部分と積層して形成されている部分に限らず、メタルバック層が一部でも抵抗層を介してアノード給電配線と接続されていれば、メタルバック層の、遮光層19のx方向に平行なストライプ状のアノード給電配線・抵抗材層が積層し形成されている部分の一部でも良い。更に述べれば、メタルバック層の、遮光層19のx方向に平行な部分と積層している部分と、遮光層19のy方向に平行な部分と積層している部分の両方の一部でも良い。
本発明において、前記抵抗材層の抵抗値は1×102〜1×107Ωの範囲にすることが好ましい。この理由は、抵抗値が1×102Ω未満では放電電流の抑制ができにくく、抵抗値が1×107Ωを超えると電圧降下が大きくなって輝度が低下するからである。また、ドット状に分断されたメタルバック層間の抵抗値は、1×102Ω以上にすることが好ましい。この理由は、抵抗値が1×102Ω未満では、放電電流の抑制ができにくいからである。
本発明において、アノード給電配線、メタルバック層は、例えば図7〜図11に示すように形成される。まず、前面基板11の内面に赤(R)、緑(G)、青(B)に夫々発光する蛍光体層18と、マトリックス状に配置された遮光層19を形成する(図7参照)。ここで、前記遮光層19は、所定の隙間をおいて平行に並んだ多数のストライプ部19aと、蛍光面17の周縁に沿って伸びた矩形枠部19bで形成されている。次に、前記遮光層19上にラダー状のアノード給電配線24と、このアノード給電配線24に接続するアノード給電端子25を接続する(図8参照)。ついで、前記アノード給電配線24上に抵抗材層23を形成する(図9参照)。更に、抵抗材層23及び蛍光体層18上にy軸方向に分断するストライプ状のメタルバック層20を形成する(図10参照)。ひきつづき、前記メタルバック層20をx方向にも分断して複数の蛍光体層にまたがるドット状のメタルバック層20を形成する(図11参照)。
本発明の画像表示装置によれば、前面基板側において、前面基板11上にアノード給電端子25と前記メタルバック層20に接続するアノード給電配線24とが形成され、前記アノード給電配線24はメタルバック層20よりも前面基板側に形成され、かつアノード給電配線24はメタルバック層20と抵抗材層を介して接続された構成となっている。即ち、アノードへの給電は格子状の面で行うことになるので、メタルバック層20に分断等の欠陥があっても、電圧降下が起こることを阻止できる。また、アノード給電配線24とメタルバック層20は比較的広面積で抵抗材層を介して接続するので、抵抗材層の材料としてシート抵抗が高いものでも薄膜化して使用でき、材料の選択幅が広い。
以下、具体的な実施例について説明する。但し、前面基板側のみ説明し、他の部材は図1及び図2に示す部材と同様な機能を有しているので、説明を省略する。
(実施例1)
実施例1に係る画像表示装置は、図3に示すように、ガラス製の前面基板11の内面にアノード給電配線として機能するITO透明電子伝導膜(厚さ200nm)16を介して蛍光面17が形成されている。また、前面基板11の内面には、前記透明電子導電膜16に接続するアノード給電端子(図示せず)が接続されている。前記蛍光面17は、前面基板11上に形成された赤(R)、緑(G)、青(B)に夫々発光する蛍光体層18と、少なくとも一部が抵抗材層を兼ねるマトリック状に配置された厚み10μmの光吸収層(遮光層)19とを備えている。ここで、抵抗材層を兼ねる前記遮光層19の抵抗値は約1×104Ωに設定されている。前記蛍光面17上には、厚み80nmのAl製のメタルバック層20が短冊状に形成されている。
(実施例1)
実施例1に係る画像表示装置は、図3に示すように、ガラス製の前面基板11の内面にアノード給電配線として機能するITO透明電子伝導膜(厚さ200nm)16を介して蛍光面17が形成されている。また、前面基板11の内面には、前記透明電子導電膜16に接続するアノード給電端子(図示せず)が接続されている。前記蛍光面17は、前面基板11上に形成された赤(R)、緑(G)、青(B)に夫々発光する蛍光体層18と、少なくとも一部が抵抗材層を兼ねるマトリック状に配置された厚み10μmの光吸収層(遮光層)19とを備えている。ここで、抵抗材層を兼ねる前記遮光層19の抵抗値は約1×104Ωに設定されている。前記蛍光面17上には、厚み80nmのAl製のメタルバック層20が短冊状に形成されている。
実施例1の画像表示装置によれば、前面基板11上にアノード給電端子と前記メタルバック層20に接続する透明電子導電膜(アノード給電配線)16とが形成され、前記アノード給電配線16はメタルバック層20よりも前面基板11側に形成され、かつアノード給電配線16はメタルバック層20と遮光層(抵抗材層)19を介して接続された構成となっている。即ち、アノードへの給電は格子状の面で行うことになるので、メタルバック層20に分断等の欠陥があっても、電圧降下が起こることを阻止できる。また、アノード給電配線16とメタルバック層20は比較的広面積で抵抗材層19を介して接続するので、抵抗材層19の材料としてシート抵抗が高いものでも薄膜化して使用でき、材料の選択幅を広げることができる。
(実施例2)
実施例2に係る画像表示装置は、図4に示すように、少なくとも一部がアノード給電配線を兼ねる厚み5μmの遮光層19とし、この遮光層19を覆うように厚み10μmの抵抗材層(抵抗値:約1×104Ω)23を形成した構成となっている。なお、前記前面基板11の内面には、アノード給電配線を兼ねる遮光層19と接続するアノード給電端子(図示せず)が接続されている。前記遮光層19とメタルバック層20とは抵抗材層19を介して対向して配置されている。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を有する。
実施例2に係る画像表示装置は、図4に示すように、少なくとも一部がアノード給電配線を兼ねる厚み5μmの遮光層19とし、この遮光層19を覆うように厚み10μmの抵抗材層(抵抗値:約1×104Ω)23を形成した構成となっている。なお、前記前面基板11の内面には、アノード給電配線を兼ねる遮光層19と接続するアノード給電端子(図示せず)が接続されている。前記遮光層19とメタルバック層20とは抵抗材層19を介して対向して配置されている。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を有する。
(実施例3)
実施例3に係る画像表示装置は、図5に示すように、遮光層19の少なくとも一部に厚み5μmのアノード給電配線24を積層して配置し、更にアノード給電配線24を囲むように抵抗値が約1×104Ωで厚みが10μmの抵抗材層23を積層して配置した構成となっている。なお、前記前面基板11の内面には、前記アノード給電配線24と接続するアノード給電端子(図示せず)が接続されている。前記アノード給電配線24とメタルバック層20とは抵抗材層23を介して対向して配置されている。
実施例3によれば、実施例1と同様な効果を有する。
実施例3に係る画像表示装置は、図5に示すように、遮光層19の少なくとも一部に厚み5μmのアノード給電配線24を積層して配置し、更にアノード給電配線24を囲むように抵抗値が約1×104Ωで厚みが10μmの抵抗材層23を積層して配置した構成となっている。なお、前記前面基板11の内面には、前記アノード給電配線24と接続するアノード給電端子(図示せず)が接続されている。前記アノード給電配線24とメタルバック層20とは抵抗材層23を介して対向して配置されている。
実施例3によれば、実施例1と同様な効果を有する。
(実施例4)
実施例4に係る画像表示装置は、図6に示すように、厚み1μmの遮光層19のx方向に平行なストライプ状の部分の一部のストライプ状の部分の上にアノード給電配線24を配置し、外周部で全てのライン及びアノード給電端子を電気的に接続し、前記アノード給電配線24上の少なくともメタルバック層設置エリアよりも大きい範囲で抵抗材層23を配置し、更にメタルバック層20は遮光層19のx方向に平行なストライプ状の部分のアノード給電配線が積層されていない部分で電気的に複数領域に分断された構成となっている。
実施例4によれば、実施例1と同様な効果を有する。
実施例4に係る画像表示装置は、図6に示すように、厚み1μmの遮光層19のx方向に平行なストライプ状の部分の一部のストライプ状の部分の上にアノード給電配線24を配置し、外周部で全てのライン及びアノード給電端子を電気的に接続し、前記アノード給電配線24上の少なくともメタルバック層設置エリアよりも大きい範囲で抵抗材層23を配置し、更にメタルバック層20は遮光層19のx方向に平行なストライプ状の部分のアノード給電配線が積層されていない部分で電気的に複数領域に分断された構成となっている。
実施例4によれば、実施例1と同様な効果を有する。
なお、上述した発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
11…前面基板、12…背面基板、16…透明電子伝導膜(アノード給電配線)、17…蛍光面、18…蛍光体層、19…光吸収層(遮光層)、20…メタルバック層、21…電子放出素子、22…配線、23…抵抗材層、24…アノード給電配線、25…アノード給電端子。
Claims (7)
- 蛍光体層及び遮光層を含む蛍光面と、この蛍光面に重ねて設けられ,蛍光体層を電子励起するためのアノード電極であるメタルバック層とを有する前面基板と、
前記前面基板に対向して配置されているとともに、前記蛍光面に向けて電子を放出する電子放出素子が配置された背面基板とを備えた画像表示装置であり、
前記前面基板上にアノード給電端子と前記メタルバック層に接続するアノード給電配線とが形成され、前記アノード給電配線はメタルバック層よりも前面基板側に形成され、かつアノード給電配線はメタルバック層と抵抗材層を介して接続されていることを特徴とする画像表示装置。 - 前記アノード給電配線と前記メタルバック層間の抵抗値は、1×102〜1×107Ωであることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記アノード給電配線は前記前面基板上の最下層に形成された、可視光を透過する透明電子伝導膜からなり、且つ前記透明電子導電膜上に形成された前記遮光層の少なくとも一部が前記抵抗材層を兼ねることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の画像表示装置。
- 前記アノード給電配線は前記遮光層の少なくとも一部を兼ねて形成され、かつ前記抵抗材層は前記アノード給電配線の上に形成されていることを特徴とする特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の画像表示装置。
- 前記アノード給電配線は遮光層の少なくとも一部に積層して配置され、更に前記抵抗材層は前記アノード給電配線上に形成されていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の画像表示装置。
- 前記遮光層が前記前面基板上にマトリックス状に形成され、前記遮光層で囲まれた領域に1つあるいは複数の画素を形成する蛍光体層が形成されている画像表示装置であり、
前記マトリクス状遮光層のx方向に平行なストライプ状の部分、もしくは前記マトリックス状遮光層のy方向に平行なストライプ状の部分の、どちらか一方の少なくとも一部に、ストライプ状に積層して前記アノード給電配線を配置し、有効画素部の外周部で全ての前記アノード給電配線及び前記アノード給電端子を電気的に接続し、且つ、少なくともメタルバック層設置エリアよりも大きい範囲において、アノード給電配線上に抵抗材層を配置し、前記メタルバック層は前記抵抗材層を介して前記アノード給電配線に接続され、
更に、メタルバック層の前記マトリクス状遮光層のx方向に平行なストライプ状の部分と積層している部分、もしくは前記マトリクス状遮光層のy方向に平行なストライプの部分と積層している部分の、どちらか一方または両方の少なくとも一部で電気的に複数領域に分断されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の画像表示装置。 - 分断されたメタルバック層の間の抵抗値は1×102Ω以上であることを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
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