JP2006113657A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 CAD装置を用いて作成される3Dモデルに、寸法などの属性情報を付加するための、仮想的な平面である属性配置平面が、設定されている位置を容易に認識可能にする。
【解決手段】 CAD装置において、寸法などの属性情報を関連付ける仮想適な平面である属性配置平面と、3Dモデルの形状要素とを関連付け、前記属性配置平面を選択した際に、該属性配置平面に関連付けられた3Dモデルの形状要素を強調表示(ハイライト)させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 CAD装置において、寸法などの属性情報を関連付ける仮想適な平面である属性配置平面と、3Dモデルの形状要素とを関連付け、前記属性配置平面を選択した際に、該属性配置平面に関連付けられた3Dモデルの形状要素を強調表示(ハイライト)させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は情報処理装置に関し、特に、3D−CADを用いて作成した3Dモデル(3D形状)を利用した情報処理装置に関する。
従来、製品設計において、CAD装置(特に、3D−CAD装置)を用いて、商品や製品を構成する部品等の3次元の形状を有する物品(以下、部品と称す)の設計を行うことが広く普及している。製品設計者は、CADモデル(3D形状、または2D図面)に、寸法、寸法公差、幾何公差、注記、記号などの設計/製造情報を属性情報として入力し、設計情報や設計意図を製造工程などの下流工程に伝達している。
3Dモデルに属性情報を入力するためには、3Dモデルの面、稜線、中心線、あるいは頂点等を指示選択することにより行われる。例えば、図21に示されるような3Dモデル(この3Dモデルの正面図、平面図、側面図を図22に示す)には、例えば、図23に示されるように属性情報が入力される。
ここで、属性情報とは、
距離(長さ、幅、厚さ等)、角度、穴径、半径、面取り等の寸法と該寸法に付随する寸法公差
面、稜線等に寸法の入力無しで付加される幾何公差及び寸法公差
部品、ユニット、製品を加工、製作するにあたり伝えるべき、指示すべき情報である注記
表面粗さ等の予め約束事として決められている記号
などである。
距離(長さ、幅、厚さ等)、角度、穴径、半径、面取り等の寸法と該寸法に付随する寸法公差
面、稜線等に寸法の入力無しで付加される幾何公差及び寸法公差
部品、ユニット、製品を加工、製作するにあたり伝えるべき、指示すべき情報である注記
表面粗さ等の予め約束事として決められている記号
などである。
3Dモデルに属性情報を付ける方法は、大別すると次の2種類がある。
(1)寸法、寸法公差、幾何公差、注記、記号を付与する場合
寸法、寸法公差を記入するために寸法線および寸法補助線が必要
幾何公差、注記、記号を記入するために引き出し線が必要
(2)寸法は付けず、寸法公差、幾何公差、注記、記号を付与する場合
寸法線および寸法補助線は不要
寸法公差、幾何公差、注記、記号を記入するために引き出し線が必要
3Dモデルにこれらの属性情報を付加し、有効に活用する方法として、3Dモデルに対し、任意の視線方向及び視点を定義する視線設定手段と、前記視線設定手段で設定した視線方向に正対するように属性情報を入力する属性情報入力手段と、前記視線方向と前記属性情報とを関連付ける方法や、3D空間上に、仮想的な平面を設定し、該仮想的な平面に属性情報を関連付ける方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
寸法、寸法公差を記入するために寸法線および寸法補助線が必要
幾何公差、注記、記号を記入するために引き出し線が必要
(2)寸法は付けず、寸法公差、幾何公差、注記、記号を付与する場合
寸法線および寸法補助線は不要
寸法公差、幾何公差、注記、記号を記入するために引き出し線が必要
3Dモデルにこれらの属性情報を付加し、有効に活用する方法として、3Dモデルに対し、任意の視線方向及び視点を定義する視線設定手段と、前記視線設定手段で設定した視線方向に正対するように属性情報を入力する属性情報入力手段と、前記視線方向と前記属性情報とを関連付ける方法や、3D空間上に、仮想的な平面を設定し、該仮想的な平面に属性情報を関連付ける方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記視線設定手段で設定された位置が、3Dモデルの断面となる位置に存在する場合に、3Dモデルの断面位置に線を表示する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−324086号公報(第5−8頁、第7−11図)
特開2002−324253号公報(第8頁、第20図)
本発明は、上記従来例を更に発展させたものであり、3Dモデルに多数の断面を近接して設定する場合に、断面位置の視認性を向上させ、効率的な作業を可能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
また、3Dモデル上の微細形状部を拡大表示するよう設定された属性配置平面が存在する場合に、該属性配置平面と該微細形状部との対応が容易に認識可能にすることにより、効率的な作業を可能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
本発明に係る第1の発明は、3Dモデルに対する属性情報を入力する属性入力手段と、前記属性情報が関連付けられる仮想的な平面を設定する属性配置平面設定手段と、前記属性配置平面設定手段により設定された属性配置平面に、前記属性入力手段により入力された属性情報を関連付けて記憶する記憶手段と、前記仮想的な平面の存在を知らしめるフレームを設定するフレーム設定手段とを有し、前記3Dモデルの要素の内、任意の要素を選択的に前記属性配置平面に関連付けて、前記記憶手段に記憶させ、前記属性配置平面或いは前記フレームを選択した時に、前記属性配置平面或いは前記フレームに対応する前記属性配置平面に関連付けられた前記3Dモデルの要素を、強調表示する強調表示手段を有することを特徴とする情報処理装置である。
本発明に係る第2の発明は、前記強調表示手段とは、前記3Dモデルの要素をあらかじめ設定された表示色で表示することを特徴とする第1の発明に記載の情報処理装置である。
本発明に係る第3の発明は、前記3Dモデルの要素とは、選択された属性配置平面の設定位置を代表する3Dモデルの面、稜線、頂点などの形状要素であることを特徴とする第1または2の発明に記載の情報処理装置である。
本発明に係る第4の発明は、3Dモデルに対する属性情報を入力する属性入力手段と、前記属性情報が関連付けられる仮想的な平面を設定する属性配置平面設定手段と、前記属性配置平面設定手段により設定された属性配置平面に、前記属性入力手段により入力された属性情報を関連付けて記憶する記憶手段と、前記仮想的な平面の存在を知らしめるフレームを設定するフレーム設定手段とを有し、前記3Dモデルの要素の内、任意の要素を選択的に前記属性配置平面に関連付けて、前記記憶手段に記憶させ、前記属性配置平面或いは前記フレームを選択した時に、前記属性配置平面或いは前記フレームに対応する前記属性配置平面に関連付けられた前記3Dモデルの要素を、強調表示手段により強調表示するとともに、
(1)記3Dモデルの要素に関連付けられた属性情報の内、あらかじめ設定された要件を満たす属性情報を強調表示する
(2)前記属性配置平面の設定位置を認識させる為の補助図又ははラベルを表示する
方法の内、少なくとも1つの表示を行うことを特徴とする情報処理装置である。
(1)記3Dモデルの要素に関連付けられた属性情報の内、あらかじめ設定された要件を満たす属性情報を強調表示する
(2)前記属性配置平面の設定位置を認識させる為の補助図又ははラベルを表示する
方法の内、少なくとも1つの表示を行うことを特徴とする情報処理装置である。
本発明に係る第5の発明は、前記強調表示手段とは、前記3Dモデルの要素をあらかじめ設定された表示色で表示することを特徴とする第4の発明に記載の情報処理装置である。
本発明に係る第6の発明は、前記3Dモデルの要素とは、選択された属性配置平面の設定位置を代表する3Dモデルの面、稜線、頂点などの形状要素であることを特徴とする第4または5の発明に記載の情報処理装置である。
本発明に係る第7の発明は、3Dモデルに対する属性情報を入力する属性入力手段と、前記属性情報が関連付けられる仮想的な平面を設定する属性配置平面設定手段と、前記属性配置平面設定手段により設定された属性配置平面に、前記属性入力手段により入力された属性情報を関連付けて記憶する記憶手段と、前記仮想的な平面の存在を知らしめるフレームを設定するフレーム設定手段とを有し、前記3Dモデルの要素の内、任意の要素を選択的に前記属性配置平面に関連付けて、前記記憶手段に記憶させ、前記属性配置平面に関連付けた、前記形状要素を選択した時に、前記形状要素が関連付けられている前記属性配置平面或いは前記属性配置平面のフレームを、強調表示する強調表示手段を有することを特徴とする情報処理装置である。
本発明に係る第8の発明は、前記強調表示手段とは、前記属性配置平面或いは前記属性配置平面のフレームを、あらかじめ設定された表示色で表示することを特徴とする第7の発明に記載の情報処理装置である。
本発明に係る第9の発明は、前記3Dモデルの要素とは、選択された属性配置平面の設定位置を代表する3Dモデルの面、稜線、頂点などの形状要素であることを特徴とする第7または8の発明に記載の情報処理装置である。
本発明によれば、属性配置平面が設定されている位置を容易に認識することが可能となる。
本発明の一実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
(情報処理装置の構成と作業フロー)
まず、情報処理装置の構成と、該情報処理装置を用いて3Dモデルを作成し、該3Dモデルに対し、属性情報を付加する作業のフローについて、図1、2を用いて説明する。
まず、情報処理装置の構成と、該情報処理装置を用いて3Dモデルを作成し、該3Dモデルに対し、属性情報を付加する作業のフローについて、図1、2を用いて説明する。
図1は、CAD装置のブロック図である。図において、101は内部記憶装置、102は外部記憶装置であり、CADデータやCADプログラムを保存するRAM等の半導体記憶装置、磁気記憶装置等からなる。
103はCPU装置であり、CADプログラムの命令に沿って処理を実行する。
104は表示装置であり、CPU装置103の命令に沿って形状などを表示する。
105はCADプログラムに対して指示等を与えるマウス、キーボードなどの入力装置である。
106はCPU装置103の命令に沿って紙図面などを出力するプリンタなどの出力装置である。
107は外部接続装置であり、本CAD装置と外部の装置とを接続し、本装置からのデータを外部装置へ供給したり、外部の装置から本装置を制御したりする。
図2は、図1に示したCAD装置の処理動作を示すフローチャートである。
まず、オペレータが入力装置105により、CADプログラムの起動を指示すると、外部記憶装置102に格納されているCADプログラムが内部記憶装置101に読み込まれ、CADプログラムがCPU装置103上で実行される(ステップS301)。
オペレータが入力装置105により対話的に指示することにより、内部記憶装置101上に形状モデルを生成し、表示装置104上に画像として表示する(ステップS302)。この形状モデルについては、後述する。なお、オペレータが入力装置105によりファイル名などを指定することにより、既に外部記憶装置102上に作成されている形状モデルをCADプログラム上で取り扱えるように、内部記憶装置101に読み込むこともできる。
オペレータが入力装置105により、形状モデルを作成した3次元空間内に、寸法や注記などの属性情報を配置するための仮想的な平面である属性配置平面を作成する(ステップS303)。属性配置平面の設定については後述する。この属性配置平面の位置が判別しやすいように、フレーム(2重枠、枠内塗りつぶし)などの画像情報として表示装置に表示する。また、属性配置平面の設定情報は形状モデルに関連付けられて内部記憶装置101に保存される。
また、必要に応じて作成した属性配置平面に名称をつけることが望ましい。属性配置平面に付けられた名称は、名称ラベルとして属性配置平面のフレーム上の所定位置に表示することが可能である。名称ラベルの設定に関しては後述する。
オペレータが入力装置105により形状モデルに対して、寸法公差などを属性情報として付加する(ステップS304)。付加された属性情報は、ラベルなどの画像情報として表示装置に表示することができる。付加された属性情報は、形状モデルに関連付けられて内部記憶装置101に保存される。
オペレータが入力装置105により、属性情報を属性配置平面に対して関連付ける(ステップS305)。属性情報と属性配置平面の関連情報は、内部記憶装置101に保存される。オペレータがあらかじめ属性配置平面を指定して、属性配置平面との関連付けを行いながら属性付けを行うようにしても良い。また、オペレータが入力装置105により、属性情報の属性配置平面への関連付けを設定・解除することができる。
次に、オペレータは入力装置105により、属性配置平面を指定することによって属性配置平面、およびその属性配置平面に関連付けられた寸法公差などの属性情報の表示・非表示、あるいは色付けなどの表示制御を行う(ステップS306)。
また、オペレータが入力装置105により属性配置平面を作成する際に、属性配置平面の視点の位置、視線方向、倍率を設定する。この属性配置平面表示情報を設定し、この属性配置平面を指定することで、設定された視点の位置、視線方向、倍率で形状モデルを表示することが出来る。またこの属性配置平面と属性情報は関連付けられているので、指定された属性配置平面に関係付けられている属性情報を選択的に表示することができる。属性配置平面表示情報は内部記憶装置101に保存される。
オペレータの指示により、属性情報を外部記憶装置102などに保存することができる(ステップS307)。
属性情報には識別子を付加することができ、この識別子を付加して外部記憶装置102に保存することが出来る。この識別子を利用して他のデータと属性データ関連付けることが出来る。
外部記憶装置102上の属性情報に情報を追加したものを内部記憶装置101に読み込んで、属性情報を更新することができる。
オペレータが入力装置105により、形状モデルに属性配置平面の位置情報、属性配置平面の表示情報、および属性情報を付加したCAD属性モデルを外部記憶装置102に保存する(ステップS308)。
(3Dモデルへの属性情報の入力と表示)
更に、3Dモデルへの属性情報の入力と属性配置平面の作成方法および属性情報が付加された3Dモデルの表示について、詳細に説明する。
更に、3Dモデルへの属性情報の入力と属性配置平面の作成方法および属性情報が付加された3Dモデルの表示について、詳細に説明する。
図3〜図7は、3Dモデル、属性情報、および属性配置平面を示す図であり、図8〜図10は3Dモデルに属性配置平面および属性情報を付加するときの処理動作を示すフローチャートである。
図8のステップS121で、図3に示す3Dモデル1を作成し、ステップS122で必要な属性配置平面を設定する。
○属性配置平面
ここで、属性配置平面は、3Dモデル1、および3Dモデル1に付加された属性情報の表示に関わる要件を規定するものである。
ここで、属性配置平面は、3Dモデル1、および3Dモデル1に付加された属性情報の表示に関わる要件を規定するものである。
本発明では、属性配置平面を(仮想的な)3次元空間上の一点(視点、以下視点とする)の位置、作成する平面の法線方向(視線方向)で定義し、更に3Dモデル1、および3Dモデル1に付加された属性情報の表示倍率(以下単に倍率)の情報も有するものとする。
ここで視線位置とは、該位置から視線方向の3Dモデル1が見える、すなわち表示される位置を定めるものとする。例えば属性配置平面212は3Dモデル1の正面201の外形から60mmの位置に設定される(図3)。
ただし、ここで、いわゆる三角法による投影図(正面図、平面図、左右の側面図、下面図、背面図)については、視線位置が3Dモデル1の外部に位置していれば、いずれの位置でも表示内容には関係しない。
また、該視点の位置は、3Dモデル1、および3Dモデル1に付加された属性情報を表示する際に表示装置104の表示中心と一致する点である。
次に、法線方向は該視点位置から、3Dモデル1、および3Dモデル1に付加された属性情報を表示する際の視線方向と一致させる。
また、倍率とは(仮想的な)3次元空間上の3Dモデル形状を表示装置104上で表示する際の拡大する倍率とする。
属性配置平面のパラメータである、視点の位置、視線方向、倍率は随時変更可能とする。
例えば、図3においては、図22に示した平面図の面201aに直交しなおかつ、3Dモデルの外から内部へ向かう向きが視線方向となる属性配置平面211が定められる。視点位置と倍率は、3Dモデル1の形状と付与する属性情報の概ね全てが表示装置104の表示画面に表示できるように定められる。例えば、本実施の形態では倍率は1倍で、視点位置201fは平面図の面201aのほぼ中心に定められる(図3において2点鎖線201dは正面図のおおよその輪郭線を属性配置平面211に投影した状態を示す)。同様に、正面図の面201cに直交する視線方向の属性配置平面212、側面図の面201bに直交する視線方向の属性配置平面213も設定される。
各属性配置平面の位置を明示するために、属性配置平面を四角い2重の枠(フレーム)で表現してある。この属性配置平面の位置を明示する手段として本実施例では枠を用いて表現したがこれに限られるものではなく、形状としては、四角以外の多角形、あるいは円形であっても良い。
前述したように、属性配置平面のフレームには、属性配置平面の名称を表す名称ラベルを設定し、表示することが可能であるが、ここで名称ラベルの設定・変更・表示方法の一例について説明する。
図24は、属性配置平面に設定されたフレームに、名称ラベルを表示した状態を示す説明図である。属性配置平面のフレーム401上には、フレーム401の名称を表す名称ラベル402が設定され、表示されている。403は3Dモデルである。名称ラベル402は、属性配置平面のあらかじめ設定されている位置に表示されるが、その表示位置、名称ラベルの表示の大きさ、色、フォント等の設定は、任意に変更可能である。また、表示位置をあらかじめ決めておくことにより、表示ラベルの表示位置により、属性配置平面の配置されている座標系を視覚的に知ることができるという効果を得ることができる。
名称ラベルの命名方法は、いわゆる三角法による投影図と同様に、正面図、平面図等としても構わないし、単にA、B、C等の記号としても構わないが、いわゆる三角法による投影図、断面図、部分詳細図などの種類ごとに命名方法の取り決めをしておくと尚良い。
また、断面図、部分詳細図などの場合は、属性配置平面を作成する際に、あらかじめ取り決めた命名方法に従って、自動的に命名されるようにしておけば、名称が重複してしまうといった不具合が生じることが無く、オペレータの負荷は更に減少する。
次に、ステップS122で設定された各属性配置平面に関連付けて、属性情報を入力する(ステップS123)。図4、図6の(a)、図7の(a)は各々の属性配置平面211、212、213に関連付けて3Dモデルに属性情報を付与した状態を示す図である。図5、図6の(b)、図7の(b)は各々の属性配置平面211、212、213の視点位置から見た3Dモデル1および属性情報である。
属性配置平面に関連付けられた属性情報の大きさ(文字やシンボルの高さ)を、属性配置平面の倍率に応じて変更する。属性情報の大きさ(mm)とは、3Dモデルが存在する仮想的3次元空間における大きさと定義する(表示装置104において表示された際の大きさではない)。
また、属性配置平面と属性情報の関連付けは、属性情報の入力後でもよい。たとえば図9に示すフローチャートのように、3Dモデルを作成し(ステップS131)、ステップS132にて属性を入力後、ステップS133にて所望の属性配置平面に属性情報を関連付けるものである。また、必要に応じ、属性配置平面に対し関連付けられる属性情報の追加、削除等の修正がなされるものである。
属性情報が別の属性配置平面に関連付けられた場合、変更先の属性配置平面の倍率に応じて属性情報の大きさを変更する。
属性情報の入力は、各々の属性配置平面で定義される視線方向から表示させ2次元的に3Dモデル1を表示させた状態で入力してもよい。該入力はいわゆる2D−CADで2次元図面を作成する工程と何ら変わることなく実現できるものである。また必要に応じ、3次元的に表示させながら入力してもよい。該入力は3次元的に3Dモデル1を見ながら入力することができるので、より効率的かつミスなく実現できるものである。
次に、3Dモデル1の属性情報を見る場合の説明を行う。図10のステップS141において所望の属性配置平面を選択することで、ステップS142において選択された属性配置平面の視点位置、視線方向、および倍率に基づき3Dモデル1の形状と該属性配置平面に関連付けて付与されている属性情報が表示されるものである。例えば属性配置平面211、あるいは属性配置平面212、あるいは属性配置平面213が選択されると、それぞれ図5、あるいは図6の(b)、あるいは図7の(b)が表示されるが、このとき、属性情報を各属性配置平面の視線方向に正対して配置する。これによって表示画面上では2次元的に極めて容易に分かりやすく見ることができる。
次に、属性配置平面を容易に選択可能とするための例を紹介する。まず、選択可能な3Dモデルの属性配置平面の枠を表示させ、オペレータが、マウスなどのポインティングデバイス等の入力装置を使用して、属性配置平面を選択する方法が考えられる(図3)。
次に、選択可能な属性配置平面の名称をリスト形式で表示して、その中から選択する方法も考えられる(不図示)。
さらには、属性配置平面の視線方向から見た状態(図5、あるいは図6の(b)、あるいは図7の(b))の画像をサムネイル画像としてアイコン表示して、選択する方法も考えられる(図35)。
(属性情報の他の入力方法)
上述の属性情報の入力においては、各属性配置平面に属性情報を関連付けたが、関連付ける手段は上記に限定されるものではなく、例えば属性情報をグループ化し、該グループと属性配置平面を関連付けてもよい。
上述の属性情報の入力においては、各属性配置平面に属性情報を関連付けたが、関連付ける手段は上記に限定されるものではなく、例えば属性情報をグループ化し、該グループと属性配置平面を関連付けてもよい。
図11、図12に示すフローチャートに基づき、説明する。
あらかじめ入力された属性情報を選択的に、あるいは検索結果に基づきグループ化し、該グループと任意の属性配置平面を関連付けすることで上記と同様の結果および効果が得られる。また、属性情報のグループへの追加、削除等の修正がなされることにより、属性配置平面に関連付けられる属性情報を操作することができる。
即ち、3Dモデル1を生成し(ステップS151)、属性情報を入力し(ステップS152)、3Dモデルに対し属性配置平面の視点位置、視線方向、および倍率を設定する(ステップS153)。そして、ステップS152で入力され属性情報をグループ化し、設定した属性配置平面とグループ化した属性情報とを関連付けて設定するものである(ステップS154)。
また、表示を行うときは、図12に示すように、属性配置平面を選択し(ステップS161)、選択された属性配置平面に関連付けられている属性情報を属性配置平面の視点位置、視線方向、および倍率の情報に従って表示装置104で表示する(ステップS162)ものである。
(複数の属性配置平面の設定)
次に、同一の視線方向に対し、複数の属性配置平面を設定する場合について説明する(複数の属性配置平面同士は互いに平行となる)。
次に、同一の視線方向に対し、複数の属性配置平面を設定する場合について説明する(複数の属性配置平面同士は互いに平行となる)。
図13は、同一の視線方向に対して、複数の属性配置平面を設定する場合の処理動作を示すフローチャートであり、図14は、同一の視線方向に対して複数の属性配置平面を設定する場合の3Dモデルを示す図である。
図3で示した3Dモデル1において、正面図の投影方向と視線方向が一致するように複数の属性配置平面を設定する場合について説明する。
前述のように3Dモデル1を作成し(ステップS171)、ステップS172において、第1の属性配置平面である属性配置平面212(視点位置、視線方向、倍率)を設定する。この属性配置平面212の視線方向は正面図の平面201cと直交し、倍率は例えば1倍、視点位置は正面図の外形から30mmの位置であり、概ね正面図の面201cの中心である。
そして、ステップS173において、上記属性配置平面212に関連付けて、図6の(a)で示すような属性情報が入力され、属性配置平面212の視線方向から見ると、図6の(b)のように、2次元的に極めて容易に分かりやすく見ることができる。
次に、ステップS174において第2の属性配置平面である、属性配置平面214(視点位置、視線方向、倍率)を設定する。この属性配置平面214の視線方向は正面図の平面201cと平行、倍率は例えば1倍、視点位置は属性配置平面3Dモデルの穴の中心軸を含むように設定する。
なお、本説明においては、属性配置平面214を四角形の塗りつぶし形状で表現している(図14)。
このとき、属性配置平面214から見る3Dモデル1は図15の(b)のように、仮想的平面214でカットされた3Dモデル1の断面形状となる。
該属性配置平面214に関連付けて属性情報(例えば図15の(b)の穴の寸法12±0.1)が入力される。また、該属性配置平面214を選択時には、3Dモデル1の断面形状および、この属性配置平面に関連付けられた属性情報を表示する。
また、3Dモデル1を移動、回転等すれば図15の(a)のように3次元的表示ができるように構成される。
つまり、属性配置平面214が選択されると、属性配置平面214の視線方向に存在する3Dモデルと同視線方向領域に存在する属性配置平面に関連付けられた属性情報を表示し、反視線方向(図14の(b)参照)領域の3Dモデル形状および属性情報は非表示とする。
本実施の形態によれば、外形形状に係る属性情報だけでなく、同一視線方向の断面形状に係る属性情報を取り扱うことができる。それによって断面形状を見ながら属性情報を入力、表示できるために、属性情報の指示箇所が容易にかつ即座に分かるものである。
また、3Dモデル1の形状が同一に見える属性配置平面を複数有する構成としてもよい。図16に同一の視線方向を有する属性配置平面215と属性配置平面216を示す。この例では属性配置平面215と属性配置平面216は3Dモデル1の平面図に向いている。各々の属性配置平面に属性情報を例えばグループ化し関連付けることで、より見やすい属性情報を実現できる。例えば図17は3Dモデル1の平面図において、外形寸法に関わる属性情報をグループ化したものである。
図18は、上記において穴位置および穴形状に関わる属性情報をグループ化したものである。グループ化された属性情報を、それぞれ属性配置平面215、属性配置平面216に関連付けることになる。このように関係する属性情報をグループ化して属性配置平面に割り当てることにより、関連する属性情報がより見やすくなる。
○属性情報の位置
3Dモデルと該3Dモデルに付加する属性情報を2次元な図面として極めてわかりやすく表示画面上で表現するため、オペレータは表現したい3Dモデルの部位の複数の属性情報を適宜選択もしくはグループ化して属性配置平面に関連付ける。2次元的な図面の表現方法であれば、属性情報の位置は関連する属性配置平面の視線方向の領域に配置すればよいが、3Dモデルに属性情報を付加し図面とするいわゆる「3D図面」においては、3Dモデルのメリットを十分生かすため工夫が必要となる。
3Dモデルと該3Dモデルに付加する属性情報を2次元な図面として極めてわかりやすく表示画面上で表現するため、オペレータは表現したい3Dモデルの部位の複数の属性情報を適宜選択もしくはグループ化して属性配置平面に関連付ける。2次元的な図面の表現方法であれば、属性情報の位置は関連する属性配置平面の視線方向の領域に配置すればよいが、3Dモデルに属性情報を付加し図面とするいわゆる「3D図面」においては、3Dモデルのメリットを十分生かすため工夫が必要となる。
3Dモデルのメリットの一つは、表示画面上で実物に近い形で立体的に表現できるため、モデルを作成するオペレータあるいはそのモデルを用いる次工程のオペレータ(工程設計者、金型設計・製作者、測定者等)にとって、2次元図を扱う際に必要となる2次元から3次元への変換作業(これは主にオペレータの頭の中で行われていた)が省ける点である。この変換作業はオペレータの力量によるところが多く、いきおいこの変換作業において誤変換による誤造や変換時間のロスが発生することがある。
3D図面において、3Dモデルのメリットである立体的に表現できる点を損なわないために、立体表示した際の属性情報の表示(属性情報の位置)に工夫をする必要がある。
その工夫する点について、図19を用いて説明を行う。
図19の(a)は説明に使用する3Dモデル2の斜視図、図19の(b)は3Dモデル2の平面図、図19の(c)は3Dモデル2に工夫しないで属性情報を付加した状態を説明する斜視図、図19の(d)は属性情報の配置を工夫して行った斜視図である。
まず、3Dモデル2に対して、2次元的な平面図を作成するため属性配置平面の作成および属性情報の入力を行う。前記平面図を作成するための属性配置平面(不図示)は、3Dモデル2の面2aに直交する方向の視線方向に設定されており、この属性配置平面の視点から表示した状態が図19の(b)である。
該属性情報の入力に関して、図19の(c)の様に複数の属性情報の配置面を互い違いにすると、属性情報が重なりあい属性情報の内容が判別し難くなる。図19の(c)のように属性情報が少なくても見にくいので、より複雑な形状であれば、もはや属性情報は有益な情報ではなくなり、斜視状態では図面として成り立たなくなることは容易に想像できる。
ところが、図19の(d)の様に属性情報を同一平面内に配置することで属性情報どうしが重なり合うことはなく、2次元的な図面の表現(図19の(b))と同等に属性情報の判別は容易にできる。
こうすることで、3Dモデルに属性情報を付加する図面形態(3次元図面)において2次元的な図面の表現だけでなく、3Dモデルのメリットである立体的に3Dモデルを表現しながら、属性情報の判別が容易にできるので、立体図面(3D図面)として利用することが可能となる。
この例では単純な形状の3Dモデルであったが実際のより複雑な形状を有する3Dモデルを扱う際には、同一視線方向に複数の属性配置平面を設定する必要がある。
そして複数の属性配置平面およびそれに関連付けられている属性情報を同時に表示してから、所望の属性配置平面の選択、もしくは属性情報の選択を行う場合が考えられる。
この際に、属性情報の配置面と属性配置平面の位置が離れていると属性情報と属性配置平面の関連がわかりにくくなるため間違って選択を行うケースが考えられる。それを避けるため視覚的に関連付けをわかりやすくするために、属性情報を属性配置平面と同一面上に配置するのが良い。
さらに、図16を用いて説明を行った同一視線方向の属性配置平面を作成する際には、同一の視線方向の複数の属性配置平面は離して配置するのが良い。この複数の属性配置平面およびそれに関連付けられている属性情報を同時に表示する際、属性配置平面を同一面に作成した場合属性情報の配置面も同一面になるので、視線方向はもとより視線方向をずらして斜めから見ても属性情報同士が重なり見にくくなる。そもそも同一方向からみて属性情報が多いために複数の属性配置平面に分けており、同時に属性情報を表示する際には属性情報が重なってしまうことは避けられない。
視線方向からの見にくいのは救えないとしても、斜視状態で属性情報を判別し易くするための手段として、同一視線方向の属性配置平面は離して配置するのが有効である。
(倍率)
また、属性配置平面の倍率を所望の倍率とすることで、複雑な形状あるいは詳細な形状をより見やすくできる。
また、属性配置平面の倍率を所望の倍率とすることで、複雑な形状あるいは詳細な形状をより見やすくできる。
図20は、3Dモデル1の一部を拡大して表示した状態を示す図である。例えば、図20(a)のように、3Dモデル1に対し、視線方向を平面図に向け、視点位置を角部近傍とし、倍率を例えば5倍とする属性配置平面217を設定することで、階段状の形状および属性情報が極めて分かりやすく表示できる(図20(b))。
本実施の形態においては、3D−CAD装置を構成するハードウェア、あるいは3D形状モデルの構成方法によらず3D−CAD全般、更には2D−CADに対し有効である。
○倍率と属性情報の大きさ
属性配置平面に関連付けられた属性情報の大きさ(文字やシンボルの高さ)は、属性配置平面の倍率に応じて変更するものとする(図20(b))。
属性配置平面に関連付けられた属性情報の大きさ(文字やシンボルの高さ)は、属性配置平面の倍率に応じて変更するものとする(図20(b))。
属性情報の大きさ(mm)とは、3Dモデルが存在する仮想的3次元空間における大きさと定義する(表示装置104において表示された際の大きさではない)。
例えば、属性配置平面211(倍率1)において属性情報の大きさを3mmとする。属性配置平面217(倍率5)で同じように文字高さを3mmとして表示した例を図20(c)で示す。
属性配置平面217に関連付けられた属性情報は5倍の表示倍率で表示されるのでその大きさは15mmとなる。
図20の(b)、(c)において四角線は表示装置104での表示可能範囲を示す。
属性情報が重ならないように配置すると、3Dモデルと属性情報の位置が離れてしまうので形状とそれに関係する属性情報の関わりがわかりにくく、誤読する可能性も発生する。また表示したい属性情報が多いと全ての属性情報を表示装置104で表示しきれなくなり、表示可能範囲外の属性情報を見るために表示範囲を変更しなくてはならない煩わしさを伴う。
また、縮小して表示したい場合(倍率は1未満)に文字の大きさを変更しないと、縮小図表示状態で属性情報の表示装置104上の表示の大きさが小さくなり、属性情報の内容が判別できなくなる。
そこで、属性情報が表示される時のことを考慮して、属性情報の大きさを倍率によって変更するのが望ましい。
そのため、倍率と属性情報の大きさをおおよそ反比例の関係にすると良い。一例として前述の属性配置平面211の倍率を1、属性情報の大きさを3とした時、この属性配置平面217に関係付けられた属性情報の大きさを0.6mmとする。
以上のように属性情報は属性配置平面に関連付けられるが、複雑な形状の3Dモデルでは、当然のことながら、多数の属性情報があり、関連付けられる属性配置平面も多数設定されることになる。
特に、断面形状を示すための属性配置平面は、穴の中心軸などに配置されることが多く、穴形状が近接して多数存在する箇所には、属性配置平面が集中してしまうこととなり、どの属性配置平面が、どの穴形状に配置されているかという、属性配置平面と3Dモデルの形状要素(この場合は穴)との対応を表示装置上で視覚的に認識することが困難な状況となり得る。
また、3Dモデルに微細な形状がある時に、3Dモデルの一部分を拡大して表示する属性配置平面(いわゆる部分詳細図)を設定することがあるが、この場合も上記と同様に、属性配置平面と微細形状部との対応を視覚的に認識することが困難な状況となり得る。
そこで、本発明では、属性配置平面に3Dモデルの形状要素を関連付け、表示装置上で強調表示させることを可能としている。
以下に図を用いて、その実施方法の一例について説明する。
(属性配置平面と断面形状要素の関連付け)
まず、属性配置平面に、穴形状などの断面形状要素を関連付ける方法及び動作状態について図25から図31を用いて説明する。
まず、属性配置平面に、穴形状などの断面形状要素を関連付ける方法及び動作状態について図25から図31を用いて説明する。
図25の(a)は、3Dモデルの外観斜視図である。3Dモデル501には穴部502a、502b、502c、502dが設けられている。図25の(b)は、3Dモデル501の面503に直交する方向から見た図(いわゆる平面図)である。図26は、3Dモデル501の穴部502aから502dに属性配置平面を配置した状態を示す図であり、それぞれの穴部の中心軸上に属性配置平面504aから504dが配置されている。
属性配置平面と形状要素の関連付けは、前述した属性情報を属性配置平面に関連付ける方法と同様に行う。詳しくは、3Dモデルを作成し、属性配置平面を配置した後、関連付けする形状要素を選択し、属性配置平面指定すればよい。
以上の操作により、属性配置平面と形状要素が関連付けられ、内部記憶装置101に記憶される。また、オペレータの指示により、外部記憶装置102などに保存することも可能である。
次に、形状要素の強調表示について説明する。
オペレータが、入力装置上から、前記属性配置平面504aから504dのいずれかを選択すると、選択した属性配置平面に関連付けられた3Dモデルの形状要素が強調表示(ハイライト)される。例えば、属性配置平面504aを選択した場合は、穴部502aが強調表示され、属性配置平面が配置されている位置を視覚的に容易に認識することが可能となる。(図27参照)尚、属性配置平面の選択方法は、入力装置から直接所望の属性配置平面の名称を入力する方法や、属性配置平面のフレームにマウスなどのポインティングデバイスを用いて選択する方法、属性配置平面のリスト上から選択するなどの方法で行えばよい。
本実施例では、穴部504aの円筒面を強調表示する事例について説明したが、本発明ではこれに限らず、例えば穴部の稜線を属性配置平面に関連付け、強調表示させても構わない。
また、3Dモデルの形状要素だけではなく、関連付けられた形状要素に付加されている属性情報や、属性配置平面の設定位置を認識させるための補助図形やラベルなどを関連付け、強調表示を行う際に、合せて表示することにより、更に視認性が向上する。
以下に補助図形やラベルなどを関連付ける事例について説明する。
まず、補助図形の事例について図28を用いて説明する。
図28の(a)は、図27で示した強調表示に加え、穴部502aの中心軸502a1を補助図形として表示させている状態を示す図である。前記中心軸502a1は、属性配置平面上に描画して、所望の属性配置平面(本事例では504a)に関連付ける方法でも構わないが、穴部502aの中心軸上に、属性配置平面504aが配置されたことを認識し、強調表示の際に、自動的に表示させるようにすればなおよい。
次に、ラベルの事例について説明する。
図28の(b)は、図27で示した強調表示に加え、穴部502aの中心軸上に属性配置平面が設定されていることを、テキスト情報として表示させている状態を示す図である。注記(ラベル)502a2は、穴部502aに付加されており、前記注記502a2を属性配置平面504aに関連付けることで、穴部502aの強調表示の際に合せて表示される。また、上述した補助図形の表示の場合と同様に、自動的に表示させるようにすればなおよい。
上記補助図形とラベルを合せて表示させることにより、更に効果が増すことは言うまでもない。この場合は、注記502a2の矢印が中心軸502a1を指し示すように設定するとよい。
上述の実施例では、属性配置平面に関連付ける形状要素が、表示画面上で可視化されている状態の3Dモデルを用いて説明したが、本発明では、形状要素が表示画面上で不可視の状態となっている場合においても上述と同様に強調表示することが可能である。以下に図を用いて説明する。
図29の(a)は、3Dモデルが表示装置の画面上で表示されている状態を示す図である。3Dモデル505には、穴部506a、506bが設けられている。穴部506bは、表示装置の画面上では不可視の位置にある(本実施例では、存在を知らしめるため隠線を破線で表示している)。図29の(b)は、3Dモデル505の面507に直交する方向から見た図(いわゆる平面図)である。図30は、3Dモデル505の穴部506a、506bに属性配置平面を配置した状態を示す図であり、穴部506aの中心軸上には、属性配置平面508aが配置され、穴部506bの中心軸上には、属性配置平面508bが配置されている。
図31は、属性配置平面508bを選択し、前記属性配置平面508bが強調表示されている状態を示す図である。図示のように関連付けられた形状要素を透過表示させることにより、形状要素が直接見えない状態で3Dモデルが表示されていても、形状要素を認識することが可能となる。尚、属性配置平面と形状要素を関連付ける方法や、所望の属性配置平面を選択する方法、形状要素の強調表示方法については、前述と同様である。
(属性配置平面と微細形状部の関連付け)
次に、属性配置平面に、3Dモデル上の微細形状を関連付ける方法及び動作状態について、図32から図34を用いて説明する。
次に、属性配置平面に、3Dモデル上の微細形状を関連付ける方法及び動作状態について、図32から図34を用いて説明する。
図32は、表示装置の画面上に3Dモデルが表示された状態を示す図である。3Dモデル511には、微細形状部である突起512が設けられている。図33の(a)は、3Dモデルに属性配置平面514が配置された状態の図であり、図33の(b)は、前記属性配置平面を表示画面上で正対させて表示させた状態の図である。
図33の(b)に示したように、属性配置平面514は、3Dモデル511の面513に直交する方向から突起512部分を拡大表示するよう設定されている。また、前記突起512を形成する各面は、属性配置平面514に関連付けられている。関連付けの方法は、例えば、入力装置105から、所望の面を選択し、関連付ける属性配置平面を指定すればよい。
上記の構成において、属性配置平面514を選択すると、図34に示したように、突起512が強調表示される。
尚、前記突起512と属性配置平面514との関連付け方法及び属性配置平面の選択方法については、前述の断面形状要素と属性配置平面との関連付けについての説明で記載した方法と同様である。また、表示装置の画面上で、突起形状が不可視の状態となっている場合においても、前述と同様に強調表示することは可能である。
以上説明したように、属性配置平面と3Dモデルの形状要素とを関連付け、表示装置上で強調表示させることにより、属性配置平面が、近接して多数設定されている場合に、属性配置平面の設定位置を容易に認識することが可能となる。また、3Dモデルに微細形状部が存在し、該微細形状部を拡大表示する属性配置平面(いわゆる部分詳細図)が設定されている場合においても、3Dモデルを拡大縮小するなどの操作を行わずに、容易に属性配置平面との対応を認識することが可能となる。
○属性配置平面の複数選択
上述の実施例において、属性配置平面に関連付けられた属性情報を表示する場合、選択対象の属性配置平面の数はただ一つとしたが、本発明の目的を鑑みると、複数の属性配置平面を選択してもなんら問題ない。
上述の実施例において、属性配置平面に関連付けられた属性情報を表示する場合、選択対象の属性配置平面の数はただ一つとしたが、本発明の目的を鑑みると、複数の属性配置平面を選択してもなんら問題ない。
ただし、属性配置平面の単一選択を行う場合は、視点の位置、視線方向が唯一なので、表示装置上での表示方法は一つになるが、複数選択した場合は表示方法が複数になるので工夫をしなければならない。たとえば、複数選択を行った場合、選択された属性配置平面に関連付けられた属性情報をすべて表示し、視点の位置、視線方向についてはどの属性配置平面の設定を採用するか選択できるようにすることが考えられる。
また、属性情報の表示は関連する属性配置平面毎に色を変えるなどして、グループがわかりやすく判別できるように工夫を行う。
○属性配置平面の水平もしくは、鉛直方向の設定
本発明において、属性配置平面に設定するのは視点の位置、視線方向、倍率のみで、属性配置平面の水平方向あるいは鉛直方向の設定については触れてこなかった。
本発明において、属性配置平面に設定するのは視点の位置、視線方向、倍率のみで、属性配置平面の水平方向あるいは鉛直方向の設定については触れてこなかった。
2次元図面では、図22に示すように各視線方向から見える図(平面図、正面図、側面図)の配置については、ルールを設けている。これは、実物の立体形状を2次元平面に表現するため、各視線方向からの位置関係を理解しやすいようにするための工夫である。
一方、3Dモデルに属性情報を付与して図面とする3D図面形態においては、3Dモデルの外形面に直交する方向から見る2次元的な表現(図5、図6の(b)、図7の(b))はもとより、この状態から3Dモデルの回転させ、斜め方向から見た立体的な表現(図4、図6の(a)、図7の(a))も可能となる。
よって、3D図面の形態においては、平面図、正面図、側面図を表示する際に、属性配置平面の水平方向、あるいは鉛直方向(この水平方向あるいは鉛直方向は表示画面の各方向と一致するとして)については別段定める必要はない。3Dモデルとそれに付与された属性情報が正しく表現できているならば図19に示す(b)、(c)、(d)のうちどれも正しい表現であるといえる。さらに、少し3Dモデルを回転させれば、3Dモデルが立体的に表現でき、今見ていた部位が3Dモデル全体のどこにあたるか、また他の視線方向から見た平面図、側面図の場所も容易に理解できるので、属性配置平面の水平方向あるいは、鉛直方向について各視線方向の位置関係を気にせずに表示しても特に問題にはならないからである。
しかし、3Dモデルに属性情報を付与した3D図面形態において、3D図面を扱うすべてのオペレータが3Dモデルを自由に回転させて表示できる環境にあるとは限らない。3D図面に修正を加えることなく、各属性配置平面によって表示される2次元的な画像情報電子データ形式で保存しそれを見ることで用が足りる職場などがあるからである。また旧来の紙図面でないと対応できない職場などもある。
このようなことを想定すると、各視線方向から見た表示は2次元図面のようなルールを適用しなくてはならない。
そこで、属性配置平面を作成する時に、表示装置104で表示される際の水平方向あるいは鉛直方向を設定する必要がある。
図36にその処理のフローチャートを示す。
まず、3Dモデルを作成する(ステップS181)。
次に、3Dモデルに対して視点の位置、視線方向、倍率を設定し、属性配置平面を作成する(ステップS182)。
そして、この属性配置平面の水平方向(あるいは鉛直方向)を指定する(ステップS183)。水平方向(あるいは鉛直方向)を指定するには、(仮想的な)3D空間上に存在する3軸の方向(X,Y,Z)を選択するのでも良いし、3Dモデルの稜線の方向や面の鉛直方向を選択するのでも良い。
属性配置平面の水平方向(あるいは鉛直方向)を指定することによって、該属性配置平面を選択して表示される3Dモデルおよび属性情報の表示位置は一意に決定される。
他の属性配置平面を作成するときは、すでに作成した属性配置平面の視線方向との関係を守りながら水平方向(あるいは鉛直方向)を指定すればよい。
○属性情報の表示方法
上記実施例では、3Dモデル対して入力された属性情報を選択的に表示する順序として、最初に属性配置平面の選択を行い、次に該属性配置平面に関連付けられた属性情報を適宜表示する、という順番で説明を行ったが、この方法に限定されるものではなく、属性情報を選択し、その次に、その属性情報が関連付けられている属性配置平面の視点の位置、視線方向、倍率で、3Dモデルおよび該属性情報を表示する手法も有効である。
上記実施例では、3Dモデル対して入力された属性情報を選択的に表示する順序として、最初に属性配置平面の選択を行い、次に該属性配置平面に関連付けられた属性情報を適宜表示する、という順番で説明を行ったが、この方法に限定されるものではなく、属性情報を選択し、その次に、その属性情報が関連付けられている属性配置平面の視点の位置、視線方向、倍率で、3Dモデルおよび該属性情報を表示する手法も有効である。
図37(属性情報選択から表示)は、この一連の処理動作を示すフローチャートでる。
図4の平面図の3Dモデルと属性情報が表示された状態で、穴径φ12±0.2を選択する(ステップS311)。
この属性情報は関連付けられている属性配置平面211に設定されている視点の位置、視線方向、倍率に基づいて、3D図面および、属性配置平面211に関連付けられている属性情報を表示する(ステップS312)。この場合図5で示す如く正面図が表示される。
これによって、選択された属性情報と3Dモデルとの関係が、2次元的に表示されるので、より認識しやすくなる。
○面選択方式
上記実施例では、3Dモデル対して入力された属性情報を選択的に表示する順序として、最初に属性配置平面の選択もしくは属性情報の選択を行い、次に該属性配置平面や属性情報に関連付けられた属性配置平面の設定に基づいて、これら属性配置平面に関連付けられた属性情報を適宜表示する方法の説明を行ったが、この方法に限定されるものではなく、3Dモデルの幾何情報(Geometory)を選択し、その幾何情報に関連付けられている属性情報の表示、さらには該属性情報が関連付けられている属性配置平面の視点の位置、視線方向、倍率で、3Dモデルおよび該属性情報を表示する手法も有効である。
上記実施例では、3Dモデル対して入力された属性情報を選択的に表示する順序として、最初に属性配置平面の選択もしくは属性情報の選択を行い、次に該属性配置平面や属性情報に関連付けられた属性配置平面の設定に基づいて、これら属性配置平面に関連付けられた属性情報を適宜表示する方法の説明を行ったが、この方法に限定されるものではなく、3Dモデルの幾何情報(Geometory)を選択し、その幾何情報に関連付けられている属性情報の表示、さらには該属性情報が関連付けられている属性配置平面の視点の位置、視線方向、倍率で、3Dモデルおよび該属性情報を表示する手法も有効である。
図38(属性情報選択から表示)は、この一連の処理動作を示すフローチャートである。
3Dモデルの幾何情報(稜線、面、頂点)を選択する(ステップS321)。選択した幾何情報に関連付けられている、属性情報を表示する(ステップS322)。
関連付けられている、属性情報が複数存在するならば、それらをすべて表示しても良い。また、属性情報が関連付けられている属性配置平面に属する属性情報すべてを表示してもよい。
次に、表示した属性情報に関連する属性配置平面の視点の位置、視線方向、倍率(属性配置平面の水平方向)に基づいて3Dモデルおよび属性情報を表示する(ステップS323)。この際、複数の属性配置平面が候補となった場合には、オペレータに表示する対象を選択させる。
このように、3Dモデルの幾何形状をキーにして、関連する属性情報の検索および、表示が出来るのでとても使いやすい。
(属性情報が付加された3Dモデル表示及び利用)
ここで、上述のように作成した属性情報が付加された3Dモデルの表示と利用方法について述べる。
ここで、上述のように作成した属性情報が付加された3Dモデルの表示と利用方法について述べる。
図1に示した情報処理装置で作成した属性情報が付加された3Dモデルは、作成した装置自身、或いは、外部接続装置を介して作成した3Dモデルのデータを転送することにより、他の同様な情報処理装置を用いて、各工程で利用することができる。
まず、3Dモデルを作成した、製品/ユニット・部品の設計技術者あるいはデザイン設計者であるオペレータ自身が、自ら作成した3Dモデルを、図5、図6の(b)、図7の(b)に示すように表示を行うことで、あたかも2次元の図面を作成するごとく3Dモデルに新たな属性情報を付加することができるものである。また、例えば、形状が複雑な場合に、必要に応じて3Dモデルを3次元表示と2次元的表示とを交互に、或いは、同一画面に表示することにより、効率良くかつ正確に所望の属性情報を入力していくことができる。
また、作成された3Dモデルをチェック/承認する立場にあるオペレータが、作成した3Dモデルを図5、図6の(b)、図7の(b)に示す表示を、同一画面或いは切替えて表示することにより、チェックを行い、チェック済み、OK、NG、保留、要検討などを意味するマーク、記号、或いは色つけなどの属性情報が付加される。必要に応じて、複数の製品/ユニット/部品を比較、参照しながらチェックが行われるのは言うまでもない。
また、作成された3Dモデルの作成者以外の設計技術者あるいはデザイン設計者が、作成された3Dモデルを参照して、他の製品/ユニット/部品を設計する場合に利用することができる。この3Dモデルを参照することにより、容易に作成者の意図、あるいは設計手法を理解できるものである。
また、3Dモデルを製作、製造するに当たり、そのために必要な情報を3Dモデルあるいは属性情報に付与するオペレータが利用することができる。この場合、オペレータは製品/ユニット/部品の製作工程を設定する技術者である。オペレータは、例えば加工工程の種類、使用する工具等の指示、あるいは3Dモデルへ加工上必要な稜線部、角部、隅部等へのコーナR、面取りを付加する。あるいは寸法、寸法公差等に対する測定方法の指示、測定点の3Dモデルへの付加、測定上注意すべき情報等を入力する。これらは、図5、図6の(b)、図7の(b)のように見やすく配置作成された表示を見ながら、また必要に応じ3次元的に形状を確認しながら、効率良く確実に行われる。
また、3Dモデルを製作、製造するに当たり、所望の準備をするために必要な情報を3Dモデルあるいは属性情報から得るオペレータが利用することができる。この場合、オペレータは製作、製造に必要な金型、治工具、各種装置等を設計する設計技術者である。オペレータは3Dモデルを3次元状態で見ながら形状を理解、把握しつつ、必要な属性情報を図5、図6の(b)、図7の(b)のように見やすく配置作成された表示でチェック、抽出していく。それらの属性情報を元に、オペレータは金型、治工具、各種装置等を設計する。例えば、オペレータが金型の設計技術者である場合は、オペレータは3Dモデルおよび属性情報から、金型の構成、構造等を検討しつつ設計する。また、必要に応じ、金型製作上必要な稜線部、角部、隅部等へのコーナR、面取りを付加する。また、金型が樹脂の射出成形用金型の場合には、オペレータは、例えば3Dモデルに成形上必要な抜き勾配等を付加する。
また、製品/ユニット/部品を製作、製造するオペレータが利用することができる。この場合、オペレータは製品/ユニット/部品の加工技術者、組立て技術者である。オペレータは3Dモデルを3次元状態で見ながら加工すべき形状、あるいは組み立てるべき形状を容易に理解、把握しつつ、図5、図6の(b)、図7の(b)のように見やすく配置作成された表示を見て加工、組立てを行う。そして必要に応じ、オペレータは加工部、組立て部の形状等をチェックする。また、加工済み、加工が困難、あるいは加工結果等を属性情報として3Dモデルあるいはすでに付加されている属性情報に付加し、該情報を設計技術者等にフィードバックしてもよい。
また、製作、製造された製品/ユニット/部品を検査、測定、評価するオペレータが利用することができる。この場合、オペレータは製品/ユニット/部品の検査、測定、評価する技術者である。オペレータは、上記の寸法、寸法公差等に対する測定方法、測定点、測定上注意すべき情報を、図5、図6の(b)、図7の(b)のように見やすく配置作成された表示を見ながら、また必要に応じ3次元的に形状を確認しながら、効率良く確実に得て、検査、測定、評価を実行する。そして、オペレータは必要に応じ、検査、測定、評価を属性情報として、3Dモデルに付与することができる。例えば、寸法に対応する測定結果を付与する。また、寸法公差外、キズ等の不具合箇所の属性情報あるいは3Dモデルにマークあるいは記号等を付与する。また、上記チェック結果と同様に、検査、測定、評価済みのマーク、記号、あるいは色付け等がなされてもよい。
また、製品/ユニット/部品の製作、製造に関係する各種の部門、役割のオペレータが利用することができる。この場合、オペレータは例えば、製作、製造コストを分析する担当者、あるいは製品/ユニット/部品自体、関連する各種部品等を発注する担当者、製品/ユニット/部品のマニュアル、梱包材等を作成する担当者、等である。この場合もオペレータは3Dモデルを3次元状態で見ながら製品/ユニット/部品の形状を容易に理解、把握しつつ、図5、図6の(b)、図7の(b)のように見やすく配置作成された表示を見て効率的に各種業務を遂行する。
[他の実施例]
前述の実施例では、属性配置平面又は属性配置平面のフレームを選択することで、属性配置平面に関連付けられた3Dモデルの形状要素または、微細形状部を強調表示する方法について説明したが、本発明ではこれに限らず、形状要素を選択することで、関連づけられている属性配置平面を強調表示するようにしてもよい。
前述の実施例では、属性配置平面又は属性配置平面のフレームを選択することで、属性配置平面に関連付けられた3Dモデルの形状要素または、微細形状部を強調表示する方法について説明したが、本発明ではこれに限らず、形状要素を選択することで、関連づけられている属性配置平面を強調表示するようにしてもよい。
また、強調表示の方法について、形状要素の色を変更して表示する事例について説明したが、本発明ではこれに限らず、オペレータが容易に形状要素を認識できる方法であればよい。例えば、微細形状部の強調表示においては、微細形状部を拡大表示するようにしてもよい。
1、2 3Dモデル
101 内部記憶装置
102 外部記憶装置
103 CPU装置
104 表示装置
105 入力装置
106 出力装置
107 外部接続装置
501 3Dモデル
502a 穴部
502a1 中心軸
502a2 注記(ラベル)
502b、502c、502d 穴部
504a、504b、504c、504d 属性配置平面
505 3Dモデル
506a、506b 穴部
508a、508b 属性配置平面
511 3Dモデル
512 突起
514 属性配置平面
101 内部記憶装置
102 外部記憶装置
103 CPU装置
104 表示装置
105 入力装置
106 出力装置
107 外部接続装置
501 3Dモデル
502a 穴部
502a1 中心軸
502a2 注記(ラベル)
502b、502c、502d 穴部
504a、504b、504c、504d 属性配置平面
505 3Dモデル
506a、506b 穴部
508a、508b 属性配置平面
511 3Dモデル
512 突起
514 属性配置平面
Claims (9)
- 3Dモデルに対する属性情報を入力する属性入力手段と、
前記属性情報が関連付けられる仮想的な平面を設定する属性配置平面設定手段と、
前記属性配置平面設定手段により設定された属性配置平面に、前記属性入力手段により入力された属性情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
前記仮想的な平面の存在を知らしめるフレームを設定するフレーム設定手段と、
を有し、
前記3Dモデルの要素の内、任意の要素を選択的に前記属性配置平面に関連付けて、前記記憶手段に記憶させ、
前記属性配置平面或いは前記フレームを選択した時に、前記属性配置平面或いは前記フレームに対応する前記属性配置平面に関連付けられた前記3Dモデルの要素を強調表示する強調表示手段を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記強調表示手段とは、前記3Dモデルの要素をあらかじめ設定された表示色で表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記3Dモデルの要素とは、選択された属性配置平面の設定位置を代表する3Dモデルの面、稜線、頂点などの形状要素であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 3Dモデルに対する属性情報を入力する属性入力手段と、
前記属性情報が関連付けられる仮想的な平面を設定する属性配置平面設定手段と、
前記属性配置平面設定手段により設定された属性配置平面に、前記属性入力手段により入力された属性情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
前記仮想的な平面の存在を知らしめるフレームを設定するフレーム設定手段と、
を有し、
前記3Dモデルの要素の内、任意の要素を選択的に前記属性配置平面に関連付けて、前記記憶手段に記憶させ、
前記属性配置平面或いは前記フレームを選択した時に、前記属性配置平面或いは前記フレームに対応する前記属性配置平面に関連付けられた前記3Dモデルの要素を、強調表示手段により強調表示するとともに、
(1)前記3Dモデルの要素に関連付けられた属性情報の内、あらかじめ設定された要件を満たす属性情報を強調表示する
(2)前記属性配置平面の設定位置を認識させる為の補助図形又はラベルを表示する
の表示方法の内、
少なくとも1つの表示を行うことを特徴とする情報処理装置。 - 前記強調表示手段とは、前記3Dモデルの要素をあらかじめ設定された表示色で表示することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記3Dモデルの要素とは、選択された属性配置平面の設定位置を代表する3Dモデルの面、稜線、頂点などの形状要素であることを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
- 3Dモデルに対する属性情報を入力する属性入力手段と、
前記属性情報が関連付けられる仮想的な平面を設定する属性配置平面設定手段と、
前記属性配置平面設定手段により設定された属性配置平面に、前記属性入力手段により入力された属性情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
前記仮想的な平面の存在を知らしめるフレームを設定するフレーム設定手段と、
を有し、
前記3Dモデルの要素の内、任意の要素を選択的に前記属性配置平面に関連付けて、前記記憶手段に記憶させ、
前記属性配置平面に関連付けた、前記形状要素を選択した時に、前記形状要素が関連付けられている前記属性配置平面或いは前記属性配置平面のフレームを、強調表示する強調表示手段を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記強調表示手段とは、前記属性配置平面或いは前記属性配置平面のフレームを、あらかじめ設定された表示色で表示することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 前記3Dモデルの要素とは、選択された属性配置平面の設定位置を代表する3Dモデルの面、稜線、頂点などの形状要素であることを特徴とする請求項7または8に記載の情報処理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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