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JP2006108843A - 再生装置と再生方法 - Google Patents

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靖之 鳥居
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Abstract

【課題】AVコンテンツを再生するときに自分の好みの画質、音質に調整したり、立体的な音場効果を加えることが可能であるが、再生するコンテンツ毎にそれらの設定パラメータを変更しないとそれぞれのコンテンツに合った適切な効果が得られない点。
【解決手段】再生制御手段5が、ファイル読み出し手段6により記録媒体1から読み出した管理情報ファイル3、あるいはコンテンツデータファイルデコード手段7によりコンテンツデータファイル2から読み出したヘッダ情報からタイプ情報を取得し、画質/音質・音場調整設定値保持手段10に保持された情報の中から、そのタイプ情報に関連付けされた設定値を画質調整手段8と音質・音場調整手段9に自動的に設定することで、次々とタイプの違うAVコンテンツを再生したときでも常に適切な画質と音質の調整効果が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、オーディオ、静止画、ビデオの各コンテンツデータファイルを再生する際に、自分の好みの画質、音質に調整する、あるいは立体的な音場効果を加えることが可能な再生装置、および再生方法に関するものである。
従来、AV再生装置やコンピュータにおいては音楽・音声・効果音などを記録したオーディオデータや写真・絵画・グラフィック等を記録した静止画データや映画・ビデオ・アニメーションなどを記録したビデオデータをユーザーの希望によりこれらが保存された記録媒体から選択して再生することができる。これらのデータはデジタル信号圧縮技術を利用してデータサイズを小さくすると共にデータの名前や分類名、コンテンツ内容の説明、圧縮方式、その他の補助情報がヘッダ情報として付加されたデータファイルとなっている。またこれらのコンテンツデータファイルを再生するときに、選択操作を便利にする独自のメニュー機能やプレイリスト作成機能を備えたものもある。
汎用的に利用されるプレイリストには、複数のファイルを特定の順番で連続的に再生する手順を定義する方法として、ファイル名の前にディレクトリのパス名を付けた文字列を単純に並べただけのプレイリスト情報ファイル(例えば、非特許文献1参照)や、ファイル名とそれ以外の情報を一緒に記述したXML(eXtensible Markup Language)形式のプレイリスト情報ファイル(例えば、非特許文献2参照)や、コンテンツデータファイルをID番号で定義し、プレイリスト情報ファイルだけではなくメニューやコンテンツデータファイルのメタデータをまとめて管理するシステムなどが存在する(例えば、非特許文献3参照)。
CD−R(Compact Disk−Recordable)やHD(Hard Disk)などの記録媒体上にコンテンツデータファイルと一緒にこれらのプレイリスト情報ファイルやメニューのような管理情報ファイルを記録しておくと、それぞれのプレイリスト情報ファイルに対応した再生装置で再生するときに、ユーザーはプレイリスト情報ファイルを選択するだけで希望のデータファイルを一定の順序で再生することができる。
また、AV再生装置やコンピュータには自分の好みの画質になるように色合い、明るさ、コントラスト、エッジのシャープさを調整し、自分の好みの音質になるようにイコライザを通す、エコーをかける、あるいはマルチチャンネルで立体的な音場効果を加えることが可能なものもある(例えば、特許文献1参照)。
このような画質/音質・音場調整を行うことでより良い品質でコンテンツを鑑賞することができる。
CD→WAV→MP3のページ作者、"プレイリストについて"、[ online ]、平成16年9月14日、[平成16年9月14日検索]、インターネット<URL:http://www.cdwavmp3.com/player/playlist.html> Optical Storage Technology Association, Inc.、"MPV Core Specification Revision 1.01"、[ online ]、平成15年3月11日、[平成16年9月14日検索]、インターネット<URL:http://www.osta.org/mpv/public/specs.htm> HighMAT.COM、"HighMATはここが違います"、[ online ]、平成16年9月14日、[平成16年9月14日検索]、インターネット<URL:http://www.highmat.com/japanese/whatisit/beforeandafter.asp> 特開2003−9295号公報
解決しようとする問題点は、記録媒体の容量が増大し、例えばそこに記録されるオーディオのコンテンツデータファイルの数が増えると、必然的にいろいろなジャンルのオーディオコンテンツが混在することから表面化する。本来一つ一つのオーディオコンテンツについてイコライザ等の音質調整を行うことで音の表現力を大幅に変更する、また音場調整を行うことでコンサートホールやスタジアムあるいは目の前で聞いているような臨場感を体感することができる。しかし、再生するコンテンツのジャンルが変わる度に毎回設定をやり直すということが、ユーザーに大変面倒な作業を強いることになる。また手間を惜しんだ結果、常に同じ設定のままで使用する、あるいは何も調整を加えないフラットな特性のままで使用することになり、折角の調整機能を生かし切れていない。
本発明は、管理情報ファイルあるいはコンテンツデータファイルのヘッダ情報からタイプ情報を取得し、あらかじめ画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報の中から、そのタイプ情報に関連付けされた設定値を画質調整手段と音質・音場調整手段に自動的に設定することを最も主要な特徴とする。
本発明の再生装置は、いろいろな種類のジャンル、シチュエーション、番組にまたがる多数のオーディオ、静止画、ビデオのコンテンツデータファイルを記録した記録媒体、例えばCD−R、DVD−R、メモリーカード、リムーバブルHD(Hard Disk)、装置内蔵HDから再生する場合や有線無線を問わず通信や放送により受信して再生する場合やネットワークに接続してストリームデータとして再生する場合において、それぞれのコンテンツのヘッダ情報に定義されるタイプ情報、あるいはコンテンツデータファイルとは独立して記録された管理情報ファイル内に定義されるタイプ情報、あるいはEPG(電子番組ガイド)のようなサービス情報内に定義されるタイプ情報を利用する。またあらかじめ画質/音質・音場調整設定値保持手段には複数のパターンの設定値がプリセットされており、さらにユーザーが自分の好みで変更したパターンも保持することができ、さらにそれぞれの設定パターンはどのジャンル、シチュエーション、番組のコンテンツあるいはプレイリストに適用するかを登録することができる。これによりコンテンツデータファイルを選択して再生するとき、あるいはプレイリストを選択して再生するときに、そのタイプ情報に関連付けされた設定値を画質調整手段と音質・音場調整手段に自動的に設定することにより、次々とタイプの違うコンテンツを再生するときでも常に適切な画質と音質の調整効果が得られる。
次々といろいろなコンテンツデータファイルを再生するときでも常に適切な画質と音質の調整効果が得られるようにするという目的を、管理情報ファイルあるいはコンテンツデータファイルのヘッダ情報からタイプ情報を取得し、あらかじめ画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報の中から、そのタイプ情報に関連付けされた設定値を画質調整手段と音質・音場調整手段に自動的に設定することにより実現した。
以下本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。
(実施の形態)
はじめに図1は、本発明の実施の形態における再生装置のブロック図である。
1は着脱可能な記録媒体、2は記録媒体1に保持されるオーディオ、静止画、ビデオなどのコンテンツデータファイル、3は記録媒体1に保持されるコンテンツデータファイル2の内容情報を示した管理情報ファイル、4は本発明の再生装置、5はユーザーの操作入力に従ってコンテンツデータファイル2を再生するための動作を制御する再生制御手段、6は記録媒体1からコンテンツデータファイル2や管理情報ファイル3の読み出しを行うファイル読み出し手段、7はファイル読み出し手段6で読み出したコンテンツデータファイルのデコード処理を行うコンテンツデータファイルデコード手段、8はビデオデータの画質を調整する画質調整手段、9はオーディオデータの音質調整や音場効果を加える音質・音場調整手段、10は画質調整手段8と音質・音場調整手段9に設定するパラメータを複数保持する画質/音質音場調整設定値保持手段、11はメニューを操作して再生装置4の動作を指示する操作入力手段、12はユーザーに再生装置4の動作状況やコンテンツデータファイルを再生する際のメニューを表示するメニュー表示手段を構成している。
ここでは記録媒体1は着脱可能な構成としたが、再生装置に内蔵される記録媒体であり、さらに保持されるそれぞれのファイルを再生装置の外部に接続された装置や通信経路から取り込んだり、または読み出したりできる構成であっても良い。具体的には、記録媒体1は、CD−R/−RW、DVD−RAM/−R/−RW/+R/+RWなどの光ディスク、リムーバブルのHD、フラッシュメモリ、ネットワークに接続されたサーバーなどを有している。さらにコンテンツデータファイル2は通信や放送のように時間の経過と共にコンテンツデータが流されているストリーミングデータであってもよい。
また再生制御手段5は具体的には、CPU(Central Processing Unit)や組み込み型のマイクロコンピュータなどを有している。
続いて、図2は本発明の実施の形態におけるコンテンツデータファイル20の説明図であり、21はコンテンツデータファイルの種別情報や各種補助情報などを格納するヘッダ部、22はコンテンツのデータ本体そのものを格納したデータ部、23はヘッダ部21に収まりきれない補助情報をデータ部22の後に付け加えたフッタ部、24はヘッダ部21の一部でありコンテンツのタイトルを記述したヘッダ部タイトル、25はヘッダ部21の一部でありコンテンツのジャンルを記述したヘッダ部ジャンル、26はフッタ部23の一部でありコンテンツのタイトルを記述したフッタ部タイトル、27はフッタ部23の一部でありコンテンツのジャンルを記述したフッタ部ジャンルを構成している。
続いて、図3は本発明の実施の形態における管理情報ファイル30の説明図であり、31は管理情報ファイルの種別情報や記録媒体1に保持されるコンテンツデータファイルの個数33、オーディオ/静止画/ビデオといったコンテンツの種別、プレイリストの個数34などを格納するヘッダ部、32は管理情報のデータ本体そのものを格納したデータ部、35はデータ部32の一部でありコンテンツ毎のタイトル36、コンテンツ毎のジャンル37などを格納するコンテンツ情報部、38はデータ部32の一部でありプレイリスト毎のタイトル39、プレイリスト毎のタイプ40などを格納するプレイリスト情報部を構成している。
続いて、図4は本発明の実施の形態におけるプレイリストを一覧表示するメニュー画面の説明図であり、プレイリストのタイトルとそれぞれに関連付けられたタイプ情報を表示している様子を示している。
続いて、図5は本発明の実施の形態におけるオーディオコンテンツのタイプ情報に関する一例であり、MP3フォーマットのオーディオファイルで一般的に利用されるID3タグのジャンル表の説明図であり、情報として13が記録されているとそれはポップであることを示している。
続いて、図6は本発明の実施の形態における音質・音場調整設定に関する一例であり、イコライザによる音質調整とDSPによる音場効果の設定組み合わせを示している。
続いて、図7は本発明の実施の形態におけるオーディオのプレイリストを再生する際に、管理情報ファイルあるいはコンテンツデータファイルのヘッダ情報からタイプ情報を取得し、あらかじめ画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報の中から、そのタイプ情報に関連付けされた設定値を音質・音場調整手段に自動的に設定する処理のフロー図である。
次に、音質・音場調整設定を自動設定する処理のフロー図7を用いて再生装置4においてオーディオのプレイリストを再生するときの動作について説明する。記録媒体1にはいろいろな種類のジャンル、シチュエーション、番組にまたがる多数のオーディオ、静止画、ビデオなどのコンテンツデータファイル2とコンテンツデータファイル2のファイルサイズ、圧縮コーデック、サンプリング周波数、チャンネル数、画素数、再生時間などの各種パラメータを集約した情報やコンテンツ再生の動作手順の設定や選択をするためのユーザーインターフェースとしてのメニューの表示内容を記述したメニュー情報やコンテンツデータファイルを特定の順番で連続的に再生する手順を定義したプレイリスト情報を示した管理情報ファイル3が保存されているとする。ユーザーはメニュー表示手段12に表示されるメニューを見ながら、操作入力手段11によって目的のオーディオコンテンツが含まれたプレイリストを選択する。また記録媒体1に保存しているコンテンツデータファイル2の一つ一つのタイプ情報に適合した音質・音場調整値をあらかじめ設定してあり、またその設定値とタイプ情報を関連付けて画質/音質・音場調整設定値保持手段10に保存しているとする。コンテンツデータファイル2のヘッダ情報あるいは管理情報ファイル3からタイプ情報を取得し、そのタイプ情報に適した画質/音質・音場調整値を自動的に設定して再生を開始する。このとき再生装置4は次のように動作する。
記録媒体1を再生装置4に装着する、あるいは操作入力手段11によりメニュー表示指示を入力すると再生制御手段5がそのことを関知して記録媒体1に保持された管理情報ファイル3をファイル読み出し手段6により読み出し、管理情報ファイル3に含まれたメニュー情報をメニュー表示手段12により表示する。ユーザーはオーディオコンテンツをプレイリスト単位で再生したいのでプレイリスト一覧の表示メニューを選択する。ここからステップ50のオーディオプレイリスト再生動作を開始する。始めに分岐処理ステップ51で音質・音場調整を実行する単位がプレイリスト単位なのかコンテンツデータファイル単位なのかを決定する。まずプレイリスト単位で実行する場合について説明する。ユーザーがプレイリスト一覧から再生したいプレイリストを選択すると再生制御手段5は処理ステップ52で先ほど読み込んだ管理情報ファイル3から再生対象のプレイリストのタイプ情報を取得する。図3に示す管理情報ファイル30では、プレイリスト数=mの格納エリア33によりm個のプレイリストが存在することが確認でき、プレイリスト1〜mのタイプの格納エリア40の中から必要なタイプ情報を確認することができる。図4に示すプレイリスト一覧表示するメニュー画面では、6番目でタイトルがABBAのプレイリストを選択したときに得られるタイプ情報はポップということになる。次に処理ステップ53で先に取得したタイプ情報に関連付けられた音質・音場調整設定値を画質/音質・音場調整設定値保持手段10から読み出し、音質・音場調整手段9に設定する。続いて処理ステップ54で記録媒体1に保持されたコンテンツデータファイル2をファイル読み出し手段6により読み出し、コンテンツデータファイルデコード手段7により圧縮されたオーディオデータのデコードを行い、音質・音場調整手段9によりイコライザ等の音質調整を行うことで音の表現力を大幅に変更し、立体的な音場効果を加えることで臨場感を増大させてオーディオ信号を出力する。図6に示す音質・音場調整設定では音質調整としてノーマル、ロック、ジャズ、クラシック、ユーザー設定1、ユーザー設定2のイコライザの設定値と音場効果としてノーマル、コンサートホール、スタジアム、シアター、ルーム、野外、水中、ユーザー設定1、ユーザー設定2の設定が記憶されている。そして再生対象のコンテンツデータファイルの再生が終了すると、分岐処理ステップ55でプレイリストの最終コンテンツであるかの判断を行い、最終では無い場合には処理ステップ56に分岐する。処理ステップ56でプレイリストに記述された次のコンテンツデータファイル2を再生対象に設定し、再び処理ステップ54を実行する。もし分岐処理55で最終であると判断した場合にはこのプレイリストの再生動作を終了する。このようにして聞きたいと希望するプレイリストを選択するだけで、そのプレイリストに関連付けておいた音質・音場設定でオーディオを鑑賞することができる。
次に音質・音場調整を実行する単位がコンテンツデータファイル単位である場合について説明する。ユーザーがプレイリスト一覧から再生したいプレイリストを選択すると、処理ステップ57で記録媒体1に保持されたプレイリストの最初のコンテンツデータファイル2をファイル読み出し手段6により読み出し、ヘッダ情報からこのファイルのジャンルを取得する。図2に示すコンテンツデータファイル20では、ヘッダ部21にあるヘッダ部ジャンルの格納エリア25によりジャンルを確認できる。コンテンツデータファイル20の種類によってはフッタ部23にあるフッタ部ジャンルの格納エリア27にジャンルが記載されていることもある。図5に示すID3タグのジャンル表では、ヘッダ部ジャンルの格納エリア25には数値が記載されており、その数値でどのようなジャンルかが定義されていることを示している。数値が14であればR&Bということになる。次に処理ステップ58で先に取得したジャンルに関連付けられた音質・音場調整設定値を画質/音質・音場調整設定値保持手段10から読み出し、音質・音場調整手段9に設定する。続いて処理ステップ59でコンテンツデータファイルデコード手段7により圧縮されたオーディオデータのデコードを行い、音質・音場調整手段9により音質・音場調整を行ったオーディオ信号を出力する。そして再生対象のコンテンツデータファイルの再生が終了すると、分岐処理ステップ60でプレイリストの最終コンテンツであるかの判断を行い、最終では無い場合には処理ステップ61に分岐する。処理ステップ61でプレイリストに記述された次のコンテンツデータファイル2を再生対象に設定し、再び処理ステップ57を実行する。違うコンテンツデータファイル2を再生する毎に処理ステップ57及び処理ステップ58を繰り返すことで、聞きたいと希望するプレイリストを選択するだけで、そのプレイリストで順番を決めたコンテンツデータファイルを再生する毎に、それぞれのジャンルに関連付けておいた音質・音場設定でオーディオを鑑賞することができる。
以上の処理により、再生するプレイリストのタイプが変わる度に、あるいはコンテンツのジャンルが変わる度に音質・音場調整を毎回設定し直すという面倒な作業をユーザーに強いることなく、常に適切な音質・音場調整を施された状態でオーディオを鑑賞したいという要求が実現できる。
また再生するコンテンツがビデオの場合には画像調整手段8によって好みの画質になるように色合い、明るさ、コントラスト、エッジのシャープさを調整することで、常に適切な画質でビデオを鑑賞することができる。以上においては、実施の形態1について詳細に説明を行った。
尚、本発明の装置は再生制御手段5、コンテンツデータファイルデコード手段7、画質調整手段8、音質・音場調整手段9、画質/音質・音場調整設定値保持手段10の全部又は一部の手段の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムであってもよい。
また管理情報ファイル3は記録媒体1に保持されるデータとしたが、ネットワーク経由で接続された別の装置に保持されるデータであってもよく、あるいは通信や放送のように時間の経過と共にコンテンツデータが流されているストリーミングデータの空き領域に埋め込んで配信あるいは送信される番組情報であってもよい。例えばEPGのようなサービス情報の中に含まれているデータとしてもよい。
また記録媒体1に保持される管理情報ファイルの一種であるプレイリストのタイプ情報を判別して画質/音質・音場調整設定値保持手段に保存された設定値を選択する構成としたが、管理情報ファイルの一種であるメニュー情報ファイルで定義されたメニューを選択すると、画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報の中から、メニューに関連付けされた設定値を画質調整手段と音質・音場調整手段に自動的に設定する構成であってもよい。
本発明にかかる再生装置は、いろいろな種類のジャンル、シチュエーション、番組にまたがる多数のオーディオ、静止画、ビデオのコンテンツデータファイルを記録した記録媒体から再生する場合や有線無線を問わず通信や放送により受信して再生する場合やネットワークに接続してストリームデータとして再生する場合において、それぞれのコンテンツのヘッダ情報に定義されるタイプ情報、あるいはコンテンツデータファイルとは独立して記録された管理情報ファイル内に定義されるタイプ情報を利用し、あらかじめ画質/音質・音場調整設定値保持手段にプリセットあるいはユーザー設定しておいた設定値の中からタイプ情報に関連付けされた設定値を画質調整手段と音質・音場調整手段に自動的に設定することにより、次々とタイプの違うコンテンツを再生するときでも常に適切な画質と音質の調整効果が得られるという用途にも適用できる。
本発明の実施の形態における再生装置のブロック図 本発明の実施の形態におけるコンテンツデータファイルの説明図 本発明の実施の形態における管理情報ファイルの説明図 本発明の実施の形態におけるプレイリストを一覧表示するメニュー画面の説明図 本発明の実施の形態におけるID3タグのジャンル表の一部を表した図 本発明の実施の形態における音質・音場調整設定の説明図 本発明の実施の形態における音質・音場調整設定を自動設定する処理のフロー図
符号の説明
1 記録媒体
2 コンテンツデータファイル
3 管理情報ファイル
4 再生装置
5 再生制御手段
6 ファイル読み出し手段
7 コンテンツデータファイルデコード手段
8 画質調整手段
9 音質・音場調整手段
10 画質/音質・音場調整設定値保持手段
11 操作入力手段
12 メニュー表示手段

Claims (9)

  1. オーディオ、静止画、ビデオなどのコンテンツデータファイルと前記コンテンツデータファイルの内容情報を示した管理情報ファイルを保持する記録媒体から前記コンテンツデータファイル及び前記管理情報ファイルを前記記録媒体から読み出すためのファイル読み出し手段と、前記ファイル読み出し手段で読み出されたコンテンツデータファイルを再生するためのヘッダ情報の抽出とデータのデコードを行うコンテンツデータファイルデコード手段と、前記コンテンツデータファイルデコード手段でデコードされたビデオデータの画質を調整する画質調整手段と、前記コンテンツデータファイルデコード手段でデコードされたオーディオデータの音質調整や音場効果を加える音質・音場調整手段と、前記画質調整手段と前記音質・音場調整手段に設定するパラメータを複数保持する画質/音質・音場調整設定値保持手段と、ユーザーの操作入力に従って前記コンテンツデータファイルを再生するための動作を制御する再生制御手段とを備え、前記再生制御手段は前記ファイル読み出し手段により前記記録媒体から読み出した前記管理情報ファイル、あるいは前記コンテンツデータファイルデコード手段により前記コンテンツデータファイルから読み出した前記ヘッダ情報からタイプ情報を取得し、前記画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報の中から、前記タイプ情報に関連付けされた設定値を前記画質調整手段と前記音質・音場調整手段に自動的に設定するように動作することを特徴とする再生方法。
  2. 前記記録媒体に保持する前記管理情報ファイルの種類は前記コンテンツデータファイルのパラメータを集約したコンテンツ情報ファイル、コンテンツ再生の動作手順の設定や選択をするためのユーザーインターフェースとしてのメニューの表示内容を記述したメニュー情報ファイル、前記コンテンツデータファイルを特定の順番で連続的に再生する手順を定義したプレイリスト情報ファイル、前記コンテンツデータファイルのメタデータを集約したメタデータ情報ファイル、メニュー表示で使用するバックグランド画像やプレイリストのサムネイル画像をまとめたメニュー表示用画像ファイルの管理情報である、またはそのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の再生方法。
  3. 前記再生制御手段は前記画質調整手段と前記音質・音場調整手段に自動的に設定する前記画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報を選択するためのタイプ情報として、前記コンテンツデータファイルのヘッダ情報に定義されたタイプ情報のみを利用する、または前記管理情報ファイルのいずれかで定義されたタイプ情報のみを利用する、またはどちらかを選択して利用するように動作することを特徴とする請求項1記載の再生方法。
  4. 前記画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報の中から、前記タイプ情報に関連付けされた設定値を前記画質調整手段に設定し、画質調整のみ行う、または前記音質・音場調整手段に設定し、音質・音場調整のみ行う、または一致あるいは近似するタイプ情報が存在しない場合にはどちらの調整も行わないように動作することを特徴とする請求項1記載の再生方法。
  5. 前記タイプ情報は、ビデオの場合にはニュース、スポーツ、情報、ワイドショー、ドラマ、音楽、バラエティ、映画、ドキュメンタリー、劇場、趣味といったプログラムの種別であり、オーディオの場合にはポップス、ロック、クラシック、オペラ、ジャズ、フュージョン、演歌、ライブ、カラオケ、童謡といったジャンルの種別であることを特徴とする請求項1記載の再生方法。
  6. 前記コンテンツデータファイルを保持するのはネットワークで接続された別の装置である、または前記コンテンツデータファイルは通信や放送のように時間の経過と共にコンテンツデータが流されているストリーミングデータであることを特徴とする請求項1記載の再生方法。
  7. 前記管理情報ファイルを保持するのはネットワークで接続された別の装置である、または前記管理情報ファイルは通信や放送のように時間の経過と共にコンテンツデータが流されているストリーミングデータの空き領域に埋め込んで配信あるいは送信される番組情報であることを特徴とする請求項6記載の再生方法。
  8. 前記メニュー情報ファイルで定義されたメニューを選択すると、前記画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報の中から、前記メニューに関連付けされた設定値を前記画質調整手段と前記音質・音場調整手段に自動的に設定するように動作する、あるいは前記プレイリスト情報ファイルで定義されたプレイリストを選択すると、前記画質/音質・音場調整設定値保持手段に保持された情報の中から、前記プレイリストに関連付けされた設定値を前記画質調整手段と前記音質・音場調整手段に自動的に設定するように動作することを特徴とする請求項2記載の再生方法。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の再生方法により再生することを特徴とする再生装置。
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