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JP2006105675A - シール構造体 - Google Patents

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JP2006105675A
JP2006105675A JP2004290175A JP2004290175A JP2006105675A JP 2006105675 A JP2006105675 A JP 2006105675A JP 2004290175 A JP2004290175 A JP 2004290175A JP 2004290175 A JP2004290175 A JP 2004290175A JP 2006105675 A JP2006105675 A JP 2006105675A
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base
casing
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thin sheet
pedestal
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Pending
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JP2004290175A
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English (en)
Inventor
Akio Goto
章夫 後藤
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TJM Design Corp
Original Assignee
TJM Design Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】 回転を阻害するような抵抗を発生させることなしに水や埃の侵入を防止できる構造の簡素化されたシール構造体を提案する。
【解決手段】 基台(1)と、この基台(1)に回転可能に連結保持されるケーシング(2)と、前記基台(1)とケーシング(2)との連結部位に配置されその相互間からの水の侵入を防止するシール部材(3)とを備えたシール構造体において、前記シール部材(3)を、基台(1)の外径(D)よりも小さな径(d)を有し、基台(1)の外周面にて嵌合保持される内端(3a)と、ケーシング(2)の内周面に当接させてケーシング(2)の回転に伴ってその端縁を該内周面にて摺動させる外端(3b)とを有するドーナツ状の薄肉シートにて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シール構造体に関するもので、基台とこの基台に回転可能に保持されるケーシングとの相互間からの水の侵入を確実に回避しようとするものであり、以下、建築、土木分野で多用されるレーザー墨出し器を例にとって説明する。
建築や土木等の現場で行われる墨出し作業においては、近年、照射器より照射されたレーザービームを、距離を隔てて配置された受光器で受光するレーザー墨出し器が多用されるようになってきており、これにより、正確でしかも効率的な作業が可能になってきている。
上記の墨出し器のうち、レーザー照射器は、三脚を介して床面に固定、設置される基台と、この基台に回転可能に載置され、その内部にレーザー光を照射するための部品を組み込んだケーシングからなっている。
ところで、この種の機器は、固定状態にある基台の上でケーシングをスムーズに回転させるために、その相互間にある程度のクリアランスを設けることが不可欠になるが、このクリアランスを通してケーシング内に水や塵が侵入することが懸念され、その解決が望まれていた。
この点に関する先行技術としては、固定部材と、この固定部材の上部で回転する回転部材と、固定部材に回転可能に嵌合するとともに、外周上に凸部を有し押圧部材により固定部材に緊締される緊締環とを備えた測量機につき、回転部材と緊締環との間に、全周にわたって回転部材及び緊締環の両方に当接させるか又はいずれか一方に固定され他方当接するように、環状に形成された防水部材を配置した構造のものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
実公平7─25619号公報
ところで、上記従来構造のものは、部品点数が多く、その構造も複雑なものとなっており分解、組み立てが煩雑であるうえ、固定部材と回転部材とをある程度の強さで接触させる構造を採らざるを得ないので回転時の抵抗が大きく、墨出し作業において必要とされる微調整機構が作用しなくなるという弊害があり、未だ改善の余地が残されていた。
本発明の課題は、構造が簡単で上述のような弊害を回避できる防水、防塵効果の高いシール構造体を提案するところにある。
本発明は、基台と、この基台に回転可能に連結保持されるケーシングと、前記基台とケーシングとの連結部位に配置されその相互間からの水の侵入を防止するシール部材とを備え、
前記シール部材は、基台の外形よりも小さな径を有し、基台の外周面にて嵌合する内端と、ケーシングの内周面に当接させてケーシングの回転に伴ってその端縁を該内周面にて摺動させる外端とを有するドーナツ状の薄肉シートからなることを特徴とするシール構造体である。
上記の構成になるシール構造体において、前記薄肉シートは、基台の外周面への嵌合にて該薄肉シート全体を径方向に斜め下向きに指向させる伸縮性素材かなるものが好ましい。
また、前記基台には、薄肉シートのシート面と接して該薄肉シートをガイドする傾斜溝部を設けることができる。
シール部材の内端を基台の外周面に嵌合保持させ、その外端をケーシングの内周面に当接させるとケーシングの回転に伴いその先端がケーシングの内周面にて摺動し、該シール部材が摺動している限りその相互間は液密状態に保たれる。
また、シール部材はその先端がケーシングに対して摺動する程度の接触に止まるので、該ケーシングの回転を阻害するような大きな抵抗を生じさせることはない。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがうシール構造体を適用した墨出し用レーザー照射器を模式的に示したものである。
図における1は三脚等を介して床面に配置される基台である。この基台1の外周面にはシール部材を配置するための溝部1aが設けられており、その内部には軸受けを構成するリング1bが配置されている。
また、2は基台1に回転可能に連結保持されるケーシングである。このケーシング2はその内部にレーザー光を照射するための機器が配置されているとともに、基台1のリング1bに嵌り込んでケーシング2を回転可能に保持するベース2aが組み込まれている。
3は基台1とケーシング2との連結部位に配置されその相互間からの水等の侵入を防止するシール部材である。
シール部材3はその外観斜視図を図2に示すようにドーナツ状の薄肉シートからなっており、基台1の外径(溝部1aの底径に対応する)Dよりも小さな内径dを有し該基台2の外周面にて嵌合保持される内端3aと、ケーシング2の内周面に当接させてその回転に伴って端縁を該内周面にて摺動させる外端3bとを有している。
上記のような構成になるシール部材3を基台2に装着すると、ケーシング2を回転させたときシール部材3の外端3bはケーシング2の内周面にて液密状態を保ったまま摺動することになり、基台1とケーシング2との間に隙間があっても水や埃等が侵入することがない。
上記シール部材3は伸縮性を有する例えば、テフロン(登録商標)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオキシメチレン、塩化ビニル、エラストマー等の樹脂あるいはゴム等を素材として構成すると、基台1の溝部1aに嵌合させたとき該シール部材3の内端3aが押し広げられるため図1に示したようにシール部材3の全体が径方向に斜め下向きに指向させることができ(傘状に変形する)、これにより返り効果(逆止弁効果)をもたせることが可能となるのでシール性がより一層高められる。
上記の如くシール部材3を径方向に斜め下向きに指向させるようにして基台1に取り付ける場合、該シール部材3が基台1に安定して嵌合保持されるように、溝部1aにあらかじめ傾斜を形成しておく。
図3、図4は本発明にしたがうシール構造体の他の実施の形態を示したものである。シール部材3は上掲図1に示したように必ずしも径方向に斜め下向きに指向させる必要はなく、基台1の外径Dとシール部材3の内径dを同じにして水平状態で取り付けることができる。
とくに、シール部材3に対して高い外圧が付加されることが懸念される場合には、図4に示すように、ケーシング2にシール部材3の表面に接触するような受け部2aを設ける。
シール部材3を傘状に変形させて防水効果を得る場合、基台1の外径(溝部1aの底径)Dはシール部材3の内径dよりも小さくし、ケーシング2の内径はシール部材3の外径と同じにするか、あるいはそれよりも大きくする。とくにシール部材3を柔軟性のある素材にて構成するとそれ自体容易に変形することができるので厳しい寸法公差が要求されない利点がある。
シール部材3は予め傘状に成形したものを用いることもでき、この点については限定されない。
回転部材(ケーシング)の回転を阻害することなしに水や埃の侵入を確実に防止できる構造の簡素化されたシール構造体が提供できる。
本発明にしたがうシール構造体の実施の形態を示した図である。 シール部材の外観斜視図である。 本発明にしたがうシール構造体の他の例を示した図である。 本発明にしたがうシール構造体の他の例を示した図である。
符号の説明
1 基台
1a 溝部
1b リング
2 ケーシング
2a 受け部
3 シール部材
3a 内端
3b 外端

Claims (3)

  1. 基台と、この基台に回転可能に連結保持されるケーシングと、前記基台とケーシングとの連結部位に配置されその相互間からの水の侵入を防止するシール部材とを備え、
    前記シール部材は、基台の外径よりも小さな径を有し、基台の外周面にて嵌合保持される内端と、ケーシングの内周面に当接させてケーシングの回転に伴ってその端縁を該内周面にて摺動させる外端とを有するドーナツ状の薄肉シートからなることを特徴とするシール構造体。
  2. 前記薄肉シートは、基台の外周面への嵌合にて該薄肉シート全体を径方向に斜めに指向させる伸縮性素材かなる、請求項1記載のシール構造体。
  3. 前記基台は、薄肉シートのシート面と接して該薄肉シートをガイドする傾斜溝部を有する請求項1又は2記載のシール構造体。
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