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JP2006103238A - 製版装置及び印刷版 - Google Patents

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JP2006103238A
JP2006103238A JP2004295340A JP2004295340A JP2006103238A JP 2006103238 A JP2006103238 A JP 2006103238A JP 2004295340 A JP2004295340 A JP 2004295340A JP 2004295340 A JP2004295340 A JP 2004295340A JP 2006103238 A JP2006103238 A JP 2006103238A
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resin
liquid
adhesive layer
sensitive
oil
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JP2004295340A
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English (en)
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Chiaki Daito
千秋 大東
Shigeru Iemura
茂 家村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】 製版作業が少なく、また溶剤の管理、環境保全のコストを削減した製版装置及び印刷版を提供すること。
【解決手段】 本発明は、本発明は、非硬化状態の接着層を塗布した基材と、油に対する感応特性が前記接着層とは相反する液体樹脂からなる液体作像樹脂を前記基材に選択的に付着させ所望の画像パターンを形成する手段と、その後前記接着層及び付着した前記液体作像樹脂を同時に硬化させる手段と、を少なくとも備えた構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は支持体に選択的に画像形成する方法に関し、より詳しくは所望の画像パターンに従ってインクジェットプリンタを用いて選択的に非感脂性感光性樹脂を感脂性印刷版に付着させて画像形成する製版装置及び印刷版に関する。
湿し水を使用した従来のPS版による印刷は品質が安定せず、湿し水の調整で機械が頻繁に止まる。湿し水には、IPA(イソプロピルアルコール)やH液が混入しており、環境保全に適していない等の問題があった。そこで、「湿し水」の代替として「シリコン」を利用した印刷方式が開発された。この印刷方式では、湿し水を用いないで平版印刷を行なうため水なし平版印刷と呼ばれ、湿し水が不要な感光性平版印刷版(以後、水なし平版印刷版と称す)に関しては種々のものが提案されている。その中でも支持体上に、感光層及びインキ反撥層をこの順に塗設したものが極めて優れた性能を有している。インキ反撥層としてシリコーンゴムを用いたものが特許文献1に記載されている。ポジ型感光性平版印刷版の場合、感光層としては、露光によって硬化する光重合型感光性組成物が用いられている。印刷版形成方法としては、まず非画線部は露光によって感光層を硬化させ、その上層のシリコーンゴム層との界面で光接着させ、それにより両層間を強固に結合させる。次に現像工程で画線部は未硬化状態の感光層組成物の一部を現像液により溶解せしめた後に、物理的な力でその上のシリコーンゴム層を除去して形成する。一方、非画線部は現像液による浸透及びそれに伴う感光層組成物の溶出を防止して、シリコーンゴム層からなる非画線部を形成させる。この場合、画線部の形成、特にハイライト部網点の形成においては、画線部に当るシリコーンゴム層の完全な除去が課題となり、現像時における画線部のシリコーンゴム層と感光層との界面における接着力が大きな支配因子となる。
更に、特許文献2にはフィルムを用いない製版方法を実現する方法として、基板上に、少なくとも感熱層及びシリコーンゴム層を順次積層してなる直描型水なし平版印刷版原版が開示されている。この直描型水なし平版印刷版原版は感熱層が分子内にヒドラゾ基を有する化合物、酸発生剤、光熱変換物質を含有することを特徴とする。この熱破壊方式の印刷版原版の感熱層は、レーザー光を吸収し熱エネルギーに変換され、更にその熱で感熱層が破壊される。そして、最終的にこの部分を除去することによって、インキを着肉しないシリコーンゴム層が同時に剥離され、インキの着肉する画線部となる。レーザー光が当らない部分は感熱層と共にシリコーンゴム層が残り、非画線部となる。
特許文献3には水なし平版印刷版の製造工程においてインクジェット印刷技術を使用する技術が開示されている。これは印刷版の製造工程においてインクジェット印刷技術を使用した特許の一つである。この特許では、シリコーン等のインキ非感脂性材料上にノズルより信号に従いシリコーンと反応する感脂性の液体作像樹脂をドットで付着させ画線部を形成するインクジェット印刷装置の使用を開示している。
更にインクジェットを用いた方法として特許文献4にはシリコーンの表面コーティングされた支持体上に第1の溶剤に可溶性のプライマー層が形成され、その上にプライマー層に強固に接着し、第1の溶剤に不溶性の親油性の接着物質が選択的にインクジェットプリンタによって塗布される。次に画線部を形成するために支持体は第1の溶剤中で現像される。現像により接着物質が付着していないプライマー層部分(非画線部)はプライマーが第1の溶剤に解けて除去されシリコーンが露出する。この工程の後、化学作用光線への露光によりプライマー層が硬化し親油性の接着物との接着を強固にして印刷版が完成する。
特開平2−236550号公報 特開平11−268437号公報 米国特許第4,003,312号明細書 特表2000−501662号公報
これらの水なし平版印刷版による製版工程では現像工程が必要なものが多く作業の低減には至っていない。更にこの現像工程における現像方法では処理液の主成分が有機溶剤であるため、高価であり、人体への影響、引火の危険性、環境汚染対策等から取扱いに特別の配慮を必要とする。これらの問題点を解決するために水を主成分とする現像液が開示されている。しかし、この水を主成分とする現像液は水溶性の低い有機溶剤を界面活性剤で可溶化させるという複雑な構成となっているため、現像液組成のわずかな変動によって、現像能力が変動し易いという欠点を有している。従って、水又は水溶性有機溶剤の水溶液を現像液として現像しても満足な印刷版を得ることができない。また現像工程が不要な方法も提案されているが付着材料と支持体の接着力が弱いため十分な耐刷性を得ることができない。
上述のように従来の水なし平版印刷版を用いた製版方法では製版作業が多くまた各種用材を使用するため溶剤の管理、環境保全に多くの費用と設備を要していた。更に得られた印刷版の耐刷性が低いという問題も抱えている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、製版作業が少なく、また溶剤の管理、環境保全のコストを削減した製版装置及び印刷版を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明における製版装置は、非硬化状態の接着層を塗布した基材と、油に対する感応特性が前記接着層とは相反する液体樹脂からなる液体作像樹脂を前記基材に選択的に付着させ所望の画像パターンを形成する手段と、その後前記接着層及び付着した前記液体作像樹脂を同時に硬化させる手段と、を少なくとも備えた構成とした。
これによると、接着層から成る表面の必要とする部分にのみ油に対する感応特性が前記接着層とは相反する液体樹脂からなる液体作像樹脂が付着するため不要な部分を除去する現像工程を不要とした製版が可能になり現像による作業の煩雑さ及び現像により発生する溶剤、化学薬品、洗浄水の処理、管理から解放され製版作業の簡素化、しいては製版コストの削減が可能となる。
更に上記製版装置において、請求項2に示すとおり、前記接着層が感脂性で前記液体樹脂が非感脂性である構成とした。
これによると、感脂性接着層から成る表面の必要とする部分にのみ非感脂性液体樹脂からなる液体作像樹脂が付着するため不要な非感脂性部分を除去する現像工程を不要とした製版が可能になり現像による作業の煩雑さ及び現像により発生する溶剤、化学薬品、洗浄水の処理、管理から解放され製版作業の簡素化、しいては製版コストの削減が可能となる。
更に上記製版装置において、請求項3に示すとおり、前記接着層が非感脂性で前記液体樹脂が感脂性である構成とした。
これによると、非感脂性接着層から成る表面の必要とする部分にのみ感脂性液体樹脂からなる液体作像樹脂が付着するため不要な感脂性部分を除去する現像工程を不要とした製版が可能になり現像による作業の煩雑さ及び現像により発生する溶剤、化学薬品、洗浄水の処理、管理から解放され製版作業の簡素化、しいては製版コストの削減が可能となる。
更に上記製版装置において、請求項4に示すとおり、前記感脂性接着層及び前記液体作像樹脂が感光性で、前記硬化させる手段が前記感脂性接着層及び前記感脂性液体樹脂に感度を持つ光を照射する手段である構成とした。
これによるとランプ等の単一の手段でしかも薬品等を使わずに非接触で、かつ短時間で感脂性接着層及び感脂性液体樹脂を硬化でき製版装置を小型化できる。
更に上記製版装置において、請求項5に示すとおり、前記感脂性接着層及び前記液体作像樹脂が感熱性で、前記硬化させる手段が加熱する手段である構成とした。
これによるとこれによると暗室を必要とせずしかもラインヒータ等の単一の手段で薬品等を使わずに非接触で、かつ短時間で感脂性接着層及び感脂性液体樹脂を硬化でき製版装置を小型化できる。
更に上記製版装置において、請求項6に示すとおり、前記液体樹脂で所望の画像パターンを形成する手段が一つ又は複数のノズルからなるインクジェット記録手段である構成とした。
これによると、液体樹脂で所望の画像パターンを形成する手段を一つ又は複数のノズルからなるインクジェット記録手段であるである構成とした。これによるとラスター化された画像信号によりドット単位で容易に選択的に液体樹脂を印刷版に付着することができ簡易な装置で印刷版を作製できる。
また、本発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の製版装置により製版される印刷版である。
本発明によれば、製版作業が少なく、また溶剤の管理、環境保全のコストを削減した製版装置及び印刷版を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1には本発明に用いられる印刷版を示す。図1で1は印刷版、2は基材、3は感脂性接着層である。製版装置で製版されるまでは、印刷版1の感脂性接着層3表面にごみが付着したり傷がついたりするのを防止するため保護フィルムが設けられる場合がある。従って、製版作業に先立って、この保護フィルムを剥がし製版装置に装填することになる。
一方、図2には感光性の感脂性接着層3も持った印刷版1を用いた製版工程を示す。製版は、印刷版1にノズル4を用いて画素単位で液滴5として液体作像樹脂を吐出する。印刷版1の感脂性接着層3に付着した液体作像樹脂6は、薄い層となって感脂性接着層3に付着する。このとき、感脂性接着層3と付着した液体作像樹脂6は、まだ未硬化の状態にあるため両者は密着した状態になる。更に感脂性接着層3は、付着した液体作像樹脂6よりも粘度が高く感脂性接着層3は感脂性であり、一方付着した液体作像樹脂6は非感脂性であるため、付着した液体作像樹脂6は広がりが少なく液滴状態の径に近いサイズになる。
次に、印刷版1は、紫外線ランプ7が照射される。紫外線ランプ7から放射される紫外光により感脂性接着層3及び薄い層となって付着した液体作像樹脂6は、光重により硬化が起こり感脂性接着層3に付着する。
次に、本発明で使用される液体作像樹脂について詳細な説明を行なう。本発明に使用される液体作像樹脂は、非感脂性であり且つ感光性であることが必要であり、シリコーン樹脂に感光基としてアクリロイル基、シンナモイル基、アジド基等を導入した感光性シリコーン樹脂等が用いることができる。更に、液体作像樹脂は、光重合性樹脂である感光性シリコーン樹脂の他に光重合開始剤、色剤、補助剤などの組成よりなる。補助剤に関しては、感光性シリコーン樹脂は、光が当らなくても熱等の影響でラジカルを発生し、暗反応と呼ばれるゲル化現象を起こす場合があり、暗反応を防止するために重合禁止剤が添加される。その他消泡剤等も添加される。また、本発明に使用される液体作像樹脂は、インクジェット記録ヘッドで吐出させるため比較的低粘度の液体に仕上げる必要がある。インクジェット記録ヘッドから、サテライト等が発生せず安定した液滴として吐出させるためには、液体作像樹脂の粘性を30cps以下、好適には20〜8cpsとする必要がある。そのため、反応性希釈材と呼ばれる低粘度オリゴマー又はモノマー或いは溶剤等を添加して粘度の調整を行なう。
但し、液体作像樹脂や液体作像樹脂が通過する部材、記録ヘッドの加熱手段を用いる場合や、より吐出力の大きな記録ヘッドが用いられる場合等においては粘性が、この範囲を超えて大きな値をとることは可能である。更に、液体作像樹脂は、感脂性接着層に付着したときに広がるのを防止するため感脂性接着層に対する接触角を90°以下、30°以上に調整することが望ましい。そのため界面活性剤を必要量添加する。界面活性剤を添加することにより感脂性接着層に対する液体作像樹脂の接触角を90°〜30°に調整することが可能である。
一方、感脂性接着層は、一般にプライマーと呼ばれ、その上に付着する非感脂性の液体作像樹脂を強固に接着させる役割と、硬化後表面が感脂性になり印刷インキの付着を促進する役目を持つ。本発明で使用される感脂性接着層は、上記液体作像樹脂である感光性シリコーン樹脂等と強固に接着する必要がありエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、グリシジルアクリレート等の不飽和モノマー或いはオリゴマーに反応開始剤を加えたものが用いられる。
更に、製版後の検版を容易にするため色剤として顔料が添加される場合もある。顔料は色相により光吸収特性が変わるので、感光性樹脂の硬化性に大きな影響を及ぼす。従って視認性がよく、更に硬化性をなるべく低下させないような顔料が選定されなければならない。また、顔料によっては、感光性樹脂の貯蔵安定性を阻害しゲル化を起こす場合もあるので注意を要し、その他耐モノマー性も考慮して選択されるべきである。
図3に、本発明による印刷版を用いた製版装置の概略構成図を示す。製版装置は、印刷版8と、印刷版8を搬送する、送りローラ9、搬送ローラ10からなる搬送部、搬送部により移動させられる印刷版8を横切り移動するスライダ11と磁石12を設けたけたリニアガイド13からなるリニアモータ14と、スライダ11の位置情報及び移動情報を検出するためにリニアモータ14に近接しても受けられたスケール15と、スライダ11に設けられスケール15を検出するリニアエンコーダ16と、スライダ11に設けられ液体作像樹脂を内蔵し液体作像樹脂を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッド17と、記録ヘッド17と一体に設けられ記録ヘッド17のノズル配列幅よりも広い照射幅を持ち印刷版8に吐出された液体作像樹脂及び感脂性接着層を硬化させる紫外線ランプ18及び集光ガイド(カバー)19からなる定着器20で構成される。
以上のように構成された製版装置において、製版の準備として印刷版8が、送りローラ9に描画面を上にして挿入される。製版が開始されると、送りローラ9及び搬送ローラ10が作動し印刷版8が送られ、印刷版8の先端が送りローラ9を通過し所定位置に達すると、送りローラ9及び搬送ローラ10からなる搬送部は停止する。次にリニアモータ14が動作し、スライダ11が印刷版8を横切って移動する。スライダ11に設けたリニアエンコーダ16がスケール15を読み取りスライダ11が印刷版8の所定の位置に到達したことを検知すると、スライダ11に設けた記録ヘッド17から印刷すべきページ単位でラスター化された描画信号により液体作像樹脂の吐出が開始され、印刷工程において印刷用油性インキが付着しない非画線部に液体作像樹脂を付着させる。印刷版8の間歇送りに伴い印刷版8が定着器20に達すると印刷版8に付着させられた液体作像樹脂は、紫外線ランプ18から放出され集光カバー19で印刷版8方向に集光された紫外光に曝露され光重合により感脂性接着層と共に硬化する。
このようにして、リニアモータ14のスライダ11の移動に伴ってリニアエンコーダ16がスケール15を読み取り、読み取られた位置情報に従って記録ヘッド17が印刷版8の一端から他端まで移動して液体作像樹脂を順次付着させ、その後定着器20により液体作像樹脂と感脂性接着層を硬化させる。スライダ11が印刷版8の他端まで移動し所定の位置まで液体作像樹脂の付着が終了すると、リニアモータ14は逆転してリニアガイド13に沿ってスライダ11が元の位置に戻る。スライダ11が元の位置に戻る動作中は、記録ヘッド17による液体状インキ遮断材の吐出は行なわずに、搬送部のみが動作し送りローラ9及び搬送ローラ10により印刷版8の新しい部分が、記録ヘッド17の下にセットされる。印刷版8のセットが終わると、再度送りローラ9及び搬送ローラ10からなる搬送部は停止する。そして再びリニアモータ14のリニアガイド13に沿ってスライダ11に設けた記録ヘッド17が印刷版8の一端から他端まで移動して、前回と同様に液体作像樹脂の付着が行われる。このように搬送部により印刷版8を間歇送りしながらスライダ11に搭載した記録ヘッド17で繰り返し液体作像樹脂の付着が行われる。こうして精確な位置に指定された情報に従って硬化した液体作像樹脂による非画線部が形成される。
こうした一連の工程が終了すると印刷版8の製作が完了し、その印刷版8は通常の輪転機にセットされ、必要部数の印刷が行われる。
図3に示す製版装置では、スライダ11に設けた記録ヘッド17の一方向の移動時にのみ記録ヘッド17による液体作像樹脂の吐出を行なったが、スライダ11の往復移動時にそれぞれ記録ヘッド17による液体作像樹脂の吐出を行なうことも可能である。
以上の説明から明らかなように、本発明は、基材に感脂性接着層を塗布した印刷版と、該印刷版に非感脂性液体樹脂からなる液体作像樹脂を選択的に付着させ所望の画像パターンを形成する手段と、その後感脂性接着層及び付着した液体作像樹脂を硬化させる手段を少なくとも備えることにより、感脂性接着層から成る表面の必要とする部分にのみ非感脂性液体樹脂からなる液体作像樹脂が付着するため不要な非感脂性部分を除去する工程を不要とした製版が可能になり現像による作業の煩雑さ及び現像により発生する溶剤、化学薬品、洗浄水の処理、管理から解放され製版作業の簡素化、しいては製版コストの削減が可能となる。
更に、液体樹脂で所望の画像パターンを一つ又は複数のノズルからなるインクジェット記録手段形成するため、ラスター化された画像信号によりドット単位で容易に選択的に液体樹脂を印刷版に付着することができ簡易な装置で印刷版を作製できる。
更に、感光性の感脂性接着層及び液体作像樹脂を用い、ランプ等の感脂性接着層及び感脂性液体樹脂に感度を持つ光を照射して硬化させるため、単一の手段でしかも薬品等を使わずに非接触で、かつ短時間で感脂性接着層及び感脂性液体樹脂を硬化でき製版装置を小型化できる。
更に、感熱性の感脂性接着層及び液体作像樹脂を使用すれば暗室を必要とせずしかもラインヒータ等の単一の手段で薬品等を使わずに非接触で、かつ短時間で感脂性接着層及び感脂性液体樹脂を硬化でき製版装置を小型化できる。
本発明によれば、製版作業が少なく、また溶剤の管理、環境保全のコストを削減した製版装置及び印刷版を提供できる。
本発明に用いられる水なし平版印刷版の概略構成を示す図 本発明による水なし平版印刷版の製版作業概略図 本発明による水なし平版印刷版の製版装置の概略構成図
符号の説明
1、8 印刷版
2 基材
3 感脂性接着層
6 液体作像樹脂
7 紫外線ランプ

Claims (7)

  1. 非硬化状態の接着層を塗布した基材と、油に対する感応特性が前記接着層とは相反する液体樹脂からなる液体作像樹脂を前記基材に選択的に付着させ所望の画像パターンを形成する手段と、その後前記接着層及び付着した前記液体作像樹脂を同時に硬化させる手段と、を少なくとも備えたことを特徴とする製版装置。
  2. 前記接着層が感脂性で前記液体樹脂が非感脂性である請求項1記載の製版装置。
  3. 前記接着層が非感脂性で前記液体樹脂が感脂性である請求項1記載の製版装置。
  4. 前記感脂性接着層及び前記液体作像樹脂が感光性で、前記硬化させる手段が前記感脂性接着層及び前記感脂性液体樹脂に感度を持つ光を照射する手段であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の製版装置。
  5. 前記感脂性接着層及び前記液体作像樹脂が感熱性で、前記硬化させる手段が加熱する手段である請求項1から請求項3のいずれかに記載の製版装置。
  6. 前記液体樹脂で所望の画像パターンを形成する手段が一つ又は複数のノズルからなるインクジェット記録手段である請求項1から請求項5のいずれかに記載の製版装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の製版装置により製版される印刷版。
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