JP2006191705A - 多出力電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の電源出力の起動または停止の順序を満足し、かつ必要最小限の時間で出力電圧を規定電圧に変化させる構成を、小型のICに組み込み可能となるように簡素に構成する。
【解決手段】 多出力電源装置1は、入力電圧VINを基に各種の電圧を発生する電圧変換部P0〜P2を備える。制御信号発生部VM1は、電圧変換部P0の出力電圧VOUT0が規定電圧に達すると、制御信号CTL1をアクティブに変化させる。電圧変換部P1は、その制御信号CTL1の変化によってオンして出力電圧VOUT1を出力する。制御信号発生部VM2は、出力電圧VOUT1が規定電圧に達すると、制御信号CTL2をアクティブに変化させる。電圧変換部P2は、その制御信号CTL2の変化によってオンして出力電圧VOUT2を出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 多出力電源装置1は、入力電圧VINを基に各種の電圧を発生する電圧変換部P0〜P2を備える。制御信号発生部VM1は、電圧変換部P0の出力電圧VOUT0が規定電圧に達すると、制御信号CTL1をアクティブに変化させる。電圧変換部P1は、その制御信号CTL1の変化によってオンして出力電圧VOUT1を出力する。制御信号発生部VM2は、出力電圧VOUT1が規定電圧に達すると、制御信号CTL2をアクティブに変化させる。電圧変換部P2は、その制御信号CTL2の変化によってオンして出力電圧VOUT2を出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、携帯機器等に組み込まれる半導体集積回路に複数の電圧を与えるために用いられ、入力電圧から複数の所定電圧を生成する多出力電源装置に関するものである。
近年の電子機器やICにおいては、各種の内部回路に異なる電圧を与える必要から、一定の入力電圧を基に複数の電圧を発生させて電源電圧として使用している。例えば、5Vの入力電圧に対して、3V、12V、−5V等のように、機器に要求される電圧を発生させる必要がある。
入力電圧を複数の所定電圧に変換して出力する電源装置として、例えば非特許文献1に記載されているICがある。図13は、このICの内部構成の概略構成を示すブロック図である。図13に示す多出力電源ICは、入力端子VINから入力された電圧を変換し、所望の出力電圧として出力する電圧変換部P11,P12を備えている。電圧変換部P11,P12は、それぞれ、電圧を出力するための出力端子VOUT11,VOUT12と、オン/オフ制御信号入力端子CTL11,CTL12とを有している。電圧変換部P11,P12の出力は、オン/オフを外部より供給されるオン/オフ制御信号入力端子CTL11,CTL12に入力される制御信号により制御される。
電圧発生部としての電圧変換部P11,P12は、独立しているため、システムの電源投入時の初期においては状態が不定である。このため、電圧変換部P11,P12の起動または停止の順序を守らなければ不具合が起こる。
従来、図13のような多出力電源装置を各出力電圧の投入順序に制約があるシステム上で使用する場合、ユーザは、電源出力の起動または停止の順序を守るために、各出力のオン/オフ制御信号に所定のディレイ時間を設けていた。電源出力の起動または停止の順序を守らなければならない理由は、下記の通りである。
例えば、CCD(Charge Coupled Device)用電源では、VOUT11を15Vとし、VOUT12を−8Vとする起動の場合、各電源出力の起動と停止とを以下の順序で行う必要がある。まず、起動時は、電圧変換部P11をオンさせた後に、電圧変換部P12をオンさせる。また、停止時は、電圧変換部P12をオフさせた後に、電圧変換部P11をオフさせる。この順序を守らない場合、例えば、起動時、負電圧を発生する電圧変換部P12が、最初に正電圧を発生する電圧変換部P11がオンする前にオンして、負電圧が先に定格電圧に達すると、電源装置が破壊する虞がある。
また、このような出力の投入順序を守るシステムは、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1は、半導体デバイスに設けられる複数の電源のオン/オフのシーケンス制御を必要最小限の待ち時間で自動的に行うために、各電源の出力電圧を監視しながら、各電源のオン/オフを制御する電源制御回路を備えた半導体デバイス検査装置を開示している。
特開平6−27187号公報(1994年2月4日公開)
"高耐圧36V 2ch DC/DCコントローラIC BD9775FV"ローム株式会社 カタログ,2002年10月
ところが、ディレイ時間のみで投入順序の設定を行う場合、以下のような問題がある。
従来、正規の起動または停止の順序を守る為に、各電源出力の起動または停止にディレイを設けた制御信号をユーザが設定していた。しかしながら、出力電圧が0Vから定格電圧まで変化する速度は使用環境により変化する為、最適なディレイ時間を設定することは難しかった。例えば、出力電圧VOUT11と出力電圧VOUT12との間にディレイを設けていても、なんらかの要因で出力電圧VOUT11の立ち上がりが遅くなった場合、所定のディレイ時間後に出力電圧VOUT12が先に起動してしまい、出力電圧VOUT11と出力電圧VOUT12との投入順序の逆転が起こってしまう。
上記のような使用環境などの理由により、出力が本来のタイミングより遅く立ち上がったり、立ち上がらなかったりする。しかしながら、このような立ち上がりの異常が生じても、あらかじめ設定されたディレイ時間経過後には、次の出力を立ち上げてしまう為、電圧の投入順序を守れなくなる。この結果、電圧が印加されるデバイスにおいてラッチアップや、デバイスの破壊等の問題を引き起こす可能性がある。
また、迅速な起動が要求されるシステムで使用する場合、できるだけディレイ時間を短く設定したいところだが、使用する全ての素子特性ばらつきや使用環境の変化、その他あらゆる条件において最長のケースを考慮したディレイ時間を設定する必要がある。しかしながら、ディレイをあらゆる条件に備えて十分に設定しても、不慮の事態が発生した場合には、ディレイだけでは対応しきれない。
このように、非特許文献1に記載された多出力電源装置では、起動時または停止時に迅速に全ての出力電圧を定格電圧に変化させ、かつあらゆる条件下で起動または停止の順序を満足する設計は容易ではない。
一方、特許文献1に記載された半導体デバイス検査装置は、電源制御回路により、複数の電源の出力電圧を監視しながら、各電源のオン/オフを制御するので、正規の起動または停止の順序を守りながら迅速に全ての出力電圧を定格電圧に変化させることができる。しかしながら、上記の電源制御回路は、各電源の出力電圧を監視するために、複雑な回路構成を必要とする。このため、ICにて構成される多出力電源装置は、上記の電源制御回路を内蔵すると大型にならざるを得ない。従って、多出力電源装置を小型のICに組み込むには、出力電圧を監視する構成をより小さい規模の回路で形成する必要がある。
本発明は、上記従来技術の課題を鑑みてなされたものであり、複数の電源出力部の起動または停止の順序の逆転を防止する構成を、小型のICに組み込み可能となるように簡素に構成することのできる多出力電源装置を提供することを目的とする。
本発明に係る多出力電源装置は、入力電圧を基に所定の電圧を出力する複数の電圧出力部を備えた多出力電源装置において、上記課題を解決するために、複数の電圧出力部の出力電圧のうちの1つと所定電圧とを比較して、比較される出力電圧が前記所定電圧に達したときに他の電圧出力部をオンさせるオン手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成では、ある電圧出力部がオンして、その出力電圧が定格電圧に変化する過程で所定電圧に達すると、オン手段が他の電圧出力部をオンさせる。これにより、起動順序に従って電圧出力部をオンさせることができる。
また、オン手段は、出力電圧と所定電圧とを比較して電圧出力部をオンさせるので、例えば、比較器によって簡素に構成することができる。あるいは、前記オン手段は、前記出力電圧が入力され、その閾値電圧が前記所定電圧に設定されているインバータであってもよい。このような構成では、より簡素にオン手段を構成することができる。
前記多出力電源装置において、前記オン手段により所定電圧と比較される前記出力電圧が正電圧であり、前記オン手段によりオンされる前記電圧出力部の出力電圧が負電圧であることが好ましい。このような構成では、正の出力電圧が先に所定電圧に達してから負の出力電圧を出力させるように他の電圧出力部がオンするので、負の出力電圧が正の出力電圧より先に定格電圧に達することによる電源装置を破壊を回避することができる。
本発明に係る他の多出力電源装置は、入力電圧を基に所定の電圧を出力する複数の電圧出力部を備えた多出力電源装置において、上記課題を解決するために、複数の電圧出力部の出力電圧のうちの1つと所定電圧とを比較して、比較される出力電圧が前記所定電圧に達したときに他の電圧出力部をオフさせるオフ手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成では、ある電圧出力部がオフして、その出力電圧が0Vに変化する過程で所定電圧に達すると、オフ手段が他の電圧出力部をオフさせる。これにより、停止順序に従って電圧出力部をオフさせることができる。
また、オフ手段は、出力電圧と所定電圧とを比較して電圧出力部をオフさせるので、例えば、比較器によって簡素に構成することができる。あるいは、前記オフ手段は、前記出力電圧が入力され、その閾値電圧が前記所定電圧に設定されているインバータであってもよい。このような構成では、より簡素にオフ手段を構成することができる。
前記多出力電源装置において、前記オフ手段により所定電圧と比較される前記出力電圧が負電圧であり、前記オフ手段によりオフされる前記電圧出力部の出力電圧が正電圧であることが好ましい。このような構成では、負の出力電圧が先に所定電圧に達してから正の出力電圧を停止させるように他の電圧出力部がオフするので、正の出力電圧が負の出力電圧より先に0Vに達することによる電源装置を破壊を回避することができる。
前記の多出力電源装置は、複数の前記オン手段または複数の前記オフ手段がすべて他の電源出力部をオンまたはオフさせる状態となったときに、他の電源出力部をオンまたはオフさせる制御手段を備えていることが好ましい。このような構成は、複数の電源出力部の出力の出力電圧に基づいて他の電圧出力部をオンさせる用途に好適に利用できる。
本発明に係るさらに他の多出力電源装置は、入力電圧を基に所定の電圧を出力する複数の電圧出力部を備えた多出力電源装置において、上記課題を解決するために、各電圧出力部の出力電圧を強制的に低下させる電圧低下手段を各電圧出力部毎に備え、各電圧出力部は同時にオフされると共に、各電圧低下手段による電圧低下速度が異なることを特徴としている。
上記の構成では、各電圧出力部が同時にオフされるが、各電圧低下手段による電圧低下速度が異なるので、先に0Vに低下させたい出力電圧について電圧低下速度を高く設定することにより、停止順序に従って電源出力の停止させることができる。また、各電圧出力部を同時にオフさせるので、電圧出力部間でオフの順序を決定するための回路が必要ない。それゆえ、停止順序を守ることができる多出力電源装置を簡素に構成することができる。
前記多出力電源装置において、前記電圧低下手段は、各電圧出力部の出力端子とグランドとの間に接続されるトランジスタであり、各電圧低下手段におけるトランジスタのオン抵抗が異なるように設定されていることが好ましい。このような構成では、電圧低下手段がトランジスタであるので、多出力電源装置の簡素化を容易に実現することができる。
本発明に係る多出力電源装置は、以上のように、電圧出力部の出力電圧と所定電圧との比較によって、出力電圧が所定電圧に達したときに他の電圧出力部をオンまたはオフさせるので、出力シーケンスに従って起動または停止する多出力電源装置を簡素に構成することができる。従って、多出力電源装置を小型のICに容易に組み込むことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る多出力電源装置は、以上のように、前記の電圧低下手段を各電圧出力部毎に備え、各電圧出力部は同時にオフされると共に、各電圧低下手段による電圧低下速度が異なることによって、出力シーケンスに従って起動または停止する多出力電源装置を簡素に構成することができる。従って、多出力電源装置を小型のICに容易に組み込むことができるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図10に基づいて説明すると、以下の通りである。
本発明の一実施形態について図1ないし図10に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1は、本実施形態に係る多出力電源装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、多出力電源装置1は、電圧出力部としての複数の電圧変換部P0〜Pn(nは1以上の整数,ここではn=2)と、制御信号発生部VM1〜Vnとを備えている。
バッテリ電圧である入力電圧VINは、入力端子VTから入力される。電圧変換部P0〜P2は、入力電圧VINを所定の電圧に変換し、それぞれの出力端子OT0〜OT2に出力電圧VOUT0〜VOUT2を出力する。初段に設けられる電圧変換部V0は、制御端子CTから入力される制御信号CTL0がアクティブであるときにオンして電圧変換動作を行う一方、制御信号CTL0が非アクティブであるときにオフして電圧変換動作を停止する。また、第2段以降に設けられた電圧変換部P1,P2は、それぞれ対応する制御信号発生部VM1,VM2から与えられる制御信号CTL1,CTL2がアクティブであるときにオンして電圧変換動作を行う一方、制御信号CTL1,CTL2が非アクティブであるときにオフして電圧変換動作を停止する。
なお、電圧変換部P0〜P2の構成については、後に詳細に説明する。また、以降の説明では、電圧変換部P0〜P2を特定しない場合は単に電圧変換部Pと称し、出力端子OT0〜OT2も特定しない場合は同様に出力端子OTと称し、制御信号発生部V1,V2も特定しない場合は同様に制御信号発生部VMと称する。
制御信号発生部VM1は、初段の電圧変換部P0の出力電圧および制御信号CTL0に基づいて制御信号CTL1を発生する。制御信号発生部VM2は、第2段の電圧変換部P1の出力電圧および制御信号CTL0に基づいて制御信号CTL2を発生する。
図2に示すように、制御信号発生部VMn(n=1,2)は、分圧器VDn、比較器CMPn、基準電圧源Enおよび制御回路CTn(制御手段)を有している。図2は、上記の制御信号発生部VMnの構成を示している。
分圧器VDnは、抵抗などによって構成され、電圧変換部Pn−1からの出力電圧VOUTn−1を所定の比に分圧した電圧VOUTn−1Bを出力する。尚、出力電圧VOUTn−1が負電圧の場合は、分圧器VDnに入力される出力電圧VOUTn−1が正電圧(0Vを含む)となるようにその極性を反転させる極性反転回路(図示せず)が分圧器VDnの入力側に挿入される。
比較器CMPnは、反転入力端子に基準電圧源Enから出力される基準電圧VREFnが入力され、非反転入力端子に電圧VOUTn−1Bが入力される。この比較器CMPnは、電圧VOUTn−1Bを基準電圧VREFnと比較し、出力電圧VOUTn−1が所定電圧に達しているか否かを表す出力判定信号OJnを出力する。比較器CMPnが起動時に対応するように設けられている場合、出力判定信号OJnは、電圧VOUTn−1Bが基準電圧VREFn以上であるときにHighとなり、電圧VOUTn−1Bが基準電圧VREFn未満であるときにLowとなる。また、比較器CMPnが停止時に対応するように設けられている場合、出力判定信号OJnは、電圧VOUTn−1Bが基準電圧VREFnを越えるときにHighとなり、電圧VOUTn−1Bが基準電圧VREFn以下であるときにLowとなる。
基準電圧VREFnは、出力電圧VOUTn−1が規定電圧に達したときの電圧VOUTn−1Bと等しくなるように設定されている。規定電圧は、例えば、起動時には出力電圧VOUTn−1の定格出力電圧の90%であり、停止時にはその定格出力電圧の10%である。また、基準電圧VREFnは、基準電圧源Enの端子電圧を変えることにより、出力電圧VOUTnに応じて任意に設定可能である。
制御回路CTnは、出力反転信号OJnと制御信号CTL0との論理積として制御信号CTLnを出力する場合、ANDゲートで構成される。あるいは、制御回路CTnは、出力判定信号OJnと制御信号CTL0との論理積否定として制御信号CTLnを出力する場合、NANDゲートで構成される。このような制御回路CTnは、出力判定信号OJnおよび制御信号CTL0がともにアクティブとなるときに、アクティブの(電圧変換部Pnをオンさせる)制御信号CTLnを出力する。また、このような制御回路CTnは、出力判定信号OJnまたは制御信号CTL0のいずれか1つが非アクティブとなるときに、非アクティブの(電圧変換部Pnをオフさせる)制御信号CTLnを出力する。
制御信号発生部VMnにおいては、分圧器VDnを用いることにより、出力電圧VOUTn−1が比較器CMPnの入力ダイナミックレンジを超える場合に、出力電圧VOUTn−1を比較器CMPnのダイナミックレンジ内に入るように調整することができる。
あるいは、制御信号発生部VMnは、図3に示すように、上記の分圧器VDn、比較器CMPnおよび基準電圧源Enを有する代わりに、インバータINVnを有していてもよい。インバータINVnは、n型のトランジスタTNとp型のトランジスタTPとがCMOS構成となるように接続されて形成されている。図3は、上記の他の制御信号発生部VMnの構成を示している。
インバータINVnは、起動時に対応するように設けられている場合、出力電圧VOUTn−1がトランジスタTNに印加される電圧VDDの1/2(閾値,所定電圧)以上となったときに、トランジスタTNがオンしてGNDレベルを有する出力判定信号OJnを出力する。また、インバータINVnは、出力電圧VOUTn−1が電圧VDDの1/2未満であるときに、トランジスタTPがオンして電圧VDDのレベルを有する出力判定信号OJnを出力する。
インバータINVnは、停止時に対応するように設けられている場合、出力電圧VOUTn−1がトランジスタTNに印加される電圧VDDの1/2(閾値、所定電圧)以下となったときに、トランジスタTPがオンして電圧VDDのレベルを有する出力判定信号OJnを出力する。また、インバータINVnは、出力電圧VOUTn−1が電圧VDDの1/2を越えるときに、トランジスタTNがオンしてGNDレベルを有する出力判定信号OJnを出力する。
尚、インバータINVnからの出力判定信号OJnは、比較器CMPnからの出力判定信号OJnと極性が逆である。このため、インバータINVnを含む制御信号発生部VMnにおいて、制御回路CTnは、インバータINVnからの出力判定信号OJn(GNDレベル)をアクティブとみなし、出力判定信号OJn(VDDレベル)を非アクティブとみなしている。これを実現するため、例えば、制御回路CTnは、ANDゲートを含む場合、このANDゲートの一方の入力端に設けられ、インバータINVnからの出力判定信号OJnを反転させるインバータを有していてもよい。
また、図3に示すように構成される制御信号発生部VMnも、出力電圧VOUTn−1が負電圧の場合は、分圧器VDnに入力される出力電圧VOUTn−1が正電圧となるようにその極性を反転させる極性反転回路(図示せず)がインバータINVnの入力側にそれぞれ挿入される。
図3のように構成される制御信号発生部VMnを用いれば、出力電圧VOUTn−1が規定電圧に達したか否かを図2の制御信号発生部VMnのように正確には判定できないが、実用上不都合がない程度に出力電圧VOUTn−1が変化したことの判定を行うことができる。従って、より簡素な構成で制御信号発生部VMnを形成することができるので、多出力電源装置1の回路規模縮小を容易に図ることが可能になる。
図1は、多出力電源装置1の起動時に投入順に電圧変換部Pをオンさせる構成を示している。これに対し、多出力電源装置1の停止時に停止順に電圧変換部Pをオフさせる構成も同様である。停止順に電圧変換部Pをオフさせる構成は、電圧変換部Pをオフさせる順が電圧変換部Pをオンさせる順と一致する場合、投入順に電圧変換部Pをオンさせる構成と共通している。ただし、停止順に電圧変換部Pをオフさせる構成において、電圧変換部Pをオフさせる順が電圧変換部Pをオンさせる順と一致しない場合、電圧変換部Pをオフさせる順に従って別途電圧変換部Pが設けられ、図示はしないが、起動を指示するための制御信号CTL0とは別に停止を指示するための制御信号が用いられる。
続いて、電圧変換部P0〜P2について説明する。図4は、電圧変換部P0〜P2を構成する、正電圧を出力する電圧変換部PPの構成を示している。また、図5は、電圧変換部P1,P2を構成する、負電圧を出力する電圧変換部PNの構成を示している。
図4に示すように、電圧変換部PPは、制御回路CC1、コイルL1、スイッチSW1,SW2、コンデンサC1および抵抗R1,R2を有している。
抵抗R1,R2は、出力端子OT(OT1〜OT2)とGNDラインとの間に直列に接続されている。抵抗R1の一端は、出力端子OT、コンデンサC1の一端およびスイッチSW2の一端に接続されている。コンデンサC1の他端はGNDラインに接続されている。抵抗R1の他端とR2の一端との接続点には、出力電圧VOUTn−1(または出力電圧VOUTn)が抵抗R1,R2の比で分圧された電圧が現れている。この電圧は、フィードバック電圧として制御回路CC1に入力される。
スイッチSW2の他端およびスイッチSW1の一端は、ともにコイルL1の一端に接続されている。スイッチSW1の他端はGNDラインに接続されている。また、コイルL1の他端には入力電圧VINが入力される。スイッチSW1,SW2は、制御回路CC1によってオン/オフが制御される。
制御回路CC1は、制御信号CTL0(またはCTLn)の状態に基づいて、スイッチSW1,SW2のオン/オフを制御する。具体的には、制御回路CC1は、制御信号CTL0(またはCTLn)が非アクティブであるときに、スイッチSW1をオンさせるオン信号を出力する一方、スイッチSW2をオフさせるオフ信号を出力する。また、制御回路CC1は、制御信号CTL0(またはCTLn)がアクティブであるときに、スイッチSW1をオフさせるオフ信号を出力する一方、スイッチSW2をオンさせるオン信号を出力する。さらに、制御回路CC1は、出力電圧VOUTn−1を一定に保つように、抵抗R1,R2からのフィードバック電圧と基準電圧とを比較して、その差が0になるようにオン信号およびオフ信号のデューティ比を調整する。
これにより、制御信号CTL0(またはCTLn)が非アクティブであるときには、入力電圧VINが印加されるコイルL1に電流が流れ、コイルL1にエネルギーが蓄えられる。そして、制御信号CTL0(またはCTLn)がアクティブであるときには、コイルL1からコンデンサC1に電流が流れ込み、コンデンサC1の両端に出力電圧VOUTn−1(または出力電圧VOUTn)が発生する。
図5に示すように、電圧変換部PNは、制御回路CC2、コイルL1、スイッチSW1,SW2、コンデンサC1および抵抗R1,R2を有している。
抵抗R1,R2は、出力端子OT(OT1〜OT2)と基準電圧Vrefが印加される基準電圧ラインとの間に直列に接続されている。抵抗R1の一端は、出力端子OT、コンデンサC1の一端およびスイッチSW2の一端に接続されている。コンデンサC1の他端はGNDラインに接続されている。電圧変換部PNにおいては、コイルL1とスイッチSW1との位置が、電圧変換部PPにおけるコイルL1とスイッチSW1との位置と逆転している。また、スイッチSW1,SW2は、制御回路CC2によってオン/オフが制御される。
制御回路CC2は、制御信号CTL0(またはCTLn)の状態に基づいて、スイッチSW1,SW2のオン/オフを制御する。具体的には、制御回路CC2は、制御信号CTL0(またはCTLn)が非アクティブであるときに、スイッチSW1をオンさせるオン信号を出力する一方、スイッチSW2をオフさせるオフ信号を出力する。また、制御回路CC2は、制御信号CTL0(またはCTLn)がアクティブであるときに、スイッチSW1をオフさせるオフ信号を出力する一方、スイッチSW2をオンさせるオン信号を出力する。さらに、制御回路CC2は、抵抗R1,R2からのフィードバック電圧に基づいて、前記の制御回路CC1と同様、オン信号およびオフ信号のデューティ比を調整する。
これにより、制御信号CTL0(またはCTLn)が非アクティブであるときには、入力電圧VINが印加されるコイルL1に電流が流れ、コイルL1にエネルギーが蓄えられる。そして、制御信号CTL0(またはCTLn)がアクティブであるときには、コイルL1からコンデンサC1に電流が流れ込み、コンデンサC1の両端に出力電圧VOUTn−1(または出力電圧VOUTn)が発生する。
尚、上記の電圧変換部PPは昇圧回路であるので、入力電圧VINを昇圧する場合に用いられる。入力電圧VINより低い電圧が必要である場合は、図示はしないが降圧回路が用いられる。また、電圧変換部PNは反転回路であるので、正極性の入力電圧VINから負極性の電圧を出力する場合に用いられる。
上記のように構成される多出力電源装置1の起動時および停止時の動作について説明する。図6は、多出力電源装置1の起動および停止の動作を示すタイミングチャートである。ここでは、多出力電源装置1の起動時および停止時における出力電圧VOUT0,VOUT1の変化について説明する。また、出力電圧VOUT0が正電圧(定格15V)であり、出力電圧VOUT1が負電圧(定格−8V)であるとする。
図6に示すように、起動時は、まず、制御信号CTL0がアクティブ(ON)になると、電圧変換部P0がオンすることにより、その出力電圧VOUT0が0Vから上昇していく。出力電圧VOUT0が電圧変換部P0のオンから時間t1後に規定電圧Vr1に達すると、制御信号発生部VM1がそのことを判定して制御信号CTL1をアクティブ(High)に変化させる。これにより、電圧変換部P1がオンして、その出力電圧VOUT1が0Vから下降していき定格電圧に達する。
尚、図6には示さないが、電圧変換部P2は、出力電圧VOUT1が規定電圧に達した時点で制御信号発生部VM2が制御信号CTL2をアクティブ(High)に変化させることによりオンして、その出力電圧VOUT2を0Vから変化させる。
一方、停止時は、負電源出力を正電源出力より先に0Vに戻す必要があるので、電圧変換部P0よりも電圧変換部P1を先にオフさせる。この場合は、図1の構成ではなく、電圧変換部P1が、第1制御信号が停止を指示する状態となることによって停止し、電圧変換部P0が電圧変換部P1の出力電圧VOUT1の状態に基づいてオフする構成(図示せず)が用いられる。具体的には、電圧変換部P1は、直接上記の第1制御信号が入力されており、その第1制御信号が非アクティブ(Low)となると、オフして、その出力電圧VOUT1を0Vに変化させる。電圧変換部P0のオフ動作は、電圧変換部P0に対応する制御電圧発生部VMで発生する第2制御信号で制御される。従って、出力電圧VOUT1が規定電圧Vr2に達すると、電圧変換部P0に与えられる第2制御信号が非アクティブ(Low)に変化することにより電圧変換部P0がオフして、出力電圧VOUT0が0Vへ変化していく。
このように、多出力電源装置1は、起動時に、定格規定の投入順序に従って、先にオンさせるべき電源出力が規定電圧に達したら次にオンさせるべき電源出力をオンさせると共に、停止時に、規定の停止順序に従って、先にオフさせるべき電源出力が規定電圧に達したら次にオフさせるべき電源出力をオフさせる。これにより、規定の順序に従って電源が投入されるので、本来後に投入されるべき電源出力が投入順序に反して先行して投入されることを防止できる。また、規定の順序に従って電源出力が停止されるので、本来後に停止されるべき電源が停止順序に反して先行して停止されることを防止できる。特に、負電源は、正電源の投入後に投入され、正電源の停止に先行して停止されなければならない。これに対し、多出力電源装置1によれば、このような規定シーケンスに従って、起動および停止を行うことができる。
また、規定シーケンスを実現するための制御信号発生部VMは、先行してオンまたはオフする電圧変換部Pの出力電圧VOUTが規定電圧に達したときに制御信号をアクティブまたは非アクティブにする構成であるため、簡素に形成することができる。それにより、多出力電源装置1の回路規模が小さくなるので、多出力電源装置1を組み込んだICの小型化を容易に実現することができる。
停止については、各電圧変換部P0〜P2をオフさせる他に、下記のような簡易的な手法を用いることもできる。図7は、その手法による多出力電源装置1の停止の動作を示すタイミングチャートである。図8は、その手法を実現するための多出力電源装置1の要部の構成を示す回路図である。
図7に示すように、この手法では、制御信号CTL0が非アクティブ(OFF)になると同時に、各出力電圧VOUTを0Vに戻すが、先に0Vに戻すべき出力電圧VOUTの電圧変化速度を高くする。具体的には、出力電圧VOUT0,VOUT1は、制御信号CTL0がOFFになると共に同時に0Vに戻っていくが、出力電圧VOUT1が出力電圧VOUT0より早く0Vに達する。これにより、制御信号発生部VM1を用いることなく、負の出力電圧VOUT1を正の出力電圧VOUT0より先に0Vに戻すことができる。
上記の手法を実現するためには、図8に示すように、電圧変換部Pの出力端子OTとGNDラインとの間に強制放電回路DCが設けられている。この強制放電回路DC(電圧低下手段)は、抵抗R3とn型MOSトランジスタであるトランジスタTとからなる。抵抗R3は、一端が出力端子OTに接続され、その他端とGNDラインとの間にトランジスタTが接続されている。また、トランジスタTのゲートには、制御信号CTL0が入力される。
尚、n型MOSトランジスタで負電圧をGNDラインに放電するために、トランジスタTはバックゲートが任意の電圧ノードに接続できるタイプのトランジスタであることが必要である。
この強制放電回路DCでは、制御信号CTL0が非アクティブ(OFF)になると、トランジスタTがオンし、トランジスタTのオン抵抗により、電圧変換部Pの出力が強制的に放電され(出力電圧VOUTが強制的に低下させられ)、通常より早く出力電圧VOUTが0Vに戻る。ここで、抵抗R3は、出力端子OTとGNDラインとの間の抵抗値を調整するために設けられている。図7に示す動作の例では、電圧変換部P1の出力端子OT1に強制放電回路DCが接続されている。
従って、トランジスタTのオン抵抗の大きさを異ならせることにより、出力電圧VOUTが0Vに戻る速さを異ならせることができる。図7の例では、出力端子OT1に接続される強制放電回路DCにおけるトランジスタTのオン抵抗値が、出力端子OT0に接続される強制放電回路DCにおけるトランジスタTのオン抵抗値より大きく設定されている。これにより、負の出力電圧VOUT1が正の出力電圧VOUT0より早く(時間t3)0Vに戻る。
ここで、本実施形態の変形例について説明する。図9および図10は、その変形例の要部を示している。
図9に示す構成では、入力端子VTと制御端子CTとが短絡されている。これにより、入力電圧VINを制御信号CTL0として利用することができ、ユーザの設定により外部から制御信号CTL0を与える必要がなくなる。それゆえ、入力電圧VINの立ち上がりや立ち下がりを制御指示として電圧変換部P0のオンまたはオフを制御することができる。この構成は、制御信号CTL0を必要としない場合に好適である。
図10に示す構成では、入力端子VTと制御端子CTとの間に時定数回路TCが設けられている。時定数回路TCは、例えば、抵抗とコンデンサとを含む時定数を持った回路である。これにより、入力電圧VINを制御信号CTL0として利用することができるのは、図9の構成と同様である。しかも、この構成では、入力電圧VINの変化から時定数回路TCの時定数で決まる時間だけ遅延して制御信号CTL0を変化させることができる。それゆえ、この構成は、入力電圧VINの立ち上がりや立ち下がりから所定の時間経過した後に電圧変換部P0のオンまたはオフさせる場合に好適である。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について図11に基づいて説明すると、以下の通りである。尚、本実施形態において、実施形態1の構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の他の実施形態について図11に基づいて説明すると、以下の通りである。尚、本実施形態において、実施形態1の構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る多出力電源装置2の構成を示すブロック図である。本実施形態では、多出力電源装置2が、電圧変換部P0、電圧変換部P1、電圧変換部P2の順で起動すると共に停止するものとして説明する。
図11に示すように、多出力電源装置2は、前記の多出力電源装置1(図1)と同様、複数の電圧変換部P0〜Pn(nは1以上の整数,ここではn=2)を備えているが、制御信号発生部VM1〜Vnは備えていない。
電圧変換部P0の出力電圧VOUT0は、電圧変換部P1をオンまたはオフさせるための制御信号として用いられる。また、電圧変換部P1の出力電圧VOUT1は、電圧変換部P2をオンまたはオフさせるための制御信号として用いられる。また、各電圧変換部P0〜P2には入力電圧VINが入力されている。
このような構成では、前述のような外部からの制御を必要としない場合に制御信号CTL0〜CTL2の代わりに出力電圧VOUT0,VOUT1を用いることにより、多出力電源装置2の構成をより簡素化することができる。
尚、多出力電源装置2においては、前述の制御信号CTL1,CTL2のような規定のレベルと極性とを有する信号ではなく、レベルや極性が個々に異なる出力電圧VOUT0,VOUT1が電圧変換部P1,P2に制御信号として与えられる。このため、負の出力電圧VOUTが入力される電圧変換部Pは、その出力電圧VOUTの極性を判定する回路を備える必要がある。また、各電圧変換部Pは、入力される出力電圧VOUTのレベルを一定に変換するレベル変換回路を備える必要がある。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について図12に基づいて説明すると、以下の通りである。尚、本実施形態において、実施形態1の構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
本発明のさらに他の実施形態について図12に基づいて説明すると、以下の通りである。尚、本実施形態において、実施形態1の構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る多出力電源装置3の構成を示すブロック図である。本実施形態では、多出力電源装置3が、電圧変換部P0、電圧変換部P1、電圧変換部P2の順で起動すると共に停止するものとして説明する。但し、多出力電源装置3は、電圧変換部P2が、電圧変換部P0,P1からの出力電圧VOUT0,VOUT1がともに規定電圧に達したときにオンまたはオフするように構成されている点が多出力電源装置1(図1)と異なる。
具体的には、制御信号発生部2は、図示はしないが、前述の分圧器VDnおよび比較器CMPn(図2)を出力電圧VOUT0,VOUT1について個々に有している。また、制御信号発生部2は、それぞれの比較器CMPnからの出力判定信号OJnと制御信号CTL0とに基づいて制御回路CTnから制御信号CTLnを出力する。
この構成では、電圧変換部P0,P1はこの順にオンまたはオフするが、電圧変換部P2は、出力電圧VOUT0,VOUT1がともに規定電圧に達したときにオンまたはオフする。これにより、複数の電源出力がオンまたはオフしたときに他の電源出力をオンまたはオフさせる用途に好適である。
尚、本実施形態を含む各実施形態では、3出力構成の多出力電源装置1〜3について説明したが、出力数は3に限定されず、2や4以上であってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の多出力電源装置は、電源出力の起動または停止の順序を満足しつつ最適な時間で出力を定格電圧にまで変化させることを簡素な構成で実現することができる。従って、本多出力電源装置は、小型化を図ることにより、電子機器、特に、携帯電話やPDAをはじめとする携帯用の小型機器等に用いられる、電源用のICもしくはIC内の電源回路として好適に利用できる。
1〜3 多出力電源装置
P0〜P2 電圧変換部(電圧出力部)
VM1,VM2,VMn 制御信号発生部
VOUT0〜VOUT2 出力電圧
CMPn 比較器
CTL0〜CTL2
CTn 制御回路(制御手段)
DVn 分圧器
INV インバータ
T トランジスタ
TC 時定数回路(電圧低下手段)
P0〜P2 電圧変換部(電圧出力部)
VM1,VM2,VMn 制御信号発生部
VOUT0〜VOUT2 出力電圧
CMPn 比較器
CTL0〜CTL2
CTn 制御回路(制御手段)
DVn 分圧器
INV インバータ
T トランジスタ
TC 時定数回路(電圧低下手段)
Claims (9)
- 入力電圧を基に所定の電圧を出力する複数の電圧出力部を備えた多出力電源装置において、
複数の電圧出力部の出力電圧のうちの1つと所定電圧とを比較して、比較される出力電圧が前記所定電圧に達したときに他の電圧出力部をオンさせるオン手段を備えていることを特徴とする多出力電源装置。 - 入力電圧を基に所定の電圧を出力する複数の電圧出力部を備えた多出力電源装置において、
複数の電圧出力部の出力電圧のうちの1つと所定電圧とを比較して、比較される出力電圧が前記所定電圧に達したときに他の電圧出力部をオフさせるオフ手段を備えていることを特徴とする多出力電源装置。 - 複数の前記オン手段または複数の前記オフ手段がすべて他の電源出力部をオンまたはオフさせる状態となったときに、他の電源出力部をオンまたはオフさせる制御手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の多出力電源装置。
- 前記オン手段または前記オフ手段は比較器であることを特徴とする請求項1または2に記載の多出力電源装置。
- 前記オン手段または前記オフ手段は、前記出力電圧が入力され、その閾値電圧が前記所定電圧に設定されているインバータであることを特徴とする請求項1または2に記載の多出力電源装置。
- 前記オン手段により所定電圧と比較される前記出力電圧が正電圧であり、前記オン手段によりオンされる前記電圧出力部の出力電圧が負電圧であることを特徴とする請求項1に記載の多出力電源装置。
- 前記オフ手段により所定電圧と比較される前記出力電圧が負電圧であり、前記オフ手段によりオフされる前記電圧出力部の出力電圧が正電圧であることを特徴とする請求項2に記載の多出力電源装置。
- 入力電圧を基に所定の電圧を出力する複数の電圧出力部を備えた多出力電源装置において、
各電圧出力部の出力電圧を強制的に低下させる電圧低下手段を各電圧出力部毎に備え、
各電圧出力部は同時にオフされると共に、各電圧低下手段の電圧低下速度が異なることを特徴とする多出力電源装置。 - 前記電圧低下手段は、各電圧出力部の出力端子とグランドとの間に接続されるトランジスタであり、
各電圧低下手段におけるトランジスタのオン抵抗が異なるように設定されていることを特徴とする請求項8に記載の多出力電源装置。
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