JP2006189209A - 冷却庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スターリング冷凍機の生成する冷熱を利用して、マイナス40℃以下の極低温と、マイナス18℃程度の通常の冷凍温度帯との2種類の冷凍室を形成でき、しかもその形成にあたり特別な仕掛けを必要としない冷却庫を提供する。
【解決手段】 冷却庫1はスターリング冷凍機50を冷熱源として庫内を冷却する。庫内には冷蔵室20と第1冷凍室30L及び第2冷凍室30Rが設けられている。スターリング冷凍機50の吸熱部52には二次冷媒循環回路70を介して低温側蒸発器72が接続されており、低温側蒸発器72の冷熱により生成された冷気は冷却ファン装置83により第1冷凍室30Lに直接吹き込まれる。第2冷凍室30Rは、仕切壁32を介して伝達される第1冷凍室30Lの冷熱により冷却される。
【選択図】 図2
【解決手段】 冷却庫1はスターリング冷凍機50を冷熱源として庫内を冷却する。庫内には冷蔵室20と第1冷凍室30L及び第2冷凍室30Rが設けられている。スターリング冷凍機50の吸熱部52には二次冷媒循環回路70を介して低温側蒸発器72が接続されており、低温側蒸発器72の冷熱により生成された冷気は冷却ファン装置83により第1冷凍室30Lに直接吹き込まれる。第2冷凍室30Rは、仕切壁32を介して伝達される第1冷凍室30Lの冷熱により冷却される。
【選択図】 図2
Description
本発明はスターリング冷凍機の吸熱部で発生した冷熱によって庫内の冷却を行う冷却庫に関する。「冷却庫」とは、食品その他の物品の温度を下げる装置全般を指す概念であり、「冷蔵庫」「冷凍庫」「冷凍冷蔵庫」「ショーケース」といった商品としての名称を問わない。
冷却庫の冷凍サイクルには特定フロン(CFC:chlorofluorocarbon)や代替フロン(HCFC:hydrochlorofluorocarbon、HFC:hydrofluorocarbon)が冷媒として使用されている。これらの冷媒のうちCFCとHCFCは大気中に放出されると程度の差こそあれオゾン層の破壊につながるので、その生産及び使用は国際的な規制の対象となっている。また、オゾン層を破壊しないHFCにも地球温暖化への寄与が大きいという問題がある。
そこで、冷媒としてオゾン破壊物質を使用しないスターリング冷凍機が脚光を浴びている。スターリング冷凍機ではヘリウム等の不活性ガスを作動媒体として使用し、外部動力によりピストンとディスプレーサを動作させて作動媒体の圧縮・膨張を繰り返し、放熱部(ウォームヘッド)の温度を高めるとともに吸熱部(コールドヘッド)の温度を下げる。そして放熱部で周囲環境に放熱を行い、吸熱部で庫内から吸熱を行うものである。
近年では冷却庫の断熱層として真空断熱材が多く用いられるようになっている。真空断熱材を用いた場合、熱の侵入が少ないので庫内温度をこれまでより低く保つことができる。このような断熱材にスターリング冷凍機を組み合わせると、従来では考えられなかった極低温を家庭用の冷却庫でも容易に得ることができるようになる。これもスターリング冷凍機が注目を集める理由である。
スターリング冷凍機の生成する冷熱で庫内冷却を行う冷却庫の例を特許文献1、2に見ることができる。特許文献2には放熱部の温熱を冷媒配管により冷却室の開口部に伝えてこの箇所に結露が生じるのを防ぎ、さらにはその温熱をドレンの蒸発促進や庫内冷却用熱交換器の除霜にも利用する構成が示されている。また特許文献3には、冷却通路を流れる冷気の冷熱を、その冷却通路を形成する部材より放出する冷蔵庫の構成が開示されている。
特開2002−221384号公報(第4頁−第5頁、図1−図2)
特開2004−20056号公報(第5頁−第12頁、図1−図7)
特開2001−66040号公報(第4頁−第6頁、[0031]、図1−図9)
スターリング冷凍機を使用すると、マイナス40℃以下の冷凍温度を得ることができる。このような低温で長期に冷凍保存すると、家庭用冷蔵庫の冷凍温度として一般的なマイナス18℃で冷凍保存する場合に比べ、食品の変質をはるかに低く抑えることができる。しかしながらすべての冷凍食品をそこまで低温にする必要もない。スーパーマーケットやコンビニエンスストアで購入してきた冷凍食品を、食卓に載せるまで1日か2日保存すれば良いのであれば、一般的なマイナス18℃の冷凍室があれば十分である。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、スターリング冷凍機の生成する冷熱を利用して、マイナス40℃以下の極低温と、マイナス18℃程度の通常の冷凍温度帯との2種類の冷凍室を形成でき、しかもその形成にあたり特別な仕掛けを必要としない冷却庫を提供することを目的とする。また、極低温の冷凍室につきまとう着霜の問題を解決できる冷却庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、スターリング冷凍機の吸熱部の冷熱により庫内の冷却を行う冷却庫において、庫内には上段に冷蔵室、下段に仕切壁を隔てて隣接する第1冷凍室と第2冷凍室を設け、前記第1冷凍室には前記スターリング冷凍機の吸熱部の冷熱により生成した冷気を直接吹き込む冷却ファン装置が設けられるとともに、前記第2冷凍室には、前記仕切壁を介して前記第1冷凍室の冷熱を伝達することを特徴としている。
この構成によると、第1冷凍室にあっては、スターリング冷凍機の吸熱部の冷熱により生成した冷気を直接吹き込むことにより、マイナス40℃以下の極低温を容易に得ることができる。他方第2冷凍室にあっては、冷気の吹き込みは行わず、隣の第1冷凍室から仕切壁を介して冷熱が伝達されることにより冷却が行われるのであるが、第1冷凍室の温度が極低温であるため、マイナス18℃程度の通常の冷凍温度に簡単に到達することができる。
また本発明は、上記構成の冷却庫において、前記仕切壁の前記第2冷凍室に面する側に、第2冷凍室の室内に開口する入口と出口を備えたダクトが設けられ、このダクトには前記入口から出口に向かう空気流を生成するファン装置が設けられていることを特徴としている。
この構成によると、仕切壁の壁面に沿って流れる気流を積極的に形成することにより、第1冷凍室の冷熱が仕切壁を介して気流に伝達されるのを助長し、第2冷凍室を迅速に冷却することができる。
また本発明は、上記構成の冷却庫において、前記スターリング冷凍機の吸熱部より冷熱を供給される冷却器が前記第1冷凍室の背面側に設置されるとともに、前記冷却器と前記冷蔵室とを結ぶ冷気戻りダクトが、前記第2冷凍室の背面側に設置されていることを特徴としている。
この構成によると、冷気戻りダクトと第2冷凍室との間の断熱材の厚さを薄くできる。
また本発明は、上記構成の冷却庫において、前記スターリング冷凍機の発生した温熱により前記第2冷凍室の冷え過ぎを防止する二次冷媒循環回路を備えることを特徴としている。
この構成によると、スターリング冷凍機の発生する温熱を利用して第2冷凍室の冷え過ぎを緩和できる。
前記二次冷媒循環回路に循環ポンプを設け、この循環ポンプを前記第2冷凍室に設けられた温度センサの検知結果に基づき制御することとすれば、第2冷凍室の温度を正確に目標値に一致させることができる。
また本発明は、上記構成の冷却庫において、前記冷却ファン装置のファン回転数が、第1冷凍室の扉開閉後所定時間は通常よりも高く保たれることを特徴としている。
第1冷凍室の中に水分が持ち込まれると、その水分はすぐに霜となって第1冷凍室の内部に付着する。本発明の構成によれば、第1冷凍室の扉が開いて外部から水分が持ち込まれたとき、冷却ファン装置が通常よりも多くの風を送り込み、昇華能力を高めるので、無着霜状態に早期に復帰できる。
前記冷却ファン装置の回転数が高く保たれる間、前記冷蔵室に冷気を送るダクトがダンパにより閉ざされることとすれば、第1冷凍室内の昇華能力を高める必要があるときは冷蔵室へ向かう冷気が止まり、第1冷凍室に冷気が集中するので、目的通り昇華能力を向上させることができる。
また、前記冷却ファン装置のファン回転数が高く保たれる間、前記冷蔵室に冷気を送る送風装置を停止することとすれば、第1冷凍室内の昇華能力を高める必要があるときは冷蔵室への冷気の分配が止まり、第1冷凍室に冷気が集中するので、目的通り昇華能力を向上させることができる。
また、前記第1冷凍室の扉に除霜ヒータを内蔵させ、第1冷凍室の扉開閉後所定時間この除霜ヒータに通電することとすれば、第1冷凍室の扉に付着する霜を確実に除去することができる。
また、外部の気温を測定する温度センサと外部の湿度を測定する湿度センサを設け、これら温度センサ及び湿度センサの測定結果に基づき前記所定時間の長さを調節することとすれば、着霜しやすい環境であるかどうかを考慮して制御パラメータを変化させ、無駄のない除霜動作を行うことができる。
本発明によると、第1冷凍室に対してはスターリング冷凍機の吸熱部の冷熱により生成した冷気を直接吹き込むことにより、マイナス40℃以下の極低温を容易に得ることができる。第1冷凍室に隣接する第2冷凍室に対しては冷気の吹き込みは行わず、第1冷凍室から仕切壁を介して冷熱が伝達されることにより冷却が行われるのであるが、第1冷凍室の温度が極低温であるため、マイナス18℃程度の通常の冷凍温度に冷却することができる。従って家庭用の冷却庫であってもマイナス40℃以下の極低温の冷凍室とマイナス18℃程度の通常の冷凍室とを安価に提供することができ、使用者は食品の種類あるいは保存目的に応じた冷凍保存を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図1−図7に基づき説明する。図1は冷却庫の垂直断面図、図2は扉を取り去った状態の冷却庫の正面略図、図3は冷却庫の水平断面図、図4は冷却サイクルの概略構成図、図5は二次冷媒の流れ方の説明図、図6は強制循環回路の配管経路を説明する斜視図、図7は動作タイミングチャートである。
冷却庫1は食品保存用であり、断熱筐体10が本体を構成する。断熱筐体10の内部は水平な仕切壁11によって上下2段に仕切られており、上段は冷蔵室及び解凍室、下段は冷凍室という設定になっている。冷凍室は垂直な仕切壁32により正面から見て左右に区分され、左側が第1冷凍室30L、右側が第2冷凍室30Rとなる。冷蔵室20及び解凍室25と、冷凍室30L、30Rは、共に正面(図1において左側)が食品を出し入れするための開口部となっており、この開口部を断熱扉21、31L、31Rが閉ざす。
冷蔵室20の内部には複数の棚板22が設けられている。冷蔵室20の最下部に隣接して断熱構造の解凍室25がある。解凍室25は、冷蔵室20と断熱扉21を共有する他、独自の断熱扉26も備えている。
第1冷凍室30Lと第2冷凍室30Rにも食品を区分して保持するための手段を設ける。その手段は棚板であってもよく、引き出し式の冷凍容器であってもよい。
断熱筐体10の背面部には機械室40が形成される。機械室40は板金製の部品を組み合わせて構成された直方体形状の構造物であり、背面側が開口している。この機械室40の中にスターリング冷凍機50が設置される。機械室40は冷蔵室20と第1冷凍室30L、第2冷凍室30Rとの間の高さに置かれている。
スターリング冷凍機50を設置した後、機械室40の背面側開口を蓋44で閉ざす。蓋44には、後述する高温側凝縮器を冷却する空気を取り入れるための通風口45と、後述する空冷ダクトの出口を接続するための開口47が形成されている。
スターリング冷凍機50の一部は放熱部51となり、ここに高温側蒸発器61が取り付けられる(図2参照)。放熱部51と高温側蒸発器61は互いの間で熱を授受する状態、すなわち熱接続された状態にある。高温側蒸発器61には2系統の二次冷媒循環回路が接続される。
高温側の第1の二次冷媒循環回路は、スターリング冷凍機50の上に設置された高温側凝縮器62と高温側蒸発器61とを二次冷媒配管で接続して構成されるサーモサイフォン循環回路60である。高温側の第2の二次冷媒循環回路は、断熱筐体10の外壁内に配設された二次冷媒配管からなる強制循環回路110である。サーモサイフォン循環回路60と強制循環回路110は並列関係にある。これらサーモサイフォン循環回路60と強制循環回路110には水(水溶液を含む)あるいは炭化水素系の冷媒を密封する。
高温側蒸発器61は中空リングを二つに割って合わせた形状であり、半割のリングのそれぞれの内部は互いに独立した蒸発室61aとなっている(図5参照)。このような形状にするのは次の理由による。すなわち高温側蒸発器61が単一リングの形状であると、スターリング冷凍機50の放熱部51にしっかり接触させるためには、形状を厳しく管理して嵌め合い精度を確保することが必要になる。この点本実施形態のように高温側蒸発器61を中空リングを半割にした形状にしておけば、半割リング間にスターリング冷凍機50の放熱部51を挟んで締め付けるときの締付圧を調節することにより、接触圧のコントロールが可能なので、形状誤差により接触圧が不十分となり、放熱部51との間の熱伝達率が低下するといった事態に陥ることが少ない。リングをさらに多くのブロックに分割しても同じことが言える。
高温側凝縮器62は、銅や銅合金、アルミなど熱伝導の良い金属からなるパイプを折り曲げ、これに同じく熱伝導の良い金属からなる多数の放熱フィン63を取り付けた構造である。
図5に見られるように、高温側蒸発器61の2個の蒸発室61aからはそれぞれサーモサイフォン循環回路60の往路側二次冷媒配管64が導出される。2本の往路側二次冷媒配管64は高温側蒸発器61の外で合流し、1本のパイプとなって高温側凝縮器62に接続される。高温側凝縮器62からは復路側二次冷媒配管65が戻ってくるが、この復路側二次冷媒配管65も高温側蒸発器61の手前で分岐して2本のパイプとなり、そのパイプが1本ずつ蒸発室61aに接続される。
同様に強制循環回路110も2個の蒸発室61aからそれぞれ導出された後に合流し、また戻ってきたときは高温側蒸発器61の手前で分岐して2本のパイプとなり、そのパイプが1本ずつ蒸発室61aに接続される構成になっている。なお強制循環回路110の構成は後で詳しく説明する。
スターリング冷凍機50には、冷熱を外部に伝える吸熱部52が放熱部51と対をなす形で設けられる。この吸熱部52に低温側凝縮器71が取り付けられる(図4参照)。吸熱部52と低温側凝縮器71は互いの間で熱を授受する状態、すなわち熱接続された状態にある。
第1冷凍室30L及び第2冷凍室30Rの奥には庫内を冷却する冷却器としての役割を果たす低温側蒸発器72が配置される。低温側凝縮器71と低温側蒸発器72とは二次冷媒配管で接続され、低温側の二次冷媒循環回路70を構成する。二次冷媒循環回路70にはCO2などの自然冷媒を封入する。低温側凝縮器71は単一の中空リング形状であり、内部は凝縮室71aとなっている(図5参照)。なお低温側蒸発器72は、図2、3に見られるように第1冷凍室30L側に偏倚していて、正面から見ると大半が第1冷凍室30Lに重なり、第2冷凍室30Rには少ししか重ならない。
低温側蒸発器72も、高温側凝縮器62と同様、銅や銅合金、アルミなど熱伝導の良い金属からなるパイプを折り曲げ、これに、同じく熱伝導の良い金属からなる多数の放熱フィン73を取り付けた構造である。
断熱筐体10の内部には、背面側の内壁に沿って垂直方向に延びる冷却ダクト80、81が設けられる。冷却ダクト80は第1冷凍室30L及び第2冷凍室30Rの途中までの高さで終わり、冷却ダクト81はそれに連続する形で冷蔵室20の天井まで延びる。
冷却ダクト80の下端には冷凍室30から庫内空気を吸い込む吸気口82が設けられる。吸気口82の上方には低温側蒸発器72が設置され、さらにその上方には、第1冷凍室30Lに冷気を直接吹き込む冷却ファン装置83が設けられる。冷却ダクト81には冷却ダクト80から冷気を送り込む冷却ファン装置及び冷気の流れを任意に遮断できるダンパ(いずれも図示せず)が設けられている。
解凍室25は、冷凍食品の解凍に用いられるだけでなく、冷蔵室や冷凍室にも切換え使用可能である。このため解凍室25は、ダンパ86(図1参照)を介して冷却ダクト81に連通しており、冷蔵室として使用するときは冷蔵温度を得るのに必要な量の冷気を冷却ダクト81から取り入れ、冷凍室として使用するときは冷凍温度を得るのに必要な量の冷気を冷却ダクト81から取り入れる仕組みになっている。
断熱筐体10の内部には、冷蔵室20及び解凍室25から空気を回収する冷気戻りダクト85も設けられている。冷気戻りダクト85は低温側蒸発器72と冷蔵室20とを結ぶものであり、冷却ダクト80の右側、正面から見ると第2冷凍室30Rの背面側に設置される。冷蔵室20及び解凍室25から回収された空気は冷気戻りダクト85から冷却ダクト80の中に入り、低温側蒸発器72の下側に供給されるものである。冷気戻りダクト85は第2冷凍室30Rの内壁に密着する形で延び、第2冷凍室30Rの空気との間で冷熱の授受を行う。
スターリング冷凍機50を運転すると、放熱部51は高温となり、吸熱部52は低温となる。放熱部51の熱は外部に放熱すべき廃熱であるが、これはサーモサイフォン循環回路60の二次冷媒に吸収された後、高温側凝縮器62に伝えられる。吸熱部52の冷熱は二次冷媒循環回路70を介して低温側蒸発器72に伝えられる。
ここで冷却ファン装置83を運転すると、冷却ダクト80の下端の吸気口82から第1冷凍室30Lの中の空気が吸い込まれ、低温側蒸発器72を通過する。また冷気戻りダクト85を通じ、冷蔵室20及び解凍室25の中の空気が冷却ダクト80に吸い込まれ、低温側蒸発器72を通過する。低温側蒸発器72を通過する空気は冷却されて冷気となる。
冷気は冷却ファン装置83により第1冷凍室30Lに直接吹き込まれ、第1冷凍室30Lを冷却する。冷気の一部は前述の図示しない冷却ファンとダンパを通じて冷却ダクト81に送り込まれ、さらに冷却ダクト81に設けられた吹出口84を通じて冷蔵室20に吹き込まれ、冷蔵室20を冷却する。ダンパ86が開いていれば解凍室25にも冷気が送り込まれる。このようにして冷蔵室20、解凍室25、及び冷凍室30にはそれぞれ所定量の冷気が送り込まれ(または送り込まれず)、冷蔵室20、解凍室25、及び冷凍室30はそれぞれ所定の温度に冷却される。断熱筐体10の背面上部に設置された制御部15が上記の運転制御を司る。
高温側のサーモサイフォン循環回路60は自然循環のみで十分に循環が成立するが、低温側の二次冷媒循環回路70は自然循環だけでは必要な循環を得られないことがある。そのような場合には二次冷媒循環回路70に循環ポンプを配置し、強制循環を行う。
スターリング冷凍機50の運転効率を向上させるためには高温側凝縮器62からの凝縮熱の放出を効率良く行う必要がある。この目的のため、空冷ダクト90が高温側凝縮器62に組み合わせられる。空冷ダクト90は通風路の断面が矩形となった合成樹脂成型品であり、その入口部は高温側凝縮器62の上面にあてがわれ、出口部は蓋44の開口47にあてがわれる。側面から見ると、空冷ダクト90は入口部から出口部まで、水平に対し45゜の角度をなして斜め上方に延びる形になっている。
空冷ダクト90の中には高温側凝縮器62を強制空冷するための送風機91を挿入する。送風機91はプロペラファンを2個、図1の奥行き方向に並べたものであり、送風方向は空冷ダクト90の軸線に一致する。送風機91は空冷ダクト90の出口部から出し入れ可能であり、空冷ダクト90の内面からダクト軸線と直交する形で突出する取付突部93に図示しないビスで固定される。
送風機91を運転すると、蓋44の通風口45から外部の空気が吸い込まれる。機械室40に入った空気は高温側凝縮器62を通り、高温側凝縮器62が放出する凝縮熱を奪う。熱を奪った空気は空冷ダクト90に吸い込まれ、さらに送風機91に吸い込まれ、そこから機外へと斜め上方に向けて排出される。
機械室40の蓋44は単なる平板ではなく、中央が背面側に突き出し、その四周は斜面となった形状を有している。これらの斜面部のうち、斜め上を向いた斜面部に空冷ダクト90の出口が開口する。このため、空冷ダクト90の出口と冷却庫1を設置した部屋の壁面との間に一定以上の隙間が生じ、空気がスムーズに流れる。高温側凝縮器62を空冷するためには大量の空気が必要であるが、その空気の排出経路がこのように確保されることにより、スターリング冷凍機50を常に効率良く運転することができる。
放熱部51の放熱する廃熱は冷蔵室20、第1冷凍室30L、及び第2冷凍室30Rの開口部の結露防止にも利用される。これを実現するのが断熱筐体10の外壁内に配設された強制循環回路110である。強制循環回路110の両端は、高温側蒸発器61に接続する入口部110a及び出口部110bとなる。入口部110a及び出口部110bはいずれも、高温側蒸発器61の2個の蒸発室61aから1本ずつ導出された2本のパイプにより構成される。なお図示実施形態では復路側二次冷媒配管65が出口部110bに兼用されている。
入口部110aを構成する2本のパイプは蒸発室61aを出てほどなく合流し、1本の強制循環回路110を構成する。1本化された強制循環回路110は断熱筐体10の底部近くに配置された循環ポンプ111(図6参照)に接続される。循環ポンプ111は強制循環回路110内に二次冷媒を強制循環させるためのものである。
ポンプ111を出た強制循環配管110は、第1冷凍室30L及び第2冷凍室30Rの開口部下縁を通った後、断熱筐体10の奥の分岐点112に到る。分岐点112以降、強制循環配管110は2通りの経路に分かれる。すなわち第1配管部110cと第2配管部110dである。第1配管部110cはスターリング冷凍機50よりも低い部位、具体的には第1冷凍室30L及び第2冷凍室30Rの開口部の左縁及び上縁と、冷蔵室20の開口部の下縁を主たる配管領域とする。第2配管部110dはスターリング冷凍機50よりも高い部位、具体的には冷蔵室20の開口部の右縁、上縁、及び左縁を主たる配管領域とする。
第1配管部110cは、分岐点112を出た後、断熱筐体10の背面側壁内を左に進む。左側壁に達した後、向きを変え、前面方向に進む。第1冷凍室30Lの開口部に到ったところで上方に向きを変え、仕切壁11まで進む。仕切壁11に到ったところで右に向きを変え、仕切壁11の前縁を右に進む。仕切壁11の右端に到ったところで左に折り返し、今来たルートの上を左に進む。仕切壁11の左端に戻ったら向きを変えて上方に進む。少し上昇したところで背面側に向きを変え、冷蔵室20の左側壁内を背面方向に進む。それから機械室40に入る。
第2配管部110dは、分岐点112を出た後、断熱筐体10の右側壁内を前面方向に進む。第2冷凍室30Rの開口部に到ったところで上方に向きを変え、この開口部の右縁を少し上昇する。それから奥の方に向きを変え、第2冷凍室30Rの右側壁内に設けられた補助放熱器66に接続する。補助放熱器66は、高温側凝縮器62と同様、銅や銅合金、アルミなど熱伝導の良い金属からなるパイプを折り曲げ、これに同じく熱伝導の良い金属からなる多数の放熱フィン63を取り付けた構造である。補助放熱器66を出た第2配管部110dは第2冷凍室30Rの開口部の右縁に戻り、冷蔵室20の天井部の壁まで上昇する。そこで向きを変え、冷蔵室20の開口部の上縁を左に進む。冷蔵室20の左側壁に到ったら向きを変え、下方に進む。第1配管部110cに近づいたら向きを変え、冷蔵室20の左側壁内を背面方向に進む。それから機械室40に入る。
第1配管部110cと第2配管部110dは機械室40に入った後に合流し、1本の強制循環配管110となる。合流後の強制循環配管110は出口部110bで再び分岐し、2本のパイプとなって2個の蒸発室61aに接続する。このようにして、高温側蒸発器61を出発して冷却庫1の加温対象箇所を一巡し、高温側蒸発器61に帰還する強制循環回路110が完成する。
制御部15は、スターリング冷凍機50の運転中、常時、あるいは所定のタイミングで循環ポンプ111を駆動する。循環ポンプ111が駆動されるとスターリング冷凍機50の廃熱を吸収した二次冷媒が強制循環回路110の中を流れ、配管領域の筐体外壁を加熱して結露を防止する。
強制循環回路110は、冷却庫1の外壁の内面に対し要所に緩衝材113を介在させる状態で保持される。緩衝材113は図1に示すように強制循環回路110をぐるりと取り巻いており、強制循環回路110がどのように位置ずれしても、強制循環回路110が断熱筐体10の外壁の内面に直接接触することのないようになっている。
このようにしておけば、万一強制循環回路110が振動したとしても、その振動は冷却庫1の断熱筐体10には伝わらず、断熱筐体10によって振動や騒音が増幅されることがない。緩衝材113は振動吸収と熱伝導を両立させる必要があるので、それを満たす材質及び形状のものを選択する。
冷却庫1の運転を続けていると、庫内の空気中の水分が霜となって低温側蒸発器72に付着する。霜は低温側蒸発器72の熱交換効率を低下させるので、制御部15は適宜のタイミングで霜取りヒータ(図示せず)に通電し、低温側蒸発器72の除霜を行う。霜が溶けた除霜水は冷却ダクト80の底部の除霜水受け120に受けられ、そこから排水管121を通じて庫外に排水される。
断熱筐体10の底壁の下には排水管121から滴下する除霜水を貯留する除霜水貯留容器130が設置される。除霜水貯留容器130は浅皿状であり、冷却庫1の前面側から引き出して中に溜まった除霜水を捨てることができる。
強制循環回路110の一部は除霜水貯留容器130の下に配管されている。強制循環回路110の中の二次冷媒が運んでくる温熱により除霜水貯留容器130に溜まった除霜水は加熱され、温度上昇する。このため、除霜水の蒸発が促進され、除霜水を捨てる手間を減らすことができる。
さて、低温側蒸発器72を通過する空気はマイナス40℃以下の冷気となる。この冷気が大量に吹き込まれる第1冷凍室30Lはマイナス40℃以下の極低温となる。第1冷凍室30Lの極低温の冷熱は仕切壁32を介して第2冷凍室30Rに伝達される。仕切壁32の熱伝達率を適切に設定することにより、第2冷凍室30Rの冷凍温度は、冷気の吹き込みなしで、通常の冷凍温度帯であるマイナス18℃程度に簡単に到達する。
第2冷凍室30Rの中の空気に冷熱を効率良く伝えるため、仕切壁32の第2冷凍室30Rに面する側にダクト33を設ける。ダクト33は仕切壁32に沿って垂直方向に延び、その下端近くには第2冷凍室30Rの室内に開口する入口34が、上端近くには同じく第2冷凍室30Rの室内に開口する出口35が、それぞれ形成されている。出口35には斜め上を向くファン装置36が設けられている。
ファン装置36を運転すると、第2冷凍室30Rの中の空気が入口34からダクト33に吸い込まれる。ダクト33に入った空気は出口35に向かって上昇し、その過程で第1冷凍室30Lの冷熱が仕切壁32を介して空気に伝達される。十分に冷えた空気はファン装置36によって斜め上方に吹き出され、第2冷凍室30Rの中に大きな空気の渦を形成する。これによって第2冷凍室30Rの中の空気は攪拌され、温度分布の均一な冷気になる。
このように、ファン装置36が仕切壁32の壁面に沿って流れる気流を積極的に形成することにより、第1冷凍室30Lの冷熱が仕切壁32を介して気流に伝達されるのが助長され、第2冷凍室30Rを迅速に冷却することができる。
第2冷凍室30Rの温度は、環境温度が低い時や内部に入れられた食品の量が少ないときなど、目標とするマイナス18℃より温度が下がってしまうことがある。第2冷凍室30Rの冷え過ぎを防止するため、次のような温度調整手段が設けられている。
第1の温度調整手段は、第2冷凍室30R内の空気と冷熱の授受を行うように配置された冷気戻りダクト85である。第2冷凍室30R内の空気は冷気戻りダクト85を通る空気に冷熱を伝え、冷気戻りダクト85を通る空気は第2冷凍室30R内の空気に温熱を与える。このように、第2冷凍室30Rよりも温度の高い冷蔵室20からの戻り空気から温熱を取り出して、第2冷凍室30Rの冷え過ぎを防止できる。冷気戻りダクト85と第2冷凍室30Rとの間の断熱材は厚さを薄くして熱伝導の向上を図るのがよい。
第2の温度調整手段は、第2冷凍室30Rの右側壁の中に配置した補助放熱器66である。スターリング冷凍機50の発生した温熱が強制循環回路110を通じて補助放熱器66に伝えられ、補助放熱器66が第2冷凍室30Rの中の空気に温熱を伝えることにより、第2冷凍室30Rの冷え過ぎは防止される。
第2冷凍室30Rには、室内温度を計測するための温度センサ16が設けられている(図3参照)。制御部15は温度センサ16の温度測定結果に基づき循環ポンプ111を制御する。すなわち温度センサ16の温度測定結果が第2冷凍室30Rの冷え過ぎを示しているときには、循環ポンプ111が停止していれば運転を開始する、運転中であれば回転数を上げるなどして、補助放熱器66を通じ十分な温熱が第2冷凍室30Rに与えられるようにする。これにより、第2冷凍室30Rの温度を正確に目標値に一致させることができる。
前述のように第1冷凍室30Lの内部温度はマイナス40℃以下の極低温であるため、第1冷凍室30Lの中に水分が持ち込まれると、その水分はすぐに霜となって第1冷凍室30Lの内部に付着する。霜が厚く付着すると除去に困るので、そうならないうちに除去するか、あるいは霜の付着そのものを予防する必要がある。そのため、次のような対策が施される。
第1の対策として、制御部15は、第1冷凍室30Lに冷気を吹き込む冷却ファン装置83のファン回転数を、第1冷凍室30Lの扉開閉後所定時間は通常よりも高く保つ。すなわち図7に見られるように、第1冷凍室30Lの断熱扉31Lが開いている間は冷却ファン装置83は停止しているが、断熱扉31Lが閉じると、通常の回転数(中速「M」)よりも高い回転数(高速「H」)で所定時間Tの間保たれる。
断熱扉31Lが開いたということは、庫外の空気が第1冷凍室30Lに入り込んだ、あるいは冷凍すべき食品が第1冷凍室30Lに入れられたということであり、いずれにしても第1冷凍室30Lに新たな水分が持ち込まれたということを意味する。第1冷凍室30Lに持ち込まれたすぐに霜となって第1冷凍室の内部に付着する。しかしながら断熱扉31Lが閉じた後、冷却ファン装置83が高速回転して第1冷凍室30Lに通常よりも多くの風を吹き込み、昇華能力を高めるので、無着霜状態に早期に復帰できる。
第2の対策として、制御部15は、冷却ファン装置83の回転数を高く保つ間、冷却ダクト81に設けられた図示しないダンパを閉ざす。ダンパを遮断する時間は図7の時間Tである。これにより、第1冷凍室30L内の昇華能力を高める必要があるときは冷蔵室20へ向かう冷気が止まり、第1冷凍室30Lに冷気が集中するので、目的通り昇華能力を向上させることができる。
第3の対策として、制御部15は、冷却ファン装置83の回転数を高く保つ間、冷蔵室20に冷気を送る図示しない冷却ファン装置を停止する。冷却ファン装置の停止時間は図7の時間Tである。これにより、第1冷凍室内の昇華能力を高める必要があるときは冷蔵室20への冷気の分配が止まり、第1冷凍室30Lに冷気が集中するので、目的通り昇華能力を向上させることができる。
第4の対策として、断熱扉31Lに除霜ヒータ17を内蔵させる。除霜ヒータ17は第2冷凍室30Lに面する箇所を取り囲むように配置されている。制御部15は、断熱扉31Lの扉開閉後一定期間、除霜ヒータ17に通電する。通電時間は図7の時間Tである。これにより、断熱扉31Lに付着する霜を確実に除去することができる。
第5の対策として、庫外の気温を測定する温度センサ18と外部の湿度を測定する湿度センサ19を断熱筐体10の外側に設ける。実施形態では、温度センサ18と湿度センサ19はいずれも断熱筐体10の背面に配置されている。制御部15は、温度センサ18及び湿度センサ19の測定結果に基づき図7の時間Tの長さを調節する。具体的には、温度または湿度が高いときにはTを長くする。このように着霜しやすい環境であるかどうかを考慮して制御パラメータを変化させることにより、無駄のない除霜動作を行うことができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は家庭用又は業務用の冷却庫に広く利用可能である。
1 冷却庫
10 断熱筐体
11 仕切壁
15 制御部
16 温度センサ
17 除霜ヒータ
18 温度センサ
19 湿度センサ
20 冷蔵室
30L 第1冷凍室
30R 第2冷凍室
32 仕切壁
33 ダクト
34 入口
35 出口
36 ファン装置
40 機械室
50 スターリング冷凍機
51 放熱部
52 吸熱部
60 サーモサイフォン循環回路
61 高温側蒸発器
62 高温側凝縮器
66 補助放熱器
70 二次冷媒循環回路
71 低温側凝縮器
72 低温側蒸発器
80 冷却ダクト
83 冷却ファン装置
110 強制循環回路
111 循環ポンプ
10 断熱筐体
11 仕切壁
15 制御部
16 温度センサ
17 除霜ヒータ
18 温度センサ
19 湿度センサ
20 冷蔵室
30L 第1冷凍室
30R 第2冷凍室
32 仕切壁
33 ダクト
34 入口
35 出口
36 ファン装置
40 機械室
50 スターリング冷凍機
51 放熱部
52 吸熱部
60 サーモサイフォン循環回路
61 高温側蒸発器
62 高温側凝縮器
66 補助放熱器
70 二次冷媒循環回路
71 低温側凝縮器
72 低温側蒸発器
80 冷却ダクト
83 冷却ファン装置
110 強制循環回路
111 循環ポンプ
Claims (5)
- スターリング冷凍機の吸熱部の冷熱により庫内の冷却を行う冷却庫において、
庫内には上段に冷蔵室、下段に仕切壁を隔てて隣接する第1冷凍室と第2冷凍室を設け、前記第1冷凍室には前記スターリング冷凍機の吸熱部の冷熱により生成した冷気を直接吹き込む冷却ファン装置が設けられるとともに、前記第2冷凍室には、前記仕切壁を介して前記第1冷凍室の冷熱を伝達することを特徴とする冷却庫。 - 前記仕切壁の前記第2冷凍室に面する側に、第2冷凍室の室内に開口する入口と出口を備えたダクトが設けられ、このダクトには前記入口から出口に向かう空気流を生成するファン装置が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷却庫。
- 前記スターリング冷凍機の吸熱部より冷熱を供給される冷却器が前記第1冷凍室の背面側に設置されるとともに、前記冷却器と前記冷蔵室とを結ぶ冷気戻りダクトが、前記第2冷凍室の背面側に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却庫。
- 前記スターリング冷凍機の発生した温熱により前記第2冷凍室の冷え過ぎを防止する二次冷媒循環回路を備えることを特徴とする請求項1に記載の冷却庫。
- 前記冷却ファン装置のファン回転数が、第1冷凍室の扉開閉後所定時間は通常よりも高く保たれることを特徴とする請求項1に記載の冷却庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002176A JP2006189209A (ja) | 2005-01-07 | 2005-01-07 | 冷却庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002176A JP2006189209A (ja) | 2005-01-07 | 2005-01-07 | 冷却庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005002176A Pending JP2006189209A (ja) | 2005-01-07 | 2005-01-07 | 冷却庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006189209A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174722A (ja) * | 2008-01-21 | 2009-08-06 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 冷却貯蔵庫 |
JP2010249428A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
JP2011064412A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Toshiba Corp | 冷蔵庫 |
JP2013064601A (ja) * | 2009-03-27 | 2013-04-11 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
-
2005
- 2005-01-07 JP JP2005002176A patent/JP2006189209A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8991203B2 (en) | 2009-03-27 | 2015-03-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Electrostatic atomizing apparatus, appliance, air conditioner, and refrigerator |
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JP2011064412A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Toshiba Corp | 冷蔵庫 |
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